JP7353915B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7353915B2
JP7353915B2 JP2019192796A JP2019192796A JP7353915B2 JP 7353915 B2 JP7353915 B2 JP 7353915B2 JP 2019192796 A JP2019192796 A JP 2019192796A JP 2019192796 A JP2019192796 A JP 2019192796A JP 7353915 B2 JP7353915 B2 JP 7353915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch element
power supply
battery
control circuit
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019192796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021068585A (ja
Inventor
義郎 市原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019192796A priority Critical patent/JP7353915B2/ja
Publication of JP2021068585A publication Critical patent/JP2021068585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7353915B2 publication Critical patent/JP7353915B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、照明装置に関し、特に閃光を発光する照明装置の充電回路に関する。
閃光を発光する照明装置、所謂、ストロボ装置の充電回路には、電源として用いられる電池の容量を有効に利用して発光回数を増やすために、フライバック式の充電回路が広く採用されている。そして、電源電池を効率よく使用するためには、電源電池に接続される充電回路の一次側の電源コンデンサの容量を大きくすることが有効である。
しかし、容量の大きいアルミ電解コンデンサは等価直列抵抗(ESR)が大きいため、アルミ電解コンデンサを用いて高い電源効率を得ることは容易でない。これに対して、高容量でESRの小さい導電性高分子アルミ電解コンデンサを使用することで、電源効率を高める手法が考えられる。ESRが小さい場合には脈動電流も減少して充電効率が向上するという利点がある。
一方、制御方法により電源効率を高めるアプローチとして、例えば特許文献1には、照明光通信装置において、電源投入時に信号発生装置が通信信号を発生する動作を開始するまでは、電源コンデンサの接続をオフにする手法が開示されている。
特開2017-135567号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、導電性高分子アルミ電解コンデンサのようにESRが小さく、容量の大きな電源コンデンサを充電回路の一次側に使用した場合に、次の問題が発生する。問題の1つとして、電源投入時に発生する突入電流が大きくなり、また、突入電流が流れる時間が長くなった場合に電源電池の安全対策部品が不用意に作動してしまうおそれがあることが挙げられる。この問題は、例えば、電源電池にリチウムイオン電池等の高容量電池を用いた場合に起こりやすい。また、別の問題として、照明装置の電源はオンになっているが、発光管へ電荷を供給する主コンデンサへの充電が行われない非充電時にリーク電流が大きくなることで、電源効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、電源効率を向上させると共に、突入電流による誤作動の発生を抑制することが可能な照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、電池の電圧を昇圧する昇圧トランスと、前記電池に接続される電源コンデンサと、前記昇圧トランスからの2次電流によって充電される主コンデンサと、前記主コンデンサからの放電によって発光する発光手段と、前記電池前記電源コンデンサの間の電気的な接続と非接続とを切り換える切り換え手段と、記切り換え手段を制御する制御手段と、を有し、前記切り換え手段は、前記電池と前記電源コンデンサとの間の電気的な接続と非接続とを切り換える第1のスイッチ素子と、前記電池を前記昇圧トランスによって昇圧するための第2のスイッチ素子と、を有し、前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子は直列に接続され、前記制御手段は、前記第2のスイッチ素子のスイッチングが開始されると前記第1のスイッチ素子により前記電池と前記電源コンデンサの間を電気的に接続した状態とし、前記第2のスイッチ素子のスイッチングが停止すると前記第1のスイッチ素子により前記電池と前記電源コンデンサの間を電気的に非接続の状態とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、電源効率を向上させることができ、また、突入電流による誤作動の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る照明装置の電気回路図である。 照明装置の第1実施形態に係る充電動作のフローチャートである。 第1実施形態に係る充電動作のシーケンス図である。 第1実施形態に係る発光動作のフローチャートである。 第2実施形態に係る充電動作のシーケンス図である。 従来例に係る照明装置の電気回路図である。 図6の照明装置での電源投入時の突入電流を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る照明装置の電気回路図である。
照明装置は、電源電池1、電源コンデンサ2、定電圧回路21、抵抗22、分圧抵抗12,13、主コンデンサ14、閃光放電管15、閃光制御回路16、第3のスイッチ素子102及び昇圧回路200を備える。また、照明装置は、制御回路20、EEPROM17、表示回路18及びスイッチ検出回路19を備える。昇圧回路200は、第2のスイッチ素子3、抵抗4、昇圧トランス5、ダイオード6、ダイオード7、抵抗8、NPNトランジスタ9、抵抗10、抵抗11及び第1のスイッチ素子101を有する。
本発明の第1実施形態に係る照明装置は、閃光を発光する、所謂、ストロボ装置(閃光発光装置)である。照明装置は、デジタルカメラ等の撮像装置に着脱可能であってもよいし、撮像装置に内蔵されていてもよい。更に、照明装置は、撮像装置に直接には取り付けられていないが、撮像装置と通信可能に接続されて、撮像装置からの指令により動作するものであってもよい。
電源電池1は、照明装置の電源であり、照明装置に着脱可能である。電源電池1は、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。電源コンデンサ2は、電源を安定させる機能を有し、その一端は電源電池1の正極及び昇圧トランス5に接続され、その他端は第1のスイッチ素子101に接続されている。電源コンデンサ2には、公知の導電性高分子アルミ電解コンデンサ等のESRが小さく、高容量のものが用いられる。
第3のスイッチ素子102は、オン状態で電源電池1の負荷電圧を測定し、オフ状態で電源コンデンサ2の電圧を測定するためのスイッチであり、その一端は抵抗22に接続され、その他端は電源電池1の負極に接続されている。そして、抵抗22の一端は電源電池1の正極、電源コンデンサ2の正極及び制御回路20のK端子に接続されており、抵抗22の他端は第3のスイッチ素子102に接続されている。第3のスイッチ素子102には、オンオフ制御端子(不図示)が設けられており、このオンオフ制御端子は制御回路20のJ端子に接続されている。
制御回路20のJ端子は出力端子であり、制御回路20は、電源電池1の電圧測定時には第3のスイッチ素子102をオンする信号を出力し、電源コンデンサ2の電圧測定時には第3のスイッチ素子102をオフする信号を出力する。
制御回路20のK端子は、制御回路20内のA/Dコンバータ回路(不図示)に接続されたモニタ端子である。制御回路20は、第3のスイッチ素子102がオン状態でK端子に入力される電圧レベルを検出した検出結果値と第3のスイッチ素子102がオフ状態にあるときの電圧検出値とから内部抵抗値を計算する。なお、内部抵抗値は、公知の無負荷時と負荷時の電流の差から計算することができる。制御回路20は、得られた内部抵抗値を用いて、電源効率が高くなるように第3のスイッチ素子102のパルスオン時間を決定する。
昇圧回路200において、第2のスイッチ素子3は昇圧回路200の1次側のスイッチ素子であり、第2のスイッチ素子3にはFET(MOS-FET)が用いられている。第2のスイッチ素子3のスイッチ動作によって電源電池1の電流が制御される。第2のスイッチ素子3のゲートは制御回路20のB端子及び抵抗4に接続され、そのドレインは昇圧トランス5の一次側のb端子に接続され、そのソースは第1のスイッチ素子101に接続されている。
抵抗4は、第2のスイッチ素子3のゲート、電源電池1の負極及び制御回路20のB端子に接続されている。昇圧トランス5は、電源電池1の電圧を昇圧して、主コンデンサ14に電荷を供給する。昇圧トランス5のa端子は電源電池1の正極及び電源コンデンサ2の正極に接続され、そのb端子は第2のスイッチ素子3のドレインに接続されている。また、昇圧トランス5のc端子はダイオード7のカソードに接続され、そのd端子はダイオード6のアノードに接続されている。
ダイオード7のカソードは昇圧トランス5のc端子に接続され、そのアノードは抵抗8及びNPNトランジスタ9のエミッタに接続されている。抵抗8の一端はダイオード7のアノードに接続され、その他端は電源電池1の負極に接続されている。NPNトランジスタ9は、昇圧トランス5の2次電流を検出するために設けられている。NPNトランジスタ9のエミッタはダイオード7のアノード及び抵抗8に接続され、そのベースは抵抗8及び電源電池1の負極に接続され、そのコレクタは抵抗10及び抵抗11に接続されている。
抵抗10の一端は定電圧回路21の出力側に接続され、その他端は抵抗11に接続されている。抵抗11の一端は抵抗10に接続され、その他端は制御回路20のD端子に接続されている。制御回路20のD端子は、入力端子であり、NPNトランジスタ9がオンになったことで、定電圧回路21の出力電圧がハイレベル(以下「HL」と記す)からローレベル(以下「LL」と記す)に下がったことを検出する。
第1のスイッチ素子101は、第2のスイッチ素子3が故障してショート状態になった場合に電源電池1がショート状態とならないようにするための安全回路として設けられている。そのため、第1のスイッチ素子101と第2のスイッチ素子3とは直列接続されている。
第1のスイッチ素子101の一端は第2のスイッチ素子3のソースと電源コンデンサ2の負極に接続され、その他端は電源電池1の負極に接続されている。第1のスイッチ素子101には、オンオフ制御端子が設けられており、このオンオフ制御端子は、制御回路20のC端子に接続されている。第1のスイッチ素子101は、充電開始時に制御回路20のC端子から出力されるオン信号によって接続状態となって、電源電池1と電源コンデンサ2とを電気的に接続状態とする。第1のスイッチ素子101は、充電時は接続状態が維持され、充電が完了すると制御回路20のC端子から出力されるオフ信号によって非接続状態となって、電源電池1と電源コンデンサ2とを電気的に非接続状態とする。これにより、非充電時には電源コンデンサ2からのリーク電流の発生が抑制されることで消費電力を低減させることができ、その結果、電源効率を高めることができる。
分圧抵抗12,13は、主コンデンサ14に蓄積された電荷による電圧を分圧する。分圧抵抗12の一端は主コンデンサ14及びダイオード6のカソードに接続され、その他端は分圧抵抗13及び制御回路20のE端子に接続されている。分圧抵抗13の一端は分圧抵抗12及び制御回路20のE端子に接続され、その他端は電源電池1の負極に接続されている。
制御回路20のE端子は、主コンデンサ14の両端にかかる電圧の1/100程度の低電圧となり、制御回路20は、主コンデンサ14の充電電圧に比例した電圧(分圧)を検出する。制御回路20は、E端子で検出した電圧と予め設定された電圧とを比較して、発振を停止する。
主コンデンサ14は、昇圧回路200によって充電される。閃光放電管15は、例えばキセノン管であり、主コンデンサ14からの放電出力によって発光する。閃光制御回路16は、制御回路20のF端子に接続されており、制御回路20からの信号(指令)に従って閃光放電管15への放電電流を制御する。EEPROM17は、電気的に書き替えが可能なメモリであり、制御回路20のG端子に接続されている。EEPROM17には、ストロボ装置での昇圧動作や発光動作に必要な設定情報が記憶されており、また、後述するパルスオン時間や充電完了電圧のデータを記憶させておくことができる。
表示回路18は、照明装置(外観図は不図示)の背面等に配置された液晶ディスプレイ(不図示)等での表示を制御する回路であり、制御回路20のH端子に接続されている。液晶ディスプレイには、制御回路20からの出力信号に基づき、ストロボ撮影に関する各種の情報が表示される。
スイッチ検出回路19は、照明装置に組み込まれたスイッチユニット(第1乃至第3のスイッチ素子を含まない)のオンオフ状態を検出し、検出信号を制御回路20のI端子に出力する。スイッチユニットは、ストロボ発光量の設定スイッチ、充電許可/充電不許可を行うためのスイッチ、ストロボモードを設定するためのスイッチ等のストロボ発光を制御するための各種のスイッチを含む。
制御回路20は、ワンチップマイコンであり、CPU、ROM、RAM、入出力制御回路(I/O CONTROL)、マルチプレクサ、タイマ回路等を含む。制御回路20は、EEPROM17に内蔵させてもよい。また、撮像装置が照明装置を内蔵する構成となっている場合には、撮像装置の全体制御を行う制御手段に含ませてもよい。
定電圧回路21からの出力電圧は、制御回路20のA端子と昇圧回路200に組み込まれた抵抗10に供給される。定電圧回路21を組み入れることで、電源電池1の電圧が変化しても一定電圧を供給することが可能になる。
次に、照明装置での発光制御フローについて説明する。図2は、照明装置での充電動作のフローチャートである。図2にS番号で示す各処理(ステップ)は、制御回路20のCPUがROMに格納されたプログラムをRAM上で実行して、照明装置の各部の動作を統括的に制御することにより実現される。図3は、照明装置での充電動作のシーケンス図である。
電源電池1が照明装置に装着された状態で照明装置の電源ボタン(不図示)が押下される等して電源が投入されると、定電圧回路21が起動して制御回路20等に定電圧が供給される。制御回路20に定電圧が供給されると、制御回路20内のCPUにおいてリセット動作、例えば、プログラム内におけるフラグのクリア、記憶されていた内容のクリア等が行われ、続いて以下の処理が開始される。
S101で制御回路20は、スイッチ検出回路19から充電開始信号が出力されているか否かを確認する。なお、S101は、照明装置の電源投入時に発光動作に必要な充電を開始させるための信号を撮像装置本体(不図示)の制御回路等から受信しているか否かを確認する処理であってもよい。S102で制御回路20は、充電禁止が設定されているか否かを判定する。制御回路20は、充電禁止であると判定した場合(S102でYES)、充電処理を終了し、充電禁止ではないと判定した場合(S102でNO)、処理をS103へ進める。
S103で制御回路20は、電源電池1の電圧を測定した結果に基づいて、第2のスイッチ素子3のパルスオン時間に対応する、駆動信号のパルス幅Xを設定する。例えば、電池電圧が低いと電池電圧が低くなったときは充電時間が遅くならないようにパルス幅Xを大きくし、電池電圧が高いときは電池電圧が高いときは短い時間でも充電するためパルス幅Xを小さくする。これにより、制御回路20のB端子から第2のスイッチ素子3のゲートに送信されるパルス幅Xのパルス信号が駆動信号として設定される。
S104で制御回路20は、充電動作が許可されているため、C端子からオン信号を出力して第1のスイッチ素子101をオンし、第1のスイッチ素子101を接続状態とする。これにより、電源電池1の負極と電源コンデンサ2の負極が電気的に接続される。続いて、S105で制御回路20は、B端子からS103で設定したパルス幅Xの駆動信号を出力する。この駆動信号により、第2のスイッチ素子3がオンオフ制御(スイッチング)される。
ここで、S104とS105での信号出力タイミングについて、図3を参照して説明する。第1のスイッチ素子101は、充電開始信号に従ってオンする。第2のスイッチ素子3のオン時に電源電池1と電源コンデンサ2から放電電流が流れるため、電源電池1から過大な電流は流れにくくなる。そして、パルス幅Xの駆動信号が制御回路20のB端子から第2のスイッチ素子3のゲートへ出力される。これにより、第2のスイッチ素子3がオンされ、電源電池1の正極から昇圧トランス5のa端子-b端子、第2のスイッチ素子3のドレイン-ソースを介してリニアに電流が流れる。
このとき、昇圧トランス5の1次側を流れる電流はパルス幅Xの時間と電源電池1の電源電圧によって決まり、図3に「一次電流」として示すように、1次電流が最大でaアンペア(aA)だけ流れる。なお、1次電流の最大値は昇圧トランス5が磁気飽和しない値に設定されている。
駆動信号がLLになって第2のスイッチ素子3がオフされると、駆動信号のオン時に昇圧トランス5に蓄えられたエネルギが放出されて、昇圧トランス5のc端子からd端子に電流(2次電流)が流れる。2次電流の流れは、昇圧トランス5のd端子、ダイオード6のアノード-カソード、主コンデンサ14の正極、負極、抵抗8、ダイオード7のアノード-カソード、昇圧トランス5のc端子の電流ループとなる。2次電流の電流波形は、図3に示すように、駆動信号がLLとなった直後でピーク値のbミリアンペア(bmA)となり、そこから徐々に小さくなっていく。
昇圧トランス5に2次電流が生じると抵抗8に電流が流れて電圧が発生し、NPNトランジスタ9がオンする。これにより抵抗10を介してNPNトランジスタ9のコレクタ-エミッタに電流が流れて、制御回路20は定電圧回路21の出力がLLになったことをD端子に対する入力から検出する。1パルス(1周期)の駆動信号によって昇圧トランス5のエネルギが放出されて2次電流が下がると、抵抗8に電流が流れなくなってNPNトランジスタ9がオフになる。これにより、制御回路20のD端子はHLになる。
図2のフローチャートの説明に戻る。S106で制御回路20はD端子への入力がLLからHLに変わったか否かを判定する。制御回路20は、LLのままであると判定した場合(S106でNO)、S106の判定を繰り返し、HLに変わったと判定した場合(S106でYES)、処理をS107へ進める。
S107で制御回路20は、充電が完了したか否かを判定する。S107の判定は、制御回路20のE端子に入力する検出信号に基づいて判定することができる。具体的には、分圧抵抗12,13により主コンデンサ14の両端にかかる電圧の1/100程度の低電圧が制御回路20のG端子に入力されることで、充電電圧に比例した電圧(分圧)を検出する。そして、検出電圧と予め設定された充電完了電圧とを比較し、その比較結果に基づいてB端子からの駆動信号の発振を停止する。制御回路20は、充電が完了していないと判定した場合(S107でNO)、処理をS105へ戻し、充電が完了したと判定した場合(S107でYES)、処理をS108へ進める。
S108で制御回路20は、B端子からの駆動信号の出力を停止する。S109で制御回路20は、C端子からオフ信号(充電終了信号)を出力して、第1のスイッチ素子101をオフし、第1のスイッチ素子101を非接続状態とする。S110で制御回路20は、充電完了を表示させるための表示信号をH端子から表示回路18へ出力する。これにより、充電動作は終了する。
こうして充電動作が終了すると、制御回路20は発光動作を開始する。図4は、照明装置での発光動作のフローチャートである。図4にS番号で示す各処理(ステップ)は、制御回路20のCPUがROMに格納されたプログラムをRAM上で実行して、照明装置の各部の動作を統括的に制御することにより実現される。
S201で制御回路20は、撮像装置本体(不図示の)のレリーズスイッチが露出開始を指示する第2ストロークでオンになったことを検出すると、スイッチ検出回路19から発光開始信号を読み込む。S202で制御回路20は、発光開始信号が発光禁止か否かを判定する。制御回路20は、発光禁止に設定されていないと判定した場合(S202でNO)、処理をS203へ進め、発光禁止に設定されていると判定した場合(S202でYES)、本処理を終了させる。
なお、撮像装置本体において照明装置での発光を禁止する設定がなされている場合、撮像装置本体で照明装置での発光禁止が設定された時点で、撮像装置本体から制御回路20に発光禁止の指令が送られ、制御回路20はS202で発光禁止と判定する。
S203で制御回路20は、主コンデンサ14の充電が完了しているかを判定する。制御回路20は、充電が完了していると判定した場合(S203でYES)、処理をS204へ進め、充電が完了していないと判定した場合(S203でNO)、処理をS207へ進める。S207では、図2及び図3を参照して説明した充電動作が行われる。充電動作が終了すると、処理はS203に戻される。
S204で制御回路20は、F端子から閃光制御回路16へ発光信号を出力する。S204では、発光信号に基づいて閃光制御回路16が駆動され、主コンデンサ14に蓄積された電荷が閃光放電管15に放電され、閃光放電管15が発光する。S205で制御回路20は、適正光量になったか否かを判定する。制御回路20は、適正光量になるまで発光を続けるように閃光制御回路16を制御し(S205でNO)、適正光量になったと判定した場合(S205でYES)、処理をS206へ進める。S206で制御回路20は、F端子から発光停止信号を閃光制御回路16へ出力する。これにより、照明装置での発光動作は終了する。
ここで、上述した充電動作を従来のフライバック充電回路での充電動作と比較する。図6は、照明装置の従来の電気回路図の一例を示す図である。図6の電気回路図に示す電子部品や電気部品において図1の電気回路図に示す電子部品や電気部品と同じものには同じ番号を付しており、それらについては説明を省略する。図7は、図6の照明装置の電気回路での電源投入時の突入電流を説明する図であり、図7(a)は部分的な回路図であり、図7(b)は突入電流を説明する図である。
図7(a)に示すように、電源コンデンサ2の内部の等価直列抵抗(ESR)を‘R’、等価容量を‘C’、電源電池の電圧を‘E’とし、突入電流を‘I’とする。電源電池1は着脱可能で、電源投入時に仮想の電源接続スイッチ素子100がオンすると、電源コンデンサ2に流れる突入電流の最大値Imaxは、Imax=E/R、で与えられる。ここで、I=(E/R)×e(-1/CR)、で表され、従来技術では、電源コンデンサ2のESRが小さい場合に突入電流Iが大きくなることがわかる。
これに対して本発明の第1実施形態では、ESRの小さい導電性高分子アルミ電解コンデンサを用いながらも、電源投入時には第1のスイッチ素子101により電源コンデンサ2は電源電池1と電気的に非接続の状態であるため、突入電流が発生し難い。これにより、電源効率を高めることができ、その結果、電源電池の容量が従来と同じであっても、発光回数を増やすことができる。また、突入電流を原因とする安全回路の誤動作をなくすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る照明装置について説明する。第2実施形態に係る照明装置は、第1実施形態に係る照明装置と比較すると、第1のスイッチ素子101のオン時の立ち上がりが異なるが、その他の点は共通している。そのため、ここでは、第1実施形態に係る照明装置との相違点を中心に説明する。
図5は、第2実施形態に係る照明装置での充電動作でのシーケンス図であり、図3(第1実施形態に係る照明装置での充電動作のシーケンス図)に対応する図である。第2実施形態に係る照明装置では、制御回路20内に信号遅延回路が設けられ、第1のスイッチ素子101には電子スイッチが用いられている。
制御回路20は、充電開始信号と共に制御回路20のC端子からの出力の立ち上がりを遅延させて、第1のスイッチ素子101をオンさせる立ち上がりを遅延させる。これにより、電源電池1から過大な放電電流が流れ難くなる。なお、制御回路20のK端子の電圧が一定電圧を超える場合には、第1実施形態(図3)と同じ動作となる。こうして、第2実施形態に係る照明装置でも、第1実施形態に係る照明装置が奏する効果と同じ効果を奏する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、上記実施形態では、各種のスイッチ類は電子スイッチであると説明したが、第2実施形態に係る照明装置の第1のスイッチ素子101を除く各種スイッチには、機械的スイッチを用いてもよい。また、図2及び図4に示したフローチャートでの処理順序は一例であって、不都合がなければ、異なる順序で各種処理を実行してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 電源電池
2 電源コンデンサ
3 第2のスイッチ素子
5 昇圧トランス
14 主コンデンサ
15 閃光放電管
16 閃光制御回路
19 スイッチ検出回路
20 制御回路
21 定電圧回路
101 第1のスイッチ素子
102 第3のスイッチ素子
200 昇圧回路

Claims (6)

  1. 電池の電圧を昇圧する昇圧トランスと、
    前記電池に接続される電源コンデンサと、
    前記昇圧トランスからの2次電流によって充電される主コンデンサと、
    前記主コンデンサからの放電によって発光する発光手段と、
    前記電池前記電源コンデンサの間の電気的な接続と非接続とを切り換える切り換え手段と、
    記切り換え手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記切り換え手段は、
    前記電池と前記電源コンデンサとの間の電気的な接続と非接続とを切り換える第1のスイッチ素子と、
    前記電池を前記昇圧トランスによって昇圧するための第2のスイッチ素子と、を有し、
    前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子は直列に接続され、
    前記制御手段は、前記第2のスイッチ素子のスイッチングが開始されると前記第1のスイッチ素子により前記電池と前記電源コンデンサの間を電気的に接続した状態とし、前記第2のスイッチ素子のスイッチングが停止すると前記第1のスイッチ素子により前記電池と前記電源コンデンサの間を電気的に非接続の状態とするように前記切り替え手段を制御することを特徴とする照明装置。
  2. 前記切り換え手段は、前記第2のスイッチ素子の接続状態と非接続状態とをパルス信号により切り換えることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1のスイッチ素子は、一端が前記電源コンデンサおよび前記第2のスイッチ素子に接続され、他端が前記電池の負極と接続され、
    前記第2のスイッチ素子はFETであり、そのソースは前記第1のスイッチ素子に、そのドレインは前記昇圧トランスに、そのゲートは前記制御手段にそれぞれ接続され、
    前記パルス信号が前記ゲートに入力されて前記第2のスイッチ素子のオンオフが切り換えられることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記電池の電圧を測定する電圧測定手段を有し、
    前記制御手段は、前記電池の電圧に基づいて前記パルス信号のパルス幅を設定することを特徴とする請求項2又は3に記載の照明装置。
  5. 前記制御手段は、前記主コンデンサへの充電を開始する際の前記第1のスイッチ素子の立ち上がりを遅くするよう制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記電源コンデンサは、導電性高分子アルミ電解コンデンサであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
JP2019192796A 2019-10-23 2019-10-23 照明装置 Active JP7353915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019192796A JP7353915B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019192796A JP7353915B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021068585A JP2021068585A (ja) 2021-04-30
JP7353915B2 true JP7353915B2 (ja) 2023-10-02

Family

ID=75638724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019192796A Active JP7353915B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7353915B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223804A (ja) 2004-02-09 2005-08-18 Harison Toshiba Lighting Corp スイッチ回路
JP2005275109A (ja) 2004-03-25 2005-10-06 Fujinon Corp フラッシュを備えた機器
JP2013083810A (ja) 2011-10-11 2013-05-09 Canon Inc 電源制御装置、撮像装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム、並びに記録媒体
WO2018198290A1 (ja) 2017-04-27 2018-11-01 三菱電機株式会社 電力変換ユニット

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005223804A (ja) 2004-02-09 2005-08-18 Harison Toshiba Lighting Corp スイッチ回路
JP2005275109A (ja) 2004-03-25 2005-10-06 Fujinon Corp フラッシュを備えた機器
JP2013083810A (ja) 2011-10-11 2013-05-09 Canon Inc 電源制御装置、撮像装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム、並びに記録媒体
WO2018198290A1 (ja) 2017-04-27 2018-11-01 三菱電機株式会社 電力変換ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021068585A (ja) 2021-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9891503B2 (en) Light emitting device including first and second power sources, method of controlling the same, image pickup apparatus, and storage medium
JP7353915B2 (ja) 照明装置
JP2009284680A (ja) キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器
JP2784643B2 (ja) 定電圧自動充電ストロボ回路
JPH0553182A (ja) 閃光発光回路
JP2007121755A (ja) カメラの発光装置及びカメラ
JP4877755B2 (ja) キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器
US4942340A (en) Arrangement for displaying operation of booster circuit for flash device camera
US8289003B2 (en) Discharge apparatus, method of controlling discharge apparatus, and imaging apparatus
JP4877771B2 (ja) キャパシタ充電装置およびそれを用いた発光装置および電子機器
JP4816470B2 (ja) 充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラム
JP2013083810A (ja) 電源制御装置、撮像装置、電源制御方法、及び電源制御プログラム、並びに記録媒体
JP2006039192A (ja) 昇圧装置及びカメラ
JP3720503B2 (ja) ストロボ装置
KR100514130B1 (ko) 섬광 발생회로
JP2007225641A (ja) ストロボ装置
JPH08122869A (ja) ストロボ装置
JP4429414B2 (ja) 電源装置および該電源装置を有したストロボ装置および該ストロボ装置を内蔵した撮像装置
JPH11237667A (ja) ストロボブースタ装置及びカメラシステム
JP2001215576A (ja) 発光装置、カメラシステムおよび発光通信システム
JP4088406B2 (ja) カメラ
JPH04107438A (ja) カメラ
JP2005339987A (ja) 撮影用発光装置およびそれを備えたカメラ
JP2006288059A (ja) 昇圧用駆動回路
JP2004294972A (ja) ストロボシステム及び付属装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230920

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7353915

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151