JP4835174B2 - エレベータの地震復旧運転装置 - Google Patents

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Description

この発明は、地震発生時に複数台のエレベータを診断運転させるためのエレベータの地震復旧運転装置に関するものである。
従来、エレベータの地震復旧運転装置においては、中規模の地震の復旧運転に際して、復旧手動運転を実施し手動運転に要した時間により正常か否かの判断を行い復旧させ、通常運転させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、地震感知器動作時に微速走行の異常検知運転を行い、かご上部、下部に取り付けた衝突検知により異常の有無を判断するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、かご上に設置されたマイクを使用し、走行中の騒音値のレベルにより、異常の有無を診断する地震復旧運転(診断運転)が考えられている。
特開2003−146552号公報 特開2002−128408号公報
かご上に設置されたマイクを使用し、走行中の騒音値のレベルにより、異常の有無を診断する地震復旧運転(診断運転)において、2台以上の群管理の場合では、複数台のエレベータが同時に地震復旧運転(診断運転)を開始することが考えられる。このような場合には、互いに隣接するエレベータの異常を誤検出する恐れがある。そのため、2台以上の群管理の場合では、地震復旧運転(診断運転)を開始するには、1台づつ開始することが必要である。これを実現するためには、各台を制御する群管理装置のCPUのコントロールが必要である。これを既設エレベータに適用する場合は、各台側のプログラムの変更(書き換え)と群管理装置側プログラムの変更(書き換え)が必要である。そして、既設エレベータの群管理装置側プログラムの開発も必要である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、例えばかご上に設置されたマイクを使用し、走行中の騒音値のレベルにより、異常の有無を診断する地震復旧運転(診断運転)を複数台設置のエレベータに対して行う場合、各台側に地震復旧運転(診断運転)を開始するタイマー手段を設け、タイマーの設定時限が満了すると地震復旧運転(診断運転)を1台づつ時間をずらせて順次開始するようにしたエレベータの地震復旧運転装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの地震復旧運転装置においては、地震が発生すると、地震感知器が動作して複数台のかごを最寄階に停止する地震時管制運転が行われ、地震管制運転完了後に複数台のエレベ−タを各台のエレベータ制御盤により診断運転するものにおいて、各台のエレベータ制御盤にそれぞれ設けられ、地震管制運転完了後に時限カウントを開始するタイマー回路と、各台のエレベータ制御盤にそれぞれ設けられ、地震復旧運転を開始するタイマー設定値が記録されたタイマー設定値記録手段と、地震復旧運転の開始が可能かを判定する地震復旧運転可否判定回路とを備え、地震復旧運転可否判定回路は、地震管制運転完了後にタイマーの設定時限が満了しかつ地震復旧運転を開始する条件が満足されると、各台のエレベータ制御盤により複数台のエレベータの地震復旧運転を1台づつ時間をずらせて順次開始させるものである。
また、地震復旧運転は、エレベ−タのかご上に設置されたマイクを使用し、走行中の騒音値レベルにより異常の有無を診断するものである。
この発明によれば、地震感知器の動作後、地震復旧運転(診断運転)を開始する号機のコントロールが可能である。また、群管理装置側からの制御が不要なため、複数台設置の既設エレベータに地震復旧運転(診断運転)を展開する場合、群管理装置側プログラムの開発や現地書き換えが不要となるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの地震復旧運転装置を示すシステム構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの地震復旧運転装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図1において、1はエレベータの巻上機モータ、2は巻上機の綱車、3はエレベータのかご、4は保守技術者が携帯可能な携帯型情報端末からなる外部入力装置、5はエレベータの号機毎に設けられた各台のエレベータ制御盤、17は通信制御装置、18は電話回線、19は保守会社である。上記各台の制御盤5は、地震管制運転完了後に時限をカウント開始するタイマー回路11と、地震復旧運転(診断運転)を開始する時間が記憶されたタイマー設定値記録部12と、外部入力装置4からタイマー設定値記録部12の値を設定するインターフェース回路16と、判定回路13と、検出回路14と、制御回路15とを備えている。判定回路13は、検出回路14からの信号とタイマー回路11からのタイマー値及びタイマー設定値記録部12からの記録値により、地震復旧運転(診断運転)の開始が可能かを判定する回路であり、判定回路13により判定された結果により、制御回路15によりエレベータを制御し、地震復旧運転(診断運転)を実行する。また、タイマー設定記録部12への設定は、外部入力装置4によりインターフェース回路16を経由して設定を行うが、保守会社19から電話回線18などを利用し、通信制御装置17からインターフェース回路16を経由して設定することにより、保守会社19から遠隔でタイマー値を設定することも可能である。
次に、各台のエレベータ制御盤5により地震復旧運転(診断運転)を開始する場合の動作フローについて、図2により説明する。
地震が発生すると、地震感知器が動作してかごを最寄階に停止する地震時管制運転が行われる。地震時管制運転が完了すると、ステップS1で各台のエレベータ制御盤5のタイマー回路11の時限カウントを開始する。先ず、ステップS2の診断運転開始条件1判定では、タイマーのカウント値が予め設定した診断運転開始タイマー設定値になったか否かの判定を行う。タイマーカウント値が開始タイマー設定値になったか判定を行い、タイマー設定値になった場合(診断運転開始条件1成立)は(ステップS3)、次の診断運転開始条件2判定に進む(ステップS4)。ステップS4の診断運転開始条件2判定では、診断運転を実施するためにエレベータを走行可能であるか否かの判定を行う。その例として、利用者がかご内に居ないこと、乗場の戸が全閉であること、高感知器地震計が動作していないこと、エレベータの安全回路が動作していないことなどの条件とする。診断運転を実施するためにエレベータを走行可能であるか否かの判定を行い、上記各条件が満足され、診断運転を実施するためにエレベータを走行可能である場合(診断運転開始条件2成立)は(ステップS5)、次の診断運転指令出力に進む(ステップS6)。ステップS6の診断運転指令出力では、各台のエレベータの制御回路15へ指令を出力し、診断運転を実行する。
ここで、今、エレベータが3台設置されている現場において、1号機から3号機の順で1台づつ時間をずらせて地震復旧運転(診断運転)を実施するものとした場合のタイマー記録の設定例について説明する。なお、1台当たりの地震復旧運転(診断運転)の完了には、20分を要するものと仮定する。
先ず、1号機のタイマー設定値を地震管制運転が完了してから5分後に設定する。これにより、1号機は地震管制運転が完了してから5分後に地震復旧運転(診断運転)を許可され、25分後に地震復旧運転(診断運転)を完了する。次に、2号機のタイマー設定値を地震管制運転が完了してから30分後に設定する。これにより、2号機は地震管制運転が完了してから30分後に地震復旧運転(診断運転)を許可され、50分後に地震復旧運転(診断運転)を完了する。そして、3号機のタイマー設定値を地震管制運転が完了してから55分後に設定する。これにより、3号機は地震管制運転が完了してから55分後に地震復旧運転(診断運転)を許可され、75分後に地震復旧運転(診断運転)を完了する。
以上のように、群管理装置側からのコントロールを必要とせず、複数台のエレベータの地震復旧運転(診断運転)を制御できるため、群管理装置側プログラムの開発が不要であり、既設エレベータへの展開が容易となる効果がある。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの地震復旧運転装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの地震復旧運転装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 巻上機モータ
2 綱車
3 エレベータのかご
4 外部入力装置
5 各台のエレベータ制御盤
11 タイマー回路
12 タイマー設定値記録部
13 判定回路
14 検出回路
15 制御回路
16 インターフェース回路
17 通信制御回路
18 電話回線
19 保守会社

Claims (5)

  1. 地震が発生すると、地震感知器が動作して複数台のかごを最寄階に停止する地震時管制運転が行われ、地震管制運転完了後に複数台のエレベ−タを各台のエレベータ制御盤により診断運転するエレベータの地震復旧運転装置において、
    各台のエレベータ制御盤にそれぞれ設けられ、地震管制運転完了後に時限カウントを開始するタイマー回路と、各台のエレベータ制御盤にそれぞれ設けられ、地震復旧運転を開始するタイマー設定値が記録されたタイマー設定値記録手段と、地震復旧運転の開始が可能かを判定する地震復旧運転可否判定回路とを備え、
    前記地震復旧運転可否判定回路は、地震管制運転完了後にタイマーの設定時限が満了しかつ地震復旧運転を開始する条件が満足されると、各台のエレベータ制御盤により複数台のエレベータの地震復旧運転を1台づつ時間をずらせて順次開始させることを特徴とするエレベータの地震復旧運転装置。
  2. 地震復旧運転は、エレベ−タのかご上に設置されたマイクを使用し、走行中の騒音値レベルにより異常の有無を診断することを特徴とする請求項1記載のエレベータの地震復旧運転装置。
  3. タイマー設定値は、外部入力装置により各台毎に任意に設定可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの地震復旧運転装置。
  4. タイマー設定値は、保守会社から通信回線を利用して遠隔で各台毎に任意に設定可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータの地震復旧運転装置。
  5. 利用者がかご内に居ないこと、乗場の戸が全閉であること、高感知器地震計が動作していないこと、エレベータの安全回路が動作していないことなどを条件とする診断運転開始条件を併用することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のエレベータの地震復旧運転装置。
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