JP4818686B2 - 搬送コンテナー - Google Patents

搬送コンテナー Download PDF

Info

Publication number
JP4818686B2
JP4818686B2 JP2005312199A JP2005312199A JP4818686B2 JP 4818686 B2 JP4818686 B2 JP 4818686B2 JP 2005312199 A JP2005312199 A JP 2005312199A JP 2005312199 A JP2005312199 A JP 2005312199A JP 4818686 B2 JP4818686 B2 JP 4818686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
movable portion
movable part
horizontal
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005312199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007118984A (ja
Inventor
威裕 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Co Ltd
Original Assignee
Sanko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Co Ltd filed Critical Sanko Co Ltd
Priority to JP2005312199A priority Critical patent/JP4818686B2/ja
Publication of JP2007118984A publication Critical patent/JP2007118984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818686B2 publication Critical patent/JP4818686B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Description

本発明は、折り畳み可能な搬送コンテナーに関する。
従来、この種の搬送コンテナーとして、一側壁を上下に2分割してヒンジで連結したものが知られている。この搬送コンテナーでは、ヒンジより上側の可動部を下側の固定部の外面に折り重ねて、側方から荷物を出し入れすることができる(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−65733号公報(2頁下5行目〜3頁最終行、第4図)
ところが、上述した従来の搬送コンテナーでは、空の状態で返却する際にも、荷物を収容した状態と同じスペースを必要とするため返却時の搬送効率が悪かった。これに対し、全ての側壁を底面上に重ねて折り畳むことが可能な搬送コンテナーが知られている。しかしながら、この搬送コンテナーでは、荷物と共に収容してきた緩衝材等の返却物を、折り畳んだ状態で収容することができないため、搬送コンテナーとは別に返却物を取り纏める作業が必要になり、返却時の作業効率が悪くなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、返却時の搬送効率及び作業効率を向上させることが可能な搬送コンテナーの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る搬送コンテナーは、水平第1方向で対向した1対の第1側壁と、水平第1方向と直交する水平第2方向で対向した1対の第2側壁とを底壁から直立させて箱形にした搬送コンテナーであって、第1側壁及び第2側壁の全てを上下方向で2分割してその分割部分をヒンジで連結すると共に、各ヒンジより下側部分を底壁から直立した状態に固定して基礎箱部を構成し、第1側壁のうちヒンジより上側の第1可動部と、第2側壁のうちヒンジより上側の第2可動部とを共に基礎箱部から上方に起立した起立姿勢にして互いに連結する可動部連結機構を備え、その可動部連結機構による連結を解除した状態で、第2可動部を外側に回動して基礎箱部の外面に折り重ね可能とすると共に、第1可動部を内側に回動して基礎箱部の上面開口を閉塞可能とし、その上面開口を閉塞した閉塞位置に第1可動部を位置決めする閉塞位置ストッパを設け、可動部連結機構は、第1可動部から水平第2方向にそれぞれ突出した連結突片と、連結突片に貫通形成された係合孔と、第2可動部に直動可能に支持されて、連結突片の係合孔に挿通可能な閂部材とからなり、連結突片を、基礎箱部の上端部に当接可能にして、閉塞位置ストッパに兼用したところに特徴を有する。
なお、本発明には、金属製の搬送コンテナー、合成樹脂製の搬送コンテナーの何れも含まれる。
請求項の発明は、水平第1方向で対向した1対の第1側壁と、水平第1方向と直交する水平第2方向で対向した1対の第2側壁とを底壁から直立させて箱形にした搬送コンテナーであって、第1側壁及び第2側壁の全てを上下方向で2分割してその分割部分をヒンジで連結すると共に、各ヒンジより下側部分を底壁から直立した状態に固定して基礎箱部を構成し、第1側壁のうちヒンジより上側の第1可動部と、第2側壁のうちヒンジより上側の第2可動部とを共に基礎箱部から上方に起立した起立姿勢にして互いに連結する可動部連結機構を備え、その可動部連結機構による連結を解除した状態で、第2可動部を外側に回動して基礎箱部の外面に折り重ね可能とすると共に、第1可動部を内側に回動して基礎箱部の上面開口を閉塞可能とし、その上面開口を閉塞した閉塞位置に第1可動部を位置決めする閉塞位置ストッパを設け、第1可動部を起立姿勢に保持しかつ所定の力以上で第1可動部を内側に押したときに保持を解除する起立姿勢保持機構を備えたところに特徴を有する。
本発明に係る搬送コンテナーでは、搬送中は、第1可動部及び第2可動部を基礎箱部上で起立姿勢にして荷物を保護する。搬送コンテナーを返却する際には、第2可動部を外側に倒す一方、第1可動部を内側に倒す。これにより、搬送コンテナーが低くなって省スペース化が図られて返却時の搬送効率が向上する。このとき、第1可動部は、基礎箱部の上面開口を塞いだ閉塞位置で位置決めされ、基礎箱部内に収容空間が確保される。これにより、荷物と共に収容してきた緩衝材その他の返却物を、その収容空間に収容して搬送コンテナーと共に返却することができ、返却時の作業効率が向上する。
また、請求項の構成によれば、第1可動部と第2可動部とを連結するための連結突片を、閉塞位置ストッパに兼用したので、これらを別々に備えた場合に比べて、構成が簡素化される。
また、請求項の構成によれば、第2可動部を折り畳み、第1可動部のみを起立姿勢保持機構によって起立姿勢に保持することができる。そして、第1可動部を、所定の力以上で押して折り畳むことができる
以下、本発明の一実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図1に示すように本実施形態の搬送コンテナー10は、上面が開放した箱形をなし、平面形状が長方形になっている。そして、その長方形の長辺と平行な水平第1方向H1で1対の第1側壁11,11が対向し、短辺と平行な水平第2方向H2で1対の第2側壁21,21が対向している。
1対の第1側壁11,11は、共に上下方向の概ね中央で第1可動部12と第1固定部13とに2分割され、それら第1可動部12と第1固定部13とがヒンジ14にて連結されている。同様に、1対の第2側壁21,21は、共に上下方向の概ね中央で第2可動部22と第2固定部23とに2分割され、それら第2可動部22と第2固定部23とがヒンジ24にて連結されている。そして、両第1側壁11のうちヒンジ14より下側の第1固定部13と、両第2側壁21のうちヒンジ24より下側の第2固定部23とが底壁30(図2参照)から直立した状態に溶接されて基礎箱部40が構成されている。
第1側壁11及び第2側壁21は、鉄枠12W,13W,22W,23Wに金網を張った構造になっており、底壁30は鉄材を格子状に接合した構造(図示せず)になっている。詳細には、図1に示すように、第1固定部13に備えた鉄枠13Wは、長方形をなし、その横方向両端寄り位置に補助柱13B,13Bを備えている。そして、鉄枠13Wに囲まれた領域全体に金網13Cが張られている。また、鉄枠13Wの上面両端部には、嵩上部材13K,13Kが溶接され、これら嵩上部材13K,13Kの上面が、第2固定部23の鉄枠23Wの上面と面一になっている。
第1可動部12に備えた鉄枠12Wは、同様に長方形をなしその横方向両端寄り位置に補助柱12B,12Bを備え、鉄枠12Wに囲まれた領域全体に金網12Cが張られている。また、鉄枠12Wの下面中央には垂下部材12Kが溶接され、この垂下部材12Kが嵩上部材13K,13Kの間に配置されている。
ヒンジ14は、第1可動部12のうち垂下部材12Kの長手方向の両端部に対をなして設けられている。図4に示すように、各ヒンジ14は、1対の取付板14A,14Aを備えた蝶番であって、それら取付板14A,14Aが第1可動部12と第1固定部13の縁部内面に固定されている。そして、第1可動部12の内側への回動を許容している。また、第1可動部12を起立させたときには、第1側壁11の横方向の両端部において、第1可動部12の下面(図4の符号12S参照)と第1固定部13の上面(図4の符号13S参照)とが上下方向で隣接又は当接し、これにより第1可動部12が外側に回動しないように規制されている。なお、ヒンジ14自体も取付板14A,14Aが180度開いた状態から基礎箱部40の外側には回動しない構造になっている。
図1に示すように第1可動部12と第1固定部13との間には、ヒンジ14,14に挟まれた位置に、起立姿勢保持機構15が設けられている。起立姿勢保持機構15は、基礎箱部40の上面から上方に突出した可撓突片16と、第1可動部12の下面から突出した回動突部17とから構成されている。図4に示すように可撓突片16は、基礎箱部40の上縁部外面に溶接されて上方に片持ち板梁状に張り出し、その先端部内面には、断面円形の線材が溶接されて係合突起16Aが形成されている。一方、回動突部17は、断面円形の線材をU字形に湾曲させてその両端部を第1可動部12の下面に溶接してなる。そして、図5に示すように、回動突部17の先端部分の回動域内に、係合突起16Aの一部が干渉するように配置されている。
この構成により、第1可動部12が回動したときに、回動突部17と可撓突片16の係合突起16Aとが摺動して可撓突片16が撓みむ。そして、第1可動部12が起立姿勢になったときに、回動突部17が係合突起16Aを乗り越えて可撓突片16が復元し、回動突部17が係合突起16Aの下側に係合する。これにより、第1可動部12が起立姿勢に保持される。また、所定の力以上で第1可動部12を内側に押すと、可撓突片16が撓んで前記係合が解除される。
図2に示すように第1可動部12の上端部両側面からは、水平第2方向H2に連結突片18が突出している。連結突片18は、板厚方向を水平方向に向けて第1可動部12の側面から直立しており、先端部が半円状になっている。また、連結突片18には、水平方向に係合孔18Aが貫通形成されている。
第2可動部22に備えた鉄枠22Wは、図1に示すように長方形をなしかつ横方向中央に補助柱22Bを備えている。そして、鉄枠22Wに囲まれた領域全体に金網22Cが張られている。第2固定部23に備えた鉄枠23Wは、全体として長方形をなし、その上辺中央を角U字形に屈曲させて中央凹部23Eが形成されている。また、中央凹部23Eの下方には、第2可動部22と同様に補助柱23Bが備えられている。そして、鉄枠23Wに囲まれた領域全体に金網23Cが張られている。
ヒンジ24は、第2側壁21のうち横方向の両端寄り位置に対をなして設けられている。各ヒンジ24は、1対の取付板24A,24Aを備えた蝶番であって、それら取付板24A,24Aが第2可動部22と第2固定部23の縁部外面に固定されている。そして、第2可動部22を外側に回動して、図2に示すように、第2固定部23の外面に重ねることが可能になっている。また、第2可動部22を起立させたときには(図1参照)、第2可動部22の下面と第2固定部23の上面とが上下方向で隣接又は当接し、これにより第2可動部22が内側には回動しないように規制されている。なお、ヒンジ24自体も取付板24A,24Aが180度開いた状態から基礎箱部40の内側には回動しない構造になっている。
第2可動部22の上端部には、図6に示すように鉄枠22Wを構成する角筒状の溶接鋼(以下、「角筒鋼22K」という)に縦長のスリット25Aが形成されている。そして、第1可動部12を起立姿勢にしてから、第2可動部22を起こすと、図7に示すように、スリット25Aを介して角筒鋼22K内に連結突片18が挿入される。この状態で、角筒鋼22Kのうち連結突片18の係合孔18Aが対向する壁部には、丸孔25Bが貫通形成されている。
図1に示すように、第2可動部22の先端側両角部には、補強板26が鉄枠22Wに溶接されている。また、各補強板26の外面には、図6に示すように丸孔25Bの同心軸上に筒形ベース27が固定され、その筒形ベース27に閂部材28が直動可能に支持されている。
筒形ベース27は、両端に円筒部27A,27Aを有し、それら円筒部27A,27Aの間が側方に開放した開放部27Bになっている。また、開放部27Bのうち筒形ベース27の長手方向の中間部分には、幅が狭くなった移動規制部27Cが設けられている。
閂部材28は、丸孔25Bの同心軸上に延びた丸棒の一端を屈曲させてハンドル部28Hを設けた構造をなし、水平方向に延びた部分が筒形ベース27に支持されている。閂部材28のうち開放部27Bに対応した部分からは係止ピン28Aが起立している。ここで、係止ピン28Aは、ハンドル部28Hを金網22C側に倒した状態で移動規制部27Cとずれた位置に配置され、ハンドル部28Hを金網22Cから立ち上げると、係止ピン28Aが移動規制部27Cに対向した状態になる。この状態で閂部材28を直動させると、係止ピン28Aが移動規制部27Cを通過して開放部27Bの長手方向の両端間を移動することができる。なお、係止ピン28Aの先端には円盤体28Bが固定されている。
本実施形態では、上記した係合孔18Aを含む連結突片18と閂部材28とから本発明に係る可動部連結機構29が構成されている。そして、閂部材28を筒形ベース27のうち移動規制部27Cより一端側に移動すると、閂部材28が丸孔25Bに突入して連結突片18の係合孔18Aを貫通する。これにより、第1可動部12と第2可動部22とが互いに連結される。また、閂部材28を筒形ベース27のうち移動規制部27Cより他端側に移動すると、閂部材28が、係合孔18A及び丸孔25Bから抜けて第1可動部12と第2可動部22との連結が解除される。さらに、図3に示すように、第2可動部22を外側に折り畳んだ状態で、第1可動部12を内側に倒すと、連結突片18が第2固定部23における中央凹部23Eの底部に当接する。これにより、第1可動部12が基礎箱部40の上面を閉塞した閉塞位置に位置決めされる。即ち、本実施形態では、第1可動部12と第2可動部22とを連結するための連結突片18が、第1可動部12を閉塞位置に位置決めするための閉塞位置ストッパに兼用され、これらを別々に備えた場合に比べて構成が簡素化されている。
図1に示すように、基礎箱部40の下面の四隅には、溝形脚部41がそれぞれ備えられている。溝形脚部41は、下方に開放しかつ水平第2方向H2に開放した溝形構造をなしている。そして、図8に示すように第1可動部12及び第2可動部22を折り畳んだ状態の搬送コンテナー10の基礎箱部40に、別の搬送コンテナー10と積み上げたときに、上側の搬送コンテナー10に備えた溝形脚部41が下側の基礎箱部40における嵩上部材13K,13Kを受容した状態になる。これにより、上側の搬送コンテナー10が下側の搬送コンテナー10に対して水平第1方向H1で係止する。また、図9に拡大して示すように、上側の搬送コンテナー10の溝形脚部41は、下側の搬送コンテナー10における第2固定部23に水平第2方向H2で隣接した状態になる。これにより、上側の搬送コンテナー10が下側の搬送コンテナー10に対して水平第2方向H2で係止する。
本実施形態の搬送コンテナー10の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の搬送コンテナー10の作用・効果について説明する。
搬送コンテナー10に荷物を収容する場合には、図2に示すように、第2可動部22,22を外側に折り畳み、第1可動部12,12を起立姿勢保持機構15にて起立姿勢に保持した状態にする。そして、荷物を基礎箱部40内に積み上げていく。
具体的には、荷物としての図10に示した鋳物製品60を搬送する場合には、基礎箱部40の底面にシート状の緩衝材61を敷いてその上に鋳物製品60と仕切用の緩衝材62とを交互に配置する。そして、緩衝材61全体に複数の鋳物製品60と仕切用の緩衝材62とを並べたら、それらを上方から覆うようにシート状の緩衝材61を敷き以下同様の作業を繰り返して第1可動部12の上端位置まで複数の鋳物製品60及び緩衝材61,62を積み上げる。
次いで、図11に示すように、両第2可動部22,22を回動して起立姿勢にする。すると、図7に示すように、第1可動部12に備えた連結突片18が、第2可動部22に備えたスリット25Aを介して第2可動部22を構成する角筒鋼22K内に突入する。この状態で、閂部材28を、連結突片18の係合孔18Aに挿通させて第1可動部12と第2可動部22とを連結する。そして、搬送コンテナー10を車両等に搭載して搬送する。
搬送先で、荷物を基礎箱部40から降ろすには、閂部材28を連結突片18の係合孔18Aから抜き、図10に示すように、第2可動部22を外側に倒して第2固定部23の外面に折り重ねる。この状態で、搬送コンテナー10内の鋳物製品60と緩衝材61,62とを降ろす。そして、緩衝材61,62のみを基礎箱部40内に戻す。このとき、鋳物製品60が抜けた空間を詰めるようにして緩衝材61,62を纏めることで、緩衝材61,62の全部を基礎箱部40内に収容することができる。
次いで、第1可動部12,12を内側に回動する。そのためには、所定の力以上で第1可動部12を内側に押すだけでよい。すると、第1可動部12に備えた回動突部17と、第1固定部13に備えた可撓突片16の係合突起16Aとの係合が解除され、第1可動部12が内側に自在回転する。そして、第1可動部12が基礎箱部40を閉塞した位置まで回動すると、連結突片18が第2固定部23における中央凹部23Eの底部に当接し、第1可動部12が基礎箱部40の上面を閉塞した閉塞位置に位置決めされる。これにより、搬送コンテナー10が低くなると共に、基礎箱部40内の緩衝材61,62が上方を第1可動部12,12に覆われて保護される。
次いで、折り畳まれた搬送コンテナー10を、図8に示すように、複数積み上げて車両等に搭載して返却する。このとき、上側の搬送コンテナー10の下面に備えた溝形脚部41内に、下側の搬送コンテナー10における基礎箱部40上縁部(詳細には、嵩上部材13K)に収める。これにより、上側の搬送コンテナー10の溝形脚部41が、下側の搬送コンテナー10に対して水平第1方向H1及び水平第2方向H2の両方向で係止し、搬送時に横揺れを受けても、上下の搬送コンテナー10,10同士がずれることがなくなる。
このように、本実施形態の搬送コンテナー10によれば、搬送中は、第1可動部12及び第2可動部22を基礎箱部40上で起立姿勢にして荷物を保護することができる。そして、搬送コンテナー10を返却する際には、第2可動部22を外側に倒す一方、第1可動部12を内側に倒すことで、搬送コンテナー10が低くなって省スペース化が図られ、返却時の搬送効率が向上する。このとき、第1可動部12は、基礎箱部40の上面開口を塞いだ閉塞位置で位置決めされて基礎箱部40内に収容空間が確保される。これにより、荷物と共に収容してきた緩衝材61,62その他の返却物を収容空間に収容して搬送コンテナー10と共に返却することができ、返却時の作業効率が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、基礎箱部40を構成する第1固定部13及び第2固定部23が底壁30から起立した状態に溶接されていたが、例えば1つの第2可動部22を底壁30に対して回動可能な構成とし、所定の固定手段にて起立姿勢に固定してもよい。この構成によれば、搬送コンテナー10の一側面を全開して、荷物の出し入れ作業を一層容易に行うことが可能になる。
(2)前記搬送コンテナー10は鉄製であったが、合成樹脂製であってもよい。
本発明の一実施形態に係る搬送コンテナーの斜視図 第2可動部を折り畳んだ状態の搬送コンテナーの斜視図 第1可動部及び第2可動部を折り畳んだ状態の搬送コンテナーの斜視図 起立姿勢保持機構の斜視図 起立姿勢保持機構の側断面図 可動部連結機構の正面図 可動部連結機構の平断面図 搬送コンテナーを積み上げた状態の斜視図 溝形脚部の斜視図 第2可動部を折り畳みかつ荷物を収容した状態の搬送コンテナーの斜視図 荷物を収容した状態の搬送コンテナーの斜視図
符号の説明
10 搬送コンテナー
11 第1側壁
12 第1可動部
14,24 ヒンジ
15 起立姿勢保持機構
16 可撓突片
16A 係合突起
17 回動突部
18 連結突片
18A 係合孔
21 第2側壁
22 第2可動部
28 閂部材
29 可動部連結機構
30 底壁
40 基礎箱部
60 鋳物製品(荷物)
61,62 緩衝材
H1 水平第1方向
H2 水平第2方向

Claims (2)

  1. 水平第1方向で対向した1対の第1側壁と、前記水平第1方向と直交する水平第2方向で対向した1対の第2側壁とを底壁から直立させて箱形にした搬送コンテナーであって、
    前記第1側壁及び前記第2側壁の全てを上下方向で2分割してその分割部分をヒンジで連結すると共に、各ヒンジより下側部分を前記底壁から直立した状態に固定して基礎箱部を構成し、
    前記第1側壁のうち前記ヒンジより上側の第1可動部と、前記第2側壁のうち前記ヒンジより上側の第2可動部とを共に前記基礎箱部から上方に起立した起立姿勢にして互いに連結する可動部連結機構を備え、その可動部連結機構による連結を解除した状態で、前記第2可動部を外側に回動して前記基礎箱部の外面に折り重ね可能とすると共に、前記第1可動部を内側に回動して前記基礎箱部の上面開口を閉塞可能とし、その上面開口を閉塞した閉塞位置に前記第1可動部を位置決めする閉塞位置ストッパを設け
    前記可動部連結機構は、前記第1可動部から前記水平第2方向にそれぞれ突出した連結突片と、前記連結突片に貫通形成された係合孔と、前記第2可動部に直動可能に支持されて、前記連結突片の前記係合孔に挿通可能な閂部材とからなり、
    前記連結突片を、前記基礎箱部の上端部に当接可能にして、前記閉塞位置ストッパに兼用したことを特徴とする搬送コンテナー。
  2. 水平第1方向で対向した1対の第1側壁と、前記水平第1方向と直交する水平第2方向で対向した1対の第2側壁とを底壁から直立させて箱形にした搬送コンテナーであって、
    前記第1側壁及び前記第2側壁の全てを上下方向で2分割してその分割部分をヒンジで連結すると共に、各ヒンジより下側部分を前記底壁から直立した状態に固定して基礎箱部を構成し、
    前記第1側壁のうち前記ヒンジより上側の第1可動部と、前記第2側壁のうち前記ヒンジより上側の第2可動部とを共に前記基礎箱部から上方に起立した起立姿勢にして互いに連結する可動部連結機構を備え、その可動部連結機構による連結を解除した状態で、前記第2可動部を外側に回動して前記基礎箱部の外面に折り重ね可能とすると共に、前記第1可動部を内側に回動して前記基礎箱部の上面開口を閉塞可能とし、その上面開口を閉塞した閉塞位置に前記第1可動部を位置決めする閉塞位置ストッパを設け、
    前記第1可動部を前記起立姿勢に保持しかつ所定の力以上で前記第1可動部を内側に押したときに前記保持を解除する起立姿勢保持機構を備えたことを特徴とする搬送コンテナー。
JP2005312199A 2005-10-27 2005-10-27 搬送コンテナー Expired - Fee Related JP4818686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005312199A JP4818686B2 (ja) 2005-10-27 2005-10-27 搬送コンテナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005312199A JP4818686B2 (ja) 2005-10-27 2005-10-27 搬送コンテナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007118984A JP2007118984A (ja) 2007-05-17
JP4818686B2 true JP4818686B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=38143247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005312199A Expired - Fee Related JP4818686B2 (ja) 2005-10-27 2005-10-27 搬送コンテナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4818686B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4432094B1 (ja) * 2009-07-30 2010-03-17 ダイソートレーディング株式会社 パネルロック装置
JP5528879B2 (ja) * 2010-03-30 2014-06-25 三甲株式会社 折り畳み可能ボックスパレット
JP5348667B2 (ja) * 2010-06-08 2013-11-20 三甲株式会社 ロール支持具
JP2015221688A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 積水テクノ成型株式会社 折り畳みコンテナ
JP6873498B2 (ja) * 2019-10-31 2021-05-19 ジー・オー・ピー株式会社 折り畳み式収納台車

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107924U (ja) * 1986-12-29 1988-07-12
US4917255A (en) * 1989-02-24 1990-04-17 J.I.T. Corporation Collapsible container
JP4008205B2 (ja) * 2001-04-19 2007-11-14 住友重機械工業株式会社 物品収納パレット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007118984A (ja) 2007-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818686B2 (ja) 搬送コンテナー
US20070039957A1 (en) Storage containers for vehicles
CN107428436A (zh) 容器组件
JP6643175B2 (ja) 搬送台車用カバー
KR101754192B1 (ko) 접이식 컨테이너
CN108860921A (zh) 可折叠容器
JP2012210957A (ja) 折畳み式のフレーム型コンテナ
KR101587588B1 (ko) 하방 프레임 잠금 장치가 장착된 전면 벽체를 구비한 접이식 컨테이너
JP4733078B2 (ja) かご型パレット
JP6004417B2 (ja) 梱包用緩衝体
JP6967898B2 (ja) 台車用カバー
US11161686B2 (en) Collapsible intermodal container and a collapsible intermodal container assembly
EP1744965B1 (en) A container having sidewalls that are pivotally and detachable attached by menas of hinge and a method of use
JP2007204068A (ja) 物品配送用箱
JP3714451B2 (ja) 梱包用コンテナ
JP4730653B2 (ja) 扉パネルを備えた箱型パレット
JP4791234B2 (ja) 包装箱
JP2008265797A (ja) 荷役用パレットの開閉パネル係止装置
KR200438174Y1 (ko) 회전식 철제 포장박스
JP5992797B2 (ja) 折り畳みコンテナ
KR101577570B1 (ko) 폴딩 힌지가 장착된 전면 벽체를 구비한 접이식 컨테이너
JP2002308267A (ja) 折畳み収納式梱包容器
JP2530403Y2 (ja) 物品函
JP7171303B2 (ja) 梱包箱
JP4085027B2 (ja) 折り畳みコンテナー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818686

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees