JP4816470B2 - 充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラム - Google Patents

充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作を制御する充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラムに関する。
従来、デジタルカメラ等のカメラ装置においては、例えば下記特許文献1に記載されているもののように、カメラ本体に収容されたバッテリーの電圧を昇圧し、それを大容量の発光用コンデンサに充電しておき、撮影時には、トリガ信号に応じて発光用コンデンサに蓄えられている電荷をトリガコイルを介して放電管(キセノン管等)に与えることにより、それを放電発光させる閃光装置(フラッシュ)を内蔵したものが一般的である。この種のカメラ装置では、通常、撮影時にシャッター速度や絞り値を制御しても必要な露出が確保できないときには、発光素子から補助光を発光させるように構成されている。
特開2002−232772号公報
上記のような閃光装置を内蔵するカメラ装置では、撮影に際して必要なとき直ちに補助光が使用できるよう、発光用コンデンサには、少なくとも発光素子としての放電管(ランプ)による発光が可能な程度の一定以上の充電量を定常的に確保しておくことが望ましい。そのため、シャッターキーによる撮影指示がない間についても、例えば一定期間毎やシャッターキーが半押しされた時点で発光用コンデンサの充電残量を検出する必要がある。
しかしながら、カメラ装置内の回路構成が、発光用コンデンサの充電残量を検出するとき、実際に発光用コンデンサに対して充電を行う必要があるものの場合には、以下の問題があった。すなわち発光用コンデンサの充電に際しては発光用コンデンサに大電流を流す必要がありバッテリーへの負荷が大きく、充電残量の検出を行う毎にバッテリー電圧が大きく降下することとなる。そのため充電残量の検出回数が増えると、その分だけバッテリー寿命が短くなる。また、バッテリー電圧が大きく降下する回数が増えることにより、バッテリー残量の判断精度が低下するという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、バッテリー寿命の長期化を図るとともに、バッテリー残量の判断精度を向上させることが可能となる充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の充電制御装置にあっては、発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作を制御する充電制御装置であって、前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を検出する検出手段と、前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する第1基準レベルを、当該充電制御装置の動作条件に応じて設定する設定手段と、所定の検出タイミングで、前記充電動作により発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる開始手段と、前記開始手段による充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記設定手段により設定された第1基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる第1の制御手段と、前記開始手段による充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記設定手段により設定された第1基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる第2の制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2の充電制御装置にあっては、前記設定手段により設定される第1基準レベルは、当該充電制御装置が省電力モードに設定されているか否かにより設定されることを特徴とする。
また、請求項3の充電制御装置にあっては、前記設定手段により設定される第1基準レベルは、当該充電制御装置がカメラ撮影の連写モードに設定されているか否かにより設定されることを特徴とする。
また、請求項の充電制御装置にあっては、前記第1の制御手段は、前記目標電圧値を第2の電圧値に切り替えた後に前記検出手段により検出される電荷の蓄積状態が所定の第2基準レベルに達した場合、前記充電動作を停止させることを特徴とする。
また、請求項の充電制御装置にあっては、前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値は前記第1の電圧値であり、前記第2の制御手段は、前記充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記第1基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値に設定したままで充電動作を継続させることを特徴とする。
また、請求項の充電制御装置にあっては、前記第2の制御手段は、前記充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記第1基準レベルに達している場合、充電動作を停止させることを特徴とする。
また、請求項の充電制御装置にあっては、前記第1の電圧値は、前記開始手段により所定の検出タイミングで開始される充電動作の開始当初のみ前記第1の制御手段及び第2の制御手段により前記目標電圧値として設定される電圧値であることを特徴とする。
また、請求項8の充電制御方法にあっては、発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作を制御する充電制御方法であって、前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する基準レベルを、当該充電制御方法を実装する装置の動作条件に応じて設定する工程と、所定の検出タイミングで、前記発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる工程と、その充電動作の開始当初の前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を確認する工程と、確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる工程と、確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる工程とを含むことを特徴とする。
また、請求項9の充電制御プログラムにあっては、コンピュータに、発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作の制御に際し、前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する基準レベルを、当該コンピュータの動作条件に応じて基準レベルを設定する手順と、所定の検出タイミングで、前記発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる手順と、その充電動作の開始当初の前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を確認する手順と、確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる手順と、確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる手順とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、装置の動作状態に応じて、発光用コンデンサの充電残量の検出開始当初におけるバッテリーの負荷を軽減するとともに、バッテリー電圧が大きく降下する回数を必要最小限とすることにより、バッテリー寿命の長期化を図るとともに、バッテリー残量の判断精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、閃光装置が内蔵されたデジタルカメラの要部であって、主として閃光装置を構成する部分を示した回路図である。
図示したように、本実施形態の閃光装置は、主としてデジタルカメラの電源であるバッテリー1の電圧を昇圧するための昇圧回路2及び充電制御IC3と、昇圧回路2による昇圧後の出力電圧、すなわち充電電圧をいわゆる抵抗分割により低圧の帰還電圧に変換し充電制御IC3のFB端子にフィードバックする充電量検出回路4と、前記充電電圧を第1及び第2の逆流防止用ダイオード5,6を介して印加される発光用コンデンサ7、発光制御素子8、発光素子としてのキセノン管9から構成されている。
発光用コンデンサ7に印加される充電電圧は、充電制御IC3が、FB端子に入力する前記帰還電圧の値を予め記憶されている参照電圧値と比較し、その結果に応じてSW端子に接続された昇圧回路2への電流がduty制御されることにより所定の目標電圧値に維持される。
本実施形態において上記目標電圧値は、満充電のときの発光用コンデンサ7の電圧(以下、上限電圧という)より高い低速充電用の第1の電圧値、又は高速充電用の第2の電圧値であって、第1の電圧値は上限電圧との差が小さく発光用コンデンサ7への充電が低速で行われる電圧、第2の電圧値は上限電圧との差が大きく発光用コンデンサ7への充電が高速に行われる電圧である。そして、充電制御IC3には上記の参照電圧値として2種類の目標電圧値にそれぞれ対応する値、さらに上記上限電圧に対応する参照電圧値、及び前記duty制御用のデータが記憶されている。
前記発光制御素子8は、任意の撮影タイミングで充電制御IC3のIGBT端子からIGBT信号が出力されたとき、それに応答して発光用コンデンサ7の電圧を2KV以上に昇圧してキセノン管9に発光トリガを与えることによってそれを発光(放電)させる。
前記充電制御IC3の動作はデジタルカメラの全体の動作を制御するCPU10により制御されている。具体的には、CPU10から送られるCHG信号によって発光用コンデンサ7への充電動作を開始したり終了したりするとともに、充電動作中には、充電電圧をCURRNT−CHG信号により指示された目標電圧値(第1の電圧値、又は第2の電圧値)に維持する。また、CPU10から送られるIGBT−ON信号が送られたとき、それに応答して発光制御素子8にIGBT信号を出力する。なお、充電制御IC3は、FB端子に入力する前記帰還電圧の値が上記上限電圧に対応する参照電圧値となった時点で、その旨を示すCHG−END信号をCPU10に出力する。
また、前述した第1及び第2の逆流防止用ダイオード5,6の間とGNDとの間には、前記充電量検出回路4と同様、いわゆる抵抗分割により発光用コンデンサ7の電圧、すなわち充電残量(最大320V程度)をCPU10で検出可能な電圧レベルに変換し、CPU10へ出力する残量検出回路11が設けられている。これにより、CPU10が発光用コンデンサ7の充電残量を適宜検出可能となっている。つまり残量検出回路11が本発明の検出手段である。
そして、上述した回路構成においては、前記第2の逆流防止用ダイオード6が発光用コンデンサ7の蓄積電荷がGNDに流れることを防止するために必要である一方、この第2の逆流防止用ダイオード6の存在により、発光用コンデンサ7の充電残量を検出するためには実際に充電電圧を印加することが不可欠となっている。
一方、前記CPU10は、カメラ装置が有する図外のメモリに記憶されているプログラムに基づき、図2に示した後述する充電制御を行うことにより本発明の制御手段として機能する。
図2は、前記CPU10が、カメラ装置においてシャッターキーが撮影予告を行うための半押し位置に操作された時点、所謂ハーフシャッターの操作タイミングで実行する閃光装置の充電制御に関する処理手順を示したフローチャートである。
以下説明すると、CPU10はハーフシャッター操作に応答して処理を開始し、まず充電制御IC3に対し充電電圧を前述した第1の電圧値(小電圧)に設定すべき旨のCURRNT−CHG信号を送り(ステップS1)、さらに充電動作を開始する旨のCHG信号を送ることにより、充電制御IC3に、第1の電圧値による発光用コンデンサ7の充電動作を開始させる(ステップS)。そして、係る充電動作中に残量検出回路11の出力電圧に基づき発光用コンデンサ7の充電残量を確認する(ステップS3)。
引き続き、確認した充電残量が、キセノン管9の発光が可能な充電残量であって予め決められている基準充電残量以上であるか否かを確認し、基準充電残量(第1基準レベル)以上でなければ(ステップS4でNO)、その時点で、充電制御IC3に対し充電電圧の目標電圧値を前述した第2の電圧値(大電圧)に設定すべき旨のCURRNT−CHG信号を送ることにより、充電電圧を第2の電圧値に切り替える(ステップS5)。
その後、発光用コンデンサ7が満充電となり、それを示すCHG−END信号が充電制御IC3から送られるまで、第2の電圧値を目標とした充電動作を継続させる(ステップS6でNO)。つまり発光用コンデンサ7を高速充電する。
そして、発光用コンデンサ7が満充電(第2基準レベル)となった時点で(ステップS6でYES)、充電制御IC3に対し充電動作を終了する旨のCHG信号を送ることにより、充電制御IC3に発光用コンデンサ7の充電動作を終了させ(ステップS7)、処理を完了する。
また、前述したステップS4の判別結果がYESであって、ハーフシャッター操作に応じて確認した発光用コンデンサ7の充電残量が基準充電残量以上であった場合においては、充電電圧を第2の電圧値に切り替えることなく第1の電圧値に維持したまま、発光用コンデンサ7が満充電となるまで充電動作を継続する(ステップS6でNO)。つまり発光用コンデンサ7を低速充電する。
そして、発光用コンデンサ7が満充電となった時点で(ステップS6でYES)、充電制御IC3に発光用コンデンサ7の充電動作を終了させ(ステップS7)、処理を完了する。
なお、ここでは便宜上、CPU10がハーフシャッター操作に応答して無条件に発光用コンデンサ7の充電残量を検出するものとして説明したが、実際には、ハーフシャッター操作時点で発光用コンデンサ7が満充電の状態にあるとき(充電制御IC3からCHG−END信号が送られているとき)には、当然、充電残量を検出する(充電動作を開始させる)ことなく直ちに処理を完了する。
以上のように本実施形態においては、シャッターキーが半押しされる毎に発光用コンデンサ7の充電残量を検出するとともに、それが基準充電残量に達していないときには、発光用コンデンサ7を急速に充電することにより、発光用コンデンサ7の充電状態をキセノン管9の発光が可能な状態まで短時間で回復させる。これにより、撮影に際して必要なときには、直ちに補助光を使用することが可能となる。
一方、上記充電残量の検出に伴う充電動作に際しては、動作初期の充電電圧を常に第1の電圧値に設定することから、動作初期に流れる電流を小さくすることができる。したがって、前述したように発光用コンデンサ7の充電残量を検出するためには実際に充電電圧を印加することが不可欠である回路構成であっても、例えば充電残量の検出開始当初から充電電圧を急速充電用の第2の電圧値とする場合と比べると、検出開始当初におけるバッテリーの負荷を軽減することができる。
つまり検出開始時点の充電残量が基準充電残量以上である状況下においては、バッテリーの無駄な電力消費を回避することができ、同時に、充電残量の検出回数が増えても、バッテリー電圧が大きく降下する回数をそれ以下の必要最小限とすることもできる。よって、バッテリー寿命の長期化を図るとともに、バッテリー残量の判断精度を向上させることが可能となる。
ここで、本実施形態においては、発光用コンデンサ7の充電残量を検出することを目的として、充電量検出回路4とは別に残量検出回路11を設けたものについて説明したが、両者は電流が流れている状態での発光用コンデンサ7の電圧を検出する点では同一の機能を有するものである。したがって、残量検出回路11は廃止し、充電量検出回路4の検出結果をCPU10へ送る構成としてもよい。但し、その場合、充電量検出回路4の回路構成は、検出結果をCPU10で検出可能な電圧レベルに変換可能な構成とする必要がある。さらに、前述したCPU10による充電制御は充電制御IC3に行わせる構成としてもよく、その場合は、ハーフシャッターが操作されたタイミングを示すタイミング信号をCPU10から充電制御IC3に出力させればよい。
また、発光用コンデンサ7の充電残量を検出するタイミングをハーフシャッターが操作されたタイミングとしたが、充電残量の検出タイミングは、所定のタイミングであれば一定時間毎に繰り返し行うようにしても構わない。その場合であっても、前述したように充電残量が基準充電残量以上である状況下においては、バッテリー1の負荷が軽く無駄な電力消費が回避できる。言い換えると、充電残量の検出は一定時間毎に繰り返し行ったとしてもバッテリー1の消耗が少ないため、バッテリー寿命を維持しながら、少なくともキセノン管9の発光が可能な程度の一定以上の充電量を発光用コンデンサ7に定常的に確保しておくことができる。
また、本実施形態においては、発光用コンデンサ7の充電残量を検出した際には、その充電残量に関係なく(但し、満充電の時は除く)、常に発光用コンデンサ7が満充電となるまで充電動作を継続させる場合について説明したが、例えば前述したハーフシャッターの操作タイミング等での充電残量の検出時については、充電目標を前述した基準充電残量を下限として満充電よりも少ない充電状態としてもよい。
つまりハーフシャッターの操作タイミング等で実際に充電動作を行う場合には、発光用コンデンサ7が満充電となる以前の段階で充電動作を停止させるようにしてもよく、その場合、上記所定の充電状態を基準充電残量とする、すなわち発光用コンデンサ7の充電残量が基準充電残量以上であった場合には、充電残量の検出を目的とした充電動作を直ちに停止させるようにしても構わない。要は発光用コンデンサ7の充電残量を、少なくともキセノン管9の発光が可能な充電状態(1回しか発光できない状態を含む)に維持できればよい。
また、本実施形態では、前述した充電制御において、発光用コンデンサ7の充電残量の検出を可能とするため目標電圧値として当初設定する第1の電圧値が低速充電用の電圧値である場合について説明したが、第1の電圧値は、実際の充電動作に際しては使用せず、充電残量の検出のためだけに使用する電圧値としてもよい。その場合、前述したように発光用コンデンサ7の充電残量に応じて低速充電と高速充電との異なるモードでの充電動作を行う構成においては、低速充電時には、第1の電圧値よりも大きく、かつ高速充電時に設定する電圧値よりも小さい電圧値を設定することとなる。
さらに、第1の電圧値は、発光用コンデンサ7において前述した基準充電残量が確保可能な、つまり電荷の蓄積状態を所定の基準レベルとすることができる最低の電圧値としてもよい。その場合、前述した充電制御におけるステップS4では発光用コンデンサ7の充電残量が検出できた否かを確認し、検出ではなかった(電流が流れなかった)場合には、充電残量が基準充電残量以上である判断するとともに、検出できた(電流が流れた)場合には、充電残量が基準充電残量以上でないと判断し、その後の処理を行うようにすればよい。
また、本実施形態では、発光用コンデンサ7の充電残量に応じて低速充電と高速充電との2種類のモードでの充電動作を行う場合について説明したが、充電動作の種類として充電速度が異なる3種類以上のモードを用意しておき、発光用コンデンサ7の充電残量が少なくなる程より充電速度が速いモードでの充電動作を行うようにしてもよい。
その場合には、前述した基準充電残量としてレベルが異なる2種類以上の基準充電残量を決めておき、前記第1の電圧値に相当する電圧値として各々の基準充電残量に対応する複数の電圧値を決めておき、ハーフシャッターの操作タイミング等の所定のタイミングでの充電残量の検出時には、基準充電残量と第1の電圧値とを順に切り替えながら、前述した処理を繰り返し行えばよい。
さらに、前述したように基準充電残量として2種類以上の基準充電残量が決められている(充電動作の種類として3種類以上のモードが用意されている)場合を含め、前述した基準充電残量は可変であっても構わない。すなわちCPU10を本発明の設定手段として機能させ、基準充電残量のレベルをユーザーによる所定の操作に応じて設定(変更)する構成としてもよい。
また、CPU10が、基準充電残量をカメラ装置の動作条件に応じて異なるレベルに自動的に設定する構成としてもよい。例えばカメラ装置に省電力モードが設定されているときには、省電力モードが設定されていないときよりも基準充電残量を低いレベルに設定したり、撮影モードとして1回のシャッター操作で複数回の撮影が連続して行われる連写モードが設定されているとき、つまり補助光を連続して発光する可能性が大きいときには、通常の撮影モードが設定されているときよりも基準充電残量を高いレベルに設定したりするようにしてもよい。
また、基準充電残量を、例えば被写体の明るさ等の外的な撮影環境に応じて異なるレベルに自動的に設定する構成としてもよい。
本発明の好ましい実施形態を示す、デジタルカメラの閃光装置に相当する部分を示した回路図である。 ハーフシャッターの操作タイミング行われる充電制御に関する処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 バッテリー
2 昇圧トランス
3 充電制御IC
4 充電量検出回路
5 第1の逆流防止用ダイオード
6 第2の逆流防止用ダイオード
7 発光用コンデンサ
8 発光制御素子
9 キセノン管
10 CPU
11 残量検出回路

Claims (9)

  1. 発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作を制御する充電制御装置であって、
    前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を検出する検出手段と、
    前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する第1基準レベルを、当該充電制御装置の動作条件に応じて設定する設定手段と、
    所定の検出タイミングで、前記充電動作により発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる開始手段と、
    前記開始手段による充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記設定手段により設定された第1基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる第1の制御手段と、
    前記開始手段による充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記設定手段により設定された第1基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる第2の制御手段と
    を備えたことを特徴とする充電制御装置。
  2. 前記設定手段により設定される第1基準レベルは、当該充電制御装置が省電力モードに設定されているか否かにより設定されることを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  3. 前記設定手段により設定される第1基準レベルは、当該充電制御装置がカメラ撮影の連写モードに設定されているか否かにより設定されることを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  4. 前記第1の制御手段は、前記目標電圧値を第2の電圧値に切り替えた後に前記検出手段により検出される電荷の蓄積状態が所定の第2基準レベルに達した場合、前記充電動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  5. 前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値は前記第1の電圧値であり、
    前記第2の制御手段は、前記充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記第1基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値に設定したままで充電動作を継続させることを特徴とする請求項記載の充電制御装置。
  6. 前記第2の制御手段は、前記充電動作の開始当初に前記検出手段により検出された電荷の蓄積状態が前記第1基準レベルに達している場合、充電動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  7. 前記第1の電圧値は、前記開始手段により所定の検出タイミングで開始される充電動作の開始当初のみ前記第1の制御手段及び第2の制御手段により前記目標電圧値として設定される電圧値であることを特徴とする請求項1記載の充電制御装置。
  8. 発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作を制御する充電制御方法であって、
    前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する基準レベルを、当該充電制御方法を実装する装置の動作条件に応じて設定する工程と、
    所定の検出タイミングで、前記発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる工程と、
    その充電動作の開始当初の前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を確認する工程と、
    確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる工程と、
    確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる工程と
    を含むことを特徴とする充電制御方法。
  9. コンピュータに、
    発光素子を発光させる電荷を蓄積する発光用コンデンサに対する、バッテリーを電源とした、充電動作の制御に際し、
    前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を判別する基準レベルを、当該コンピュータの動作条件に応じて基準レベルを設定する手順と、
    所定の検出タイミングで、前記発光用コンデンサに印加すべき充電電圧の目標電圧値を第1の電圧値に設定して充電動作を開始させる手順と、
    その充電動作の開始当初の前記発光用コンデンサにおける電荷の蓄積状態を確認する手順と、
    確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達していない場合、前記目標電圧値を前記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値に切り替えて充電動作を継続させる手順と、
    確認した電荷の蓄積状態が設定された基準レベルに達している場合、前記目標電圧値を前記第2の電圧値よりも低い所定の電圧値に設定した状態で充電動作を継続させる手順と
    を実行させることを特徴とする充電制御プログラム。
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