JP5161915B2

JP5161915B2 - かご型パレット

Info

Publication number: JP5161915B2
Application number: JP2010088170A
Authority: JP
Inventors: 勝通伊藤
Original assignee: Ito Corp
Current assignee: Ito Corp
Priority date: 2010-04-06
Filing date: 2010-04-06
Publication date: 2013-03-13
Anticipated expiration: 2030-04-06
Also published as: JP2011219109A

Description

本発明は、貨物などをクレーンなどの搬送装置で吊り上げ搬送する際に用いるかご型パレットに関するものである。

クレーンなどの搬送装置で吊り上げ搬送可能なかご型パレットは、下記特許文献１のように、方形状の底部材の前後左右の各側縁部に、格子網状をなす前壁体と後壁体と左壁体と右壁体とで成る周壁部が立設状態に設けられて上方が開口するかご形体に構成され、例えば、前壁体の上部左右部と後壁体の上部左右部とに連結部が設けられていて、この前後左右合計四箇所の連結部に搬送装置から垂下するロープ先端（下端）のフックやシャックルなどの連結具を連結することで吊り上げ搬送可能な構成とされている。

また、この種の吊り下げ搬送可能なかご型パレットには、底部材の四隅部に脚部が垂設されると共に、この脚部の側方に前記周壁部に上方から載置可能な載置部が設けられ、この載置部を周壁部の上縁部に載置することでかご型パレットを上下に段積みできるように構成されている。

特開２００９−１８８３１号公報

この種の吊り上げ搬送可能なかご型パレットは、パレット内に収納した運搬物の軽いものなどが風などの影響でパレット外へ飛散してしまうことがあるので、上部開口部に蓋を設けることが望まれている。

しかし、蓋を設けてしまうと、段積みする際に蓋と脚部が干渉して安定的に段積みできなくなってしまったり、蓋上に脚部が載ることで蓋の変形を生じてしまうことが懸念されるため、吊り上げ搬送を目的とするこの種かご型パレットには蓋が設けられているものはなかった。

本発明は、このような現状に鑑み、吊り上げ搬送可能なかご型パレットの上部開口部に開閉可能な閉塞蓋体を設けることによって、運搬物の外部への飛散を防止できるようにすると共に、閉塞蓋体で上部開口部を閉塞したままでも安定的に段積みすることが可能となる非常に実用的なかご型パレットを提供するものである。

添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。

クレーンなどの搬送装置で吊り上げ搬送するものであって、方形状の底部材１の四隅部に脚部２を垂設すると共に、この底部材１の前後左右の周縁部に、前壁体７と後壁体８と左壁体９と右壁体10とから成る周壁部３を立設状態に設けた上部開口形のかご型パレットＡにおいて、前記周壁部３の上部開口部に、この上部開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体４を設け、前記底部材１若しくは前記各脚部２に前記周壁部３の上縁部に対して上方から載置可能な載置部５を設けて、この各載置部５を周壁部３の上縁部に載置することで複数のかご型パレットＡを上下に段積みし得るように構成すると共に、この各載置部５を周壁部３の上縁部に載置した際に前記各脚部２が前記閉塞蓋体４に載置することを避ける脚避け用開口部６を、閉塞蓋体４の四隅部に設け、前記脚部２の側部に前記載置部５を設けると共に、この載置部５は前記周壁部３より外方へ突出状態に設けて、この載置部５を周壁部３の上縁部に載置することで前記かご型パレットＡを上下に段積みした際に前記脚部２が前記周壁部３の内側に配設するように構成し、この周壁部３の内側に位置する脚部２を、前記閉塞蓋体４上に載置することなく上方から挿入可能な脚部用切欠部６を前記閉塞蓋体４の四隅部に設けて、この脚部用切欠部６を前記脚避け用開口部６としたことを特徴とするかご型パレットに係るものである。

また、前記周壁部３の上部に、前記搬送装置の連結具11を連結するための連結部12を設けた前記かご型パレットＡにおいて、前記連結部12の位置に対応する前記閉塞蓋体４の周縁部に、この連結部12に連結した前記連結具11を避ける連結具避け用開口部13を設けたことを特徴とする請求項１記載のかご型パレットに係るものである。

また、前記連結具11を挿入可能な連結具用切欠部13を前記閉塞蓋体４の周縁部に設けて、この連結具用切欠部13を前記連結具避け用開口部13としたことを特徴とする請求項２記載のかご型パレットに係るものである。

本発明は上述のように構成したから、クレーンなどの搬送装置でかご型パレットを吊り上げ搬送する際に、収納した搬送物の飛散を閉塞蓋体で阻止することができ、また、閉塞蓋体付でありながら安定的な段積みが可能であると共に、段積み時に閉塞蓋体の変形も生じることがないなど、極めて実用性に優れたかご型パレットとなる。

また、本発明においては、載置部付の脚部を有する既存のかご型パレットに容易に適用可能である上、脚部が閉塞蓋体に干渉しない脚避け用開口部の構成を簡易に設計実現可能となるなど、一層実用性に優れたかご型パレットとなる。

また、請求項２，３記載の発明においては、閉塞蓋体に連結具避け用開口部を設けたから、閉塞蓋体に干渉することなく搬送装置の連結具をかご型パレットの連結部に連結することができ、特に請求項３記載の発明によれば、前記連結具避け用開口部を簡易に設計実現可能となるなど、一層実用性に優れたかご型パレットとなる。

実施例１を示す斜視図である。実施例１の閉塞蓋体を分解した状態を示す斜視図である。実施例１の閉塞蓋体を全開放した状態を示す側面図である。実施例１の閉塞蓋体を半開放した状態を示す側面図である。実施例１の扁平折り畳み状態を示す斜視図である。実施例１の段積み状態を示す斜視図である。実施例１の搬送装置による吊り上げ搬送状態を示す説明斜視図である。図７の状態における、搬送装置の連結具とかご型パレットの連結部との連結状態を示す説明部分拡大斜視図である。実施例２を示す斜視図である。実施例２の閉塞蓋体を分解した状態を示す概略説明斜視図である。実施例３を示す斜視図である。実施例３の閉塞蓋体を分解した状態を示す概略説明斜視図である。実施例３の扁平折り畳み状態を示す斜視図である。

好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。

かご型パレットＡの周壁部３の上部開口部を閉塞蓋体４で開閉自在に閉塞することができる。

従って、搬送物の保管時や、クレーンなどの搬送装置でかご型パレットＡを吊り上げ搬送する際などに周壁部３の上部開口部を閉塞蓋体４で閉塞しておくと、この閉塞蓋体４によりかご型パレットＡ内に収納した搬送物の飛散が阻止されることになる。

また、底部材１若しくは脚部２に設けた載置部５を、周壁部３の上縁部に上方から載置することで複数のかご型パレットＡを上下に段積みすることができるが、この際、上段のかご型パレットＡの脚部２は、下段のかご型パレットＡの閉塞蓋体４の四隅部の脚避け用開口部６に配されて閉塞蓋体４上に載置することがない。

従って、かご型パレットＡを段積みする際に閉塞蓋体４と脚部２とが干渉することはなく、これにより閉塞蓋体４付でありながら安定的な段積みが可能であると共に、段積み時に閉塞蓋体４の変形も生じない。

また、前記脚部２の側部に前記載置部５を設けると共に、この載置部５は前記周壁部３より外方へ突出状態に設けて、この載置部５を周壁部３の上縁部に載置することで前記かご型パレットＡを上下に段積みした際に前記脚部２が前記周壁部３の内側に配設するように構成し、この周壁部３の内側に位置する脚部２を、前記閉塞蓋体４上に載置することなく上方から挿入可能な脚部用切欠部６を前記閉塞蓋体４の四隅部に設けて、この脚部用切欠部６を前記脚避け用開口部６としたから、脚部２の側部に設けた載置部５を他のかご型パレットＡの周壁部３の上縁部に載置すると、上段のかご型パレットＡの脚部２が下段のかご型パレットＡの周壁部３の内側に配設すると共に、この上段のかご型パレットＡの脚部２が下段のかご型パレットＡの閉塞蓋体４の脚部用切欠部６（脚避け用開口部６）に上方から挿入配設して、脚部２と閉塞蓋体４とが干渉しない。また、この構成の場合、Ｐ型脚などの載置部５付の脚部２を有する既存のかご型パレットＡに対して容易に適用可能である。

また、例えば、前記周壁部３の上部に、前記搬送装置の連結具11を連結するための連結部12を設けた前記かご型パレットＡにおいて、前記連結部12の位置に対応する前記閉塞蓋体４の周縁部に、この連結部12に連結した前記連結具11を避ける連結具避け用開口部13を設ければ、閉塞蓋体４が周壁部３の上部開口部を閉塞したままでも、搬送装置の連結具11を閉塞蓋体４に干渉することなく連結部12に連結することができる。

本発明の具体的な実施例１について図１〜図８に基づいて説明する。

本実施例のかご型パレットＡは、図１に示すように、方形板状を呈する底部材１の四隅部に脚部２を垂設すると共に、この底部材１の前後左右の各側縁部に、いずれも方形板状を呈する前壁体７と後壁体８と左壁体９と右壁体10とを立設状態に設けて、この前壁体７と後壁体８と左壁体９と右壁体10とで底部材１を囲う周壁部３を構成している。また、底部材１，前壁体７，後壁体８，左壁体９，右壁体10は、いずれも格子網状に構成して上部が開口する網かご型体に構成している。

また、本実施例では、前記底部材１の前側縁部に前記前壁体７を起伏回動自在に枢着してこの前壁体７を底部材１上に折り畳み重合可能に構成すると共に、前記底部材１の後側縁部に前記後壁体８を起伏回動自在に枢着してこの後壁体８を底部材１上に折り畳み重合可能に構成している。

具体的には、底部材１の前側縁部に螺旋状のヒンジコイル14を横設状態に装着し、このヒンジコイル14に前壁体７の下側縁部を連結することにより、このヒンジコイル14を介して底部材１に対し前壁体７を起伏回動自在に枢着し、また、底部材１の後側縁部に螺旋状のヒンジコイル15を横設状態に装着し、このヒンジコイル15に後壁体８の下側縁部を連結することにより、このヒンジコイル15を介して底部材１に対し後壁体８を起伏回動自在に枢着した構成としている。

また、本実施例では、この後壁体８の左右側縁部夫々に螺旋状のヒンジコイル16・17を縦設状態に装着し、この各ヒンジコイル16・17に左壁体９と右壁体10の後側縁部を連結して、立設状態の後壁体８に対し左壁体９と右壁体10とを水平回動自在に枢着した構成としている。

従って、例えば、先ず、左壁体９を水平内側方向へ回動させて後壁体８の内側面に折り畳み重合し、次いで右壁体10を水平内側方向へ回動させて左壁体９の外側面に折り畳み重合し、次いでこの右壁体10と左壁体９とが折り畳み重合された後壁体８を底部材１上に伏動回動させることで、右壁体10と左壁体９と後壁体８とを、底部材１上に偏平状態に折り畳みできる構成としている。

また、本実施例は、前壁体７を底部材１に対して折り畳み重合した後、この前壁体７の上方から前記右壁体10と前記左壁体９とを折り畳み重合した前記後壁体８を底部材１に向かって折り畳み重合することで扁平な折り畳み状態（格納状態）とし得るように構成している。

また、前記各脚部２は、側部に載置部５が突設された既存のＰ型脚を採用し、この載置部５を左右外側方向に向けて突設すると共に、各載置部５がいずれも左右壁体９・10より外方へ突出状態となるようにして各脚部２を底部材１の下面の四隅部に付設している。

また、前記底部材１の左右側縁部には、夫々の前後位置に前記脚部２の載置部５を支持して、偏平に折り畳んだ状態のかご型パレットＡを上下に積み重ねた状態で格納するための支持部18を設けている。

また、前記載置部５は、立設状態の前記周壁部３の上縁部（本実施例の場合、左右壁体９・10の上縁部）にも載置可能であり、この載置部５を周壁部３の上縁部に載置することで複数のかご型パレットＡを上下に段積みし得るように構成している。

また、本実施例の前壁体７は、上下に二分割された構成とすると共に、この上壁部７Ａと下壁部７Ｂとを横設状態に配した螺旋状のヒンジコイル19で枢着して二つ折り重合し得るように構成している。

また、この前壁体７に、この前壁体７を左右の壁体９，10に係止して倒れないように保持する係止・解除可能な係止手段20を、上壁部７Ａの左右部と下壁部７Ｂの左右部とに夫々設けている。従って、この各係止手段20を解除することで、前壁体７を前方へ開放回動させることができ、また、上壁部７Ａの各係止手段20だけを解除することで、この上壁部７Ａだけを前方へ開放回動させることもできる構成としている。

また、本実施例の前壁体７と後壁体８には、外側面の左右部に逆Ｕ字状の補強フレーム21を付設し、この補強フレーム21の上端部を、クレーンなどの搬送装置にロープを介して設けられたフックやシャックルなどの連結具11を掛止連結するための連結部12として、この連結部12を利用して本実施例のかご型パレットＡを搬送装置で吊り上げて搬送できるように構成している。

本実施例は、前記周壁部３の上部開口部に、この上部開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体４を設けている。

具体的には、閉塞蓋体４は、図２に示すように格子網状であって周壁部３の上部開口部３の形に略合致する方形板状体とし、この閉塞蓋体４を周壁部３の上部開口部に起伏開閉回動自在に設けている。

この閉塞蓋体４の起伏開閉回動構造は、前記後壁体８の上側縁部に螺旋状のヒンジコイル22を横設状態に装着し、このヒンジコイル22に閉塞蓋体４の後側縁部を連結することにより、このヒンジコイル22を介して後壁体８（周壁部３）に対し閉塞蓋体４を起伏回動自在に枢着している。

また、本実施例の閉塞蓋体４は、前後方向の略中間位置で前後に二分割された構成とすると共に、この前蓋部４Ａと後蓋部４Ｂとを複数のガイド筒23で枢着して二つ折り重合し得るように構成している。即ち、閉塞蓋体４は、図３に示すように前記ヒンジコイル22を介して開放回動して上部開口部３の全範囲を開放できるだけでなく、図４に示すように前記ガイド筒23を介して前蓋部４Ａだけを開放回動して上部開口部３の前側半分の範囲だけを開放することもできるように構成している。

また、この閉塞蓋体４に、この閉塞蓋体４による周壁部３の上部開口部の閉塞状態を解除可能に保持する閉塞保持手段24を備えている。

具体的には、閉塞保持手段24は、閉塞蓋体４の前側左右部（実施例１の場合、前蓋体４Ａの左右部）にスライドガイド25を設けると共に、このスライドガイド25にスライドピン26をスライド自在に設け、一方、左右側壁部９・10の夫々の前側上部に、前記スライドピン26が挿通可能なループ状のストッパー27を設けて、スライドピン26がストッパー27に挿通した状態では閉塞蓋体４が閉塞状態に保持され、この閉塞保持状態からスライドピン26をスライド操作してストッパー27から退避（挿脱）させると閉塞蓋体４を起動開放可能となる構成としている。

また、この閉塞蓋体４は、図３中の矢印に示すように前記ヒンジコイル22を介して前記後壁体８の外側面に折り畳み重合し得るように設け、折り畳み格納時には、この後壁体８の外側面に折り畳み重合することで扁平状態とし得るように構成している（図５参照）。

また、本実施例の閉塞蓋体４は、その四隅部に、前記載置部５を周壁部３の上縁部に載置することで複数のかご型パレットＡを上下に段積みした際に前記脚部２が閉塞蓋体４に載置することを避ける脚避け用開口部６を設けている。

具体的には、閉塞蓋体４の四隅部を、脚部３を上方から挿入可能な大きさの平面視角形に切欠し、この切欠部を前記脚避け用開口部６としている。

更に詳しくは、閉塞蓋体４の四隅部に、角形を呈する脚部３を上方から挿入可能で且つ挿入時に脚部３が接触しない大きさの平面視四角形状の脚部用切欠部６を切欠形成して、この脚部用切欠部６を前記脚避け用開口部６としている。

従って、脚部３を上方から脚避け用開口部６に何ら支障なく挿入配設することができると共に、この際に閉塞蓋体４と脚部２とが干渉することなく、これにより図６に示すように安定的に複数のかご型パレットＡを上下に段積みし得るように構成している。

また、本実施例の閉塞蓋体４は、その周縁部に、前記連結部12の位置に対応させてこの連結部12に連結した前記連結具11を避ける連結具避け用開口部13を設けている。

具体的には、閉塞蓋体４の前側縁部の左右二箇所と後側縁部の左右二箇所とを、連結具11を挿入可能な平面視角形に切欠し、この各切欠部を前記連結具避け用開口部13としている。

更に詳しくは、閉塞蓋体４の前側縁部の左右二箇所と後側縁部の左右二箇所とに、連結具11を挿入可能であって且つ前記連結部12に連結具11を連結した際にこの連結具11が接触しにくい大きさの平面視四角形状の連結具用切欠部13を切欠形成して、この連結具用切欠部13を前記連結具避け用開口部13としている（図７，図８参照）。

本発明の具体的な実施例２について図９，図１０に基づいて説明する。

本実施例は、前記実施例１において、前記閉塞蓋体４から二つ折り機能を省いた場合である。

他の構成は、前記実施例１と同様である。

本発明の具体的な実施例３について図１１〜図１３に基づいて説明する。

本実施例は、前記実施例１において、閉塞蓋体４から二つ折り機能を省くと共に、閉塞蓋体４を周壁部３の上部開口部に対して着脱分離可能に設けた場合である。

また、本実施例の場合、閉塞蓋体４の前後左右の合計四箇所に前記スライドピン26（とスライドガイド25）を設ける一方、左右壁体９・10の夫々の前後二箇所に前記ストッパー27を設けて、前記閉塞保持手段24を構成している。即ち、本実施例では、閉塞蓋体４の四箇所を閉塞保持手段24で解除可能に閉塞保持する構成とし、この四箇所の閉塞保持手段24を全て解除すれば周壁部３の上部開口部から閉塞蓋体４を分離し得るようにしている。

また、本実施例の場合、扁平折り畳み時には、前記後壁体８の上に単に閉塞蓋体４を載置重合する構成としている。

他の構成は、前記実施例１と同様である。

尚、本発明は、実施例１〜３に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。

１底部材
２脚部
３周壁部
４閉塞蓋体
５載置部
６脚避け用開口部（脚部用切欠部）
７前壁体
８後壁体
９左壁体
10 右壁体
11 連結具
12 連結部
13 連結具避け用開口部（連結具用切欠部）
Ａかご型パレット

Claims

クレーンなどの搬送装置で吊り上げ搬送するものであって、方形状の底部材の四隅部に脚部を垂設すると共に、この底部材の前後左右の周縁部に、前壁体と後壁体と左壁体と右壁体とから成る周壁部を立設状態に設けた上部開口形のかご型パレットにおいて、前記周壁部の上部開口部に、この上部開口部を開閉自在に閉塞する閉塞蓋体を設け、前記底部材若しくは前記各脚部に前記周壁部の上縁部に対して上方から載置可能な載置部を設けて、この各載置部を周壁部の上縁部に載置することで複数のかご型パレットを上下に段積みし得るように構成すると共に、この各載置部を周壁部の上縁部に載置した際に前記各脚部が前記閉塞蓋体に載置することを避ける脚避け用開口部を、閉塞蓋体の四隅部に設け、前記脚部の側部に前記載置部を設けると共に、この載置部は前記周壁部より外方へ突出状態に設けて、この載置部を周壁部の上縁部に載置することで前記かご型パレットを上下に段積みした際に前記脚部が前記周壁部の内側に配設するように構成し、この周壁部の内側に位置する脚部を、前記閉塞蓋体上に載置することなく上方から挿入可能な脚部用切欠部を前記閉塞蓋体の四隅部に設けて、この脚部用切欠部を前記脚避け用開口部としたことを特徴とするかご型パレット。
前記周壁部の上部に、前記搬送装置の連結具を連結するための連結部を設けた前記かご型パレットにおいて、前記連結部の位置に対応する前記閉塞蓋体の周縁部に、この連結部に連結した前記連結具を避ける連結具避け用開口部を設けたことを特徴とする請求項１記載のかご型パレット。
前記連結具を挿入可能な連結具用切欠部を前記閉塞蓋体の周縁部に設けて、この連結具用切欠部を前記連結具避け用開口部としたことを特徴とする請求項２記載のかご型パレット。