JP4825539B2 - ワーク取付け方法 - Google Patents
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Description
図9は従来の技術の基本原理を説明する図であり、ルーフガラス100を車体101に取付ける際に使用するルーフガラス取付け治具102は、フレーム103と、このフレーム103から下方へ延ばされた前後方向の位置決め手段104と、フレーム103から下方へ延ばされた車幅方向の位置決め手段105と、フレーム103から下方へ延ばされてルーフガラス100を吸着する吸盤106とを備える。
この結果、前後方向の位置決め手段104及び車幅方向の位置決め手段105でルーフガラス取付け治具102の位置決めを実行したにも拘わらず、ルーフガラス100を車体101の所定の位置に載せることができないという不都合が発生する。
特許文献2を次図に基づいて説明する。
図11は別の従来技術の基本原理を説明する図であり、ルーフガラス搬送装置120は、車体121に対して、前後、上下、左右に移動可能に構成されたL字型のワーク保持部122を備える。そして、L字型のワーク保持部122は、ルーフガラスアセンブリ123を受ける受け部124を備えている。
前記ワークの下方に車体が到達したら、作業員が前記制御手段と握り部を操作して前記第1の昇降手段をフリー状態にすると共に第2の昇降手段を伸張させ、車体の溝部上に倣いローラが位置するように前記第3支持部材を、搬送路と直交する方向へ移動し、次いで倣いローラを溝部に嵌合する、搬送路方向と直交する方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して前記第3支持部材を搬送路の上流側に移動することで、前記倣いローラを溝部に沿って走行させ、車体当接部材を車体に当接させることで、搬送路方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して前記第3支持部材を下げて、ワークを車体に載せるワーク載置工程と、からなることを特徴とする。
したがって、請求項1によれば、車体の製作誤差に柔軟に対応可能で且つ作業者の負担を、より軽減することができるルーフガラスなどのワーク取付け技術を提供することができる。
本発明に係るワーク取付け装置を、図1(本発明に係るワーク取付け装置の斜視図)、図2(本発明に係るワーク取付け装置の正面図)及び図3(本発明に係るワーク取付け装置の側面図)で説明する。
この第1支持部材15は、例えば2本の長手ビーム16、16とこれらの長手ビーム16、16に掛け渡したクロスビーム17、17と、これらのクロスビーム17、17に掛け渡したセンタープレート18とで構成される。
このベルト21をモータ22で駆動すれば、ガイドレール11、11に沿って第1支持部材15を水平に移動させることができる。
このワーク吸着手段37・・・は吸着カップと、吸着カップ内部を減圧する真空ポンプと、この真空ポンプを制御するポンプ制御部で構成されることが望ましい。また、ワーク吸着手段37・・・は、静電チャックや電磁チャックでもよく、ワーク36を任意に吸着して持ち上げることができる手段であれば、種類は任意である。
図2に示すように、第1支持部材15はガイドレール11、11に図面表裏方向に移動可能に支持されている。この第1支持部材15に第1の昇降手段23を介して支持されている第2支持部材24は、第3支持部材30を図面左右方向に移動可能に支持する。この第3支持部材30の長手メンバー32、32にロッド41を介して作業員が握る握り部38、38が設けられている。作業員は握り部38、38を押し引きすることで、第3支持部材30を図面左右方向へ移動させることができる。
図3において、第2制御ボタン46を押す。この結果、第1の昇降手段23、第2の昇降手段42及び横移動シリンダ35が収縮状態になる。すなわち、第3支持部材30が上限位置に保持され、倣いローラ39が上限位置に保持される。
第2制御ボタン46を押したことにより、モータ22を始動させ、第1支持部材15、第2支持部材24及び第3支持部材30を上流(図3左側)の準備位置へ戻す。この準備位置でワーク吸着手段37に、ワーク36を吸着させる。
車体50が搬送路51に沿ってワーク取付け装置10に近づいてくると作業員は、待機位置で待機しているワーク取付け装置10の握り部38を握り、第1制御ボタン45を押す。この押し動作により、第1の昇降手段23及び横移動シリンダ35はフリー状態になり、第2の昇降手段42は伸張状態になる。
ワークの下方に車体が到達したら、作業員が制御手段と握り部を操作して第1の昇降手段をフリー状態にすると共に第2の昇降手段を伸張させ、倣いローラが車体の溝部に合致するように第3支持部材を、搬送路と直交する方向へ移動してから倣いローラを溝部に嵌合する、搬送路方向と直交する方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して第3支持部材を搬送路の上流側に移動することで、倣いローラを溝部に沿って走行させ、車体当接部材を車体に当接させることで、搬送路方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して第3支持部材を下げて、ワークを車体に載せるワーク載置工程と、からなる。
Claims (1)
- 車体の搬送路に沿って配置されたガイドレールで移動自在に支持される第1支持部材と、この第1支持部材に第1の昇降手段を介して昇降自在に支持されている第2支持部材と、前記搬送路と直交する方向へ移動可能に前記第2支持部材に設けられている第3支持部材と、この第3支持部材に設けられてワークを吸着するワーク吸着手段と、前記第3支持部材に設けられて前記車体に当接する車体当接部材と、前記第3支持部材に第2の昇降手段を介して昇降自在に支持されて前記車体に存在する溝部に嵌められる倣いローラと、前記第3支持部材に設けられて作業員が握る握り部と、この握り部に設けられて前記第1の昇降手段及び第2の昇降手段を制御する制御手段と、から構成されたワーク取付け装置を用いて、ワークを取付けるワーク取付方法であって、
前記ワーク吸着手段にワークを吸着させた状態で、前記車体の搬送路に待機させる待機工程と、
前記ワークの下方に車体が到達したら、作業員が前記制御手段と握り部を操作して前記第1の昇降手段をフリー状態にすると共に第2の昇降手段を伸張させ、車体の溝部上に倣いローラが位置するように前記第3支持部材を、搬送路と直交する方向へ移動し、次いで倣いローラを溝部に嵌合する、搬送路方向と直交する方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して前記第3支持部材を搬送路の上流側に移動することで、前記倣いローラを溝部に沿って走行させ、車体当接部材を車体に当接させることで、搬送路方向へワークを位置決めする工程と、
作業員が握り部を介して前記第3支持部材を下げて、ワークを車体に載せるワーク載置工程と、
からなることを特徴とするワーク取付け方法。
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