JP2015154698A - 充電制御装置、撮像装置、及び充電制御方法 - Google Patents

充電制御装置、撮像装置、及び充電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子へ電気エネルギーを供給する蓄電素子に対して過大な充電電流を生じさせることなく、充電時間を短縮する。【解決手段】撮像装置100は、電源電池113の電圧を昇圧する昇圧回路107と、昇圧回路107から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子106と、蓄電素子106から供給される電気エネルギーにより発光する発光素子102と、蓄電素子106に蓄積されている電気エネルギーと発光素子102を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分に応じて充電電流の大きさを制御する昇圧制御回路111(全体制御部103)とを備え、昇圧制御回路111は、前記充電電流の大きさを前記差分が大きくなるにしたがって大きくなるように設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、発光素子を発光させるために供給される電気エネルギーを蓄積する大容量コンデンサに対する充電制御技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、ストロボ装置(発光装置)へ発光のために大容量コンデンサから電気エネルギーを供給する構成となっているものが多い。このような大容量コンデンサに電気エネルギー(電荷)を蓄積するためのストロボ充電回路として、種々の構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、撮像装置が備える従来のストロボ充電回路の一例を示す電気回路図である。このストロボ充電回路は、商用電源から低電圧の直流電圧Vccを生成して撮像装置全体に出力するアダプタ601と、アダプタ601を電圧供給源とする昇圧電源回路602及び他の撮像装置回路603とを有する。昇圧電源回路602の出力端には、昇圧電源回路602によって充電されるメインコンデンサMC1と発光制御回路604とが並列に接続されており、発光制御回路604は、キセノン発光管等の制御回路とトリガー回路等とを有する。
アダプタ601は、商用交流電圧を撮像装置用の直流電圧(例えば、6〜8V)に変換する。他の撮像装置回路603は、昇圧電源回路602以外の回路であり、例えば、CCD或いはCMOS等のイメージセンサ(撮像素子)や信号処理回路等を含む。昇圧電源回路602は、アダプタ601の出力端に略並列に接続された、トランジスタQ1,Q2,Q3及び抵抗R1,R3,R4,R5,R6からなる充電制御部を有する。また、昇圧電源回路602において、アダプタ601の出力端には、チョークコイルL1とコンデンサC2とからなる回路を介して充電用トランスT1の1次側の一端が接続されている。充電用トランスT1の1次側の他端には、スイッチングトランジスタQ5がコレクタにて接続されており、スイッチングトランジスタQ5のエミッタにはスイッチング電流検出抵抗R2が接続されている。
一方、スイッチングトランジスタQ5のベースは、抵抗R1を介してトランジスタQ3のコレクタに接続されており、これにより、スイッチングトランジスタQ5は、充電制御部によってON/OFF制御されるようになっている。また、スイッチングトランジスタQ5のエミッタは、電圧比較器Vcpの反転入力端子に接続され、電圧比較器Vcpの非反転入力端子は、基準電圧がVrefの比較基準電圧源に接続されている。電圧比較器Vcpの出力端は、コンデンサC1及び抵抗R8からなる充電部と並列に接続されると共に、スイッチングトランジスタQ5のベース電流制御用トランジスタQ4のベースに接続されている。
ベース電流制御用トランジスタQ4のエミッタは、スイッチングトランジスタQ5のベースに接続されている。充電用トランスT1の2次側の一端には、逆流防止用ダイオードD1を介してメインコンデンサMC1が接続されており、また、他端はトランジスタQ3のベースに接続されると共に、トランジスタQ3のカットオフ電圧生成用の抵抗R7に接続されている。
このように構成されたストロボ充電回路では、先ず、不図示の撮像装置の制御回路から充電スタート信号が端子P1に入力され、これにより、トランジスタQ1,Q2,Q3が相次いでONする。トランジスタQ3がONすると、抵抗R1を介してスイッチングトランジスタQ5のベースにON電流が流れ、スイッチングトランジスタQ5がONする。したがって、充電用トランスT1の1次側巻き線、スイッチングトランジスタQ5のコレクタ−エミッタ間及びスイッチング電流検出抵抗R2に、アダプタ601の電源電圧Vccから電流が供給される。これにより、スイッチングトランジスタQ5のエミッタには、スイッチングトランジスタQ5のエミッタ電流IEと抵抗R2の抵抗値との積の電圧が発生し、電圧比較器Vcpの反転入力端子にも同じ大きさの電圧IE・R2が印加される。
一方、電圧比較器Vcpの非反転入力端子には比較基準電圧源から基準電圧Vrefが印加されているので、基準電圧Vrefが電圧IE・R2より大きいときには、ベース電流制御用トランジスタQ4はカットオフしている。そして、エミッタ電流IEが徐々に増加して基準電圧Vrefが電圧IE・R2を下回ったとき、電圧比較器Vcpの出力によってコンデンサC1が放電されながらベース電流制御用トランジスタQ4のベース電圧が引き下げられる。したがって、ベース電流制御用トランジスタQ4は、スイッチングトランジスタQ5のベース電圧とベース電流制御用トランジスタQ4のベース−エミッタ間電圧Vbeとの差に基づいてエミッタ電流IEを制御することになる。
一方、充電用トランスT1は、スイッチングトランジスタQ5がカットオフされるまで、巻き線比に応じた高電圧を2次側に発生し、逆流防止用ダイオードD1を介してメインコンデンサMC1を充電する。その後、スイッチングトランジスタQ5が飽和してコレクタ電流の増加が停止したとき、充電用トランスT1の2次側に逆起電力が発生し、抵抗R7の両端に生じる電圧によってトランジスタQ3がカットオフする。このトランジスタQ3のOFFに伴い、スイッチングトランジスタQ5もOFFする。このような発振動作を繰り返すことによってメインコンデンサMC1への充電が行われる。このとき、比較基準電圧源による基準電圧Vrefを可変とし、通常では飽和領域に達するまでスイッチング動作を繰り返すスイッチングトランジスタQ5におけるON期間のピーク電流を制限することで、所望のピーク電流を設定することが可能となる。
図6のストロボ充電回路では、スイッチングトランジスタQ5のON期間における電流を所望の電流値で定電流化することで、メインコンデンサMC1への充電電流を制御することができる。これにより、例えば、ACアダプタ等の電流制限機能を有する共通電源を用いても、電流供給能力の限界を超過することなく、安定したストロボ充電とシステム動作を行うことが可能となる。また、小型ACアダプタ等の共通電源を使用することが可能となるため、共通電源のコストの低減や撮像装置自体の小型化にも貢献する。加えて、メインコンデンサMC1への過大な充電電流を生じさせることがないため、無用な発熱を防止することもできる。
特開2005−353548号公報
しかしながら、上記ストロボ充電回路では、メインコンデンサMC1への充電電流を定電流で制御するため、メインコンデンサMC1の残電荷によって充電時間が変化してしまう。ストロボ光(閃光)を発光させて連写撮影を行う場合には、次の撮影を行うために充電完了を待たなくてはならないが、定電流充電では、特に撮影時の発光量が大きい(残電荷が小さくなる)場合に充電時間が長くなる。そのため、連写スピードが落ちる(撮影間隔が伸びる)という問題がある。
本発明は、発光素子へ電気エネルギーを供給する蓄電素子に対して過大な充電電流を生じさせることなく、充電時間を短縮することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る充電制御装置は、電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、前記昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子と、前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光する発光素子と、前記蓄電素子に蓄積されている電気エネルギーと前記発光素子を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分に応じて前記充電電流の大きさを制御する充電制御手段とを備え、前記充電制御手段は、前記充電電流の大きさを前記差分が大きくなるにしたがって大きくなるように設定することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、撮像手段と、電源の電圧を検出する電圧検出手段と、前記電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、前記昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子と、前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光し、被写体に対してストロボ光を照射する発光素子と、前記蓄電素子に対して予め設定された充電設定電圧と前記蓄電素子の陽極電圧との差分と前記蓄電素子に対する前記充電電流の大きさとの関係を定めた第1のテーブルを記憶する記憶手段と、前記蓄電素子に対する前記充電電流の大きさを制御する充電制御手段とを備え、前記第1のテーブルにおいて、前記充電電流の大きさは前記差分が大きくなるにしたがって大きくなるように設定されており、前記充電制御手段は、前記撮像手段により前記発光素子を発光させた連写撮影を行う場合に、前記電源の電圧が予め定められた電源基準値より高いときには、前記充電電流の大きさを前記第1のテーブルにしたがって設定し、前記電源の電圧が前記電源基準値より高くないときには、前記充電電流の大きさを予め定められた初期値に設定することを特徴とする。
また、本発明に係る充電制御方法は、電源の電圧を昇圧する昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子に蓄積されている電気エネルギーと、前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光する発光素子を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分が大きくなるにしたがって、前記充電電流を大きくなるように設定することを特徴とする。
本発明によれば、過大な充電電流を生じさせることなく、蓄電素子に対する充電時間を短縮することができる。これにより、例えば、撮像装置では、発光素子の発光による撮影時の連写スピードを向上させることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置の第1の充電制御のフローチャートである。 図1の撮像装置における充電制御に用いられる、充電設定電圧と蓄電素子の陽極電圧との差分と蓄電素子への充電電流の設定値との関係を示す第1のテーブルである。 図1の撮像装置の第2の充電制御のフローチャートである。 図1の撮像装置の第3の充電制御のフローチャートである。 従来のストロボ充電回路の一例を示す電気回路図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<撮像装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。撮像装置100は、例えば、デジタルスチルカメラであり、発光素子102、全体制御部103、カメラ部105、蓄電素子106、昇圧回路107、電源電圧検出回路112及び電源電池113を有する。全体制御部103は、発光制御回路104及び昇圧制御回路111を有し、昇圧回路107は、整流ダイオード108、インダクタ109及びスイッチ部(NチャネルFET)110を有する。なお、図1では、蓄電素子106に対する充電と、発光素子102の発光に必要な制御線のみが示されており、その他の制御線(例えば、カメラ部105を制御するための制御線等)を省略している。
全体制御部103は、撮像装置100の全体的な制御を行う。カメラ部105は被写体を撮影して、画像データを得る。ストロボ光(閃光)を発光し、被写体に対してストロボ光を照射するストロボ発光部として機能する発光素子102は、本実施形態では、具体的には、LED(発光ダイオード)である。発光素子102のカソードは、全体制御部103が有する発光制御回路104に接続されている。発光制御回路104は、発光タイミングでONし、発光素子102に電流を流すためのスイッチ(不図示)と発光素子102に流れる電流を制御する可変抵抗(不図示)を含む。
蓄電素子106は、具体的には、電気二重層コンデンサ等の大容量コンデンサである。発光素子102のアノードは、蓄電素子106と昇圧回路107が有する整流ダイオード108のカソードに接続されている。整流ダイオード108のアノードは、昇圧回路107が有するインダクタ109及びスイッチ部110のドレインに接続され、スイッチ部110ソースは接地されている。スイッチ部110のゲートは、全体制御部103の昇圧制御回路111に接続されている。インダクタ109はカメラ部105、電源電圧検出回路112及び電源電池113のプラス側に接続されている。
昇圧制御回路111は、スイッチ部110のON/OFFを制御し、蓄電素子106を所定の電圧まで充電する。なお、蓄電素子106の充電に先立って、昇圧回路107の動作電流(蓄電素子106への充電電流)が決定される。電源電圧検出回路112は、昇圧制御回路111に接続されており、電源電圧を昇圧制御回路111に伝達する。電源電池113としては、例えば、アルカリ電池又はリチウム電池等の一次電池、NiCd電池、NiMH電池又はLi電池等の二次電池が用いられる。
[第1の充電制御]
図2は、撮像装置100の第1の充電制御及び発光制御のフローチャートである。なお、全体制御部103は、不図示のCPU、ROM、RAM等を備えている。全体制御部103は、CPUがROMに格納された制御プログラムをRAMに展開し、実行して、撮像装置100の構成要素の動作や処理を制御することにより、図2のフローチャートに示す各処理が実行される。
撮像装置100の電源ボタン(不図示)が押下されると、カメラ部105が起動する。撮像装置100の起動の際には、操作部(不図示)の1つであるモード切替スイッチの状態に応じて、カメラ部105は、撮影モード或いは再生モード等の所定のモードで起動する。例えば、モード切替スイッチが撮影モードに設定されていると、カメラ部105は撮影モードで起動する。
カメラ部105が撮影モードで起動し、全体制御部103によりストロボ充電信号がONになると(ステップS201)、電源電圧検出回路112が電源電池113の電圧を検出する(ステップS202)。続いて、昇圧制御回路111が、ステップS202で検出された電圧とメモリ(不図示であるが、例えば、全体制御部103が備える不図示のROM)に予め格納された電源基準値との比較を行う(ステップS203)。電源電池113の電圧が電源基準値より高い場合(S203でYES)、昇圧制御回路111は、蓄電素子106の実際の陽極電圧を検出する(ステップS204)。一方、電源電池113の電圧が電源基準値よりも高くない場合(S203でNO)、全体制御部103により処理はステップS203からステップS206へ進められる。ステップS203から直接にステップS206へ処理が進められた場合のステップS206の処理の詳細については後述する。
ステップS204の後、昇圧制御回路111は、蓄電素子106に対して予め設定された充電設定電圧とステップS204で検出した蓄電素子106の実際の陽極電圧との差分を算出する(ステップS205)。つまり、昇圧制御回路111は、蓄電素子106に蓄積されている電気エネルギーと発光素子102を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分を求める。そして、昇圧制御回路111は、ステップS205で算出された差分に基づいて、昇圧回路107の動作電流(蓄電素子106への充電電流)の大きさを決定する(ステップS206)。なお、ステップS203からステップS204,S205を経由してステップS206へ処理が進められた場合のステップS206の処理の詳細については後述する。
次に、昇圧制御回路111が、昇圧回路107を制御して、ステップS206で決定された充電電流で蓄電素子106を充電設定電圧まで充電する(ステップS207)。充電が完了すると、昇圧制御回路111がストロボ充電信号をオフとし(ステップS208)、これにより充電動作は終了となる。
次に、ステップS206の処理(蓄電素子106への充電電流の大きさの決定方法)の詳細について説明する。図3は、充電設定電圧と蓄電素子106の陽極電圧との差分と、蓄電素子106への充電電流の設定値との関係を示す第1のテーブルであり、この第1のテーブルはメモリに格納されている。
充電電流の最小値(=600mA)は、撮影枚数や動画記録時間等の撮像装置100の動作性能が高くなるように考慮した上で設計された設定値であり、カメラ部105が撮影モードで起動したときの蓄電素子106への充電電流の初期値でもある。充電電流の最大値(=1000mA)は、充電電流の最小値の設定条件に更に、整流ダイオード108、インダクタ109及びスイッチ部110の定格電流を考慮して設計された設定値である。本実施形態では、充電設定電圧と蓄電素子106の陽極電圧との差分(第1のテーブルの「電位差」)が大きくなるにしたがって蓄電素子106への充電電流が大きくなるように設定されており、充電設定電圧は5Vに設定されている。昇圧制御回路111は、メモリからステップS205で算出された差分に割り当てられた蓄電素子106への充電電流の設定値を読み出すことにより、充電電流の大きさを決定する。
なお、ステップS203において、電源電池113の電圧が電源基準値よりも高くないと判定されてステップS206の処理へ進んだ場合、昇圧制御回路111はステップS206で蓄電素子106への充電電流をメモリ内に格納された初期値(=600mA)のままとする。これにより、蓄電素子106に対する充電時における電源電池113の電圧降下が小さくなるため、電源電池113の容量を限界まで使用することができる。
以上の説明の通り、第1の充電制御によれば、蓄電素子106の充電電圧レベル、つまり、発光素子102を発光させるエネルギーの不足分に応じて蓄電素子106への充電電流の大きさを変更する。これにより、蓄電素子106の充電完了までの時間を短縮することができ、ストロボ光を発光させる撮影時の撮影間隔(連写スピード)を短縮することができる。また、電源電池113の電圧が電源基準値よりも低い場合には、充電電流の大きさを変更しない。これにより、電源電池113の残容量が少ない電池交換間近での充電時における電源電池113の電圧降下を抑制することができるため、従来と同等の起動時間性能を維持して、電源電池113の容量を限界まで使用することができる。
[第2の充電制御]
図4は、撮像装置100の第2の充電制御のフローチャートである。撮像装置100の電源ボタン(不図示)が押下される(電源が投入される)と、カメラ部105が起動する。カメラ部105が撮影モードで起動し、全体制御部103によりストロボ充電信号がONになると(ステップS401)、昇圧制御回路111が蓄電素子106への最初の充電電流値をメモリに格納された初期値に設定する。そして、充電設定電圧まで蓄電素子106を充電する(ステップS402)。蓄電素子106への充電電流の初期値は、第1の充電制御と同様に、充電電流の最小値(図3の600mA)とする。昇圧制御回路111は、充電が完了すると、ストロボ充電信号をOFFにする(ステップS403)。
続いて、全体制御部103は、撮像装置100が連写モードに設定されているか否かを判定する(ステップS404)。全体制御部103は、連写モードに設定されている場合(S404でYES)、処理をステップS405へ進め、連写モードに設定されていない場合(S404でNO)、処理をステップS417へ進める。
ステップS405において、全体制御部103は、レリーズボタン(不図示)がONされたか(レリーズ入力があったか)否かを検出し、レリーズ入力があるまで待機する(S405でNO)。レリーズボタンがONされると(S405でYES)、全体制御部103は、カメラ部105によりAF(オートフォーカス)とAE(オート露出)とを行い、撮影条件を決定する(ステップS406)。こうして撮影条件が決定されると、電源電圧検出回路112が、電源電池113の電圧(電源電圧)を検出する(ステップS407)。そして、昇圧制御回路111が、ステップS407で検出された電源電圧とメモリ内に予め格納された電源電池113の電源基準値とを比較し、電源電圧が電源基準値より高いか否かを判定する(ステップS408)。全体制御部103は、電源電圧が電源基準値より高い場合(S408でYES)、処理をステップS409へ進め、電源電圧が電源基準値より高くない場合(S408でNO)、処理をステップS411へ進める。
ステップS409において、昇圧制御回路111は、蓄電素子106の実際の陽極電圧を検出する。その後、昇圧制御回路111は、充電設定電圧とステップS409で検出した実際の陽極電圧との差分を算出する(ステップS410)。次いで、昇圧制御回路111は、ステップS410で算出した差分に基づいて、蓄電素子106への充電電流の大きさを決定する(ステップS411)。なお、蓄電素子106への充電電流の大きさの決定方法は第1の充電制御で説明したステップS206の通りであるため、ここでの説明を省略する。また、ステップS408の判断が“NO”であったためにステップS411へ進んだ場合、ステップS411において、昇圧制御回路111は、蓄電素子106への充電電流をメモリ内に格納された初期値に設定する。
次に、昇圧制御回路111は、昇圧回路107を制御して、蓄電素子106を充電設定電圧まで充電し(ステップS412)、充電完了後にストロボ充電信号をOFFする(ステップS413)。次いで、発光制御回路104は、カメラ部105と同期させて撮像装置100の内部スイッチ(不図示)をONし、発光素子102を発光させ、ストロボ光を被写体に照射して撮影を行う(ステップS414)。全体制御部103は、こうして撮影した画像を、SDカード等の記憶媒体(不図示)に記憶する(ステップS415)。撮影画像の記憶後に、全体制御部103は、撮影終了か否か(換言すれば、連写撮影を継続するか否か)を判定する(ステップS416)。全体制御部103は、撮影を終了しない(レリーズボタンがON状態のままであるために、連写撮影を継続する)場合(S416でNO)、処理をステップS406へ戻し、撮影を終了する(連写撮影を継続しない)場合(S416でYES)、処理を終了させる。
さて、ステップS404の判定が“NO”であったためにステップS417へ進んだ場合、ステップS417において、全体制御部103は、レリーズボタンがONされたか(レリーズ入力があったか)否かを検出する。全体制御部103は、レリーズ入力があるまで待機し(S417でNO)、レリーズボタンがONされると(S405でYES)、カメラ部105によりAF(オートフォーカス)とAE(オート露出)とを行い、撮影条件を決定する(ステップS418)。
撮影条件が決定すると、昇圧制御回路111は、蓄電素子106への充電電流をメモリ内に格納された初期値に設定する(ステップS419)。続いて、昇圧制御回路111は、昇圧回路107を制御して、蓄電素子106を充電設定電圧まで充電し(ステップS420)、充電完了後にストロボ充電信号をOFFする(ステップS421)。次いで、発光制御回路104は、カメラ部105と同期させて撮像装置100の内部スイッチ(不図示)をONし、発光素子102を発光させて撮影を行う(ステップS422)。こうして撮影された画像はSDカード等の記憶媒体(不図示)に記憶される(ステップS423)。撮影画像の記憶後に、全体制御部103は、処理をステップS416へ進める。
以上の説明の通り、第2の充電制御では、連写撮影を行うときにのみ、発光素子102を発光させる電気エネルギーの不足分に応じて蓄電素子106への充電電流の大きさを変更する。これにより、第1の充電制御と比較して、メモリ効果等の充電時の負荷変動による電源電池113へのダメージを低減させることができる。
[第3の充電制御]
図5は、撮像装置100の第3の充電制御のフローチャートである。第3の充電制御では、図4を参照して説明した第2の充電制御のステップS409〜S411の処理に代えて、図5に示すステップS501〜S505の処理を行う。よって、図5のフローチャートでは、図4のフローチャートと同じ処理(ステップS401〜S408,S412〜S423)については、同じステップ番号を付すこととし、以下の説明ではこれらの処理の説明を省略する。
ステップS401〜S407の処理の後、ステップS408において、昇圧制御回路111は、ステップS407で検出された電圧と、メモリ内に予め格納された電源基準値との比較を行う。全体制御部103は、電源電圧が電源基準値より高い場合(S408でYES)、処理をステップS501へ進め、電源電圧が電源基準値より高くない場合(S408でNO)、処理をステップS505へ進める。
ステップS501において、全体制御部103は、連写スピードが設定されているか否かを判定する(ステップS409)。全体制御部103は、連写スピードが設定されている場合(S501でYES)、処理をステップS502へ進め、連写スピードが設定されていない場合(S501でNO)、処理をステップS503へ進める。
ステップS502において、昇圧制御回路111は、メモリ内に格納された設定値に基づき、蓄電素子106への充電電流の大きさを決定する。ここで、メモリには、図3に示した第1のテーブルと同様に、不図示であるが、連写スピードの各値に対して蓄電素子106への充電電流の大きさが割り当てられた第2のテーブルが格納されている。この第2のテーブルにおいて、蓄電素子106への充電電流の大きさは、連写スピードが速くなるにしたがって大きくなるように設定されている。
昇圧制御回路111は、第2のテーブルを参照して連写スピードに割り当てられた充電電流の設定値をメモリから読み出し、蓄電素子106への充電電流の大きさを決定する。こうして連写スピードに割り当てられた充電電流で蓄電素子106への充電を行うことにより、連写撮影時に必要以上に充電電流を上げることを回避することができる。ステップS502の後、処理はステップS412へ進められる。
ステップS503において、昇圧制御回路111は、蓄電素子106の実際の陽極電圧を検出する。その後、昇圧制御回路111は、充電設定電圧とステップS409で検出した実際の陽極電圧との差分を算出する(ステップS504)。次いで、昇圧制御回路111は、ステップS504で算出した差分に基づいて、蓄電素子106への充電電流の大きさを決定する(ステップS505)。なお、ステップS505における蓄電素子106への充電電流の大きさの決定方法は、第1の充電制御で説明したステップS206の通りであり、ここでの説明を省略する。また、ステップS408の判定が“NO”であったためにステップS505へ進んだ場合、ステップS505において、昇圧制御回路111は、蓄電素子106への充電電流の大きさをメモリ内に格納された初期値に設定する。
ステップS502,S505の処理後、全体制御部103は、処理をステップS412へ進める。
以上の説明の通り、第3の充電制御では、連写スピードに応じて蓄電素子106への充電電流を変更するようにしたので、先に説明した第2の充電制御と比較して、連写撮影時に不必要に充電電流を上げることを回避することができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、上記実施形態では、発光素子102はLEDであるとしたが、これに限定されず、例えば、キセノン発光管等であってもよい。また、上記実施形態では、本発明に係る充電制御装置の一例として撮像装置を説明したが、撮像系を有さず撮像装置に着脱可能なストロボ装置(発光装置)も本発明に係る充電制御装置に含まれる。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 撮像装置
102 発光素子
103 全体制御部
104 発光制御回路
106 蓄電素子
107 昇圧回路
108 整流ダイオード
109 インダクタ
110 スイッチ部
111 昇圧制御回路
112 電源電圧検出回路
113 電源電池

Claims (7)

  1. 電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、
    前記昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子と、
    前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光する発光素子と、
    前記蓄電素子に蓄積されている電気エネルギーと前記発光素子を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分に応じて前記充電電流の大きさを制御する充電制御手段とを備え、
    前記充電制御手段は、前記充電電流の大きさを前記差分が大きくなるにしたがって大きくなるように設定することを特徴とする充電制御装置。
  2. 前記蓄電素子に蓄積されている電気エネルギーと前記発光素子を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分は、前記蓄電素子に対して予め設定された充電設定電圧と前記蓄電素子の陽極電圧との差分であることを特徴とする請求項1に記載の充電制御装置。
  3. 前記電源の電圧を検出する電圧検出手段を更に備え、
    前記充電制御手段は、前記電源の電圧が予め定められた電源基準値より高くない場合に、前記充電電流の大きさを予め定められた初期値に設定することを特徴とする請求項2に記載の充電制御装置。
  4. 撮像手段と、
    電源の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電源の電圧を昇圧する昇圧手段と、
    前記昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子と、
    前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光し、被写体に対してストロボ光を照射する発光素子と、
    前記蓄電素子に対して予め設定された充電設定電圧と前記蓄電素子の陽極電圧との差分と前記蓄電素子に対する前記充電電流の大きさとの関係を定めた第1のテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記蓄電素子に対する前記充電電流の大きさを制御する充電制御手段とを備え、
    前記第1のテーブルにおいて、前記充電電流の大きさは前記差分が大きくなるにしたがって大きくなるように設定されており、
    前記充電制御手段は、前記撮像手段により前記発光素子を発光させた連写撮影を行う場合に、前記電源の電圧が予め定められた電源基準値より高いときには、前記充電電流の大きさを前記第1のテーブルにしたがって設定し、前記電源の電圧が前記電源基準値より高くないときには、前記充電電流の大きさを予め定められた初期値に設定することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記記憶手段は、前記連写撮影を行う際の連写スピードの各値に対して前記蓄電素子への前記充電電流の大きさを設定した第2のテーブルを記憶し、
    前記第2のテーブルでは、前記充電電流の大きさは前記連写スピードが速くなるにしたがって大きくなるように設定されており、
    前記充電制御手段は、前記連写撮影を行う際に前記電源の電圧が予め定められた電源基準値より高い場合において、前記撮像手段により前記発光素子を発光させた連写撮影を行うための連写スピードが設定されていないときには前記第1のテーブルに基づいて前記充電電流の大きさを設定し、前記連写スピードが設定されているときには前記第2のテーブルに基づいて前記充電電流の大きさを設定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記充電制御手段は、前記撮像装置に電源が投入された後の前記蓄電素子への最初の前記充電電流の大きさを前記初期値に設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の撮像装置。
  7. 電源の電圧を昇圧する昇圧手段から供給される充電電流により電気エネルギーを蓄積する蓄電素子に蓄積されている電気エネルギーと、前記蓄電素子から供給される電気エネルギーにより発光する発光素子を発光させるために必要な電気エネルギーとの差分が大きくなるにしたがって、前記充電電流を大きくなるように設定することを特徴とする充電制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018021286A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 シーシーエス株式会社 Ledストロボ発光用電源装置

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