JP5390258B2 - エレベータの地震復旧診断運転装置 - Google Patents

エレベータの地震復旧診断運転装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5390258B2
JP5390258B2 JP2009123206A JP2009123206A JP5390258B2 JP 5390258 B2 JP5390258 B2 JP 5390258B2 JP 2009123206 A JP2009123206 A JP 2009123206A JP 2009123206 A JP2009123206 A JP 2009123206A JP 5390258 B2 JP5390258 B2 JP 5390258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
earthquake
elevators
car
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009123206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010269894A (ja
Inventor
聡 西江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2009123206A priority Critical patent/JP5390258B2/ja
Publication of JP2010269894A publication Critical patent/JP2010269894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390258B2 publication Critical patent/JP5390258B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、地震の揺れを受けて休止した複数台のエレベータを復旧させるのに好適なエレベータの地震復旧診断運転装置に関する。
従来より、群管理運転制御される複数台のエレベータには、地震が発生したときに各エレベータの異常を点検し、異常の有無に基づいて復旧あるいは適切な処理を行うエレベータの地震復旧診断運転装置が備えられている。このエレベータの地震復旧診断運転は、地震発生時に所定以上の揺れがあったときに地震管制運転させ、この地震管制運転により休止したエレベータのそれぞれを、監視装置を介して復旧の要否を判定する運転制御を行うものである。
すなわち、これらの運転制御されたエレベータが地震の揺れを受けると、地震管制運転が行われて各エレベータが休止する。各エレベータが休止した後、地震復旧診断運転が行われ、これらの休止したエレベータのかごを走行させて異常の有無を確認し、復旧の診断を行う。そして、エレベータに異常が検出されなかった場合には自動的にエレベータが復旧され、エレベータに異常が検出された場合には外部のエレベータの保守会社に通報されて適切な処理が施される。
このようなエレベータの地震復旧診断運転には、各エレベータの地震復旧診断運転中に隣接するエレベータの地震復旧診断運転によって生じる誤作動を防止するために、各台のエレベータの制御盤にそれぞれ設けられ、地震管制運転完了後にタイマーの設定時限が満了すると地震復旧運転を複数台同時に行うことなく、1台ずつ時間をずらせて順次開始させるタイマー手段を備えたエレベータの地震復旧運転装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−197203号公報
特許文献1に開示された従来のエレベータの地震復旧運転装置では、上述した構成により所定の時間に設定されたタイマーの設定時限が満了しなければ、次に行われる予定のエレベータの地震復旧診断運転が開始されない。そのため、地震復旧診断運転によってエレベータの機器類の危険が発見されて早期に当該エレベータを休止させる判定が行われた場合でも、所定の時間が経過しなければ次のエレベータの地震復旧診断運転に移行せず複数台のエレベータのうち復旧可能なエレベータの選択に時間がかかる問題がある。このように、特許文献1に開示された従来技術にあっては地震発生後に復旧可能なエレベータがあってもこれらのエレベータを早期に利用することができず、不便である。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、地震発生後に迅速にエレベータを復旧させることができるエレベータの地震復旧診断運転装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のエレベータの地震復旧診断運転装置は、群管理運転制御される複数台のエレベータのそれぞれを、地震発生時に所定以上の揺れがあったときに地震管制運転させ、この地震管制運転により休止した前記エレベータを監視装置を介して、復旧の要否を判定する地震復旧診断運転させる運転制御を行うエレベータの地震復旧診断運転装置において、前記複数台のエレベータに対して前記地震復旧診断運転させる前記エレベータの順序を設定する診断運転設定手段と、この診断運転設定手段で設定された前記順序に基づいて前記各エレベータの地震復旧診断運転を開始させる診断運転開始指令を出力する診断運転指令手段とを備え、前記診断運転設定手段は、地震発生時における前記各エレベータが停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報と、前記地震管制運転により休止した際の前記各エレベータのかごの位置を示すかご位置情報と、前記各エレベータが設置された階床の数のうち前記各エレベータのかごの停止階の最大数を示す確認情報とに基づいて、地震発生時に前記各エレベータが共に停止状態あるいは走行状態であり、かつ前記地震管制運転により休止した際の前記各エレベータのかごの位置が同じである場合に限り、前記確認情報の最大数が大きい順に前記順序を設定することを特徴としている。
このように構成した本発明は、診断運転設定手段によって復旧の可能性の高いエレベータ順に地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定し、診断運転指令手段によってこのエレベータ順に地震復旧診断運転させることができるので、地震発生後に迅速にこれらのエレベータを復旧させることができる。このように、地震復旧診断運転によって早期にエレベータを復旧させるかどうかの判定が行われた場合でも、時間を経ずに順次各エレベータの地震復旧診断運転が行われ、エレベータの復旧を効率良く行うことができる。
さらに、診断運転設定手段が各エレベータの停止情報、かご位置情報、及び確認情報の3つの情報に基づいて地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定するので、地震の揺れでかごと制御盤を接続する図示しないケーブルが昇降路内の機器類に引っ掛かった場合に地震復旧診断運転によって破損することを防止することができる。また、これら3つの情報に基づいて診断運転指令手段によってエレベータを1台ずつ地震復旧診断運転させるので、地震発生後に生じる余震の揺れに対する被害を抑えることができる。これにより、地震発生後のエレベータの復旧率を向上させることができる。
本発明のエレベータの地震復旧診断運転装置は、複数台のエレベータに対して地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定する診断運転設定手段と、この診断運転設定手段で設定された順序に基づいて各エレベータの地震復旧診断運転を開始させる診断運転開始指令を出力する診断運転指令手段とを備え、診断運転設定手段は、地震発生時における各エレベータが停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報と、地震管制運転により休止した際の各エレベータのかごの位置を示すかご位置情報と、各エレベータが設置された階床の数のうち各エレベータのかごの停止階の最大数を示す確認情報とに基づいて、地震発生時に各エレベータが共に停止状態あるいは走行状態であり、かつ地震管制運転により休止した際の各エレベータのかごの位置が同じである場合に限り、確認情報の最大数が大きい順に地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定している。そのため、診断運転設定手段によって復旧の可能性の高いエレベータ順に地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定し、診断運転指令手段によってこのエレベータ順に地震復旧診断運転させることができ、地震発生後に迅速にエレベータを復旧させることができる。これにより、地震発生後であってもエレベータを早期に利用することができ、従来よりもかごの利用者に対する利便性を向上させることができる。
本発明に係るエレベータの地震復旧診断運転装置の一実施形態の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るエレベータの地震復旧診断運転装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係るエレベータの地震復旧診断運転装置の一実施形態の構成を示す図、図2は本発明の一実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
本発明に係るエレベータの地震復旧診断運転装置の一実施形態は複数台のエレベータ、例えば図1に示すように、2台のエレベータ30,31に適用される。エレベータ30は、図示しない昇降路内を昇降して乗客を上下の階床へ運ぶかご1と、主ロープ2を介してかご1と相対的に昇降する釣合い錘4と、主ロープ2が巻き掛けられてかご1に駆動力を伝動する巻上機3と、かご1の運転を制御する制御盤5と、この制御盤5に接続されてエレベータ30の状態を監視及び診断し、制御盤5を介してかご1を運転させる監視装置8とを備えている。
同様に、エレベータ31は、図示しない昇降路内を昇降して乗客を上下の階床へ運ぶかご26と、主ロープ25を介してかご26と相対的に昇降する釣合い錘24と、主ロープ25が巻き掛けられてかご26に駆動力を伝動する巻上機23と、かご26の運転を制御する制御盤17と、この制御盤17に接続されてエレベータ31の状態を監視及び診断し、制御盤17を介してかご26を運転させる監視装置20とを備えている。
また、各エレベータ30,31の制御盤5,17は群管理盤14にそれぞれ接続されている。この群管理盤14はI/F回路15及び制御回路16を備えており、これらエレベータ30,31を群管理制御している。さらに、各エレベータ30,31の制御盤5,17は地震感知器11にそれぞれ接続されている。この地震感知器11は、I/F回路13及び制御回路12を備えており、図示しない昇降路内あるいは機械室等に設置され、所定震度以上の揺れを感知した際に地震情報を知らせる信号を制御盤5,17へそれぞれ出力する。
また、エレベータ30,31の各制御盤5,17は、I/F回路6,18及び制御回路7,19をそれぞれ備えており、地震感知器11から地震情報の信号を受信すると、各エレベータ30,31を地震管制運転して休止させる。
同様に、エレベータ30,31の各監視装置8,20は、I/F回路9,21及び制御回路10,22をそれぞれ備えており、このI/F回路9は、地震発生時におけるエレベータ30が停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報、地震管制運転により休止した際のエレベータ30のかご1の位置を示すかご位置情報、及びエレベータ30が設置された階床の数のうちエレベータ30のかご1の停止階の最大数を示す確認情報を記録する。同様に、I/F回路21は、地震発生時におけるエレベータ31が停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報、地震管制運転により休止した際のエレベータ31のかご26の位置を示すかご位置情報、及びエレベータ31が設置された階床の数のうちエレベータ31のかご26の停止階の最大数を示す確認情報を記録する。また、これら監視装置8,20は互いに接続されており、エレベータ30,31の各制御盤5,17が地震感知器11から地震情報の信号を受信すると、監視装置20がエレベータ31の停止情報、かご位置情報、及び確認情報を監視装置8へ送信する。
また、監視装置8の制御回路10は、エレベータ30,31に対して地震復旧診断運転させるエレベータ30,31の順序を設定する診断運転設定手段、例えば地震発生時における各エレベータ30,31が停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報と、地震管制運転により休止した際の各エレベータ30,31のかご1,26の位置を示すかご位置情報と、各エレベータ30,31が設置された階床の数のうち各エレベータ30,31のかご1,26の停止階の最大数を示す確認情報とに基づいて前述の順序を設定する診断運転設定手段を内部に含んでいる。さらに、監視装置8の制御回路10は、この診断運転設定手段で設定された順序に基づいて各エレベータ30,31の地震復旧診断運転を開始させる診断運転開始指令を制御盤5,17へ出力する診断運転指令手段も内部に含んでいる。
以下、本発明の一実施形態によって運転制御されたエレベータ30,31が所定以上の地震の揺れを受けたときの動作を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、地震が発生して各エレベータ30,31が地震の揺れを受けると(S100)、地震感知器11が動作して地震の揺れを検出し、この地震情報を知らせる信号を制御盤5,17へそれぞれ出力する。この信号を受けた制御盤5,17は各エレベータ30,31のかご1,26を最寄階にそれぞれ移動させてかご1,26を停止させ、これらかご1,26内の乗客を降ろす。
そして、制御盤5が地震発生時におけるエレベータ30が停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報、地震管制運転により休止した際のエレベータ30のかご1の位置を示すかご位置情報、及びエレベータ30が設置された階床の数のうちエレベータ30のかご1の停止階の最大数を示す確認情報のエレベータ30のエレベータ情報をI/F回路6内に記録し、監視装置8内のI/F回路9へ送信する(S101)。これと同時に、制御盤17が地震発生時におけるエレベータ31が停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報、地震管制運転により休止した際のエレベータ31のかご26の位置を示すかご位置情報、及びエレベータ31が設置された階床の数のうちエレベータ31のかご26の停止階の最大数を示す確認情報のエレベータ31のエレベータ情報をI/F回路18内に記録し、監視装置20内のI/F回路21へ送信する(S101)。
地震感知器11が高ガルの振動を感知した場合には処理手順を終了し(S102)、作業者が安全を確認するまで休止状態とする制御を行う。一方、地震感知器11が高ガルの振動を感知しなかった場合には(S102)、エレベータ30の監視装置8以外のエレベータの監視装置、すなわちエレベータ31の監視装置20が手順S101で受信したエレベータ31のエレベータ情報をエレベータ30の監視装置8へ送信する。監視装置8がこのエレベータ31のエレベータ情報を受信すると、エレベータ30のエレベータ情報とエレベータ31のエレベータ情報とをそれぞれ比較する。
そして、エレベータ30の確認情報におけるかご1の停止階の最大数がエレベータ31の確認情報におけるかご26の停止階の最大数と同数以上であれば(S103)、監視装置8がエレベータ30をA号機、エレベータ31をB号機に設定する(S104)。一方、エレベータ30の確認情報におけるかご1の停止階の最大数がエレベータ31の確認情報におけるかご26の停止階の最大数と同数以上でない、すなわちエレベータ30の確認情報におけるかご1の停止階の最大数がエレベータ31の確認情報におけるかご26の停止階の最大数よりも少なければ(S103)、監視装置8がエレベータ30をB号機、エレベータ31をA号機に設定する(S105)。
次に、監視装置8は地震発生時のA号機の停止情報とB号機の停止情報とを確認し、地震発生時にA号機及びB号機の両号機が停止状態でない場合(S106)、地震発生時にA号機が走行状態かつB号機が停止状態であるかどうかを判断する(S107)。そして、地震発生時にA号機が走行状態かつB号機が停止状態でない場合(S107)、監視装置8は地震発生時にA号機が停止状態かつB号機が走行状態であるかどうかを判断する(S108)。
一方、監視装置8は地震発生時のA号機の停止情報とB号機の停止情報とを確認し、地震発生時にA号機及びB号機の両号機が停止状態である場合(S106)、又は地震発生時にA号機が停止状態かつB号機が走行状態でない場合、すなわち地震発生時にA号機及びB号機の両号機が走行状態である場合(S108)、監視装置8がA号機のかご位置情報とB号機のかご位置情報とを比較し、最下階に最も近い号機を判断する(S109)。
そして、監視装置8がA号機のかご位置情報とB号機のかご位置情報とを比較し、A号機が最下階に最も近いあるいはA号機とB号機のかご位置が同じであると判断した場合(S109)、又は地震発生時にA号機が停止状態かつB号機が走行状態である場合(S108)、監視装置8の診断運転設定手段が地震復旧診断運転させる順序をA号機、B号機の順に設定する(S110)。
一方、監視装置8がA号機のかご位置情報とB号機のかご位置情報とを比較し、B号機が最下階に最も近いと判断した場合(S109)、又は地震発生時にA号機が走行状態かつB号機が停止状態である場合(S107)、監視装置8の診断運転設定手段が地震復旧診断運転させる順序をB号機、A号機の順に設定する(S111)。
そして、手順S110又は手順S111で診断運転設定手段によって地震復旧診断運転させる順序を設定した後、監視装置8は制御回路10にこの順序を記録して診断運転開始指令を制御盤5へ出力し、さらに監視装置20を介して制御盤17へ出力する。この出力を受けた各制御盤5,17はA号機及びB号機を当該順序でそれぞれ地震復旧診断運転させる。
次に、監視装置8,20は自己のエレベータの地震復旧診断運転が終了している場合には終了指令を監視装置8に送信する。監視装置8はこの終了指令を受信すると、全号機の地震復旧診断運転の実施が終了したことを確認し(S112)、動作を終了する。
一方、監視装置8が全号機の地震復旧診断運転の実施が終了したことを確認しなかった場合(S112)、例えばエレベータ30の地震復旧診断運転の実施は終了したがエレベータ31の地震復旧診断運転の実施は終了していない場合、監視装置8は監視装置20を介して制御盤17に診断運転開始指令を送信し(S113)、エレベータ31の地震復旧診断運転の実施をさせる(S114)。そして、監視装置20はエレベータ31の地震復旧診断運転の終了指令を監視装置8に送信する。最後に、監視装置8がこの終了指令を受信して全号機の地震復旧診断運転の実施が終了したことを確認し(S112)、動作を終了する。
このように構成した本発明の一実施形態によれば、群管理盤14によって群管理運転制御されたエレベータ30,31が手順S100において地震の揺れを受けると、各制御盤5,17がエレベータ30,31をそれぞれ地震管制運転させて休止させる。そして、手順S103〜手順S111において、監視装置8の診断運転設定手段が地震発生時のエレベータ30のエレベータ情報とエレベータ31のエレベータ情報とから復旧の可能性の高いエレベータ順に地震復旧診断運転させるエレベータの順序を設定し、監視装置8に含まれる診断運転指令手段によってこのエレベータ順に地震復旧診断運転させることができるので、地震発生後に迅速にこれらのエレベータ30,31を復旧させることができる。これにより、地震発生後であってもエレベータ30,31を早期に利用することができ、かご1,26の利用者に対する利便性を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態は、監視装置8の診断運転設定手段が、まず手順S103において地震発生時のエレベータ30,31の確認情報を比較し、次に手順S106〜手順S108においてエレベータ30,31の停止情報を確認し、最後にエレベータ30,31のかご位置情報を比較して地震復旧診断運転させるエレベータ30,31の順序を設定するので、手順S100における地震の揺れでかご1,26と制御盤5,17を接続する図示しないケーブルが昇降路内の機器類に引っ掛かった場合に地震復旧診断運転によって破損することを防止することができ、エレベータ30,31の耐久性を向上させることができる。
さらに、地震発生時のエレベータ30,31の停止情報、かご位置情報、及び確認情報である各エレベータ30,31のエレベータ情報に基づき、監視装置8の診断運転指令手段によってエレベータ30,31を1台ずつ地震復旧診断運転させるので、地震発生後に生じる余震の揺れに対する被害を最小限に抑えることができる。これにより、地震発生後のエレベータ30,31の復旧率を向上させることができる。
なお、本発明の一実施形態は、群管理盤14によって群管理制御された2台のエレベータ30,31に適用される場合について説明したが、群管理制御されたエレベータの台数が3台以上ある場合にも適用することができる。
1,26 かご
2,25 主ロープ
3,23 巻上機
4,24 釣合い錘
5,17 制御盤
6,9,13,15,18,21 I/F回路
7,10,12,16,19,22 制御回路
8,20 監視装置
11 地震感知器
14 群管理盤
30,31 エレベータ

Claims (1)

  1. 群管理運転制御される複数台のエレベータのそれぞれを、地震発生時に所定以上の揺れがあったときに地震管制運転させ、この地震管制運転により休止した前記エレベータを監視装置を介して、復旧の要否を判定する地震復旧診断運転させる運転制御を行うエレベータの地震復旧診断運転装置において、
    前記複数台のエレベータに対して前記地震復旧診断運転させる前記エレベータの順序を設定する診断運転設定手段と、この診断運転設定手段で設定された前記順序に基づいて前記各エレベータの地震復旧診断運転を開始させる診断運転開始指令を出力する診断運転指令手段とを備え
    前記診断運転設定手段は、地震発生時における前記各エレベータが停止状態あるいは走行状態であることを示す停止情報と、前記地震管制運転により休止した際の前記各エレベータのかごの位置を示すかご位置情報と、前記各エレベータが設置された階床の数のうち前記各エレベータのかごの停止階の最大数を示す確認情報とに基づいて、地震発生時に前記各エレベータが共に停止状態あるいは走行状態であり、かつ前記地震管制運転により休止した際の前記各エレベータのかごの位置が同じである場合に限り、前記確認情報の最大数が大きい順に前記順序を設定することを特徴とするエレベータの地震復旧診断運転装置。
JP2009123206A 2009-05-21 2009-05-21 エレベータの地震復旧診断運転装置 Active JP5390258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009123206A JP5390258B2 (ja) 2009-05-21 2009-05-21 エレベータの地震復旧診断運転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009123206A JP5390258B2 (ja) 2009-05-21 2009-05-21 エレベータの地震復旧診断運転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010269894A JP2010269894A (ja) 2010-12-02
JP5390258B2 true JP5390258B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=43418264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009123206A Active JP5390258B2 (ja) 2009-05-21 2009-05-21 エレベータの地震復旧診断運転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5390258B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08282934A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータの保全用携帯端末装置
JP2007254039A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの復旧システム
JP4826361B2 (ja) * 2006-06-28 2011-11-30 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの制御装置及び保守点検盤装置、並びに、エレベータの制御方法及び改修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010269894A (ja) 2010-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5078250B2 (ja) エレベータ装置及びその制御方法
JP2007254039A (ja) エレベータの復旧システム
JP5263723B2 (ja) エレベータ装置、エレベータの自動復旧方法及びそのプログラム
JP5114038B2 (ja) エレベータの機能可変型遠隔監視システム
JP5388801B2 (ja) エレベータの地震復旧診断運転装置
JP5390258B2 (ja) エレベータの地震復旧診断運転装置
KR102348615B1 (ko) 엘리베이터 시스템
JP2008114930A (ja) エレベータの制御装置
JP5035773B2 (ja) エレベータの制御装置
JP6587759B2 (ja) エレベーター故障の遠隔復旧システム
JP5706781B2 (ja) エレベータの地震時復旧診断運転装置
JP4826361B2 (ja) エレベータの制御装置及び保守点検盤装置、並びに、エレベータの制御方法及び改修方法
JP5399766B2 (ja) エレベータの制御装置
JP4967581B2 (ja) エレベータの制御装置及びエレベータの制御方法
JP2016055960A (ja) エレベータの地震自動復旧運転装置
JP5656887B2 (ja) エレベータ監視装置
JP6537745B2 (ja) エレベーターの遠隔監視システム
JP5137030B2 (ja) エレベータの制御装置
JP6297229B1 (ja) エレベーター故障の遠隔復旧システム及びエレベーター故障の復旧システム
JP2007145472A (ja) 地震管制運転の復旧システム
JP4835174B2 (ja) エレベータの地震復旧運転装置
JP4826294B2 (ja) エレベータの地震復旧運転装置及び地震復旧運転方法
JP2011046530A (ja) エレベータの制御装置
JP2016003087A (ja) エレベーターの運転情報収集装置
JP5186896B2 (ja) エレベータの診断運転確認方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5390258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150