JP4837197B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートバックを有する車両用シート装置であって、シートバックがクッション部とそのクッション部を支持するフレームとを備えて構成されている車両用シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に取付けられる車両用シート装置は、背もたれ面となるシートバックを備えており、そのシートバックの構造は、特開平7−2141等によって開示されている。
特開平7−2141等に見られるシートバックは、パイプ等により成形されたフレームと、フレームの全体を覆うように該フレームに装着されたウレタンパッドと、そのウレタンパッドの外表面を覆う表皮とによって一体的に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような従来のシートバックは、フレームとウレタンパッドと表皮とが一体的組付けられているために構造が複雑であり、これらの組付けには、これらの位置関係を考慮しつつ組付ける必要があって煩雑であった。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑みて構造が容易な車両用シート装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備える車両用シート装置であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両用シート装置のシートバックは、クッション部と、そのクッション部を支持するフレームとを備えている。
そしてフレームは、車両ボディに取付くための取付部を有し、クッション部は、フレームとクッション部との間に設けられた脱着構造によって、フレームに対して脱着可能に取付けられている。
したがってクッション部とフレームは、別々に製造され、別々に製造されたクッション部とフレームは、これらの間に設けられた脱着構造によって取付けられている。
【0005】
したがってシートバックは、その構成部材であるクッション部とフレームとが別個に成形されているため、クッション部内にフレームを挿入して一体とする構造等が不要であって、その構造は簡素となる。
またクッション部は、フレームから取外すこともできる。そのため車両用シート装置の態様は、容易に変化されて多様なニーズに応えることができる。例えばクッション部をフレームから取外すことで大きな荷物を積みやすい態様に車両用シート装置の態様を変化させることができる。
なおクッション部は、振動や衝撃から乗員を保護するために利用可能なものであれば何でもよく、例えば背もたれ面側にウレタンパッド、フレームとの取付側を合成樹脂または金属製の板を備えたもの、または樹脂をブロー成形にて一体成形したものなどがある。
【0006】
請求項に記載の発明によれば、フレームは、車幅方向に跨って車両ボディに取付けられる。
したがってフレームは、左右両側が車両ボディによって支持され、安定よく車両ボディに取付けられる。
またフレームは、車幅方向に対する力、例えば側突に対する力に対して強い構造である。例えば車両が一側面から力を受けた場合、フレームは圧縮の力を受ける。しかし一般に、圧縮に対して物体は、変形しにくい。そのためフレームは、側突等によって変形しにくく、車室の車幅方向の変形を防止する。その結果、フレームは、乗員を側突等から保護する効果を有する。
【0007】
請求項に記載の発明によれば、フレームは、少なくとも車幅方向に跨って車両ボディに取付けられる複数のメンバフレームを有する。そしてこれらメンバフレームは、車幅方向に跨って車両ボディに取付けられている。
したがってメンバフレームは、左右両側が車両ボディによって支持され、安定よく車両ボディに取付けられる。
また複数のメンバフレームは、それぞれが相互に上下位置となるように配設され、かつそれぞれがクッション部を支持する構成になっている。
したがってクッション部は、複数のメンバフレームによって上下方向に対して少なくとも二点で支持され、水平軸周りに回転しにくい。そしてメンバフレームは、車幅方向に跨っている。そのためクッション部は、車幅方向に対してもメンバフレームによって安定よく支持され、垂直軸周りに回転しにくい。そのためクッション部は、安定よくフレームを介して車両ボディに取付けられる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は、請求項1〜3に記載の特徴を備える一実施の形態であり、図1〜4にしたがってその形態を説明する。
図1に示す車両用シート装置1は、車両のリヤ側に取付けられる車両リヤ用のシート装置であって、座面となるシートクッション10と、背もたれ面となるシートバック2とを有している。
シートバック2は、図1に示すようにクッション性を有するクッション部3と、クッション部3を支持するフレーム4とを主体に構成されている。
【0010】
フレーム4は、図1に示すようにパイプ材により構成された長尺状のメンバフレーム40,41を複数(例えば二本)備えて構成されており、メンバフレーム40,41は、それぞれ車両に対して車幅方向に延出するように取付けられている。
これらメンバフレーム40,41には、図4に示すようにそれぞれ両端において車両ボディ11に取付くための取付部40a,41aを有しており、取付部40a,41aは、メンバフレーム40,41の端部を厚さ方向に潰して形成された圧潰部と、その圧潰部の中心位置に設けられた貫通孔と、貫通孔に挿入されるボルト42によって形成されている。
【0011】
したがってボルト42が貫通孔を介して車両ボディ11側へ装着されることでメンバフレーム40,41は、車両ボディ11に取付けられる。
なおメンバフレーム40,41は、車両ボディ11の右内側面と、左内側面のそれぞれに取付けられており、車両ボディ11の左右両壁面に渡って、すなわち車幅方向に跨って取付けられている。
またメンバフレーム40,41は、車両のリア側に設けられており、図1に示すように車両の最後尾側に設けられた荷物用の空間と、乗員が乗り込む空間との境目に取付けられている。すなわちメンバフレーム40,41によって荷物用の空間と乗員用の空間とが仕切られている。
【0012】
またメンバフレーム40,41は、図4に示すようにボルト42の代わりにハンドル付きボルト43によって取付けられることが好ましい。すなわちハンドル付きボルト43は、道具を使わずに手によって容易に取外すことができるものであって、これによって容易にメンバフレーム40,41を車両ボディ11に対して脱着できる。すなわちフレーム4は、道具を使わずに容易に脱着できる取付構造を有する形態であることが好ましい。
このようにフレーム4が車両ボディ11から容易に脱着できる形態であれば、フレーム4を取外すことで車室空間を広く利用することができる。
【0013】
また、複数のメンバフレーム40,41は、それぞれが相互に上下位置となるように略平行に配設されており、上方側に配設される第一のメンバフレーム40には、クッション部3の上方側が係止されて、第一のメンバフレーム40がクッション部3の上方を支持する。
また下方側に配設される第二のメンバフレーム41には、クッション部3の下方側が係止されて、第二のメンバフレーム41がクッション部3の下方を支持する。
【0014】
クッション部3は、振動や衝撃から乗員を保護するためのものであって、図1に示すようにフレーム4に対して横並びに複数(例えば二つ)取付けられている。
このクッション部3は、図2に示すように樹脂を素材として略板状に形成されたバックボード30と、バックボード30の前面側に配設されたパッド31と、パッド31の外表面を覆う表皮32とを主体に構成されている。
このパッド31は、弾性材料、例えばウレタンを素材としてスポンジ状に形成された弾性材料により構成されている。したがってパッド31は、その弾性変形により振動や衝撃から乗員を保護する。
【0015】
表皮32は、その外周端末部にプレート33が取付けられており、表皮32の一部が縫われることでプレート33が取付けられている。
そしてこのプレート33は、図2に示すようにバックボード30の外周に沿って設けられた取付溝30aに挿入されてバックボード30に固定される。そのため表皮32は、プレート33を介してバックボード30に取付けられ、パッド31は、表皮32を介してバックボード30に取付けられる。
【0016】
またバックボード30の裏面には、図3に示すようにフレーム4を脱着可能に取付けるための脱着構造が設けられている。
この脱着構造は、バックボード30の上方側に平行して設けられた複数(例えば二つ)の引っ掛け部50と、バックボード30の下方側に平行して設けられた複数(例えば二つ)のクリップ部51とを有して構成されている。
【0017】
引っ掛け部50及びクリップ部51は、どちらもバックボード30と一体状に形成されており、樹脂を素材として成形されている。
引っ掛け部50は、図2に示すようにバックボード30の裏側平面から後方側へ延出し、続いてその先端から下方側へ延出して形成されており、引っ掛け部50は、バックボード30との間に下方側開口とする開口部50aを形成する。したがって引っ掛け部50は、この開口部50aから第一のメンバフレーム40を受け入れ、第一のメンバフレーム40が脱着可能に掛け止められる構造である。
【0018】
なお引っ掛け部50は、その弾性変形を利用して第一のメンバフレーム40を挟持する構造であることが好ましい。すなわち開口部50aが第一のメンバフレーム40の径よりも狭く、第一のメンバフレーム40が開口部50aから押し込まれることで引っ掛け部50が弾性変形して開口部50aが拡開し、これによって引っ掛け部50が第一のメンバフレーム40を挟持する形態であることが好ましい。
【0019】
クリップ部51は、図2に示すようにバックボード30の裏側平面から後方側へ延出した一対の保持部51aを有し、一対の保持部51aの間隙51bは、保持部51aの弾性変形によって拡開・縮閉する構造である。したがってクリップ部51は、間隙51bを拡開・縮閉させることで間隙51b内に第二のメンバフレーム41を脱着可能に挟持(保持)する構造である。
なお、引っ掛け部50とクリップ部51をバックボード30と一体化せず(別体で)金属により成形してバックボード30に取付けてもよい。また、クッション部3を樹脂のブロー成形により成形し、クッション部3とバックボード30とを一体成形してもよい。
【0020】
したがって車両用シート装置1は、クッション部3とフレーム4とを別々に製造し、フレーム4を先ず車両ボディ11に取付け、そのフレーム4にクッション部3を取付ける。すなわち第一のメンバフレーム40に引っ掛け部50を引っ掛け(係止させる)、第二のメンバフレーム41にクリップ部51を押し当てることでクリップ部51を第二のメンバフレーム41に取付ける。
その結果、クッション部3は、フレーム4によって支持され、フレーム4を介して車両ボディ11に取付けられる。
なおフレーム4にクッション部3を取付けた後に、フレーム4を車両ボディ11に取付けることも可能である。
【0021】
また必要に応じて車両ボディ11側へ取付けられたクッション部3を車両ボディ11に取付けられたフレーム4から取外すことも可能である。その方法は、先ずクッション部3の下側を前方へ引張り、クリップ部51の弾性変形を利用してクリップ部51を第二のメンバフレーム41から取外す。続いてクッション部3を上方へ持上げ、引っ掛け部50を第一のメンバフレーム40から取外す。これによってクッション部3は、フレーム4から取外すことができる。
したがって車両用シート装置1は、クッション部3をフレーム4から脱着することで、その使用態様を変化できる構成である。
【0022】
以上のようにして車両用シート装置1が構成される。
すなわちシートバック2は、クッション部3とフレーム4とが別々に成形される構造であるため、これらを一体に成形する従来構造よりも簡便な構造となっている。
またクッション部3は、フレーム4に対して容易に脱着することができる。したがってクッション部3を取外すことで、車両用シート装置1は、その態様を変化することができ、大きな荷物等を車室内へ搬入しやすい。
またフレーム4とクッション部3は、別々に車両へ取付けることができるため、小さな体積のまま車室内へ搬入でき、車室内側へ容易に取付けることができる。
【0023】
またフレーム4は、車幅方向に跨って車両ボディ11に取付けられている。したがってフレーム4は、左右両端側が車両ボディ11に取付けられるため、安定よく車両ボディ11に取付けられる。さらにフレーム4は、車幅方向の力、特に側突に対して踏ん張ることができる構造である。したがってフレーム4は、車室の車幅方向の変形を防止し、これによって乗員を側突等から保護する。
またフレーム4は、荷物用の空間と乗員用の空間を仕切るように配されている。したがってフレーム4は、荷物用の空間に収納された荷物が乗員用の空間側へ転がり込むことを防止し、乗員を荷物から保護する役割をも担う。
【0024】
またフレーム4は、パイプ材からなる複数のメンバフレーム40,41によって構成されているため、簡素かつ軽量に構成される。
またクッション部3は、上下方向に配設された複数のメンバフレーム40,41によって支持されているため、上下方向に対して複数箇所で支持されており、水平軸周りに回転しにくい。さらにメンバフレーム40,41は、車幅方向に延出した長軸部材である。したがってクッション部3は、車幅方向に対してもメンバフレーム40,41によって安定よく支持され、垂直軸周りに回転しにくい。したがってクッション部3は、安定よくフレーム4を介して車両ボディ11に取付けられる。
【0025】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の構成に加えて図5に示す連結部62を備えることを特徴とする構造であって、他の部材は実施の形態1と同様な構造である。そのため実施の形態1と同一構造部分については、その説明を割愛する。
本形態によるフレームは、図5に示すようにパイプ材によって構成された長尺状の複数(例えば二つ)のメンバフレーム60,61と連結部62とを主体に構成されている。メンバフレーム60,61は、実施の形態1によるメンバフレーム40,41と同一の構造であって、第一のメンバフレーム60が上方に配設され、第二のメンバフレーム61が下方に配設される。そして連結部62は、これら第一のメンバフレーム60と第二のメンバフレーム61間を連結するように上下方向に延出し、第一のメンバフレーム60と第二のメンバフレーム61に溶接等によって固定されている。したがってフレームは、格子状の一体的な構造となっている。
【0026】
上記のように第一のメンバフレーム60と第二のメンバフレーム61が連結部62によって連結されているため、一部に外力が付加された場合には、その外力がそれぞれに分散される。そのためフレームは、その構造強度が強い。
また連結部62は、以下のような態様がより好適である。すなわち連結部62は、クッション部がフレームに取付けられた状態において、クッションと当接可能な構成であることが好ましい。この構成によると連結部62も第一のメンバフレーム60及び第二のメンバフレーム61と同様にクッション部を支持するため、クッション部は、さらに安定よくフレームに支持される。
【0027】
参考の形態
参考の形態は、請求項1に記載の特徴に加え、下記の特徴をも備える形態である。すなわち参考の形態は、実施の形態1ないし2の構成を備えるとともに、クッション部が車両ボディに対して傾動可能な構造であることを特徴とする。なお他の部材は、実施の形態1ないし2と同様な構造であるため、ここではその構造についての説明を割愛する。
参考の形態にかかるフレームは、図6に示すように第一のメンバフレーム63と、第二のメンバフレーム64と、連結部65とを有している。そして第一のメンバフレーム63の両端部には、車両ボディに対して脱着可能に取付けられる第一取付部63aが設けられている。すなわち第一取付部63aは、ハンドル付きボルト67を備え、道具を使わずして容易に車両ボディに対して取外すことができる構造である。
【0028】
また第二のメンバフレーム64の両端部には、車両ボディに対して回動可能に取付けられる第二取付部64aが設けられている。この第二取付部64aは、図6に示すようにフランジ状に形成された部材であり、車両ボディに取付けられるブラケット66に対して回動する構造である。
このブラケット66は、上方から第二取付部64aを挿入可能な挿入口と、挿入された第二取付部64aを下方から回転可能に支持する支持部とを備える。したがって第二取付部64aは、ブラケット66の支持部内において回動可能に支持され、これによって第二のメンバフレーム64がブラケット66を介して車両ボディに対して回動可能に取付けられる。
【0029】
またクッション部は、上方を第一のメンバフレーム63によって支持され、下方を第二のメンバフレーム64によって支持される。したがって第一のメンバフレーム63を車両ボディから取外すことでクッション部の上方側が車両ボディに対してフリー状態となる。
そしてクッション部の下方側を支持する第二のメンバフレーム64は、車両ボディに対して回動可能に取付けられている。したがってクッション部は、そのメンバフレームの第二取付部64aを回動中心として傾倒する。換言するとクッション部は、第二のメンバフレーム64を回動軸として傾倒する。
したがってクッション部は、車両ボディに対して傾動し、車両用シート装置の態様が変化する。
【0030】
参考の形態
参考の形態にかかるフレームは、図7に示すように第一のメンバフレーム70と、第二のメンバフレーム71と、連結部72とを有している。
そして第一のメンバフレーム70は、その両端部に車両ボディに対して脱着可能に取付けられる第一取付部74を有する。すなわち第一取付部74は、図7(c)に示すように第一のメンバフレーム70の端部を潰した圧潰部と、その圧潰部内にスポット溶接によって接続された係止部74aとによって構成されている。この係止部74aは、長軸状の丸棒材であって、その両端が圧潰部に接続された構造である。したがって係止部74aと圧潰部との間には、開口部が形成されている。
【0031】
また車両ボディには、第一取付部74を係止するためのロック部材75が回動可能に取付けられている。このロック部材75は、車両ボディに取付けられるネジ75dと、そのネジ75dが挿入されるネジ穴75aを有するロック本体とを有する。そしてロック本体は、第一取付部74に係止するために鉤状に形成された係止爪75bと、力を付加してロック本体を回動させるためのハンドル75cとを有する。
したがってロック本体は、ハンドル75cによって力が付加されることでネジ75d周りに回動し、係止爪75bが第一取付部74の開口部に係止する。これによって第一取付部74は、ロック部材75を介して車両ボディに取付けられる。
【0032】
第二のメンバフレーム71は、水平方向に延出した水平部と、その水平部の両端から下方へ延出した二つの脚部を有しており、これら脚部のそれぞれには、車両ボディに対して回動可能に取付けられる第二取付部73が設けられている。
第二取付部73は、図7(b)に示すように断面略L字状に形成されたL字ブラケット73aを有しており、L字ブラケット73aの一端がボルト77によって車両ボディ76に固定的に取付けられ、L字ブラケット73aの他端が第二のメンバフレーム71の脚部に回動可能に取付けられている。なおL字ブラケット73aの他端と第二のメンバフレーム71の脚部間には、回動を容易とするためにウェイブワッシャー79を挟み、カシメピン78によってL字ブラケット73aを脚部に取付けている。
したがって第二のメンバフレーム71は、第二取付部73により車両ボディに回動可能に取付けられる。
【0033】
またクッション部は、第一及び第二のメンバフレーム70,71によって支持される。そして第一のメンバフレーム70を車両ボディから取外し、第二のメンバフレーム71を回動させることでクッション部は、車両ボディに対して傾動する。換言するとクッション部は、第二取付部73を回動中心として傾倒する。
したがってクッション部は、車両ボディに対して傾動し、車両用シート装置の態様が変化する。
【0034】
参考の形態
参考の形態にかかる図8に示す第二取付部80は、参考の形態の第二取付部73に代わる形態であり、他の構造は参考の形態と同じである。
すなわち第二取付部80は、図8に示すように第二のメンバフレーム71の端部を潰した圧潰部80aと、その圧潰部80aを貫通する貫通孔と、その貫通孔に挿入される筒状のスペーサ80cと、車両ボディ81に取付くボルト80bとを有している。したがってボルト80bは、スペーサ80cを貫通して車両ボディ81に取付けられ、スペーサ80cがボルト80bとともに車両ボディ81に対して固定的に取付けられる。
また前記貫通孔の径は、スペーサ80cの径よりも大きく、第二のメンバフレーム71は、スペーサ80cを軸中心として回転可能である。したがって第二のメンバフレーム71は、第二取付部80を軸中心として車両ボディ81に対して回動可能に取付けられる。
【0035】
また本発明は、次の実施の形態であってもよい。
ッション部が第二のメンバフレームに対して回動可能に取付けられる構造、例えば図2に示すクリップ部51が第二のメンバフレームに対して回動可能に取付く構造であってもよい。これによってもクッション部は、傾倒可能な構成となる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る車両用シート装置によれば、構造が容易なシートバックを有する合理的な車両用シート装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両に取り付けた状態における車両用シート装置の正面斜視図である。
【図2】 シートバックの拡大正面斜視図であるとともに、シートバックの一部断面図を示す図である。
【図3】 シートバックの拡大背面斜視図である。
【図4】 フレームの正面斜視図である。
【図5】 実施の形態2にかかるフレームの正面斜視図である。
【図6】 参考の形態にかかるフレーム及びブラケットの正面斜視図である。
【図7】 参考の形態にかかるフレーム及びロック部材の正面斜視図(a)、及び(a)のA−A線断面図(b)、及び(a)のB領域の拡大図(c)である。
【図8】 参考の形態にかかる第二取付部の断面図であって、図7(b)に相当する図である。

Claims (1)

  1. シートバックが、クッション部と、該クッション部を支持するフレームとを備えて構成される車両用シート装置であって、
    前記フレームは、相互に上下位置に並設されて車幅方向に延出する複数のメンバフレームを別体に有し、前記各メンバフレームは、車両ボディの左右両側面に対して車幅方向に跨って個別に脱着可能に取付くための取付部を両端部にそれぞれ有し、
    前記取付部は、前記メンバフレーム自身の端部を厚さ方向に潰して形成された圧潰部と、前記圧潰部に設けられた貫通孔と、前記貫通孔に挿入されるボルトによって形成され、
    前記クッション部は、前記車両ボディの前記左右両側面に対して取付けられた前記フレームと前記クッション部との間に設けられた上方側の引っ掛け部と下方側のクリップ部とを有する脱着構造によって、前記フレームの前記複数のメンバフレームに対して脱着可能に取付けられて前記車両ボディから取外され得ることを特徴とする車両用シート装置。
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