JP2017050326A - 半導体モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を図ることができる半導体モジュールを提供する。【解決手段】バスバーアッシィ80に電気的に接続される端子61〜66と、スイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29および端子61〜66の一端を覆うとともに端子61〜66の他端が露出するように基板60の上面を覆う樹脂59を備え、端子61〜66の他端は樹脂59の上面から露出しているとともに基板60の厚み方向に延設され、端子71〜76の端部は基板60の厚み方向に延設され、端子61〜66の他端は端子71〜76の端部と溶接されている。【選択図】図1
Description
本発明は半導体モジュールに関するものである。
基板に半導体素子を実装して樹脂でモールドするとともにモールド樹脂の上面に端子を露出させた構造が知られている(例えば、特許文献1)。また、一般的に電子部品は、ねじ締結による接続が多く用いられている。
ところで、半導体素子と基板と端子とを樹脂で封止した半導体モジュールに対して電子部品を接続する場合、接続にスペースが必要なため大型化を招いてしまう。詳しくは、電子部品の接続の際に、ねじ締結を用いると、接続スペースが広くなる。
本発明の目的は、小型化を図ることができる半導体モジュールを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、基板のパターンに実装された半導体素子と、一端が基板のパターンに実装され、他端が被接続部材に電気的に接続される第1の金属板と、前記半導体素子および前記第1の金属板の一端を覆うとともに前記第1の金属板の他端が露出するように前記基板の上面を覆う樹脂と、を備える半導体モジュールにおいて、前記第1の金属板の他端は前記樹脂の上面から露出しているとともに前記基板の厚み方向に延設され、前記被接続部材は第2の金属板を備え、前記第2の金属板の端部は前記基板の厚み方向に延設され、前記第1の金属板の他端は前記第2の金属板の端部と溶接されていることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、樹脂により、半導体素子および第1の金属板の一端が覆われるとともに第1の金属板の他端が露出するように基板の上面が覆われている。第1の金属板の他端が樹脂の上面から露出しているとともに基板の厚み方向に延設され、被接続部材の第2の金属板の端部が基板の厚み方向に延設され、第1の金属板の他端が第2の金属板の端部と溶接されている。よって、ねじ締結する場合に比べ、半導体モジュールの上スペースを有効利用してスペースの低減が図られる。その結果、小型化を図ることができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の半導体モジュールにおいて、前記樹脂は上面および側面が大気に露出しているとよい。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の半導体モジュールにおいて、前記基板には前記半導体素子が2列に配置され、前記半導体素子を制御する制御端子が前記半導体素子の間に直線状に並べられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の半導体モジュールにおいて、前記基板には前記半導体素子が2列に配置され、前記半導体素子を制御する制御端子が前記半導体素子の間に直線状に並べられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、制御端子が基板の縁側に設けられる場合に比べて、配線スペースが減ることによる小型化を図ることができる。
本発明によれば、小型化を図ることができる。
以下、本発明を車載充電器に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図3に示すように、車載充電器10は、外部の商用の交流電源26に接続されるとともに車載バッテリ27に接続される。車載充電器10は、コイル20,21と、力率改善回路(PFC回路)22と、コンデンサ23と、DC−DC変換回路24と、フィルタ部25とを備えている。そして、交流電源26から車載バッテリ27に対し、順に、コイル20,21、力率改善回路22、コンデンサ23、DC−DC変換回路24、フィルタ部25が接続されている。なお、車載バッテリ27で車両の走行モータ等を駆動する高圧バッテリーである。
力率改善回路22は、2つのダイオード28,29と2つのスイッチング素子30,31を有し、各スイッチング素子30,31としてパワーMOSFETが使用されている。ダイオード28はカソードが正側配線に接続され、アノードがスイッチング素子30のドレインに接続されている。スイッチング素子30のソースは負側配線に接続され、ダイオード28のアノードとスイッチング素子30のドレインとの中点がコイル20の第1端部に接続されている。ダイオード29はカソードが正側配線に接続され、アノードがスイッチング素子31のドレインに接続されている。スイッチング素子31のソースは負側配線に接続され、ダイオード29のアノードとスイッチング素子31のドレインとの中点がコイル21の第1端部に接続されている。コイル20の第2端子が交流正側配線と接続されている。コイル21の第2端子が交流負側配線と接続されている。コンデンサ23は力率改善回路22の出力側の正側配線と負側配線との間に接続されている。
DC−DC変換回路24は、絶縁形DC−DCコンバータであり、トランス32と、トランス32の1次側回路を構成するHブリッジ回路33と、トランス32の2次側回路を構成する整流回路34とを有している。
Hブリッジ回路33は、4つのスイッチング素子35,36,37,38を有し、各スイッチング素子35〜38としてパワーMOSFETが使用されている。スイッチング素子35は、ドレインが正側配線に接続され、ソースがスイッチング素子36のドレインに接続されている。スイッチング素子36のソースは負側配線に接続され、スイッチング素子35のソースとスイッチング素子36のドレインとの中点がトランス32の1次巻線32aの第1端部に接続されている。スイッチング素子37は、ドレインが正側配線に接続され、ソースがスイッチング素子38のドレインに接続されている。スイッチング素子38のソースは負側配線に接続され、スイッチング素子37のソースとスイッチング素子38のドレインとの中点がトランス32の1次巻線32aの第2端部に接続されている。
整流回路34はHブリッジ回路により構成され、4つのダイオード39,40,41,42を有する。ダイオード39はカソードが正側配線に接続され、アノードがダイオード40のカソードに接続されている。ダイオード40のアノードは負側配線に接続され、ダイオード39のアノードとダイオード40のカソードとの中点がトランス32の2次巻線32bの第1端子に接続されている。ダイオード41はカソードが正側配線に接続され、アノードがダイオード42のカソードに接続されている。ダイオード42のアノードは負側配線に接続され、ダイオード41のアノードとダイオード42のカソードとの中点がトランス32の2次巻線32bの第2端子に接続されている。
フィルタ部25は、コイル43とコンデンサ44を備えている。コンデンサ44が整流回路34の出力側の正側配線と負側配線との間に接続されている。コイル43はコンデンサ44の正側端子と整流回路34のダイオード39,41のカソードとの間に接続されている。フィルタ部25によりDC−DC変換回路24でのスイッチング素子35〜38のスイッチング動作に伴う電圧の変動の影響が出ないようにすることができる。
そして、車載バッテリ27を充電するには、外部の交流電源26を接続して交流電圧が力率改善回路22に供給され、スイッチング素子30,31が駆動回路45からの制御信号により交互にオン・オフ制御される。このスイッチング素子30,31のオン・オフ制御の際に、交流電流の位相および波形を交流電圧の位相および波形と一致もしくは相似させる力率改善動作が行われる。また、DC−DC変換回路24においてスイッチング素子35〜38が直流電圧を交流電圧に変換するように駆動回路45からの制御信号によってスイッチング制御され、変換された交流電圧がトランス32の1次巻線32aに供給されて、トランス32の2次巻線32bに交流電圧が誘起される。また、整流回路34のダイオード39〜42により2次巻線32bに誘起された交流電圧が直流電圧に変換されてフィルタ部25を介して車載バッテリ27に供給されて充電される。
図3における力率改善回路22の構成部品およびHブリッジ回路33の構成部品が、図1,2に示すように半導体モジュール(パワー半導体モジュール)50としてモジュール化されているとともに、コイル20,21、コンデンサ23、トランス32と接続されている。半導体モジュール50は、図1(b),(c)において仮想線で示すケース底板51の上に、ねじ52,53,54,55により固定されている。また、トランス32の2次側回路である整流回路34(図3参照)は半導体モジュール50とは別にモジュール化されている。
図4には半導体モジュール50を示し、樹脂59でモールドされている。詳しくは、図6に示すように、治具であるベースプレート56の上面に、部品等を実装した基板60を配置するとともに、ベースプレート56の上面に基板60を囲うように治具としての枠体57を配置する。そして、枠体57の内部にポッティング樹脂59を注入する。樹脂59を冷却した後に枠体57およびベースプレート56から取り外す。
基板60を半導体モジュール50における樹脂59でモールドする前の状態を図5に示す。
図5に示すように、基板60には力率改善回路22とHブリッジ回路33(トランス32の1次側回路)が配置されている。つまり、基板60の上面に、半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29が実装(搭載)されている。詳しくは、図5(a)の平面図において、力率改善回路22を構成するスイッチング素子30,31、ダイオード28,29が左側に配置されているとともに、Hブリッジ回路33を構成するスイッチング素子35,36,37,38が右側に配置されている。また、基板60にはスイッチング素子30,35,37がX方向において一列に並んで配置されている。さらに、基板60にはスイッチング素子31,36,38がX方向において一列に並んで配置されている。基板60にはダイオード28,29がY方向において一列に並んで配置されている。
図5に示すように、基板60には力率改善回路22とHブリッジ回路33(トランス32の1次側回路)が配置されている。つまり、基板60の上面に、半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29が実装(搭載)されている。詳しくは、図5(a)の平面図において、力率改善回路22を構成するスイッチング素子30,31、ダイオード28,29が左側に配置されているとともに、Hブリッジ回路33を構成するスイッチング素子35,36,37,38が右側に配置されている。また、基板60にはスイッチング素子30,35,37がX方向において一列に並んで配置されている。さらに、基板60にはスイッチング素子31,36,38がX方向において一列に並んで配置されている。基板60にはダイオード28,29がY方向において一列に並んで配置されている。
より詳しくは、半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29は、基板60のパターン(図示略)に実装されている。
また、基板60の上面には第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66が実装(搭載)されており、端子61,62,63,64,65,66の一端が基板60に固定されている。端子61,62,63,64,65,66の他端側は上方に延設されている。
また、基板60の上面には第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66が実装(搭載)されており、端子61,62,63,64,65,66の一端が基板60に固定されている。端子61,62,63,64,65,66の他端側は上方に延設されている。
また、12本の制御端子67はスイッチング素子30,31,35,36,37,38を制御する端子である。この制御端子67がX方向に一列に並んで配置され、スイッチング素子30,31,35,36,37,38の間に直線状に並べられている。
このように、基板60には、スイッチング素子30,31,35,36,37,38が2列に配置され、スイッチング素子30,31,35,36,37,38を制御する制御端子67がスイッチング素子30,31,35,36,37,38の間に直線状に並べられている。
図5に示す状態から図4に示すように、基板60の一面である上面は樹脂59で覆われている。
図4に示すように、半導体モジュール50における四隅には金属製のカラー(円筒材)C1,C2,C3,C4が樹脂59に埋設され、カラーC1〜C4にねじ52〜55が通る。また、樹脂59の上面にはボス82,83が設けられ、ボス82,83にナット84,85が一体化されている。このナット84,85を用いて回路基板90(図1,2参照)を締結することができるようになっている。
図4に示すように、半導体モジュール50における四隅には金属製のカラー(円筒材)C1,C2,C3,C4が樹脂59に埋設され、カラーC1〜C4にねじ52〜55が通る。また、樹脂59の上面にはボス82,83が設けられ、ボス82,83にナット84,85が一体化されている。このナット84,85を用いて回路基板90(図1,2参照)を締結することができるようになっている。
図4において、半導体モジュール50は、基板60に搭載されたスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29、基板60に搭載された端子61〜66が、樹脂59で覆われている。端子61〜66は樹脂59の上面から突出しており、樹脂59の上方において端子61〜66は、基板60の厚み方向に延びている。
このように、樹脂59は、半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29および第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66の一端を覆うとともに端子61,62,63,64,65,66の他端が露出するように基板60の上面を覆っている。
図4に示した半導体モジュール(パワー半導体モジュール)50が図1,2に示すように配置されるとともに他の部品と接続されている。
図1,2に示すように、端子61〜66は、被接続部材としてバスバーアッシィ80が備える端子73〜76と溶接されているとともにコイル20,21が備える端子71〜72と溶接されている。詳しくは、端子61〜66は、被接続部材としてバスバーアッシィ80が備える端子73〜76と抵抗溶接されているとともにコイル20,21が備える端子71〜72と抵抗溶接されている。バスバーアッシィ80は端子73,74,75,76が樹脂81によりモールドされることにより構成されている。端子73,74,75,76の両端部が樹脂81から露出している。図1(a)に示す平面視において樹脂59とバスバーアッシィ80の一部およびコイル20,21の一部とが基板60の厚み方向に重なっている(図7参照)。
図1,2に示すように、端子61〜66は、被接続部材としてバスバーアッシィ80が備える端子73〜76と溶接されているとともにコイル20,21が備える端子71〜72と溶接されている。詳しくは、端子61〜66は、被接続部材としてバスバーアッシィ80が備える端子73〜76と抵抗溶接されているとともにコイル20,21が備える端子71〜72と抵抗溶接されている。バスバーアッシィ80は端子73,74,75,76が樹脂81によりモールドされることにより構成されている。端子73,74,75,76の両端部が樹脂81から露出している。図1(a)に示す平面視において樹脂59とバスバーアッシィ80の一部およびコイル20,21の一部とが基板60の厚み方向に重なっている(図7参照)。
このように、一端が基板60のパターン(図示略)に実装され、他端がバスバーアッシィ80に電気的に接続される第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66を備え、端子61,62,63,64,65,66の他端は樹脂59の上面から露出しているとともに基板60の厚み方向に延設されている。
図1に示すように、端子61はコイル20の一方の端子71と溶接される。また、端子62はコイル21の一方の端子72と溶接される。詳しくは、端子61はコイル20の一方の端子71と抵抗溶接される。また、端子62はコイル21の一方の端子72と抵抗溶接される。
また、端子63はバスバーアッシィ80におけるバスバーで構成される端子73の一端と接続され、端子73の他端はコンデンサ23の一方の端子と接続される。端子64はバスバーアッシィ80におけるバスバーで構成される端子74の一端と接続され、端子74の他端はコンデンサ23の他方の端子と接続される。端子65はバスバーアッシィ80におけるバスバーで構成される端子75の一端と接続され、端子75の他端はトランス32の1次巻線32aの一方の端子と接続される。端子66はバスバーアッシィ80におけるバスバーで構成される端子76の一端と接続され、端子76の他端はトランス32の1次巻線32aの他方の端子と接続される。
このように、被接続部材としてのバスバーアッシィ80は第2の金属板としての端子71,72,73,74,75,76を備え、端子71,72,73,74,75,76の端部は基板60の厚み方向に延設され、端子61,62,63,64,65,66の他端は端子71,72,73,74,75,76の端部と溶接されている。
また、半導体モジュール50の上方の空間を有効利用すべく半導体モジュール50の上に回路基板(制御基板)90が配置されており、二層構造(二重構造)となっている。詳しくは、回路基板90を貫通するねじ92,93をナット84,85に螺入することにより回路基板90が固定される。回路基板90には駆動回路45を構成する部品が実装されている。回路基板90の下面には制御端子67と接続可能なコネクタ91が搭載されている。各制御端子67はコネクタ91に接続される。
図6に示す本実施形態の製造工程に対する比較例を図8に示す。図8に示す比較例における製造工程においては、基板100の上面に半導体素子101を実装するとともに樹脂製ケース(枠体)102を基板100の上面周縁部に接着により配置し、ケース102の内方に樹脂103を注入すると、樹脂103の幅W1に対しW2で示すケース102分だけモジュールの大型化を招く。換言すれば、図6の本実施形態においてはケース(枠体)102を用いないことにより小型化を図ることができる。つまり、本実施形態では、樹脂59は上面および側面が大気に露出している。
図7に示す本実施形態における接続部の構造に対する比較例を図9に示す。図9に示す比較例における接続構造においては、モジュール200の端子201を樹脂202の外方に延設して相手の部品の端子203とねじ204で締結する構造としている。この場合には全体構造が大型化してしまう。これに対し図7に示す本実施形態においては、端子61〜66は相手方の部品の端子71〜76と抵抗溶接されている。このとき、図7(a)に示す平面視において樹脂59の外形部よりも内方に接合部が位置している。即ち、部品の端子同士を接続する構成において、樹脂59と、バスバーアッシィ80およびコイル20,21の一部とが、基板60の厚み方向であるZ方向に重なっている。よって、小型化を図ることができる。
このように、パワー部である力率改善回路22、Hブリッジ回路(トランス32の1次側回路)33および整流回路(トランス32の2次側回路)34が独立していると、各々の接続にスペースが必要となる。ここで、力率改善回路22とHブリッジ回路33とが同一基板60上に配置され、基板配線で接続されている。これにより、接続スペース(ねじ締結のために必要なスペース)を削減することができる。また、図9の比較例に比べ、図7の本実施形態では、ねじ締結スペースを削減すべく抵抗溶接を採用し、モジュール上のスペースを有効活用して、部品配置スペースを低減することができる。
つまり、図9のようにモジュールと他部品の接続をねじ締結で実施する場合には、ねじ締結部が平面視において面積的に無駄スペースとなる。これに対し、図7の本実施形態では、抵抗溶接で周囲部品と接続することにより、ねじ締結スペースを廃止できるとともに、モジュール上のスペースを有効に使い充電器の小型化を実現することができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)半導体モジュール50の構成として、基板60のパターンに実装された半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29を備える。さらに、一端が基板60のパターンに実装され、他端が被接続部材としてのバスバーアッシィ80に電気的に接続される第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66を備える。さらには、スイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29および端子61,62,63,64,65,66の一端を覆うとともに端子61,62,63,64,65,66の他端が露出するように基板60の上面を覆う樹脂59を備える。また、端子61,62,63,64,65,66の他端は樹脂59の上面から露出しているとともに基板60の厚み方向に延設されている。バスバーアッシィ80は第2の金属板としての端子71,72,73,74,75,76を備え、端子71,72,73,74,75,76の端部は基板60の厚み方向に延設され、端子61,62,63,64,65,66の他端は端子71,72,73,74,75,76の端部と溶接されている。よって、ねじ締結する場合に比べ、半導体モジュールの上スペースを有効利用してスペースの低減が図られる。その結果、小型化を図ることができる。
(1)半導体モジュール50の構成として、基板60のパターンに実装された半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29を備える。さらに、一端が基板60のパターンに実装され、他端が被接続部材としてのバスバーアッシィ80に電気的に接続される第1の金属板としての端子61,62,63,64,65,66を備える。さらには、スイッチング素子30,31,35,36,37,38、ダイオード28,29および端子61,62,63,64,65,66の一端を覆うとともに端子61,62,63,64,65,66の他端が露出するように基板60の上面を覆う樹脂59を備える。また、端子61,62,63,64,65,66の他端は樹脂59の上面から露出しているとともに基板60の厚み方向に延設されている。バスバーアッシィ80は第2の金属板としての端子71,72,73,74,75,76を備え、端子71,72,73,74,75,76の端部は基板60の厚み方向に延設され、端子61,62,63,64,65,66の他端は端子71,72,73,74,75,76の端部と溶接されている。よって、ねじ締結する場合に比べ、半導体モジュールの上スペースを有効利用してスペースの低減が図られる。その結果、小型化を図ることができる。
(2)図6を用いて説明したように、樹脂59は上面および側面が大気に露出している。よって、図8のケース102が無いことによる小型化を図ることができる。
(3)樹脂59と、被接続部材としてバスバーアッシィ80の一部およびコイル20,21の一部とが、基板60の厚み方向に重なっている。よって、デッドスペースを減らすことにより小型化を図ることができる。
(3)樹脂59と、被接続部材としてバスバーアッシィ80の一部およびコイル20,21の一部とが、基板60の厚み方向に重なっている。よって、デッドスペースを減らすことにより小型化を図ることができる。
(4)図1(a)に示すように基板60には半導体素子としてのスイッチング素子30,31,35,36,37,38が2列に配置され、スイッチング素子30,31,35,36,37,38を制御する制御端子67がスイッチング素子30,31,35,36,37,38の間に直線状に並べられている。よって、制御端子67が基板60の縁側に設けられる場合に比べて、配線スペースが減ることによる小型化を図ることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図8におけるケース102を設けた構成としてもよい。
・バスバーアッシィ80の一部でなく、バスバーアッシィ80の全体が樹脂59と基板60の厚み方向に重なっていてもよい。
・図8におけるケース102を設けた構成としてもよい。
・バスバーアッシィ80の一部でなく、バスバーアッシィ80の全体が樹脂59と基板60の厚み方向に重なっていてもよい。
・スイッチング素子30,31,35,36,37,38やダイオード28,29,39,40,41,42は、一般的な半導体材料であるシリコンではなくSiC(炭化ケイ素)またはGaN(窒化ガリウム)を構成材料した素子であってもよい。これにより、より小型化を図ることが可能となる。
20…コイル、21…コイル、30,31,35,36,37,38…スイッチング素子、50…半導体モジュール、59…樹脂、60…基板、61〜66…端子、67…制御端子、71〜76…端子、80…バスバーアッシィ。
Claims (3)
- 基板のパターンに実装された半導体素子と、
一端が基板のパターンに実装され、他端が被接続部材に電気的に接続される第1の金属板と、
前記半導体素子および前記第1の金属板の一端を覆うとともに前記第1の金属板の他端が露出するように前記基板の上面を覆う樹脂と、
を備える半導体モジュールにおいて、
前記第1の金属板の他端は前記樹脂の上面から露出しているとともに前記基板の厚み方向に延設され、
前記被接続部材は第2の金属板を備え、
前記第2の金属板の端部は前記基板の厚み方向に延設され、
前記第1の金属板の他端は前記第2の金属板の端部と溶接されていることを特徴とする半導体モジュール。 - 前記樹脂は上面および側面が大気に露出していることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
- 前記基板には前記半導体素子が2列に配置され、前記半導体素子を制御する制御端子が前記半導体素子の間に直線状に並べられていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
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