JPH06144091A - 幼児用安全シート - Google Patents

幼児用安全シート

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JPH06144091A
JPH06144091A JP29744792A JP29744792A JPH06144091A JP H06144091 A JPH06144091 A JP H06144091A JP 29744792 A JP29744792 A JP 29744792A JP 29744792 A JP29744792 A JP 29744792A JP H06144091 A JPH06144091 A JP H06144091A
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seat
leg
legs
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Application number
JP29744792A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Mizukoshi
廣明 水越
Mitsuo Numazawa
光男 沼澤
Kazuhiro Sasaki
和弘 佐々木
Ikuyo Suzuki
育代 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ベビーカーとして使用する際に必要な車輪が装
備された脚部をシートに収納でき、しかもシートクッシ
ョンに幼児を乗せたままで自動車のシート上への載置お
よびベビーカーへの変更が可能な幼児用安全シートを提
供する。 【構成】幼児用安全シート1をチャイルドシートとして
使用する場合には、前脚21、22および後脚23をそ
れぞれ折り畳み、脚部収納ボックス11に収納する。ま
た、幼児用安全シート1をベビーカーとして使用する場
合には、脚部収納ボックス11に収納されている前脚2
1、22および後脚23を引き出して伸長させる。そし
て、前脚21、22および後脚23を掛止部材によって
固定し、前脚21、22および後脚23に設けられてい
る車輪24,25,28によって走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は幼児用安全シートに係
り、詳しくは、幼児用の自動車シート(チャイルドシー
ト)とベビーカーの機能とを合わせ持つ幼児用安全シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のシートは大人の体格を基
準として設計されており、体の小さい幼児が座った場合
には体の位置が低くなり、シートベルトを使用してもし
っかりと体を保持することが難しい。そこで、通常のシ
ートの上に補助シート(チャイルドシート)を載置し、
幼児が座った場合にしっかりと体を保持できるようにし
ている。
【0003】また、近年、自動車の普及により幼児を乗
車させて外出する機会が増えてきている。そして、幼児
が年少の場合は自動車を降りて移動する際に、幼児をベ
ビーカーに乗せている。従って、幼児と共に外出する際
には、チャイルドシートとベビーカーの両方を準備する
必要がある。そのため、車室やトランク内にベビーカー
を搭載するためのかなり広いスペースを確保する必要が
あり、荷物等を積載するスペースが狭くなるという問題
があった。
【0004】この不都合を解消するため、チャイルドシ
ートとベビーカーの機能を合わせ持つ幼児用安全シート
が提案されている。例えば、実開昭62−90881号
公報には、車輪を有する左右一対の脚が前後にそれぞれ
取付けられると共にハンドル枠を有する受架枠に、座席
を着脱可能に取付けた乳母車が提案されている。この場
合、座席を受架枠から取り外して、座席だけを自動車の
シートに載置することができる。
【0005】また、実開昭62−138639号公報に
は、自動車のシート上に載置されて座部をシートベルト
により固定されるチャイルドシートにおいて、座部の両
側面にそれぞれ前後2本の車輪足の上部を回動可能、且
つ足締具を介して締付け固定可能に設けたチャイルドシ
ートが提案されている。このチャイルドシートを自動車
シート上で使用する場合は、各車輪足を座部の側面に配
置した状態で足締具を締付ける。また、ベビーカーとし
て使用する場合は、足締具を緩めて各車輪を座部の下方
に延びる状態に配置し、その状態で足締具を締付け固定
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開昭62
−90881号公報に開示されたものは、座席が分離さ
れた受架枠の収納スペースが通常のベビーカーの収納ス
ペースと大差がなく、車室やトランク内スペースの有効
利用の効果はない。また、座席を受架枠から分離する際
あるいは座席を受架枠に組付ける操作を行う際に、幼児
を一旦座席から降ろさなければならず不便であった。
【0007】一方、実開昭62−138639号公報に
開示されたものは、ベビーカーとして使用する際に必要
な各車輪足が座部の側面に収納されるため、ベビーカー
を搭載するためのスペースを確保する必要がなくなる。
しかし、このチャイルドシートの場合も、各車輪足を座
部の下方に延びた状態にセットする操作を行う際、ある
いは延びた状態の各車輪足を座部の側方に収納する操作
を行う際に、幼児を一旦座席から降ろさなければならず
不便であった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ベビーカーとして使用
する際に必要な車輪が装備された脚部をシートに収納で
き、しかもシートクッションに幼児を乗せたままで自動
車のシート上への載置およびベビーカーへの変更が可能
な幼児用安全シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、自動車のシートに載置可能なシート本体
と、前記シート本体の下部に設けられた脚部収納ボック
スと、前記脚部収納ボックス内に設けられ、前後方向に
延びるガイド部材と、前記ガイド部材にガイドされて前
後方向に移動可能な固定リンクと、車輪が設けられた四
節回転連鎖と、当該四節回転連鎖と1つのピン継手を共
有すると共に、そのピン継手によって結合される当該四
節回転連鎖の2つのリンクとそれぞれ1つの機素を成す
2つのリンクを備えた五節連鎖または四節回転連鎖とか
らなる第1の脚と、車輪が設けられた四節回転連鎖と、
当該四節回転連鎖と1つのピン継手を共有すると共に、
そのピン継手によって結合される当該四節回転連鎖の2
つのリンクとそれぞれ1つの機素を成す2つのリンクを
備えた第2の四節回転連鎖または五節連鎖とからなる第
2の脚と、前記第1および第2の脚をそれぞれ固定保持
する固定保持部材とを備え、前記第1の脚の五節連鎖ま
たは四節回転連鎖の1つのリンクと、前記第2の脚の第
2の四節回転連鎖または五節連鎖の1つのリンクとを、
それぞれ共通の固定リンクとして、その固定リンクを、
脚部収納ボックスの前後方向にスライド可能にするスラ
イド手段とを備えたことをその要旨とする。
【0010】
【作用】従って本発明によれば、幼児用安全シートをチ
ャイルドシートとして使用する場合には、第1および第
2の脚をそれぞれ折り畳み、スライド手段によってスラ
イドさせて脚部収納ボックスに収納する。
【0011】また、幼児用安全シートをベビーカーとし
て使用する場合には、脚部収納ボックスに収納されてい
る第1および第2の脚を、スライド手段によってスライ
ドさせて引き出して伸長させる。そして、第1および第
2の脚を固定保持部材によって固定し、第1および第2
の脚に設けられている車輪によって走行する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図14に従って説明する。図1,図2に示すように、本
実施例の幼児用安全シート1はシート本体2と脚部3と
から構成され、シート本体2は一般のチャイルドシート
と同様に緊急ロック巻取り機構を有する5点式のシート
ベルト4を備えている。また、シート本体2はシートバ
ック5とシートクッション6とから構成され、リクライ
ニングノブ7を調整することによって一般の自動車のシ
ートと同様にシートバック5がリクライニング可能にな
っている。そして、シートバック5の背面にはバックボ
ード8が設けられ、その上部には、両下端部分がバック
ボード8に対して回動可能に取り付けられたコの字型の
ハンドル9が設けられている。また、シートクッション
6の後方下部の両サイドには、自動車のシートベルトを
固定するためのシートベルトハンガー10が設けられて
いる。さらに、シートクッション6の下部には脚部収納
ボックス11が設けられている。その脚部収納ボックス
11の後部は、上端が脚部収納ボックス11に対して回
動可能に取り付けられたカバー12によって覆われてい
る。また、脚部収納ボックス11の下部は開放されてい
る。そして、脚部3は後記するように折り畳んで脚部収
納ボックス11に収納可能になっている。
【0013】脚部収納ボックス11内の左右両側には、
ガイド部材としてのレール70が前後方向に延びるよう
に配設されている。そして、各レール70にローラ(図
示略)が取り付けられている。
【0014】その脚部3は、それぞれリンク機構からな
る3本の脚21〜23によって構成されている。そし
て、第1の脚としての前脚21,22の先端には2連に
なっている前輪24,25が、それぞれボトムリンク式
のサスペンション26,27を介して取り付けられてい
る。また、第2の脚としての後脚23の先端には2連に
なっている後輪28が、前輪24,25と同様に、ボト
ムリンク式のサスペンション29を介して取り付けられ
ている。尚、各前脚21,22のサスペンション26,
27上部は、固定板30によって固定されている。
【0015】従って、図1,図2に示すように、脚部2
を脚部収納ボックス11から取り出せば、この幼児用安
全シート1はベビーカーとして用いることができる。こ
のとき、バックボード8から引き出したハンドル9を持
てば、ベビーカーとなった幼児用安全シート1を自由に
走行させることができる。また、路面から各車輪24,
25,28に伝わる振動や衝撃はサスペンション26,
27,29によって吸収され、シート本体2には伝わる
ことはない。
【0016】また、図3,図4に示すように、脚部3を
脚部収納ボックス11に収納した状態において、この幼
児用安全シート1は一般のチャイルドシートと何ら変わ
りない形状となり、自動車のシート上に載置することが
できる。このとき、ハンドル9をバックボード8から引
き出せば、そのハンドル9を持って幼児用安全シート1
を楽に運搬することができる。
【0017】図5に前脚21,22の側面図を示す。前
脚21,22は四節回転連鎖31と五節連鎖32とから
構成される。四節回転連鎖31はリンク33〜36から
構成され、リンク33とリンク34とはピン37、リン
ク34とリンク35とはピン38、リンク35とリンク
36とはピン39、リンク36とリンク33とはピン4
0によってそれぞれ回転自在に結合されている。ここ
で、リンク33をピン40から延長した機素41の先端
には、前輪24,25がそれぞれサスペンション26,
27を介して取り付けられている。
【0018】また、五節連鎖32を構成するリンク42
〜46のほとんどが両前脚21,22で共通のロッドに
より連結されている。すなわち、リンク42とリンク4
3とはピン38、リンク42とリンク44とはピンの役
割を果たすロッド47、リンク44とリンク45とはピ
ンの役割を果たすロッド48、リンク45とリンク46
とはピンの役割を果たすロッド49、リンク46とリン
ク43とはピンの役割を果たすロッド50によってそれ
ぞれ回転自在に結合されている。前脚21,22の固定
リンクとしてのリンク45は、それぞれ断面L字状の部
材で形成され、レール70に沿ってスライド可能に配設
されている。このリンク45と各レール70とによって
スライド手段が構成される。
【0019】ここで、四節回転連鎖31のリンク35と
五節連鎖32のリンク42、および、四節回転連鎖31
のリンク34と五節連鎖32のリンク43は、それぞれ
一体形成されて1つの機素を成している。
【0020】図6に後脚23の側面図を示す。後脚23
は両前脚21,22の間に配設され、2組の四節回転連
鎖51,52から構成される。
【0021】四節回転連鎖51はリンク53〜56から
構成され、リンク53とリンク54とはピン57、リン
ク54とリンク55とはピン58、リンク55とリンク
56とはピン59、リンク56とリンク53とはピン6
0によってそれぞれ回転自在に結合されている。ここ
で、リンク53をピン60から延長した機素61の先端
には、後輪28がサスペンション29を介して取り付け
られている。
【0022】第2の四節回転連鎖52を構成するリンク
62〜65のほとんどが前脚21,22のリンクの連結
用のロッドを共用すると共に、固定リンク45を前脚2
1,22と共用している。すなわち、リンク62とリン
ク63とはピン58、リンク62とリンク45とはロッ
ド48、リンク45とリンク65とはロッド49、リン
ク65とリンク63とはロッド50によってそれぞれ回
転自在に結合されている。
【0023】ロッド50には両前脚21、22と後脚2
3との間に、脚部3が走行一に引き出された状態におい
て、その端部がロッド47に掛止めされる固定保持部材
としての掛止部材71がそれぞれ回動可能に支持されて
いる。
【0024】ここで、四節回転連鎖51のリンク55と
四節回転連鎖52のリンク62、および、四節回転連鎖
51のリンク54と五節連鎖52のリンク63は、それ
ぞれ1つの機素を成している。
【0025】また、後脚23のリンク62にはロッド4
7が貫通するためのバカ孔62aが設けられている。7
に示すように、脚部2を折り畳んで脚部収納ボックス1
1に収納した状態において、リンク45は脚部収納ボッ
クス11内の前端部まで移動している。
【0026】そして、図8に示すように、カバー12を
開放し、そのカバー12の開放部分から脚部2を引き出
すと、リンク45はレール70に沿って脚部収納ボック
ス11内の後方へ移動する。
【0027】続いて、図9,図10に示すように、リン
ク45をレール70に沿って脚部収納ボックス11内の
後端部まで移動させると、レール70に設けられた係止
部材(図示略)によって、リンク45はその場所に係止
される。これにより、リンク45のレール70からの抜
け出が阻止されて、幼児用安全シート1のベビーカ−と
しての使用時に、脚部2が脚部収納ボックス11から脱
落することはない。尚、前記係止部材(図示略)が非作
動の状態では、リンク45は半ば以上、脚部収納ボック
ス11外に引き出し可能である。
【0028】この状態において、前脚21,22および
後脚23を引き伸ばすと、各脚21〜23はそれぞれリ
ンク45を固定した運動を行い、前脚21,22は図
9,図10に示す矢印α方向に、後脚23は矢印β方向
にそれぞれ揺動する。
【0029】その後、図11に示すように、前脚21,
22および後脚23が所望の位置まで伸びきると、脚部
2はシート本体2の下側に完全に引き出される。尚、こ
の状態において、前脚21,22のロッド47は、後脚
23のリンク62に設けられたバカ孔62aによって規
制される。そのため、前脚21,22がこの状態より前
方に移動することはない。
【0030】そして、ロッド47とロッド50との間に
掛止部材71を掛け渡して掛止する。すると、その掛止
部材71と各リンク42,43とで三節連鎖が構成され
る。同時に、リンク62のバカ孔62aとピン58との
間のリンク62bと掛止部材71とリンク63とで三節
連鎖が構成される。また、五節連鎖32に作用する時計
方向への回動力と、四節回転連鎖52に作用する反時計
方向への回動力とがつりあう。その結果、各連鎖31,
32,51,52は固定される。その結果、前脚21,
22および後脚23は図11に示す状態で固定される。
【0031】このように、脚部3はリンクで構成されて
いるため、収納スペースすなわち脚部収納ボックス11
の容積が小さくても、走行位置に引き出された状態では
広く拡がる。そのため、この幼児用安全シート1をベビ
ーカーとして使用する際には安全性をより高めることが
できる。
【0032】次に、上記のように構成された幼児用安全
シート1の使用方法について、図12〜図14に従って
説明する。幼児用安全シート1をチャイルドシートとし
て用いる場合には、脚部2を脚部収納ボックス11に収
納してカバー12は閉じておく。そして、図12に示す
ように、幼児74を幼児用安全シート1に座らせ、その
体をシートベルト4によって幼児用安全シート1に保持
する。そして、幼児74を座らせた幼児用安全シート1
を自動車のシート72上に載置し、自動車のシートベル
ト73をシートベルトハンガー10に固定する。これに
より、幼児74の体を幼児用安全シート1を介して自動
車のシート72にしっかりと保持することができる。
【0033】この状態から幼児用安全シート1をベビー
カーに変更するには、まず、自動車のシートベルト73
をシートベルトハンガー10から取り外す。続いて、図
13に示すように、幼児用安全シート1のバックボード
8側が開放した自動車のドアの方に向くように、幼児用
安全シート1を自動車のシート72に載せたままでずら
せる。そして、ハンドル9をバックボード8から引き出
すと共に、カバー12を開放して脚部2を一旦、脚部収
納ボックス11外まで半ば引き出して伸長させる。ここ
で、脚部2を伸ばしきったときの脚部収納ボックス11
の高さと、路面から自動車のシート72までの高さと
が、ほぼ等しくなるように設定しておく。
【0034】すると、図14に示すように、伸ばしきっ
た脚部2の各車輪24,25,26が路面Aに接地した
とき、幼児用安全シート1は自動車のシート72から完
全に自立することができる。そして、前記のように掛止
部材71によって前脚21,22および後脚23を固定
し、ハンドル9を持って自動車内から幼児用安全シート
1を引き出し、リンク45をレール70後端の所定位置
に配置し、前述の係止部材(図示略)によって固定すれ
ば、幼児用安全シート1をベビーカーとして用いること
ができる。
【0035】これらの操作を行っているとき、シート本
体2の高さはほぼ一体に保たれるため、シート本体2に
は大きな衝撃や振動は加わらない。そのため、幼児用安
全シート1から幼児74を降ろす必要はない。
【0036】反対に、ベビーカーとして使用している幼
児用安全シート1をチャイルドシートに変更するには、
上記と逆の操作を行えばよい。この場合にも、上記と同
様に、シート本体2には大きな衝撃や振動は加わらない
ため、幼児用安全シート1から幼児74を降ろす必要は
ない。
【0037】このように本実施例においては、シート本
体2の下部に、カバー12によって後部が開放可能にな
っている脚部収納ボックス11を設け、その内部に、リ
ンク機構からなる車輪24,25,28を設けた脚部3
を前後方向にスライドして収納可能に設けている。
【0038】これにより、幼児用安全シート1をチャイ
ルドシートとして使用する場合には脚部収納ボックス1
1に脚部3を収納すればよく、幼児用安全シート1をベ
ビーカーとして使用する場合には脚部収納ボックス11
から脚部3を引き出して伸長させればよい。また、幼児
用安全シート1を、チャイルドシートからベビーカー又
はベビーカーからチャイルドシートに変更する際には、
幼児74をシート本体1に乗せたままでよい。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のようにして実施してもよい。 1)各車輪24,25,28を2連ではなく1連にす
る。
【0040】2)サスペンション26,27,29を省
略するか、または、ボトムリンク式でなくテレスコピッ
ク式等の適宜な形式のサスペンションに置き換える。 3)シートバック5とシートクッション6とを固定して
リクライニング機構を省略する。
【0041】4)図15に示すように、2連の後輪28
の一輪ずつの間隔を広げる。この場合には、ベビーカー
として使用しているときの安定性をさらに高めることが
できる。
【0042】5)上記実施例においては2本の前脚2
1,22と1本の後脚23とで脚部3を構成していた
が、図16に示すように、1本の前脚81と2本の後脚
82,83とで脚部3を構成する。
【0043】6)図17に示すように、2本の前脚2
1,22と2本の後脚82,83とで脚部3を構成す
る。この場合には、ベビーカーとして使用しているとき
の安定性をさらに高めることができる。
【0044】7)幼児用安全シート1と自動車のシート
72との固定のために、シートベルトハンガー10以外
の固定手段を設ける。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ベ
ビーカーとして使用する際に必要な車輪が装備された脚
部をシート内にコンパクトに収納でき、しかもシートク
ッションに幼児を乗せたままで自動車のシート上への載
置およびベビーカーへの変更が簡単にできる優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の幼児用安全シートを脚部を出した状
態で前方から見た斜視図である。
【図2】図2に示す幼児用安全シートを後方から見た斜
視図である。
【図3】本実施例の幼児用安全シートを脚部を収納した
状態で前方から見た斜視図である。
【図4】図3に示す幼児用安全シートを後方から見た斜
視図である。
【図5】本実施例の前脚の側面図である。
【図6】本実施例の後脚の側面図である。
【図7】本実施例の脚部の運動を説明するための側面図
である。
【図8】本実施例の脚部の運動を説明するための側面図
である。
【図9】本実施例の脚部の運動を説明するための側面図
である。
【図10】本実施例の脚部の運動を説明するための側面
図である。
【図11】本実施例の脚部の運動を説明するための側面
図である。
【図12】本実施例の幼児用安全シートの使用方法を説
明するための側面図である。
【図13】本実施例の幼児用安全シートの使用方法を説
明するための斜視図である。
【図14】本実施例の幼児用安全シートの使用方法を説
明するための斜視図である。
【図15】別の実施例の幼児用安全シートを前方から見
た斜視図である。
【図16】別の実施例の幼児用安全シートを前方から見
た斜視図である。
【図17】別の実施例の幼児用安全シートを前方から見
た斜視図である。
【符号の説明】
2…シート本体、11…脚部収納ボックス、21,22
…前脚、23…後脚、32…五節連鎖、45…固定リン
ク、31,51,52…四節回転連鎖、70…レール、
71…掛止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 育代 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のシートに載置可能なシート本体
    と、 前記シート本体の下部に設けられた脚部収納ボックス
    と、 前記脚部収納ボックス内に設けられ、前後方向に延びる
    ガイド部材と、 前記ガイド部材にガイドされて前後方向に移動可能な固
    定リンクと、 車輪が設けられた四節回転連鎖と、当該四節回転連鎖と
    1つのピン継手を共有すると共に、そのピン継手によっ
    て結合される当該四節回転連鎖の2つのリンクとそれぞ
    れ1つの機素を成す2つのリンクを備えた五節連鎖また
    は四節回転連鎖とからなる第1の脚と、 車輪が設けられた四節回転連鎖と、当該四節回転連鎖と
    1つのピン継手を共有すると共に、そのピン継手によっ
    て結合される当該四節回転連鎖の2つのリンクとそれぞ
    れ1つの機素を成す2つのリンクを備えた第2の四節回
    転連鎖または五節連鎖とからなる第2の脚と、 前記第1および第2の脚をそれぞれ固定保持する固定保
    持部材と前記第1の脚の五節連鎖または四節回転連鎖の
    1つのリンクと、前記第2の脚の第2の四節回転連鎖ま
    たは五節連鎖の1つのリンクとを、それぞれ共通の固定
    リンクとして、その固定リンクを、脚部収納ボックスの
    前後方向にスライド可能にするスライド手段とを備えた
    幼児用安全シート。
JP29744792A 1992-11-06 1992-11-06 幼児用安全シート Pending JPH06144091A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7090291B2 (en) 2002-09-10 2006-08-15 Birchfield Daphne D Combination child vehicle seat and temporary stroller
JP2009531209A (ja) * 2005-12-19 2009-09-03 ラジャーシンガム、アージューナ・イドレイスワラン 乗物乗員用サポート
JP2010012990A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Ts Tech Co Ltd 車両用シート
CN103895538A (zh) * 2014-03-31 2014-07-02 陈珏雯 一种多功能的儿童座椅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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