JP4835845B2 - ブラシレスモータ用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電動パワーステアリング装置において操舵補助力を発生させるために用いられる3相ブラシレスモータを制御するためのブラシレスモータ用制御装置に関する。
図5に示す従来のブラシレスモータ用制御装置は、3相ブラシレスモータ201の3相コイルそれぞれに流れるU相電流Iu 、V相電流Iv およびW相電流Iw を求める電流決定部202、モータ201のロータの回転位置を求める回転位置決定部203、モータ201の目標出力に対応する基本目標電流I* を演算する基本目標電流演算部204、dq軸目標電流演算部205、dq軸電流演算部206、d軸目標電圧演算部207d、q軸目標電圧演算部207q、目標電圧演算部208およびインバータ209を備える。dq軸目標電流演算部205は、ロータの有する界磁の磁束方向に沿う軸をd軸、d軸とロータの回転軸とに直交する軸をq軸として、基本目標電流I* に対応するd軸目標電流Id * とq軸目標電流Iq * を演算する。dq軸電流演算部206は、U相電流Iu 、V相電流Iv 、W相電流Iw およびロータの回転位置に基づいて、d軸電流Id とq軸電流Iq を演算する。d軸目標電圧演算部207dは、d軸目標電流Id * とd軸電流Id との間の偏差δId を低減するように、d軸電流のフィードバック演算であるPI(比例積分)演算によってd軸目標電圧Vd * を演算する。q軸目標電圧演算部207qは、q軸目標電流Iq * とq軸電流Iq との間の偏差δIq を低減するように、q軸電流のフィードバック演算であるPI(比例積分)演算によってq軸目標電圧Vq * を演算する。目標電圧演算部208は、d軸目標電圧Vd * 、q軸目標電圧Vq * およびロータの回転位置からU相目標電圧Vu * 、V相目標電圧Vv * およびW相目標電圧Vw * を演算する。インバータ209のPWM制御により、U相目標電圧Vu * 、V相目標電圧Vv * およびW相目標電圧Vw * に応じた電圧がモータ201の3相コイルに印加され、これによりモータ201が駆動される(特許文献1参照)。
特開2001−187578号公報
上記従来技術においては、3相ブラシレスモータの各相電流をモータの励磁電流に対応するd軸電流と、モータトルクに対応するq軸電流に変換することで、モータを周波数特性が改善されるように制御できる。しかし、各相電流検出用センサ相互の特性の相違、各相コイル相互の抵抗の相違、各相コイルへの電圧印加用回路相互の特性の相違といった3相間のアンバランスが存在するため、各相電流Iu 、Iv 、Iw を正確に求めることはできない。そのため上記従来技術のように、各相電流Iu 、Iv 、Iw から求められるd軸電流Id とq軸電流Iq のフィードバック演算に基づき各相目標電圧Vu * 、Vv * 、Vw * を求める場合、そのような3相間のアンバランスの影響によりモータ性能を十分に向上できないという問題がある。本発明は、そのような問題を解決することのできるブラシレスモータ用制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、3相ブラシレスモータの3相コイルそれぞれにU相目標電圧、V相目標電圧およびW相目標電圧に応じた電圧を印加することで、前記モータを駆動するブラシレスモータ用制御装置において、前記3相コイルそれぞれに流れるU相電流、V相電流およびW相電流を求める電流決定部と、前記ロータの回転位置を求める回転位置決定部と、前記モータの目標出力に対応する基本目標電流を演算する基本目標電流演算部と、前記ロータの有する界磁の磁束方向に沿う軸をd軸、前記d軸と前記ロータの回転軸とに直交する軸をq軸として、d軸目標電流とq軸目標電流を前記基本目標電流に対応するように演算するdq軸目標電流演算部と、前記U相電流、前記V相電流、前記W相電流および前記回転位置に基づいて、d軸電流とq軸電流を演算するdq軸電流演算部と、前記d軸目標電流と前記d軸電流との間の偏差を低減するように、d軸電流のフィードバック演算である積分演算によってd軸目標電圧を演算するd軸目標電圧演算部と、前記q軸目標電流と前記q軸電流との間の偏差を低減するように、q軸電流のフィードバック演算である積分演算によってq軸目標電圧を演算するq軸目標電圧演算部と、前記d軸目標電圧、前記q軸目標電圧および前記回転位置に基づいて、第1U相目標電圧、第1V相目標電圧、および第1W相目標電圧を演算する第1目標電圧演算部と、前記基本目標電流に対応するU相目標電流、V相目標電流およびW相目標電流を演算する3相目標電流演算部と、前記U相目標電流と前記U相電流との間の偏差を低減するように、U相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2U相目標電圧を演算する第2U相目標電圧演算部と、前記V相目標電流と前記V相電流との間の偏差を低減するように、V相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2V相目標電圧を演算する第2V相目標電圧演算部と、前記W相目標電流と前記W相電流との間の偏差を低減するように、W相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2W相目標電圧を演算する第2W相目標電圧演算部と、第1U相目標電圧と第2U相目標電圧の和に対応する前記U相目標電圧を演算するU相目標電圧演算部と、第1V相目標電圧と第2V相目標電圧の和に対応する前記V相目標電圧を演算するV相目標電圧演算部と、第1W相目標電圧と第2W相目標電圧の和に対応する前記W相目標電圧を演算するW相目標電圧演算部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、各相電流を3相間のアンバランスの影響により正確に求めることができなくても、各相電流のフィードバック演算である比例演算により各相目標電流と各相電流との間の偏差を低減し、そのアンバランスの影響を低減できる。また、d軸電流およびq軸電流のフィードバック演算である積分演算によりdq軸目標電流とdq軸電流との間の偏差を低減することで、モータを周波数特性が改善されるように制御できる。
本発明のブラシレスモータ用制御装置によれば、3相間のアンバランスの影響を低減すると共にモータの周波数特性を改善してモータ性能を向上することができる。
図1に示す車両用ラックピニオン式電動パワーステアリング装置101は、操舵により回転するステアリングシャフト103と、ステアリングシャフト103に設けられるピニオン103aと、ピニオン103aに噛み合うラック104と、操舵補助力発生用の三相ブラシレスモータ1と、モータ1の出力をラック104に伝達するネジ機構110とを備える。ラック104の両端は車輪(図示省略)に連結される。操舵によるピニオン103aの回転により、ラック104が車両幅方向に沿い移動し、このラック104の移動により舵角が変化する。
モータ1は、ラック104を覆うハウジング108に固定されるステータ1aと、ハウジング108によりベアリング108a、108bを介して回転可能に支持される筒状ロータ1bと、ロータ1bに設けられる界磁としてのマグネット1cとを有する。ステータ1aは、モータ1の電機子捲線を構成するU相コイル、V相コイルおよびW相コイルを有する。ロータ1bはラック104を囲む。ロータ1bの回転位置を決定する回転位置決定部がレゾルバ2により構成され、レゾルバ2はステータ側の基準位置に対するロータ1bの回転角を回転位置として出力する。
ネジ機構110は、ラック104の外周に一体的に形成されたボールスクリューシャフト110aと、ボールスクリューシャフト110aにボールを介してねじ合わされるボールナット110bとを有する。ボールナット110bはロータ1bに連結されている。これにより、モータ1がボールナット110bを回転させることで、ラック104の長手方向に沿う操舵補助力が付与される。モータ1は制御装置10に接続される。
図2のブロック図は制御装置10の構成を表す。制御装置10は、電流決定部11、信号処理部12、および駆動部13を有する。制御装置10に、レゾルバ2、ステアリングシャフト103により伝達される操舵トルクを検出するトルクセンサ7、車速を検出する車速センサ8が接続される。
電流決定部11は、3相コイルそれぞれに流れるU相電流Iu 、V相電流Iv およびW相電流Iw を求める。本実施形態の電流決定部11は、各相電流それぞれを検出する電流検出用センサ11u、11v、11wと、電流検出用センサ11u、11v、11wによる電流検出信号をAD変換するAD変換器11u′、11v′、11w′を有する。なお、図示の例では駆動部13とモータ1のコイルとの間において流れる相電流が電流検出器11u、11v、11wにより検出されるが、電流検出器の配置は相電流を検出できれば特に限定されない。また、3相電流の中の一部の相電流を電流検出器により求め、残りの相電流を演算により求めてもよい。
信号処理部12は、例えばマイクロコンピュータにより構成され、基本目標電流演算部15、dq軸目標電流演算部16、dq軸電流演算部17、d軸偏差演算部18d、q軸偏差演算部18q、d軸目標電圧演算部19d、q軸目標電圧演算部19q、第1目標電圧演算部20、PWM(パルス幅変調)制御部21u、21v、21w、第2目標電圧演算部22、U相目標電圧演算部26u、V相目標電圧演算部26v、W相目標電圧演算部26wを有する。
駆動部13は、電力供給用スイッチング素子として、インバータ回路を構成する一対のU相用FET13u1、13u2、一対のV相用FET13v1、13v2、および一対のW相用FET13w1、13w2を有する。各相において、一方のFETと他方のFETとの間が電力供給ラインを介しモータ1のコイルに接続される。
基本目標電流演算部15において、トルクセンサ7により検知される操舵トルクと、車速センサ8により検出される車速に基づいて、モータ1の目標出力に対応する基本目標電流I* が演算される。基本目標電流I* の演算は公知の方法で行うことができ、例えば、操舵トルクの大きさが大きく、車速が小さい程に基本目標電流I* は大きくされる。なお、基本目標電流I* の演算方法は特に限定されず、任意の方法で演算すればよい。
基本目標電流演算部15において演算された基本目標電流I* はdq軸目標電流演算部16に入力される。dq軸目標電流演算部16において、d軸目標電流Id * とq軸目標電流Iq * が基本目標電流I* に対応するように演算される。すなわち、ロータ1bの有する界磁(マグネット1c)の磁束方向に沿う軸をd軸、d軸とロータ1bの回転軸とに直交する軸をq軸として、d軸方向の磁界を生成するためのd軸目標電流Id * と、q軸方向の磁界を生成するためのq軸目標電流Iq * が演算される。q軸目標電流Iq * が目標出力トルクに対応するものとされる。dq軸目標電流演算部16における演算は公知の演算式を用いて行うことができる。
dq軸電流演算部17において、電流決定部11により求められた相電流Iu 、Iv 、Iw とレゾルバ2により検出されたロータ1bの回転位置とに基づいてd軸電流Id とq軸電流Iq が演算される。dq軸電流演算部17における演算は公知の演算式を用いて行うことができる。
d軸偏差演算部18dにおいて、d軸目標電流Id * とd軸電流Id との間のd軸偏差δId が求められ、q軸偏差演算部18qにおいて、q軸目標電流Iq * とq軸電流Iq との間のq軸偏差δIq が求められる。
d軸目標電圧演算部19dにおいて、d軸偏差δId を低減するように、d軸電流のフィードバック演算である積分(I)演算によってd軸目標電圧Vd * が演算される。q軸目標電圧演算部19qにおいて、q軸偏差δIq を低減するように、q軸電流のフィードバック演算である積分演算によってq軸目標電圧Vq * が求められる。
第1目標電圧演算部20において、d軸目標電圧Vd * 、q軸目標電圧Vq * およびレゾルバ2により検出されたロータ1bの回転位置に基づいて、第1U相目標電圧Vu1 * 、第1V相目標電圧Vv1 * および第1W相目標電圧Vw1 * が演算される。第1目標電圧演算部20における演算は公知の演算式を用いて行えばよい。
図3に示すように、第2目標電圧演算部22は、3相目標電流演算部23、U相偏差演算部24u、V相偏差演算部24v、W相偏差演算部24w、第2U相目標電圧演算部25u、第2V相目標電圧演算部25vおよび第2W相目標電圧演算部25wを有する。
3相目標電流演算部23において、基本目標電流I* に対応するU相目標相電流Iu * 、V相目標相電流Iv * およびW相目標相電流Iw * が演算される。本実施形態においては、d軸目標電流Id * 、q軸目標電流Iq * および検出されたロータ1bの回転位置とに基づき、各相目標電流Iu * 、Iv * 、Iw * が公知の演算式により演算される。なお、d軸目標電流Id * とq軸目標電流Iq * を介することなく、基本目標電流I* と検出されたロータ1bの回転位置とから各相目標相電流Iu * 、Iv * 、Iw * を公知の演算式により直接に演算するようにしてもよい。
図3に示すように、U相偏差演算部24uにおいてU相目標相電流Iu * とU相電流Iu との間のU相偏差δIu が求められ、V相偏差演算部24vにおいてV相目標相電流Iv * とV相電流Iv との間のV相偏差δIv が求められ、W相偏差演算部24wにおいてW相目標相電流Iw * とW相電流Iw との間のW相偏差δIw が求められる。
第2U相目標電圧演算部25uにおいて、U相偏差δIu を低減するように、U相電流のフィードバック演算である比例(P)演算によって第2U相目標電圧Vu2 * が演算される。第2V相目標電圧演算部25vにおいて、V相偏差δIv を低減するように、V相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2V相目標電圧Vv2 * が演算される。第2W相目標電圧演算部25wにおいて、W相偏差δIw を低減するように、W相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2W相目標電圧Vw2 * が演算される。
U相目標電圧演算部26uにおいて、第1U相目標電圧Vu1 * と第2U相目標電圧Vu2 * の和に対応するU相目標電圧Vu * が演算される。V相目標電圧演算部26vにおいて、第1V相目標電圧Vv1 * と第2V相目標電圧Vv2 * の和に対応するV相目標電圧Vv * が演算される。W相目標電圧演算部26wにおいて、第1W相目標電圧Vw1 * と第2W相目標電圧Vw2 * の和に対応するW相目標電圧Vw * が演算される。
PWM制御部21u、21v、21wはそれぞれ、各相目標電圧Vu * 、Vv * 、Vw * に対応するデューティ比を有するパルス信号であるPWM制御信号を生成する。バッテリEによりモータ1の各相のコイルに印加される電圧が目標電圧Vu * 、Vv * 、Vw * になるように、駆動部13の各FET13u1、13u2、13v1、13v2、13w1、13w2がPWM制御信号により開閉される。これにより、3相コイルそれぞれにU相目標電圧Vu * 、V相目標電圧Vv * およびW相目標電圧Vw * に応じた電圧が印加され、モータが駆動される。
図4のフローチャートは、上記制御装置10によるモータ1の制御手順を示す。まず、レゾルバ2、トルクセンサ7、車速センサ8、電流検出器11u、11v、11wによる検出値を読み込み(ステップS1)、検出された操舵トルクと車速に基づき基本目標電流演算部15において目標電流I* を演算し(ステップS2)、その目標電流I* に対応するd軸目標電流Id * とq軸目標電流Iq * をdq軸目標電流演算部16において演算し(ステップS3)、検出された相電流Iu 、Iv 、Iw とロータ1bの回転位置に対応するd軸電流Id およびq軸電流Iq をdq軸電流演算部17において演算し(ステップS4)、d軸目標電流Id * とd軸電流Id からd軸偏差δId をd軸偏差演算部18dにおいて、q軸目標電流Iq * とq軸電流Iq からq軸偏差δIq をq軸偏差演算部18qにおいて演算する(ステップS5)。また、3相目標電流演算部23においてU相目標相電流Iu * 、V相目標相電流Iv * およびW相目標相電流Iw * を演算し(ステップS6)、U相偏差演算部24uにおいてU相偏差δIu を、V相偏差演算部24vにおいてV相偏差δIv を、W相偏差演算部24wにおいてW相偏差δIw を演算する(ステップS7)。次に、d軸目標電圧演算部19dにおける積分演算によってd軸目標電圧Vd * を演算し、q軸目標電圧演算部19qにおける積分演算によってq軸目標電圧Vq * を演算し(ステップS8)、第1目標電圧演算部20において、d軸目標電圧Vd * とq軸目標電圧Vq * に対応する第1U相目標電圧Vu1 * 、第1V相目標電圧Vv1 * および第1W相目標電圧Vw1 * を演算する(ステップS9)。また、第2U相目標電圧演算部25uにおける比例演算によって第2U相目標電圧Vu2 * を演算し、第2V相目標電圧演算部25vにおける比例演算によって第2V相目標電圧Vv2 * を演算し、第2W相目標電圧演算部25wにおける比例演算によって第2W相目標電圧Vw2 * を演算する(ステップS10)。次に、U相目標電圧演算部26uにおいて第1U相目標電圧Vu1 * と第2U相目標電圧Vu2 * の和に対応するU相目標電圧Vu * を演算し、V相目標電圧演算部26vにおいて第1V相目標電圧Vv1 * と第2V相目標電圧Vv2 * の和に対応するV相目標電圧Vv * を演算し、W相目標電圧演算部26wにおいて第1W相目標電圧Vw1 * と第2W相目標電圧Vw2 * の和に対応するW相目標電圧Vw * を演算する(ステップS11)。しかる後に、PWM制御部21u、21v、21wにおいて生成される各相目標電圧Vu * 、Vv * 、Vw * に対応するPWM制御信号により駆動部13のFET13u1、13u2、13v1、13v2、13w1、13w2を開閉することでモータ1を駆動し(ステップS12)、制御を終了するか否かを例えばイグニッションスイッチのオン・オフにより判断し(ステップS13)、終了しない場合はステップS1に戻る。
上記実施形態によれば、各相電流Iu 、Iv 、Iw を3相間のアンバランスの影響により正確に求めることができなくても、各相電流Iu 、Iv 、Iw のフィードバック演算である比例演算により各相目標電流Iu * 、Iv * 、Iw * と各相電流Iu 、Iv 、Iw との間の偏差δIu 、δIv 、δIw を低減し、そのアンバランスの影響を低減できる。また、d軸電流Id およびq軸電流Iq のフィードバック演算である積分演算によってd軸偏差δId とq軸偏差δIq を低減することで、モータ1を周波数特性が改善されるように制御できる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、ブラシレスモータの用途は操舵補助力発生用に限定されない。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の部分破断図。 本発明の実施形態に係るブラシレスモータ用制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るブラシレスモータ用制御装置における第2目標電圧演算部の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るブラシレスモータ用制御装置による制御手順を示すフローチャート。 従来例に係るブラシレスモータ用制御装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…ブラシレスモータ、1b…ロータ、1c…マグネット(界磁)、2…レゾルバ(回転位置決定部)、10…制御装置、11…電流決定部、15…基本目標電流演算部、16…dq軸目標電流演算部、17…dq軸電流演算部、19d…d軸目標電圧演算部、19q…q軸目標電圧演算部、20…第1目標電圧演算部、22…第2目標電圧演算部、23…3相目標電流演算部、25u…第2U相目標電圧演算部、25v…第2V相目標電圧演算部、25w…第2W相目標電圧演算部、26u…U相目標電圧演算部、26v…V相目標電圧演算部、26w…W相目標電圧演算部

Claims (1)

  1. 3相ブラシレスモータの3相コイルそれぞれにU相目標電圧、V相目標電圧およびW相目標電圧に応じた電圧を印加することで、前記モータを駆動するブラシレスモータ用制御装置において、
    前記3相コイルそれぞれに流れるU相電流、V相電流およびW相電流を求める電流決定部と、
    前記ロータの回転位置を求める回転位置決定部と、
    前記モータの目標出力に対応する基本目標電流を演算する基本目標電流演算部と、
    前記ロータの有する界磁の磁束方向に沿う軸をd軸、前記d軸と前記ロータの回転軸とに直交する軸をq軸として、d軸目標電流とq軸目標電流を前記基本目標電流に対応するように演算するdq軸目標電流演算部と、
    前記U相電流、前記V相電流、前記W相電流および前記回転位置に基づいて、d軸電流とq軸電流を演算するdq軸電流演算部と、
    前記d軸目標電流と前記d軸電流との間の偏差を低減するように、d軸電流のフィードバック演算である積分演算によってd軸目標電圧を演算するd軸目標電圧演算部と、
    前記q軸目標電流と前記q軸電流との間の偏差を低減するように、q軸電流のフィードバック演算である積分演算によってq軸目標電圧を演算するq軸目標電圧演算部と、
    前記d軸目標電圧、前記q軸目標電圧および前記回転位置に基づいて、第1U相目標電圧、第1V相目標電圧、および第1W相目標電圧を演算する第1目標電圧演算部と、
    前記基本目標電流に対応するU相目標電流、V相目標電流およびW相目標電流を演算する3相目標電流演算部と、
    前記U相目標電流と前記U相電流との間の偏差を低減するように、U相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2U相目標電圧を演算する第2U相目標電圧演算部と、
    前記V相目標電流と前記V相電流との間の偏差を低減するように、V相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2V相目標電圧を演算する第2V相目標電圧演算部と、
    前記W相目標電流と前記W相電流との間の偏差を低減するように、W相電流のフィードバック演算である比例演算によって第2W相目標電圧を演算する第2W相目標電圧演算部と、
    第1U相目標電圧と第2U相目標電圧の和に対応する前記U相目標電圧を演算するU相目標電圧演算部と、
    第1V相目標電圧と第2V相目標電圧の和に対応する前記V相目標電圧を演算するV相目標電圧演算部と、
    第1W相目標電圧と第2W相目標電圧の和に対応する前記W相目標電圧を演算するW相目標電圧演算部とを備えることを特徴とするブラシレスモータ用制御装置。
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