JP2005137171A - カメラ付携帯電話機及び発光素子駆動電流制御方法並びにそのプログラム - Google Patents

カメラ付携帯電話機及び発光素子駆動電流制御方法並びにそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 カメラ付携帯電話機の電池を電源とするフラッシュを低温状態のときに使用すると、電池内部抵抗の増大のため、常温時よりも低い電池電圧が更に一時的に降下し、携帯電話機が動作不能となる場合がある。その回避のため、動作不能になる可能性のある電池電圧になるとフラッシュの使用が禁止される。その禁止を出来るだけ回避する。
【解決手段】
温度検出部103が検出した電源部101の電池温度が低温のとき、電池電圧検出部104が検出した電池電圧が、従来はフラッシュの使用禁止としている第1電圧未満で第2電圧以上の電圧のとき、パルス幅変調信号発生部142の信号に従ってトランジスタ130で発光素子120のDC/DCコンバータ110からの駆動電流を開閉し、通常より駆動電流量を少なくして輝度を低下させる代わりに、電池電圧の降下の度合を抑制した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フラッシュとしての発光素子を搭載したカメラ付携帯電話機の技術、特に低温時のフラッシュの発光制御の技術に関する。
近時、通信機能に加えて撮影機能も備えたディジタルカメラ付携帯電話機の普及が目覚しく、更に暗所や夜間でも撮影できるようにフラッシュが搭載されているものもある。
フラッシュとしての発光素子として、最近特に白色LEDが利用されている。フラッシュは、通信部、及びカメラ部とともに、内蔵された電池を電源として共有する場合が多い。
電池は、低温になると電池の出力電圧(以下「電池電圧」と言う)が低下する特性を有する。この場合、必ずしも電池の容量である電池残量が少なくなっているのではなく、主に電池の内部抵抗が増大するために生じる現象である。特許文献1には電池残量の検出方法が開示されている。
一方、フラッシュを使用すると、一時的に電池電圧の降下を惹き起す。更に低温時にはその電池電圧の降下が大きくなるので、携帯電話機が動作不能となる電圧(以下「動作不能電圧」と言う)まで下がってしまう危険がある。
電池の温度が分かれば電池電圧の降下の度合も分かるので、電池電圧がどの値ならフラッシュを使用禁止とすべきかが正しく判断できるが、実際には電池の温度を携帯電話機の温度で代用しているので、フラッシュ使用により一時的にも動作不能電圧に陥らないように、安全を見込んで電池電圧に余裕がある段階で、フラッシュの使用禁止の設定がされている。
このような、電池電圧に余裕があるのにフラッシュの使用禁止の設定がされることに対しては、電池の温度を直接検出を行うようにすれば解決できる。
特開2003−157912
しかし、電池の温度を直接検出して、上述のような電池電圧に余裕がなくなった状態でも、低温時には通常、電池の温度特性からまだ電池残量には余裕があるのに、フラッシュの使用が禁止されている。低温時には、電力量に余裕があっても電池電圧が低くなり、フラッシュを使用するとたちまち動作不能電圧にまで降下してしまうからである。
本発明は、低温時において、フラッシュを使用すると動作不能電圧にまで降下する危険性を回避する為に従来はフラッシュが使用禁止とされている低い電池電圧のときでも、フラッシュの使用をできるだけ可能とするカメラ付携帯電話機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のカメラ付携帯電話機は、電話機の電池を電源とする発光素子を搭載し、当該発光素子を発光させる際の総電流量を制御するカメラ付携帯電話機であって、前記電池の温度を検出する温度検出手段と、前記電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記電池から電流の供給を受け前記発光素子に駆動電流を供給する駆動手段と、前記温度検出手段が検出した前記電池の温度が所定の温度以下の場合で、前記電圧検出手段が検出した前記電池の出力電圧が第1電圧以上のとき第1電流量に、前記電池の出力電圧が第1電圧未満で第1電圧よりも低い第2電圧以上のとき第1電流量よりも少ない第2電流量になるように駆動電流を制御し、前記電池の出力電圧が第2電圧未満であるとき駆動電流を遮断する制御手段とを備える。
上記構成により、電池の温度が所定の温度以下の場合において、電池電圧が第1電圧を超えていれば、従来と同様に第1電流量の駆動電流で発光素子を発光させ、電池電圧が第1電圧以下でも第2電圧を超えていれば、従来では使用が禁止されているフラッシュを、第1電流量よりも少ない第2電流量の駆動電流のため発光素子の輝度は落ちるが使用出来る。
また、前記制御手段は、前記発光素子に直列に駆動電流通電路中に挿入され、前記発光素子の駆動電流をオン・オフするスイッチング部と、当該スイッチング部をオンオフ制御する信号としてパルス信号とパルス幅変調信号とを発生する制御信号発生部と、前記発光素子への供給電流量を第1電流量とする場合は、制御信号発生部からスイッチング手段へパルス信号を供給し、第2電流量とする場合は、パルス幅変調信号を供給するよう制御信号の択一切り替えをする切替部とから構成されている。
これにより、駆動電流のオン・オフをスイッチングでき、電池電圧が第1電圧を超えていれば、当該スイッチング素子にパルス信号を与えることにより、第1電流量の駆動電流で発光素子を発光させ、電池電圧が第1電圧以下で第2電圧を超えていれば、従来では使用が禁止されているフラッシュを、当該スイッチング素子にパルス幅変調信号を与えて、第2電流量の駆動電流で発光させることにより使用出来る。
また、前記駆動手段は、前記発光素子に第2電流量の電流を供給している間、前記電池から一定した電流の供給を受けるDC/DCコンバータであることとしている。
これにより、パルス幅変調信号による発光のときでも、電池からDC/DCコンバータへの電力供給は、平滑化された一定電流値の電流で行われる。
また、前記発光素子は白色LEDであることとしている。
これにより、白色LEDの輝度特性等を利用して発光することができる。
また、前記電池はリチウム電池であることとしている。
これにより、ニッカド電池などと比べて出力電圧が高く、フラッシュのように電流を多く必要とするのに適した電源が得られる。
また、第1電圧は、前記電池が前記駆動手段を介して前記発光素子に第1電流量を供給している間、第2電圧は、前記電池が前記駆動手段を介して前記発光素子に第2電流量を供給している間、それぞれカメラ付携帯電話機が動作不能に陥る電圧に前記電池の出力電圧が降下することがない電圧であることとしている。
これにより、電池電圧が第1電圧以上なら、第1電流量の電流で発光素子を発光させても、電池から駆動手段に第1電流量の電流を供給している間に電池電圧が、カメラ付携帯電話機が動作不能になる電圧まで降下しないことが保証される。また、電池電圧が第1電圧未満で第2電圧以上なら、第2電流量の電流で発光させても、電池から駆動手段に第2電流量の電流を供給している間に電池電圧が、カメラ付携帯電話機が動作不能になる電圧まで降下しないことが保証され、第1電流量の時に比べて輝度は落ちるが、従来では使用が禁止されているフラッシュを使用出来る。
また、第1電流量は、前記パルス信号の所定のパルス幅と前記発光素子の定格電流との積として得られることとしている。
これにより、発光素子に最適な電流が供給され、撮影に必要な所定の時間発光させることができる。
また、本発明の方法は、電話機の電池を電源とする発光素子を搭載したカメラ付携帯電話機の発光素子駆動電流制御方法であって、電池の温度を検出する温度検出ステップと、前記電池の出力電圧を検出する電圧検出ステップと、前記電池から電流の供給を受け前記発光素子に駆動電流を供給する駆動ステップと、前記温度検出ステップで検出した前記電池の温度が所定の温度以下の場合、前記電圧検出ステップで検出した前記電池の出力電圧が所定の第1電圧以上のとき所定の第1電流量に、前記電池の出力電圧が第1電圧未満で第1電圧よりも低い所定の第2電圧以上のとき前記第1電流量よりも少ない所定の第2電流量にそれぞれなるように駆動電流を制御し、前記電池の出力電圧が第2電圧未満であるとき駆動電流を通さないように制御する制御ステップとを有することを特徴とする発光素子駆動電流制御方法の方法としている。
この方法により、電池の温度が所定の温度以下の場合において、電池電圧が第1電圧を超えていれば、従来と同様に第1電流量の駆動電流で発光素子を発光させ、電池電圧が第1電圧以下でも第2電圧を超えていれば、従来では使用が禁止されているフラッシュを、第1電流量よりも少ない第2電流量の駆動電流のため輝度は落ちるが、使用することが出来る。
また、本発明のプログラムは、前記の発光素子駆動電流制御方法をコンピュータに実行させる発光素子駆動電流制御プログラムとしている。
このプログラムをコンピュータで実行することにより、電池の温度が所定の温度以下の場合において、電池電圧が第1電圧を超えていれば、従来と同様に第1電流量の駆動電流で発光素子を発光させ、電池電圧が第1電圧以下でも第2電圧を超えていれば、従来では使用が禁止されているフラッシュを、第1電流量よりも少ない第2電流量の駆動電流のため輝度は落ちるが使用出来る。
以下、本発明に係るカメラ付携帯電話機の一実施の形態について図面を用いて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係るフラッシュ搭載のカメラ付携帯電話機の一実施の形態の構成図である。この電話機は、通信部10、カメラ部20、電池101、温度検出部103、電圧検出部104、DC/DCコンバータ110、抵抗R1−121、発光素子120、トランジスタ130、制御部140、1パルス発生部141、パルス幅変調信号発生部142、抵抗R2−145から構成される。
通信部10は、電話機としての基本機能である通話、さらにはメールなどのメッセージ通信の機能を実行する。
カメラ部20は、ディジタルカメラ撮影を実行する。カメラ部20は、撮像時にフラッシュ使用の有無を選択でき、使用のとき、カメラの撮影を行うタイミングで、制御部140に、発光の指示信号を送出する。
カメラの撮影、フラッシュの使用の有無等に関する操作は、図2(a)の本実施形態のカメラ付携帯電話機の正面図に示す操作部201を通じて行われ、撮影中の被写体の画像は表示部202に表示される。また、図2(b)は同じく背面から見た斜視図であり、カメラ撮影に係るフラッシュ120、ビューファインダ211を示し、また発光だけでなく、通信部10、カメラ部20の電源でもある電池パック取付部212を示している。
電源部101は、発光素子120の発光とその制御に必要な電力を供給する。電源部101は、また通信部10、カメラ部20にも電力を供給している。電源部101は、電池、例えばリチウム電池パックから成り、定格電圧3.7Vの直流電流を供給している。
図3は、リチウム電池パックの内部温度(以下「電池温度」という)が、常温(20度C)および低温(−10度C)における一定電流放出下での、電池電圧(図1のVbat)の大まかな特性の例を示す。図3の低温特性301は、摂氏マイナス10度の低温状態での、また常温特性302は、摂氏20度の常温状態での電池電圧の特性を示している。低温時において、電池電圧の低下状態が顕著であることが分かる。図3において、2.7V は、通話等の回路機能が停止する動作不能電圧である。また、3.3V は、電池温度に関係なく一律にフラッシュを使用禁止とする電圧である。
温度検出部103は、電源部101の電池パック内に取り付けられている温度検出素子T(102)と接続して電池温度を検出し、制御部140に送出する。
電圧検出部104は、電池電圧を検出し、制御部140に送出する。
DC/DCコンバータ110は、発光素子120に対してその発光に必要な駆動電流を供給する。DC/DCコンバータ110は、昇圧器とも呼ばれ、内部的に不図示の自励回路、コンデンサ、インダクタ等を備え、直流の入力電圧(Vbat)を昇圧して5Vで出力する。
発光素子120は、白色LEDを複数個、本実施形態では4個を並列に接続したものから成り、DC/DCコンバータ110からの駆動電流により発光する。
図4は、1個の白色LEDに流れるIF(電流、単位はmA)対IV(輝度の対数、単位はcd)の特性を示す。白色LEDの輝度は、電流にほぼ比例する。なお、この場合、この白色LED4個からなる発光素子の定格電流は400mAとなる。
発光素子120は、通常では所定の定格電流(発光素子が定格電圧により決定されるときの電流も含む)が、撮影に必要な時間通ると、所定の輝度でその時間発光し、効果的なカメラ撮影が行える。例えば図4において、100mAが本実施形態での1個の白色LEDの定格電流であり、そのときに輝度IV1が得られる。
抵抗R1―121は、DC/DCコンバータ110はDC/DCコンバータ110からの電圧を、発光素子120の電圧、電流が、その発光素子で決められた最適な値になるように調整する。例えば、白色LEDの場合は、そのカソード120bとアノード120aとの間の電圧が約4Vになるように抵抗R1―121の抵抗値が設定される。
トランジスタ130は、制御信号の発生部側からベース130bに制御信号が入力されると、コレクタ130aからエミッタ130cへのコレクタ電流、つまり発光素子120である白色LEDの駆動電流を通すかどうかのスイッチングを行う。
制御部140は、カメラ部20からの発光の指示信号を受け取ったときに、トランジスタ130のベース130bにパルス信号を与えることにより駆動電流を通し、発光素子120を発光させる。
制御部140は、カメラ部20、温度検出部103、電圧検出部104、パルス発生部141、およびパルス幅変調信号発生部142に接続されている(図1)。
カメラ部20からは発光指示の信号を、温度検出部103からは電池温度の値を、電圧検出部104からは電池電圧の値をそれぞれ受け取る。
制御部140は、カメラによる撮影時、その撮影と同期するために、カメラ部20から発光指示の信号を受けたときに発光を開始させる。制御部140は、温度検出部103が出力した電池温度と、電圧検出部104が出力した電池電圧の値を基にして(図3)、パルス信号発生部141、またはパルス幅変調信号発生部142に対して、白色LEDの駆動電流を通すかどうかの制御信号を発生させる。
トランジスタ130のベース130bに対する制御信号は、パルス信号発生部141、及びパルス幅変調信号発生部142によって発生される。これらの制御信号の発生部は、そのどちらかが制御部140からパルス発生指示の信号を受ける。
パルス信号発生部141は、制御部140からパルス発生指示の信号を受けると、単一のパルス信号を発生し、抵抗R2−145を介してトランジスタ130のベース130bにパルス信号を与える(図5(a))。
図5(a)は、パルス信号発生部141が発生するパルスを示す。パルス信号発生部141は、所定の発光時間である幅と、電圧値である振幅のパルス、例えば0.2秒間、3Vの単一パルスを発生し、抵抗R2−145を通り、トランジスタ130のベース130bでは、同パルス信号は、0.2秒間、0.6Vの信号となる。
パルス幅変調信号発生部142は、制御部140からパルス発生指示の信号が入力されたとき、パルス幅変調信号を発生し、R2−145を介してトランジスタ130のベース130bに同信号を与える(図6(a))。なお、パルス幅変調信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号とも呼ばれる。
図6(a)は、パルス幅変調信号発生部142が発生するパルス幅変調パルスの例を示す。
パルス幅変調信号発生部142は、高周波数のパルス、例えば0.2秒の間に、100KHzのパルス幅変調信号を発生する。図6(a)に示すパルス幅変調信号の周期Tは、10マイクロ秒、その間のパルスがオンの時間TonはTの半分の5マイクロ秒、つまりデユーティ比が50%、振幅はパルス信号と同じ3Vであり、トランジスタ130のベース130bに対しては、パルス信号のオン時は0.6Vの信号となる。
抵抗R2―145は、パルス信号発生部141、またはパルス幅変調信号発生部142が発生した3Vのパルス振幅を降圧し、トランジスタ130のベース130bに対するベース信号としては0.6Vになるように調整する。
次に、カメラ部20から発光指示の信号が来たときの、発光関係各部の動作について説明する。
制御部140は、カメラ部20から発光指示の信号を受け取ると、温度検出部103からの電池温度と、電圧検出部104からの電池電圧を基に、どのようなパルス発生を行うかを判断する。
図7は、制御部140が行う判断を示す図である。
図7において、電池電圧が3.5Vを超えているときは(S10)、電池温度に関わらず、パルス信号発生部141にパルス発生の指示信号を出力する(S20)。
電池電圧がソフトリセット電圧である3.3V以下のときは(S10)、発光禁止とし、制御部140は制御信号を発生させない。
また、電池電圧が3.3Vを超えていて、3.5V以下のときは、電池温度に応じて次の処理を行う。電池温度が低温と判断するとき、例えば電池温度が0度C以下であって、その場合に低温と判断するとき(S30)、制御部140は、パルス幅変調信号発生部142にパルス発生の指示信号を出力する(S40)。また、電池温度が低温でないときは、常温と看做してパルス信号発生部141にパルス発生の指示信号を出力する(S50)。
パルス信号発生部141、またはパルス幅変調信号発生部142によって発生された3Vのパルス信号は、抵抗R2−145によって降圧され、トランジスタ130のベース130bへのベース信号となる。ベース信号がオンのとき、これを白色LEDのカソードに対する引込み信号として、トランジスタ130のコレクタからエミッタに電流が流れる。この電流はDC/DCコンバータ110によって供給される駆動電流であり、発光素子120である白色LEDを駆動して、発光させる(図4)。
トランジスタ130のベース信号が、パルス信号発生部141が発生するパルス信号のとき、400mAの駆動電流が0.2秒間、発光素子120に流れ、同じ時間、一定の電流Iaが、電源部101の電池からDC/DCコンバータ110に供給される。図5(b)は、電源部101の電池からDC/DCコンバータ110に供給される電流を示している。
その電流値Iaは一定している。
Iaは次の式で与えられる。
Ia = 400mA*(Vout/Vbat)*(1/変換効率)
ここでVbatは電池電圧、VoutはDC/DCコンバータの出力電圧、
変換効率はDC/DCコンバータの電力変換効率である。
また、ベース信号が、パルス幅変調信号発生部142が発生するパルス幅変調信号のとき、パルス幅変調信号がオンのときだけ、400mAの駆動電流が発光素子120に流れる。発光素子120の4個の白色LED全体は、400mAの電流が0.2秒間流れたときの半分程度の輝度で0.2秒間発光し、パルス信号の場合と比べると発光に必要な電流量は半分である。
駆動電流が流れる時間は、パルスの全体の幅である0.2秒間と等しく、この間DC/DCコンバータ110は、その駆動電流を出力する一方で、出力した電流量に対応して一定の電流の供給を電源部101から受ける。
図6(b)は、電源部101の電池からDC/DCコンバータ110に供給される電流の例を示している。その電流値Ibは、DC/DCコンバータ110内のコンデンサ等の働きにより、ほぼ一定していると見て差し支えない。
ここでIbは次の式で与えられる。
Ib = 400mA*1/2*(Vout/Vbat)*(1/変換効率)
従って、IbはIaの半分である。つまり、電池からDC/DCコンバータ110に供給される電流値は、パルス幅変調信号の場合、パルス信号の場合の半分となる。これに伴い、白色LEDを発光させたときの電圧降下の度合も、パルス幅変調信号の場合、パルス信号の場合の半分となる。
図8は、低温時の電池電圧の特性と、白色LEDをパルス幅変調信号により発光させたときの電圧降下の様子を示している。図8において、4箇所で一時的に電圧降下している。これはパルス幅変調信号により、異なる時期に4回発光させたためであり、図6(b)で示した電池からDC/DCコンバータ110への電流供給により、電池電圧が発光の都度0.3V程降下したことを示している。
図9は、図8と同じ条件で、パルス信号により発光させた場合を示している。この場合に電池からDC/DCコンバータ110への電流は、パルス幅変調信号の場合に比べて2倍であり、従って電池電圧は発光の都度0.6V程低下し、動作不能電圧である2.7Vに陥っていることが分かる。
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
電池電圧が3.5V以下のとき、白色LEDの消費電力を下げるために、パルス変調信号信号発生部141によるパルス変調信号を利用した。これを、電池電圧が3.5V以下のときは、4個の白色LEDに対して、そのうち2個のLEDを回路から切り離すスイッチング素子を設け、残った2個だけに駆動電流を通すようにし、トランジスタ130への制御信号を、パルス幅変調信号発生部142の代わりにパルス信号発生部141によるパルス信号としてもよい。この場合、撮影時の被写体の照度は、実施形態で示したパルス幅変調の場合と同等である。
2個の白色LEDを回路から切り離す手段として、この2個の白色LEDのそれぞれに対して回路に接続、または切離しを行うスイッチング素子を直列に設け、更に制御部140からスイッチング素子に信号線を接続して、前記パルス信号が発生している間は、同信号線により、制御部140がスイッチング素子をオフとするように制御すればよい。
また、発光素子120の4個の白色LEDは並列接続としたが、DC/DCコンバータと白色LEDの組み合わせによっては直列接続する場合も考えられる。
また、電池温度が低温か常温かの判断を摂氏0度を境界として判断したが、この温度に限定するものではなく、これを他の温度、例えば摂氏5度あるいはー5度を境界としてもよい。更に、電池温度を低温、常温の2分類で判断したが、これを例えば、摂氏−20度以下、0度以下、10度以下、10度を超える温度の温度分類で電圧特性を調べ、発光の制御を行うようにしてもよい。
また、パルス信号発生部141は、幅0.2秒幅のパルスを1回だけ発生してベース信号としたが、この幅を発光素子の特性、あるいはカメラの撮像素子からの要求等に応じて他の適当な時間に変更してもよく、また、場合によっては、0.2秒間オンのパルスを発生した後、0.2秒間停止し、同じパルスをもう一度発生させてもよい。
また、電池電圧が3.5Vを超えるとき、3.3V以下のとき、あるいはその間のときで発光素子120の電流量を制御したが、これらの電圧に限定するものではなく、低温時の電池電圧の特性に応じて、例えば3.6Vを超えるとき、3.3V以下のとき、あるいはその間というようにしてもよい。
また、本実施の形態では、低温で電池電圧が3.5V以下で3.3Vを越えるとき、パルス幅変調信号の周波数を100Khzとした。この値は可変であり、少なくもカメラのシャッタが開いているときに、白色LEDが発光していることが保証される周波数であること、およびDC/DCコンバータ110への電池から供給される電流が一定であるような周波数であればよい。ただし、望ましい周波数は10KHz以上とする。
また、パルス幅変調されたパルスの幅Tonの時間を周期10マイクロ秒に対し、その50%幅の5マイクロ秒としたが、これも可変であり、このTon/Tを他の割合、例えば60%にしてもよい。更に、電流量を、Ton/Tの値が、100%、50%の、0%の3段階で制御したが、これを例えば更に細分化して、3.4V―3.5V間は80%、3.3V―3.4V間は50%など細分して、できるだけ高輝度で発光するようにしてもよい。この場合、パルス幅変調信号発生部142は、Ton/Tの値を制御部140から受け取るようにし、そのパルス変調信号を発生するようにする。
本発明は、実施の形態ではカメラ付携帯電話機として説明したが、ディジタルカメラのフラッシュ制御に適用してもよい。
本発明の方法を、コンピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表すデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記プログラム又は前記デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、例えば半導体メモリ等であるとしてもよい。
また、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
本発明に係る携帯電話機は、低温で低電池電圧でもフラッシュ使用ができるフラッシュ搭載カメラ付携帯電話機として活用される。
本発明に係るカメラ付携帯電話機の一実施の形態のブロック図である。 上記実施の形態のカメラ付携帯電話機の正面と斜め背面を示す図である。 上記実施の形態の電池の常温時、低温時の放電特性を示す図である。 上記実施の形態のLEDの輝度・電流特性を示す図である。 上記実施の形態のパルス信号と電池からの供給電流を示す図である。 上記実施の形態のパルス幅変調信号と電池からの供給電流を示す図である。 上記実施の形態のベース信号発生の条件判断を示すフローチャートである。 上記実施の形態の電池の低温時におけるパルス幅変調信号でのフラッシュ使用時の放電特性を示す図である。 上記実施の形態の電池の低温時におけるパルス信号でのフラッシュ使用時の放電特性を示す図である。
符号の説明
10 通信部
20 カメラ部
101 電源部
102 T(温度検出素子)
103 温度検出部
104 電圧検出部
110 DC/DCコンバータ(昇圧器)
120 発光素子(フラッシュ)
121 抵抗R1
130 トランジスタ
140 制御部
141 パルス信号発生部
142 パルス幅変調信号発生部
145 抵抗R2
201 操作部
202 表示部
211 ビューファインダ
212 電池パック取付部
301 一定電流放電時の低温での電圧特性
302 一定電流放電時の常温での電圧特性

Claims (9)

  1. 電話機の電池を電源とする発光素子を搭載し、当該発光素子を発光させる際の総電流量を制御するカメラ付携帯電話機であって、
    前記電池の温度を検出する温度検出手段と、
    前記電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電池から電流の供給を受け前記発光素子に駆動電流を供給する駆動手段と、
    前記温度検出手段が検出した前記電池の温度が所定の温度以下の場合で、前記電圧検出手段が検出した前記電池の出力電圧が第1電圧以上のとき第1電流量に、前記電池の出力電圧が第1電圧未満で第1電圧よりも低い第2電圧以上のとき第1電流量よりも少ない第2電流量になるように駆動電流を制御し、前記電池の出力電圧が第2電圧未満であるとき駆動電流を遮断する制御手段とを備えることを特徴とするカメラ付携帯電話機。
  2. 前記制御手段は、
    前記発光素子に直列に駆動電流通電路中に挿入され、前記発光素子の駆動電流をオン・オフするスイッチング部と、
    当該スイッチング部をオンオフ制御する信号としてパルス信号とパルス幅変調信号とを発生する制御信号発生部と、
    前記発光素子への供給電流量を第1電流量とする場合は、制御信号発生部からスイッチング手段へパルス信号を供給し、第2電流量とする場合は、パルス幅変調信号を供給するよう制御信号の択一切り替えをする切替部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のカメラ付携帯電話機。
  3. 前記駆動手段は、前記発光素子に第2電流量の電流を供給している間、前記電池から一定した電流の供給を受けるDC/DCコンバータであることを特徴とする請求項2記載のカメラ付携帯電話機。
  4. 前記発光素子は白色LEDであることを特徴とする請求項2記載のカメラ付携帯電話機。
  5. 前記電池はリチウム電池であることを特徴とする請求項4記載のカメラ付携帯電話機。
  6. 第1電圧は、前記電池が前記駆動手段を介して前記発光素子に第1電流量を供給している間、第2電圧は、前記電池が前記駆動手段を介して前記発光素子に第2電流量を供給している間、それぞれカメラ付携帯電話機が動作不能に陥る電圧に前記電池の出力電圧が降下することがない電圧であることを特徴とする請求項1記載のカメラ付携帯電話機。
  7. 第1電流量は、前記パルス信号の所定のパルス幅と前記発光素子の定格電流との積として得られる請求項2記載のカメラ付携帯電話機。
  8. 電話機の電池を電源とする発光素子を搭載したカメラ付携帯電話機の発光素子駆動電流制御方法であって、
    電池の温度を検出する温度検出ステップと、
    前記電池の出力電圧を検出する電圧検出ステップと、
    前記電池から電流の供給を受け前記発光素子に駆動電流を供給する駆動ステップと、
    前記温度検出ステップで検出した前記電池の温度が所定の温度以下の場合、前記電圧検出ステップで検出した前記電池の出力電圧が所定の第1電圧以上のとき所定の第1電流量に、前記電池の出力電圧が第1電圧未満で第1電圧よりも低い所定の第2電圧以上のとき前記第1電流量よりも少ない所定の第2電流量にそれぞれなるように駆動電流を制御し、前記電池の出力電圧が第2電圧未満であるとき駆動電流を通さないように制御する制御ステップとを有することを特徴とする発光素子駆動電流制御方法。
  9. 請求項8記載の発光素子駆動電流制御方法をコンピュータに実行させる発光素子駆動電流制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007282342A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Canon Inc 電子機器及び電子機器の制御方法
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