JP2002287220A - カメラのフラッシュ充電装置 - Google Patents

カメラのフラッシュ充電装置

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JP2002287220A
JP2002287220A JP2001092462A JP2001092462A JP2002287220A JP 2002287220 A JP2002287220 A JP 2002287220A JP 2001092462 A JP2001092462 A JP 2001092462A JP 2001092462 A JP2001092462 A JP 2001092462A JP 2002287220 A JP2002287220 A JP 2002287220A
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charging
voltage
flash
main capacitor
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JP2001092462A
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Makoto Kato
誠 加藤
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影操作感を損なうことなく、安定したフラ
ッシュ発光を与えるフラッシュ充電装置を提供する。 【解決手段】 被写体との距離を測定する測距手段と、
フラッシュ発光用のメインコンデンサに充電する充電装
置とを備えるカメラにおいて、充電装置は、内蔵電源か
らメインコンデンサに充電する充電手段13と、メイン
コンデンサの電圧を検知する電圧検知手段17と、充電
手段13及び電圧検知手段17を制御する充電制御手段
11とを備えてなり、測距手段により被写体について周
期的に測距する周期的測距動作の一時的休止状態の間
に、フル充電後に自然放電により電圧の低下したメイン
コンデンサへの補充充電動作又はメインコンデンサ電圧
の電圧検知動作の少なくともいずれか一方を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに内蔵され
たフラッシュの充電装置に関し、詳細には、測距動作の
一時的休止状態において、フル充電後に自然放電によっ
て電圧が低下したメインコンデンサを補充充電するフラ
ッシュ充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュ内蔵カメラでフラッシュ撮影
を行なう場合、フラッシュ発光用メインコンデンサの電
圧が発光に必要な充電電圧に達するように、メインコン
デンサの充電が行なわれる。フラッシュ撮影時にメイン
コンデンサをフル充電するための方法が、例えば、特開
平4−57038号公報に記載されている(図1を参
照)。特開平4−57038号公報に記載されたフラッ
シュ内蔵のカメラ101は、カメラ本体103の背面に
設けられたファインダー105の近傍に配置された接眼
検知部107を備えている。撮影者がファインダー10
5を覗いて撮影動作に入ると、接眼検知部107によっ
て撮影動作が検知される。メインコンデンサの電圧が発
光に必要なフル充電電圧に達していないとき、接眼検知
動作のインターバル時間を利用して、メインコンデンサ
の充電が間欠的に行なわれる。すなわち、上記充電は、
フラッシュ撮影時にメインコンデンサをフル充電する方
法に関する。
【0003】ところで、メインコンデンサをフル充電し
たあと、直ちに撮影される場合もあるが、レリーズ釦を
半押して被写体を追尾する追尾モードで撮影される場合
がある。追尾モードによる撮影では、レリーズ釦が全押
しされて撮影が実際に行なわれるのを待っている、いわ
ゆる測距動作の一時的休止状態が長く続くことがしばし
ばである。長い時間、測距動作の一時的休止状態が続く
と、フル充電電圧まで充電されたメインコンデンサが自
然放電して、メインコンデンサ電圧は漸次低下する。そ
の結果、フラッシュ発光量が低下して、被写体を十分に
照明することができないという問題がある。また、一旦
レリーズロックをかけ、レリーズロックの間にメインコ
ンデンサを補充充電する場合もある。この場合、カメラ
の制御部及び電池がある一定時間にわたって充電動作に
占有されるために、迅速な撮影操作感が損なわれるとい
う問題がある。さらに、所定時間経過後に一定時間再充
電を行なうとしても、メインコンデンサの製品ばらつき
や回路からの発熱量のばらつきによって、メインコンデ
ンサ電圧の低下電圧がばらついて、安定したフラッシュ
発光量を確保することができないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする技術的課題は、撮影操作感を損なうこ
となく、安定したフラッシュ発光を与えるカメラのフラ
ッシュ充電装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
は、上記技術的課題を解決するために、被写体について
周期的に測距する周期的測距動作の一時的休止状態の間
に、フル充電後に自然放電で電圧が低下したメインコン
デンサへの補充充電動作又はメインコンデンサ電圧の電
圧検知動作の少なくともいずれか一方を行なうことを基
本的特徴としている
【0006】具体的に述べれば、このフラッシュ充電装
置は、被写体との距離を測定する測距手段と、フラッシ
ュ発光用のメインコンデンサに充電する充電装置とを備
えるカメラにおいて、充電装置は、内蔵電源からメイン
コンデンサに充電する充電手段と、メインコンデンサの
電圧を検知する電圧検知手段と、前記充電手段及び電圧
検知手段を制御する充電制御手段とを備えてなる。
【0007】上記構成において、被写体について周期的
に測距を行なう周期的測距動作が行なわれている。周期
的測距動作の一時的休止状態の間に、メインコンデンサ
電圧が電圧検知手段によって周期的に検知される。フル
充電後に自然放電によってメインコンデンサの電圧が、
安定した露出制御不能なレベルまで低下していることが
判明した場合に、周期的測距動作の一時的休止状態の間
に、充電手段によってメインコンデンサが周期的に補充
充電される。このとき、充電手段及び電圧検知手段は、
所定の充電制御パターンに従うように充電制御手段によ
り制御される。したがって、周期的測距動作の一時的休
止状態というわずかな空き時間に合わせて補充充電を周
期的に行なうことにより、メインコンデンサの電圧低下
を防止することができるとともに、安定した露出制御を
行なうことができる。また、周期的測距動作の一時的休
止状態という空き時間に補充充電を行なうので、タイム
ラグが生じず、操作感触も損なわれない。
【0008】メインコンデンサの電圧検知動作は、補充
充電動作より長い周期を有していることが好ましい。あ
る設定電圧以下になると補充充電動作を行なう場合、所
定回数の補充充電動作が行なわれた上で、メインコンデ
ンサの電圧を検知するようにしてもよい。すなわち、必
ずしも補充充電動作と同時にメインコンデンサの電圧を
検知する必要はない。充電回路がメインコンデンサの電
圧を検知するために短時間の補充充電を必要とすると
き、電圧検知動作の周期を補充充電動作の周期より長く
することによって内部電源の消費電力を低減することが
できる。
【0009】前記補充充電動作は、周期的測距動作の一
時的休止状態の度に実行されることが好ましい。上記構
成によれば、補充充電時間を短縮することができる。
【0010】好ましくは、周期的測距動作の一時的休止
状態の度に行なわれる前記補充充電動作及び前記電圧検
知動作は、それぞれ、前記周期的測距動作の一時的休止
状態の周期よりさらに短い周期を有するパルス信号列か
ら構成される。
【0011】上記構成によれば、パルス信号列の周波数
やDUTYを任意に設定することにより、単位時間当り
の補充充電時間を変化させることができる。
【0012】補充充電の制御パターンは、所定の種々の
条件に応じて切り換えられる。
【0013】メインコンデンサの周囲温度を検知する温
度検知手段をさらに備え、温度検知手段によって周囲温
度の上昇が検知されると、充電制御手段によって補充充
電動作及び電圧検知動作の動作時間を長くする。メイン
コンデンサとして通常用いられるアルミ電解コンデンサ
は、高温下で自然放電量が増加する傾向がある。したが
って、メインコンデンサの周囲温度を検知する温度検知
手段を設けて、周囲温度をモニターする。温度検知手段
によって周囲温度の上昇が検知されると、充電制御手段
によって補充充電動作及び電圧検知動作の動作時間を長
くして、メインコンデンサを充電し、メインコンデンサ
の電圧低下を防止する。
【0014】フラッシュの設定がフラッシュ非発光モー
ドであるとき、フラッシュが発光されることがないの
で、充電制御手段によって補充充電動作及び電圧検知動
作を停止する。
【0015】測距手段により被写体までの距離を測定し
て、被写体までの距離が適正露出可能な範囲内であると
き、充電制御手段によって補充充電動作及び電圧検知動
作を停止する。測距の結果、被写体までの距離が接近し
ているために、既に適正露出が得られるメインコンデン
サ電圧が確保されているとき、補充充電動作は不要であ
るために行なわない。
【0016】被写体輝度を測定する測光手段をさらに備
え、測光手段により被写体輝度を測定して、撮影可能な
輝度であることが検知されると、充電制御手段によって
補充充電動作及び電圧検知動作を停止する。測光の結
果、フラッシュ発光が不要であると判断されると、補充
充電動作は不要であるために行なわない。
【0017】測距手段により被写体の移動速度を測定し
て、被写体が速い速度で移動していることが検知される
と、充電制御手段によって補充充電動作及び電圧検知動
作の動作時間を短くする。周期的測距により、被写体が
速い速度で移動していることが検知されると、測距間隔
を短くして正確な測距を優先させる。測距間隔が短くな
ると、同時に、補充充電動作及び電圧検知動作の動作時
間が短くなる。
【0018】測距手段により被写体の移動方向を測定し
て、被写体がカメラに向かって近づいてことが検知され
ると、充電制御手段によって補充充電動作及び電圧検知
動作の動作時間を短くする。周期的測距により、被写体
が近づいてくることが検知されると、適正露出が得られ
やすくなるので、補充充電動作及び電圧検知動作の動作
時間が短くても十分である。
【0019】カメラの半押し動作の開始から一定時間を
経過したあとに、補充充電動作及び電圧検知動作を開始
する。例えば、メインコンデンサ電圧を定量的に検知す
ることができない充電回路の場合、メインコンデンサ電
圧がどの程度低下しているのかが不明であるので、カメ
ラの半押し動作の開始から一定時間経過後に補充充電動
作を行なう。
【0020】電圧検知手段によって、内蔵電源の電圧が
所定の電圧より低いことが検知されると、充電制御手段
によって補充充電動作及び電圧検知動作の動作時間を長
くする。内蔵電源の電圧が所定の電圧より低いと、急速
充電が難しいので、補充充電動作及び電圧検知動作の動
作時間を長くして、メインコンデンサの自然放電を防止
する。
【0021】補充充電を開始する複数の設定電圧を備
え、該設定電圧が低ければ低いほど、充電制御手段によ
って補充充電動作及び電圧検知動作の動作時間を長くす
る。例えば、補充充電を開始する電圧を設定電圧1及び
設定電圧2に設定し、且つ、設定電圧1の方が設定電圧
2より高くなるように設定して、設定電圧2を下回った
ときの各動作時間を、設定電圧1を下回ったときの各動
作時間より長くして、メインコンデンサの自然放電を防
止する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
フラッシュ充電装置を備えたカメラについて、図2〜1
6を参照しながら説明する。
【0023】図2は、カメラの制御回路10のブロック
図である。カメラの制御回路10は、制御部11と、D
C/DC電源部21と、フラッシュ部13と、測光・測
距部15と、メイン電源である電源電池23と、電池電
圧検知部17と、温度検知部19と、不図示のスイッチ
群とを備えてなる。
【0024】制御部11は、マイクロコンピュータ(C
PU)、メモリー及び制御回路からなり、カメラ全体の
シーケンスを制御する。また、電源電池23からの電源
電圧Vpは、DC/DC電源部21を介することにより
VDDに変換されて、制御部11に印加される。
【0025】フラッシュ部13は、フラッシュを発光さ
せるフラッシュ発光回路と、メインコンデンサの充電を
行なうフラッシュ充電回路とから構成されている。フラ
ッシュ部13には駆動電圧が電源電池23から直接に供
給される。また、フラッシュ部13には制御部11から
ローレベルで充電を指示する充電制御信号とパルス状の
トリガ信号とが入力され、充電制御信号により発光エネ
ルギーのメインコンデンサへの充電動作が制御され、ト
リガ信号によりフラッシュの発光タイミングが制御され
るようになっている。
【0026】電池電圧検知部17は、電源電池23から
制御部11に供給される駆動電圧を検知するものであ
る。この検知された駆動電圧は制御部11に入力され、
フラッシュ部13の充電制御に用いられる。また温度検
知部19は、充電回路の周辺温度を検知するものであ
る。この検知温度も制御部11に入力され、フラッシュ
部13の充電制御に用いられる。
【0027】測光・測距部15は、CCDセンサ等から
なるAFセンサを有し、このAFセンサの検出信号を用
いて被写体距離を検出するものであるとともに、SPC
等からなるAEセンサを有し、このAEセンサの検出信
号を用いて被写体輝度を検出するものである。
【0028】不図示のスイッチ群は、少なくとも、電源
スイッチ、撮影準備を指示するS1スイッチ、レリーズ
を指示するS2スイッチ、ズームスイッチ、フラッシュ
の発光モード切換スイッチ(自動発光、強制発光及び発
光禁止等)を含んでいる。
【0029】電源スイッチは、メイン電源のON/OF
Fを指示するものである。S1スイッチ及びS2スイッ
チは、それぞれ、シャッター釦の半押し及び全押しの操
作でONになるスイッチである。フラッシュの発光モー
ド切換スイッチは、撮影者の操作によりONになり、例
えば操作毎に予め設定された複数の発光モードの変更を
指示するスイッチである。
【0030】フラッシュ発光回路は、メインコンデンサ
と、閃光を発光するキセノン放電管と、高電圧のトリガ
信号を発生させるトリガ回路とから構成されている。メ
インコンデンサとキセノン放電管とは、フラッシュ充電
回路の出力端(ダイオードのカソードとアースとの間)
に並列接続されている。
【0031】図3は、第1のフラッシュ充電回路の回路
構成図である。第1フラッシュ充電回路は、フラッシュ
発光用のメインコンデンサに充電エネルギーを供給する
内蔵電源(電源電池23)と、該内蔵電源の端子電圧を
昇圧する充電トランスと、充電トランスの一次コイルに
印加される一次電圧を断続する2個のMOS型FETか
らなる充電FETと、充電トランスの二次コイルに誘起
される二次電圧により出力される交流電流を全波整流す
る、例えば4個のダイオードからなる整流ダイオードブ
リッジ回路と、上記メインコンデンサの電圧を検出する
分圧抵抗1及び分圧抵抗2からなる電圧検出回路と、上
記充電FETのオン・オフ駆動を制御する駆動制御回路
とから構成されている。
【0032】なお、例えば、上記内蔵電源はカメラのメ
イン電源用電池が用いられ、上記駆動制御回路はカメラ
の撮影動作を集中制御するマイクロコンピュータで構成
される。また、充電FETは、MOS型FETに限られ
ず、接合型FETやシリコントランジスタ等の他の種類
の半導体スイッチング素子を用いてもよい。
【0033】上記電池は、充電トランスの一次コイルの
中間タップとアースとの間に接続され、各充電FET
は、充電トランスの両端とアース間に接続されている。
各充電FETのゲートには上記駆動制御回路から所定の
周波数の駆動用のパルス信号列(駆動制御信号)が入力
されるようになっている。
【0034】上記整流ダイオードブリッジ回路は、充電
トランスの二次コイルの両端に接続され、該整流ダイオ
ードブリッジ回路の出力端とアース間に上記メインコン
デンサが接続されている。また、このメインコンデンサ
と並列に分圧抵抗1及び分圧抵抗2の直列回路からなる
電圧検出回路が接続され、該メインコンデンサの電圧を
分圧抵抗1及び分圧抵抗2で分圧した充電電圧(=メイ
ンコンデンサ電圧×分圧抵抗2/(分圧抵抗1+分圧抵
抗2)が上記駆動制御回路に入力されるようになってい
る。
【0035】次に、上記第1フラッシュ充電回路の動作
について説明する。駆動制御回路は、フラッシュの充電
が指示されると、所定のデューティ比及び周波数のパル
ス信号列を生成し、各充電FETに出力する。このパル
ス信号列は、直接、充電FETのゲートに入力される。
【0036】一方の充電FETのON期間では、他方の
充電FETはOFFになり、充電トランスの一次コイル
の一方端は接地され、他方端は開放状態となるから中間
タップから一方端の方向に一次電流が流れて二次コイル
に二次電圧が誘起される。そして、この二次電圧により
ダイオードがターンオンし、二次電流がメインコンデン
サに出力される。
【0037】上記充電FETのOFF期間では、他方の
充電FETはONになり、充電トランスの一次コイルの
一方端は開放状態となり、他方端は接地されるから中間
タップから他方端の方向に一次電流が流れて二次コイル
に二次電圧が誘起される。そして、この二次電圧により
ダイオードがターンオンし、二次電流がメインコンデン
サに出力される。
【0038】従って、各充電FETを交互にON/OF
F駆動することにより充電トランスの二次コイルの両端
に、二次電圧が交互に誘起され、該二次電圧により発生
する二次電流は整流ダイオードブリッジ回路により全波
整流されて交互にメインコンデンサに供給される。そし
て、これら二次電流が供給されることによりメインコン
デンサに電荷が蓄積され、該メインコンデンサ電圧が漸
増する。
【0039】上記メインコンデンサ電圧は、電圧検出回
路により分圧電圧に変換して検出されており、メインコ
ンデンサ電圧が所定の充電電圧まで上昇すると、駆動制
御回路は、充電が完了したと判断してパルス信号列の送
出を停止し、充電制御を終了する。第1のフラッシュ充
電回路は、いわば他励式充電回路であり、充電の制御は
CPU等によって外部から行なう。したがって、充電時
間や駆動周波数やDUTYを任意に設定することができ
る。また、分圧抵抗によってメインコンデンサの充電電
圧をリアルタイムでモニターすることができる。なお、
この充電回路は、メインコンデンサの電圧を検知するた
めには短時間の補充充電が必要である。
【0040】次に、図4を参照しながら、第2のフラッ
シュ充電回路の回路構成図について説明する。
【0041】第2のフラッシュ充電回路は、充電トラン
スと、充電トランスの一次巻線に印加される電源電圧を
ON/OFFするスイッチング回路と、充電トランスの
二次巻線に誘起された電圧によりフラッシュ発光回路に
供給される交流の二次電流を整流するダイオードからな
るDC−DCコンバータとで構成されている。
【0042】スイッチング回路は、電源電池23と一次
巻線との間に設けられた充電Tr(トランジスタ)と、
この充電TrのON/OFF駆動を行なう自励式の発振
回路とから構成されている。充電Trは、npn型トラ
ンジスタからからなり、充電Trのエミッタは電源電池
に接続され、そのコレクタは一次巻線に接続されてい
る。
【0043】自励式の発振回路は、フィードバックTr
からなり、コレクタが充電Trのベースに接続され、エ
ミッタが充電トランスの二次巻線の中間タップに接続さ
れている。また、フィードバックTrのベースには、ト
ランジスタからなるインバータ回路を介して制御部11
から出力される充電制御信号が入力されるようになって
いる。すなわち、トランジスタのエミッタは電源電池2
3に接続され、コレクタ及びベースはそれぞれ抵抗を介
してトランジスタのベースと制御部11とに接続されて
いる。
【0044】上記構成において、メインコンデンサの充
電を行なうときは、制御部から出力される充電制御信号
がローレベルに反転される。この充電制御信号は、トラ
ンジスタによりハイレベルに反転されてトランジスタの
ベースに入力され、これによりトランジスタが所定の周
波数で発振動作を開始する。
【0045】トランジスタの発振動作により充電Trが
ON/OFF駆動され、これにより充電トランスの一次
巻線に印加される電源電圧Vpが断続されて二次巻線に
高圧の交流電圧が誘起される。この高圧交流電圧は、整
流ダイオードにより半波整流されてメインコンデンサに
印加され、これによりメインコンデンサの充電が行なわ
れる。
【0046】また、メインコンデンサの充電停止は、充
電制御信号をローレベルに反転し、フィードバックTr
の発振動作を停止させることにより行なわれる。充電が
開始されると、制御部11により予め設定された条件で
充電され、所定の充電が完了すると、制御部11から出
力される充電制御信号がローレベルに反転されて、メイ
ンコンデンサの充電動作は停止される。
【0047】また、フラッシュを発光するときは、発光
タイミングで制御部11からパルス状のトリガ信号が出
力され、充電動作時にコンデンサに蓄積された電荷が充
電トランスの一次巻線を介して放電される。充電トラン
スの一次巻線に放電電流が流れると、充電トランスの二
次巻線に数kVの高電圧が誘起され、この高電圧がトリ
ガ信号としてキセノン放電管に印加され、これによりメ
インコンデンサの蓄積電荷がキセノン放電管を介して放
電されてフラッシュが発光される。
【0048】第2のフラッシュ充電回路は、いわば自励
式充電回路であり、駆動周波数やDUTYを制御するこ
とはできない。しかしながら、充電時間は任意に設定す
ることができる。また、定電圧ダイオードで設定した電
圧しか検知することができない。
【0049】次に、図5〜8のタイムチャート及び図9
〜16の説明図を用いて、制御部11によるフラッシュ
部13の充電制御について説明する。
【0050】まず、通常のフル充電について説明する。
図6は、通常のフル充電時のタイムチャートである。図
11の上段には、通常のフル充電時の充電パターンを模
式的に示している。通常のフル充電は、図11に示すよ
うに、充電の開始から充電の完了まで所定の周波数及び
DUTYのパターンで充電される。
【0051】ところで、通常のフル充電は、充電時間と
充電電流とを考慮した充電である。すなわち、充電時間
が最短になる(充電時間が優先される)ような制御を行
なうために、充電電流が大きい。充電電流が大きいと、
電源電池23の電圧も低下してDC−DCコンバータの
出力電圧の低下を招く恐れがある。そこで、フル充電中
では、DC−DCコンバータの出力電圧の負荷を小さく
する必要がある。CPUはDC−DCコンバータを電源
としている。したがって、CPUの動作速度を遅くする
ことによって、DC−DCコンバータの出力低下が防止
されて、大電流でのフル充電が可能になる。一方、自然
放電によって低下した電圧の不足分を補う補充充電は、
測距や測光にCPUの高速演算を必要とするために、C
PUの動作速度を速くする必要がある。
【0052】通常のフル充電制御手順について説明す
る。図6の#501で通常のフル充電が開始する。フル
充電時では、充電することが最優先されるので、制御部
11のCPUのクロックは比較的低速度で動作している
(#503)。#505でメインコンデンサの充電電圧
が検知される。#507でメインコンデンサの充電電圧
が所定のフル充電電圧に達しているか否かが判断され
る。メインコンデンサの充電電圧が所定のフル充電電圧
に達しているとき、充電動作を停止する(#511)。
メインコンデンサの充電電圧が所定のフル充電電圧に達
していないとき、所定のパターンで充電を行なう(#5
09)。その後、#507での充電電圧検知及び#50
9での充電動作が繰り返される。そして、メインコンデ
ンサの充電電圧が所定のフル充電電圧に達したとき、充
電動作を完了する(#511)。
【0053】次に、上記手順に従ってメインコンデンサ
をフル充電した後、カメラの周期的測距動作中にメイン
コンデンサの蓄積電荷が自然放電によって低下した場合
に、不足電荷をメインコンデンサに充電する補充充電に
ついて説明する。
【0054】カメラの周期的測距動作中とは、撮影者が
シャッター釦を半押しすることによりS1スイッチがO
Nになって、被写体に対して測距が繰り返し行なわれて
いる状態であり、追尾モードでの周期的測距状態(連続
測距状態)であることを指す。なお、周期的測距動作に
は、被写体輝度を周期的に測光することを含んでもよ
い。
【0055】メインコンデンサの補充充電及び電圧検知
は、図10に示すように、周期的測距動作の一時的休止
状態のとき(図10の凹状態のとき)に行なわれる。ま
た、メインコンデンサの補充充電及び電圧検知は、図9
に示すように、さらに短周期のパルス信号列の一群から
構成されている。
【0056】以下の3つの方法で単位時間当りの補充充
電時間を長くすることができる。第1の方法は周期的測
距動作の周期を短くすることである。周期的測距動作の
周期を短くすることにより、周期的測距動作の合間に行
なわれる補充充電の間隔が短くなって、補充充電時間を
結果的に長くすることができる。第2の方法は周期的測
距動作の周期をそのままにして周期的測距動作のDUT
Yを小さくすることである。周期的測距動作のDUTY
を小さくすると、逆に、周期的測距動作の合間に行なわ
れる補充充電の間隔が長くなって、補充充電時間を結果
的に長くすることができる。第3の方法は、補充充電自
身のDUTYを大きくすることである。補充充電動作
は、図9に示すように、周期的測距動作よりさらに短周
期のパルス信号列の一群から構成されている。短周期の
パルス信号列のDUTYを大きくすることにより、補充
充電時間を長くすることができる。
【0057】#101の連続測距状態では、被写体に対
して測距が繰り返し行なわれており、測距することが最
優先されるので、制御部11のCPUのクロックは比較
的高速度で動作するように設定する(#103)。#1
05で電圧検知カウンタが0にセットするとともに、充
電フラグを0に立てる。#107で被写体に対する測距
及び測光を行なう。#301では、後で説明する補充充
電シーケンスを行なう。#401では、シャッター釦が
全押しされて、S2スイッチがONになっているか否か
が判断される。S2スイッチがONであるとき、補充充
電動作が終了する(#403)。S2スイッチがOFF
であるとき、#107の測距及び測光ステップまで戻
る。その後、#107の測距及び測光ステップ、#30
1の補充充電ステップ及び#401のシャッター釦を全
押し判断ステップが繰り返される。そして、シャッター
釦が全押しされたとき、補充充電動作を完了する(#4
03)。
【0058】次に、本発明の実施形態に係る補充充電制
御について、図7及び8のタイムチャートを参照しなが
ら説明するが、これらのチャートは補充充電制御の標準
形を示すものである。なお、制御部11のメモリーには
所定の補充充電制御パターンが格納されている。例え
ば、充電制御パターンA、充電制御パターンB、充電制
御パターンCの3つの充電制御パターンが設定されてい
る。3つの充電制御パターンは、一回当りの補充充電時
間が充電制御パターンA<充電制御パターンB<充電制
御パターンCの順で長くなるように設定されている。こ
のとき、一回当りの補充充電電圧が充電制御パターンA
<充電制御パターンB<充電制御パターンCの順で高く
なる。
【0059】補充充電シーケンスが開始されると(#3
01)、フラッシュのモードが発光禁止モードになって
いるか否かが判断される(#303)。発光禁止モード
になっているとき、補充充電シーケンスを終了する(#
367)。
【0060】発光禁止モードでないとき、次の適正露出
判定ステップに進む。
【0061】図14に示すように、被写体までの距離に
よって適正な露出可能状態であるか否かが異なる。すな
わち、被写体がカメラから遠く離れている場合、露出が
アンダー領域にあり、被写体がカメラに近い場合、適正
露出制御可能領域にある。なお、被写体までの距離は、
ISO感度や焦点距離等によって変化する。
【0062】適正露出判定ステップでは、被写体までの
距離によって適正な露出可能状態にあるか否かが判断さ
れる(#305)。被写体までの距離が短くて適正露出
が可能状態であるとき、補充充電シーケンスを終了する
(#367)。被写体が遠く離れていて適正な露出が不
可能な状態であるとき、次の充電電圧判定ステップに進
む。
【0063】メインコンデンサ自身の充放電特性や温度
特性のばらつきによって、通常、メインコンデンサの自
己放電量がばらついているために、メインコンデンサの
電圧低下もばらついている。したがって、そのばらつい
た電圧低下に応じて、複数の設定電圧を備えていること
が好ましい。充電電圧は、設定電圧1及び設定電圧2の
ように複数の設定電圧を予め設定しておくことが好まし
い。図12は、メインコンデンサ電圧を縦方向に、充電
時間を横方向にプロットしたときの補充充電パターンを
模式的に示している。設定電圧1は、必要最低限のフラ
ッシュ発光可能な電圧であり、いわばフラッシュ発光可
能電圧である。設定電圧2は、設定電圧1より低い電圧
である。図12の左図は、設定電圧1になったときに短
時間の充電パターンで補充充電を行なうと、メインコン
デンサ電圧が直ちに回復するメインコンデンサの例を図
示している。図12の右図は、設定電圧1になったとき
に短時間の充電パターンで補充充電を行なっても、メイ
ンコンデンサ電圧が直ちに回復しないので、設定電圧2
になったときに長時間の充電パターンで補充充電するこ
とが必要なメインコンデンサの例を図示している。メイ
ンコンデンサ電圧が設定電圧2より低いとき、補充充電
に長時間を要するので、補充充電シーケンスの初期段階
で、メインコンデンサ電圧が設定電圧2を下回っていな
いかを判断する必要がある。
【0064】充電電圧判定ステップでは、メインコンデ
ンサ電圧が設定電圧2より低くなっていないか否かが判
断される(#307)。メインコンデンサ電圧が設定電
圧2より低いとき、所定の充電制御パターンCが選択さ
れる(#331)。メインコンデンサ電圧が設定電圧2
より高いとき、次の電池電圧判定ステップに進む。
【0065】図16に示すように、カメラを長期間にわ
たって使用するにつれて、新品であった電源電池23も
その新品電池電圧が次第に低下して、バッテリーチェッ
クロック電圧に至る。電源電池23の電圧に応じて補充
充電動作を変える必要がある。すなわち、電源電池23
の電圧が高いときには短時間での補充充電時間が可能で
あるが、電源電池23の電圧が低いときには長時間の補
充充電時間が必要となる。
【0066】電池電圧判定ステップでは、電源電池23
の電圧がバッテリーチェックロック電圧より低くなって
いないか否かが判断される(#309)。電源電池23
の電圧がバッテリーチェックロック電圧より低くなって
いるとき、所定の充電制御パターンCが選択される(#
333)。電源電池23の電圧がバッテリーチェックロ
ック電圧より高いとき、次の周囲温度判定ステップに進
む。
【0067】メインコンデンサは、通常、アルミ電解コ
ンデンサが使用され、アルミ電解コンデンサは、一般
に、高温で自然放電が早まり、自然放電量が増加する傾
向がある。したがって、メインコンデンサすなわちカメ
ラの置かれている温度に応じて、補充充電動作を変える
必要がある。すなわち、周囲温度が低いときには短時間
の補充充電時間で十分であり、周囲温度が高いときには
長時間の補充充電時間が必要となる。
【0068】周囲温度判定ステップでは、メインコンデ
ンサすなわちカメラの置かれている温度が所定の温度
(例えば40℃)より高くなっていないか否かが判断さ
れる(#311)。周囲温度が所定温度より高くなって
いるとき、所定の充電制御パターンCが選択される(#
335)。周囲温度が所定温度より低いとき、次の被写
体速度判定ステップに進む。
【0069】上述したように、シャッター釦が半押しさ
れてS1スイッチがONになって、被写体に対して測距
が繰り返し行なわれている状態で、補充充電が行なわれ
ている。したがって、被写体の測距が常時行なわれてい
る。被写体が高速度で動けば動くほど、被写体を追尾し
て正確な測距情報を得ることを最優先にするために、測
距間隔を短くする必要がある。反対に、被写体が比較的
低速度で動いている場合、測距間隔が長くても正確な測
距情報が得られる。したがって、被写体の移動速度に応
じて、補充充電動作を変える必要がある。すなわち、被
写体の移動速度が遅いときには、長い測距間隔に対応し
た長周期(すなわち短時間)の補充充電時間で十分であ
り、被写体の移動速度が速いときには短周期(すなわち
長時間)の補充充電時間が必要となる。
【0070】被写体の移動速度判定ステップでは、被写
体の移動速度が所定の速度より速いか否かが判断される
(#313)。被写体の移動速度が所定速度より速いと
き、所定の充電制御パターンAが選択される(#33
7)。被写体の移動速度が所定速度より遅いとき、次の
被写体移動方向判定ステップに進む。
【0071】被写体がカメラに近づいてくる場合、被写
体を照射するフラッシュ光は少なくてもよい。したがっ
て、補充充電動作及び電圧検知動作の動作時間を短くす
ることが可能になる。逆に、被写体がカメラから遠ざか
る場合、十分なフラッシュ光が必要となり、動作時間を
長くする必要がある。
【0072】被写体の移動方向判定ステップでは、被写
体の移動方向がカメラに近づいているのか否かが判断さ
れる(#315)。被写体の移動方向がカメラに近づく
方向であるとき、所定の充電制御パターンAが選択され
る(#339)。被写体の移動方向がカメラから遠ざか
る方向であるとき、次の測光判定ステップに進む。
【0073】測光によって被写体が高輝度である場合に
は、長い測光間隔に対応した長周期(すなわち短時間)
の補充充電時間で十分であり、被写体が低輝度である場
合には短周期(すなわち長時間)の補充充電時間が必要
となる。
【0074】測光判定ステップでは、被写体の輝度が判
断される(#317)。被写体が高輝度であるとき、所
定の充電制御パターンAが選択される(#341)。被
写体が低輝度であるとき、所定の充電制御パターンBが
選択される(#319)。
【0075】メインコンデンサ電圧の検知カウンタの判
定ステップでは、メインコンデンサ電圧検知カウンタが
0であるか否かが判断される(#351)。メインコン
デンサ電圧検知カウンタが0でないとき、メインコンデ
ンサ電圧検知カウンタ数を1つ減じて、メインコンデン
サ電圧検知をスキップする(#361)。
【0076】メインコンデンサ電圧検知カウンタが0で
あるとき、充電フラグが0又は1であるかが判断される
(#353)。充電フラグが0であるとき、メインコン
デンサ電圧検知のみが行なわれる(#355)。一方、
充電フラグが1であるとき、メインコンデンサ電圧検知
と、所定の充電制御パターン(A〜C)での補充充電と
の両方が行なわれる(#363)。
【0077】充電電圧判定ステップでは、メインコンデ
ンサ電圧が設定電圧1より高いか否かが判断される(#
357)。メインコンデンサ電圧が設定電圧1より低い
とき、充電フラグに1を立てるとともにメインコンデン
サ電圧検知カウンタを0にセットする(#365)。メ
インコンデンサ電圧が設定電圧1より高いとき、充電フ
ラグに0を立てるとともにメインコンデンサ電圧検知カ
ウンタをNにセットする(#359)。例えば、N=3
にセットされると、図10に示すように、メインコンデ
ンサ電圧検知が3回スキップされる。そして、補充充電
シーケンスを終了して(#367)、上述したシャッタ
ー釦の全押し判断ステップ(#401)に進む。
【0078】なお、補充充電シーケンスは、上記ステッ
プに限定されるものではなく、他のステップを含んだ
り、逆に、あるステップを無くすことも可能である。例
えば、図4に示す第2のフラッシュ充電回路のように、
メインコンデンサ電圧を定量的に検知することができな
い充電回路構成の場合、メインコンデンサ電圧が何ボル
トであるかが不明であるので、図15に示すように、カ
メラの半押し動作の開始から所定時間経過後に補充充電
が行なわれるようにする経過時間判定ステップをさらに
含むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のカメラを背面側から見た斜視図であ
る。
【図2】 本発明の実施形態に係るカメラのブロック図
である。
【図3】 図2のカメラのフラッシュ充電回路を示す回
路図である。
【図4】 図2のカメラの他のフラッシュ充電回路を示
す回路図である。
【図5】 本発明の実施形態に係るカメラの制御全体の
手順を示すフローチャートである。
【図6】 通常のフル充電の手順を示すフローチャート
である。
【図7】 本発明の実施形態に係るカメラのフラッシュ
充電制御の手順を示すフローチャートである。
【図8】 図7のフローチャートに続くフローチャート
である。
【図9】 本発明の実施形態に係る連続測距状態でのフ
ラッシュ充電動作を示すタイムチャートである。
【図10】 本発明の実施形態に係る連続測距状態での
メインコンデンサ電圧検知及び補充充電動作を示すタイ
ムチャートである。
【図11】 通常のフル充電と本発明の実施形態に係る
フラッシュ充電との違いを説明する図である。
【図12】 本発明の実施形態に係るフラッシュ充電動
作を示すタイムチャートである。
【図13】 本発明の実施形態に係るフラッシュ充電動
作を説明する図である。
【図14】 本発明の実施形態に係るフラッシュ充電動
作を説明する図である。
【図15】 本発明の実施形態に係るフラッシュ充電動
作を示すタイムチャートである。
【図16】 本発明の実施形態に係るフラッシュ充電動
作を説明する図である。
【符号の説明】
10 カメラ 11 制御部 13 フラッシュ部 15 測光・測距部 17 電池電圧検知部 19 温度検知部 21 DC/DC電源部 23 電源電池

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体との距離を測定する測距手段と、
    フラッシュ発光用のメインコンデンサに充電する充電装
    置とを備えるカメラにおいて、 該充電装置は、内蔵電源からメインコンデンサに充電す
    る充電手段と、メインコンデンサの電圧を検知する電圧
    検知手段と、前記充電手段及び電圧検知手段を制御する
    充電制御手段とを備えてなり、 前記測距手段により被写体について周期的に測距する周
    期的測距動作の一時的休止状態の間に、フル充電後に自
    然放電により電圧の低下したメインコンデンサへの補充
    充電動作又はメインコンデンサ電圧の電圧検知動作の少
    なくともいずれか一方を行なうことを特徴とするカメラ
    のフラッシュ充電装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧検知動作は、前記補充充電動作
    より長い周期を有することを特徴とする請求項1記載の
    フラッシュ充電装置。
  3. 【請求項3】 前記補充充電動作は、周期的測距動作の
    一時的休止状態の度に実行されることを特徴とする請求
    項1又は2記載のフラッシュ充電装置。
  4. 【請求項4】 周期的測距動作の一時的休止状態の度に
    行なわれる前記補充充電動作及び前記電圧検知動作は、
    それぞれ、前記周期的測距動作の一時的休止状態の周期
    よりさらに短い周期を有するパルス信号列から構成され
    ることを特徴とする請求項1記載のフラッシュ充電装
    置。
  5. 【請求項5】 メインコンデンサの周囲温度を検知する
    温度検知手段をさらに備え、該温度検知手段によって周
    囲温度の上昇が検知されると、充電制御手段によって前
    記補充充電動作及び前記電圧検知動作の動作時間を長く
    することを特徴とする請求項1記載のフラッシュ充電装
    置。
  6. 【請求項6】 フラッシュの設定がフラッシュ非発光モ
    ードであるとき、充電制御手段によって前記補充充電動
    作及び前記電圧検知動作を停止することを特徴とする請
    求項1記載のフラッシュ充電装置。
  7. 【請求項7】 前記測距手段により被写体までの距離を
    測定して、被写体までの距離が適正露出可能な範囲内で
    あるとき、充電制御手段によって前記補充充電動作及び
    前記電圧検知動作を停止することを特徴とする請求項1
    記載のフラッシュ充電装置。
  8. 【請求項8】 被写体輝度を測定する測光手段をさらに
    備え、該測光手段により被写体輝度を測定して、撮影可
    能な輝度であることが検知されると、充電制御手段によ
    って前記補充充電動作及び前記電圧検知動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1記載のフラッシュ充電装置。
  9. 【請求項9】 前記測距手段により被写体の移動速度を
    測定した結果、被写体速度が速ければ速いほど、充電制
    御手段によって前記補充充電動作及び前記電圧検知動作
    の動作時間を短くすることを特徴とする請求項1記載の
    フラッシュ充電装置。
  10. 【請求項10】 前記測距手段により被写体の移動方向
    を測定して、被写体がカメラに向かって近づいてことが
    検知されると、充電制御手段によって前記補充充電動作
    及び前記電圧検知動作の動作時間を短くすることを特徴
    とする請求項1記載のフラッシュ充電装置。
  11. 【請求項11】 カメラの半押し動作の開始から一定時
    間を経過したあとに、前記補充充電動作及び前記電圧検
    知動作を開始することを特徴とする請求項1記載のフラ
    ッシュ充電装置。
  12. 【請求項12】 前記電圧検知手段によって、内蔵電源
    の電圧が所定の電圧より低いことが検知されると、充電
    制御手段によって前記補充充電動作及び前記電圧検知動
    作の動作時間を長くすることを特徴とする請求項1記載
    のフラッシュ充電装置。
  13. 【請求項13】 補充充電を開始する複数の設定電圧を
    備え、該設定電圧が低ければ低いほど、充電制御手段に
    よって前記補充充電動作及び前記電圧検知動作の動作時
    間を長くすることを特徴とする請求項1記載のフラッシ
    ュ充電装置。
JP2001092462A 2001-03-28 2001-03-28 カメラのフラッシュ充電装置 Withdrawn JP2002287220A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182801A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Casio Comput Co Ltd 充電制御装置、及び充電制御方法、充電制御プログラム
JP2013257414A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Canon Inc 発光装置、その制御方法、および制御プログラム
JP2017512599A (ja) * 2014-04-10 2017-05-25 ゴジョ・インダストリーズ・インコーポレイテッド プロダクトディスペンサエネルギーストレージデバイスのためのコントロール

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