JP4826478B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、用紙の端部に切り欠き部を形成する切り欠き手段を備えた画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置から搬入された用紙に後処理を施す後処理装置においては、ファイルに綴じこむためのパンチ穴を用紙に形成する穿孔機能や、画像形成装置から搬入された数百ページもの画像形成済み用紙を整合して糊付けしカバー紙でくるむことにより冊子を作成するくるみ製本機能を備えたものが知られている。
例えば、特許文献1には、用紙にパンチ穴をあける穿孔手段を用紙の中央に移動してパンチ処理を行うようにした装置が記載されている。
特開2002−200593号公報
ところで、辞書等の印刷物においては章などの検索を容易にするために用紙の端部を黒塗りしたりすることが行われている。また、画像形成装置においても、章の検索を容易にするため章の区切り等にインデックス紙を挿入する技術が知られている。
しかしながら、インデックス紙を挿入すると紙の揃いが悪くなるので、インデックス紙を挿入した用紙束を後処理装置において製本しても、冊子の仕上がり品質がよくないという問題がある。一方、用紙の端部を黒塗りすると出来上がった冊子を断裁する必要があり、後処理装置自体のコストを上げてしまうこととなる。
一方、章などの検索を容易にするために用紙の端部に切り欠き部を形成することも考えられるが、従来の後処理装置においては、用紙に切り欠き部を形成する手段は備えられていない。例えば、穿孔手段には、用紙を切るための刃が備えられているが、1部分の用紙の全てに対し中央を基準として対象的にパンチ穴を開けるだけのものであり、用紙毎に章の区分等に応じた位置に切り欠き部を形成することはできない。
本発明の課題は、画像形成装置で画像形成された用紙の端部に章検索のための切り欠き部を形成することが可能な画像形成システムを提供することを可能とすることである。
請求項に記載の発明の画像形成システムは、
予め設定された各章の先頭ページ番号に基づいて入力画像データの章番号を特定し、当該入力画像データの前記特定した章番号に応じた位置に章見出し画像を合成するとともに、当該合成した画像を形成する用紙の端部において切り欠き部を形成すべき位置を前記特定した章番号の次の章番号の章見出し画像を形成する位置と同位置に決定する制御手段と、
前記章見出しが合成された画像データに基づいて用紙上に前記章見出しを含む画像を形成する画像形成手段と、
前記章見出しを含む画像が形成された用紙の端部の一部を切り取って切り欠き部を形成する切り欠き手段と、
前記制御手段により決定された切り欠き部の位置に基づいて前記切り欠き手段を移動させ、前記章見出しを含む画像が形成された用紙に切り欠き部を形成させる後処理制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、
前記切り欠き手段は、形状の異なる複数の切り欠き刃を有し、
使用する切り欠き刃の形状をユーザが選択するための操作手段を備え、
前記後処理制御手段は、前記切り欠き手段に対し前記操作手段において選択された形状の切り欠き刃を用いて前記章見出しを含む画像が形成された用紙に切り欠き部を形成させることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載の発明において、
前記操作手段は、更に、前記切り欠き部の用紙端からの深さを設定可能であり、
前記後処理制御手段は、前記切り欠き手段により前記操作手段において設定された深さを持つ切り欠き部を前記章見出しを含む画像が形成された用紙に形成させることを特徴とている。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記画像形成手段により画像が形成された用紙にパンチ穴を形成する穿孔手段を備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記画像形成手段により画像が形成され、前記切り欠き手段により切り欠き部が形成された用紙を集積して表紙でくるむことにより冊子を作成するくるみ製本装置を備えることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、画像形成装置で画像形成された用紙の端部に章検索のための切り欠き部を形成することが可能となる。また、次の章の章見出し画像を形成する位置と同位置に切り欠き部を形成するので、画像形成済みの用紙を製本して冊子とした場合に、章の検索がより一層容易となる。
請求項に記載の発明によれば、ユーザが所望する形状の切り欠き部を画像形成済みの用紙に形成することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、ユーザにとって検索しやすい深さを持つ切り欠き部を画像形成済みの用紙に形成することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成済みの用紙に切り欠き部と併せてパンチ穴を形成することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、コストを上げることなく、次の章の章見出し画像を形成する位置と同位置に切り欠き部が形成された、章の検索が容易な冊子を作成することが可能となる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明に係る画像形成システム100の断面構成を模式的に示す。図2に、画像形成システム100の機能構成例を示す。
図2に示すように、画像形成システム100は、画像形成装置1と後処理装置2とがシリアル通信によりデータ送受信可能に接続され、後処理装置2とくるみ製本装置3とがシリアル通信によりデータ送受信可能に接続されて構成されている。
まず、画像形成装置1の内部構成について説明する。
図1、2に示すように、画像形成装置1は、制御手段11、シリアル通信手段12、操作手段13、画像読取手段14、画像形成手段15、記録紙収納手段16、給送手段17、搬送手段18、画像データ記憶手段19等により構成されており、各手段はバスにより制御手段11に接続されている。
制御手段11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory),RAM(Ramdom Access Memory)等により構成される。制御手段11のCPUは、入力手段13aの操作により、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1各部の動作を集中制御する。
シリアル通信手段12は、シリアル通信I/F等により構成され、画像形成装置1と後処理装置2との間でのシリアル通信によるデータ送受信を制御する。
操作手段13は、入力手段13a及び表示手段13bを備えて構成されている。表示手段13bは、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御手段11から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に各種操作ボタンや装置の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。入力手段13aは、LCDの表示画面上に透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルにより構成されている。タッチパネルは、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御手段11に出力する。また、入力手段13aは、数字ボタン(テンキー)、スタートボタン等の各種操作ボタンを備え、ボタン操作による操作信号を制御手段11に出力する。
本実施の形態において、操作手段13は、章分けモード及び切り欠きモードに関する設定を行うための操作画面を表示手段13bに表示する。章分けモードとは、入力された画像データを順に用紙に両面画像形成するにあたり、章の先頭ページに当たる画像データを用紙の表面に画像形成する機能を実行するモードである。章分けモードにおいて、章の最後のページが用紙の表面に画像形成される場合には、その裏面には画像形成されない。また、切り欠きモードとは、用紙の端部に章見出しを印字するとともに、次章の章見出しの位置に切り欠き部を形成するモードである。
図3に、章分けモード及び切り欠きモードに関する設定を行うために表示手段13bに表示される一連の画面を示す。
図3(a)は、表示手段13bに表示される基本画面131の一例を示す図である。基本画面131は、表示手段13bに表示される最上位階層の画面である。当該基本画面131から「応用機能」ボタンB1が押下されると、図3(b)に示す応用機能設定画面132が表示される。この応用機能設定画面132から「章分け」ボタンB2が押下されると、章分けモードが設定され、図3(c)に示す章分け設定画面133が表示される。
章分け設定画面133には、章分けページを設定するための章分けページ入力欄133A及び切り欠きモードを設定するための「切り欠きモード」ボタンB4が表示されている。章分けページ入力欄133Aにおいては、入力手段13aの数字ボタンが押下され数字が入力されると、入力された数字のページ番号が表示され、設定ボタンB3が押下されると、入力された数字ボタンのページが章分けページ(章の先頭ページ)番号として設定される。また、切り欠きモードボタンB4が押下されると、切り欠きモードが設定されるとともに、図4に示す切り欠きモード設定画面134が表示される。
図4に示す切り欠きモード設定画面134においては、切り欠き刃の形状として四角切り欠き刃(図7(a)参照)を選択するための選択ボタンB5、台形切り欠き刃(図7(b)参照)を選択するための選択ボタンB6、楕円切り欠き刃(図7(c)参照)を選択するための選択ボタンB7が表示されている。また、切り欠き部の深さW(図5参照)を設定するための深さ設定欄134Aが表示されており、深さ設定欄134Aにおいて、数字ボタンが入力され、設定ボタンB8が押下されると、入力された数字が切り欠き部の深さWとして設定される。
画像読取手段14は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像を読み取る。スキャナは、光源、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取り、読み取った画像を画像形成手段15に出力する。ここで、画像は、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
画像形成手段15は、感光ドラム41、帯電手段42、LD(Laser Diode)43、現像手段44、転写手段45、クリーニング手段46、定着手段47等を備えて構成されている。
帯電手段42は、感光ドラム41の表面を帯電する。LD43は、入力された画像データに基づいて感光ドラム41にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。現像手段44は、感光ドラム41表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ感光ドラム41にトナー像を形成する。転写手段45は、搬送手段18により搬送された用紙上に感光ドラム41に形成されたトナー像を転写する。定着手段47は、用紙上に転写されたトナー像を熱定着させる。クリーニング手段46は、感光ドラム41の表面の残留電荷や残留トナー等の除去を行う。
記録紙収納手段16は、画像を転写するための用紙を収納する。記録紙収納手段16は、用紙の収納の有無を検知する有無検知手段16a、収納されている紙サイズを検知する紙サイズ検知手段16bを備え、検知信号を制御手段11に出力する。
給送手段17は、ADF(Auto Document Feeder)により構成され、制御手段11からの指示に従って、原稿セット位置に載置された原稿の両面を反転し、コンタクトガラス上に自動給送する。
搬送手段18は、搬送ローラ、搬送ベルト及びこれらを駆動するモータ等により構成され、制御手段11からの指示に従って、記録紙収納手段16に収納されている用紙を画像形成手段15等の各部へ搬送する。
画像データ記憶手段19は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、画像読取手段14により入力された画像データを一時的に格納するメモリである。画像データ記憶手段19は、圧縮された画像データを一時的に記憶する圧縮メモリ191と、伸張された1ページ分の画像データを一次的に記憶するページメモリ192(図示せず)とを備えている。
次に、後処理装置2の内部構成について説明する。
図1、2に示すように、後処理装置2は、後処理制御手段21、シリアル通信手段22、検知手段23、穿孔手段24、切り欠き手段25、搬送手段26、シリアル通信手段27等により構成され、各手段はバスにより後処理制御手段21に接続されている。
後処理制御手段21は、CPU、ROM、RAM等により構成される。後処理制御手段21のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、後処理装置2各部の動作を集中制御する。
シリアル通信手段22は、シリアル通信I/F等により構成され、画像形成装置1と後処理装置2との間でのシリアル通信によるデータ送受信を制御する。
検知手段23は、画像形成装置1から後処理装置2への用紙の搬入を検知すると検知信号を発生し後処理制御手段21へ出力するセンサである。
穿孔手段24は、画像形成装置1から搬入された用紙を幅整合し、用紙の所定位置にパンチ穴を穿孔する。
切り欠き手段25は、画像形成装置1から搬入された用紙の端部(ここでは、先端部)の一部を切り取って切り欠き部を形成する。ここで、切り欠き手段25について詳細に説明する。
図6(a)に、切り欠き手段25の正面図、図6(b)に切り欠き手段25の用紙進入側から見た側面図、図6(c)に、切り欠き刃25a〜25cの断面図を示す。図6(a)、(b)に示すように、切り欠き手段25は、台座モジュール251、受け座モジュール252を備えて構成されている。
台座モジュール251は、刃の形状が互いに異なる切り欠き刃25a〜25cと、切り欠き刃25a〜25cの何れかを選択し、選択した切り欠き刃を上下方向に駆動させる切り欠き刃選択駆動機構251Aと、台座モジュール251を一体的に用紙搬送方向と直交する方向に移動させるための台座モジュール移動機構251Bと、を備えている。
切り欠き刃25a〜25cは、用紙搬送方向と直交する方向に並べて配列されている。
図7(a)に、切り欠き刃25aの刃面の形状を示す。図7(a)に示すように、切り欠き刃25aは、四角切り欠き刃を有しており、搬送された用紙の端部に、図8(a)に示す四角切り欠き部を形成する。
図7(b)に、切り欠き刃25bの刃面の形状を示す。図7(b)に示すように、切り欠き刃25bは、台形切り欠き刃を有しており、搬送された用紙の端部に、図8(b)に示す台形切り欠き部を形成する。
図7(c)に、切り欠き刃25cの刃面の形状を示す。図7(c)に示すように、切り欠き刃25cは、楕円切り欠き刃を有しており、搬送された用紙の端部に、図8(c)に示す楕円切り欠き部を形成する。
切り欠き刃選択駆動機構251Aは、切り欠き刃25a〜25cの上方に位置しており、切り欠き刃選択用移動モータ25d、ギヤ25e、ラック25f、切り欠き刃駆動モータ25g、カム25h、支持部材25iにより構成されている。
図6(a)(b)に示すように、切り欠き刃選択用移動モータ25dの回転軸は、ギヤ25eの回転軸に連結されており、切り欠き刃選択用移動モータ25dの駆動によりギヤ25eが回転するようになっている。ラック25f、切り欠き刃駆動モータ25g、カム25hは、支持部材25iに支持され、一体的に構成されている。ギヤ25eは、用紙搬送方向と直交方向に延びるラック25fの表面に刻まれた歯と噛合している。これにより、ギヤ25eの回転がラック25fに伝導されるようになっており、ギヤ25eの回転に応じてラック25f、切り欠き刃駆動モータ25g、カム25h、支持部材25iが一体となって切り欠き刃25a〜25cの上方を移動する。一方、切り欠き刃駆動モータ25gの回転軸は、カム25hの回転軸に連結されており、切り欠き刃駆動モータ25aの駆動によりカム25hが回転するようになっている。カム25hの回転によりカム25hの下方に位置する切り欠き刃が押下される。
台座モジュール移動機構251Bは、台座移動モータ25j、ギヤ25k、ラック25l等により構成されている。
図6(a)(b)に示すように、台座移動モータ25jの回転軸は、ギヤ25kの回転軸に連結されており、台座移動モータ25jの駆動によりギヤ25kが回転するようになっている。ギヤ25kは、用紙搬送方向と直交方向に延びるラック25lの表面に刻まれた歯と噛合している。これにより、ギヤ25kの回転がラック25lに伝導されるようになっており、ギヤ25kの回転に応じて切り欠き刃25a〜25cを含む台座モジュール251の筐体が用紙搬送方向と直交方向に移動する。
受け座モジュール252は、切り欠き刃25a〜25cに対応する受け座25m〜25oと、受け座25m〜25oを一体的に用紙搬送方向と直交する方向に移動させるための台座モジュール移動機構251cとを備えている。
受け座モジュール移動機構251cは、受け座移動モータ25p、ギヤ25q、ラック25r等により構成されている。
図6(a)(b)に示すように、受け座移動モータ25pの回転軸は、ギヤ25qの回転軸に連結されており、受け座移動モータ25pの駆動によりギヤ25qが回転するようになっている。ギヤ25qは、用紙搬送方向と直交方向に延びるラック25rの表面に刻まれた歯と噛合している。これにより、ギヤ25qの回転がラック25rに伝導されるようになっており、ギヤ25qの回転に応じて受け座25m〜25oを含む受け座モジュール252の筐体が用紙搬送方向と直交方向に移動する。
なお、切り欠き刃選択駆動機構251Aの用紙搬送方向と直交方向における基準位置付近には、切り欠き刃選択用HPセンサSE1が設けられている。切り欠き刃選択駆動機構251Aは、切り欠き刃の選択及び押下後には、切り欠き刃選択駆動機構251Aの後端がこの基準位置に位置するように移動される。また、台座モジュール251、受け座モジュール252の用紙搬送方向と直交方向における基準位置付近にはそれぞれ台座モジュール用HPセンサSE2、受け座モジュール用HPセンサSE3が設けられている。台座モジュール用HPセンサSE2、受け座モジュール用HPセンサSE3の位置は、用紙搬送方向と直交方向において一致している。台座モジュール251及び受け座モジュール252は、切り欠き刃の選択及び押下後には、台座モジュール251及び受け座モジュール252の後端がこの基準位置に位置するように移動される。また、切り欠き手段25における用紙の搬入口付近には、用紙先端検知センサSE4が設けられている。
後処理制御手段21は、画像形成装置1の制御手段11から切り欠き刃の形状の指示情報を受信すると、指示された刃の位置の上方にカム25hの位置が一致するように切り欠き刃選択用移動モータ25dを駆動し数ステップ分回転させることによって、カム25hを移動させる。例えば、図6(b)に示すように、基準位置に切り欠き刃選択駆動機構251Aが位置している状態において台形切り欠き刃である切り欠き刃25bが選択されるようになっている場合、四角の切り欠き刃の使用が指示されると、後処理制御手段21は、切り欠き刃選択用移動モータ25dを反時計方向に200ステップ回転駆動させる。楕円切り欠き刃の使用が指示されると、後処理制御手段21は、切り欠き刃選択用移動モータ25dを時計方向に200ステップ回転駆動させる。
また、後処理制御手段21は、画像形成装置1の制御手段11から切り欠き部を形成すべき位置の指示情報を受信すると、台座移動モータ25jと受け座移動モータ25pを駆動し、台座モジュール用HPセンサSE2、受け座モジュール用HPセンサSE3の位置を基準として、それぞれを指示された位置に応じたステップ数分回転させることによって台座モジュール251及び受け座モジュール252を指示された位置に移動させる。台座と受け座は常に同じポジションに移動するように同じステップ数分駆動させる。
また、後処理制御手段21は、用紙先端検知センサSE4により用紙先端が検知されると、画像形成装置1の制御手段11から受信された切り欠き部の深さの指示情報に基づいて、その指示された深さに応じた時間後に搬送手段26の搬送ローラを駆動する駆動モータ(図示せず)を停止させ、停止したタイミングで切り欠き刃駆動モータ25gを駆動し回転させることによってカム25hを回転させ、指示された切り欠き刃を押下させる(切り欠き処理)。押下が完了すると、再度、搬送手段26の搬送ローラを駆動する駆動モータを駆動させ、くるみ製本装置3へ用紙を搬送させる。また、切り欠き刃選択用移動モータ25d、台座移動モータ25j、受け座移動モータ25pを反対方向に回転駆動させ、切り欠き刃選択駆動機構251A、台座モジュール251、受け座モジュール252を基準位置に戻す。
図1、2に示す搬送手段26は、搬送ローラ、搬送ベルト及びこれらを駆動するモータ等により構成され、後処理制御手段21からの指示に従って、画像形成装置1から搬入された用紙を搬送し、くるみ製本装置3へ送出する。
シリアル通信手段27は、シリアル通信I/F等により構成され、後処理装置2とくるみ製本装置3の間でのシリアル通信によるデータ送受信を制御する。
次に、くるみ製本装置3の内部構成について説明する。
図1、2に示すように、くるみ製本装置3は、制御手段31、シリアル通信手段32、搬送手段33、サブコンパイル手段34、クランプ手段35、表紙供給手段36、糊塗布手段37、角背成形手段38、冊子収容手段39等により構成される。各手段はバスにより制御手段31に接続されている。
制御手段31は、CPU、ROM、RAM等により構成される。制御手段31のCPUは、ROMに記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAM内に展開し、展開されたプログラムに従って、くるみ製本装置3各部の動作を集中制御する。
シリアル通信手段32は、シリアル通信I/F等により構成され、後処理装置2とくるみ製本装置3との間でのシリアル通信によるデータ送受信を制御する。
搬送手段33は、後処理装置2から搬入された用紙を排出トレイT1又はサブコンパイル手段34に搬送する。
サブコンパイル手段34は、後処理装置2から搬入された画像形成済みの用紙を1部分の用紙の束としてスタック集積する。
クランプ手段35は、サブコンパイル手段34においてスタック集積された用紙を取得して集積し、所定枚数に到達した時点でクランプ(固める)処理を実施する。
表紙供給手段36は、表紙用紙を給紙し、角背成形手段38に搬送する。
糊塗布手段37は、装置後方側に位置しており、糊塗布時に前進し、後退する時にクランプ処理された用紙束の下部に糊を塗布する。
角背成形手段38は、クランプ手段35の下方に位置しており、表紙供給手段36から供給された表紙を載せて上昇し、糊が塗布された用紙束の下部に表紙を貼り付け、用紙束に貼付された表紙を角背に成形した後、成形された冊子を冊子収容手段39に搬送する。
冊子収容手段39は、完成した冊子を搭載する。
次に、動作について説明する。
図9、10に、画像形成装置1の制御手段11により実行される画像形成処理を示す。
まず、操作手段13により章分けモードが設定されたか否かが判断され、章分けモードが設定されたと判断されると(ステップS1;YES)、制御手段11のRAMに章分けモードフラグ=1が設定され(ステップS2)、操作手段13から入力された章分けページ情報が記憶される(ステップS3)。次いで、切り欠きモードが設定されたか否かが判断され、切り欠きモードが設定されたと判断されると(ステップS4;YES)、制御手段11のRAMに切り欠きモードフラグ=1が設定され(ステップS5)、操作手段13から入力された切り欠きモードで使用するの刃の形状及び切り欠き部の深さ設定を示す情報(以下、切り欠き指示情報という)がRAMに記憶されるとともにシリアル通信手段12を介して後処理装置2に送信され(ステップS6)、処理はステップS8に移行する。切り欠きモードが設定入力されていないと判断されると(ステップS4;NO)、処理はステップS8に移行する。
一方、ステップS1において、章分けモードが設定されていないと判断されると(ステップS1;NO)、操作手段13から設定入力された情報(例えば、パンチ処理の指示、設定部数、くるみ製本実行有無等)が取得されてRAMに記憶されるとともにシリアル通信手段12を介して後処理装置2に送信され(ステップS7)、処理はステップS8に移行する。
ステップS8においては、画像形成の開始を指示するためのスタートボタンが押下されたか否かが判断され、スタートボタンが押下されていないと判断されると(ステップS8;NO)、処理はステップS1に戻る。スタートボタンが押下されたと判断されると(ステップS8;YES)、給送手段17、画像読取手段14及びシリアル通信手段12を介して後処理装置2に動作指示が出力され、画像データの入力が開始される(ステップS9)。入力された画像データはページ番号が付与されて圧縮され、順次圧縮メモリ191に記憶される。
画像データの入力が開始されると、制御手段11のRAMに、画像形成が進行中の部数をカウントする部数カウンタ=1が設定され(ステップS10)、画像形成対象とするページ番号を示すページ番号カウンタ=1が設定され(ステップS11)、更に、章番号カウンタ=0が設定される(ステップS12)。次いで、制御手段11のRAMに記憶されている章分けモードフラグが参照され、章分けモードフラグ=1であるか否かが判断される(ステップS13)。章分けモードフラグ=1ではないと判断されると(ステップS13;NO)、処理はステップS22に移行する。
一方、章分けモードフラグ=1であると判断されると(ステップS13;YES)、ページ番号カウンタ及び章分けページ情報が参照され、次の画像形成対象とする画像データのページ番号が章分けページに指定されているか否かが判断される。次に画像形成対象とする画像データのページ番号が章分けページに指定されていると判断されると(ステップS14;YES)、章番号カウンタが1インクリメントされ(ステップS15)、章分け処理が実行され(ステップS16)、処理はステップS18に移行する。章分け処理としては、次に画像形成する面が用紙の表面であるか裏面であるかが判断され、表面であると判断された場合、圧縮メモリ191に記憶されている次に画像形成対象とする画像データが読み出されて伸張され、ページメモリ192に展開される。次に画像形成する面が用紙の裏面であると判断された場合、ページメモリ192にNULL(データ無し)が設定される。一方、画像形成対象とする画像データのページ番号が章分けページに指定されていないと判断されると(ステップS14;NO)、ページメモリ192に次に画像形成対象とする画像データが展開され(ステップS17)、処理はステップS18に移行する。
ステップS18においては、章番号カウンタが参照され、ページメモリに展開されているデータにおける章番号に応じた位置に、章番号を示す章見出し画像が合成される(ステップS18)。
章見出し画像の合成後、切り欠きモードフラグ=1であるか否かが判断され、切り欠きモードフラグ=1であると判断されると(ステップS19;YES)、次に画像形成する面が用紙の表面であるか否かが判断され、表面であると判断されると(ステップS20;YES)、章番号に応じて切り欠き実行の有無及び切り欠き部の位置が決定され、次に後処理装置2に送出するページに関するページ情報に当該決定された切り欠き実行の有無、章番号に応じた切り欠き位置等を示す指示情報が付加される(ステップS21)。ページ情報は、例えば、ページ番号、先頭ページや最終ページであることを示す情報、紙サイズ等、各ページに関する情報である。そして、ページ情報がシリアル通信手段12を介して後処理装置2の後処理制御手段21に送信され(ステップS22)、処理はステップS23に移行する。章番号に応じた切り欠き位置は、次の章番号に応じた章見出し画像が書き込まれる位置に対応した位置であり、例えば、用紙の天方向の端部から切り欠き部の上端までの長さH(図5参照)で示される。章番号が章分けの指定ページから判断して最終の章番号である場合には、切り欠き実行が無であることを示す情報が付加される。この場合には、切り欠き位置の指示情報は付加されない。一方、切り欠きモードフラグ=0であると判断された場合(ステップS19;NO)、又は、次に画像形成する面が用紙の表面ではないと判断された場合(ステップS20;NO)、ページ情報が後処理装置2に送信され(ステップS22)、処理はステップS23に移行する。なお、後処理装置2に送信されたページ情報は、後処理制御手段21を介してくるみ製本装置3の制御手段31に送信される。
ステップS23においては、搬送手段18が動作され用紙が給紙されるとともに、章見出し画像が合成された画像データに基づいて画像形成手段15により用紙上に画像形成を行う画像形成シーケンスが実行される(ステップS23)。そして、全ページの画像形成が終了したか否かが判断され、終了していないと判断されると(ステップS24;NO)、ページ番号カウンタが1インクリメントされ(ステップS25)、処理はステップS13に戻り、次のページに関してステップS13〜S23の処理が実行される。全ページの画像形成が終了したと判断されると(ステップS24;YES)、設定された全部数の画像形成が終了したか否かが判断され、終了していないと判断されると(ステップS26;NO)、部数カウンタが1インクリメントされ(ステップS27)、処理はステップS11に戻り、次の部に関しての画像形成が実行される。全部数分の画像形成が終了すると(ステップS26;YES)、後処理装置2に終了が通知されるとともに(ステップS28)、章分けモードフラグ、切り欠きモードフラグが0にリセットされ(ステップS29)、処理はステップS1に戻る。
次に、後処理装置2の動作について説明する。
図11に、後処理装置2の後処理制御手段21により実行される用紙後処理を示す。
まず、画像形成装置1からの動作指示の受信が待機され、シリアル通信手段22において動作指示が受信されると(ステップS31;YES)、搬送手段26が駆動される(ステップS32)。次いで、パンチ処理の指示が受信されたか否かが判断され、受信されたと判断されると(ステップS33;YES)、穿孔手段24が駆動され、画像形成装置1から搬入された用紙にパンチ処理が実行され(ステップS34)、処理はステップS35に移行する。パンチ処理の指示が受信されていないと判断されると(ステップS33;NO)、処理はステップS35に移行する。
ステップS35においては切り欠き指示情報が受信されたか否かが判断され、切り欠き指示情報が受信されたと判断されると(ステップS35;YES)、切り欠き手段25が駆動され、切り欠き指示情報により指示された刃の形状の切り欠き刃25a〜25cの何れかが選択され、即ち、指示された刃の形状に応じた切り欠き刃の上方位置にカム25hが移動され、選択された切り欠き刃が画像形成装置1から指示された切り欠き位置にくるようにセットされる(ステップS36)。
次いで、用紙先端検知センサSE4の出力に基づいて、画像形成装置1から搬入された用紙の先端が検知されたか否かが判断され、用紙の先端が検知されたと判断されると(ステップS37;YES)、搬送手段26の駆動モータが停止されることにより用紙搬送動作が停止され、切り欠き手段25において切り欠き処理が実行される(ステップS38)。切り欠き処理が終了すると、搬送手段26が再駆動されることにより用紙搬送が再開され(ステップS39)、処理はステップS40に移行する。一方、用紙の先端が検知されていないと判断されると(ステップS37;NO)、処理はステップS40に移行する。
ステップS40においては、用紙先端検知センサSE4の出力に基づいて、用紙の後端が用紙先端検知センサSE4上を抜けたか否かが判断され、用紙の後端が抜けたと判断されると(ステップS40;YES)、次のページ情報に切り欠き位置の指示情報があるか否かが判断され、切り欠き位置の指示情報があると判断されると(ステップS41;YES)、切り欠き手段25が駆動され、選択されている切り欠き刃が次に指示された切り欠き位置にくるようにセットされ(ステップS42)、処理はステップS43に移行する。一方、用紙の後端が用紙先端検知センサSE4を抜けていないと判断された場合(ステップS40;NO)、或いは、次のページ情報に切り欠き位置の指示情報がないと判断された場合(ステップS41;NO)、処理はステップS43に移行する。
ステップS43においては、動作終了指示が画像形成装置1から受信されたか否かが判断され、動作終了指示が受信されていないと判断されると(ステップS43;NO)、処理はステップS37に戻る。画像形成装置1から動作終了指示が受信されたと判断されると(ステップS43;YES)、搬送手段26の動作が停止され(ステップS44)、処理はステップS31に戻る。
画像形成装置1から後処理装置2に搬入された用紙は、穿孔手段24、切り欠き手段25を通過し、上記用紙後処理により画像形成装置1からの指示に応じて適宜パンチ処理、切り欠き処理され、くるみ製本装置3へ搬送される。くるみ製本装置3においては、後処理装置2を介してくるみ製本処理を実行しない指示が受信された場合には、後処理装置2から搬入された用紙を搬送路R1側に搬送し、排出トレイT1から排出する。くるみ製本処理を実行する指示が受信された場合には、後処理装置2から搬入された用紙を搬送路R2側に搬送し、1部分の用紙を集積して糊付けして冊子を成形し、冊子収容手段39に搭載する。
図12に、画像読取手段14により読み取られた一連の原稿の一例を示す。図13に、図12の原稿の各ページを入力画像データとして画像形成装置1において章見出し画像を合成して画像形成を行い、後処理装置2において切り欠き処理を行った処理済み用紙の一例を示す。図13においては、黒地に白点のハッチングにより章見出し画像を、白地に黒点のハッチングにより切り欠き部を示している。図14に、図13の第1章のページ及び第2章のページを重ねた場合を模式化して示す。図15に、図13に示す処理済みの用紙をくるみ製本した冊子の一例を示す。
図13に示すように、処理済み用紙の各ページには、用紙端部に章見出し画像が印刷されている。各ページに印刷されている章見出し画像の下部には、切り欠き部が形成されている。この切り欠き部の位置は、次章の章見出し画像の位置と同一位置であり、図14、15に示すように、前章の切り欠き部から次章のページに印刷されている章見出し画像の文字が見えるようになっている。このように、次章の章見出し画像に相当する位置に切り欠き部が形成されるので、くるみ製本装置3でくるみ製本された冊子において章の検索を容易にすることができる。
このように、画像形成システム100によれば、画像形成済みの用紙端部の章番号に応じた位置に切り欠き部を形成する。従って、章の検索を容易にするためにインデックス紙を挿入する必要がないため、インデックス紙を挿入したときのように紙の揃いが悪くなり、製本した冊子の仕上がりが悪くなってしまうということがない。また、用紙の端部に黒塗りを施すものではないため、くるみ製本装置3に出来上がった冊子を断裁する手段を設ける必要もなく、コストを上げることなく章の検索が容易な冊子を作成することが可能となる。
以上説明したように、画像形成システム100によれば、画像形成装置1において、予め設定された各章の先頭ページ番号に基づいて入力画像データの章番号を特定し、入力画像データの章番号に応じた位置に章見出し画像を合成し、用紙にこの合成画像を形成し後処理装置2に送出するとともに、入力画像データの章番号に応じてこの合成した画像が形成される用紙の端部において切り欠き部を形成すべき位置を決定し、後処理装置2に送信する。後処理装置においては、画像形成装置1から用紙が搬入されると、画像形成装置1から送信された切り欠き位置の指示情報等に基づいて切り欠き手段25を移動させ、用紙端部の画像形成装置1により指示された位置に切り欠き部を形成し、くるみ製本装置3へ搬送する。
従って、章の検索を容易にするための切り欠き部を画像形成済みの用紙に形成することが可能となるので、章の検索を容易にすることができる。
また、切り欠き手段25は、形状の異なる複数の切り欠き刃を有し、切り欠きモード設定画面134において使用する切り欠き刃の形状をユーザが選択することができるので、複数の切り欠き形状のうちユーザが所望する形状の切り欠き部を画像形成済みの用紙に形成することが可能となる。
また、切り欠きモード設定画面134においては、更に、切り欠き部の深さを設定可能であるため、ユーザにとって検索しやすい深さをもつ切り欠き部を画像形成済みの用紙に形成することが可能となる。
また、画像形成済みの用紙において切り欠き部が形成される位置は、次の章の章見出し画像を形成する位置と同位置であるので、画像形成済みの用紙を製本して冊子とした場合に、章の検索がより一層容易となる。
なお、上記実施の形態における記述内容は、本発明に係る画像形成システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、画像読取手段14から入力された画像データに対し、上述の画像形成処理や用紙後処理を実行する場合を例にとり説明したが、画像形成装置1がLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介してホストコンピュータに接続されている場合、ホストコンピュータから入力された画像データに対し、上述の画像形成処理や用紙後処理を実行するようにしてもよい。この場合、章分けモード、切り欠きモードの指示や切り欠き刃の形状や深さの設定は、操作手段13から行うようにしてもよいし、ホストコンピュータにおいて設定し、画像形成装置1に送信するようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、四角切り欠き刃、台形切り欠き刃、楕円切り欠き刃の3つの形状の切り欠き刃を備える構成としたが、切り欠き刃の形状はこれに限定されない。また、切り欠き手段25の構成は、好適な一例を示したものであり、これに限定されるものではない。
その他、画像形成システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像形成システム100の断面構成を模式的に示す図である。 本発明に係る画像形成システム100の機能的構成を示すブロック図である。 (a)は、図2の表示手段13bに表示される基本画面131の一例を示す図であり、(b)は、応用機能設定画面132の一例を示す図であり、(c)は、章分け設定画面133の一例を示す図である。 図2の表示手段13bに表示される切り欠きモード設定画面134の一例を示す図である。 切り欠き部の深さWと、切り欠き部の位置の一例としての用紙の天方向の端部から切り欠き部上端までの長さHを示す図である。 (a)は、図2の切り欠き手段25の正面図、(b)は、切り欠き手段25の用紙進入側から見た側面図、(c)は、切り欠き刃25a〜25cの断面図である。 (a)は、図6の切り欠き刃25aの刃面の形状を示す図であり、(b)は、切り欠き刃25bの刃面の形状を示す図であり、(c)は、切り欠き刃25cの刃面の形状を示す図である。 (a)は、図7(a)の切り欠き刃25aにより形成される四角切り欠き部を模式的に示す図であり、(b)は、図7(b)の切り欠き刃25bにより形成される台形切り欠き部を模式的に示す図であり、(c)は、図7(c)の切り欠き刃25cにより形成される楕円切り欠き部を模式的に示す図である。 図1、2の画像形成装置1の制御手段11により実行される画像形成処理を示すフローチャートである。 図1、2の画像形成装置1の制御手段11により実行される画像形成処理を示すフローチャートである。 図1、2の後処理装置2の後処理制御手段21により実行される用紙後処理を示すフローチャートである。 図1、2の画像読取手段14により読み取られた一連の原稿の一例を示す図である。 図12に示す原稿の各ページを入力画像データとして画像形成装置1において章見出し画像を合成して画像形成を行い、後処理装置2において切り欠き処理を行った処理済み用紙の一例を示す図である。 図13の第1章のページ及び第2章のページを重ねた場合を模式化して示す図である。 図13に示す処理済みの用紙をくるみ製本した冊子の一例を示す。
符号の説明
100 画像形成システム
1 画像形成装置
11 制御手段
12 シリアル通信手段
13 操作手段
13a 入力手段
13b 表示手段
14 画像読取手段
15 画像形成手段
16 記録紙収納手段
16a 有無検知手段
16b 紙サイズ検知手段
17 給送手段
18 搬送手段
19 画像データ記憶手段
2 後処理装置
21 後処理制御手段
22 シリアル通信手段
23 検知手段
24 穿孔手段
25 切り欠き手段
26 搬送手段
27 シリアル通信手段
3 くるみ製本装置
31 制御手段
32 シリアル通信手段
33 搬送手段
34 サブコンパイル手段
35 クランプ手段
36 表紙供給手段
37 糊塗布手段
38 角背成形手段
39 冊子収容手段

Claims (5)

  1. 予め設定された各章の先頭ページ番号に基づいて入力画像データの章番号を特定し、当該入力画像データの前記特定した章番号に応じた位置に章見出し画像を合成するとともに、当該合成した画像を形成する用紙の端部において切り欠き部を形成すべき位置を前記特定した章番号の次の章番号の章見出し画像を形成する位置と同位置に決定する制御手段と、
    前記章見出しが合成された画像データに基づいて用紙上に前記章見出しを含む画像を形成する画像形成手段と、
    前記章見出しを含む画像が形成された用紙の端部の一部を切り取って切り欠き部を形成する切り欠き手段と、
    前記制御手段により決定された切り欠き部の位置に基づいて前記切り欠き手段を移動させ、前記章見出しを含む画像が形成された用紙に切り欠き部を形成させる後処理制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記切り欠き手段は、形状の異なる複数の切り欠き刃を有し、
    使用する切り欠き刃の形状をユーザが選択するための操作手段を備え、
    前記後処理制御手段は、前記切り欠き手段に対し前記操作手段において選択された形状の切り欠き刃を用いて前記章見出しを含む画像が形成された用紙に切り欠き部を形成させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  3. 前記操作手段は、更に、前記切り欠き部の用紙端からの深さを設定可能であり、
    前記後処理制御手段は、前記切り欠き手段により前記操作手段において設定された深さを持つ切り欠き部を前記章見出しを含む画像が形成された用紙に形成させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
  4. 前記画像形成手段により画像が形成された用紙にパンチ穴を形成する穿孔手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成手段により画像が形成され、前記切り欠き手段により切り欠き部が形成された用紙を集積して表紙でくるむことにより冊子を作成するくるみ製本装置を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成システム。
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