JP3210040U - ボックスパレット - Google Patents
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Abstract
【課題】壁パネルが内方へ倒れるのを防止するフック部材の磨耗や損傷を軽減できると共に、確実に係止でき、しかも、フック部材の交換を容易かつ迅速に行うことが可能なボックスパレットを提供する。【解決手段】矩形状の底パネル1と、左右一対の矩形状の側壁パネル2と、矩形状の前壁パネルと、矩形状の後壁パネルと、を備え、底パネルは、各側壁パネルの前縁及び後縁の少なくとも一方に設けた支柱部21に対応して配設される上方突片部15を有し、側壁パネルは、支柱部の下端部21bが底パネルに枢着され、側壁パネルが前後水平状軸心L21廻りに揺動して側内方へ傾倒可能、かつ、起立可能に構成されたボックスパレットに於て、上方突片部15に、水平状軸心L5廻りに揺動自在なフック部材5が設けられ、支柱部は、フック部材の先端爪部51が係止可能な掛かり部6を有し、先端爪部が支柱部の掛かり部に係止して、側壁パネルの側内方への倒れを規制する。【選択図】図2
Description
本考案は、ボックスパレットに関する。
従来、上方開口箱型に組み立てられて使用されるボックスパレットは、矩形状の底パネルと、4枚の矩形状の壁パネルと、を備え、各壁パネルが、傾倒・起立可能に底パネルに連結されていた。そして、底パネルの各角部に、起立状態の壁パネルが外方側へ展開するように倒れるのを規制する平面視L字状の上方突片部を設けていた(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
さらに、特許文献1では、起立状態の壁パネルが、底パネルの上面へ向かって(内方へ)倒れるのを防止するために、丸棒材を平面視コの字状に折曲げたフック部材を壁パネルの支柱部に設けると共に、底パネルの上方突片部の外面にフック部材の先端部が係止する係止凸部を設けていた。
また、特許文献2では、壁パネルの支柱部内に枢着した板状フック部材を、底パネルの上方突片部の上縁に係止させて、起立状態の壁パネルが内方へ倒れるのを防止していた。
さらに、特許文献1では、起立状態の壁パネルが、底パネルの上面へ向かって(内方へ)倒れるのを防止するために、丸棒材を平面視コの字状に折曲げたフック部材を壁パネルの支柱部に設けると共に、底パネルの上方突片部の外面にフック部材の先端部が係止する係止凸部を設けていた。
また、特許文献2では、壁パネルの支柱部内に枢着した板状フック部材を、底パネルの上方突片部の上縁に係止させて、起立状態の壁パネルが内方へ倒れるのを防止していた。
しかし、フック部材を、壁パネルの支柱部に設けているため、揺動した際に、フック部材が所定の待機姿勢で上方突片部に接触せず、スムーズにガイドされず係止できないといった問題や、衝突するように接触して破損するといった問題があった。
また、丸棒のフック部材を上方突片部の係止凸部に係合させるもの(特許文献1に記載のもの)は、壁パネルを起立状にする際に、フック部材が、上方突片部の上部に設けた傾斜状ガイド面と上端面とに摺接するため、磨耗が早いといった問題があった。また、係止状態では、平面視コの字状のフック部材が平面視L字状の上方突片部の外面を廻り込むように配設されるため、フック部材の露出部分が多いという問題もあった。
また、壁パネルの支柱部内に設けたフック部材を、上方突片部の上縁に係止させるもの(特許文献2に記載のもの)は、フック部材の先端が露出しているため、別のボックスパレットやフォークリフト等に接触して、少しでも変形すると、適切な係合力が得られなくなり、部品交換が必要になるといった問題があった。そして、フック部材の交換作業は、支柱部の狭い内部に手や工具を入れる必要があり、作業が非常に困難という問題があった。
また、丸棒のフック部材を上方突片部の係止凸部に係合させるもの(特許文献1に記載のもの)は、壁パネルを起立状にする際に、フック部材が、上方突片部の上部に設けた傾斜状ガイド面と上端面とに摺接するため、磨耗が早いといった問題があった。また、係止状態では、平面視コの字状のフック部材が平面視L字状の上方突片部の外面を廻り込むように配設されるため、フック部材の露出部分が多いという問題もあった。
また、壁パネルの支柱部内に設けたフック部材を、上方突片部の上縁に係止させるもの(特許文献2に記載のもの)は、フック部材の先端が露出しているため、別のボックスパレットやフォークリフト等に接触して、少しでも変形すると、適切な係合力が得られなくなり、部品交換が必要になるといった問題があった。そして、フック部材の交換作業は、支柱部の狭い内部に手や工具を入れる必要があり、作業が非常に困難という問題があった。
そこで、本考案は、壁パネルが内方へ倒れるのを防止するフック部材の磨耗や損傷を軽減できると共に、確実に係止でき、しかも、フック部材の交換を容易かつ迅速に行うことが可能なボックスパレットの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案のボックスパレットは、矩形状の底パネルと、左右一対の矩形状の側壁パネルと、矩形状の前壁パネルと、矩形状の後壁パネルと、を備え、上記底パネルは、上記各側壁パネルの前縁及び後縁の少なくとも一方に設けた支柱部に対応して配設される上方突片部を有し、上記側壁パネルは、上記支柱部の下端部が上記底パネルに枢着され、上記側壁パネルが前後水平状軸心廻りに揺動して側内方へ傾倒可能、かつ、起立可能に構成されたボックスパレットに於て、上記上方突片部に、水平状軸心廻りに揺動自在なフック部材が設けられ、上記支柱部は、上記フック部材の先端爪部が係止可能な掛かり部を有し、上記フック部材の先端爪部が上記支柱部の上記掛かり部に係止して、上記側壁パネルの側内方への倒れを規制するように構成したものである。
また、上記掛かり部は、上記支柱部の側壁に貫設した窓部の開口下端縁部から成る。
また、上記フック部材は、一端側に上記先端爪部を有し、他端側に上記先端爪部を上記掛かり部との離脱位置まで上昇揺動するように使用者の足で踏みつけ自在な係止解除用のフット操作部を有するものである。
また、上記掛かり部は、上記支柱部の側壁に貫設した窓部の開口下端縁部から成る。
また、上記フック部材は、一端側に上記先端爪部を有し、他端側に上記先端爪部を上記掛かり部との離脱位置まで上昇揺動するように使用者の足で踏みつけ自在な係止解除用のフット操作部を有するものである。
本考案によれば、側壁パネルが側内方へ倒れるのを防止するフック部材を適切な姿勢で安定させて待機させることができ、スムーズかつ確実に側壁パネルに係止させることができる。フック部材の磨耗や、別のボックスパレット等の他物体との接触による損傷(故障)を軽減できる。フック部材の部品交換を容易かつ迅速に行うことができる。係止操作及び係止解除操作を容易かつ確実に行うことができる。
以下、図示の実施形態に基づき本考案を詳説する。
本考案のボックスパレットは、図1に示すように、上方開口箱型に組み立てられて使用されるものであって、平面視矩形状の底パネル1と、底パネル1に前後水平状軸心L21廻りに傾倒・起立可能に枢着された左右一対の側壁パネル2,2と、底パネル1に左右水平状軸心廻りに傾倒・起立可能に連結された前壁パネル3と、底パネル1に左右水平状軸心廻りに傾倒・起立可能に連結された後壁パネル4と、を備えている。
本考案のボックスパレットは、図1に示すように、上方開口箱型に組み立てられて使用されるものであって、平面視矩形状の底パネル1と、底パネル1に前後水平状軸心L21廻りに傾倒・起立可能に枢着された左右一対の側壁パネル2,2と、底パネル1に左右水平状軸心廻りに傾倒・起立可能に連結された前壁パネル3と、底パネル1に左右水平状軸心廻りに傾倒・起立可能に連結された後壁パネル4と、を備えている。
底パネル1は、平面視矩形枠型の金属製のベース部10と、ベース部10に固着する水平面状の金属製の底網部11と、ベース部10の4つの各角部に下方突出状に設けられる金属製の脚部12と、ベース部10の4つの各角部に上方突出状に設けられると共に平面視で角部に沿った平面視L字状の金属製の上方突片部15と、を一体状に有している。
側壁パネル2は、前縁・後縁に夫々配設される金属製の角パイプ状の支柱部21,21と、前後一対の支柱部21,21の間に配設され支柱部21に固着される金属製の側網部22と、側網部22の上縁部を補強する金属製の板状の側梁状部20を一体状に有している。また、図示省略したが、各支柱部21の上部に、クレーンやフォークリフト等の吊り上げ機に係止可能な金属製の吊り輪部材を付設している。
支柱部21の下端部21bは、上方突片部15の内面側と、ベース部10の角部近傍かつ左右側枠部に突設されている金属製の軸支持部14と、の間に配設され、軸支持部14と上方突片部15とに支持された金属製の枢支軸が前後方向に挿通して、底パネル1に枢着されている。
ここで、図示省略するが、上方開口箱型に組み立てられる前は、前壁・後壁パネル3,4は、相互に上下方向に重なるように底パネル1の上面に倒れた倒伏(傾倒)姿勢であり、その前壁・後壁パネル3,4上に、左右一方の側壁パネル2と左右他方の側壁パネル2とが、相互に上下方向に積み重なるように倒れて倒伏姿勢となった折畳積層状態である。
そして、上方開口箱型に組み立てる際に、先ず、左右一方の側壁パネル2を起こして鉛直面状の起立姿勢にし、左右他方の側壁パネル2を起こして起立状姿勢にし、その後、前壁パネル3及び後壁パネル4の一方を起こして起立姿勢にし、前壁パネル3及び後壁パネル4の他方を起こして起立姿勢にする。
この組み立ての際、起立(状)姿勢に起こした側壁パネル2,2の支柱部21が、底パネル1の上方突片部15の側片部15dの内面に当接することで、側外方へ倒れない(展開しない)ように構成している。
さらに、図1乃至図4に示すように、底パネル1の前角部の上方突片部15(15A)に、前後方向に沿った水平状軸心L5廻りに揺動自在なフック部材5を設け、かつ、前縁の支柱部21(21A)にフック部材5の先端爪部51が係止可能な掛かり部6を設けている。
なお、図2は、上述した折畳積層状態を図示しているが、側壁パネル2を見やすくするために、前壁・後壁パネル3,4と、左右他方の側壁パネル2と、底網部11と、脚部12とを、図示省略している。また、図3と図4に於て、前壁パネル3を図示省略している。
なお、図2は、上述した折畳積層状態を図示しているが、側壁パネル2を見やすくするために、前壁・後壁パネル3,4と、左右他方の側壁パネル2と、底網部11と、脚部12とを、図示省略している。また、図3と図4に於て、前壁パネル3を図示省略している。
フック部材5は、金属製の一枚板状であって、上方突片部15(15A)の側片部15dを左右方向に貫通する窓型の孔部70に挿通されている。
フック部材5は、フック部材5を前後方向に挿通する軸部材71と、軸部材71の両端部を支持すると共に側片部15dから左右外方に突出する前後一対の金属製の枢支片部72,72と、によって上方突片部15に枢着されている。
フック部材5は、フック部材5を前後方向に挿通する軸部材71と、軸部材71の両端部を支持すると共に側片部15dから左右外方に突出する前後一対の金属製の枢支片部72,72と、によって上方突片部15に枢着されている。
フック部材5は、一端側(左右内方側)に先端爪部51を有し、他端側(左右外方側)に係止解除用のフット操作部52を有している。
先端爪部51は、図2及び図3(a)のフック部材5の待機姿勢で、鉛直面状となる係止面51eと、係止面51eの下端縁から左右内方へ向かって上傾状に形成されたガイド面51fと、を有している。
フット操作部52は、山型突片状に形成され、待機姿勢において、枢支片部72の上端面よりも上方へ突出させて、足での操作を容易としている。
先端爪部51は、図2及び図3(a)のフック部材5の待機姿勢で、鉛直面状となる係止面51eと、係止面51eの下端縁から左右内方へ向かって上傾状に形成されたガイド面51fと、を有している。
フット操作部52は、山型突片状に形成され、待機姿勢において、枢支片部72の上端面よりも上方へ突出させて、足での操作を容易としている。
掛かり部6は、支柱部21の左右外方側の側壁21dに貫設した窓部60の開口下端縁部60bである。窓部60は、フック部材5の先端爪部51が、支柱部21の内部空間に抜き差し可能(侵入・脱出可能)に形成している。
次に、本考案のボックスパレットの使用方法(作用)について説明する。
図2及び図3(a)に示すように、側壁パネル2が、底パネル1の上面側へ倒れた倒伏姿勢(状態)において、フック部材5は、自重により、孔部70の開口下端縁部に当接して、長手方向が水平状(係止面51eが鉛直面状)となった所定の待機姿勢に保持される。
先端爪部51は、待機姿勢において、上方突片部15で形成される隅空間部(側外方から見て側片部15dに隠され、かつ、前方から見て前片部に隠された空間)によって、別のボックスパレット等の他物体からの衝突に対して保護されている。
図2及び図3(a)に示すように、側壁パネル2が、底パネル1の上面側へ倒れた倒伏姿勢(状態)において、フック部材5は、自重により、孔部70の開口下端縁部に当接して、長手方向が水平状(係止面51eが鉛直面状)となった所定の待機姿勢に保持される。
先端爪部51は、待機姿勢において、上方突片部15で形成される隅空間部(側外方から見て側片部15dに隠され、かつ、前方から見て前片部に隠された空間)によって、別のボックスパレット等の他物体からの衝突に対して保護されている。
そして、図3(b)に示すように、使用者(作業者)が側壁パネル2を鉛直面状の起立姿勢に起こそうとすると、フック部材5のガイド面51fに、開口下端縁部60b(掛かり部6)が接近して当接し、さらに、側壁パネル2が鉛直面状に近づくにつれて、ガイド面51fが開口下端縁部60bに摺接し、先端爪部51を上方へ揺動させて、先端爪部51(係止面51e)が開口下端縁部60bを乗り越えて支柱部21の内部空間に侵入する。フック部材5を固定側である上方突片部15に設けているので、待機姿勢が確実に保持され(安定し)、スムーズにガイドされて支柱部21内に侵入できる。
図3(c)に示すように、側壁パネル2が鉛直面状の起立姿勢になると、先端爪部51が支柱部21内に侵入し、フック部材5は、自重により待機姿勢と同様の所定の係止完了姿勢となり、係止面51eが開口下端縁部60bよりも左右内方へ配設されると共に、係止面51eが開口下端縁部60bと対面状に配設された係止完了状態となる。
使用者が側壁パネル2から手を離した際に、側壁パネル2が側内方(左右内方)へ倒れようとしても、開口下端縁部60bが係止面51eに当接して、倒れが阻止される。
この係止完了状態において、先端爪部51は、支柱部21の内部に配設され、保護される。また、側壁パネル2は、上方突片部15の側片部15dによって、側外方へ倒れる(左右外方側へ展開する)のが阻止される。
使用者が側壁パネル2から手を離した際に、側壁パネル2が側内方(左右内方)へ倒れようとしても、開口下端縁部60bが係止面51eに当接して、倒れが阻止される。
この係止完了状態において、先端爪部51は、支柱部21の内部に配設され、保護される。また、側壁パネル2は、上方突片部15の側片部15dによって、側外方へ倒れる(左右外方側へ展開する)のが阻止される。
上述のように、左右一方側の側壁パネル2を起立姿勢にした後、左右他方側の側壁パネル2も同様に起立姿勢にすると、左右他方側の上方突片部15とフック部材5と掛かり部6とによって起立姿勢が保持された状態となる。
左右の側壁パネル2,2を起立姿勢にした後、前壁パネル3及び後壁パネル4を起立姿勢にして、側壁パネル2に係止させて、起立姿勢を保持させ、全体を上方開口箱型の使用状態にする。なお、前壁パネル3と後壁パネル4を起立姿勢にする順番は自由である。
ここで、フット操作部52は、上方突片部15の側片部15dの外面側に配設されているので、側壁パネル2を起立姿勢にした後に、前壁パネル3を起立姿勢に起こす際に、使用者の邪魔にならず、使用者の足との接触を防止できる。
そして、上方開口箱型の使用状態から、上述した折畳積層状態(収納状態)にする際は、左右の側壁パネル2,2と、前壁・後壁パネル3,4と、の係止を解除して、前壁・後壁パネル3,4を、底パネル1の上面に重なるように倒した倒伏姿勢にする。
その後、側壁パネル2を、側内方へ倒すために、図4に示すように、フック部材5のフット操作部52を足で踏みつけて先端爪部51を開口下端縁部60bとの離脱位置まで上昇揺動させる。側壁パネル2が側内方へ傾倒しても先端爪部51にて阻止されず、傾倒が可能となり、底パネル1の上面側へ倒された倒伏(横倒れ)姿勢にできる。
その後、側壁パネル2を、側内方へ倒すために、図4に示すように、フック部材5のフット操作部52を足で踏みつけて先端爪部51を開口下端縁部60bとの離脱位置まで上昇揺動させる。側壁パネル2が側内方へ傾倒しても先端爪部51にて阻止されず、傾倒が可能となり、底パネル1の上面側へ倒された倒伏(横倒れ)姿勢にできる。
ここで、フット操作部52は、上方突片部15の側片部15dの外面側に配設されているので、側壁パネル2を左右内方側へ倒す際に、使用者が側壁パネル2と対面状に立って側壁パネル2を把持していても、足で、係止解除操作を安全かつ容易に行うことができる。
また、フック部材5の枢着部(軸部材71と枢支片部72,72)は、上方突片部15の側外方側に配設されるので、フック部材5の交換作業(軸部材71の着脱作業)を容易かつ迅速に行うことができる。
また、フック部材5の枢着部(軸部材71と枢支片部72,72)は、上方突片部15の側外方側に配設されるので、フック部材5の交換作業(軸部材71の着脱作業)を容易かつ迅速に行うことができる。
また、図1乃至図4の実施形態は、フック部材5を、上方突片部15の上下中間部に配設し、上方突片部15の上下中間部に貫設した窓型の孔部70を挿通させているが、図5に示す他の実施形態のように、フック部材5を、上方突片部15の上端部に設け、孔部70を、上方突片部15の上端縁から下方へ切り欠いた切欠型とするも良い。孔部70の形成が容易になると共に、フック部材5の交換作業をより容易に行うことが可能となる。他の構成及び作用効果は、上述の実施形態と同様である。
なお、本考案は設計変更可能であって、後角部の上方突片部15(15B)の側片部15dにフック部材5を設け、後縁の支柱部21(21B)の側壁21dに窓部60を設けても良い。掛かり部6は、窓部60の開口下端縁部60bに限らず、凹部(窪部)や突片や軸部で構成するも良い。底パネル1や各壁パネル2,3,4は、図示の網(柵)型に限らず、鋼板等の板型であっても良い。
なお、前壁パネル3は、図1に示すように、ベース部10に前後揺動自在に金具等により連結された金属製の前下網部(前下ゲート部)31と、前下網部31の上縁部に金属製のコイル状線材等により前後揺動自在に連結される金属製の前上網部(前上ゲート部)32と、前上網部32の上縁部に固着して補強する金属製の板状の前梁状部30と、前下網部31に設けられ前下網部31の揺動を阻止するためのストッパシャフト付き前下ハンドル33,33と、前上網部32に設けられ前上網部32の揺動を阻止するためのストッパシャフト付き前上ハンドル34,34と、を備えている。
前下・前上ハンドル33,34を左右外方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、側壁パネル2の前縁の支柱部21(21A)に設けたストッパ用孔部に差し込むことで係止状態となり、揺動(開放)を阻止している。前下・前上ハンドル33,34を左右内方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、ストッパ用孔部から抜くことで、係止解除状態となり、揺動可能としている。
前壁パネル3は、上述のような分割ゲート構造を有するものに限らず、1枚の前網部と前梁状部30とで構成されるものであっても良い。また、前梁状部30を省略するも良い。或いは、前壁パネル3は、側壁パネル2の前縁に鉛直状軸心廻りに揺動自在に連結されたもの(横開き扉式)であっても良い。
前下・前上ハンドル33,34を左右外方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、側壁パネル2の前縁の支柱部21(21A)に設けたストッパ用孔部に差し込むことで係止状態となり、揺動(開放)を阻止している。前下・前上ハンドル33,34を左右内方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、ストッパ用孔部から抜くことで、係止解除状態となり、揺動可能としている。
前壁パネル3は、上述のような分割ゲート構造を有するものに限らず、1枚の前網部と前梁状部30とで構成されるものであっても良い。また、前梁状部30を省略するも良い。或いは、前壁パネル3は、側壁パネル2の前縁に鉛直状軸心廻りに揺動自在に連結されたもの(横開き扉式)であっても良い。
後壁パネル4は、図1に示すように、ベース部10に前後揺動自在に金具等により連結された金属製の後下網部(後下ゲート部)41と、後下網部41の上縁部に金属製のコイル状線材等により前後揺動自在に連結される金属製の後上網部(後上ゲート部)42と、後上網部42の上縁部に固着して補強する金属製の板状の後梁状部40と、後下網部41に設けられ後下網部41の揺動を阻止するためのストッパシャフト付き後下ハンドル(図示省略)と、後上網部42に設けられ後上網部42の揺動を阻止するためのストッパシャフト付き後上ハンドル(図示省略)と、を備えている。
後下・後上ハンドルを左右外方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、側壁パネル2の後縁の支柱部21(21B)に設けたストッパ用孔部に差し込むことで、係止状態となり、揺動(開放)を阻止している。後下・後上ハンドルを左右内方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、ストッパ用孔部から抜くことで、係止解除状態となり、揺動可能としている。
後壁パネル4は、上述のような分割ゲート構造を有するものに限らず、1枚の後網部と後梁状部40とで構成されるものであっても良い。また、後梁状部40を省略するも良い。或いは、後壁パネル4は、側壁パネル2の後縁に鉛直状軸心廻りに揺動自在に連結されたもの(横開き扉式)であっても良い。
後下・後上ハンドルを左右外方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、側壁パネル2の後縁の支柱部21(21B)に設けたストッパ用孔部に差し込むことで、係止状態となり、揺動(開放)を阻止している。後下・後上ハンドルを左右内方へ移動させて、ストッパシャフトの先端を、ストッパ用孔部から抜くことで、係止解除状態となり、揺動可能としている。
後壁パネル4は、上述のような分割ゲート構造を有するものに限らず、1枚の後網部と後梁状部40とで構成されるものであっても良い。また、後梁状部40を省略するも良い。或いは、後壁パネル4は、側壁パネル2の後縁に鉛直状軸心廻りに揺動自在に連結されたもの(横開き扉式)であっても良い。
以上のように、本考案のボックスパレットは、矩形状の底パネル1と、左右一対の矩形状の側壁パネル2,2と、矩形状の前壁パネル3と、矩形状の後壁パネル4と、を備え、上記底パネル1は、上記各側壁パネル2の前縁及び後縁の少なくとも一方に設けた支柱部21に対応して配設される上方突片部15を有し、上記側壁パネル2は、上記支柱部21の下端部21bが上記底パネル1に枢着され、上記側壁パネル2が前後水平状軸心L21廻りに揺動して側内方へ傾倒可能、かつ、起立可能に構成されたボックスパレットに於て、上記上方突片部15に、水平状軸心L5廻りに揺動自在なフック部材5が設けられ、上記支柱部21は、上記フック部材5の先端爪部51が係止可能な掛かり部6を有し、上記フック部材5の先端爪部51が上記支柱部21の上記掛かり部6に係止して、上記側壁パネル2の側内方への倒れを規制するように構成したので、側壁パネル2が側内方へ倒れるのを防止するフック部材5を適切な姿勢で待機させることができ、スムーズかつ確実に側壁パネル2に係止させることができる。フック部材5の磨耗や、接触による損傷を軽減できる。フック部材5の部品交換を容易かつ迅速に行うことができる。係止操作及び係止解除操作を容易かつ確実に行うことができる。
また、上記掛かり部6は、上記支柱部21の側壁21dに貫設した窓部60の開口下端縁部60bから成るので、構造を簡素化でき、故障を軽減できる。先端爪部51を支柱部21の内部に侵入させて保護できる。
また、上記フック部材5は、一端側に上記先端爪部51を有し、他端側に上記先端爪部51を上記掛かり部6との離脱位置まで上昇揺動するように使用者の足で踏みつけ自在な係止解除用のフット操作部52を有するので、使用者が手で側壁パネル2を把持した状態で、容易かつ迅速に係止解除操作を行うことができる。
1 底パネル
2 側壁パネル
3 前壁パネル
4 後壁パネル
5 フック部材
6 掛かり部
15 上方突片部
21 支柱部
21b 下端部
21d 側壁
51 先端爪部
52 フット操作部
60 窓部
60b 開口下端縁部
2 側壁パネル
3 前壁パネル
4 後壁パネル
5 フック部材
6 掛かり部
15 上方突片部
21 支柱部
21b 下端部
21d 側壁
51 先端爪部
52 フット操作部
60 窓部
60b 開口下端縁部
Claims (3)
- 矩形状の底パネル(1)と、左右一対の矩形状の側壁パネル(2)(2)と、矩形状の前壁パネル(3)と、矩形状の後壁パネル(4)と、を備え、
上記底パネル(1)は、上記各側壁パネル(2)の前縁及び後縁の少なくとも一方に設けた支柱部(21)に対応して配設される上方突片部(15)を有し、
上記側壁パネル(2)は、上記支柱部(21)の下端部(21b)が上記底パネル(1)に枢着され、上記側壁パネル(2)が前後水平状軸心(L21)廻りに揺動して側内方へ傾倒可能、かつ、起立可能に構成されたボックスパレットに於て、
上記上方突片部(15)に、水平状軸心(L5)廻りに揺動自在なフック部材(5)が設けられ、
上記支柱部(21)は、上記フック部材(5)の先端爪部(51)が係止可能な掛かり部(6)を有し、
上記フック部材(5)の先端爪部(51)が上記支柱部(21)の上記掛かり部(6)に係止して、上記側壁パネル(2)の側内方への倒れを規制するように構成したことを特徴とするボックスパレット。 - 上記掛かり部(6)は、上記支柱部(21)の側壁(21d)に貫設した窓部(60)の開口下端縁部(60b)から成る請求項1記載のボックスパレット。
- 上記フック部材(5)は、一端側に上記先端爪部(51)を有し、他端側に上記先端爪部(51)を上記掛かり部(6)との離脱位置まで上昇揺動するように使用者の足で踏みつけ自在な係止解除用のフット操作部(52)を有する請求項1又は2記載のボックスパレット。
Priority Applications (1)
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JP2017000524U JP3210040U (ja) | 2017-02-09 | 2017-02-09 | ボックスパレット |
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Family Applications (1)
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