JPH09197499A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH09197499A
JPH09197499A JP2300496A JP2300496A JPH09197499A JP H09197499 A JPH09197499 A JP H09197499A JP 2300496 A JP2300496 A JP 2300496A JP 2300496 A JP2300496 A JP 2300496A JP H09197499 A JPH09197499 A JP H09197499A
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voltage
timer
main capacitor
charging
converter
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JP2300496A
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Yukio Otaka
幸夫 尾高
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カメラのストロボ装置の主コンデンサの電圧
を検出する際に所定時間の複数のタイマを設け、1つの
タイマ期間中は、充電の検出を行わないか、また別のタ
イマの期間中は補充電を行わないことにより断続的な主
コンデンサの電圧検出により、主コンデンサの電圧が上
昇してしまうことを防止する。 【解決手段】 A/Dコンバータを利用して、主コンデ
ンサの電圧を検出する際に所定時間のタイマを設け、こ
のタイマ期間中は充電の検出を行わないようにする。さ
らに別のタイマの所定時間の間に、主コンデンサのリー
ク電流によるエネルギー消費が少ないときは、補充電を
行わないことで断続的にシャッタの第1ストロークがオ
ン・オフされた場合でも、主コンデンサの電圧検出によ
り主コンデンサの電圧が上昇することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに内蔵され
るストロボ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラに内蔵されるストロボ装置は、D
C/DCコンバータ回路により昇圧された電池エネルギ
ーを主コンデンサに充電し発光エネルギーとして消費す
る構成であり、この場合安定した光量が得られる様にす
るために主コンデンサの充電電圧を検出し、ある所定の
電位に保つ定電圧充電を行っているものが一般的であ
る。
【0003】従来は、この主コンデンサの充電電圧を高
圧のツェナーダイオードや主コンデンサの充電電圧を抵
抗分割し、分割された主コンデンサ電圧を比較器に入力
し、基準電圧と比較して所定のレベルで比較信号を発生
させるタイプのものが主流であった。
【0004】例えば、図6及び図7に、従来例を示す。
【0005】図6、図7において、1は電源であるとこ
ろの電池、2は抵抗、3はコンデンサ、4は発振トラン
ジスタで、抵抗2、コンデンサ3の並列回路が発振トラ
ンジスタ4のベースエミッタ間に接続されている。5は
スイッチ素子でNチャンネルのFETで示した。7はダ
イオードでアノードが電池の負極に接続され、発振トラ
ンジスタ4のベースとダイオード7のカソード間にスイ
ッチ素子5が接続されている。6は抵抗で、スイッチ素
子5のゲートと電池の負極間に接続されている。8は発
振トランスで一次巻線Pが発振トランジスタ4のコレク
タと電池の負極間に接続され、二次巻線Sと、フィード
バック巻線Fの接続点が、スイッチ素子5とダイオード
7の接続点に接続されている。9は抵抗で、発振トラン
ス8のフィードバック巻線に発生するフィードバック電
流を制限する様接続される。10は平滑用ダイオード、
11は平滑用コンデンサ、12及び13は分圧抵抗、1
4は逆流防止用ダイオード、15は発光回路で後述の発
光信号より放電管にトリガパルスを与え、発光を導くも
のである。16は放電管、17は主コンデンサである。
また、a,b,cはカメラと接続される端子で、それぞ
れ、発振の開始及び停止、主コンデンサ17の充電電圧
情報、発光開始などの信号をやり取りするものである。
【0006】図7は、主コンデンサの電圧を検出するた
めの回路で、21は基準電圧、22及び23は抵抗で、
基準電圧を分圧するものである。24は比較器で正の入
力端子が基準電圧21に負の入力端子が端子b′を介し
て図6の端子bに接続されている。25は抵抗で、比較
器24の出力に接続されたプルアップ抵抗である。26
は第2の比較器で正の入力端子が抵抗22及び23で分
圧された分圧点に負の入力端子が比較器24と同様b′
に接続されている。27は抵抗で第2の比較器26のプ
ルアップ抵抗として出力に接続されている。
【0007】以上の構成により動作の説明をすれば、電
源であるところの電池1の昇圧動作は図示しないカメラ
制御回路により発振制御端子aにハイレベル信号が与え
られることで行われる。発振制御端子aにハイレベル信
号が与えられると抵抗6を介して、0電位にあったスイ
ッチ素子5のゲートがハイレベルとなりスイッチ素子5
は導通状態になる。このため、電池1より発振トランジ
スタ4のエミッタベース間、スイッチ素子5、発振トラ
ンス8のフィードバック巻線F、抵抗9、電池1の負極
のループで電流が流れ、発振トランジスタ4のベース電
流となる。このため、発振トランジスタ4にはhFE倍さ
れたコレクタ電流が発振トランスの一次巻線Pを介して
流れ、二次巻線S及びフィードバック巻線Fには起電力
が発生し、それぞれ、ダイオード10,14、主コンデ
ンサ17、電池1、発振トランジスタ4のエミッタベー
ス、スイッチ素子5と、フィードバック巻線Fにより、
抵抗9、電池1、発振トランジスタ4のエミッタベース
間スイッチ素子5のループで電流が発振トランジスタ4
のベース電流として流れるために発振トランジスタ4は
さらにコレクタ電流が増加し、この正帰還によりトラン
ジスタ4は一瞬にして導通状態にとなる。発振トランジ
スタ4の導通がしばらく行われ、発振トランス8のコア
の磁束が飽和し、各巻線に逆起電力が発生すると、発振
トランスのフィードバック巻線Fにて、発振トランジス
タ4のベースエミッタ間が逆バイアスされ、さらに二次
巻線Sがダイオード10の寄生容量を介して同時に発振
トランジスタ4のベースエミッタ間に逆バイアスを印加
させることで、発振トランジスタ4は一瞬にして非導通
状態となる。コアの磁束飽和が解消されると、再び、電
池1より前述のループで発振トランジスタ4のベース電
流が流れ、導通状態となり、発振トランジスタ4は導通
状態と非導通状態を繰り返す。このため、発振トランス
の二次巻線Sには一次巻線Pの巻線比倍の起電力が発生
し、ダイオード10及び14を介して主コンデンサ17
に電荷が蓄積されることとなる。
【0008】この主コンデンサ17の充電電圧はダイオ
ード14を介してコンデンサ11の電位とほぼ同等であ
り、この電位は抵抗12及び13により分圧され端子b
を介して図7の端子b′に主コンデンサ17の電圧情報
を与える。この端子b′に与えられる電圧情報は比較器
24,36により基準電圧21又は分圧された基準電圧
と比較される。これらの分圧レベルは、主コンデンサ1
7の最大充電電圧レベルのおよそ300〜330vに
て、比較器24,26の電源電圧Vccを越えない範囲
で設定されるため、抵抗12及び13での分圧比は1/
200〜1/100程度とされる。従って、基準電圧2
1はこの分圧レベルに従う電圧で設定され、抵抗22,
23の分圧比は約8割程度で設定されるのが一般的で、
比較器24の反転レベルが主コンデンサ17の電圧に換
算して、330vであれば比較器26の反転レベルはお
よそ270v程度に設定される。
【0009】主コンデンサ17の電位が上昇し、およそ
270v程度の所定レベルに充電すると比較器27の出
力はハイレベルよりロウレベルに反転し、図示しないカ
メラ制御回路へ接続端子dを介してストロボ装置が発光
可能な電圧に達したことを知らせる。その後もストロボ
装置は昇圧を行い、主コンデンサ17の電位がはぼ33
0vの所定電圧に達すると比較器24の出力はハイレベ
ルからロウレベルに反転し、フル充電電圧に達したこと
を示す信号を端子eを介して図示しないカメラ制御回路
に与える。この信号により、カメラ制御回路は図6に示
す制御端子aをハイレベルからロウレベルとしスイッチ
素子5を非導通とし、ストロボ装置は充電を終了する。
この状態にて、カメラのレリーズが行われ、ストロボ光
が必要と判断されると、カメラ制御回路は端子cを介し
て発光回路15に発光開始信号を与え、放電管16に高
圧のトリガパルスを印加し、励起された放電管16は主
コンデンサ17の電荷を放電し、光エネルギーとして被
写体に照射する。その後カメラ制御回路は所定のシーケ
ンスを終了し、撮影の初期状態に戻る。
【0010】尚、ここで、ダイオード14は、主コンデ
ンサ17の充電電圧がフル充電に達した後に発振が停止
したことでこの電荷が抵抗12及び13により放電して
しまうことを防止している。
【0011】この様に、比較器により充電検出が行われ
る場合には、検出が常に行われており、フル充電電圧に
達した場合の遅れは素子の応答遅れ分であり大ざっぱに
言ってもμsec程度の遅れに過ぎないために、設定さ
れた所定のフル充電電圧にて充電は停止可能である。し
かしながら、このような方式では設定された所定の電圧
で停止はするものの、発光可能電圧からフル充電電圧に
達する以前に撮影が行われた場合、フル発光光量に達し
ていないために露出が不足する可能性があった。特に、
フィルム感度や測距データとストロボのガイドナンバー
等により絞りを決定し、露光を行うことが可能ならば、
絞りを補正することで、ガイドナンバーの不足分を補う
ことが可能である。
【0012】最近のカメラにあっては、制御回路にマイ
コンを使用するものが一般的になって来ており、電圧情
報をA/Dコンバータにより制御回路に入力することが
多く行われる様になってきている。
【0013】従って、ストロボの主コンデンサ電圧をA
/Dコンバータを介して入力することで、ストロボの露
出に関してもきめの細かい補正を行うことが可能となる
し、又、記憶素子であるEEPROMなどにより、設定
電圧を調整することも可能となった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主コン
デンサの電圧を抵抗により分圧して電圧情報を取り出す
場合には、発振停止以後に主コンデンサの充電電荷が検
出のための分圧抵抗により放電することを防止するため
に、逆流防止ダイオードを挿入しており、この結果発振
停止時には、主コンデンサの電位は保たれるものの、分
圧抵抗と並列に挿入されている平滑コンデンサの電荷は
放電されることとなる。
【0015】従って、撮影時の主コンデンサの充電電圧
を検出する場合などは一度ストロボのDC/DCコンバ
ータを起動させ、平滑用コンデンサの電位が主コンデン
サの電位に達した後にA/Dコンバータにより電位を検
出する必要があるために、例えばシャッタレリーズボタ
ンの第1ストロークすなわち半押し状態にて充電を行う
カメラでは、シャッタレリーズボタンの第1ストローク
状態と第1ストロークを解除されたオフ状態の速い繰り
返しに対して、主コンデンサの電位が設定する電圧に対
して上昇してしまう欠点があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の欠点を
解決するために、主コンデンサの電圧を検出する際に所
定時間の複数のタイマを設け、1つのタイマ期間中は、
充電の検出を行わないか、また別のタイマの期間中は補
充電を行わないことにより断続的に繰り返し主コンデン
サの電圧検出が行われて、主コンデンサの電圧が上昇し
てしまうことを防止するものである。
【0017】本願の請求項1記載の発明は、DC/DC
コンバータとDC/DCコンバータにより昇圧される電
池の電荷が蓄積される主コンデンサと、主コンデンサの
充電電圧を抵抗分割し、A/Dコンバータに入力するこ
とにより検出する電圧検出回路を含むストロボ装置にお
いて、所定時間のタイマを設け充電開始を制御する構成
を有するものであり、請求項2記載の発明は、このタイ
マは充電開始のディレイタイマとして作動するタイマで
ある構成を有するものである。
【0018】そして、これらの構成を有することによ
り、主コンデンサの電圧を検出する際に、所定時間のタ
イマを設け、このタイマ期間中は充電の検出を行わない
ようにしている。
【0019】また、請求項3記載の発明は、DC/DC
コンバータとDC/DCコンバータにより昇圧される電
池の電荷が蓄積される主コンデンサと、主コンデンサの
充電電圧を抵抗分割し、A/Dコンバータに入力するこ
とにより検出する電圧検出回路を含むストロボ装置にお
いて、所定時間のタイマを設け充電開始を制御すると共
に、さらに別の所定時間のタイマを設け、このタイマの
動作期間中はストロボ充電を阻止する構成を有するもの
である。
【0020】そして、この構成を有することにより、こ
の別のタイマの所定時間の間に主コンデンサのリーク電
流によるエネルギー消費が少ないときは、主コンデンサ
の補充電を行わないようにして、主コンデンサの電圧が
上昇することを防止している。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
を示すブロック図である。尚、前述の従来例で示した素
子と同一または同等の機能を果たす素子には同一の符号
で示した。
【0022】1は電源であるところの電池、2は抵抗、
3はコンデンサ、4は発振トランジスタ、5はスイッチ
素子、6は抵抗、7はダイオード、8は発振トランス、
9は発振トランスのフィードバック巻線Fのフィードバ
ック電流を制限するための限流抵抗、10は整流ダイオ
ード、11は平滑用コンデンサ、12,13は抵抗で、
コンデンサ11の電位を分圧する形で接続されている1
4は逆流防止用ダイオード、15は発光回路、16は放
電管、17は主コンデンサで放電管16と並列に接続さ
れている。18はA/Dコンバータ回路、19はカメラ
の制御回路ブロックである。a、b、cは端子であり、
aは発振開始と停止を制御する端子であり、bはDC/
DCコンバータが発振中にほぼ主コンデンサ17と同電
位となる平滑コンデンサ11を抵抗12,13で分圧さ
れた接続点からの分圧電圧をA/Dコンバータ18に入
力する端子である。cはカメラの制御回路ブロック19
に接続される端子で、放電管の発光起動を与えるもので
ある。
【0023】以上の構成により動作を説明する、尚、動
作の説明は図2及び図3のフローチャートに従い行う。
尚、以下の各ステップを“S”と略す。
【0024】まず、カメラ制御回路ブロック19に、図
示しないシャッタボタンより半押し状態すなわち撮影の
準備信号が入力されたか否か確認し(S1)、されると
S2に進む。S2では初期のデータリセット等の設定を
行い、S3に進む。S3では電源であるところの電池電
圧を確認(バッテリチェック)し、撮影に十分な状態で
あればS4に、また不十分であれば図示しないシーケン
スで初期に戻り、S4に移行しない。S4では、撮影露
出を決定するための情報として被写体の輝度を測定し、
フィルム感度情報で露出データを演算し、メモリに記憶
される。S5では、被写体からの距離を測定し、レンズ
の焦点データが演算されメモリに記憶される。
【0025】次に、S4にて測定された露出データが所
定の値より明るいか否かを判断し(S6)、暗い場合、
ストロボ撮影であるS7に進み、明るい場合、シャッタ
の第2ストロークすなわち撮影開始信号を待つ。
【0026】S7は、ストロボの充電シーケンスを示
し、図3のフローチャートに従い、このシーケンスを説
明する。
【0027】まず、所定時間すなわち、数十secの待
ち時間の後(S21)、S22に進む。S22では、図
1に示すカメラ制御回路19より端子aを介して、ハイ
レベル信号がスイッチ素子5のゲートに与えられ、スイ
ッチ素子5は導通状態となり、前述した従来例と同様な
動作でDC/DCコンバータは発振し、平滑コンデンサ
11及び主コンデンサ17に充電電流を与える。
【0028】ここで、後述する充電シーケンスによりフ
ラッシュ撮影が行われた場合には、主コンデンサ17は
再充電されるが、充電完了後に、DC/DCコンバータ
は停止するため主コンデンサ17の電荷は逆流防止ダイ
オード14により、抵抗12及び13により放電するこ
とを阻止される。もちろん発光回路ブロック15におい
ても放電を防止出来る構成となっていることは云うまで
もない。しかしながら、平滑コンデンサ11は、抵抗1
2,13の直列回路に並列に接続されるため、所定の時
間数にて、例えば20〜50msec後には電荷は放電
された状態にある。
【0029】次に、平滑コンデンサ11の電荷が主コン
デンサ17の電圧に達する迄に十分な時間発振を行うた
めのタイマT1、例えば数msecと、タイマT2、例
えば5〜20secのタイマを作動させる(S23)。
【0030】そして、タイマT1がカウントアップする
数msecの後、すなわち平滑コンデンサ11が主コン
デンサ17の充電レベルに達するだろう所定時間待った
(S24)のちS25に進む。
【0031】S25では図1のA/Dコンバータ18を
作動させ、主コンデンサ17とほぼ同電位の平滑コンデ
ンサ11の抵抗12,13による分圧電位を図1の端子
bを介してA/Dコンバータに入力し、A/Dコンバー
タを起動させて、S26に進む。
【0032】S26ではチャージレベルが発光可能電圧
レベルに達したか否かを判別し、発光可能電圧レベル以
上であればS29へ、否であればS27に進む。S27
は、充電の打切り用タイマの処理であり、S23にてス
タートされたタイマT2が所定時間に達したか否かを判
別し、達していなければさらに、A/Dコンバータ18
により平滑コンデンサ11の電圧測定を繰り返す。そし
て、打切りタイマ時間に達すると、S28に進み、所定
時間内に発光開始電圧に達しなかったためストロボ発光
不可のデータ処理を行い、充電を停止する後述のS35
に移行する。
【0033】また、チャージレベルが発光可能電圧以上
であれば、発光可能電圧以後の電圧上昇を測定する(S
29)。
【0034】次に、フル充電電圧に達したか否かを判別
する(S30)。フル充電電圧以下の場合S31に進
む。そして、撮影開始を示す不図示のシャッタの第2ス
トロークが押されたかを判別し、押された場合には、そ
の時点のA/Dコンバータが測定した電圧情報によりス
トロボのガイドナンバーGNoが演算され、フル充電電
圧で定められた絞り値に補正を加え、S35の充電停止
シーケンスに進む。
【0035】また、S31において、シャッタの第2ス
トロークが押されていなかった場合には、S32に進
む。S32では、S23でスタートした充電打切りタイ
マT2のカウントアップに達したかを判別し、達しない
場合には、S29に戻り、電圧測定を繰り返す。タイマ
T2の打切り時間となった場合にはS34に進み、S3
3と同様に現在のA/D値によりストロボGNoを演算
し、絞り補正を加え、S35の充電停止に進む。
【0036】以上の様に、ストロボの充電が終了する
と、S35から図2のS8に進む。S8では、ストロボ
充電が終了した後に不図示のシャッタボタンの第2スト
ロークが押されるのを待つ。シャッタボタンの第2スト
ロークが押されるとS9に進む。
【0037】S9では、S5にて演算されたピントデー
タに従い、レンズが焦点位置に駆動される。その後、S
10に進む。S10では、S4で求められた被写体輝度
データにより外光撮影かストロボによる補助光撮影かで
得られた絞り情報により得られた露光時間や、ストロボ
発光タイミングで図1の端子cを介して発光させるなど
の露光を行い、S11に進む。S11では、S9で駆動
されたレンズを初期位置に戻しS12に進む。
【0038】S12では撮影が行われたフィルムのコマ
を巻き上げるシーケンスで1コマ分を巻上げS13に進
む。S13ではストロボの撮影が行われた場合には、次
の撮影のための充電を行う。ここではS7の充電シーケ
ンスである図3のシーケンスとほぼ同等であり説明を省
略するが、S21の充電開始待ちのタイマは削除可能な
ことは連続的にS13を繰り返すことができないことか
ら云うまでもない。また、ストロボ使用時、ストロボ不
使用時にS35の充電シーケンスを行うことも可能であ
る。
【0039】以上の様に不図示のシャッタの第1ストロ
ークが故意に連続押しされた場合でも図3のS21の待
ち時間があるためにS23で立ち上げられたタイマT1
の間、すなわち充電電圧検出待ちの間に主コンデンサ1
7が上昇してしまうような場合でも、主コンデンサ17
のリーク電流等で電荷が消費されるため主コンデンサ1
7は低下し上昇を続けることを防止できる。
【0040】(第2の実施の形態)図4、図5に本発明
の第2の実施の形態を示す。
【0041】第1の実施の形態である図2、図3のシー
ケンスと同一の部分は同一符号を付して説明を省略し、
異なる部分に対して説明する。
【0042】図4は、カメラの主シーケンスを示してお
り、図2のシーケンスに対してS31が追加されてい
る。
【0043】図5はストロボ充電のシーケンスである
が、本実施の形態ではS21が第1の実施の形態中の図
3から削除されている。その他のシーケンスはほぼ同等
であるため、説明を簡単のため省略するが、第2の実施
の形態ではS22の充電開始以後のタイマ起動ステップ
で、コンデンサ11の充電タイマT1と充電打切りタイ
マT2の他に充電保持タイマT3をスタートさせる。
【0044】このタイマT3は例えば1〜3分程度のタ
イマであり、充電停止後の主コンデンサ17のリーク電
流による電圧降下が数v以内である条件にて設定される
タイマ時間である。すなわち、このタイマT3間ではリ
ーク電流によるエネルギー消費は少なく、補充電する必
要が無いため、充電ステップであるS7をバイパスし、
不図示のシャッタボタンの第2ストロークすなわち撮影
開始信号を待つS8に移行する。タイマT3はカウント
アップすると元の状態にタイマはリセットされる。
【0045】この様なシーケンスに於て、シャッタボタ
ンの第1ストロークが連続的にオン、オフが繰り返され
てもストロボ装置は所定のタイマT3間は充電に移行し
ないために、主コンデンサ17の電位上昇を防止するこ
とが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
及び2記載によれば、A/Dコンバータを利用して、主
コンデンサの電圧を検出する際に所定時間のタイマを設
け、このタイマ期間中は充電の検出を行わないように
し、また、請求項3記載の発明によれば、別のタイマの
所定時間の間に、主コンデンサのリーク電流によるエネ
ルギー消費が少ないときは、補充電を行わないことで断
続的にシャッタの第1ストロークがオン・オフされた場
合でも、主コンデンサの電圧検出により主コンデンサの
電圧が上昇することを防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す回路ブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】従来のストロボ装置の回路ブロック図である。
【図7】図6の電圧検出回路である。
【符号の説明】 1 電池 4 発振トランジスタ 5 スイッチ素子 8 発振トランス 11 平滑コンデンサ 12,13 抵抗 14 ダイオード 16 放電管 17 主コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DC/DCコンバータとDC/DCコン
    バータにより昇圧される電池の電荷が蓄積される主コン
    デンサと、主コンデンサの充電電圧を抵抗分割し、A/
    Dコンバータに入力することにより検出する電圧検出回
    路を含むストロボ装置において、所定時間のタイマを設
    け充電開始を制御することを特徴とするストロボ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のストロボ装置において、
    前記タイマは充電開始のディレイタイマとして作動する
    タイマであることを特徴とするストロボ装置。
  3. 【請求項3】 DC/DCコンバータとDC/DCコン
    バータにより昇圧される電池の電荷が蓄積される主コン
    デンサと、主コンデンサの充電電圧を抵抗分割し、A/
    Dコンバータに入力することにより検出する電圧検出回
    路を含むストロボ装置において、所定時間のタイマを設
    け充電開始を制御すると共に、さらに別の所定時間のタ
    イマを設け、このタイマの動作期間中はストロボ充電を
    阻止することを特徴とするストロボ装置。
JP2300496A 1996-01-17 1996-01-17 ストロボ装置 Pending JPH09197499A (ja)

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