JP2921521B1 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2921521B1
JP2921521B1 JP10024300A JP2430098A JP2921521B1 JP 2921521 B1 JP2921521 B1 JP 2921521B1 JP 10024300 A JP10024300 A JP 10024300A JP 2430098 A JP2430098 A JP 2430098A JP 2921521 B1 JP2921521 B1 JP 2921521B1
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Abstract

【要約】 【課題】 互いに平行に対向配置した一対の搬送枠に亘
って被搬送体を支持して搬送する搬送装置において、両
搬送枠の間隔変更調節を容易に行えるようにするととも
に、構造簡単で安価に製作できるようにする。 【解決手段】 位置固定の基準搬送枠4と、これに対し
て接離反移動可能な可動搬送枠5との間に押し出し装置
6を移動可能に配置し、可動搬送枠5の移動に対してそ
の移動量を2分の1に縮小して押し出し装置6に伝達す
るよう、動滑車を利用したワイヤ巻き掛け式の変位縮小
伝達手段を備え、可動搬送枠5を基準搬送枠4に対して
接近させる方向に重錘で付勢するとともに、両搬送枠
4,5の接近を当接規制する複数種類の間隔規制部材3
1を択一的に選択して両搬送枠4,5間に係合装着可能
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リフロー
炉においてハンダ付け処理されて搬出されてきたプリン
ト基板を順次搬送してローダーに棚差し収容する際など
に利用する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、プリント基板を搬送するための
従来の搬送装置の概略平面図が示されている。この搬送
装置は、互いに平行に対向配置した一対の搬送枠51,
52の夫々にベルト式の搬送機構53を備え、両搬送枠
の搬送機構51,52に亘ってプリント基板(被搬送
体)Bを載置して図中右方に水平搬送するとともに、両
搬送枠51,52の中央位置に、搬送終端に到達したプ
リント基板Bを押し出して図外右方に配備された棚差し
収容型のローダーに挿入する押し出し装置54を配備し
たものである。
【0003】この種の搬送装置においては、横幅寸法の
異なった各種のプリント基板Bを取り扱うことができる
ように、両搬送枠51,52の間隔を変更調節可能に構
成している。この場合、一方の搬送枠51を固定配備
し、この搬送枠51を基準にして他方の搬送枠52を平
行移動させるようにしている。また、押し出し装置54
はプリント基板Bの幅方向の中央部位に作用させること
が望ましく、両搬送枠51,52の間隔変更に伴って押
し出し装置54をも変位させて、常に押し出し装置54
が両搬送枠51,52の間の中央に位置するよう構成し
ている。
【0004】ここで、従来装置では、搬送枠51,52
の間隔を変更させるとともに押し出し装置54を変位さ
せる手段として以下のようなネジ送り機構が採用されて
いる。つまり、両搬送枠51,52および押し出し装置
54は夫々前後一対のガイド軸55に外嵌装着され、基
準となる一方の搬送枠51がガイド軸55に対して固定
されるとともに、他方の搬送枠52をおよび押し出し装
置54がガイド軸55に沿って平行にスライド移動可能
に支持される。
【0005】また、スライド移動可能な搬送枠52は前
後一対の送りネジ軸56に雌ネジ部57を介して螺合支
持されるとともに、押し出し装置54も別の送りネジ軸
58に雌ネジ部59を介して螺合支持されている。そし
て、押し出し装置移動用の送りネジ58に対して搬送枠
移動用の前後の送りネジ軸56がネジ歯付きベルト60
を介して2倍の変速比で増速連動されている。
【0006】これによると、ハンドル61を手動で回転
操作して送りネジ58を回転操作することで押し出し装
置54がねじ送りされる。また、前後の送りネジ軸56
が2倍に増速されて押し出し装置移動用の送りネジ58
と同方向に回転され、これによって搬送枠52が押し出
し装置54と同方向へ、押し出し装置54の移動距離M
の2倍の移動距離で移動する。つまり、両搬送枠51,
52の間隔が変更調節されても常に押し出し装置54が
両搬送枠51,52の間の中央に位置するよう構成され
ているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来手段において
は、この種搬送装置に要求される所期の機能を十分満足
することができるのであるが、多くのネジ送り機構と、
前後のネジ送りを同調させ、かつ、増速作動させるため
の伝動装置が必要となり、全体的に構造が複雑で部品点
数が多く、コスト高につくものであった。また、間隔調
節に際して、間隔設定用のゲージを見ながら送りネジ軸
を回転操作する必要があり、取扱いに手数がかかるもの
となっていた。
【0008】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、両搬送枠の間隔変更を、ネジ軸の回転
操作を行うことなく、簡単容易に行えるとともに、構造
簡単かつ安価に製作できる搬送装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の搬
送装置は、互いに平行に対向配置され少なくとも一方を
可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対して接
近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の間に
おいて被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前記可
動搬送枠の移動方向に移動可能に配設された押し出し装
置とを備えた搬送装置において、前記可動搬送枠を前記
基準搬送枠に対して接近させる方向に付勢する付勢手段
と、前記付勢手段の付勢力に抗して前記両搬送枠間の間
隔を規制する間隔規制部材と、前記可動搬送枠の移動に
対してその移動量を所定の比率で縮小して前記押し出し
装置に伝達する変位縮小伝達手段と、を具備し、前記間
隔規制部材は、搬送される被搬送体に対応して選択され
て当該両搬送枠間に亘って装着されるものである。
【0010】請求項2に係る発明の搬送装置は、請求項
1に係る発明において、前記間隔規制部材は、複数種類
の間隔規制部材の中から択一的に選択されて前記両搬送
枠間に装着されるものである。
【0011】請求項3に係る発明の搬送装置は、請求項
1または2に係る発明において、前記変位縮小伝達手段
は、動滑車を利用した巻き掛け機構で構成されるととも
に、前記可動搬送枠の移動に対してその移動量を2分の
1に縮小して前記押し出し装置に伝達するものである。
【0012】請求項4に係る発明の搬送装置は、請求項
1ないし3いずれかに係る発明において、前記間隔規制
部材を棒材で構成するとともに、両搬送枠にはこの間隔
規制部材の両端部を係入装着する凹部を設けている。
【0013】請求項5に係る発明の搬送装置は、請求項
1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記付勢
手段は、重錘の重量によって付勢するものである。
【0014】
【作用】請求項1の構成によると、可動搬送枠を接近あ
るいは離反移動させて被搬送体に対応する間隔規制部材
を、両搬送枠に亘って装着することで、両搬送枠の間隔
を搬送する被搬送体に好適な大きさにすることができ
る。しかも、可動搬送枠を移動させると、これに連動し
て押し出し装置も可動搬送枠の移動方向と同方向に、可
動搬送枠の移動量を所定の比率で縮小した移動量だけ移
動することになり、その結果、押し出し装置は常に両搬
送枠間の所定の位置となる。
【0015】請求項2の構成によると、寸法の異なる複
数種の間隔規制部材を準備しておき、両搬送枠間に装着
する間隔規制部材を交換することで、異なった寸法の被
搬送体に容易に対応することができる。
【0016】請求項3の構成によると、動滑車を用いた
巻き掛け機構においては、動滑車に巻回したワイヤなど
の索条の一端を固定して他端を引き動かすと、動滑車は
索条の移動量の2分の1だけ移動することになり、押し
出し装置に動滑車を取り付けるとともに、これに巻回し
た索条の一端を装置固定部に連結し、可動搬送枠に索条
の他端を連結すると、可動搬送枠の移動に連動して押し
出し装置を可動搬送枠の移動方向と同方向に、可動搬送
枠の移動量の2分の1だけ移動させることが可能とな
り、押し出し装置を、常に両搬送枠間の中央に位置させ
ることができる。
【0017】請求項4の構成によると、長さの異なる棒
材からなる間隔規制部材を各種準備しておき、被搬送体
に対応した長さの間隔規制部材を選択して、その両端を
両搬送枠の各凹部に係合するだけで、その被搬送体に好
適な搬送枠間隔が得られることになる。
【0018】請求項5の構成によると、搬送枠の間隔を
広げる操作を行う場合には、可動搬送枠を付勢力に抗し
て移動させることになるが、重力付勢によると、可動搬
送枠の位置に関係なく付勢力が一定している。従って、
バネなどで付勢する場合のように、可動搬送枠の位置に
よって付勢力が変化するようなことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハンダ付け処理さ
れたプリント基板の搬送に利用した場合の実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明に係る搬送装置の縦断側面
図、図2は押し出し作動状態を示す側面図、図3は搬送
装置の全体を示す平面図、図4は搬送装置の斜視図であ
る。
【0021】図1に示すように、各種電子部品が搭載さ
れたプリント基板(被搬送体)Bは、リフロー炉1にお
いて水平搬送されながらハンダ付け処理が施され、処理
済みのプリント基板Bは搬出コンベア2によって送り出
される。リフロー炉1の出口には本発明に係る搬送装置
Aが配備されており、搬出コンベア2から搬送装置Aに
移載されたプリント基板Bは図中右方に水平搬送され、
その終端部に配備されたローダー3に棚差し状に積層収
容されてゆく。
【0022】図3に示すように、この搬送装置Aは、互
いに平行に対向配置された左右一対の搬送枠4,5と、
両搬送枠4,5の間に配備された押し出し装置6とから
構成され、夫々は装置台7の上部に後述のように支持さ
れている。
【0023】両搬送枠4,5の対向する内面側には、モ
ータ8によって駆動されるベルト9を搬送枠全長に沿っ
て巻回してなる搬送機構10がそれぞれ装備されてお
り、プリント基板Bは、左右搬送機構10のベルト9に
亘って載置されるとともに、各搬送枠4,5のガイド面
,5に左右から案内されて水平搬送される。
【0024】押し出し装置6は、搬送方向と平行に配備
されたロッドレスシリンダ11と、その上面に沿って水
平に往復移動される可動体12と、この可動体12に上
下動可能に装備されたプッシャー13とで構成されてい
る。図6に示すように、可動体12の上面には、支点x
回りに上下揺動可能な揺動アーム14が搬送下手側に向
けて片持ち状に枢着され、その先端にブロック状のプッ
シャー13が取り付けられている。可動体12の前端部
から立設された壁板15と揺動アーム14のボス部16
とに亘ってバネ17が装着され、揺動アーム14が上方
に揺動付勢されるとともに、壁板15にねじ込み装着し
たストッパー18にボス部16が当接することで、揺動
アーム14の上方揺動限界が規制され、この規制状態で
プッシャー13がプリント基板Bの移動軌跡中に位置す
るよう調整されている。
【0025】図1に示すように、押し出し装置6のプッ
シャー13は、両搬送枠4,5によってプリント基板B
が搬送されている間はその移動を妨げないよう、搬送上
手側の待機位置において下方に退避されている。つま
り、前記装置台7の搬送上手側箇所には、正面視で逆L
字状に形成された当接規制部材19が立設されており、
可動体12が待機位置まで復帰移動してくると、当接規
制部材19が揺動アーム14と干渉して相対的に揺動ア
ーム14を押さえ込み、プッシャー13が基板移動経路
から下方に退避されるようになっている。
【0026】そして、図2に示すように、プリント基板
Bが搬送終端近くに至ると、押し出し装置6の可動体1
2が前進移動され、当接規制部材19からの離脱に伴っ
てプッシャー13がプリント基板Bの背部において基板
移動経路に干渉する高さまで付勢上昇され、可動体12
が更に前進移動されることでプッシャー13がプリント
基板Bの後端縁を当接支持して前方に押し出し搬送し、
ローダー3の棚段に差し入れてゆく。なお、ローダー3
は昇降機構20によって棚段ピッチで順次下降され、搬
送されてきた処理済みのプリント基板Bが下段から順に
差し入れ収容されてゆく。
【0027】装置台上7には、両搬送枠4,5および押
し出し装置6を支持する前後一対のガイド軸21が左右
水平に架設固定されている。そして、両搬送枠4,5の
うち一方の搬送枠4は、前後の脚部4aを介してガイド
軸21に外嵌固定されるとともに、他方の搬送枠5は前
後の脚部5aを介してガイド軸21に左右スライド移動
自在に外嵌支持されており、固定の搬送枠4を基準にし
て可動の搬送枠5をガイド軸21に沿って平行にスライ
ド移動させることで両搬送枠4,5の間隔を変更調節し
て、各種寸法のプリント基板Bの横幅に対応させうよう
になっている。さらに、押し出し装置6も前後の脚部6
aを介してガイド軸21に左右スライド移動自在に外嵌
支持され、搬送枠4,5の間隔変更に応じて左右方向位
置を変更して、両搬送枠4,5の中央で押し出しを行わ
せるよう構成されている。
【0028】押し出し装置6の移動は搬送枠4,5の間
隔変更、つまり、可動搬送枠5の移動に連動して行われ
るものであり、以下その連動構成について図3、図4お
よび作動原理を示す図5を参照して説明する。
【0029】押し出し装置6の下面には縦軸心周りに回
転自在な滑車23が備えられ、この滑車23に巻回した
第1ワイヤw1 の一端が、装置台7に取り付けたブラケ
ット24に連結固定されている。この第1ワイヤw1 の
他端側は基準搬送枠4側に延出された後、位置固定の案
内滑車25群を介して装置台7の下方にまで延出される
とともに、その端部に第1重錘26が連結されている。
また、前記滑車23を支持した支軸27の下端には第2
ワイヤw2 の一端が連結されるとともに、この第2ワイ
ヤw2 は可動搬送枠5側に延出された後、位置固定の案
内滑車28を介して下方に延出され、その延出端に前記
第1重錘26と同重量の第2重錘29が連結されてい
る。更に、可動搬送枠5から下方に延出したワイヤ連結
部材39に第3ワイヤw3 の一端が連結されるととも
に、この第3ワイヤw3 の他端は前記第1ワイヤw1 の
中間に連結されている。
【0030】3本の前記ワイヤw1 ,w2 ,w3 を上記
のように巻回装着して第1重錘26および第2重錘29
を連結すると、可動搬送枠5には、第1重錘26の重量
の加重が第3ワイヤw3 を介して常に右方向に作用
し、搬送枠間隔を減少させる方向にスライド付勢され
る。また、押し出し装置6には、動滑車として機能する
滑車23に巻回された第1ワイヤw1 を介して第1重錘
26の重量Fの2倍の加重が右方向に作用するととも
に、第2ワイヤw2 を介して第2重錘29の重量Fが左
方向に作用し、右方向に引っ張る力が作用する
【0031】ここで、可動搬送枠5を、例えば図5中の
仮想線で示すように、左方向に距離Lだけ移動させる
と、第ワイヤw3 および第1ワイヤw1 を介して第1
重錘26が距離Lだけ引き上げられ、発生した第1ワイ
ヤw1 の弛み分は、第2重錘29による加重を受けてい
る押し出し装置6の左方向への移動によって吸収され
る。この際、押し出し装置6の滑車23が動滑車として
機能し、第1ワイヤw1 の弛み分に2分の1、つまり、
可動搬送枠5の移動距離Lの2分の1の距離だけ押し出
し装置6が左方向へ移動され、搬送枠間隔の変更にかか
わらず押し出し装置6は両搬送枠4,5の中央に位置さ
れるのである。つまり、動滑車を利用したワイヤ巻き掛
け構造によって、可動搬送枠5の移動量の2分の1に縮
小して押し出し装置に伝達する変位縮小伝達手段が構成
されているのである。
【0032】上記のように、常に搬送枠間隔を減少する
方向の付勢作用が働いている可動搬送枠5を位置規制す
るために、丸棒材からなる間隔規制部材31が利用され
る。この間隔規制部材31は、搬送されるプリント基板
Bの横幅に対応した長さに設定されており、両搬送枠
4,5の上部に取り付けた受け部材32に亘って係合架
設されるようになっている。受け部材32の上面には内
向きに開放された前後一対の凹部33が形成されてお
り、対向する一方の凹部に亘って間隔規制部材31を上
方から係合することで両搬送枠4,5の接近を当接規制
して、搬送枠間隔を所定の所定寸法に維持するようにな
っている。ここで、間隔規制部材31は、各種長さのも
のが予め準備されており、搬送されるプリント基板Bの
横幅に対応するものを選択して使用する。
【0033】各受け部材32にはそれぞれ2つの凹部3
3を形成してあるので、プリント基板Bの交代に応じて
間隔規制部材31を交換する場合、空いている他方の凹
部33に新たな間隔規制部材31を装着しながら一方の
凹部33に装着されている間隔規制部材31を取り外す
ようなことができる。
【0034】本発明は、以下のような形態で実施するこ
とも可能である。
【0035】(1)図7に示すように、前例と同様に両
搬送枠4,5および押し出し装置6を前後のガイド軸2
1に支持させた状態で、固定された基準搬送枠4の前後
に一対の平行リンク41を枢着し、各平行リンク41の
遊端に備えたピン42を、可動搬送枠5に形成した前後
長孔43に係合連結するとともに、各平行リンク41の
長手方向中央位置に備えたピン44を押し出し装置6に
形成した前後長孔45に係合連結すると、可動搬送枠5
の左右移動に伴って押し出し装置6を可動搬送枠移動距
離Lの2分の1だけ同方向に移動させることが可能とな
り、これによって変位縮小伝達手段を構成することがで
きる。なお、図中の46は、一端を可動搬送枠5に連結
するとともに他端に重錘47を取り付けたワイヤであ
り、重錘47の重量によって可動搬送枠5を基準搬送枠
4側に接近付勢している。
【0036】(2)可動搬送枠5を基準搬送枠4側に接
近付勢する手段としては、調節操作加重が一定できる点
では上記のように重錘を利用することが望ましいが、調
節範囲が比較的小さい場合には、単にバネを用いたり、
ガススプリングを用いたりすることもできる。
【0037】(3)両搬送枠を、離反する方向に付勢
し、両搬送枠間に、間隔規制部材を架け渡して、両搬送
枠間の距離が広がるのを規制して一定間隔に保持するよ
うにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下のような効果が期待できる。
【0039】請求項1の発明によれば、ゲージなどを見
ながらネジ軸を回転操作して間隔調節を行うような手間
なく、可動搬送枠を人為的に押し動かして両搬送枠間に
所定寸法の間隔規制部材を脱着するだけで、簡単容易か
つ迅速に両搬送枠の間隔を変更調節できるようになっ
た。また、ネジ送り手段を利用していた従来装置に比較
して部品点数少なく構造簡単な構造で安価に実施でき
る。しかも、可動搬送枠の移動に応じて、押し出し装置
を両搬送枠の所定位置に移動させることができる。
【0040】請求項2の発明によれば、複数種類の間隔
規制部材からいずれかの部材を選択して両搬送枠間に装
着することで、異なった寸法の被搬送体に容易に対応す
ることができる。
【0041】請求項3の発明によれば、可動搬送枠の移
動に対してその移動量を2分の1に縮小して押し出し装
置に伝達する変位縮小伝達手段を、簡単な構造で構成で
きる。
【0042】請求項4の発明によれば、間隔規制部材の
脱着が簡単なものとなり、取扱い性で優れたものとな
る。
【0043】請求項5の発明によれば、可動搬送枠を動
かす操作加重が常に一定となるので、可動搬送枠の接近
付勢にバネを用いる場合に比して操作性に優れたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の縦断側面図である。
【図2】押し出し作動状態を示す側面図である。
【図3】搬送装置の全体を示す平面図である。
【図4】搬送装置の斜視図である。
【図5】間隔変更の作動原理を説明するための正面図で
ある。
【図6】押し出し装置の側面図である。
【図7】他の実施形態を示す概略平面図である。
【図8】従来例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
4 (基準)搬送枠 5 (可動)搬送枠 6 押し出し装置 31 間隔規制部材 26 重錘 29 重錘 47 重錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−97042(JP,A) 特開 平4−49105(JP,A) 特開 平10−139137(JP,A) 実開 平6−45930(JP,U) 実開 平2−80625(JP,U) 実開 昭57−44096(JP,U) 実開 平4−42673(JP,U) 実用新案登録2505660(JP,Y2) 特公 昭59−2267(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 21/14 B65G 21/20 - 21/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に対向配置され少なくとも一
    方を可動搬送枠とし他方を基準搬送枠として互いに対し
    て接近離反移動可能な一対の搬送枠と、前記両搬送枠の
    間において被搬送体を搬出方向に押し出すものでかつ前
    記可動搬送枠の移動方向に移動可能に配設された押し出
    し装置とを備えた搬送装置において、 前記可動搬送枠を前記基準搬送枠に対して接近させる方
    向に付勢する付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に抗して前記両搬送枠間の間隔を
    規制する間隔規制部材と、 前記可動搬送枠の移動に対してその移動量を所定の比率
    で縮小して前記押し出し装置に伝達する変位縮小伝達手
    段と、 を具備し、 前記間隔規制部材は、搬送される被搬送体に対応して選
    択されて当該両搬送枠間に亘って装着されるものである
    ことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の搬送装置において、 前記間隔規制部材は、複数種類の間隔規制部材の中から
    択一的に選択されて前記両搬送枠間に装着されるもので
    ある搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の搬送装置におい
    て、 前記変位縮小伝達手段は、動滑車を利用した巻き掛け機
    構で構成されるとともに、前記可動搬送枠の移動に対し
    てその移動量を2分の1に縮小して前記押し出し装置に
    伝達するものである搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3いずれかに記載の搬送装
    置において、 前記間隔規制部材を、棒材で構成するとともに、前記両
    搬送枠にはこの間隔規制部材の両端部を係入装着する凹
    部を設けてある搬送装置
  5. 【請求項5】請求項1ないし4いずれかに記載の搬送装
    置において、 前記付勢手段は、重錘の重量によって付勢するものであ
    る搬送装置。
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