JP4733078B2 - かご型パレット - Google Patents

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Description

本発明は、貨物の保管や運搬などに用いるかご型パレットに関するものである。
この種のかご型パレットは、方形状の底部材の前後左右の各側縁部に、格子網状をなす前壁体と後壁体と左壁体と右壁体とを立設状態に設けて上方が開口するかご形体を構成するものとなっている。
また、この種かご型パレットは、底部材上に前後左右の各壁体が折り畳まれて不使用時に扁平に折り畳みできる機構を備えているものが多い。
具体的には、例えば、特開2005−41545号(特許文献1)のように、前壁体の下側縁部を底部材の前側縁部に起伏回動自在に枢着すると共に、後壁体の下側縁部を底部材の後側縁部に起伏自在に枢着し、この後壁体の左右側縁部夫々に、左壁体の後側縁部と右壁体の後側縁部とを水平回動自在に枢着しており、先ず前壁体を底部材上に折り畳み、続いて左壁体と右壁体とを後壁体の内側面に折り畳み、続いてこの左壁体と右壁体とが折り畳まれた後壁体を底部材上に折り畳まれた前壁体上に折り畳むことで扁平状態にできる構成である。
また、この特許文献1では、後壁体の左右側縁部のいずれか一方に底部材の内方側に折曲した枢着部を設け、この枢着部内に左壁体若しくは右壁体の後側縁部を枢着して、左壁体と右壁体とをきっちりと後壁体の内側面に折り畳み重合できるように構成されている。
特開2005−41545号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、最初に前壁体を底部材上に折り畳む構成の場合、引き続いて左右壁体を底部材の内側に回動させて折り畳む際に、そのまま左右壁体を回動させようとすると、底部材上にある前壁体の厚みがあることによりこの前壁体に左右壁体が接触して畳めないため、これを避けるためにはどうしても後壁体を一旦後方へ少し倒した上で左右壁体を内側に折り畳むようにしなければならなかった。してみると、この後壁体を少し倒した中途半端な状態で左右壁体を折り畳む操作は、各壁体が大型であることもあって意外と煩わしく、簡単な作業ではなかった。
本発明は、この点、左右壁体の折り畳みに際して前壁体が邪魔にならない折り畳み構造のかご型パレットを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
底部材1の前後左右の各側縁部に前壁体2と後壁体3と左壁体4と右壁体5を立設状態に設けて成るかご型パレットにおいて、前記底部材1の後側縁部に前記後壁体3を起伏回動自在に枢着してこの後壁体3を底部材1に折り畳み重合可能に構成し、この後壁体3の左右側縁部に枢支部6を設けてこの左右夫々の枢支部6に前記左壁体4の後側縁部と前記右壁体5の後側縁部とを水平回動自在に枢着すると共に、この後壁体3の左右の枢支部6のいずれか一方を後壁体3の後方へ向けて突出せしめて、この後方へ突出する後方枢支部6Aに右壁体5若しくは左壁体4の後側縁部を枢着し、この後方枢支部6Aでない側の前記枢支部6に枢着した左壁体4若しくは右壁体5を水平方向に回動させて後壁体3の外側面に折り畳み重合した後、この折り畳み重合した左壁体4若しくは右壁体5に、前記後方枢支部6Aに枢着した右壁体5若しくは左壁体4を水平方向に回動させて折り畳み重合し得るように構成し、前記後方枢支部6Aに枢着する前記右壁体5若しくは前記左壁体4の後側縁部を後方へ延設して、この後側延設縁部5Aを後方枢支部6Aに枢着する構成とし、前記後方枢支部6Aでない側の前記枢支部6に枢着する前記左壁体4若しくは前記右壁体5に当接してこの左壁体4若しくは右壁体5の内方への水平回動を阻止する前記内方動ストッパ部7を、前記後壁体3の前記後方枢支部6Aでない側の側縁部に前記枢支部6と並設状態にして設けたことを特徴とするかご型パレットに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、左右壁体は夫々を水平外側へ回動させて後壁体の外側面に折り畳むので、前壁体が立設状態か、底部材上に折り畳まれた状態であるかにかかわらず、この左右壁体の折り畳みに際して前壁体が邪魔になることがないため容易に折り畳み操作を行うことができ、しかも、後壁体の左右の枢支部のいずれか一方を後壁体の後方へ向けて突出せしめて、この後方へ突出する後方枢支部に右壁体若しくは左壁体の後側縁部を枢着したため、例えば、先に後壁体の外側面に折り畳まれる左壁体若しくは右壁体の厚みより後方へ後方枢支部が突出配置するように後方枢支部の突出度を設定構成することにより、後から折り畳む右壁体若しくは左壁体が先に折り畳まれた左壁体若しくは右壁体に折り畳み途中で干渉することがなく、従って、左壁体と右壁体とがきちんと整列した重合状態で後壁体の外側面に確実に扁平に折り畳み重合されるように構成することができるので、前後左右の各壁体を底部材上に扁平に折り畳みできる構成を簡易に設計実現可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的なかご型パレットとなる。
また、本発明においては、内方動ストッパ部によって少なくとも後方枢支部でない側の枢支部に枢着した左壁体若しくは右壁体が勝手に内方へ回動することが阻止されるために、左壁体若しくは右壁体が内方へ回動移動していて左壁体若しくは右壁体を外側方向へ回動操作しにくくなってしまうような不都合がない上、最低限の折り畳み回動操作範囲で容易に折り畳み操作することができる一層実用性に秀れた構成のかご型パレットとなる。
また更に、本発明は、右壁体若しくは左壁体を後壁体の後方に突出させた後方枢支部に枢着する構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のかご型パレットとなる
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明のかご型パレットは、不使用時などに扁平に折り畳むことができる。
具体的には、例えば、先ず、左壁体4と右壁体5とを、夫々水平外側方向へ回動させて後壁体3の外側面に折り畳み重合する。
従って、左壁体4と右壁体5は、水平外側へ回動させて後壁体3に折り畳むので、前壁体2が立設状態か底部材1上に折り畳まれた状態であるかにかかわらず、この左右壁体4,5の折り畳みに際して前壁体1が邪魔になることがない。そのため、この左壁体4と右壁体5は、容易に折り畳み操作を行うことができる。
また、この際、後方枢支部6Aでない側の枢支部6に枢着した左壁体4若しくは右壁体5を水平外側方向に回動させて後壁体3の外側面に折り畳み重合した後、この折り畳み重合した左壁体4若しくは右壁体5に、前記後方枢支部6Aに枢着した右壁体5若しくは左壁体4を水平外側方向に回動させて折り畳み重合すると、後から折り畳まれる右壁体5若しくは左壁体4の枢支部6(後方枢支部6A)が後壁体3の後方へ向けて突出しているために、例えば、先に折り畳まれる左壁体4若しくは右壁体5の厚みより後方へ後方枢支部6Aが突出配置するように後方枢支部6Aの突出度を設定構成することにより、後から折り畳む右壁体5若しくは左壁体4が先に折り畳まれた左壁体4若しくは右壁体5に折り畳み途中で干渉することがない。
従って、左壁体4と右壁体5とがきちんと整列した重合状態で後壁体3の外側面に折り畳み重合されるように構成することができるので、左壁体4と右壁体5とを後壁体3に対して確実に扁平に折り畳みできる。
続いて、この右壁体5と左壁体4とが折り畳み重合された後壁体3を底部材1上に伏動回動させ、例えば、この後壁体3の上方に存する左壁体4若しくは右壁体5の上方に前壁体2を折り畳み重合することで、底部材1上に前後左右の各壁体2,3,4,5が重合した扁平状態にできる(前壁体4は最初に底部材1上に折り畳まれる構成でも良い。)。
また、後方枢支部6Aに枢着した右壁体5若しくは左壁体4は、この後方枢支部6Aが後壁体3の後方に位置しているために、もともと内方へは回動移動しにくい構成であるが、例えば、少なくとも前記後方枢支部6Aでない側の前記枢支部6に枢着する前記左壁体4若しくは前記右壁体5を前記後壁体3に対して内方へ水平回動することを阻止する内方動ストッパ部7を、左壁体4若しくは右壁体5又は前記後壁体3に設けたので、この内方動ストッパ部7によって後方枢支部6Aでない側の枢支部6に枢着した左壁体4若しくは右壁体5も勝手に内方へ回動することが阻止されるために、左壁体4と右壁体5とが内方へ回動移動していてこの左壁体4と右壁体5を外側方向へ回動操作しにくくなってしまうような不都合がない。従って、最低限の折り畳み回動操作範囲で左壁体4と右壁体5を容易に折り畳み操作することができる。
また、前記後方枢支部6Aに枢着する前記右壁体5若しくは前記左壁体4の後側縁部を後方へ延設して、この後側延設縁部5Aを後方枢支部6Aに枢着する構成としたので、右壁体5若しくは左壁体4を後壁体3の後方に突出させた後方枢支部6Aに枢着する構成を簡易に設計実現可能となる。
また、前記枢支部6に枢着する前記左壁体4若しくは前記右壁体5に当接してこの左壁体4若しくは右壁体5の内方への水平回動を阻止する前記内方動ストッパ部7を、前記後壁体3の前記後方枢支部6Aでない側の側縁部に前記枢支部6と並設状態にして設けた構成としたので、前記作用効果を確実に発揮する内方動ストッパ部7を簡易構成にして容易に設計実現可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例のかご型パレットは、図1に示すように、方形板状を呈する底部材1の前後左右の各側縁部に、いずれも方形板状を呈する前壁体2と後壁体3と左壁体4と右壁体5とを立設状態に設けている。また、底部材1,前壁体2,後壁体3,左壁体4,右壁体5は、いずれも格子網状に構成して上部が開口するかご型体に構成している。
また、本実施例では、前記底部材1の前側縁部に前記前壁体2を起伏回動自在に枢着してこの前壁体2を底部材1に折り畳み重合可能に構成すると共に、前記底部材1の後側縁部に前記後壁体3を起伏回動自在に枢着してこの後壁体3を底部材1に折り畳み重合可能に構成している。
具体的には、底部材1の前側縁部に螺旋状のヒンジコイル9を横設状態に装着し、このヒンジコイル9に前壁体2の下側縁部を連結することにより、このヒンジコイル9を介して底部材1に対し前壁体3を起伏回動自在に枢着し、また、底部材1の後側縁部に螺旋状のヒンジコイル10を横設状態に装着し、このヒンジコイル10に後壁体3の下側縁部を連結することにより、このヒンジコイル10を介して底部材1に対し後壁体3を起伏回動自在に枢着した構成としている。
また、本実施例では、この後壁体3の左右側縁部に枢支部6を設け、この左右夫々の枢支部6に前記左壁体4の後側縁部と、前記右壁体5の後側縁部とを枢着した構成としている。
具体的には、後壁体3の左右側縁部を前記枢支部6として夫々に螺旋状のヒンジコイル11・12を縦設状態に装着し、この各ヒンジコイル11・12に左壁体4と右壁体5の後側縁部を連結して、立設状態の後壁体3に対し左壁体4と右壁体5とを水平回動自在に枢着した構成としている。図中符号13は、左右壁体4,5がヒンジコイル11・12を介して必要以上に揺動することを防止する平面視長円形状のガイド筒である。
また、本実施例では、この後壁体3の左右の枢支部6のいずれか一方(図面では右側の枢支部6)を後壁体3の後方へ向けて突出するように延設し、この後方へ突出する後方枢支部6Aに右壁体5の後側縁部を枢着し、この後方枢支部6Aでない左側の前記枢支部6に枢着した左壁体4を水平方向に回動させて後壁体3の外側面に折り畳み重合した後、この折り畳み重合した左壁体4に、前記後方枢支部6Aに枢着した右壁体5を水平方向に回動させて折り畳み重合し得るように構成している。
具体的には、図2,図3に示すように、後壁体3の右側縁部を後方へ向けて平面視L字状に折曲形成することで、この右側縁部を後方へ向けて延設突設し、この後方延設部を前記後方枢支部6Aとしてヒンジコイル12を装着し、一方、右壁体5の前後幅寸法を、左壁体4の前後幅寸法よりも長く形成することでこの右壁体5の後側縁部が左壁体4に比して後方へ延設するように構成して、この右壁体5の後側延設縁部5Aを前記後方枢支部6Aにヒンジコイル12により枢着した構成としている(図4参照。)。
また、少なくともこの後方枢支部6Aの後方への突出度を、先に後壁体3の外側面に折り畳まれた左壁体4の厚みより後方へこの後方枢支部6Aが突出配置する突出度に設定構成し、これにより、後から折り畳む右壁体5が先に折り畳まれた左壁体4に折り畳み途中で干渉することがなく、左壁体4と右壁体5とがきちんと整列した重合状態で後壁体3の外側面に折り畳み重合されるように構成している。
従って、図5に示すように、先ず、左壁体4を水平外側方向へ回動させて後壁体3の外側面に折り畳み重合し、次いで右壁体5を水平外側方向へ回動させて左壁体4の外側に折り畳み重合し、次いでこの右壁体5と左壁体4とが折り畳み重合された後壁体3を底部材1上に伏動回動させることで、右壁体5と左壁体4と後壁体3とを、底部材1上に扁平状態に折り畳みできる構成としている。
また、本実施例では、前記後方枢支部6Aでない側の前記枢支部6に枢着する前記左壁体4を前記後壁体3に対して内方へ水平回動することを阻止する内方動ストッパ部7を、前記後壁体3に設けている。
具体的には、図6に示すように、後壁体3の左側縁部の上部内側に、短く切断した線材を付設してこの線材を前記内方動ストッパ部7としている。そして、この内方動ストッパ部7が枢支部6に枢着した前記左壁体4の後側の上部内側面に当接することで、この左壁体4が後壁体3に対して平面視で略直角となっている状態から必要以上に内方へ(後壁体3側へ)水平回動することが阻止される構成としている。
また、右壁体5にあっては、後壁体3の右側縁部の後方枢支部6Aから折曲角部にかけての部位が前記内方動ストッパ部7と同等の機能を発揮する。即ち、この後方枢支部6Aから折曲角部にかけての部位が後方枢支部6Aに枢着した右壁体5の後側延設縁部5Aの内側面に当接することで、この右壁体4が後壁体3に対して平面視で略直角となっている状態から必要以上に内方へ(後壁体3側へ)水平回動することが阻止されることになる構成である。
従って、左壁体4も右壁体5も必要以上に内方へ回動することが阻止される構成であるので、折り畳み時に左壁体4と右壁体5とが後壁体3の内側面の方向に回動してしまって外側への水平回動操作が厄介となるようなことがなく、夫々を確実に枢支部6,後方枢支部6Aを軸にした270度程度の回動操作により左壁体4と右壁体5とを後壁体3に折り畳み重合できる構成としている。
また、本実施例は、前記右壁体5と前記左壁体4とを折り畳み重合した前記後壁体3を底部材1に対して折り畳み重合した後、この後壁体3,右壁体5,左壁体4の上方からこの前壁体2を底部材1に向かって折り畳み重合し得るように構成している。
具体的には、前壁体2は、その下側縁部(後述の下壁部2Bの下側縁部)を後方へ向けて略直角に折曲して折曲部2Cを有する構成とし、この折曲部2Cを前記ヒンジコイル9に枢着連結している。また、この折曲部2Cの後方への突出度合いを、底部材1上に折り畳まれた左右壁体4,5と後壁体3の三枚の壁厚み幅より大きい突出度に設定構成し、これにより、折り畳まれた左右壁体4,5と後壁体3の上から前壁体2を折り畳むと、途中で最上部に配設している右壁体5に前壁体2が干渉することなく、三枚の壁体3,4,5上にきちんと整列した重合状態で前壁体2を折り畳み重合し得るように構成している(図11参照。)。
以下、本実施例を更に詳しく説明する。
本実施例の底部材1は、底部四隅に脚部14(P型脚)を付設している。
また、この底部材1の左右側縁部には、夫々の前後位置に前記脚部14を支持して、扁平に折り畳んだ状態のかご型パレットを上下に積み重ねた状態で格納するための支持部8を設けている。
この支持部8は、U字状のフレームの先端部間に前記脚部14を載置するための板状の載置部8Aを設けた構成としており、この載置部8Aを上に向けた状態で、且つ底部材1上に前後左右の壁体2,3,4,5が折り畳まれた際にこの各壁体2,3,4,5の折り畳み高さよりも高い位置に載置部8Aが位置するようにして底部材1の左右側縁部に付設し、これによりこの各支持部8が、折り畳み時の各壁体2,3,4,5の左右方向への揺動も防止し得る構成としている。
また、この支持部8の載置部8Aは、この載置部8Aの下縁で後述するストッパピン19の荷重(底部材1に加わる荷重)を良好に受け止め得るよう肉厚化している。
本実施例の前壁体2は、上下に二分割された構成とすると共に、この上壁部2Aと下壁部2Bとを横設状態に配した螺旋状のヒンジコイル15で枢着して二つ折り重合し得るように構成している。図中符号20は、上壁部2Aと左壁部2Bがヒンジコイル15を介して必要以上に揺動することを防止する長円筒状のガイド筒である。
また、この前壁体2に、この前壁体2を左右の壁体4,5に係止して倒れないように保持する係止・解除可能な係止手段16を、上壁部2Aの左右部と下壁部2Bの左右部とに夫々設けている。従って、この各係止手段16を解除することで、前壁体2を前方へ開放回動させることができ、また、上壁部2Aの各係止手段16だけを解除することで、この上壁部2Aだけを前方へ開放回動させることもできる構成としている。
本実施例の左壁体4並びに右壁体5は、外側面の前後部に、上下方向に長さを有するL字状の補強フレーム17を付設し、この補強フレーム17の上端部をフックやシャックルを掛止するための掛止部18として、この掛止部18を利用して本実施例のかご型パレットをクレーンなどで吊り上げて移送できるように構成している。また、本実施例のかご型パレットをクレーンなどで吊り上げた際には、左壁体4と右壁体5とを互いに内方(対向内側方向)へ倒れさせようとする力が加わるが、左壁体4が内方へ倒れようとすることを前記内方動ストッパ部7が防止すると共に、右壁体5が内方へ倒れようとすることを前記後壁体3の右側縁部の後方枢支部6Aから折曲角部にかけての部位が防止して、かご型パレットが吊り上げ中も確固に保形される構成としている。
また、この左壁体4並びに右壁体5の、外側面の下部前後部には、前記底部材1のストッパピン19を突設して、このストッパピン19が前記底部材1の支持部8の載置部8Aの下部に当接若しくは近接状態に配設するように設け、本実施例のかご型パレットを前記掛止部18を利用してクレーンなどで吊り上げた際には、このストッパピン19が支持部8の載置部8Aの下部に当接することで、確実に左右壁体4,5と底部材1とが一体化して安全に移送されるように構成している。尚、詳しく図示していないが、底部材1の後側縁部を構成するフレームをアングル材で構成して、この底部材1の後側縁部に折り畳み時にストッパピン19が干渉しないように構成している。
このように構成した本実施例のかご型パレットの具体的な折り畳み方法を説明する。
先ず、前壁体2の前記各係止手段16を解除し、ストッパピン19が載置部8Aに引っ掛からないように左壁体4と右壁体5を内側へ少し撓ませながら後壁体3を後方へ90度程倒す(図7参照。)。
この際、左壁体4と右壁体5とは、支持部8によって外方へ回動しない状態に維持されるので勝手に左壁体4と右壁体5とが外側に開くようなことがなく、この後壁体3を後方へ倒す作業を容易に行うことができる。
続いて、後壁体3を後方へ倒すことで、外側へ回動可能となった左壁体4と右壁体5とを下方へ90度程倒し(図8参照。)、それから再び後壁体3を上方へ90度程起動させて左壁体4を後壁体3の外側面に折り畳み重合し(図9,図10参照。)、次いで右壁体5を左壁体4の外側に折り畳み重合した上でこの右壁体5と左壁体4とが折り畳み重合された後壁体3を底部材1に向かって90度程伏動回動する。
最後に、この後壁体3,右壁体5,左壁体4の上方から前壁体2を底部材1に向かって90度程伏動回動して前壁体2を折り畳み重合することで、全体を扁平状態に折り畳みできる(図11参照。)。
本実施例では図示していないが、前記支持部8を底部材1に対して着脱自在に設け、折り畳みに際してこの支持部8を取り外すようにすれば、図7,図8の操作を省略して直ちに図9からの操作を行うことができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の後壁体を示す斜視図である。 本実施例の後壁体と右壁体との関係を示す説明平断面図である。 本実施例の後方枢支部と右壁体の後縁部との枢着構造を示す部分拡大説明斜視図のである。 本実施例の左壁体と右壁体の後壁体への折り畳み構造を示す説明平面図である。 本実施例の内方動ストッパ部を示す部分拡大説明斜視図である。 本実施例の後壁体を後方へ少し倒した状態を示す説明斜視図である。 図7の状態に続いて、後壁体を更に後方へ倒すと共に左右壁体を倒した状態を示す説明斜視図である。 図8の状態に続いて、後壁体を起こすと共に左右壁体を外側へ回動させた状態を示す説明斜視図である。 図8の状態に続いて、左右壁体を後壁体の外側面に折り畳み重合した状態を示す説明斜視図である。 本実施例の扁平折り畳み状態を示す説明斜視図である。
1 底部材
2 前壁体
3 後壁体
4 左壁体
5 右壁体
5A 後側延設縁部
6 枢支部
6A 後方枢支部
7 内方動ストッパ部

Claims (1)

  1. 底部材の前後左右の各側縁部に前壁体と後壁体と左壁体と右壁体を立設状態に設けて成るかご型パレットにおいて、前記底部材の後側縁部に前記後壁体を起伏回動自在に枢着してこの後壁体を底部材に折り畳み重合可能に構成し、この後壁体の左右側縁部に枢支部を設けてこの左右夫々の枢支部に前記左壁体の後側縁部と前記右壁体の後側縁部とを水平回動自在に枢着すると共に、この後壁体の左右の枢支部のいずれか一方を後壁体の後方へ向けて突出せしめて、この後方へ突出する後方枢支部に右壁体若しくは左壁体の後側縁部を枢着し、この後方枢支部でない側の前記枢支部に枢着した左壁体若しくは右壁体を水平方向に回動させて後壁体の外側面に折り畳み重合した後、この折り畳み重合した左壁体若しくは右壁体に、前記後方枢支部に枢着した右壁体若しくは左壁体を水平方向に回動させて折り畳み重合し得るように構成し、前記後方枢支部に枢着する前記右壁体若しくは前記左壁体の後側縁部を後方へ延設して、この後側延設縁部を後方枢支部に枢着する構成とし、前記後方枢支部でない側の前記枢支部に枢着する前記左壁体若しくは前記右壁体に当接してこの左壁体若しくは右壁体の内方への水平回動を阻止する前記内方動ストッパ部を、前記後壁体の前記後方枢支部でない側の側縁部に前記枢支部と並設状態にして設けたことを特徴とするかご型パレット。
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