JP2018085792A - 半導体装置 - Google Patents

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【課題】コンデンサ基板やコンデンサの温度上昇の抑制を実現するとともに、主回路基板の体格を変更することなく出力性能の向上を図ることが可能な半導体装置の提供にある。【解決手段】半導体素子12が搭載された主回路基板11と、コンデンサ13が搭載されたコンデンサ基板14と、電源に接続され、半導体素子12およびコンデンサ13に通電するとともに、主回路基板11に支持される正極側の入力電極17および負極側の入力電極18と、を備える半導体装置10であって、正極側の入力電極17および負極側の入力電極18と電気的に接続される厚銅基板22と、コンデンサ基板14を厚銅基板22に支持するコンデンサ基板ブラケット16と、大電流基板とコンデンサ基板14とを電気的に接続する導電部材と、を備えた。【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体装置に関し、特に、半導体素子が搭載された主回路基板と、コンデンサが搭載されたコンデンサ基板と、を備えた半導体装置に関する。
半導体装置の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された半導体装置が知られている。
特許文献1に開示された半導体装置は、半導体モジュールとコンデンサモジュールとを備えている。半導体モジュールには、3相インバータ回路の各相それぞれの上アーム用の第1、第4および第5の半導体素子群と、下アーム用の第2、第3および第6の半導体素子群がそれぞれ主回路基板に並設されている。コンデンサモジュールには、コンデンサ基板に、3相インバータ回路に対し並列接続された複数のコンデンサが搭載されている。コンデンサ基板上において複数のコンデンサは、上面視で、主回路基板の各相の上アーム用の半導体素子群および下アーム用の半導体素子群上方に重なる位置に配置されている。特許文献1に開示された半導体装置では、電源からの電力はコンデンサ基板を介して主回路基板の各半導体素子群に通電される。
別の従来技術としては、例えば、特許文献2に開示された燃料電池の電力変換装置を挙げることができる。特許文献2では、燃料電池と接続する基板端子と、その基板端子を介して燃料電池に接続されるフルブリッジ構成のコンバータと、整流・平滑回路で出力される直流電力を商用周波で電力制御するインバータと、コンバータとインバータを制御する制御回路からなる。整流・平滑回路は、そのコンバータ出力に接続される高周波トランスの2次側出力に接続されている。この電力変換装置では、プリント基板の大電流回路部に、厚さ70μmを超える銅箔パターンを用いることで、大電流を流してもパターンでの発熱を抑え、燃料電池の電力変換を行うとしている。
登録実用新案第3173512号公報 特開2009−60779号公報
特許文献1の半導体装置では、主回路基板の体格を変更することなく電力を増大させ、半導体装置の出力性能を向上させようとすると、コンデンサ基板に通電される電力も増大し、発熱によるコンデンサ基板およびコンデンサの温度上昇を招くおそれがある。
一方、特許文献2の電力変換装置では、大電流回路部に、厚さ70μmを超える銅箔パターンを用いるため、大電流回路部の体格を変更する必要がある。また、特許文献2の電力変換装置では、コンデンサの温度上昇の具体的な対策は図られていない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、コンデンサ基板やコンデンサの温度上昇の抑制を実現するとともに、主回路基板の体格を変更することなく出力性能の向上を図ることが可能な半導体装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、半導体素子が搭載された主回路基板と、コンデンサが搭載されたコンデンサ基板と、電源に接続され、前記半導体素子および前記コンデンサに通電するとともに、前記主回路基板に支持される正極側の入力電極および負極側の入力電極と、を備える半導体装置であって、前記正極側の入力電極および前記負極側の入力電極に支持されるとともに、前記主回路基板、前記正極側の入力電極および前記負極側の入力電極と電気的に接続される大電流基板と、前記コンデンサ基板を前記大電流基板に支持する支持部材と、前記大電流基板と前記コンデンサ基板とを電気的に接続する導電部材と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、電源からの電力は大電流基板を介して主回路基板の各半導体素子群に通電される。また、電力は大電流基板から導電部材を介してコンデンサ基板のコンデンサに通電されるが、電源からの電力がそのままコンデンサ基板に通電されることはない。従って、出力性能の向上のために電源の電力を増大させても、コンデンサ基板およびコンデンサの発熱に伴う温度上昇は抑制される。
また、上記の半導体装置において、ヒートシンクと、前記主回路基板、前記大電流基板、前記支持部材および前記コンデンサ基板を前記ヒートシンクに共に締結する締結部材と、を備える構成としてもよい。
この場合、締結部材が、主回路基板、大電流基板、コンデンサ基板ブラケットおよびコンデンサ基板をヒートシンクに共に締結しているため、コンデンサ基板の発熱は締結部材を介してヒートシンクへ逃がされ、コンデンサ基板の放熱性が向上する。
また、上記の半導体装置において、前記主回路基板に支持される複数の出力電極と、前記正極側の入力電極、前記負極側の入力電極および前記複数の出力電極により直線状に配列される電極群と、を備え、前記コンデンサ基板および前記支持部材は前記主回路基板における前記電極群の一側に配置される構成としてもよい。
この場合、コンデンサを電極群の一側に配置することで電極群の他側のスペースを確保することができ、半導体装置におけるスペースの有効活用が可能となる。
また、上記の半導体装置において、前記支持部材は、絶縁材料により形成されている構成としてもよい。
この場合、支持部材を絶縁材料にすることにより、コンデンサの端子およびコンデンサ基板と主回路基板との絶縁距離を確保しやすくなる。
また、上記の半導体装置において、前記大電流基板は、前記正極側の入力電極と電気的に接続される正極側の導体層と、前記負極側の入力電極と電気的に接続される負極側の導体層と、を備え、正極側の前記導電部材は前記正極側の導体層と電気的に接続され、負極側の前記導電部材は前記負極側の導体層と電気的に接続される構成としてもよい。
この場合、コンデンサへの通電は、正極側の導体層と電気的に接続される正極側の導電部材と、負極側の導体層と電気的に接続される負極側の導電部材と、を介してコンデンサへ通電することができる。
本発明によれば、コンデンサ基板やコンデンサの温度上昇の抑制を実現するとともに、主回路基板の体格を変更することなく出力性能の向上を図ることが可能な半導体装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る半導体装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の斜視図である。 本発明の半導体装置の回路構成図である。 半導体装置の回路構成の要部を立体的に示す模式図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の平面図である。 図3におけるA−A線矢視図である。 図3におけるB−B線矢視図である。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置について図面を参照して説明する。本実施形態は車両に搭載される車載用の半導体装置の例であり、より具体的には、車両に搭載された電動モータを駆動する3相インバータである。
図1、図2に示すように、半導体装置10は、複数の半導体素子12が搭載された主回路基板11と、複数のコンデンサ13が搭載されたコンデンサ基板14と、を備えている。主回路基板11はヒートシンク15に支持されている。コンデンサ基板14はコンデンサ基板ブラケット16に支持されている。半導体装置10は、電源と接続可能であって主回路基板11に支持される入力電極17、18と、電動モータに接続可能であって主回路基板11に支持される出力電極19、20、21と、を備えている。さらに、半導体装置10は、入力電極17、18および出力電極19、20、21に電気的に接続される大電流基板としての厚銅基板22と、厚銅基板22と主回路基板11を電気的に接続する中継電極23、24を備えている。
まず、半導体装置10の三相インバータ回路について図3に基づき説明し、半導体装置10の各部の詳細については後述する。3相インバータ回路の主回路基板11には、スイッチング素子Qとそのスイッチング素子Qに逆並列されたダイオードDをワンチップ化した半導体素子12が複数実装されている。図1に示すように、主回路基板11には複数の半導体素子12が実装されるが、図3では3相インバータ回路の説明を簡単にするため、図1の3相インバータ回路を等価的に示している。
図3に示すように、半導体装置10は、6つのスイッチング素子Q1〜Q6を有する。各スイッチング素子Q1〜Q6は、MOSFET(metal oxide semiconductor 電界効果トランジスタ)である。3相インバータ回路では、第1のスイッチング素子Q1および第2のスイッチング素子Q2が直列に接続されている。第3のスイッチング素子Q3および第4のスイッチング素子Q4が直列に接続されている。第5のスイッチング素子Q5および第6のスイッチング素子Q6が直列に接続されている。
第1のスイッチング素子Q1のドレインとソース間には、ダイオードD1が逆並列に接続されている。第2のスイッチング素子Q2のドレインとソース間には、ダイオードD2が逆並列に接続されている。第3スイッチング素子Q3のドレインとソース間には、ダイオードD3が逆並列に接続されている。第4のスイッチング素子Q4のドレインとソース間には、ダイオードD4が逆並列に接続されている。第5のスイッチング素子Q5のドレインとソース間には、ダイオードD5が逆並列に接続されている。第6のスイッチング素子Q6のドレインとソース間には、ダイオードD6が逆並列に接続されている。
第1のスイッチング素子Q1、第4のスイッチング素子Q4および第5のスイッチング素子Q5、ダイオードD1、D4、D5の組はそれぞれ上アームである。第2のスイッチング素子Q2、第3のスイッチング素子Q3および第6のスイッチング素子Q6、ダイオードD2、D3、D6の組はそれぞれ下アームである。
なお、図1に示すように、主回路基板11の幅方向に並べて設置された6個の半導体素子12が並列接続されて、第1の半導体素子群G1が構成されている。主回路基板11は略矩形の板である。主回路基板11の長辺に沿う方向を長さ方向とし、長さ方向と直交する方向を幅方向とする。図3では、6個並列接続された半導体素子12からなる第1の半導体素子群G1を、第1のスイッチング素子Q1およびダイオードD1として等価的に表示する。同様に、主回路基板11の幅方向に並べて設置された6個の半導体素子12が並列接続されて、第2の半導体素子群G2、第3の半導体素子群G3、第4の半導体素子群G4、第5の半導体素子群G5および第6の半導体素子群G6が構成されている。
図3では、6個並列接続された半導体素子12からなる第2の半導体素子群G2を、第2のスイッチング素子Q2およびダイオードD2として等価的に表示する。また、6個並列接続された半導体素子12からなる第3の半導体素子群G3を、第3のスイッチング素子Q3およびダイオードD3として等価的に表示する。また、図3では、6個並列接続された半導体素子12からなる第4の半導体素子群G4を、第4のスイッチング素子Q4およびダイオードD4として等価的に表示する。また、6個並列接続された半導体素子12からなる第5の半導体素子群G5を、第5のスイッチング素子Q5およびダイオードD5として等価的に表示する。また、図3では、6個並列接続された半導体素子12からなる第6の半導体素子群G6を、スイッチング素子Q6およびダイオードD6として等価的に表示する。
第1の半導体素子群G1はU相の上アーム用半導体素子群を構成する。第4の半導体素子群G4はV相の上アーム用半導体素子群を構成する。第5の半導体素子群G5はW相の上アーム用半導体素子群を構成する。第2の半導体素子群G2はU相の下アーム用半導体素子群を構成する。第3の半導体素子群G3はV相の下アーム用半導体素子群を構成する。第6の半導体素子群G6はW相の下アーム用半導体素子群を構成する。
したがって、第1の半導体素子群G1の各半導体素子12はU相の上アーム用の半導体素子を構成する。第4の半導体素子群G4の各半導体素子12はV相の上アーム用の半導体素子を構成する。第5の半導体素子群G5の各半導体素子12はW相の上アーム用の半導体素子を構成する。第2の半導体素子群G2の各半導体素子12はU相の下アーム用の半導体素子を構成する。第3の半導体素子群G3の各半導体素子12はV相の下アーム用の半導体素子を構成する。第6の半導体素子群G6の各半導体素子12はW相の下アーム用の半導体素子を構成する。
図3に示すように、U相においては、上アームの第1の半導体素子群G1と下アームの第2の半導体素子群G2が直列に接続されている。V相においては、上アームの第4の半導体素子群G4と下アームの第3の半導体素子群G3とが直列に接続されている。W相においては、上アームの第5の半導体素子群G5と下アームの第6の半導体素子群G6が直列に接続されている。
図3に示すように、3相インバータ回路は、電源としての車載バッテリ25に電気的に接続される入力電極17、18を備える。入力電極17は正極側の入力電極であり、入力電極18は負極側の入力電極である。正極側の入力電極17には、正極側の中継電極24が厚銅基板22を介して電気的に接続されるとともに、負極側の入力電極18には、負極側の中継電極23が厚銅基板22を介して電気的に接続されている。
第1のスイッチング素子Q1のドレイン用の導体パターンは、正極側の入力電極17に電気的に接続されている。第4のスイッチング素子Q4および第5のスイッチング素子Q5のドレイン用の導体パターンは、正極側の中継電極24を介して正極側の入力電極17に電気的に接続されている。第2のスイッチング素子Q2および第3のスイッチング素子Q3のソース用の導体パターンは、負極側の中継電極23を介して負極側の入力電極18と電気的に接続されている。第6のスイッチング素子Q6のソース用の導体パターンは、負極側の入力電極18と電気的に接続されている。
正極側の入力電極17と負極側の入力電極18の間には複数のコンデンサ13が並列に接続されている。複数のコンデンサ13は、直列に接続された上アーム(半導体素子群G1、G4、G5)と下アーム(半導体素子群G2、G3、G6)と並列に接続されている。
図1に示すように、複数のコンデンサ13は、コンデンサ基板14にそれぞれ実装されるが、3相インバータ回路の説明の便宜上、図3では、等価的にコンデンサ13を示している。コンデンサ13の正極端子は、正極側の導体パターンおよび厚銅基板22を介して正極側の入力電極17に電気的に接続され、コンデンサ13の負極端子は、負極側の導体パターンおよび厚銅基板22を介して負極側の入力電極18に接続されている。車載バッテリ25からの主電流が、正極側の入力電極17から厚銅基板22を通じてコンデンサ13に流れると、コンデンサ13に充電される。コンデンサ13に充電された電流は、コンデンサ13から半導体素子12へと供給される。
図3に示すように、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2の間の接合点はU相へ出力する出力電極19に接続されている。第3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4の間の接合点はV相へ出力する出力電極20に接続されている。第5のスイッチング素子Q5と第6のスイッチング素子Q6の間の接合点はW相へ出力する出力電極21に接続されている。そして、出力電極19〜21は、車両に搭載された電動モータ(図示せず)に接続されている。
各スイッチング素子Q1〜Q6のゲートは制御回路基板(図示せず)に接続されている。制御回路基板の制御回路はスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング制御し、電動モータに電力を供給する。
次に、半導体装置10の各部の構成の詳細を説明する。図1に示す半導体装置10が備えるヒートシンク15は、アルミニウム系金属や銅等で矩形板状に形成されるとともに、このヒートシンク15の上面には、主回路基板11が支持されている。主回路基板11には複数の半導体素子12が実装されて搭載されている。主回路基板11は略矩形の板である。
主回路基板11には、金属基板の上面に絶縁コーティングが施されている。この絶縁コーティングの上に銅又はアルミ製の導体パターンが形成されている。図1に示すように、主回路基板11は、主回路基板11の幅方向へ細長に延びてシート状に形成されている複数の導体パターンPを備える。主回路基板11には導体パターンP以外の図示されない導体パターンが形成されている。主回路基板11には一対の貫通孔11Aが各導体パターンPに対応するようにそれぞれ形成されている。貫通孔11Aは、主回路基板11を、コンデンサ基板14、コンデンサ基板ブラケット16、入力電極17、18、出力電極19〜21とともにヒートシンク15に固定するボルト締結用の孔である。導体パターンPにおける貫通孔11Aの周囲は絶縁部が形成されており、導体パターンPと貫通孔11Aに挿通されるボルト26との絶縁が図られている。
主回路基板11の上面には、複数の半導体素子12が実装されている。具体的には、半導体素子12は半田付けにて主回路基板11の導体パターンPと接合されている。複数の半導体素子12は、主回路基板11の幅方向に沿って1列に延びるように並設された半導体素子群Gが、主回路基板11の長さ方向に複数列(6列)並ぶように配設されている。各半導体素子群Gは、それぞれ個別の導体パターンPに電気的に接続されるとともに、各半導体素子群Gの複数の半導体素子12それぞれは導体パターンPに並列に接続されている。
図1に示す6列の半導体素子群Gについては、図1の左側から第1の半導体素子群G1とし、右側に向けて第2の半導体素子群G2、第3の半導体素子群G3、第4の半導体素子群G4、第5の半導体素子群G5、第6の半導体素子群G6とする。また、主回路基板11の長さ方向に隣り合う半導体素子群Gは、互いに間隔を空けて配設されている。
図1、図2に示すように、主回路基板11の長さ方向の一端側には、正極側の入力電極17が支持されている。主回路基板11の長さ方向の他端側には、負極側の入力電極18が支持されている。入力電極17、18は、アルミニウムにより形成されている。正極側の入力電極17は、幅方向に延在する矩形板状の板状部17Aと板状部17Aと一体形成された丸棒状の棒状部17Bを備えている。板状部17Aの裏面は導体パターンPに面接触して主回路基板11と電気的に接続されている。板状部17Aの表面は、厚銅基板22を支持する面である。棒状部17Bは板状部17Aの中央に立設されている。板状部17Aにおける棒状部17Bの両側には、ボルト挿通用の貫通孔17Cが形成されている。
負極側の入力電極18は、幅方向に延在する矩形板状の板状部18Aと板状部18Aと一体形成された丸棒状の棒状部18Bを備えている。板状部18Aの裏面は導体パターンPに面接触して主回路基板11と電気的に接続されている。板状部18Aの表面は、厚銅基板22を支持する面である。棒状部18Bは板状部18Aの中央に立設されている。板状部18Aにおける棒状部18Bの両側には、ボルト挿通用の貫通孔18Cが形成されている。
図1、図2に示すように、3相インバータ回路は、電動モータに接続されるU相出力端子である出力電極19、V相出力端子である出力電極20およびW相出力端子Wである出力電極21を備える。出力電極19は、U相の上アーム用半導体素子群(第1の半導体素子群G1)と下アーム用半導体素子群(第2の半導体素子群G2)との間に配置されている。出力電極20は、V相の上アーム用半導体素子群(第4の半導体素子群G4)と下アーム用半導体素子群(第3の半導体素子群G3)との間に配置されている。出力電極21は、W相の上アーム用半導体素子群(第5の半導体素子群G5)と下アーム用半導体素子群(第6の半導体素子群G6)との間に配置されている。
U相の出力電極19は、幅方向に延在する矩形板状の基部19Aと基部19Aと一体形成された丸棒状の出力端子部19Bを備えている。基部19Aの裏面は、主回路基板11における第1の半導体素子群G1と第2の半導体素子群G2の間の導体パターンPと面接触しており、主回路基板11と出力電極19は電気的に接続されている。出力端子部19Bは、基部19Aの長さ方向の中央に立設されている。基部19Aにおける出力端子部119Bの両側には、ボルト挿通用の貫通孔19Cが形成されている。
V相の出力電極20は、幅方向に延在する矩形板状の基部20Aと基部20Aと一体形成された丸棒状の出力端子部20Bを備えている。基部20Aの裏面は、主回路基板11における第3の半導体素子群G3と第4の半導体素子群G4の間の導体パターンPと面接触しており、主回路基板11と出力電極20は電気的に接続されている。出力端子部20Bは、基部20Aの長さ方向の中央に立設されている。基部20Aにおける出力端子部20Bの両側には、ボルト挿通用の貫通孔20Cが形成されている。
W相の出力電極21は、幅方向に延在する矩形板状の基部21Aと基部21Aと一体形成された丸棒状の出力端子部21Bを備えている。基部21Aの裏面は、主回路基板11における第5の半導体素子群G5と第6の半導体素子群G6の間の導体パターンPと面接触しており、主回路基板11と出力電極21は電気的に接続されている。出力端子部21Bは、基部21Aの長さ方向の中央に立設されている。基部21Aにおける出力端子部21Bの両側には、ボルト挿通用の貫通孔21Cが形成されている。
図5に示すように、半導体装置10では、正極側の入力電極17、負極側の入力電極18および複数の出力電極19〜21は長さ方向へ直線状に配設されている。正極側の入力電極17、負極側の入力電極18および複数の出力電極19〜21は、半導体装置10が備える電極群を構成する。
図1に示すように、主回路基板11の長さ方向に隣り合う第2の半導体素子群G2と第3の半導体素子群G3の間には、負極側の中継電極23が配設されている。第4の半導体素子群G4と第5の半導体素子群G5の間には、正極側の中継電極24が配設されている。中継電極23にはボルト挿通用の貫通孔23Aが形成され、中継電極24にはボルト挿通用の貫通孔24Aが形成されている。U相の上アーム用半導体素子群(第1の半導体素子群G1)には正極側の入力電極17が隣接し、下アーム用半導体素子群(第2の半導体素子群G2)には負極側の中継電極23が隣接している。V相の上アーム用半導体素子群(第4の半導体素子群G4)には正極側の中継電極24が隣接し、下アーム用半導体素子群(第3の半導体素子群G3)には負極側の中継電極23が隣接している。W相の上アーム用半導体素子群(第5の半導体素子群G5)には正極側の中継電極24が隣接し、下アーム用半導体素子群(第6の半導体素子群G6)には負極側の入力電極18が隣接している。
第1の半導体素子群G1のドレイン用の導体パターンPは、正極側の入力電極17の板状部17Aに電気的に接続されている。第4の半導体素子群G4および第5の半導体素子群G5のドレイン用の導体パターンPは、正極側の中継電極24と電気的に接続されている。第2の半導体素子群G2および第3の半導体素子群G3のソース用の導体パターンPは、負極側の中継電極23と電気的に接続されている。第6の半導体素子群G6のソース用の導体パターンPは、負極側の入力電極18の板状部18Aと電気的に接続されている。
第1の半導体素子群G1のソース用の導体パターンPおよび第2の半導体素子群G2のドレイン用の導体パターンPは、U相の出力電極19の基部19Aに電気的に接続されている。第4の半導体素子群G4のソース用の導体パターンPおよび第3の半導体素子群G3のドレイン用の導体パターンPは、出力電極20の基部20Aに電気的に接続されている。第5の半導体素子群G5のソース用の導体パターンPおよび第6の半導体素子群G6のドレイン用の導体パターンPはW相の出力電極21の基部21Aに電気的に接続されている。
図1に示すように、厚銅基板22が、入力電極17の板状部17A、入力電極18の板状部18A、出力電極19の基部19A、出力電極20の基部20A、出力電極21の基部21Aに支持されている。厚銅基板22は板状であって主回路基板11の大部分を覆うように上方に配置されている。厚銅基板22はガラス繊維を含むエポキシ樹脂により形成された絶縁層(図示せず)と、この絶縁層の両面にそれぞれ形成された厚さ約0.5mmの導体層としての銅板層(図示せず)と、を備えている。
一方の銅板層(裏面側の銅板層)は、正極側の入力電極17の板状部17Aおよび正極側の中継電極24の表面と面接触して電気的に接続されている。他方の銅板層(表面側の銅板層)は、負極側の入力電極18の板状部18Aおよび負極側の中継電極23と電気的に接続されている。一方の銅板層は、図3、図4に示す太線にて示す正極側の電流経路L1に相当し、他方の銅板層は別の太線にて示す負極側の電流経路L2に相当する。厚銅基板22は、出力電極19の基部19A、出力電極20の基部20A、出力電極21の基部21Aのそれぞれの表面によっても支持されるが、一方の銅板層に設けた絶縁部(図示せず)によって一方の銅板層と絶縁されている。出力電極19の基部19A、出力電極20の基部20A、出力電極21の基部21Aは、他方の銅板層とも絶縁されている。
厚銅基板22には、3個の円形孔27が長手方向に並んで形成されている。円形孔27は出力電極19の出力端子部19B、出力電極20の出力端子部20Bおよび出力電極21の基部21Aの挿通を可能とする。円形孔27の直径は出力端子部19B、20B、21Bの外径よりも大きい。厚銅基板22の長さ方向の両端部には、幅方向に沿う短辺から内側に入り込むように凹部28がそれぞれ形成されている。凹部28が形成されていることにより、厚銅基板22は入力電極17の棒状部17B、入力電極18の棒状部18Bと干渉しない。厚銅基板22における円形孔27の両側には、厚銅基板22の長さ方向に複数の通孔29が配設されている。通孔29はボルト締結のためのものである。通孔29の数は、入力電極17、18と、出力電極19〜21と、中継電極23、24に対応して7個である。
図1、図6、図7に示すように、厚銅基板22上には、支持部材としてのコンデンサ基板ブラケット16が支持されている。コンデンサ基板ブラケット16は、樹脂により形成された絶縁板である。コンデンサ基板ブラケット16には、3個の円形孔30が長手方向に並んで形成されている。円形孔30は出力電極19の出力端子部19B、出力電極20の出力端子部20Bおよび出力電極21の基部21Aの挿通を可能とする。円形孔30の直径は出力端子部19B、20B、21Bの外径よりも大きい。コンデンサ基板ブラケット16における円形孔27の両側には、コンデンサ基板ブラケット16の長さ方向に複数の通孔31が配設されている。通孔31はボルト締結のためのものである。コンデンサ基板ブラケット16は、幅方向における一側の通孔31付近からさらに一側へ向けて延在する延在部32を有する。延在部32上にはコンデンサ基板14が支持される。延在部32には、コンデンサ基板14の裏面へ突出するコンデンサ13の端子の一部が入り込むように、凹部33が形成されている。コンデンサ基板ブラケット16の他側の通孔31付近には延在部32に相当する構成はない。
コンデンサ基板ブラケット16により支持されるコンデンサ基板14は、プリント基板であって複数のコンデンサ13が搭載されている。コンデンサ基板14にはコンデンサ13のリップル電流のみを通電する導体パターン(図示せず)が形成されている。コンデンサ基板14の導体パターンは、車載バッテリ25からの大電力に十分に小さいリップル電流を通電すればよいため十分に薄い銅箔である。コンデンサ基板14の他側には長さ方向に配設された通孔34を備えている。通孔34はコンデンサ基板ブラケット16の一側の通孔31と同軸となる位置に形成されている。通孔34はボルト締結のためのものである。半導体装置10は、正極側の入力電極17、負極側の入力電極18および複数の出力電極19〜21による長さ方向へ直線状に配設された電極群を備えている。図6、図7に示すように、コンデンサ基板14およびコンデンサ基板ブラケット16は主回路基板11における電極群の一側に配置されている。コンデンサ基板14は主回路基板11の一側とほぼ重なるように配置されている。主回路基板11とコンデンサ基板14との間にコンデンサ基板ブラケット16が位置する。
コンデンサ13は、第1の半導体素子群G1(U相の上アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられるとともに、第2の半導体素子群G2(U相の下アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられている。コンデンサ13は、第4の半導体素子群G4(V相の上アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられるとともに、第3の半導体素子群G3(V相の下アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられている。コンデンサ13は、第5の半導体素子群G5(W相の上アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられるとともに、第6の半導体素子群G6(W相の下アーム用半導体素子群)に対応して複数設けられている。
ところで、図1、図6、図7に示すように、主回路基板11、コンデンサ基板14、コンデンサ基板ブラケット16、入力電極17、18および出力電極19〜21は、ボルト26により共締めされてヒートシンク15に固定されている。半導体装置10の両側の締結するボルト26の外周には絶縁材料により形成されたフランジ付筒状部材35が設けられている。フランジ付筒状部材35は、ボルト26とコンデンサ基板14、入力電極17、18、出力電極19〜21、厚銅基板22および中継電極23、24との間を絶縁する。半導体装置10の一側を締結するボルト26のうち、出力電極19〜21を締結するボルト26の外周のフランジ付筒状部材35のさらに外周には、絶縁材料により形成された絶縁性カラー36が設けられている。絶縁性カラー36は、コンデンサ基板14と厚銅基板22との間を絶縁する。
半導体装置10の一側を締結するボルト26のうち、入力電極17、18および中継電極23、24を締結するボルト26の外周に設けたフランジ付筒状部材35のさらに外周には、円筒状の導電性カラー37がそれぞれ設けられている(図1、図7を参照)。これらの導電性カラー37は導電性材料により形成されており、導電部材に相当する。正極側の入力電極17と正極側の中継電極24を締結するボルト26に対応する正極側の導電性カラー37は、正極導電部材に相当する。正極側の導電性カラー37は、コンデンサ基板14における正極側の導体パターンと厚銅基板22の正極側の銅板層(一方の銅板層)と面接触して電気的に接続する。負極側の入力電極18と負極側の中継電極23を締結するボルト26に対応する負極側の導電性カラー37は、負極導電部材に相当する。負極側の導電性カラー37は、コンデンサ基板14における負極側の導体パターンと厚銅基板22の負極側の銅板層(他方の銅板層)と面接触して電気的に接続する。図1に示すように、4個の導電性カラー37が備えられているが、正極の導電性カラー37と負極の導電性カラー37が長さ方向において交互に配設される。
図6、図7に示すように、半導体装置10におけるコンデンサ基板14を設けた電極群の一側の反対側である他側には、比較的大きく空いた空間部Sが存在する。空間部Sには制御回路基板(図示せず)が配置されている。制御回路基板と主回路基板11を接続するケーブル(図示せず)が設けられている。このケーブルは、主回路基板11における半導体素子群G1〜G6のゲート用の導体パターンと接続された端子と電気的に接続される。
次に、本実施形態に係る半導体装置10の作用について説明する。
車載バッテリ25からの直流電流が、正極側の入力電極17の棒状部17Bから板状部17Aを流れるとともに、厚銅基板22の一方の銅板層を流れる。板状部17Aへ流れる電流は第1の半導体素子群G1、第2の半導体素子群G2に流れる。一方の銅板層を流れる直流電力は、正極側の中継電極24を通じて第4の半導体素子群G4、第3の半導体素子群G3および第5の半導体素子群G5、第6の半導体素子群G6を流れる。直流電流は一方の銅板層から導電性カラー37を通じてコンデンサ基板14の正極側の導体パターンへ流れてコンデンサ13に流れる。コンデンサ13の電流はコンデンサ基板14の負極側の導体パターンから導電性カラー37を通じて他方の銅板層へ流れる。
上アームにおけるスイッチング素子Q1、Q4、Q5および下アームにおけるスイッチング素子Q2、Q3、Q6は所定周期のオン、オフによるスイッチング制御される。スイッチング制御により、交流電流がU相の出力電極19、V相の出力電極20およびW相の出力電極21を経て車両に搭載されている電動モータに供給されて駆動される。そして、電流は負極側の入力電極18から車載バッテリ25に流れる。
本実施形態では、車載バッテリ25の主電力は厚銅基板22に通電され、大電力がコンデンサ基板14に通電されることはない。コンデンサ基板14には、厚銅基板22から導電性カラー37を通じて通電されるが、コンデンサ基板14の導体パターンにはコンデンサ13のリップル電流が通電されるため、コンデンサ基板14の発熱は抑制される。
本実施形態に係る半導体装置10は以下の作用効果を奏する。
(1)厚銅基板22が正極側の入力電極17および負極側の入力電極18と電気的に接続されている。正極側の中継電極24は厚銅基板22の一方の銅板層と主回路基板11とを電気的に接続し、負極側の中継電極23は厚銅基板22の他方の銅板層と主回路基板11とを電気的に接続する。コンデンサ基板ブラケット16はコンデンサ基板14を厚銅基板に支持する。導電性カラー37は、厚銅基板22とコンデンサ基板14とを電気的に接続する。車載バッテリからの電力は厚銅基板22を介して主回路基板11の各半導体素子群G1〜G6に通電される。また、電力は厚銅基板22から導電性カラー37を介してコンデンサ基板14のコンデンサ13に通電されるが、車載バッテリ25の大電力がそのままコンデンサ基板14に通電されることはない。従って、出力性能の向上のために電源の電力を増大させても、コンデンサ基板14およびコンデンサ13の発熱に伴う温度上昇は抑制される。車載バッテリ25の大電力がそのままコンデンサ基板14に通電されることはないので、コンデンサ13のリップル電流に合わせてコンデンサ基板14のプリント基板の導体パターンを薄く小さくすることができる。
(2)ボルト26が、主回路基板11、厚銅基板22、コンデンサ基板ブラケット16およびコンデンサ基板14をヒートシンク15に共に締結している。このため、コンデンサ基板14の発熱はボルト26を介してヒートシンク15へ伝達され、ヒートシンク15にて放熱される。その結果、コンデンサ基板14の放熱性が向上する。
(3)複数の出力電極19〜21は、正極側の入力電極17および負極側の入力電極18に配設され、主回路基板11に支持され、正極側の入力電極17、負極側の入力電極18および複数の出力電極19〜21により直線状に配列された電極群が備えられている。コンデンサ基板14およびコンデンサ基板ブラケット16は主回路基板11における電極群の一側に配置されている。その結果、コンデンサ13を電極群の一側に配置することで電極群の他側に空間部Sのスペースを確保することができ、半導体装置10におけるスペースの有効活用が可能となる。空間部Sのスペース活用により、半導体装置10の高さはヒートシンク15からコンデンサ13の頂部までの寸法で済むことが期待でき、半導体装置10の小型化に寄与できる。
(4)コンデンサ基板ブラケット16は絶縁材料により形成されていることから、コンデンサ基板ブラケット16によりコンデンサ基板14と厚銅基板22および主回路基板11との絶縁距離を確保しやすくなる。また、コンデンサ基板ブラケット16に凹部28を設けることで、コンデンサ13の端子を覆うことができ、コンデンサ13の端子と厚銅基板22および主回路基板11との絶縁を確保することができる。
(5)厚銅基板22に主電流が流れることに伴い発熱しても、熱は入力電極17、18、中継電極23、24に伝達され、入力電極17、18、中継電極23、24に伝達された熱は、主回路基板11を介してヒートシンク15に伝達される。ヒートシンク15から放熱されるため、厚銅基板22の冷却を図ることができ、温度上昇が抑えられる。コンデンサ基板14における発熱はボルト26を通じてヒートシンク15に伝達され、ヒートシンク15にて放熱される。
(6)コンデンサ基板14を支持するコンデンサ基板ブラケット16を用いて全てのコンデンサ13を電極群の一側に配置することにより、コンデンサ基板14の取付作業性の向上が期待できる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の実施形態では、大電流基板としての厚銅基板を説明したが、大電流基板は厚銅基板に限定されない。例えば、樹脂層と樹脂層の両面にアルミニウム板層を設けた大電流基板であってもよい。大電流基板は、少なくとも、正極側の入力電極および正極側の中継電極と電気的に接続可能な正極側の導電板層と、負極側の入力電極および負極側の中継電極と電気的に接続可能な負極側の導電板層と、これらの導電板層を絶縁する絶縁層を備えればよい。また、厚銅基板について厚さ0.5mの銅板層としたが、大電流の通電を可能とする厚さを有する銅板層であればよい。
○ 上記の実施形態では、締結部材が、主回路基板、大電流基板、コンデンサ基板を支持する支持部材およびコンデンサ基板をヒートシンクに共に締結するとしたがこの限りではない。例えば、主回路基板、大電流基板、コンデンサ基板を支持する支持部材およびコンデンサ基板を個別に締結するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、コンデンサ基板およびコンデンサ基板ブラケットを主回路基板における電極群の一側に配置したが、この限りではない。例えば、コンデンサ基板およびコンデンサ基板ブラケットを電極群の両側に配置することも妨げない。
○ 上記の実施形態では、支持部材を絶縁材料としたが支持部材は必ずしも絶縁材料でなくてもよい。例えば、導電性の材料により形成した支持部材としてもよい。この場合、絶縁が必要な箇所については絶縁材を別に設ける必要があるが、支持部材に導電部材としての機能を兼用させることも可能である。
10 半導体装置
11 主回路基板
12 半導体素子
13 コンデンサ
14 コンデンサ基板
15 ヒートシンク
16 コンデンサ基板ブラケット
17 入力電極(正極側)
18 入力電極(負極側)
19 出力電極(U相)
20 出力電極(V相)
21 出力電極(W相)
22 厚銅基板(大電流基板としての)
23 中継電極(負極側)
24 中継電極(正極側)
25 車載バッテリ
26 ボルト(締結部材としての)
37 導電性カラー(導電部材としての)
D1、D2、D3、D4、D5、D6 ダイオード
G1、G2、G3、G4、G5、G6 半導体素子群
Q1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6 スイッチング素子
L1、L2 電流経路
P 導体パターン(主回路基板)

Claims (5)

  1. 半導体素子が搭載された主回路基板と、
    コンデンサが搭載されたコンデンサ基板と、
    電源に接続され、前記半導体素子および前記コンデンサに通電するとともに、前記主回路基板に支持される正極側の入力電極および負極側の入力電極と、を備える半導体装置であって、
    前記正極側の入力電極および前記負極側の入力電極に支持されるとともに、前記主回路基板、前記正極側の入力電極および前記負極側の入力電極と電気的に接続される大電流基板と、
    前記コンデンサ基板を前記大電流基板に支持する支持部材と、
    前記大電流基板と前記コンデンサ基板とを電気的に接続する導電部材と、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. ヒートシンクと、
    前記主回路基板、前記大電流基板、前記支持部材および前記コンデンサ基板を前記ヒートシンクに共に締結する締結部材と、を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記主回路基板に支持される複数の出力電極と、
    前記正極側の入力電極、前記負極側の入力電極および前記複数の出力電極により直線状に配列される電極群と、を備え、
    前記コンデンサ基板および前記支持部材は前記主回路基板における前記電極群の一側に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記支持部材は、絶縁材料により形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記大電流基板は、
    前記正極側の入力電極と電気的に接続される正極側の導体層と、
    前記負極側の入力電極と電気的に接続される負極側の導体層と、を備え、
    前記導電部材は、
    前記正極側の導体層と電気的に接続される正極導電部材と、
    前記負極側の導体層と電気的に接続される負極導電部材と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の半導体装置。
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