JP4835686B2 - 積層コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、積層コンデンサに関する。
積層コンデンサとして、複数の誘電体層が積層された略長方体形状の誘電体素体と、誘電体素体内に配置される2種類の内部電極と、誘電体素体の3つの側面に跨って配置される2つの端子電極と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている積層コンデンサでは、2種類の内部電極それぞれが誘電体素体の2つの側面に向かって引き出される構造とされていることから、2種類の内部電極内において電流が相互に逆向きに流れ、これにより、磁界が相殺されて等価直列インダクタンス(以下「ESL」と記す)を低減させるようになっている。
特開2003―051423号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている積層コンデンサでは、ESLの低減度合が内部電極の引き出し幅に依存しているため、積層コンデンサの小型化を図りつつESLを低減しようとした場合、ESLの低減には構造上、限界があり、更なるESLの低減が困難となっていた。
本発明は、小型化を図りつつESLを低減させる積層コンデンサを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討を重ねる過程で、積層コンデンサの内部電極60と実装面側の端子電極61とに流れる電流の向きに着眼した(図14の断面図参照)。そして、内部電極60に流れる電流に直交する電流が流れる実装面側の端子電極61に、内部電極60の電流と逆向きの電流が流れる部分を設けることができれば、ESLを低減できることがわかった。
ところで、内部電極60の電流と逆向きの電流が流れる部分を端子電極61に設けるため実装面の短手方向全般に広げた端子電極を備えた積層コンデンサC2や一定の厚みの端子幅からなる端子電極を備えた積層コンデンサC3では、ESLの低減効果は奏するものの、例えば積層コンデンサの長手方向の長さが1mm程度といったように小型化されているため、積層コンデンサの端子電極を回路基板等に実装しようとした際、図15に示されるように、端子電極間で半田ブリッジBを生じさせてしまうおそれがあった。そこで、本発明者らは、実装時の半田ブリッジ等の発生を抑制させつつ、内部電極の電流と逆向きの電流が流れる部分を端子電極に設けることができれば、小型化を図りつつESLを低減させることができるとの知見を得て、本発明を完成させるに至った。
本発明に係る積層コンデンサは、互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面と、第1及び第2の主面間を連結するように第1及び第2の主面の長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面と、第1及び第2の主面間を連結するように第1及び第2の主面の短辺方向に伸び且つ互いに対向する第3及び第4の側面とを有するコンデンサ素体と、コンデンサ素体内に配置され、且つ、第1及び第2の側面に向けて第1の引出幅でそれぞれ伸びる2つの引き出し部を有する第1の内部電極と、第1及び第2の主面の対向方向において第1の内部電極の少なくとも一部と対向してコンデンサ素体内に配置され、且つ、第1及び第2の側面に向けて第2の引出幅でそれぞれ伸びる2つの引き出し部を有する第2の内部電極と、第1及び第2の側面の第3の側面側にそれぞれが配置されて第1の内部電極の2つの引き出し部にそれぞれが接続される第1端子部と、第2の主面の第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて第1端子部にそれぞれが接続される第2端子部とを有する第1の端子電極と、第1及び第2の側面の第4の側面側にそれぞれが配置されて第2の内部電極の2つの引き出し部にそれぞれが接続される第3端子部と、第2の主面の第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて第3端子部にそれぞれが接続される第4端子部とを有する第2の端子電極と、を備え、第1の端子電極の各第2端子部は、第1及び第2の側面の対向方向における幅が第1の内部電極における引き出し部の第1の引出幅より広い幅広部と、幅広部から第2の端子電極に向かって幅が第2端子部それぞれが配置された第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る積層コンデンサでは、各第2端子部は、第1の内部電極における引き出し部の第1の引出幅より幅が広い幅広部と、幅広部から第2の端子電極に向かって幅が第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部とを有している。幅広部により、第1の内部電極の引き出し部を流れる電流と第1の端子電極を流れる電流との向きを逆にでき、しかも、幅狭部により、積層コンデンサの端子電極を回路基板等に実装する際、第1の端子電極及び第2の端子電極の間の半田ブリッジが抑制される。その結果、積層コンデンサの小型化を図りつつESLを低減させることが可能となる。また、各端子電極が、実装に用いられる主面の短手方向全般に広がっておらず一定の範囲内に収まっていることから、実装の際に積層コンデンサをマウンタで吸着するスペースを確保でき、吸着不良が低減される。更に、端子電極及びコンデンサ素体の間の熱応力差による熱衝撃破壊も抑止される。
好ましくは、第1の端子電極は、第3の側面に配置されて第1端子部それぞれを相互に連結させると共に第1の内部電極に接続される第5端子部を有する。この場合、第1の端子電極によって、第1の内部電極が3つの側面から引き出されることになり、等価直列抵抗(以下「ESR」と記す)を小さくすることができる。
好ましくは、第1の端子電極は、第1の主面の第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて第1端子部にそれぞれが接続される第6端子部を有し、各第6端子部は、第1及び第2の側面の対向方向における幅が第1の内部電極における引き出し部の第1の引出幅より広い幅広部と、幅広部から第2の端子電極に向かって幅が第6端子部それぞれが配置された第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含む。この場合、第1及び第2の主面のどちらも実装面として用いることができ、実装作業が容易となる。
好ましくは、第2の端子電極の各第4端子部は、第1及び第2の側面の対向方向における幅が第2の内部電極における引き出し部の第2の引出幅より広い幅広部と、幅広部から第1の端子電極に向かって幅が第4端子部それぞれが配置された第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含み、第1の内部電極における引き出し部の第1の引出幅をa(mm)、第2の内部電極における引き出し部の第2の引出幅をb(mm)、第1の内部電極における引き出し部と第2の内部電極における引き出し部との距離をc(mm)、第2の主面の第1の端子電極と第1の内部電極との距離をd(mm)、第2の主面の第2の端子電極と第2の内部電極との距離をe(mm)、第2端子部の第1の側面側の一方及び第4端子部の第1の側面側の一方における幅広部での幅をf(mm)、第2端子部の第2の側面側の他方及び第4端子部の第2の側面側の他方における幅広部での幅をg(mm)とした際に、下記式(1)
3.4×(a+b)+1.5×c+0.16×{(d+e)/(f+g)}≦1.5・・・(1)
を満たす。この場合、積層コンデンサを小型化しつつESLを一層低減させて、例えば、ESL値を、積層コンデンサの使用数を半減できる基準値である250pH以下とすることが可能となる。
好ましくは、第2の端子電極は、第4の側面に配置されて第3端子部それぞれを相互に連結させると共に第2の内部電極に接続される第7端子部を有する。この場合、第2の端子電極によって、第2の内部電極が3つの側面から引き出されることになり、ESRを小さくすることができる。
好ましくは、第2の端子電極は、第1の主面の第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて第3端子部にそれぞれが接続される第8端子部を有し、各第8端子部は、第1及び第2の側面の対向方向における幅が第2の内部電極における引き出し部の第2の引出幅より広い幅広部と、幅広部から第1の端子電極に向かって幅が第8端子部それぞれが配置された第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含む。この場合、第1及び第2の主面のどちらも実装面として用いることができ、実装作業が容易となる。
本発明によれば、小型化を図りつつESLを低減させる積層コンデンサを提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1〜図9を参照して、本実施形態に係る積層コンデンサ1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。図2は、本実施形態に係る積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。図3は、本実施形態に係る積層コンデンサの上面図である。図4は、第1の内部電極の平面構成を表す積層コンデンサの断面図である。図5は、第2の内部電極の平面構成を表す積層コンデンサの断面図である。図6は、本実施形態に係る積層コンデンサの底面図である。図7は、図6の部分拡大図である。図8は、図3におけるVIII - VIII線に沿った断面図である。図9は、図3におけるIX - IX線に沿った断面図である。
積層コンデンサ1は、図1及び図2に示されるように、コンデンサ素体10、第1の内部電極20、第2の内部電極30、第1の端子電極40、及び第2の端子電極50を備えている。
コンデンサ素体10は、略長方体状であり、互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面11,12と、第1及び第2の主面11,12間を連結するように第1及び第2の主面11,12の長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面13,14と、第1及び第2の主面11,12を連結するように第1及び第2の主面11,12の短辺方向に伸び且つ互いに対向する第3及び第4の側面15,16と、を有している。第1の主面11又は第2の主面12が、他の部品(例えば、回路基板や電子部品等)に対する実装面となる。
コンデンサ素体10は、図2に示されるように、複数の絶縁体層17を有している。コンデンサ素体10は、複数の絶縁体層17が第1及び第2の主面11,12が対向する方向(以下「積層方向」とも記す)に積層されることにより構成されており、誘電特性を有している。複数の絶縁体層17のうち最上層の絶縁体層17の上面が第1の主面11となり、最下層の絶縁体層17の下面が第2の主面12となる。各絶縁体層17は、例えば誘電体セラミック(BaTiO3系、Ba(Ti,Zr)O3系、又は(Ba,Ca)TiO3系等の誘電体セラミック)を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の積層コンデンサ1では、各絶縁体層17は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。
第1の内部電極20は、図2に示されるように、コンデンサ素体10の絶縁体層17上に積層され、コンデンサ素体10が焼結されることで、コンデンサ素体10内に固定配置される。第1の内部電極20は、略矩形形状を呈しており、1つの主電極部21と2つの引き出し部22とを有している(図4参照)。主電極部21と2つの引き出し部22とは、一体的に形成されている。主電極部21は、第3の側面15に露出する一端から第4の側面16に向かってその手前まで伸び、他端が第4の側面16から露出しないように構成されている。引き出し部22の一方は、主電極部21の第1の側面13側の縁から第1の引出幅で第1の側面13に端が露出するように伸び、他方は、主電極部21の第2の側面14側の縁から第1の引出幅で第2の側面14に端が露出するように伸びている。
第2の内部電極30は、図2に示されるように、第1の内部電極20が積層される絶縁体層17とは別の絶縁体層17上に積層されてコンデンサ素体10内に固定配置される。第2の内部電極30は、絶縁体層17の重心を含み第1及び第2の側面13,14の対向方向に沿った中心線を基準として第1の内部電極20と線対称の形状を呈しており、1つの主電極部31と2つの引き出し部32とを有している(図5参照)。主電極部31は、第4の側面16に露出する一端から第3の側面15に向かってその手前まで伸び、他端が第3の側面15から露出しないように構成されている。引き出し部32の一方は、主電極部31の第1の側面13側の縁から第2の引出幅で第1の側面13に端が露出するように伸び、他方は、主電極部31の第2の側面14側の縁から第2の引出幅で第2の側面14に端が露出するように伸びている。本実施形態では、第1の内部電極20と第2の内部電極30とが線対称の形状を呈しており、第1の引出幅と第2の引出幅とが同一幅となっているが、第1の引出幅と第2の引出幅とは必ずしも同一の幅である必要はない。
第1及び第2の内部電極20,30は、コンデンサ素体10内において、積層方向に絶縁体層17を介して交互に複数(本実施形態では各4層、図2では一部省略)配置され、主電極部21と主電極部31とがそれぞれ対向するように構成されている。すなわち第1及び第2の内部電極20,30は、一部が互いに対向するようになっている。これら第1及び第2の内部電極20,30は、積層型の電気素子の内部電極として通常用いられる導電性材料(例えば卑金属であるNi等)からなる。第1及び第2の内部電極20,30は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
第1の端子電極40は、コンデンサ素体10の第1及び第2の側面13,14と、第3の側面15と、第1及び第2の主面11,12との5面に跨って配置される。第1の端子電極40は、2つの第1端子部41と、2つの第2端子部42と、第5端子部43と、2つの第6端子部44と、第9端子部45と、第10端子部46とを有している。
第1端子部41は、図4及び図8に示されるように、第1及び第2の側面13,14の第3の側面15側に第1及び第2の主面11,12の対向方向全体に亘ってそれぞれが配置される。第1端子部41は、第1の内部電極20の2つの引き出し部22にそれぞれが接続される。第1端子部41それぞれは、第3の側面15全面に亘って配置された第5端子部43により、相互に連結される。第5端子部43は、第1の内部電極20の第3の側面15側の縁に接続される。
第2端子部42は、図6〜図9に示されるように、第2の主面12の第1及び第2の側面13,14側にそれぞれが配置される。第2端子部42は、第1端子部41の第2の主面12側の縁にそれぞれが接続されており、第1端子部41と後述する第6端子部44と一体的に形成されている。第2端子部42は、曲線状に連続形成された略扇形からなり、第3及び第4の側面15,16の対向方向に沿った第2の主面12の中心線に向かって中央部が突出するように形成されている。このような略扇形形状を呈する第2端子部42は、図7に示されるように、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が第1の内部電極20の引き出し部22の第1の引出幅aより広くなっている幅広部42aと、幅広部42aから第2の端子電極50に向かって、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が各第2端子部42が配置された第1又は第2の側面13,14側、すなわち第2の主面12の外側に狭くなる幅狭部42bとを含んでいる。本実施形態では、第1の側面13側の幅広部42aの幅と第2の側面14側の幅広部42aの幅とが同一幅となっているが、両幅は必ずしも同一の幅である必要はない。
第2端子部42それぞれは、第2の主面12の第3の側面15側に第1及び第2の側面13,14の対向方向全体に亘って配置された第9端子部45により、第3の側面15側の一端で相互に連結される。この連結により、第2の主面12上には、2つの第2端子部42と第9端子部45とからなる略コ字形状の端子部が形成される。このように略コ字形状(または略U字形状)を呈していることから、積層コンデンサ1を基板等に実装する際、略コ字形状の内部等に十分な吸着スペースを確保でき、実装を容易にする。第2端子部42が上述した幅広部42a等を有していることから、第1の内部電極20の各引き出し部22の面積のうち80%以上が第2の端子部42及び第9端子部45により覆われるようになっている(図7参照)。
第6端子部44は、図3、図8及び図9に示されるように、第1の主面11上の第1及び第2の側面13,14側にそれぞれが配置される。第6端子部44は、第2端子部42との接続端と逆側の縁で第1端子部41にそれぞれが接続されて一体化されている。第6端子部44は、第2端子部42と略同様の形状を呈し、第1の内部電極20の引き出し部22の第1の引出幅より広い幅広部44aと、幅広部44aから第2の端子電極50に向かって、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が各第6端子部44が配置された第1又は第2の側面13,14側に狭くなる幅狭部44bとを含んでいる。第6端子部44それぞれは、第1の主面11上の第3の側面15側に第1及び第2の側面13,14の対向方向全体に亘って配置される第10端子部46により、第3の側面15側の一端で相互に連結される。
第2の端子電極50は、コンデンサ素体10の第1及び第2の側面13,14と、第4の側面16と、第1及び第2の主面11,12との5面に跨って配置される。第2の端子電極50は、2つの第3端子部51と、2つの第4端子部52と、第7端子部53と、2つの第8端子部54と、第11端子部55と、第12端子部56とを有している。
第3端子部51は、図5に示されるように、第1及び第2の側面13,14の第4の側面16側に第1及び第2の主面11,12の対向方向全体に亘ってそれぞれが配置されている。第3端子部51は、第2の内部電極30の2つの引き出し部32にそれぞれが接続される。第3端子部51それぞれは、第4の側面16全面に亘って配置される第7端子部53により、相互に連結される。第7端子部53は、第2の内部電極30の第4の側面16側の縁に接続される。
第4端子部52は、図6及び図9に示されるように、第2の主面12の第1及び第2の側面13,14側にそれぞれが配置される。第4端子部52は、第3端子部51の第2の主面12側の縁にそれぞれが接続されており、第3端子部51と後述する第8端子部54と一体的に形成されている。第4端子部52は、第1の端子電極40の第2端子部42と同様に略扇形からなり、第2の主面12の中心線(内方)に向かって中央部が突出するように形成されている。第4端子部52は、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が第2の内部電極30の引き出し部32の第2の引出幅bより広い幅広部52aと、幅広部52aから第1の端子電極40に向かって、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が各第4端子部52が配置された第1又は第2の側面13,14側に狭くなる幅狭部52bとを含んでいる。第4端子部52それぞれは、第2の主面12の第4の側面16側に第1及び第2の側面13,14の対向方向全体に亘って配置される第11端子部55により、第4の側面16側の一端で相互に連結される。
第8端子部54は、図3及び図9に示されるように、第1の主面11の第1及び第2の側面13,14側にそれぞれが配置され、第4端子部52との接続端と逆側の縁で第3端子部51にそれぞれが接続される。第8端子部54は、第4端子部52と略同様の形状を呈し、第2の内部電極30の引き出し部32の第2の引出幅より広い幅広部54aと、幅広部54aから第1の端子電極40に向かって、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が各第8端子部54が配置された第1又は第2の側面13,14側に狭くなる幅狭部54bとを含んでいる。第8端子部54それぞれは、第1の主面11の第4の側面16側に第1及び第2の側面13,14の対向方向全体に亘って配置される第12端子部56により、第4の側面16側の一端で相互に連結される。
次に、上述した積層コンデンサ1における第1及び第2の端子電極40,50の形成方法について説明する。まず、各端子電極40,50を形成するため、例えば、ゴム状の突起部T1を設けた転写器Tと焼結されたコンデンサ素体10とを用意する。そして、図10(a)に示されるように、導電性金属粉末及びガラスフリットを含む導電性ペーストP1を所定の厚みで転写器T上に載せる。
続いて、このコンデンサ素体10の第1の側面13が導電性ペーストP1に接触・押圧するように図示矢印方向にコンデンサ素体10を移動し、押圧状態を維持したまま、第1及び第2の主面11,12の対向方向(図10(a)において紙面に対して垂直となる方向)にコンデンサ素体10を往復移動する。この往復移動により、コンデンサ素体10に導電性ペーストP1がこすりつけられ、第1の側面13と第1及び第2の主面11,12といった3面の所定の箇所に導電性ペーストP1が転写方式により塗布される。このような塗布が行われると、第1端子部41に相当する部分141、第2端子部42に相当する部分142(不図示)及び第6端子部44に相当する部分144が互いに接続されて一体化されたものと、第3端子部51に相当する部分151、第4端子部52に相当する部分152(不図示)及び第8端子部54に相当する部分154が互いに接続されて一体化されたものとを同時に形成する。(図10(b)参照)。
続いて、コンデンサ素体10の第2の側面14に対しても同様の塗布処理を行い、第1端子部41、第2端子部42、第6端子部44それぞれに相当する部分141,142,144が一体化されたものと、第3端子部51、第4端子部52及び第8端子部54それぞれに相当する部分151,152,154が一体化されたものとを同時に形成する。このように、転写器Tに押圧後、往復移動させることで導電性ペーストP1が第1及び第2の主面11,12に回りこみ、第2端子部42、第4端子部52、第6端子部44、第8端子部54に相当する部分の導電性ペーストが略扇形へと形成される。その後、導電性ペーストP1が塗布されたコンデンサ素体10を乾燥させる。
続いて、図11(c)に示されるように、導電性ペーストP2の浴槽Dを用意し、導電性ペーストP1を乾燥させたコンデンサ素体10の第3の側面15側に対して導電性ペーストP2を浸漬(ディップ)させる。この浸漬で、第5端子部43、第9端子部45及び第10端子部46に相当する部分を同時に形成する。コンデンサ素体10の第4の側面16側に対しても同様に導電性ペーストP2を浸漬させて、第7端子部53、第11端子部55及び第12端子部56に相当する部分を同時に形成する。浸漬後、コンデンサ素体10を乾燥させて、積層コンデンサ1を得る。
このように形成された端子電極40,50を備えた積層コンデンサ1では、略扇形に形成された各端子部42,52,44,54が互いに対向する端子電極40又は50に向かう内側の位置に、幅狭部42b,52b,44b,54bを有していることから、例えば上記した形成方法で得られた積層コンデンサ1の端子電極を回路基板等に実装する際、対向する端子部との間での半田ブリッジが発生しにくくなっている。しかも、各端子部42,52,44,54は、導電性ペーストP1の転写方式によって精度よく配置されていることから、第2端子部42と第4端子部52との距離や第6端子部44と第8端子部54との距離が正確に制御でき、端子電極の実装の際、対向する端子部との間での半田ブリッジが一層発生しにくくなっている。
次に、上述した構成を備えた積層コンデンサ1のESL値について説明する。ここで用いる本実施形態に係る積層コンデンサ1は、図11(a)の実施例1〜3に示される寸法から構成され、比較例となる積層コンデンサは、図11(a)の比較例1,2で示される寸法から構成される。図11(a)における寸法aは、第1の内部電極20における引き出し部22の第1の引出幅であり(図4参照)、寸法bは、第2の内部電極30における引き出し部32の第2の引出幅である(図5参照)。寸法cは、第1の内部電極20における引き出し部33と第2の内部電極30における引き出し部32との距離である(図4参照)。寸法dは、第2の主面12上の第1の端子電極40と最下層の第1の内部電極20との距離であり、寸法eは、第2の主面12上の第2の端子電極50と最下層の第2の内部電極30との距離である(図8参照)。寸法fは、第2端子部42の第1の側面13側の一方及び第4端子部52の第1の側面13側の一方における幅広部42a,52aでの幅であり、寸法gは、第2端子部42の第2の側面14側の他方及び第4端子部52の第2の側面14側の他方における幅広部42a,52aでの幅である(図6参照)。各寸法a〜gの単位は、mm(ミリメートル)である。
まず、比較例の積層コンデンサについて説明する。比較例1の積層コンデンサは、図11(a)に示されるように、a=0.07mm、b=0.07mm、c=0.4mm、d=0.15mm、e=0.15mm、f=0.05mm、g=0.05mmといった寸法から構成され、比較例2の積層コンデンサは、a=0.12mm、b=0.12mm、c=0.4mm、d=0.07mm、e=0.07mm、f=0.05mm、g=0.05mmといった寸法から構成される。比較例1,2の積層コンデンサでは、第2端子部42に相当する部分の幅(寸法f,g)が、幅広部に相当する部分において、第1の内部電極における引き出し部の第1の引出幅(寸法a)より狭くなっている。第6端子部44や第4端子部52や第8端子部54に相当する部分でも同様に、各幅が第1又は第2の引出幅(寸法a,b)より狭くなっている。
比較例1,2で示される積層コンデンサのESL値をインピーダンスアナライザやネットワークアナライザを用いて求めると、図11(a)に示されるように、比較例1の積層コンデンサのESL値は256(pH)であり、比較例2の積層コンデンサのESL値は270(pH)であった。
続いて、本実施形態に係る積層コンデンサ1について説明する。図11(a)に示されるように、実施例1の積層コンデンサ1は、a=0.07mm、b=0.07mm、c=0.25mm、d=0.07mm、e=0.07mm、f=0.15mm、g=0.15mmといった寸法から構成され、実施例2の積層コンデンサ1は、a=0.12mm、b=0.12mm、c=0.25mm、d=0.07mm、e=0.07mm、f=0.15mm、g=0.15mmといった寸法から構成され、実施例3の積層コンデンサ1は、a=0.12mm、b=0.12mm、c=0.4mm、d=0.07mm、e=0.07mm、f=0.15mm、g=0.15mmといった寸法から構成される。実施例1〜3の積層コンデンサ1では、比較例と異なり、第2端子部42の第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅(寸法f,g)が、幅広部42aにおいて、第1の内部電極20における引き出し部22の第1の引出幅(寸法a)より広くなっている。第6端子部44や第4端子部52や第8端子部54でも同様に、各幅が引き出し部22,32の第1又は第2の引出幅(寸法a,b)より広くなっている。
各実施例1〜3で示される積層コンデンサ1のESL値をインピーダンスアナライザやネットワークアナライザを用いて求めると、図11(a)に示されるように、第1実施例の積層コンデンサ1のESL値は165(pH)であり、第2実施例の積層コンデンサ1のESL値は215(pH)であり、第3実施形態の積層コンデンサ1のESL値は247(pH)であった。つまり、各実施例1〜3の積層コンデンサ1では、比較例1,2の積層コンデンサに比べて、ESL値が十分に低減していることが示された。ESL値が低減したのは、図4の矢印で示す第1の内部電極20の引き出し部22を流れる電流に対して、図8に示されるように、第2端子部42を流れる電流が逆向きになり、双方の電流による磁界が好適に相殺されたことと想定される。そして、電流相殺効果は、第6端子部44と第1の内部電極20(引き出し部22)との間や、第4端子部52及び第8端子部54と第2の内部電極30(引き出し部32、図5参照)との間でも生じ、一層、ESL値を減少させる。
また、各実施例1〜3の積層コンデンサ1では、各ESL値が、チップコンデンサの使用数を半分に減らすことができる基準ESL値である250(pH)以下となり、ESL値が十分に低減していることも示された。すなわち、積層コンデンサ1が下記式(1)
F=3.4×(a+b)+1.5×c+0.16×{d+e/(f+g)}≦1.5・・・(1)
を満たすと、その積層コンデンサ1のESL値が250(pH)以下となる関係が導き出された。具体的には、図11(a)に示すように、実施例1のF値は0.93、実施例2のF値は1.27、実施例3のF値は1.49である一方、比較例1や比較例2のF値は1.56や1.64となっている。図11(b)に、ESL値と式(1)によるF値との関係を示す。
以上のように、本実施形態によれば、第1の端子電極40の第2端子部42は、第1の内部電極20における引き出し部22の第1の引出幅より幅が広い幅広部42aと、幅広部42aから第2の端子電極50に向かって幅が第1及び第2の側面13,14側に狭くなる幅狭部42bとを有している。積層コンデンサ1では、幅広部42aにより、第1の内部電極20の引き出し部22を流れる電流と第1の端子電極40を流れる電流との向きを逆にして磁界を相殺させ、しかも、幅狭部42bにより、積層コンデンサの端子電極を回路基板等に実装する際、第1の端子電極40及び第2の端子電極の50間の半田ブリッジを抑制している。その結果、積層コンデンサ1の小型化を図りつつESLを低減させることが可能となる。各端子電極40,50が、実装に用いられる主面11,12の短手方向全般に広がっておらず一定の範囲内に収まっていることから、実装の際に積層コンデンサ1をマウンタで吸着するスペースを確保でき、吸着不良が低減される。更に、端子電極及びコンデンサ素体の間の熱応力差による熱衝撃破壊も抑止される。
第1の端子電極40は、第3の側面15に配置されて第1端子部41それぞれを相互に連結させると共に第1の内部電極20に接続される第5端子部43を有する。この場合、第1の端子電極40によって、第1の内部電極20が3つの側面から引き出されることになる。この結果、第1の内部電極20の引き出し部22と第1の端子電極40との接触面積が大きくなり、ESRを小さくすることができる。
第1の端子電極40は、第1の主面11の第1及び第2の側面13,14側にそれぞれが配置されて第1端子部41にそれぞれが接続される第6端子部44を有し、第6端子部44は、第1及び第2の側面13,14の対向方向における幅が第1の内部電極20における引き出し部22の第1の引出幅より広い幅広部44aと、幅広部44aから第2の端子電極50に向かって幅が第6端子部44それぞれが配置された第1及び第2の側面13,14側に狭くなる幅狭部44bと、を含む。この場合、第6端子部44によっても上記した第2端子部42による効果と同様の効果を奏することができるため、第1及び第2の主面11,12のどちらも実装面として用いることができ、積層コンデンサ1を基板等に実装する作業が容易となる。
第2の端子電極50は、第1及び第2の側面13,14の対向方向に沿った線を基準として、第1の端子電極40と略線対称の構成を備えている。すなわち、第2の端子電極50も、第1の端子電極40と同様のESL低減効果を奏することができるようになっている。したがって、このような構成を有する第1の端子電極40と第2の端子電極50とにより、ESLの低減や半田ブリッジの低減等の各種効果が一層発揮される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
コンデンサ素体10に含まれる絶縁体層17の積層数及び各内部電極20,30の積層数は、上述した実施形態にて示された数に限られない。各内部電極20,30の形状は、上述した実施形態及び変形例に示された形状に限られない。
例えば、図12に示す内部電極の第1変形例では、第1の内部電極20aは、略矩形形状を呈しており、1つの主電極部21aと2つの引き出し部22aとを有している。主電極部21aは、主電極部21と異なり、第3の側面15の一部に露出する一端から第4の側面16に向かってその手前まで伸びるように構成されている。引き出し部22aの一方は、主電極部21aの第3の側面15から所定距離離れた第1の側面13側の縁から第1の引出幅で第1の側面13に端が露出するように伸び、他方も同様に、主電極部21aの第3の側面15から所定距離離れた第2の側面14側の縁から第1の引出幅で第2の側面14に端が露出するように伸びている。第2の内部電極30aは、第1及び第2の側面13,14の対向方向に沿った線を基準とした線対称形状を呈しており、図12(b)に示されるように、主電極部31aと2つの引き出し部32aとを有している。その他の構成は、第1及び第2の内部電極20,30と同様である。
また、図13に示す内部電極の第2変形例では、第1の内部電極20bは、変形例1等と異なり、第3の側面15から所定距離離れて形成され、第5端子部43と接続しないようになっている。第1の内部電極20bは、その他の構成においては、変形例1における第1の内部電極20aと略同様の形状を呈し、主電極部21bと2つの引き出し部22bとを有している。第2の内部電極30bは、第1及び第2の側面13,14の対向方向に沿った線を基準とした線対称形状を呈しており、図12(b)に示されるように、主電極部31bと2つの引き出し部32bとを有し、第4の側面16から所定距離離れて、第7端子部53に接続しないようになっている。
第1及び第2の主面上に配置される端子電極40,50の第2端子部42、第6端子部44、第4端子部52、第8端子部54の形状は略扇形形状に限られず、幅広部と幅狭部とを含むような形状であればよい。また、第2端子部42、第6端子部44、第4端子部52及び第8端子部54のすべての端子部に幅広部と幅狭部とが含まれていなくてもよい。また、積層コンデンサ1は、上述した端子形成方法により製造されるものに限られず、その他の形成方法で製造されてもよい。
本実施形態に係る積層コンデンサの斜視図である。 本実施形態に係る積層コンデンサに含まれるコンデンサ素体の分解斜視図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの上面図である。 第1の内部電極の平面構成を表す積層コンデンサの断面図である。 第2の内部電極の平面構成を表す積層コンデンサの断面図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの底面図である。 図6の部分拡大図である。 図3におけるVIII - VIII線に沿った断面図である。 図3におけるIX - IX線に沿った断面図である。 本実施形態に係る積層コンデンサの端子電極の形成方法を示す図である。 実施例に係る積層コンデンサのESL値を示す図である。 内部電極の変形例を示す断面図である。 内部電極の別の変形例を示す断面図である。 積層コンデンサを示す断面図である。 別の積層コンデンサを示す断面図である。
符号の説明
1・・・積層コンデンサ、10・・・コンデンサ素体、11・・・第1の主面、12・・・第2の主面、13・・・第1の側面、14・・・第2の側面、15・・・第3の側面、16・・・第4の側面、17・・・絶縁体層、20,20a,20b・・・第1の内部電極、21,21a,21b,31,31a,31b・・・主電極部、22,22a,22b,32,32a,32b・・・引き出し部、30,30a,30b・・・第2の内部電極、40・・・第1の端子電極、41・・・第1端子部、42・・・第2端子部、42a,44a,52a,54a・・・幅広部、42b,44b,52b,54b・・・幅狭部、43・・・第5端子部、44・・・第6端子部、45・・・第9端子部、46・・・第10端子部、50・・・第2の端子電極、51・・・第3端子部、52・・・第4端子部、53・・第7端子部、54・・・第8端子部、55・・・第11端子部、56・・・第12端子部。

Claims (6)

  1. 互いに対向する長方形状の第1及び第2の主面と、前記第1及び第2の主面間を連結するように前記第1及び第2の主面の長辺方向に伸び且つ互いに対向する第1及び第2の側面と、前記第1及び第2の主面間を連結するように前記第1及び第2の主面の短辺方向に伸び且つ互いに対向する第3及び第4の側面とを有するコンデンサ素体と、
    前記コンデンサ素体内に配置され、且つ、前記第1及び第2の側面に向けて第1の引出幅でそれぞれ伸びる2つの引き出し部を有する第1の内部電極と、
    前記第1及び第2の主面の対向方向において前記第1の内部電極の少なくとも一部と対向して前記コンデンサ素体内に配置され、且つ、前記第1及び第2の側面に向けて第2の引出幅でそれぞれ伸びる2つの引き出し部を有する第2の内部電極と、
    前記第1及び第2の側面の前記第3の側面側にそれぞれが配置されて前記第1の内部電極の前記2つの引き出し部にそれぞれが接続される第1端子部と、前記第2の主面の前記第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて前記第1端子部にそれぞれが接続される第2端子部とを有する第1の端子電極と、
    前記第1及び第2の側面の前記第4の側面側にそれぞれが配置されて前記第2の内部電極の前記2つの引き出し部にそれぞれが接続される第3端子部と、前記第2の主面の前記第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて前記第3端子部にそれぞれが接続される第4端子部とを有する第2の端子電極と、を備え、
    前記第1の端子電極の各前記第2端子部は、前記第1及び第2の側面の対向方向における幅が前記第1の内部電極における前記引き出し部の前記第1の引出幅より広い幅広部と、前記幅広部から前記第2の端子電極に向かって前記幅が前記第2端子部それぞれが配置された前記第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含み、
    前記第2の端子電極の各前記第4端子部は、前記第1及び第2の側面の対向方向における幅が前記第2の内部電極における前記引き出し部の前記第2の引出幅より広い幅広部と、前記幅広部から前記第1の端子電極に向かって前記幅が前記第4端子部それぞれが配置された前記第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含み、
    前記第1の内部電極における前記引き出し部の前記第1の引出幅をa(mm)、前記第2の内部電極における前記引き出し部の前記第2の引出幅をb(mm)、前記第1の内部電極における前記引き出し部と前記第2の内部電極における前記引き出し部との距離をc(mm)、前記第2の主面の前記第1の端子電極と前記第1の内部電極との距離をd(mm)、前記第2の主面の前記第2の端子電極と前記第2の内部電極との距離をe(mm)、前記第2端子部の前記第1の側面側の一方及び前記第4端子部の前記第1の側面側の一方における前記幅広部での前記幅をf(mm)、前記第2端子部の前記第2の側面側の他方及び前記第4端子部の前記第2の側面側の他方における前記幅広部での前記幅をg(mm)とした際に、下記式(1)
    3.4×(a+b)+1.5×c+0.16×{(d+e)/(f+g)}≦1.5・・・(1)
    を満たすことを特徴とする積層コンデンサ。
  2. 前記第1の端子電極は、前記第3の側面に配置されて前記第1端子部それぞれを相互に連結させると共に前記第1の内部電極に接続される第5端子部を有することを特徴とする請求項1に記載の積層コンデンサ。
  3. 前記第1の端子電極は、前記第1の主面の前記第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて前記第1端子部にそれぞれが接続される第6端子部を有し、
    各前記第6端子部は、前記第1及び第2の側面の対向方向における幅が前記第1の内部電極における前記引き出し部の前記第1の引出幅より広い幅広部と、前記幅広部から前記第2の端子電極に向かって前記幅が前記第6端子部それぞれが配置された前記第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層コンデンサ。
  4. 前記第2の端子電極は、前記第4の側面に配置されて前記第3端子部それぞれを相互に連結させると共に前記第2の内部電極に接続される第7端子部を有することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の積層コンデンサ。
  5. 前記第2の端子電極は、前記第1の主面の前記第1及び第2の側面側にそれぞれが配置されて前記第3端子部にそれぞれが接続される第8端子部を有し、
    各前記第8端子部は、前記第1及び第2の側面の対向方向における幅が前記第2の内部電極における前記引き出し部の前記第2の引出幅より広い幅広部と、前記幅広部から前記第1の端子電極に向かって前記幅が前記第8端子部それぞれが配置された前記第1及び第2の側面側に狭くなる幅狭部と、を含むことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の積層コンデンサ。
  6. 前記第2の主面が実装面であることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の積層コンデンサ。
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