JP4831246B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動するための電圧を供給するトランスとを備えた電力変換装置に関する。
従来、スイッチング素子と、スイッチング素子を駆動するための電圧を供給するトランスとを備えた電力変換装置として、特許文献1に開示されているインバータ装置がある。このインバータ装置は、上アーム側半導体モジュールと、下アーム側半導体モジュールと、上アーム駆動用ドライバと、下アーム駆動用ドライバと、トランスとを備えている。半導体モジュールは、IGBTと、ダイオードとからなるスイッチング素子である。上アーム側半導体モジュールは、プリント基板の下面に列状に実装されている。下アーム側半導体モジュールは、列状に実装された上アーム側半導体モジュールに並列して、プリント基板の下面に列状に実装されている。上アーム側半導体モジュールと下アーム側半導体モジュールは、直列接続されている。直列接続された3組の上アーム側半導体モジュールと下アーム側半導体モジュールは、並列接続されている。
上アーム駆動用ドライバは、上アーム側半導体モジュールを駆動するための回路である。下アーム駆動用ドライバは、下アーム側半導体モジュールを駆動するための回路である。上アーム駆動用ドライバは、プリント基板の上面であって、上アーム側半導体モジュールの上方に実装されている。下アーム駆動ドライバは、プリント基板の上面であって、下アーム側半導体モジュールの上方に実装されている。上アーム駆動用ドライバは、上アーム側半導体モジュールに接続されている。下アーム駆動用ドライバは、下アーム側半導体モジュールに接続されている。
トランスは、上アーム側半導体モジュールを駆動するための電圧を上アーム駆動用ドライバに対して個別に供給するともに、下アーム側半導体モジュールを駆動するための電圧を下アーム駆動用ドライバに対して共通に供給する素子である。トランスは、プリント基板の上面であって、列状に実装された上アーム側半導体モジュールと下アーム側半導体モジュールの間に実装されている。トランスは、上アーム駆動用ドライバにそれぞれ接続されている。また、下アーム駆動用ドライバに共通接続されている。
特開2008−118815号公報
インバータ装置は、半導体モジュールをスイッチングさせることで、直流電力を交流電力に変換する。半導体モジュールがスイッチングし、電流が流れると、それに伴ってスイッチングノイズが発生する。また、半導体モジュールが発熱する。
前述したように、トランスは、列状に実装された上アーム側半導体モジュールと下アーム側半導体モジュールの間に実装されている。そのため、トランスが、スイッチングノイズや半導体モジュールの発生した熱の影響を受けやすいという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、トランスに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる電力変換装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明者は、この課題を解決すべく鋭意研究し試行錯誤を重ねた結果、列状に実装された高電位側スイッチング素子の反低電位側スイッチング素子側にトランスを実装することで、トランスに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えられることを思いつき、本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に記載の電力変換装置は、直列接続された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子とを複数組並列接続して構成される電力変換回路と、高電位側スイッチング素子を駆動する高電位側駆動回路と、低電位側スイッチング素子を駆動する低電位側駆動回路と、高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を高電位側駆動回路に対して個別に供給するとともに、低電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を低電位側駆動回路に対して共通に供給するトランスと、を備えた電力変換装置において、高電位側スイッチング素子は、配線基板に列状に実装され、低電位側スイッチング素子は、列状に実装された高電位側スイッチング素子に並列して、配線基板に列状に実装され、トランスは、配線基板であって、列状に実装された高電位側スイッチング素子の反低電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、従来のように、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間にトランスが実装される場合に比べ、トランスに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
請求項2に記載の電力変換装置は、高電位側駆動回路は、配線基板であって、列状に実装された高電位側スイッチング素子とトランスとの間に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、トランスから高電位側駆動回路、高電位側駆動回路から高電位側スイッチング素子への配線パターンの長さを短くすることができる。そのため、配線パターンのインピーダンスを抑えることができる。従って、電圧を安定化させるためのコンデンサを用いることなく、電圧の変動を抑えることができる。また、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間に高電位側駆動回路が実装される場合に比べ、高電位側駆動回路に対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
請求項3に記載の電力変換装置は、高電位側駆動回路は、配線基板であって、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子との間に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、前述した、高電位側駆動回路が高電位側スイッチング素子とトランスの間に実装される場合ほどではないが、トランスから高電位側駆動回路、高電位側駆動回路から高電位側スイッチング素子への配線パターンの長さを短くすることができる。そのため、配線パターンのインピーダンスを抑えることができる。従って、電圧を安定化させるためのコンデンサを用いることなく、電圧の変動を抑えることができる。また、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間に高電位側駆動回路が実装される場合に比べ、高電位側駆動回路に対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
請求項4に記載の電力変換装置は、高電位側スイッチング素子駆動用の電圧出力端子は、トランスの高電位側スイッチング素子側に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、トランスから高電位側駆動回路への配線パターンの長さをより短くすることができる。
請求項5に記載の電力変換装置は、低電位側駆動回路は、配線基板であって、列状に実装された低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間に低電位側駆動回路が実装される場合に比べ、低電位側駆動回路に対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
請求項6に記載の電力変換装置は、低電位側駆動回路は、配線基板であって、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間のスペースを利用することで、低電位側駆動回路を効率的に実装することができる。そのため、配線基板を小型化することができる。
請求項7に記載の電力変換装置は、トランスから低電位側駆動回路へ電圧を供給するための配線パターンは、列状に実装された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側を列方向に延在していることを特徴とする。この構成によれば、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えるとともに、効率的に配線することができる。
請求項8に記載の電力変換装置は、トランスから低電位側駆動回路へ電圧を供給するための配線パターンは、列状に実装された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間を列方向に延在していることを特徴とする。この構成によれば、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を極力抑え、効率的に配線することができる。
請求項9に記載の電力変換装置は、配線基板であって、列状に実装された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の列方向に隣接して実装され、高電位側駆動回路及び低電位側駆動回路に駆動信号を出力する制御回路を有し、トランスから低電位側駆動回路へ電圧を供給する配線パターンは、列状に実装された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の反制御回路側を列方向と交差する方向に延在していることを特徴とする。低電位側スイッチング素子を駆動するための電圧が、制御回路を駆動するための電圧より高い場合、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンと制御回路との間に充分な絶縁距離を確保しなければならない。しかし、この構成によれば、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンは、列状に実装された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の反制御回路側を列方向と交差する方向に延在しており、制御回路に隣接して配線されることはない。そのため、わざわざ絶縁距離を確保する必要がない。従って、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンが、制御回路に隣接して配線される場合に比べ、配線基板を小型化することができる。
請求項10に記載の電力変換装置は、低電位側スイッチング素子駆動用の電圧出力端子は、トランスの列方向の端部に形成されていることを特徴とする。この構成によれば、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンを効率的に配線することができる。
請求項11に記載の電力変換装置は、制御回路から高電位側駆動回路へ駆動信号を電気的に絶縁して伝達する高電位側信号伝達素子を有し、高電位側信号伝達素子は、トランスが実装される配線基板の一面と背向する他面であって、トランスと背向する部分に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、配線基板のトランスと背向するスペースを利用することで、高電位側信号伝達素子を効率的に実装することができる。そのため、配線基板を小型化することができる。
請求項12に記載の電力変換装置は、制御回路から低電位側駆動回路へ駆動信号を電気的に絶縁して伝達する低電位側信号伝達素子を有し、低電位側信号伝達素子は、配線基板であって、列状に実装された低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、低電位側信号伝達素子が、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間に実装される場合に比べ、低電位側信号伝達素子に対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
請求項13に記載の電力変換装置は、高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を平滑するコンデンサが、配線基板であって、高電位側駆動回路とトランスとの間に実装されていることを特徴とする。この構成によれば、高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を平滑するコンデンサを高電位側駆動回路の近くに実装することができる。そのため、このコンデンサを高電位側駆動回路の電源安定用として用いることができる。
請求項14に記載の電力変換装置は、トランスは、表面実装タイプであることを特徴とする。この構成によれば、トランスを容易に実装することができる。
請求項15に記載の電力変換装置は、車両に搭載されることを特徴とする。この構成によれば、車両に搭載される電力変換装置において、従来のように、列状に実装された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子の間にトランスが実装される場合に比べ、トランスに対するスイッチングノイズやスイッチング素子の発生した熱の影響を抑えることができる。
第1実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の回路図である。 一方の電力変換回路を駆動するための電圧を供給する電源回路の回路図である。 他方の電力変換回路を駆動するための電圧を供給する電源回路の回路図である。 配線基板の上面図である。 一方のトランスの上面図である。 他方のトランスの上面図である。 第2実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第3実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 一方のトランスの上面図である。 第4実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第1実施形態の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第2実施形態の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第3実施形態の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第4実施形態の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第5実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第5実施形態の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第5実施形態の別の変形形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第6実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。 第1〜第6実施形態の変形形態における配線基板の上面図である。 第1〜第6実施形態の別の変形形態における配線基板の上面図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る電力変換装置を、車両に搭載され、モータジェネレータを制御するモータジェネレータ制御装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照してモータジェネレータ制御装置の構成について説明する。ここで、図1は、第1実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の回路図である。図2は、一方の電力変換回路を駆動するための電圧を供給する電源回路の回路図である。図3は、他方の電力変換回路を駆動するための電圧を供給する電源回路の回路図である。
図1に示すモータジェネレータMG1、MG2は、3相交流電圧が供給されることでモータとして動作し、外部から駆動力が供給され回転することで3相交流電圧を発生するジェネレータとして動作する機器である。モータジェネレータMG1、MG2は、回転角を検出するための回転角センサS1、S2をそれぞれ備えている。また、モータジェネレータMG1、MG2に流れる相電流を検出する電流センサS3、S4がそれぞれ設けられている。
モータジェネレータ制御装置1(電力変換装置)は、モータジェネレータMG1、MG2がモータとして動作するとき、高電圧バッテリB1の出力する直流電圧を昇圧するとともに3相交流電圧に変換して、モータジェネレータMG1、MG2に供給する装置である。また、モータジェネレータMG1、MG2がジェネレータとして動作するとき、モータジェネレータMG1、MG2の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換するとともに降圧して、高電圧バッテリB1を充電する装置でもある。つまり、モータジェネレータ制御装置1は、直流電力と交流電力を相互に変換する装置である。モータジェネレータ制御装置1は、電力変換回路10、11と、駆動回路12、13と、電源回路14、15と、信号伝達回路16、17と、制御回路18、19とを備えている。
電力変換回路10は、モータジェネレータMG1がモータとして動作するとき、高電圧バッテリB1の出力する直流電圧を昇圧するとともに3相交流電圧に変換して、モータジェネレータMG1に供給する回路である。また、モータジェネレータMG1がジェネレータとして動作するとき、モータジェネレータMG1の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換するとともに降圧して、高電圧バッテリB1を充電する回路でもある。電力変換回路10は、コンバータ回路100と、インバータ回路101とを備えている。
コンバータ回路100は、高電圧バッテリB1の出力する直流電圧を昇圧して、インバータ回路101及び後述するインバータ回路110に供給する回路である。また、インバータ回路101、110の出力する直流電圧を降圧して高電圧バッテリB1を充電する回路でもある。コンバータ回路101は、コンデンサ100aと、コイル100bと、IGBT100c(高電位側スイッチング素子)と、IGBT100d(低電位側スイッチング素子)と、ダイオード100e、100fと、コンデンサ100gとを備えている。
コンデンサ100aは、直流電圧を平滑するための素子である。コンデンサ100aは、昇圧動作のときには、高電圧バッテリB1の出力する直流電圧を平滑し、降圧動作のときには、高電圧バッテリB1を充電する降圧された直流電圧を平滑する。コンデンサ100aの正極端子及び負極端子は、高電圧バッテリB1の正極端子及び負極端子にそれぞれ接続されている。
コイル100bは、電流が流れることでエネルギーを蓄積、放出するとともに電圧を誘起する素子である。コイル100bの一端はコンデンサ100aの正極端子に、他端はIGBT100c、100dにそれぞれ接続されている。
IGBT100c、100dは、オン、オフすることでコイル100bにエネルギーを蓄積、放出させるためのスイッチング素子である。IGBT100c、100dは直列接続されている。具体的には、IGBT100cのエミッタが、IGBT100dのコレクタに接続されている。直列接続されたIGBT100c、100dの直列接続点は、コイル100bの他端に接続されている。IGBT100cのコレクタはコンデンサ100gの正極端子に、IGBT100dのエミッタはコンデンサ100a、100gの負極端子にそれぞれ接続されている。IGBT100cのゲートは後述する高電位側駆動回路120aに、IGBT100dのゲートは後述する低電位側駆動回路120eにそれぞれ接続されている。
ダイオード100e、100fは、IGBT100c又はIGBT100dがオフし、コイル100bに蓄積されたエネルギーが放出されるときに発生するフライホイール電流を流すための素子である。ダイオード100e、100fのアノードはIGBT100c、100dのエミッタに、カソードはIGBT100c、100dのコレクタにそれぞれ接続されている。
コンデンサ100gは、直流電圧を平滑するための素子である。コンデンサ100gは、昇圧動作のときには、インバータ回路101、110に供給する昇圧された直流電圧を平滑し、降圧動作のときには、インバータ回路101、110の出力する直流電圧を平滑する。コンデンサ100gの正極端子はIGBT100cのコレクタに、負極端子はIGBT100dのエミッタにそれぞれ接続されている。また、コンデンサ100gの正極端子及び負極端子は、インバータ回路101、110にそれぞれ接続されている。
インバータ回路101は、モータジェネレータMG1がモータとして動作するとき、コンバータ回路100の出力する直流電圧を3相交流電圧に変換して、モータジェネレータMG1に供給する回路である。また、モータジェネレータMG1がジェネレータとして動作するとき、モータジェネレータMG1の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換して、コンバータ回路100に供給する回路でもある。インバータ回路101は、IGBT101a〜101c(高電位側スイッチング素子)と、IGBT101d〜101f(低電位側スイッチング素子)と、ダイオード101g〜101lとを備えている。
IGBT101a〜101fは、オン、オフすることで直流電圧を3相交流電圧に変換するためのスイッチング素子である。IGBT101a、101d、IGBT101b、101e及びIGBT101c、101fはそれぞれ直列接続されている。具体的には、IGBT101a〜101cのエミッタが、IGBT101d〜101fのコレクタにそれぞれ接続されている。直列接続された3組のIGBT101a、101d、IGBT101b、101e及びIGBT101c、101fは並列接続されている。IGBT101a〜101cのコレクタはコンデンサ100gの正極端子に、IGBT101d〜101fのエミッタはコンデンサ100gの負極端子にそれぞれ接続されている。これにより、直流接続された4組のIGBT100c、100d、IGBT101a、101d、IGBT101b、101e及びIGBT101c、101fが並列接続されることとなる。また、IGBT101a〜101cのゲートは後述する高電位側駆動回路120b〜120dに、IGBT101d〜101fのゲートは後述する低電位側駆動回路120f〜120hにそれぞれ接続されている。直列接続されたIGBT101a、101d、IGBT101b、101e及びIGBT101c、101fの直列接続点は、モータジェネレータMG1にそれぞれ接続されている。
ダイオード101g〜101lは、IGBTがオフし、モータジェネレータMG1のコイルに蓄積されたエネルギーが放出されるときに発生するフライホイール電流を流すための素子である。また、モータジェネレータMG1の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換するための素子でもある。ダイオード101g〜101lのアノードはIGBT101a〜101fのエミッタに、カソードはIGBT101a〜101fのコレクタにそれぞれ接続されている。
電力変換回路11は、モータジェネレータMG2がモータとして動作するとき、コンバータ回路100の出力する直流電圧を3相交流電圧に変換して、モータジェネレータMG2に供給する回路である。また、モータジェネレータMG2がジェネレータとして動作するとき、モータジェネレータMG2の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換して、コンバータ回路100に供給する回路でもある。電力変換回路11は、インバータ回路110を備えている。インバータ回路110は、IGBT110a〜110c(高電位側スイッチング素子)と、IGBT110d〜110f(低電位側スイッチング素子)と、ダイオード110g〜110lとを備えている。インバータ回路110は、インバータ回路101と同一構成である。IGBT110a〜110cのコレクタはコンデンサ100gの正極端子に、IGBT110d〜110fのエミッタはコンデンサ100gの負極端子にそれぞれ接続されている。IGBT110a〜110cのゲートは後述する高電位側駆動回路130a〜130cに、IGBT110d〜110fのゲートは後述する低電位側駆動回路130d〜130fにそれぞれ接続されている。直列接続されたIGBT110a、110d、IGBT110b、110e及びIGBT110c、110fの直列接続点は、モータジェネレータMG2にそれぞれ接続されている。
駆動回路12は、電源回路14からIGBTを駆動するための電圧を供給され、信号伝達回路16を介して制御回路18から入力される駆動信号に基づいて、IGBT100c、100d、101a〜101fをオン、オフする回路である。駆動回路12は、高電位側駆動回路120a〜120dと、低電位側駆動回路120e〜120hとを備えている。
高電位側駆動回路120a〜120dは、高電位側のIGBT100c、101a〜101c毎に設けられ、IGBT100c、101a〜101cをオン、オフする回路である。高電位側駆動回路120a〜120dの電圧入力端は電源回路14に、駆動信号入力端は信号伝達回路16に、出力端はIGBT100c、101a〜101cのエミッタとゲートにそれぞれ接続されている。低電位側駆動回路120e〜120hは、低電位側のIGBT100d、101d〜101f毎に設けられ、IGBT100d、101d〜101fをオン、オフする回路である。低電位側駆動回路120e〜120hの電圧入力端は電源回路14に、駆動信号入力端は信号伝達回路16に、出力端はIGBT100d、101d〜101fのエミッタとゲートにそれぞれ接続されている。
駆動回路13は、電源回路15からIGBTを駆動するための電圧を供給され、信号伝達回路17を介して制御回路19から入力される駆動信号に基づいて、IGBT110a〜110fをオン、オフする回路である。駆動回路13は、高電位側駆動回路130a〜130cと、低電位側駆動回路130d〜130fとを備えている。
高電位側駆動回路130a〜130cは、高電位側のIGBT110a〜110cをオン、オフする回路である。高電位側駆動回路130a〜130cの電圧入力端は電源回路15に、駆動信号入力端は信号伝達回路17に、出力端はIGBT110a〜110cのエミッタとゲートにそれぞれ接続されている。低電位側駆動回路130d〜130fは、低電位側のIGBT110d〜110fをオン、オフする回路である。低電位側駆動回路130d〜130fの電圧入力端は電源回路15に、駆動信号入力端は信号伝達回路17に、出力端はIGBT110d〜110fのエミッタとゲートにそれぞれ接続されている。
電源回路14は、IGBT100c、100d、101a〜101fを駆動するための電圧を駆動回路12に供給する回路である。図2に示すように、電源回路14は、トランス140と、ダイオード141b〜141gと、コンデンサ142a〜142gと、MOSFET143と、出力電圧安定化回路144とを備えている。
トランス140は、1次コイル140aと、2次コイル140b〜140gとを備えている。2次コイル140b〜140eは、高電位側のIGBT100c、101a〜101cを駆動するための電圧を出力するコイルである。2次コイル140fは、低電位側のIGBT100d、101d〜101fを駆動するための電圧を出力するコイルである。2次コイル140gは、トランス140の出力電圧を検出するコイルである。
コンデンサ142aの一端は1次コイル140aの一端に接続されている。MOSFET143のドレインは1次コイル140aの他端に接続されている。コンデンサ142aの他端は接地されるとともにMOSFET143のソースに接続されている。ダイオード141b〜141fのアノードは2次コイル140b〜140fの一端に接続されている。コンデンサ142b〜142fの一端はダイオード141b〜141fのカソードに接続され、他端は2次コイル140b〜140fの他端にそれぞれ接続されている。ダイオード141gのアノードは2次コイル140gの一端に接続されている。コンデンサ142gの一端はダイオード141gのカソードに接続され、他端は接地されるとともに2次コイル140gの他端に接続されている。出力電圧安定化回路144の入力端は、コンデンサ142gの両端に、出力端はMOSFET143のゲートにそれぞれ接続されている。
電源回路14の入力端であるコンデンサ142aの両端は、低電圧バッテリB2にそれぞれ接続されている。電源回路14の出力端であるコンデンサ142b〜142eの両端は、高電位側駆動回路120a〜120dにそれぞれ接続されている。電源回路14の出力端であるコンデンサ142fの両端は、低電位側駆動回路120e〜120hに共通接続されている。
電源回路15は、IGBT110a〜110fを駆動するための電圧を駆動回路13に供給する回路である。図3に示すように、電源回路15は、トランス150と、ダイオード151b〜151fと、コンデンサ152a〜152fと、MOSFET153と、出力電圧安定化回路154とを備えている。
トランス150は、1次コイル150aと、2次コイル150b〜150fとを備えている。2次コイル150b〜150dは、高電位側のIGBT110a〜110cを駆動するための電圧を出力するコイルである。2次コイル150eは、低電位側のIGBT110d〜110fを駆動するための電圧を出力するコイルである。2次コイル150fは、トランス150の出力電圧を検出するコイルである。
コンデンサ152aの一端は1次コイル150aの一端に接続されている。MOSFET153のドレインは1次コイル150aの他端に接続されている。コンデンサ152aの他端は接地されるとともにMOSFET153のソースに接続されている。ダイオード151b〜151eのアノードは2次コイル150b〜150eの一端に接続されている。コンデンサ152b〜152eの一端はダイオード151b〜151eのカソードに接続され、他端は2次コイル150b〜150eの他端にそれぞれ接続されている。ダイオード151fのアノードは2次コイル150fの一端に接続されている。コンデンサ152fの一端はダイオード151fのカソードに接続され、他端は接地されるとともに2次コイル150fの他端に接続されている。出力電圧安定化回路154の入力端はコンデンサ152fの両端に、出力端はMOSFET153のゲートにそれぞれ接続されている。
電源回路15の入力端であるコンデンサ152aの両端は、低電圧バッテリB2にそれぞれ接続されている。電源回路15の出力端であるコンデンサ152b〜152dの両端は、高電位側駆動回路130a〜130cにそれぞれ接続されている。電源回路15の出力端であるコンデンサ152eの両端は、低電位側駆動回路130d〜130fに共通接続されている。
信号伝達回路16は、IGBT100c、100d、101a〜101fに、制御回路18の出力する駆動信号を電気的に絶縁して伝達する回路である。信号伝達回路16は、高電位側フォトカプラ160a〜160d(高電位側信号伝達素子)と、低電位側フォトカプラ160e〜160h(低電位側信号伝達素子)を備えている。
高電位側フォトカプラ160a〜160dは、高電位側駆動回路120a〜120dに駆動信号を伝達する素子である。高電位側フォトカプラ160a〜160dの駆動信号入力端は制御回路18に、駆動信号出力端は高電位側駆動回路120a〜120dの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。低電位側フォトカプラ160e〜160hは、低電位側駆動回路120e〜120hに駆動信号を伝達する素子である。低電位側フォトカプラ160e〜160hの駆動信号入力端は制御回路18に、駆動信号出力端は低電位側駆動回路120e〜120hの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。
信号伝達回路17は、IGBT110a〜110fに、制御回路19の出力する駆動信号を電気的に絶縁して伝達する回路である。信号伝達回路17は、高電位側フォトカプラ170a〜170cと、低電位側フォトカプラ170d〜170fを備えている。
高電位側フォトカプラ170a〜170cは、高電位側駆動回路130a〜130cに駆動信号を伝達する素子である。高電位側フォトカプラ170a〜170cの駆動信号入力端は制御回路19に、駆動信号出力端は高電位側駆動回路130a〜130cの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。低電位側フォトカプラ170d〜170fは、低電位側駆動回路130d〜130fに駆動信号を伝達する素子である。低電位側フォトカプラ170d〜170fの駆動信号入力端は制御回路19に、駆動信号出力端は低電位側駆動回路130d〜130fの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。
制御回路18は、モータジェネレータMG1がモータとして動作するとき、コンバータ回路100が昇圧動作をするようにIGBT100dをオン、オフするとともに、インバータ回路101が直流電圧を3相交流電圧に変換するようにIGBT101a〜101fをオン、オフする回路である。また、モータジェネレータMG1、MG2がジェネレータとして動作するとき、コンバータ回路100が降圧動作をするようにIGBT100cをオン、オフする回路でもある。制御回路18は、マイクロコンピュータを備え、回転角センサS1及び電流センサS3の検出結果に基づいて、IGBT100c、100d、101a〜101fをオン、オフするための駆動信号を出力する。制御回路18の入力端は、回転角センサS1及び電流センサS3の出力端に接続されている。また、駆動信号出力端は、高電位側フォトカプラ160a〜160d及び低電位側フォトカプラ160e〜160hの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。
制御回路19は、モータジェネレータMG2がモータとして動作するとき、インバータ回路110がコンバータ回路100の出力する直流電圧を3相交流電圧に変換するようにIGBT110a〜110fをオン、オフする回路である。制御回路19は、マイクロコンピュータを備え、回転角センサS2及び電流センサS4の検出結果に基づいて、IGBT110a〜110fをオン、オフするための駆動信号を出力する。制御回路19の入力端は、回転角センサS2及び電流センサS4の出力端に接続されている。また、駆動信号出力端は、高電位側フォトカプラ170a〜170c及び低電位側フォトカプラ170d〜170fの駆動信号入力端にそれぞれ接続されている。
次に、図1〜図6を参照してモータジェネレータ制御装置を構成する主要構成要素の配置について説明する。ここで、図4は、配線基板の上面図である。図4では、トランスから駆動回路への配線パターンは、+側と−側を一対とし、1つの太線で示している。図5は、一方のトランスの上面図である。図6は、他方のトランスの上面図である。図5及び図6では、1次コイル及び2次コイルを細線で示している。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。
図4に示すように、高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cは、矩形状の配線基板1000の下面に、左右方向に列状に実装されている。低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cの前側に並列して、配線基板1000の下面に、左右方向に列状に実装されている。ここでは、左右方向が列方向に、前後方向が列方向と交差する方向に相当する。
トランス140は、配線基板1000の上面(一面)であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cの後側、つまり反低電位側IGBT側(反低電位側スイッチング素子側)に実装されている。トランス150は、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cの後側、つまり反低電位側IGBT側に実装されている。
図5に示すように、トランス140は、前側の端部に、高電位側のIGBT100c、101a〜101cを駆動するため電圧を出力する2次コイル140b〜140eの出力端子O11〜O14が、左側からこの順番でそれぞれ形成されている。また、後側の端部に、1次コイル140aの入力端子I11、トランス140の出力電圧を検出する2次コイル140gの出力端子O16、低電位側のIGBT100d、101d〜101fを駆動するための電圧を出力する2次コイル140fの出力端子O15がそれぞれ形成されている。1次コイル140aの入力端子I11は左側の端部に、2次コイル140fの出力端子O15は右側の端部にそれぞれ形成されている。
図6に示すように、トランス150は、前側の端部に、高電位側のIGBT110a〜110cを駆動するため電圧を出力する2次コイル150b〜150dの出力端子O21〜O23が、左側からこの順番でそれぞれ形成されている。また、後側の端部に、低電位側のIGBT110d〜110fを駆動するための電圧を出力する2次コイル150eの出力端子O24、トランス150の出力電圧を検出する2次コイル150fの出力端子O25、1次コイル150aの入力端子I21がそれぞれ形成されている。1次コイル150aの入力端子I21は右側の端部に、2次コイル150eの出力端子O24は左側の端部にそれぞれ形成されている。
図4に示すように、トランス140、150を除く電源回路14、15は、トランス140の右側に、左右方向に並列して実装されている。
高電位側駆動回路120a〜120dは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cとトランス140との間に、IGBT100c、101a〜101cに並列して実装されている。トランス140の出力端子O11〜O14から高電位側駆動回路120a〜120dへ電圧を個別に供給する配線パターンは、トランス140から高電位側駆動回路120a〜120dに向かって前後方向に延在している。
低電位側駆動回路120e〜120hは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された低電位側のIGBT100d、101d〜101fの前側、つまり反高電位側IGBT側(反高電位側スイッチング素子側)に、IGBT100d、101d〜101fに並列して実装されている。トランス140の出力端子O15から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板100の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの右側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側駆動回路120e〜120hの前側、つまり反高電位側IGBT側を左右方向に延在している。
高電位側駆動回路130a〜130cは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cとトランス150との間に、IGBT110a〜110cに並列して実装されている。トランス150の出力端子O21〜O23から高電位側駆動回路120a〜120dへ電圧を個別に供給する配線パターンは、トランス150から高電位側駆動回路130a〜130cに向かって前後方向に延在している。
低電位側駆動回路130d〜130fは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された低電位側のIGBT110d〜110fの前側、つまり反高電位側IGBT側に、IGBT110d〜110fに並列して実装されている。トランス150の出力端子O24から低電位側駆動回路130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000bは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110c及び低電位側のIGBT110d〜110fの左側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側駆動回路130d〜130fの前側、つまり反高電位側IGBT側を左右方向に延在している。
高電位側フォトカプラ160a〜160dは、配線基板1000の下面(他面)であって、トランス140と背向する部分に実装されている。低電位側フォトカプラ160e〜160hは、配線基板1000の下面であって、列状に実装された低電位側駆動回路120e〜120hの前側、つまり反高電位側IGBT側に低電位側駆動回路120e〜120hに並列して列状に実装されている。
高電位側フォトカプラ170a〜170cは、配線基板1000の下面であって、トランス150と背向する部分に実装されている。低電位側フォトカプラ170d〜170fは、配線基板1000の下面であって、列状に実装された低電位側駆動回路130d〜130fの前側、つまり反高電位側IGBT側に低電位側駆動回路130d〜130fに並列して列状に実装されている。
制御回路18、19は、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの右側に隣接し、前後方向に並列して実装されている。
次に、図1〜図3を参照してモータジェネレータ制御装置の動作について説明する。図1において、電源回路14、15は、IGBT100c、100d、101a〜101f、110a〜110fを駆動するための電圧を供給する。図2において、出力電圧安定化回路144は、MOSFET143をオン、オフして、低電圧バッテリB2の直流電圧を交流電圧に変換し、トランス140の1次コイル140aに供給する。1次コイル140aに交流電圧が供給されると、2次コイル140b〜140gからターン数に応じた交流電圧が出力される。2次コイル140b〜140gから出力された交流電圧は、ダイオード141b〜141gとコンデンサ142b〜142gによって整流され直流電圧に変換される。出力電圧安定化回路144は、ダイオード141gとコンデンサ142gによって整流された直流電圧が所定電圧になるようにMOSFET143をオン、オフするタイミングを調整する。以降、同様の動作が繰り返され、安定化された電圧が供給される。図3においても同様の動作が繰り返され、安定化された電圧が供給される。
図1において、モータジェネレータMG1、MG2がモータとして動作するとき、制御回路18は、IGBT100dをオンして高電圧バッテリB1からコイル100bにエネルギーを蓄積させる。その後、IGBT100dをオフし、コイル100bに蓄積されたエネルギーを放出させる。このとき、コイル100bは、コンデンサ100aに接続される一端に対して、IGBT100c、100dに接続される他端が高電位となる。つまり、コイル100bの他端が高電圧バッテリB1の電圧より高くなる。IGBT100c、100dがともにオフ状態であるため、コイル100bのエネルギーの放出に伴う電流は、ダイオード100eを介してコンデンサ100gに流れ、コンデンサ100gが充電される。以降、同様の動作が繰り返され、コンデンサ100gの電圧が所定電圧に保持される。
さらに、制御回路18、19は、外部から入力される指令、回転角センサS1、S2及び電流センサS3、S4の検出結果に基づいて、IGBT101a〜101f、110a〜110fを所定のタイミングでオン、オフして、コンデンサ100gに充電された直流電圧を3相交流電圧に変換し、モータジェネレータMG1、MG2に供給する。インバータ回路101、110から3相交流電圧が供給されると、モータジェネレータMG1、MG2は、モータとして動作しトルクを発生する。
一方、モータジェネレータMG1、MG2がジェネレータとして動作するとき、インバータ回路101、110は、ダイオード101g〜101l、110g〜110lによって構成される整流回路で、モータジェネレータMG1、MG2の発生する3相交流電圧を直流電圧に変換する。そして、変換された直流電圧によってコンデンサ100gが充電される。
制御回路18は、IGBT100cをオンし、コンデンサ100gからコイル100bにエネルギーを蓄積させる。その後、IGBT100cをオフし、コイル100bに蓄積されたエネルギーを放出させる。このとき、コイル100bは、IGBT100c、100dに接続される他端に対して、コンデンサ100aに接続される一端が高電位となる。つまり、コイル100bの一端が、コンデンサ100gの電圧より低くなる。IGBT100c、100dがともにオフ状態であるため、コイル100bのエネルギーの放出に伴う電流は、ダイオード100fを介して高電圧バッテリB1に流れ、高電圧バッテリB1が充電される。以降、同様の動作が繰り返され、高電圧バッテリB1の電圧が所定電圧に保持される。
最後に、効果について説明する。第1実施形態によれば、トランス140、150は、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cの後側、つまり反低電位側IGBT側に実装されている。そのため、車両に搭載されるモータジェネレータ制御装置1において、従来のように、列状に実装された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTの間にトランスが実装される場合に比べ、トランス140、150に対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を抑えることができる。
第1実施形態によれば、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cとトランス140、150との間に、IGBT100c、101a〜101c、110a〜110cに並列して実装されている。そのため、トランス140、150から高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130c、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cから高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cへの配線パターンの長さを短くすることができる。従って、配線パターンのインピーダンスを抑えることができる。これにより、電圧を安定化させるためのコンデンサを用いることなく、電圧の変動を抑えることができる。また、列状に実装された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTの間に高電位側駆動回路が実装される場合に比べ、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cに対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を抑えることができる。
第1実施形態によれば、高電位側のIGBT駆動用の電圧出力端子O11〜O14、O21〜O23は、トランス140、150の前側の端部、つまり高電位側駆動回路側の端部に形成されている。そのため、トランス140、150から高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cへの配線パターンの長さをより短くすることができる。
第1実施形態によれば、低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fは、列状に実装された低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの前側、つまり反高電位側IGBT側に、IGBT100d、101d〜101f、110d〜110fに並列して実装されている。そのため、列状に実装された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTの間に低電位側駆動回路が実装される場合に比べ、低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fに対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を抑えることができる。
第1実施形態によれば、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を供給するための配線パターン1000aは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの右側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側のIGBT120e〜120hの前側、つまり反高電位側IGBT側を左右方向に延在している。また、トランス150から低電位側駆動回路130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000bは、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110c及び低電位側のIGBT110d〜110fの左側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側のIGBT130d〜130fの前側、つまり反高電位側IGBT側を左右方向に延在している。そのため、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bに対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を抑えるとともに、効率的に配線することができる。
第1実施形態によれば、低電位側のIGBT駆動用の電圧出力端子O15は、トランス140の右側の端部に、低電位側のIGBT駆動用の電圧出力端子O24は、トランス150の左側の端部にそれぞれ形成されている。そのため、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bを効率的に配線することができる。
第1実施形態によれば、高電位側フォトカプラ160a〜160d、170a〜170cは、配線基板1000の下面であって、トランス140、150と背向する部分に実装されている。そのため、配線基板1000のトランス140、150と背向するスペースを利用することで、高電位側フォトカプラ160a〜160d、170a〜170cを効率的に実装することができる。そのため、配線基板1000を小型化することができる。
第1実施形態によれば、低電位側フォトカプラ160e〜160h、170d〜170fは、配線基板1000の下面であって、列状に実装された低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fの前側、つまり反高電位側IGBT側に低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fに並列して列状に実装されている。そのため、低電位側フォトカプラが、列状に実装された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTの間に実装される場合に比べ、低電位側フォトカプラ160e〜160h、170d〜170fに対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を抑えることができる。
なお、第1実施形態では、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側スイッチング素子100d、101d〜101f、110d〜110fの反高電位側IGBT側を列方向に延在している例を挙げているが、これに限られるものではない。
図11に示すように、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間を列方向に延在していてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のモータジェネレータ制御装置について説明する。第2実施形態のモータジェネレータ制御装置は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置に対して、低電位側駆動回路の配置を変更するとともに、それに伴って配線パターンの配置を変更したものである。
まず、図7を参照してモータジェネレータ制御装置を構成する主要構成要素及び配線パターンの配置について説明する。ここで、図7は、第2実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。図7では、トランスから駆動回路への配線パターンは、+側と−側を一対とし、1つの太線で示している。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。ここでは、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置との相違部分である主要構成要素及び配線パターンの配置についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図7に示すモータジェネレータ制御装置2の回路構成は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。 図7に示すように、高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c、低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110f、トランス140、150、電源回路14、15、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130c、高電位側フォトカプラ160a〜160d、170a〜170c、制御回路18、19の配置は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。
低電位側駆動回路120e〜120hは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cと低電位側のIGBT100d、101d〜101fの間に、IGBT100d、101d〜101fに並列して実装されている。トランス140の出力端子O15から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの右側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cと低電位側駆動回路120e〜120hの間を左右方向に延在している。
低電位側駆動回路130d〜130fは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cと低電位側のIGBT110d〜110fの間に、IGBT110d〜110fに並列して実装されている。トランス150の出力端子O24から低電位側駆動回路130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000bは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110c及び低電位側のIGBT110d〜110fの左側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cと低電位側駆動回路130d〜130fの間を左右方向に延在している。
次に、効果について説明する。第2実施形態によれば、低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101d、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間に実装されている。そのため、列状に実装された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTの間のスペースを利用することで、低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fを効率的に実装することができる。そのため、配線基板1000を小型化することができる。
第2実施形態によれば、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を供給するための配線パターン1000aは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの右側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cと低電位側駆動回路120e〜120hの間を左右方向に延在している。また、トランス150から低電位側駆動回路130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000bは、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110c及び低電位側のIGBT110d〜110fの左側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cと低電位側駆動回路130d〜130fの間を左右方向に延在している。そのため、トランス140、150から低電位側駆動回路120d〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bに対するスイッチングノイズやIGBTの発生した熱の影響を極力抑え、効率的に配線することができる。
なお、第2実施形態では、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間を列方向に延在している例を挙げているが、これに限られるものではない。
図12に示すように、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側スイッチング素子100d、101d〜101f、110d〜110fの反高電位側IGBT側を列方向に延在していてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置について説明する。第3実施形態のモータジェネレータ制御装置は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置に対して、一方のトランスの端子配置を変更するとともに、このトランスから低電位側駆動回路への配線パターンの配置を変更したものである。
まず、図8及び図9を参照してモータジェネレータ制御装置を構成する配線パターンの配置について説明する。ここで、図8は、第3実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。図8では、トランスから駆動回路への配線パターンは、+側と−側を一対とし、1つの太線で示している。図9は、一方のトランスの上面図である。図9では、1次コイル及び2次コイルを細線で示している。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。ここでは、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置との相違部分である一方のトランスの端子配置と、このトランスから低電位側駆動回路への配線パターンの配置についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図8に示すモータジェネレータ制御装置3の回路構成は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。
トランス140は、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側の
IGBT100c、101a〜101cの後側に実装されている。図9に示すように、トランス140は、後側の端部に、1次コイル140aの入力端子I11、トランス140の出力電圧を検出する2次コイル140gの出力端子O16、低電位側のIGBT100d、101d〜101fを駆動するための電圧を出力する2次コイル140fの出力端子O15がそれぞれ形成されている。1次コイル140aの入力端子I11は右側の端部に、2次コイル140fの出力端子O15は左側の端部にそれぞれ形成されている。
図8に示すように、トランス140の出力端子O15から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの左側、つまり反制御回路側に隣接し、配線パターン1000bと平行して前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fの前側を配線パターン1000bと平行して左右方向に延在している。
次に、効果について説明する。第3実施形態によれば、制御回路18、19は、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの右側に隣接して実装されている。また、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給する配線パターン1000a、1000bは、ともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの左側、つまり反制御回路側を前後方向に延在している。
ところで、低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fを駆動するための電圧が、制御回路18、19を駆動するための電圧より高い場合、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bと制御回路18、19との間に充分な絶縁距離を確保しなければならない。しかし、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bは、列状に実装された高電位側のIGBT100d、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの左側、つまり反制御回路側を前後方向に延在しており、制御回路18、19に隣接して配線されることはない。そのため、わざわざ絶縁距離を確保する必要がない。従って、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへの配線パターン1000a、1000bが、制御回路18、19に隣接して配線される場合に比べ、配線基板1000を小型化することができる。
なお、第3実施形態では、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側スイッチング素子100d、101d〜101f、110d〜110fの反高電位側IGBT側を列方向に延在している例を挙げているが、これに限られるものではない。
図13に示すように、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、配線基板1000の下面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間を列方向に延在していてもよい。
また、トランス150から低電位側駆動回路130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000bは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT110a〜110cと低電位側のIGBT110d〜110fの間を列方向に延在していてもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のモータジェネレータ制御装置について説明する。第4実施形態のモータジェネレータ制御装置は、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置に対して、低電位側駆動回路の配置を変更するとともに、それに伴って配線パターンの配置を変更したものである。
まず、図10を参照してモータジェネレータ制御装置を構成する主要構成要素及び配線パターンの配置について説明する。ここで、図10は、第4実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。図10では、トランスから駆動回路への配線パターンは、+側と−側を一対とし、1つの太線で示している。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。ここでは、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置との相違部分である主要構成要素及び配線パターンの配置についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図10に示すモータジェネレータ制御装置4は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。つまり、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置3とも同一である。
低電位側駆動回路120e〜120hは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101cと低電位側のIGBT100d、101d〜101fの間に、IGBT100d、101d〜101fに並列して
実装されている。トランス140の出力端子O15から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの左側、つまり反制御回路側に隣接し、配線パターン1000bと平行して前後方向に延在するとともに、配線基板1000の下面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fの間を配線パターン1000bと平行して左右方向に延在している。
次に、効果について説明する。第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第4実施形態では、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの
列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間を列方向に延在している例を挙げているが、これに限られるものではない。
図14に示すように、トランス140、150から低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fへ電圧を供給するための配線パターン1000a、1000bは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側スイッチング素子100d、101d〜101f、110d〜110fの反高電位側IGBT側を列方向に延在していてもよい。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態のモータジェネレータ制御装置について説明する。第5実施形態のモータジェネレータ制御装置は、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置に対して、トランスから低電位側駆動回路への配線パターンの配置を一部変更したものである。
まず、図15を参照してモータジェネレータ制御装置の配線パターンの配置について説明する。ここで、図15は、第5実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。図15では、トランスから駆動回路への配線パターンは、+側と−側を一対とし、1つの太線で示している。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。ここでは、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置との相違部分である配線パターンの配置についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図15に示すモータジェネレータ制御装置5は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。つまり、第3実施形態のモータジェネレータ制御装置3とも同一である。
トランス140の出力端子O15から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の上面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの左側、つまり反制御回路側に隣接し、前後方向に延在するとともに、列状に実装された低電位側駆動回路120e〜120hの前側を左右方向に延在している。
次に、効果について説明する。第5実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第5実施形態では、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの反制御回路側に隣接し、列方向と交差する方向に延在する例を挙げているが、これに限られるものではない。
図16に示すように、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、配線基板1000の下面であって、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの反制御回路側に隣接し、列方向と交差する方向に延在していてもよい。
また、図17に示すように、トランス140から低電位側駆動回路120e〜120hへ電圧を共通に供給するための配線パターン1000aは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c及び低電位側のIGBT100d、101d〜101fの制御回路側に隣接し、列方向と交差する方向に延在していてもよい。
図15〜図17において、配線パターン100aは、列状に実装された低電位側スイッチング素子100d、101d〜101f、110d〜110fの反高電位側IGBT側を列方向に延在しているが、第3実施形態の変形形態のように、高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間を列方向に延在していてもよい。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態のモータジェネレータ制御装置について説明する。第6実施形態のモータジェネレータ制御装置は、第1〜第5実施形態のモータジェネレータ制御装置に対して、電源回路を構成するコンデンサの一部についてその配置を規定したものである。
まず、図18を参照してモータジェネレータ制御装置の配線パターンの配置について説明する。ここで、図18は、第5実施形態におけるモータジェネレータ制御装置の配線基板の上面図である。なお、図中における前後方向及び左右方向は、方向を区別するために便宜的に導入したものである。ここでは、第1〜第5実施形態のモータジェネレータ制御装置との相違部分である電源回路を構成するコンデンサの配置についてのみ説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図18に示すモータジェネレータ制御装置5は、第1実施形態のモータジェネレータ制御装置1と同一である。
つまり、第2〜第5実施形態のモータジェネレータ制御装置2〜5とも同一である。
図2及び図3に示す、電源回路14、15を構成するコンデンサ142b〜142e、152b〜152dは、図18に示すように、配線基板1000の上面であって、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cとトランス140、150の間に実装されている。
次に、効果について説明する。高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cを駆動するための電圧を平滑するコンデンサ142b〜142e、152b〜152dを高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cの近くに実装することができる。そのため、このコンデンサ142b〜142e、152b〜152dを高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cの電源安定用として用いることができる。
なお、第1〜第6実施形態では、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cとトランス140、150の間に実装される例を挙げているが、これに限られるものではない。図19に示すように、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cは、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間に実装されていてもよい。図20に示すように、高電位側駆動回路120a〜120d、130a〜130cと、低電位側駆動回路120e〜120h、130d〜130fが、列状に実装された高電位側のIGBT100c、101a〜101c、110a〜110cと低電位側のIGBT100d、101d〜101f、110d〜110fの間に実装されるようにしてもよい。この場合、前後方向に隣接する高電位側駆動回路と低電位側駆動回路を、一体化して構成してもよい。
また、第1〜第6実施形態では、トランス140、150が、配線基板1000の上面に実装されている例を挙げているが、トランス140、150は、挿入実装タイプでも表面実装タイプでもよい。表面実装タイプであれば、挿入実装タイプに比べ、トランスを容易に実装することができる。
さらに、第1〜第6実施形態では、電力変換回路が、直列接続された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTとを3組及び4組並列接続して構成される例を挙げているが、これに限られるものではない。電力変換回路は、直列接続された高電位側のIGBTと低電位側のIGBTとを2組並列接続して構成されるものであってもよいし、5組以上並列接続して構成されるものであってもよい。直列接続してされた高電位側のIGBTと低電位側のIGBTとを複数組並列接続して構成されるものであればよい。
1〜6・・・モータジェネレータ制御装置(電力変換装置)、10、11・・・電力変換回路、100・・・コンバータ回路、100a・・・コンデンサ、100b・・・コイル、100c・・・IGBT(高電位側スイッチング素子)、100d・・・IGBT(低電位側スイッチング素子)、100e、100f・・・ダイオード、100g・・・コンデンサ、101、110・・・インバータ回路、101a〜101c、110a〜110c・・・IGBT(高電位側スイッチング素子)、101d〜101f、110d〜110f・・・IGBT(低電位側スイッチング素子)、101g〜101l、110g〜110l・・・ダイオード、12、13・・・駆動回路、120a〜120d、130a〜130c・・・高電位側駆動回路、120e〜120h、130d〜130f・・・低電位側駆動回路、14、15・・・電源回路、140、150・・・トランス、140a、150a・・・1次コイル、140b〜140g、150b〜150f・・・2次コイル、141b〜141g、151b〜151g・・・ダイオード、142a〜142g、152a〜152g・・・コンデンサ、143、153・・・出力安定化回路、144、154・・・MOSFET、16、17・・・信号伝達回路、160a〜160d、170a〜170c・・・高電位側フォトカプラ(高電位側信号伝達素子)、160e〜160h、170d〜170f・・・低電位側フォトカプラ(低電位側信号伝達素子)、18、19・・・制御回路、1000・・・配線基板、1000a、1000b・・・配線パターン、MG1、MG2・・・モータジェネレータ、S1、S2・・・回転角センサ、S3、S4・・・電流センサ、B1・・・高電圧バッテリ、B2・・・低電圧バッテリ

Claims (15)

  1. 直列接続された高電位側スイッチング素子と低電位側スイッチング素子とを複数組並列接続して構成される電力変換回路と、
    前記高電位側スイッチング素子を駆動する高電位側駆動回路と、
    前記低電位側スイッチング素子を駆動する低電位側駆動回路と、
    前記高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を前記高電位側駆動回路に対して個別に供給するとともに、前記低電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を前記低電位側駆動回路に対して共通に供給するトランスと、
    を備えた電力変換装置において、
    前記高電位側スイッチング素子は、配線基板に列状に実装され、
    前記低電位側スイッチング素子は、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子に並列して、前記配線基板に列状に実装され、
    前記トランスは、前記配線基板であって、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子の反低電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記高電位側駆動回路は、前記配線基板であって、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子と前記トランスとの間に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記高電位側駆動回路は、前記配線基板であって、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子と前記低電位側スイッチング素子との間に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧出力端子は、前記トランスの高電位側スイッチング素子側に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電力変換装置。
  5. 前記低電位側駆動回路は、前記配線基板であって、列状に実装された前記低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記低電位側駆動回路は、前記配線基板であって、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子と前記低電位側スイッチング素子の間に実装されていることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記トランスから前記低電位側駆動回路へ電圧を供給するための配線パターンは、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子の列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された前記低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側を列方向に延在していることを特徴とする請求項5又は6に記載の電力変換装置。
  8. 前記トランスから前記低電位側駆動回路へ電圧を供給するための配線パターンは、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子の列方向に隣接し、列方向と交差する方向に延在するとともに、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子と前記低電位側スイッチング素子の間を列方向に延在していることを特徴とする請求項5又は6に記載の電力変換装置。
  9. 前記配線基板であって、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子の列方向に隣接して実装され、前記高電位側駆動回路及び前記低電位側駆動回路に駆動信号を出力する制御回路を有し、
    前記トランスから前記低電位側駆動回路へ電圧を供給する配線パターンは、列状に実装された前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子の反制御回路側を列方向と交差する方向に延在していることを特徴とする請求項7又は8のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  10. 低電位側スイッチング素子を駆動するための電圧出力端子は、前記トランスの列方向の端部に形成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  11. 前記制御回路から前記高電位側駆動回路へ駆動信号を電気的に絶縁して伝達する高電位側信号伝達素子を有し、
    前記高電位側信号伝達素子は、前記トランスが実装される前記配線基板の一面と背向する他面であって、前記トランスと背向する部分に実装されていることを特徴とする請求項9に記載の電力変換装置。
  12. 前記制御回路から前記低電位側駆動回路へ駆動信号を電気的に絶縁して伝達する低電位側信号伝達素子を有し、
    前記低電位側信号伝達素子は、前記配線基板であって、列状に実装された前記低電位側スイッチング素子の反高電位側スイッチング素子側に実装されていることを特徴とする請求項9又は11のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  13. 前記高電位側スイッチング素子を駆動するための電圧を平滑するコンデンサが、前記配線基板であって、前記高電位側駆動回路と前記トランスとの間に実装されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  14. 前記トランスは、表面実装タイプであることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  15. 車両に搭載されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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