JPH11115582A - 車両用折り畳みシート - Google Patents

車両用折り畳みシート

Info

Publication number
JPH11115582A
JPH11115582A JP28840097A JP28840097A JPH11115582A JP H11115582 A JPH11115582 A JP H11115582A JP 28840097 A JP28840097 A JP 28840097A JP 28840097 A JP28840097 A JP 28840097A JP H11115582 A JPH11115582 A JP H11115582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
lock
seat cushion
attached
seat back
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28840097A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Sezaki
誠二 瀬崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DELTA TOURING KK
Original Assignee
DELTA TOURING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DELTA TOURING KK filed Critical DELTA TOURING KK
Priority to JP28840097A priority Critical patent/JPH11115582A/ja
Publication of JPH11115582A publication Critical patent/JPH11115582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトに収納できるとともに着脱が容易
で、車体の外部アタッチメントに取り付けることにより
ステップとして、あるいは、アウトドアレジャー用とし
ても使用することのできる車両用折り畳みシートを提供
すること。 【解決手段】 シートクッション部4をシートバック部
2に対し回動自在に取り付け、シートクッション部4を
シートバック部2にロックする第1ロック部50を設
け、第1ロック部50を操作することによりシートバッ
ク部2に対するシートクッション部4のロックあるいは
ロック解除を行うようにした。また、シートクッション
部4の収納状態より使用状態への操作に際し、シートバ
ック部2の下端を所定距離前進させるシートバック下端
先進手段30,40,44を設けることにより着座感を
向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RV車(レクリエ
ーショナル・ビーイクル)等の車内に着脱自在に取り付
け可能で、かつ、車体の外部アタッチメントに取り付け
ることによりステップとして、あるいは、アウトドアレ
ジャー用としても使用することのできる車両用折り畳み
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アウトドアレジャー用に必要な荷
物を積載するために、車内に取り付けられた後部座席を
折り畳み式としたものは数多く提案されている。この種
の折り畳みシートは、通常フロアに取り付けられたシー
トのシートクッションをシートバックに向けて折り畳ん
だ後、さらに側方に折り畳んで収納することにより車内
後方の中央部に荷物スペースを確保してアウトドアレジ
ャー用に必要な荷物等を積載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
折り畳みシートは折り畳みが面倒で重たく、収納時の厚
さが大きくてコンパクトさに欠け、車内のスペースをか
なり占有するという問題があった。また、車内より取外
し車体の外部に取り付けことのできる折り畳みシートは
極めて少ないことから、アウトドアレジャー用の椅子を
別途用意する必要があった。さらに、フロアに取り付け
られたシートは、フロアからの振動が入りやすく、着座
感に欠けるという問題があった。
【0004】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、コンパクトに収納で
きるとともに着脱が容易で、車体の外部アタッチメント
に取り付けることによりステップとして、あるいは、ア
ウトドアレジャー用としても使用することのできる車両
用折り畳みシートを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートバ
ック部と、該シートバック部に対し回動自在に取り付け
られたシートクッション部と、該シートクッション部を
上記シートバック部にロックする第1ロック部とを有
し、該第1ロック部を操作することにより上記シートバ
ック部に対する上記シートクッション部のロックあるい
はロック解除を行うとともに、上記シートクッション部
の収納状態より使用状態への操作に際し、上記シートバ
ック部の下端を所定距離前進させるシートバック下端先
進手段を設けることにより着座感を向上したことを特徴
とする車両用折り畳みシートである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、上記シー
トバック下端前進手段をトーションバーと複数のリンク
により構成したことを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明は、上記シ
ートバック部を構成するシートバックフレームの上部に
取付具を設けることにより、吊り下げ式シートとして使
用するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、上記シー
トバック部を構成するシートバックが、弾性体を有する
樹脂フレームと、該樹脂フレームを被覆する表皮とを有
し、上記樹脂フレームの下端に上記トーションバーを取
り付けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、上記シー
トクッション部に揺動自在にステップ部を取り付けると
ともに、該ステップ部を上記シートクッション部にロッ
クする第2ロック部を設け、該第2ロック部を操作する
ことにより上記シートクッション部に対する上記ステッ
プ部のロックあるいはロック解除を行うようにしたこと
を特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、上記ステ
ップ部を、リンク機構を介して上記シートクッション部
に取り付けられたステップサポートと、該ステップサポ
ートに揺動自在に取り付けられたステップとで構成した
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項7に記載の発明は、上記ステ
ップの裏面に弾性体を貼着し、上記ステップ部の収納時
上記弾性体を上記シートクッション部と上記ステップサ
ポートとの間に介装せしめることにより大荷重が加えら
れた時のエネルギ吸収を行うとともに、上記ステップ部
の収納時と使用時で異なる着座感を提供するようにした
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明にかか
る車両用折り畳みシートSを示しており、車体に取り付
けられるシートバック部2と、シートバック部2に回動
自在に取り付けられるシートクッション部4と、シート
クッション部4に回動自在に取り付けられるステップ部
6とから成る。図1において、(a)は折り畳んだ状態
を、(b)は1段目のロックを解除してシートクッショ
ンを使用できるようにした状態を、(c)は2段目のロ
ックを解除してさらにステップを使用できるようにした
状態をそれぞれ示している。
【0013】図2に示されるように、シートバック部2
は、シートバックフレーム8と、シートバックフレーム
8に取り付けられるシートバック10とを備える一方、
シートクッション部4は、シートバックフレーム8に枢
着される一対のサイドフレーム12,14と、サイドフ
レーム12,14の間に挟持されるシートクッション1
6とを備えている。また、ステップ部6は、サイドフレ
ーム12,14に枢着されるステップサポート18と、
ステップサポート18に枢着されるステップ20とを備
えている。
【0014】シートバック10は、図3に示されるよう
に、ウレタンを貼着した樹脂フレーム22と、上下端が
袋状に形成された表皮24とを備えている。表皮24の
両側にはシートバックフレーム8への取付部24a,2
4aが形成されており、取付部24a,24aの各々に
は一対のマジックテープ26,28が取り付けられてい
る。
【0015】樹脂フレーム22は、表皮24の上下端の
袋状の部分に挿入されて保持されるとともに、樹脂フレ
ーム22の下端には、略矩形に折曲されたトーションバ
ー30がブラケット32,32を介して回動自在に取り
付けられている。トーションバー30はまた、パイプ3
4に溶接された三つのトーションバーホルダ36,3
8,38に回動自在に取り付けられており、パイプ34
の両端には内側リンク40,40の一端が溶接されると
ともに、パイプ34の両端はさらにシートバックフレー
ム8に螺着されたブラケット42,42に枢着されてい
る。
【0016】また、内側リンク40,40の他端は外側
リンク44,44の一端に枢着されており、外側リンク
44,44の他端はシートクッション部4の一対のサイ
ドフレーム12,14に枢着されている。
【0017】上記構成のシートバック10は表皮24の
取付部24a,24aをシートバックフレーム8に巻き
付けた後、マジックテープ26,28を互いに接合して
シートバックフレーム8に固定される。
【0018】一方、シートクッション部4は、サイドフ
レーム12,14がシートクッション16の両側に螺着
されるとともに、サイドフレーム12,14の後端とシ
ートクッション16の後部に取り付けられたブラケット
46,46がシートバックフレーム8の下端に取り付け
られたブラケット48,48にボルト(図示せず)等に
より枢着されている。
【0019】また、サイドフレーム12,14の一方に
は第1ロック部50が設けられており、第1ロック部5
0の操作レバー52を操作することによりシートクッシ
ョン部4をシートバック部2に対しロックあるいはロッ
ク解除することができる。
【0020】図4に示されるように、第1ロック部50
は、シートバックフレーム8の下端片側に固定され二つ
のロック孔52a,52bを有するロックプレート52
と、ブラケット54に揺動自在に取り付けられロックプ
レート52と嵌合するロックピン56とを有している。
ブラケット54は二つの円孔54a,54aを介して例
えばボルト(図示せず)等によりサイドフレーム12に
固定される一方、ブラケット54に植設された回転軸5
7がロックプレート52の中央に穿設された円孔52c
に遊挿されることによりロックプレート52に対し揺動
自在に取り付けられている。ロックピン56はブラケッ
ト54に穿設された長孔54bに遊挿されるとともに二
枚のプレート58,60により保持されている。二枚の
プレート58,60はまた、回転軸62を介してブラケ
ット54に対し回動自在に取り付けられており、プレー
ト58,60の一方には、ブラケット54に一端が係止
されたスプリング64の他端が係止されており、スプリ
ング64の弾性力によりロックピン56は矢印A方向に
常時付勢されている。図中、66は第1ロック部50を
保護する第1ケーシングである。
【0021】スプリング64が一端に係止されたプレー
ト58の他端にはワイヤ68の一端が係止されており、
ワイヤ68の他端は、図5に示されるように、U字状プ
レート70の一端に係止されている。U字状プレート7
0の他端はサイドフレーム12に枢着されるとともに、
U字状プレート70の中央部に穿設された長孔70aに
は揺動レバー72に植設されたピン74が遊挿されてい
る。揺動レバー72はサイドフレーム12に揺動自在に
取り付けられており、操作レバー76により操作され
る。図中、78はU字状プレート70と揺動レバー72
を保護する第2ケーシングである。
【0022】ステップ部6は、図2に示されるように、
ステップサポート18が一対の平行リンク80,80を
介してサイドフレーム12,14に揺動自在に取り付け
られており、平行リンク80,80の各々は第1及び第
2リンク82,84から成り、第1及び第2リンク8
2,84の一端はサイドフレーム12,14に枢着され
る一方、その他端はステップサポート18に枢着されて
いる。また、第2リンク84の中間部にはスプリング8
6の一端が係止されており、スプリング86の他端はス
テップサポート18に係止されている。
【0023】また、ステップ20は、二本のピン88,
88によりステップサポート18に揺動自在に取り付け
られており、ステップ20の使用時はピン88,88の
先端に取り付けられたストッパ90により支持される。
【0024】さらに、ステップサポート18の前端部に
は第2ロック部92が設けられており、第2ロック部9
2をシートクッション16の前端下部に設けたストライ
カ94と嵌脱させることにより、ステップ部6をシート
クッション部4に対しロックあるいはロック解除するこ
とができる。
【0025】図6及び図7に示されるように、第2ロッ
ク部92は、ステップサポート18に螺着された一対の
ベース96,98と、ベース96,98の間に介装され
るロックプレート100及びラバー弾性材102と、ロ
ックプレート100と係合してロックプレート100と
ストライカ94とのロック及びロック解除を行う係止部
材104とを備えている。ベース98とロックプレート
100とラバー弾性材102にはピン106の大径部1
06aが挿入される円孔98a,100a,102aが
それぞれ穿設される一方、ベース96にはピン106の
小径部106bが挿入される円孔96aが穿設されてい
る。ピン106の周囲にはコイルスプリング108が巻
回されており、その一端は折曲されベース98に穿設さ
れた長孔98bを介してロックプレート100に穿設さ
れた円孔100bに係止される一方、コイルスプリング
108の他端はベース98に係止されており、ロックプ
レート100を図7の矢印B方向に付勢している。
【0026】また、係止部材104は二つの円孔104
a,104bを有しており、円孔104aにはベース9
6に穿設された円孔96bを介してピン110の先端が
挿入される一方、円孔104bには操作レバー112の
先端に穿設された円孔112aを介してピン114の先
端が挿入されている。ピン110の周囲にはコイルスプ
リング116が巻回されており、その一端は折曲されベ
ース96に係止される一方、その他端はピン114に係
止されており、係止部材104を矢印C方向に付勢して
いる。
【0027】上記構成の本発明にかかる車両用折り畳み
シートSの作用を以下説明する。非使用時、折り畳みシ
ートSは、図1(a)に示されるように折り畳まれてお
り、シートバックフレーム8の上部に設けられた取付具
118を例えば車内上部に設けられたアタッチメントに
取り付けることにより吊り下げた状態で収納されてい
る。
【0028】この状態では、図8の実線で示されるよう
に、第1ロック部50のロックピン56はロックプレー
ト52のロック孔52aに嵌入しており、シートクッシ
ョン部4はシートバック部2に対し折り畳まれた状態で
保持されている。
【0029】一方、第2ロック部92においては、ロッ
クプレート100のロック孔100cにストライカ94
が嵌入するとともに、ロックプレート100の下部に形
成された突設部100dと係止部材104の中間部に形
成された係止片104cが係合しているので、ステップ
部6はシートクッション部4に対し折り畳まれた状態で
保持されている。
【0030】ここで、図1(b)に示されるように、シ
ートとして使用したい場合には、第1ロック部50の操
作レバー76を図8に示される矢印D方向に操作する
と、U字状プレート70を介してワイヤ68が上昇し、
スプリング64の弾性力に抗してプレート58が図4の
矢印Aの逆方向に回転する。その結果、ロックピン56
がロックプレート52のロック孔52aから離脱し、ロ
ックプレート52によるロックピン56のロックが解除
される。
【0031】この状態で、シートクッション部4を図8
の矢印E方向に回転させると、ロックピン56がロック
プレート52の外周面に沿って移動し、ロック孔52b
に到達すると、スプリング64の弾性力によりロック孔
52bに嵌入する。その結果、シートクッション部4は
シートバック部2に対し略90度の角度で図1(b)の
ように保持される。
【0032】なお、図10において、2点鎖線は図1
(a)の状態を、実線は図1(b)の状態を示してい
る。詳述すると、シートクッション部4を引き出す過程
で、シートクッション部4を回動自在に支持する外側リ
ンク44,44の下端が徐々に前進し、外側リンク4
4,44と内側リンク40,40とが開くことから、パ
イプ34が矢印F方向に回転する。その結果、乗員の腰
部を支えるシートバック10の下端が所定距離前進する
ので着座感が向上するとともに、乗員の腰部はトーショ
ンバー30により弾性的に支持される。すなわち、トー
ションバー30と内側及び外側リンク40,40,4
4,44とによりシートバック下端前進手段を構成して
いる。
【0033】さらに、図1(c)に示されるように、ス
テップ部6を使用したい場合には、第2ロック部92の
操作レバー112を図6の矢印G方向に引くと、コイル
スプリング116の弾性力に抗して係止部材104が図
7の矢印Cの逆方向に回転する。その結果、ロックプレ
ート100の突設部100dと係止部材104の係止片
104cとの係合が解除されるので、ロックプレート1
00はコイルスプリング108の弾性力により図7の矢
印B方向に回転する。したがって、ロックプレート10
0とストライカ94との係合が解除され、ステップサポ
ート18の先端は自重により下降する。
【0034】ステップ20は、ステップサポート18に
対しピン88,88を介して回動自在に取り付けられて
いるので、ステップ20の先端を前方に引き出すことに
より、図1(c)に示されるようにステップ部6を使用
できる状態となる。なお、この状態で、ステップ20は
ストッパ90により支持されている。
【0035】逆に、ステップ部6を収納したい場合に
は、まずステップ20の先端を持ち上げてステップサポ
ート18に対し折り畳んだ後、ステップサポート18を
持ち上げると、ロックプレート100の突設部100d
がストライカ94と当接する(図9の2点鎖線)。この
状態で、ステップサポート18をさらに持ち上げると、
コイルスプリング108の弾性力に抗してロックプレー
ト100が矢印Bの逆方向に回転し、突設部100dに
より係止部材104の係止片104cを押し下げる。こ
の時、係止部材104は図7の矢印Cの逆方向に僅かに
回転し、ロックプレート100は図9の実線の位置に到
達するとともに、係止部材104はコイルスプリング1
16の弾性力により再び矢印C方向に回転するので、ロ
ックプレート100は係止部材104によりロックされ
る。
【0036】なお、第2ロック部92にはラバー弾性材
102が設けられており、ステップ部6を収納すると、
ストライカ94がラバー弾性材102の上部に形成され
た凹部102bに保持されるので、車両走行時、異音が
発生することはない。
【0037】さらに、シートクッション部4をシートバ
ック部2に対し折り畳んで収納したい場合には、第1ロ
ック部50の操作レバー76を図8の矢印D方向に操作
するとU字状プレート70を介してワイヤ68が引っ張
られ、ロックピン56がロックプレート52のロック孔
52bより離脱する。この状態で、シートクッション部
4を図8の矢印Eの逆方向に回転させると、ロックピン
56がロックプレート52の外周面に沿って移動し、ロ
ック孔52aに到達すると、スプリング64の弾性力に
よりロック孔52aに嵌入する。その結果、シートクッ
ション部4はシートバック部2に対し折り畳まれた状態
で保持される。
【0038】図11は、上記折り畳みシートSの使用時
あるいは収納時の操作を簡略化して示したものであり、
収納時(図1(a))からシート状態(図1(b))ま
ではIの1アクションで、ステップ使用状態(図1
(c))まではI、II、IIIの3アクションでシートの形
態が容易に変更可能である。
【0039】なお、シートクッション16は、プルマフ
レックス等のストロークの大きい支持部材(図示せず)
を設ける一方、図11に示されるように、ステップ20
の裏面にはウレタンパッド等の弾性体120を貼着し、
ステップ部6の収納時弾性体120をシートクッション
16とステップサポート18との間に介装せしめること
により大荷重が加えられた時のエネルギ吸収を行うとと
もに、ステップ部6の収納時と使用時で異なる着座感
(座り心地)を提供している。
【0040】図12及び図13は、上記折り畳みシート
Sを車内より取り出して、RV車の後部アタッチメント
(スペアタイヤホルダ等)に取り付けたものであり、図
12に示されるようにレジャー用シートとして、あるい
は、図13に示されるようにルーフラック等に上るステ
ップとして使用することができる。
【0041】また、図14に示されるように、上記折り
畳みシートSを車内天井に取り付けて座面を高くすると
後席から目線を高くすることができ、例えば子供用のシ
ート等として使用すると、運転席あるいは助手席の乗員
の頭上を通して十分な視界を確保することができる。
【0042】また、上記折り畳みシートSは、車体のみ
ならず、取付場所さえあれば任意の場所に取り付けて使
用することができる。
【0043】なお、上記実施形態において、シートクッ
ション部4にステップ部6を取り付けるようにしたが、
ステップ部6は必ずしも必要ではなく、シートバック部
2とシートクッション部4だけで折り畳みシートを構成
することもできる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、第1ロッ
ク部を操作することによりシートバック部に対するシー
トクッション部のロックあるいはロック解除を行うとと
もに、シートクッション部の収納状態より使用状態への
操作に際し、シートバック部の下端を所定距離前進させ
るシートバック下端先進手段を設けたので、着座感が向
上するとともにコンパクトに収納することができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、シ
ートバック下端前進手段をトーションバーと複数のリン
クにより構成したので、構造が簡単で、かつ、乗員の腰
部をトーションバーにより弾性的に支持することができ
る。
【0046】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
シートバックフレームの上部に取付具を設けることによ
り、吊り下げ式シートとして使用するようにしたので、
着脱が容易で、車体外部にも取り付けることができると
ともに、フロアからの振動が直接入力されることがなく
着座感が向上する。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、シ
ートバックを、弾性体を有する樹脂フレームと、樹脂フ
レームを被覆する表皮とで構成し、樹脂フレームの下端
にトーションバーを取り付けたので、シートバックを簡
素な構造にすることができる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、第
2ロック部を操作することによりシートクッション部に
対するステップ部のロックあるいはロック解除を行うよ
うにしたので、簡単な操作でステップ部を使用あるいは
収納することができる。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、ス
テップ部を、リンク機構を介してシートクッション部に
取り付けられたステップサポートと、ステップサポート
に揺動自在に取り付けられたステップとで構成したの
で、ステップ部をコンパクトに構成することができる。
【0050】また、請求項7に記載の発明によれば、ス
テップの裏面に弾性体を貼着し、ステップ部の収納時弾
性体をシートクッション部とステップサポートとの間に
介装せしめることにより大荷重が加えられた時のエネル
ギ吸収を行うとともに、ステップ部の収納時と使用時で
異なる着座感を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる車両用折り畳みシートを示し
ており、(a)は収納時の斜視図で、(b)はシート状
態の斜視図で、(c)はステップ使用時の斜視図であ
る。
【図2】 図1の折り畳みシートの分解斜視図である。
【図3】 図1の折り畳みシートを構成するシートバッ
クの正面図である。
【図4】 シートクッション部をシートバック部にロッ
クする第1ロック部の部分分解斜視図である。
【図5】 第1ロック部の別の部分分解斜視図である。
【図6】 ステップ部をシートクッション部にロックす
る第2ロック部の正面図である。
【図7】 第2ロック部の分解斜視図である。
【図8】 第1ロック部の作動を示す部分断面図であ
る。
【図9】 第2ロック部の作動を示す部分断面図であ
る。
【図10】 シートバック部の下端に設けられたシート
バック下端前進手段の作動を示す部分断面図である。
【図11】 折り畳みシートの使用時あるいは収納時の
操作を示す側面図である。
【図12】 折り畳みシートをRV車の後部アタッチメ
ントに取り付け、レジャー用シートとして使用した場合
の側面図である。
【図13】 折り畳みシートをRV車の後部アタッチメ
ントに取り付け、ルーフラック等に上るステップとして
使用した場合の側面図である。
【図14】 折り畳みシートをRV車の車内天井に取り
付け、チャイルドシートして使用した場合の部分断面側
面図である。
【符号の説明】
2 シートバック部 4 シートクッション部 6 ステップ部 8 シートバックフレーム 10 シートバック 16 シートクッション 18 ステップサポート 20 ステップ 22 樹脂フレーム 24 表皮 30 トーションバー 34 パイプ 40 内側リンク 44 外側リンク 50 第1ロック部 52 ロックプレート 56 ロックピン 92 第2ロック部 94 ストライカ 100 ロックプレート 104 係止部材 118 取付具 120 弾性体 S 車両用折り畳みシート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック部と、該シートバック部に
    対し回動自在に取り付けられたシートクッション部と、
    該シートクッション部を上記シートバック部にロックす
    る第1ロック部とを有し、該第1ロック部を操作するこ
    とにより上記シートバック部に対する上記シートクッシ
    ョン部のロックあるいはロック解除を行うとともに、上
    記シートクッション部の収納状態より使用状態への操作
    に際し、上記シートバック部の下端を所定距離前進させ
    るシートバック下端先進手段を設けることにより着座感
    を向上したことを特徴とする車両用折り畳みシート。
  2. 【請求項2】 上記シートバック下端前進手段をトーシ
    ョンバーと複数のリンクにより構成した請求項1に記載
    の車両用折り畳みシート。
  3. 【請求項3】 上記シートバック部を構成するシートバ
    ックフレームの上部に取付具を設けることにより、吊り
    下げ式シートとして使用するようにした請求項1あるい
    は2に記載の車両用折り畳みシート。
  4. 【請求項4】 上記シートバック部を構成するシートバ
    ックが、弾性体を有する樹脂フレームと、該樹脂フレー
    ムを被覆する表皮とを有し、上記樹脂フレームの下端に
    上記トーションバーを取り付けた請求項2に記載の車両
    用折り畳みシート。
  5. 【請求項5】 上記シートクッション部に揺動自在にス
    テップ部を取り付けるとともに、該ステップ部を上記シ
    ートクッション部にロックする第2ロック部を設け、該
    第2ロック部を操作することにより上記シートクッショ
    ン部に対する上記ステップ部のロックあるいはロック解
    除を行うようにした請求項1に記載の車両用折り畳みシ
    ート。
  6. 【請求項6】 上記ステップ部を、リンク機構を介して
    上記シートクッション部に取り付けられたステップサポ
    ートと、該ステップサポートに揺動自在に取り付けられ
    たステップとで構成した請求項5に記載の車両用折り畳
    みシート。
  7. 【請求項7】 上記ステップの裏面に弾性体を貼着し、
    上記ステップ部の収納時上記弾性体を上記シートクッシ
    ョン部と上記ステップサポートとの間に介装せしめるこ
    とにより大荷重が加えられた時のエネルギ吸収を行うと
    ともに、上記ステップ部の収納時と使用時で異なる着座
    感を提供するようにした請求項6に記載の車両用折り畳
    みシート。
JP28840097A 1997-10-21 1997-10-21 車両用折り畳みシート Pending JPH11115582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28840097A JPH11115582A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 車両用折り畳みシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28840097A JPH11115582A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 車両用折り畳みシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11115582A true JPH11115582A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17729728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28840097A Pending JPH11115582A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 車両用折り畳みシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11115582A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1293378A2 (de) * 2001-09-14 2003-03-19 Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co. KG Sitzeinrichtung in einem minengeschützten Kampffahrzeug
JP2019093750A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 アイシン精機株式会社 車両用シート装置
JP2021059208A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 トヨタ自動車株式会社 乗合自動車におけるチャイルドシート仮置構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1293378A2 (de) * 2001-09-14 2003-03-19 Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co. KG Sitzeinrichtung in einem minengeschützten Kampffahrzeug
EP1293378B1 (de) * 2001-09-14 2007-08-15 Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co. KG Sitzeinrichtung in einem minengeschützten Kampffahrzeug
JP2019093750A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 アイシン精機株式会社 車両用シート装置
JP2021059208A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 トヨタ自動車株式会社 乗合自動車におけるチャイルドシート仮置構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002506765A5 (ja)
KR100569945B1 (ko) 차량용 시트의 더블폴딩 고정을 위한 록킹기구
JP2005178774A (ja) 乗物シート構造、およびそのような構造を有するシートを備えた乗物
JPH11115582A (ja) 車両用折り畳みシート
GB2391169A (en) Dismountable seat
JP3635639B2 (ja) 車両用シート
JP2001130303A (ja) 自動車用シートの格納装置
JP3625200B2 (ja) 車両用シート
JPH07232580A (ja) 車両用シート装置
JP3541602B2 (ja) 車両用シート装置
JP4035798B2 (ja) 自動車用シート装置
JP3638549B2 (ja) 車両用シート
JP4089933B2 (ja) 自動車用シートの取付構造
JP2003040009A (ja) チップアップ機構付の車両用シート
JPH07232581A (ja) 車両用折り畳みシ−ト
JPH10147165A (ja) 跳上げシート
JP6708940B2 (ja) 車両用シート
KR100405465B1 (ko) 자동차용 폴딩시트의 래치구조
JP4421465B2 (ja) 車両用シート
JP3597497B2 (ja) 車両用シート
JP3410300B2 (ja) 自動車用シートクッションのチルトロック機構
JPS643409Y2 (ja)
JPH06144091A (ja) 幼児用安全シート
JP2963977B2 (ja) 折畳み式自動車用シート
JPH0759632A (ja) 乗り物用シート構造