JP6039239B2 - 発光制御装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

発光制御装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、発光制御装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、発光ダイオード(LED)を発光部として用いたストロボ装置などの発光装置を制御する発光制御装置に関する。
一般に、LEDを発光部として用いたストロボ装置(以下LEDストロボと呼ぶ)では、大容量キャパシタに蓄積されたエネルギーによってLEDを発光させている。このようなLEDストロボでは、所望の発光量を得るためLEDを大電流で所謂多灯制御する必要がある。
一方、大電流でLEDを発光させた際には、大容量キャパシタの等価直列抵抗(以下ESRという)および電流経路における配線抵抗に起因して電圧降下が大きくなる。この際、LEDの両端電圧が順方向電圧を下回らないように制御する必要がある。
このため、大容量キャパシタを備えたLEDストロボにおいてLEDを大電流で駆動する際、内蔵電池の電圧を昇圧制御して大容量キャパシタを充電して、大容量キャパシタの電圧を降圧又は昇圧してLEDを大電流で駆動するようにしたものがある(特許文献1参照)。特許文献1においては、このような制御によって、大容量キャパシタから大電流をLEDに供給してLEDを発光した場合において、LEDの両端電圧が順方向電圧を下回ることがないようにしている。
特開2007−108192号公報
ところで、LEDを発光させる際、その順方向電圧は発光電流に応じて変化し、発光電流が大きいほど順方向電圧も大きくなる。ここで、発光の際にLEDの両端(アノード−カソード間)にかかる電圧が順方向電圧を下回ると、ダイオードのn層の電子が拡散電位を有する空乏層をp層側に越え難くなる。この結果、発光電流が低下してしまう。
そして、発光電流が所定の発光電流よりも低下すると、所定の発光量が得られないことになって、ストロボ撮影の際に適正な調光精度を得ることができなくなってしまう。一方、LEDの両端にかかる電圧が大きすぎると、順方向電圧を差し引いた電圧と発光電流の積とによって求まる消費電力の分だけ、LEDで損失する無効電力が増加する。このため、一回の充電で発光に利用できるエネルギーが低くなるばかりでなく、LEDが発熱するという問題が生じる。
LEDストロボを用いて撮影を行う際の発光モードとして、例えば、静止画撮影の際に大電流でLEDを駆動制御する閃光発光モードがある。また、LEDストロボを用いて撮影を行う際の発光モードとして、動画撮影の際に小電流でLEDを駆動制御するトーチ発光モードがある。
上述の特許文献1に記載の制御手法では、静止画撮影の際における大電流制御では高い電圧を維持できるので有効である。一方、動画撮影の際における小電流制御では、特許文献1においては昇圧した電圧を降圧しているので、電圧変換に起因する無効電力が大きくなって、キャパシタに蓄積された充電エネルギーを効率的に有効に用いることが難しい。
従って、本発明の目的は、小電流でLEDなどの発光部を駆動制御する際、電圧変換による無効電力を少なくすることのできる発光制御装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による発光制御装置は、光部を発光制御するための発光制御装置であって、電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段と、電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電手段と、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御手段と、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御手段と、前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御手段および前記第2の発光制御手段を選択制御する選択手段とを有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置の制御方法であって、電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置で用いられる制御プログラムであって、前記発光制御装置が備えるコンピュータに、電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、小電流でLEDなどの発光部を駆動制御する際、電圧変換による無効電力を少なくすることができる。その結果、メインキャパシタなどのエネルギー蓄積手段に蓄積した電気エネルギーを有効に活用して、発光可能時間を延伸することができる。
本発明の第1の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を示すブロック図である。 図1に示す撮像装置においてストロボ撮影を行う際のストロボ撮影処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す第1の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す第2の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示す第1および第2の電流制御部の回路構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。 図6に示す撮像装置における第1の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。 図6に示す撮像装置における第2の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。 図9に示す撮像装置においてストロボ撮影を行う際のストロボ撮影処理を説明するためのフローチャートである。 図10に示す第3の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態による発光制御装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を示すブロック図である。
ここでは、デジタルカメラなどの撮像装置は発光装置(ストロボ装置)を有している。ストロボ装置には発光部としてLED(発光ダイオード)が用いられており、以下の説明ではストロボ装置をLEDストロボと呼ぶことにする。
撮像装置には電池(例えば、リチウム1セルの2次電池)100が備えられており、この電池100は撮像装置に着脱可能である。さらに、撮像装置は、充電発光制御部120、電源部130、CPU140、撮像部150、操作部160、およびROM170を備えている。電池100は電源部130および充電発光制御部120(発光制御装置)に接続されており、電源部100は充電発光制御部120、CPU140、撮像部150、およびROM170に動作用の電源を供給する。
ROM170には、撮像装置を起動するための起動プログラムなどの各種プログラムが格納されている。撮像部150は撮影レンズユニット(図示せず)を有し、撮影レンズユニットを介して入力された光学像に応じた電気信号(画像信号)を画像処理して画像データを得るための画像信号処理ブロックである。
操作部160は、例えば、操作スイッチ(SW)であり、撮像装置の起動、撮像パラメータの設定・変更、および撮影を行うためのものである。CPU140はROM170に格納されたプログラムに応じて、撮像部150および充電発光制御部120を制御する。例えば、CPU140はストロボ発光時間および発光電流量を求めて、充電発光制御部120を制御するための充電信号および発光信号を充電発光制御部120に出力する。
充電発光制御部120には、大容量のメインキャパシタ102および104が接続されており、メインキャパシタ102および104は互いに直列に接続されている。さらに、充電発光制御部120には平滑コンデンサ106および光源であるLED108が接続されている。そして、充電発光制御部120は後述するようにして、LED108の発光を制御する。
メインキャパシタ102および104はLED108を閃光発光させるためのキャパシタである。平滑コンデンサ106はメインキャパシタ102および104に充電された充電電圧を昇圧した際に昇圧後の電圧を平滑するために用いられる。
充電発光制御部120は第1の昇圧部110、第2の昇圧部112、第1の電流制御部114、第2の電流制御部115、ロジック回路(Logic)116、およびインタフェース(I/F)部118を有している。そして、ロジック回路116はI/F部118を介して、前述の充電信号を受けて第1の昇圧部110を制御し、発光信号を受けて第2の昇圧部112および第1の電流制御部114又は第2の電流制御部115を制御する。
第1の昇圧部110は電池100に接続され、電池100の電圧(電池電圧)を昇圧してメインキャパシタ102および104を充電する。第2の昇圧部112はメインキャパシタ102および104の電圧(充電電圧)がストロボ発光中に減圧した際に、LED108の順方向電圧以上の電圧を第1の電流制御部114に供給する。
第1の電流制御部114は第2の昇圧部112から印加される電圧に応じてLED108の発光電流を制御する。第2の電流制御部115は、第1の昇圧部110から印加される電圧に応じてLED108の発光電流を制御する。ロジック回路116は切替制御部116aを有しており、切替制御部116aによって後述するようにして第1および第2の電流制御部114および115を切替制御する。なお、I/F部118を介してロジック回路116とCPU140とは通信を行う。
図2は、図1に示す撮像装置においてストロボ撮影を行う際のストロボ撮影処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ロジック回路116はCPU140の制御下で(つまり、充電信号に応じて)、第1の昇圧部110を制御してメインキャパシタ102および104を充電する。そして、メインキャパシタ102および104の充電が完了すると、CPU140はストロボ撮影処理を開始する。
ストロボ撮影処理を開始すると、CPU1140はストロボ発光モードが閃光発光モードであるか又はトーチ発光モードであるかを判定する(ステップS102)。ここで、閃光発光モード(第1の発光モード)とは、静止画撮影の際に用いられるストロボ発光モードであり、トーチ発光モード(第2の発光モード)とは、動画撮影の際に用いられるストロボ発光モードである。なお、ストロボ発光モードは、例えば、操作部160によって設定される。
ストロボ発光モードが閃光発光モードであると(ステップS102において、YES)、CPU140は第1の電流制御部114による第1の電流制御を行うと決定する(ステップS104)。これによって、充電発光制御部120は、CPU140の制御下で、後述するようにして、LED108の発光を制御する。そして、CPU140はLED108の発光下で撮影を実行して、ストロボ撮影処理を終了する。
一方、ストロボ発光モードがトーチ発光モードであると(ステップS102において、NO)、CPU140は第2の電流制御部115による第2の電流制御を行うと決定する(ステップS106)。これによって、充電発光制御部120は、CPU140の制御下で、後述するようにして、LED108の発光を制御する。そして、CPU140はLED108の発光下で撮影を実行して、ストロボ撮影処理を終了する。
図3は、図2に示す第1の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。
第1の電流制御を行うと決定すると、CPU140はI/F部118を介して、第1の電流制御を示す発光信号(以下第1の発光信号と呼ぶ)をロジック回路116に与える。第1の発光信号に応答して、ロジック回路116は第1の電流制御を開始する。
まず、ロジック回路116は、第2の昇圧部112を昇圧制御する(ステップS202)。そして、ロジック回路116は平滑コンデンサ106の電圧が所定の制御電圧に達したか否かを判定する(ステップS204)。平滑コンデンサ106の電圧が制御電圧に達しないと(ステップS204において、NO)、ロジック回路116はステップS202の処理に戻って、昇圧制御を継続する。
一方、平滑コンデンサ106の電圧が制御電圧に達すると(ステップS204において、YES)、ロジック回路116は、CPU140から受信した発光信号で設定されたプリ発光時間(T1)およびプリ発光電流に応じて、第1の電流制御部によってLED108をプリ発光する(ステップS206)。この際、発光電流が平滑コンデンサ106から第1の電流制御部114に供給され、第1の電流制御部114は所定のプリ発光電流をプリ発光時間T1の間、LED108に供給してLED108を発光制御する。
LED108のプリ発光に応じて、撮影レンズユニットを介して光学像(被写体像)が撮像部150に与えられ、撮像部150は当該光学像に応じた画像データをCPU140に出力する。CPU140はプリ発光による画像データに基づいて本露光の際に必要な発光量を本発光量として求める(ステップS208)。
続いて、CPU140は上記の画像データおよび本発光量に基づいてLED108の本発光時間(T2)を求める(ステップS210)。この際、撮影時の設定がシャッタースピード優先(以下Tv優先と呼ぶ)又は絞り優先(以下Av優先と呼ぶ)の設定で露光時間が所定の時間よりも短くなければ、CPU140は本発光時間を長くする。
一般に、手ブレ又は被写体ブレのない画像を得るためには、露光時間を1/50秒以下で設定することが多い。ここでは、本発光時間の最大値を、撮像部150に備えられた撮像素子(図示せず)の露光時間と同一の20msとする。
続いて、CPU140はステップS208で求めた本発光量およびステップS210で設定した本発光時間に応じて、本発光に必要な本発光電流ILEDを求める(ステップS212)。CPU140は、本発光に必要な本発光電流ILEDを示す発光信号(本発光信号)をI/F部118を介してロジック回路116に与える。ロジック回路116は第1の電流制御部114によって本発光信号で示される本発光電流ILEDをLED108に流してLED108を発光して(ステップS214)、第1の電流制御を終了する。
ここで、プリ発光を行なって、その結果に応じた本発光量の算出について説明する。
前述のように、LED108のプリ発光に応じて、撮影レンズユニットを介して光学像が撮像部150に与えられ、撮像部150は当該光学像に応じた画像データをCPU140に出力する。CPU140は当該画像データに応じて測光値(輝度値)を求める。いま、外光(定常光)の輝度値(外光輝度値)をYDL、プリ発光の際の輝度値(プリ発光輝度値)をYFLとする。
なお、外光の輝度値YDLはストロボ発光を行なわない場合に、画像データに応じて得られた輝度値であり、予めCPU140によって演算されているものとする。
さらに、基準となる適正輝度値をYrefとすると、外光輝度値YDLと適正輝度値Yrefとの差ΔEvは式(1)によって求めることができる。
ΔEv=Log{(YFL−YDL)/(Yref−YDL)} (1)
上記のプリ発光輝度値YFLは、プリ発光による光ばかりでなく外光を受けた結果である。適正輝度値に対してストロボ光のみによる光量を求めるためには、外光のみの測光から得られた輝度値を、プリ発光の際の測光から得られた輝度値から差し引く必要がある。
プリ発光輝度値YFLの測光に当たっては、外光の影響を低減するため、電子シャッターの速度を速く(露光時間を短く)し、同一のシャッタースピード(露光時間)において露光した結果得られた外光輝度値YDLをプリ発光輝度値から減算する。これによって、プリ発光のみによる輝度値を得ることができる。
絞り制御、シャッター制御、および撮像時のゲインを考慮した際、外光輝度値YDLと適正輝度値Yrefとの差ΔEvは式(2)よって求めることができる。
ΔEv=Log{[(YFL−YDL)・AvDG]/[(Yref・Ka・Kb−YDL・AvTvDG)]} (2)
ここで、AvDGおよびAvTvDGはそれぞれ式(3)および式(4)で表される。
AvDG=2(ΔAv+ΔDG) (3)
AvTvDG=2(ΔAv+ΔTv+ΔDG) (4)。
式(2)〜式(4)において、ΔAv、ΔTv、およびΔDGはそれぞれ式(5)〜式(7)で表される。
ΔAv=EFPreAv−EFHAv (5)
ΔTv=EFPreTv−EFHTv (6)
ΔDG=−(EFPreDG−EFHDG) (7)
ここで、Kaは露出補正係数であり、Kbは感度補正係数である。また、EFPreAvはプリ発光測光の際の露出値、EFHAvは本発光測光の際の露出値、EFPreTvはプリ発光測光の際のシャッタースピード(露光時間)、そして、EFHTvは本発光測光の際のシャッタースピード(露光時間)である。また、EFPreDGはプリ発光の際のゲイン、EFHDGは本発光の際のゲインである。
上述のΔEvは、外光輝度値と適正輝度値との差におけるプリ発光輝度値を、2を底とする対数で表しており、必要な光量よりもプリ発光量が小さければ、ΔEvは負の数値となる。また、LEDを光源とした際の発光量はLEDの電流時間積分値、つまり、発光電流と発光時間との積に比例するので、本露光(つまり、本発光)の際に必要な発光量は、式(8)によって求めることができる。
LED_H・T=−ΔEv・ILED_P・T (8)
ここで、ILED_Hは本発光の際の電流値、Tは本発光時間、ILED_Pはプリ発光の際の電流値、そして、Tはプリ発光時間である。
式(8)から、本発光時間Tが決定すれば、本発光の際に必要な発光量をLED108から発光する場合に、LED108に流す本発光電流値を求めることができる。
図4は、図2に示す第2の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。
第2の電流制御を行うと決定すると、CPU140はI/F部118を介して、第2の電流制御を示す発光信号(以下第2の発光信号と呼ぶ)をロジック回路116に与える。第2の発光信号に応答して、ロジック回路116は第2の電流制御を開始する。
第2の電流制御を行う際には、撮像装置にはトーチ発光モードが設定されており、ロジック回路116はトーチ発光モードで設定された調光レベルに応じたLED108の発光電流値を検出発光電流値として検出する(ステップS302)。ここで、調光レベルとは、トーチ発光モードにおけるLEDの明るさ調節機能のレベルをいい、LED108の電流を小さくした際の低照度のトーチ発光からLED108の電流を大きくした際の高照度のトーチ発光までの切り替え制御可能な設定値である。
続いて、ロジック回路116は検出発光電流値に応じて、電圧閾値VTH1を求める(ステップS304)。この電圧閾値VTH1は、発光電流が流れる経路において配線抵抗値による電圧降下と第2の電流制御部115における電圧降下とを考慮して、発光中にLED108のアノードに印加される電圧値が順方向電圧値以上となるように設定される。つまり、LED108を発光させた際の順方向電圧値は、発光電流値に応じて変化し、発光電流値が大きいほど順方向電圧値も大きくなるので、電圧閾値VTH1は発光中にLED108のアノードに印加される電圧値が順方向電圧値以上となるように設定される。
発光の際にLED108の両端(アノード−カソード間)にかかる電圧が順方向電圧値を下回っていると、必要な順方向電圧が確保できず、LED108のn層側の電子が拡散電位を有する空乏層をp層側に越え難くなる。このため、発光電流が小さくなってしまう。そして、発光電流が小さくなると、所定の発光量が得られなくなって、ストロボ撮影の際に適正な調光精度が得られないことになる。
従って、所定の発光量を得るためには、LEDの順方向電圧を確保することが重要となる。発光中のメインキャパシタ102および104の電圧値VEDLCと、電圧閾値VTH1はそれぞれ式(9)および式(10)によって求めることができる。
EDLC=Vc−RESR・ILED−Cm−・∫0→tLEDdt (9)
TH1=R・ILED+Vr+V (10)
ここで、Vcは充電完了後のメインキャパシタ102および104の電圧値、Vrは第2の電流制御部115において降下する電圧値、VはLED108の順方向電圧値、RESRはメインキャパシタ102および104の等価直列抵抗値、Rは発光経路の配線抵抗値、ILEDは発光電流値、Cmはメインキャパシタ102および104の容量値、そして、tは発光時間である。
なお、予め発光電流値毎に電圧閾値VTH1が設定されたテーブルをROM170に格納しておき、CPU140は当該テーブルを参照して、検出発光電流値に対応する電圧閾値VTH1を得るようにしてもよい。
続いて、ロジック回路116は、VEDLC>VTH1であるか否かを判定する(ステップS306)。VEDLC>VTH1であると(ステップS306において、YES)、ロジック回路116はLEDの発光を指示するLED発光信号がCPU140から出力されているか否かを判定する(ステップS308)。CPU140からLED発光信号が出力されていないと(ステップS308において、NO)、ロジック回路116は待機する。
一方、CPU140からLED発光信号が出力されていると(ステップS308において、NO)、ロジック回路116は切替制御部116aによって第1の電流制御部114から第2の電流制御部115に切り替える(ステップS310)。そして、ロジック回路116は第2の電流制御部115によってLED108に発光電流を印加してLED108を発光する(ステップS312)。
ロジック回路116は、LED108の発光後、ステップS302の処理に戻って、調光レベルの変更があると、当該調光レベルに応じた検出電流値を検出する。そして、ロジック回路116はLED発光制御(第2の電流制御)を継続する。
トーチ発光モードにおいては発光電流値と発光時間とをユーザが任意に変更できるので、ステップS306において、VEDLC≦VTH1となると(ステップS306において、NO)、ロジック回路116は第2の昇圧部112を昇圧制御して(ステップS314)、昇圧後の電圧を用いて第1の電流制御部114によってLED108に発光電流を印加する。
ここでは、ロジック回路116は昇圧後の電圧Vが昇圧制御電圧の下限値VTH2以上であるか否かを判定する(ステップS316)。つまり、ロジック回路116は第2の昇圧部112の出力が昇圧制御電圧の下限値VTH2以上(下限値以上)の所定の電圧値に制御されたか否かを確認する。
昇圧後の電圧Vが昇圧制御電圧の下限値VTH2未満であると(ステップS316において、NO)、ロジック回路116はステップS314の処理に戻って、第2の昇圧部112を昇圧制御する。
一方、昇圧後の電圧Vが昇圧制御電圧の下限値VTH2以上であると(ステップS316において、YES)、ロジック回路116はメインキャパシタ102および104の電圧VEDLCが所定の電圧閾値VTH3よりも高いか否かを判定する(ステップS318)。つまり、ロジック回路116は、電圧VEDLCが発光により低下した際、第2の昇圧部112が所定の電圧値まで昇圧することができなくなる制御限界の電圧閾値(制御限界電圧閾値)VTH3を下回ったか否かを確認する。
電圧VEDLCが所定の電圧閾値VTH3よりも高いと(ステップS318において、YES)、ロジック回路116はLEDの発光を指示するLED発光信号がCPU140から出力されているか否かを判定する(ステップS320)。CPU140からLED発光信号が出力されていないと(ステップS320において、NO)、ロジック回路116は待機する。
一方、CPU140からLED発光信号が出力されていると(ステップS320において、YES)、ロジック回路116は切替制御部116aによって第2の電流制御部115を停止して第1の電流制御部114に切り替える(ステップS322)。そして、ロジック回路116は第1の電流制御部114によってLED108に発光電流を印加してLED108を発光する(ステップS324)。
ロジック回路116は、LED108の発光後、ステップS302の処理に戻って、調光レベルに応じた検出電流値を検出する。そして、ロジック回路116はLED発光制御を継続する。
電圧VEDLCが所定の電圧閾値VTH3以下となると(ステップS318において、NO)、ロジック回路116は昇圧制御ができなくなったとしてLED108の発光を停止して、第2の電流制御を終了する。なお、電圧閾値VTH3とは別に電圧閾値を設定して、LED108を停止する前にユーザに警告するようにしてもよい。
上述の第1の実施形態では、閃光発光モードおよびトーチ発光モードのいずれかであるかに応じて第1および第2の電流制御部114および115のどちらを選択するかを決定するようにしたが、閃光発光モードにおいて第2の電流制御部115を選択するようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、発光中のメインキャパシタ102および104の電圧VEDLCを発光電流値と発光時間とに応じて確認する。そして、メインキャパシタ102および104の充電電圧で所望の発光量が得られれば、第2の電流制御部115を用いて発光を行うことができる結果、第2の昇圧部112の昇圧の際における電圧変換に起因する無効損失を削減することができる。
なお、上述の例では、電池100をリチウム1セルの2次電池であるとして説明したが、電池100がリチウム2セルの2次電池であれば、第1の昇圧部110の代わりに降圧部が用いられる。しかしながら、昇圧制御又は降圧制御に拘わらず、電池100からメインキャパシタ102および104に充電を行えば、電圧変換に起因する無効損失は発生する。よって、電池100としてリチウム2セルの2次電池を用いたとしても充電発光制御部120による制御は同様となる。
続いて、第1および第2の電流制御部114および115の切替について説明する。
図1に示すように、第1および第2の電流制御部114および115は、LED108に接続されているが、第1および第2の電流制御部114および115が同時に電流制御することはない。また、平滑コンデンサ106の電圧がメインキャパシタ102および104に印加されることはなく、発光電流が充電発光制御部120に逆流することもない。そして、第1および第2の電流制御部114および115の切り替えは排他的に制御される。
図5は、図1に示す第1および第2の電流制御部114および115の回路構成を示す図である。
図5において、第1および第2の電流制御部114および115はそれぞれ基準電源30および10を有している。基準電源30および10はそれぞれ充電発光制御部120で生成された電源である。さらに、第1および第2の電流制御部114および115はスイッチ32および12を有しており、これらスイッチ32および12は切替制御部116aによってオンオフ制御される。
基準電源30および10はスイッチ32および12を介して定電流源34および14に接続されている。トランジスタ(バイポーラトランジスタ)36および38はカレントミラー回路を構成し、同様に、トランジスタ16および18はカレントミラー回路を構成する。さらに、トランジスタ40および42はカレントミラー回路を構成し、同様に、トランジスタ20および22はカレントミラー回路を構成する。そして、トランジスタ22および42のコレクタはLED108のアノードに接続されている。
定電流源14および34はLED108の駆動電流(発光電流)に応じて設定される。定電流源14および34の定電流はトランジスタのサイズ比に応じて比例拡大され、2段のカレントミラ―回路によってLED108が駆動される。
図5に示す例は、定電流源14および34のn倍(nは2以上の数でトランジスタのサイズ比)となる電流値でLED108を駆動させるための基本的な回路構成であり、電流の温度依存性およびプロセスばらつき、そして、その他の補正を考慮していない。また、LED108の駆動電流に応じて、トランジスタのサイズ拡大又はカレントミラ―回路の多段を増加させる必要がある。しかしながら、図5に示す例では、基準電源10および30に電流容量の大きいロードスイッチ又は阻止用ダイオードを必要とせず、電流容量の小さいスイッチ12および32の切り替えによって、平滑コンデンサ106からメインキャパシタ102および104に対する逆バイアスを回避することができる。
なお、図5に示す例では、定電流源およびカレントミラ―回路を用いて第1および第2の電流制御部114および115を構成するようにしたが、逆バイアスが回避可能な定電流制御回路であれば、他の回路構成を用いるようにしてもよい。また、図5に示す例では、バイポーラトランジスタを用いるようにしたが、上述の逆バイアスが回避可能な定電流制御回路であればMOS型の電界効果トランジスタなどを用いるようにしてもよい。
このように、本発明の第1の実施形態では、トーチ発光モードにおいてメインキャパシタの充電電圧を用いて直接LEDを駆動するため、電圧変換による無効電力が低減する。その結果、メインキャパシタに充電した電気的エネルギーを有効活用して発光可能時間を延伸することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。なお、図6に示す撮像装置において、図1に示す撮像装置と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図6に示す撮像装置では、平滑コンデンサ106および第2の昇圧部112が備えられておらず、第1の昇圧部110のみが備えられている。第1の昇圧部110の出力が第1の電流制御部114に接続されている。そして、第2の電流制御部115は電池100に接続されている。この結果、第1の電流制御部114には電流がメインキャパシタ102および104から供給され、第2の電流制御部115には電池100から直接電流が供給される。
図6に示す撮像装置においても、図2に関連して説明したようにして、第1および第2の電流制御が選択制御される。
図7は、図6に示す撮像装置における第1の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。なお、図7において、図3に示すストロボ発光処理と同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
第1の電流制御を行う場合には、まず、ロジック回路116は、第1の昇圧部110を制御して、メインコンデンサ102および104を充電する(ステップS201)。そして、ロジック回路116はメインコンデンサ102および104の充電電圧が所定の充電電圧に達して充電が完了したか否かを判定する(ステップS203)。
充電が完了していないと(ステップS203において、NO)、ロジック回路116はステップS201の処理に戻って、充電制御を継続する。一方、充電が完了すると(ステップS203において、YES)、ロジック回路116は充電制御を停止する(ステップS205)。そして、処理はステップS206〜S214の処理に移行する。
図8は、図6に示す撮像装置における第2の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。なお、図8において、図4に示すストロボ発光処理と同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
図4に関連して説明したように、第2の電流制御では、まず、ステップS302およびS304の処理を行った後、ロジック回路116は電池100の電池電圧VBATTが電圧閾値VTH1よりも高いか否かを判定する(ステップS307)。電池電圧VBATTがVTH1よりも高いと(ステップS307において、YES)、ロジック回路116は、図4で説明したステップS308〜S312の処理を行う。
一方、電池電圧VBATTが電圧閾値VTH1以下(第1の電圧閾値以下)であると(ステップS307において、NO)、ロジック回路116は切替制御部116aによって第2の電流制御部115から第1の電流制御部114による電流制御に切り替える。ここでは、まず、ロジック回路116はメインキャパシタ102および104の電圧VEDLCが電圧閾値VTH1よりも高いか否かを判定する(ステップS319)。
電圧VEDLCが電圧閾値VTH1よりも高いと(ステップS319において、YES)、ロジック回路116はLEDの発光を指示するLED発光信号がCPU140から出力されているか否かを判定する(ステップS321)。CPU140からLED発光信号が出力されていないと(ステップS321において、NO)、ロジック回路116は待機する。
一方、CPU140からLED発光信号が出力されていると(ステップS320において、YES)、ロジック回路116は切替制御部116aによって第2の電流制御部115を停止して第1の電流制御部114に切り替える(ステップS323)。そして、ロジック回路116は第1の電流制御部114によってLED108に発光電流を印加してLED108を発光する(ステップS325)。ロジック回路116は、LED108の発光後、ステップS302の処理に戻る。
一方、電圧VEDLCが電圧閾値VTH1以下であると(ステップS319において、NO)、ロジック回路116は、図4で説明したステップS326の処理を行う。つまり、電圧VEDLCが電圧閾値VTH1以下となると、ロジック回路116は所定の発光電流で発光制御ができないと判定してLED108の発光を停止する。
なお、第1の実施形態と同様にして、電圧閾値VTH1とは別に電圧閾値を設定して、LED108を停止する前にユーザに警告するようにしてもよい。また、閃光発光モードおよびトーチ発光モードのいずれかであるかに応じて第1および第2の電流制御部114および115のどちらを選択するかを決定するようにしたが、閃光発光モードにおいて第2の電流制御部115を選択制御するようにしてもよい。
つまり、電池100からLED108に供給される電流で所定の発光量が得られれば、第2の電流制御部115によって閃光発光の制御を行うことができる。そして、電池100から直接的にLED108に発光電流を供給するようにすれば、昇圧の際の電圧変換に起因する無効損失を低減することができる。
また、第1の実施形態で説明したように、電池100としてリチウム2セルの2次電池を用いたとしても充電発光制御部120による制御は同様となる。さらに、第1の実施形態で説明したように、第1および第2の電流制御部114および115の切り替えは排他的に制御される。
このように、本発明の第2の実施形態では、トーチ発光モードにおいては電池100によって直接LED108を駆動するので、メインコンデンサ102および104の充電による無効電力を低減することができる。そして、必要に応じてメインキャパシタ102および104に充電した電気的エネルギーを用いてLED108を駆動するようにしたので、メインキャパシタ102および104に充電した電気的エネルギーを有効に活用して、発光可能時間を延伸することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態による発光制御装置を備える撮像装置の一例を説明するためのブロック図である。なお、図9に示す撮像装置において、図1に示す撮像装置と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。
図9に示す撮像装置においては、さらに第3の電流制御部117(第3の発光制御部)が備えられ、第3の電流制御部117は電池100に接続され、LED108に発光電流を供給してLED108を駆動する。ロジック回路116は切替制御部116aによって第1、第2、および第3の電流制御部114、115、および117を切替制御する。
図10は、図9に示す撮像装置においてストロボ撮影を行う際のストロボ撮影処理を説明するためのフローチャートである。なお、図10において、図2と同一のステップについて同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10に示すステップ102において、閃光発光モードでないと判定されると(ステップS102において、NO)、つまり、トーチ発光モードであると判定されると、ロジック回路116は第3の電流制御を実行する(ステップS107)。
なお、図9に示す撮像装置において、第1の電流制御は、図3で説明した電流制御と同様であるので説明を省略する。
図11は、図10に示す第3の電流制御によるストロボ発光処理を説明するためのフローチャートである。なお、図11において、図4および図8と同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
図4で説明した処理と同様に、第3の電流制御では、まず、ステップS302およびS304の処理を行った後、ロジック回路116は、図8で説明したステップS307において電池100の電池電圧VBATTがVTH1よりも高いか否かを判定する。そして、電池電圧VBATTがVTH1よりも高いと、ロジック回路116は、図4および図8で説明したステップS308、S310、およびS312の処理を行う。
但し、ステップS310およびS312においては、ロジック回路116は切替制御部116aによって第3の電流制御部117を選択して(つまり、第3の電流制御部117に切り替えて)、第3の電流制御部117からLED108に発光電流を供給する。
ステップS307において、電池電圧VBATTがVTH1以下であると、ロジック回路116は、図8で説明したように、ステップS319において、電圧VEDLCが電圧閾値VTH1よりも高いか否かを判定する。そして、電圧VEDLCが電圧閾値VTH1よりも高いと、ロジック回路116は、図8で説明したステップS321、S323、およびS325の処理を行う。
但し、ステップS323および325においては、ロジック回路116は切替制御部116aによって第3の電流制御部117から第2の電流制御部115に切り替えを行う。つまり、ロジック回路116は第3の電流制御部117を停止して、第2の電流制御部115から発光電流をLED108に供給する。
ステップS319において、電圧VEDLCが電圧閾値VTH1以下であると、ロジック回路116は、図4で説明したステップS314、S316、S318、S320、S322、S324、およびS326の処理を行う。
なお、第1の実施形態と同様にして、電圧閾値VTH1とは別に電圧閾値を設定して、LED108を停止する前にユーザに警告するようにしてもよい。また、閃光発光モードおよびトーチ発光モードのいずれかであるかに応じて第1、第2、および第3の電流制御部114、115、および117のいずれを選択するかを決定するようにしたが、閃光発光モードにおいて第2又は第3の電流制御部115又は117を選択するようにしてもよい。
つまり、電池100からLED108に供給される電流で所定の発光量が得られれば、第3の電流制御部117によって閃光発光の制御を行うことができる。そして、電池100から直接的にLED108に発光電流を供給するようにすれば、昇圧の際の電圧変換に起因する無効損失を低減することができる。
また、第1の実施形態で説明したように、電池100としてリチウム2セルの2次電池を用いたとしても充電発光制御部120による制御は同様となる。さらに、平滑コンデンサ106の電圧がメインキャパシタ102および104に印加されることはなく、発光電流が充電発光制御部120に逆流することもない。そして、第1、第2、および第3の電流制御部114、115、および117の切り替えは排他的に制御される。
このように、本発明の第3の実施形態では、トーチ発光モードの際には電池100から直接LED108に発光電流を供給してLED108を駆動するようにしたので、充電による無効電力を低減することができる。
また、電池電圧が所定の閾値よりも低くなった際には、メインキャパシタ102および104からLED108に発光電流を供給するようにしたので、第2の昇圧部112における電圧変換に起因する無効電力を低減して、発光を継続することができる。
従って、メインキャパシタ102および104に充電された電気エネルギーを有効に活用して、発光可能時間を延伸することができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、メインコンデンサ102および104はエネルギー蓄積手段として用いられる。また、第1の昇圧部110は充電手段として機能し、第2の昇圧部112、平滑コンデンサ106、および第1の電流制御部114は第1の発光制御手段として機能する。また、第2の電流制御部115は第2の発光制御手段として機能し、ロジック回路116は選択手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を発光制御装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを発光制御装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
この際、制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも充電ステップ、第1の発光制御ステップ、第2の発光制御ステップ、および選択ステップを有することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 電池
102,104 メインキャパシタ
106 平滑コンデンサ
108 LED
110,112 昇圧部
114,115,117 電流制御部
116 ロジック回路
130 電源部
140 CPU
150 撮像部

Claims (19)

  1. 光部を発光制御するための発光制御装置であって、
    電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段と、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電手段と、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御手段と、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御手段と、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御手段および前記第2の発光制御手段を選択制御する選択手段とを有することを特徴とする発光制御装置。
  2. 光部を発光制御するための発光制御装置であって、
    電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段と、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電手段と、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御手段と、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御手段と、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御手段および前記第2の発光制御手段を選択制御する選択手段とを有することを特徴とする発光制御装置。
  3. さらに、前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第3の発光制御手段を備え、前記選択手段は、前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御手段、前記第2の発光制御手段、および前記第3の発光制御手段を選択制御することを特徴とする請求項1に記載の発光制御装置。
  4. 前記発光モードが静止画撮影の際に前記発光部を駆動する第1の発光モードであると、前記選択手段は前記第1の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光制御装置。
  5. 前記発光モードが動画撮影の際に前記発光部を駆動する第2の発光モードであると、前記選択手段は前記エネルギー蓄積手段の電圧が所定の第1の電圧閾値を超えていると、前記第2の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項1に記載の発光制御装置。
  6. 前記選択手段は前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値以下である場合に、前記昇圧の後の電圧が所定の昇圧制御電圧の下限値以上であって、前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値よりも低い制御限界電圧閾値を超えていると、前記第1の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項5に記載の発光制御装置。
  7. 前記発光モードが動画撮影の際に前記発光部を駆動する第2の発光モードであると、前記選択手段は前記電源の電圧が所定の第1の電圧閾値を超えていると、前記第2の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項2に記載の発光制御装置。
  8. 前記選択手段は前記電源の電圧が前記第1の電圧閾値以下である場合に、前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値を超えていると、前記第1の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項7に記載の発光制御装置。
  9. 前記発光モードが動画撮影の際に前記発光部を駆動する第2の発光モードであると、前記選択手段は前記電源の電圧が所定の第1の電圧閾値を超えていると、前記第3の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項3に記載の発光制御装置。
  10. 前記選択手段は前記電源の電圧が前記第1の電圧閾値以下である場合に、前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値を超えていると、前記第2の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項9に記載の発光制御装置。
  11. 前記選択手段は前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値以下でかつ前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値以下である場合に、前記昇圧の後の電圧が所定の昇圧制御電圧の下限値以上であって、前記エネルギー蓄積手段の電圧が前記第1の電圧閾値よりも低い制御限界電圧閾値を超えていると、前記第1の発光制御手段を選択することを特徴とする請求項9又は10に記載の発光制御装置。
  12. 前記発光部として発光ダイオードを用いるようにしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光制御装置。
  13. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置の制御方法であって、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  14. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置の制御方法であって、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  15. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記発光制御装置が備えるコンピュータに、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して、当該昇圧された電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧せずに、当該電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
  16. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、光部を発光制御するための発光制御装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記発光制御装置が備えるコンピュータに、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて前記第1の発光制御ステップおよび前記第2の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
  17. 発光部を発光制御するための発光制御装置であって、
    電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段と、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電手段と、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御手段と、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御手段と、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第3の発光制御手段と、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて、前記第1の発光制御手段、前記第2の発光制御手段、および前記第3の発光制御手段を選択制御する選択手段とを有することを特徴とする発光制御装置。
  18. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、発光部を発光制御するための発光制御装置の制御方法であって、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第3の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて、前記第1の発光制御ステップ、前記第2の発光制御ステップ、および前記第3の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  19. 電気的エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段を備え、発光部を発光制御するための発光制御装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記発光制御装置が備えるコンピュータに、
    電源の電圧を電圧変換して前記エネルギー蓄積手段を充電する充電ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧を昇圧して前記発光部に駆動電流を印加する第1の発光制御ステップと、
    前記エネルギー蓄積手段に蓄積された電気的エネルギーに応じた電圧に基づいて前記発光部に駆動電流を印加する第2の発光制御ステップと、
    前記電源から前記発光部に駆動電流を印加する第3の発光制御ステップと、
    前記発光部を駆動する際の発光モードに基づいて、前記第1の発光制御ステップ、前記第2の発光制御ステップ、および前記第3の発光制御ステップを選択制御する選択ステップとを実行させることを特徴とする制御プログラム。
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