JP4816319B2 - コンデンサ放電式エンジン用点火装置 - Google Patents

コンデンサ放電式エンジン用点火装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンにより駆動される磁石発電機内に設けられたエキサイタコイルを電源とするコンデンサ放電式のエンジン用点火装置に関するものである。
周知のように、コンデンサ放電式の点火装置は、点火コイルの一次側に設けられた点火用コンデンサと、点火用コンデンサを充電する充電用電源と、点火信号が与えられたときに導通して点火用コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させるコンデンサ放電用スイッチと、エンジンの点火時期にコンデンサ放電用スイッチに点火信号を与える点火制御部とにより構成される。この種の点火装置では、エンジンの点火時期に点火用コンデンサの電荷を点火コイルの一次コイルを通して放電させることにより点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させ、この高電圧をエンジンの気筒に取りつけられた点火プラグに印加することにより点火動作を行わせる。
点火用コンデンサを充電する充電用電源としては、エンジンにより駆動される磁石発電機内に設けられたエキサイタコイルや、バッテリの両端の電圧を昇圧するDC−DCコンバータが用いられているが、本発明では、エキサイタコイルを充電用電源として用いる形式のコンデンサ放電式点火装置を対象とする。
点火用コンデンサは、少なくとも200V程度まで充電する必要があるため、エキサイタコイルのみにより充電用電源を構成し、エキサイタコイルの出力電圧そのものによりコンデンサを充電する構成をとる場合には、エキサイタコイルとして巻数が多いコイルを用いる必要がある。そのため、エキサイタコイルのみにより充電用電源を構成した場合には、発電機が大形になったり、他の発電コイルを巻回するスペースが少なくなったりするという問題が生じる。
そこで、特許文献1に示されているように、エキサイタコイルと、その出力電圧を昇圧する昇圧回路とにより充電用電源を構成して、昇圧回路の出力電圧で点火用コンデンサを充電するようにしたコンデンサ放電式の点火装置が用いられるようになった。昇圧回路は、エキサイタコイルに対して並列に接続された昇圧用スイッチを備えていて、エキサイタコイルが一方の半サイクルの電圧を誘起したときに昇圧用スイッチを導通させてエキサイタコイルを短絡し、エキサイタコイルの出力電圧が一定のレベルに達したときに昇圧用スイッチを遮断状態にして、エキサイタコイルに流れていた短絡電流を遮断する。エキサイタコイルに流れていた短絡電流を遮断すると、エキサイタコイルには、それまで流れていた短絡電流を流し続けようとする極性の高い電圧が誘起する。この誘起電圧を点火用コンデンサに印加することにより、点火用コンデンサを200V以上の十分に高い電圧まで充電することができる。
特許文献1にも示されているように、上記のような昇圧回路を備えた点火装置においては、エンジンの回転速度の上昇に伴ってエキサイタコイルに誘起する電圧の立ち上がりが速くなっていくため、エキサイタコイルの短絡電流を遮断した際に誘起する電圧は、エンジンの回転速度の上昇に伴って高くなっていく。そのため、エンジンの低速回転時に点火用コンデンサを所定の電圧まで充電し得るように構成した場合には、エンジンの中高速回転領域で点火用コンデンサの充電電圧が過大になるという問題がある。この問題を解決するため、点火用コンデンサの両端の電圧が設定されたトリガレベルを超えたときにエキサイタコイルの両端を短絡した状態に保って、短絡電流が遮断されるのを阻止する電圧制限回路を設けることにより、点火用コンデンサの充電電圧が過大になるのを防止することが提案された。
しかしながら、このような電圧制限回路を設けると、エンジンの中高速回転時にエキサイタコイルから電圧制限回路を通して大きな短絡電流が流れるため、無駄なエネルギが消費され、エキサイタコイルからの発熱が増大するという問題が生じる。
そこで、特許文献1に示されたコンデンサ放電式点火装置では、昇圧用スイッチとしてトランジスタを用いて、昇圧用スイッチを流れる電流が基準値以下の時に該トランジスタのベース電流を増加させて短絡電流を増加させ、昇圧用スイッチを通して流れる電流が基準値を超えているときにトランジスタのベース電流を減少させて短絡電流を減少させる回路を設けて、エンジンの低速時にエキサイタコイルに高い電圧を誘起させることができるようにしている。特許文献1に示されたコンデンサ放電式点火装置においてはまた、昇圧用スイッチが遮断したときにエキサイタコイルに誘起する電圧を設定値に等しくするために必要な昇圧用スイッチの遮断時期をエキサイタコイルの出力電圧とエンジンの回転速度とに対して演算する演算手段と、この演算手段により演算された遮断時期が検出された時に昇圧用スイッチを遮断する回路とを設けて、エンジンの低速回転時から高速回転時までエキサイタコイルに誘起する電圧をほぼ一定にすることができるようにしている。
このように構成すれば、エキサイタコイルの余分な出力を短絡する電圧制限回路を設けることなく、エンジンの低速回転時から高速回転時までエキサイタコイルの誘起電圧をほぼ一定にすることができるため、無駄なエネルギの消費を抑え、エキサイタコイルからの発熱を抑制することができる。
特開平5−52168号公報
特許文献1に示されたコンデンサ放電式の点火装置では、エキサイタコイルの出力電圧とエンジンの回転速度とに対して昇圧用スイッチの遮断時期を演算する演算手段と、この演算手段により演算された遮断時期を検出する手段とをマイクロプロセッサにより構成する必要があるため、昇圧回路の制御のためにマイクロプロセッサに実行させる処理の内容が多くなり、昇圧回路の制御のために必要な処理時間が長くなるのを避けられなかった。そのため、点火時期の制御や燃料噴射量の制御など、他の制御を行うために必要な処理時間が制限され、これらの制御を簡略化せざるを得ないなどの問題が生じていた。
本発明の目的は、マイクロプロセッサに複雑な処理を行わせることなく、エンジンの低速時に点火用コンデンサの充電が不足するのを防ぐとともに、エンジンの中高速回転時には、無駄なエネルギ消費を伴うことなく昇圧回路の出力電圧をほぼ一定に保って、点火用コンデンサの充電電圧が過大になるのを防ぐことができるようにしたコンデンサ放電式エンジン用点火装置を提供することにある。
本発明は、エンジンにより駆動される磁石発電機内に設けられたエキサイタコイルと、このエキサイタコイルの一方の半波の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、この昇圧回路の出力電圧で充電される点火用コンデンサと、点火信号が与えられたときに導通して点火用コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させるコンデンサ放電用スイッチと、エンジンの点火時期にコンデンサ放電用スイッチに点火信号を与える点火制御部とを備えたコンデンサ放電式エンジン用点火装置を対象とする。
本発明においては、上記昇圧回路を、エキサイタコイルに対して並列に接続されて、駆動信号が与えられている間導通し得る状態になるスイッチ素子からなっていてエキサイタコイルが一方の半波の出力電圧を発生したときに導通してエキサイタコイルの短絡電流を流す昇圧用スイッチと、昇圧用スイッチに駆動信号を供給する昇圧用スイッチ駆動回路と、昇圧用スイッチに対して直列に接続された電流検出用の第1のシャント抵抗器と、オフ状態にあるときに昇圧用スイッチに駆動信号が与えられるのを許容し、オン状態にあるときに駆動信号を昇圧用スイッチから側路して該昇圧用スイッチを遮断状態にするように設けられていて、第1のシャント抵抗器の両端の電圧が設定されたトリガレベルに達したときにトリガ信号が与えられてオン状態になる遮断制御用スイッチと、抵抗値切換用スイッチを通して第1のシャント抵抗器の両端に並列に接続された第2のシャント抵抗器と、エンジンの回転速度が設定値以下のときに抵抗値切換用スイッチをオン状態に保ち、回転速度が設定値を超えているときに抵抗値切換用スイッチをオフ状態に保つように抵抗値切換用スイッチを制御するスイッチ制御部とを備えた構成とする。
上記のように構成すると、エンジンの低速回転時(回転速度が設定値以下の時)に抵抗値切換用スイッチがオン状態になるため、第1のシャント抵抗器の両端に第2のシャント抵抗器が並列接続される。第1のシャント抵抗器の両端に第2のシャント抵抗器が並列接続されると、第2のシャント抵抗器が切り離されている際に第1のシャント抵抗器の両端の電圧をトリガレベルに到達させる電流よりも更に大きな電流が昇圧用スイッチに流れないと、第1のシャント抵抗器の両端の電圧がトリガレベルに達しないようになるため、遮断制御用スイッチの見かけのトリガレベルを高くして、昇圧用スイッチを遮断状態にした際の電流遮断値を大きくすることができる。従って、エンジンの低速回転時にエキサイタコイルに誘起する電圧を高くして、点火用コンデンサを十分高い電圧まで充電することができ、低速時の点火性能を高めて、エンジンの始動性及び低速時の回転の安定性を向上させることができる。
またエンジンの回転速度が設定値を超えて上昇したときには、第2のシャント抵抗器が第1のシャント抵抗器から切り離されるため、第1のシャント抵抗器の両端に生じる電圧をトリガレベルに到達させるために昇圧用スイッチに流す必要がある電流の大きさを、第2のシャント抵抗器が第1のシャント抵抗器に並列接続されている場合よりも小さくすることができる。従って、エンジンの中高速回転時には、遮断制御用スイッチの見かけのトリガレベルを低くして、昇圧用スイッチを遮断状態にした際の電流遮断値を制限することができ、これによりエキサイタコイルの誘起電圧の上昇を抑えて、点火用コンデンサの充電電圧が過大になるのを防ぐことができる。エンジンの中高速回転時にエキサイタコイルの誘起電圧を抑制する際には、エキサイタコイルの余分な出力を短絡することがないため、無駄なエネルギ消費を伴うことなく、点火用コンデンサの充電電圧が過大になるのを防ぐことができる。
エンジンの極低速時に点火用コンデンサの充電を十分に行わせて点火性能を高め、エンジンの始動性を高めるためには、エキサイタコイルの一方の半波の出力電圧がピークに達したときに遮断制御用スイッチにトリガ信号を与えるピークトリガ回路を更に設けることが好ましい。
このように構成すると、エンジンの回転速度が設定値以下の極低速回転時に、エキサイタコイルの一方の半波の出力電圧がピークに達したときにエキサイタコイルの短絡電流が遮断されるため、短絡電流の遮断値を大きくしてエキサイタコイルに誘起する電圧を高くすることができる。そのため、極低速回転時に点火用コンデンサを十分に高い電圧まで充電して点火性能を高めることができ、エンジンの始動性を向上させることができる。
以上のように、本発明によれば、抵抗値切換用スイッチを通して第1のシャント抵抗器の両端に並列に接続された第2のシャント抵抗器と、エンジンの回転速度が設定値以下のときに抵抗値切換用スイッチをオン状態に保ち、回転速度が設定値を超えているときに抵抗値切換用スイッチをオフ状態に保つように、回転速度に応じて抵抗値切換用スイッチを制御するスイッチ制御部とを設けて、エンジンの低速回転時に第1のシャント抵抗器の両端に第2のシャント抵抗器を並列接続することにより、昇圧用スイッチを遮断状態にした際の電流の遮断値を大きくするようにしたので、エンジンの低速回転時に昇圧回路の出力電圧を高くして、点火用コンデンサを十分高い電圧まで充電することができ、低速時の点火性能を高めて、エンジンの始動性及び低速時の回転の安定性を向上させることができる。
また本発明によれば、エンジンの回転速度が設定値を超えて上昇したときに、エキサイタコイルの出力を短絡することなく、第2のシャント抵抗器を第1のシャント抵抗器から切り離すことにより、昇圧用スイッチを遮断状態にした際の電流遮断値を制限して、昇圧回路が出力する電圧の上昇を抑えるようにしたので、エンジンの中高速回転時に、無駄なエネルギ消費を伴うことなく、点火用コンデンサの過充電を防ぐことができるという利点が得られる。
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。本発明は任意の気筒数を有するエンジンを点火する点火装置に適用できるが、以下に示す実施形態では説明を簡単にするため、エンジンが単気筒であるとしている。
図1は本発明の実施形態の構成を示したもので、同図において1は図示しないエンジンに取付けられた磁石式交流発電機内に設けられたエキサイタコイル、2はエキサイタコイル1の一方の半波の出力電圧を昇圧する昇圧回路、3は一端が接地された一次コイル3a及び二次コイル3bを有する点火コイル、4は点火コイルの一次側に設けられて昇圧回路2の出力で充電される点火用コンデンサ、6は点火信号が与えられたときに導通して点火用コンデンサ4の電荷を点火コイルの一次コイル3aを通して放電させる放電用スイッチ、7はエキサイタコイル1の出力電圧を一定の直流電圧に変換する電源回路、8はエンジンに取りつけられた図示しない信号発生器内に設けられて、エンジンの所定のクランク角位置でパルス信号を発生する信号コイル、9はエンジンの点火時期に放電用スイッチ6に点火信号を与える点火制御部、10は信号コイル8の出力から得られるエンジンの回転情報に基づいてエンジンの回転速度を検出する回転速度検出部、11は昇圧回路の昇圧性能を切り換えるための制御を行う昇圧制御部である。
エキサイタコイル1の一端は、アノードが接地されたダイオードD1のカソードに接続され、エキサイタコイル1とダイオードD1との直列回路の両端にアノードを接地側に向けたダイオードD2が接続されている。エキサイタコイル1の他端はアノードをエキサイタコイルの他端側に向けたダイオードD3を通して、点火用コンデンサ4の一端に接続され、点火用コンデンサ4の他端は、点火コイル3の一次コイル3aの非接地側の端子に接続されている。
点火用コンデンサ4の一端と接地間に放電用スイッチ6を構成するサイリスタTh1が、そのカソードを接地側に向けて接続され、該サイリスタのゲートカソード間に抵抗R1及びコンデンサC1が並列接続されている。サイリスタTh1の両端には保護用の抵抗R2が接続され、点火コイルの一次コイル3aの両端には、ダイオードD4が、そのカソードを接地側に向けて接続されている。点火コイルの二次コイル3bの非接地側端子は、エンジンの気筒に取りつけられた点火プラグ12の非接地側端子に高圧コードを通して接続されている。
エキサイタコイル1は、図示の実線矢印方向の正の半波の出力電圧Vepと図示の波線矢印方向の負の半波の出力電圧Venとからなる交流電圧をエンジンの回転に同期して発生する。エキサイタコイル1−ダイオードD3−点火用コンデンサ4−ダイオードD4及び一次コイル3a−ダイオードD1−エキサイタコイル1の回路により、点火用コンデンサ4を充電するコンデンサ充電回路が構成されている。
電源回路7は、ダイオードD2を通して入力されるエキサイタコイル1の負の半波(他方の極性の半波)の出力電圧Venを、点火制御部9や昇圧制御部10の一部の構成要素を構成するマイクロプロセッサ等を駆動するのに適した一定の(例えば5Vの)直流電圧Vccに変換する。この電源回路は、例えば、エキサイタコイルの負の半波の出力電圧Venにより充電される電源用コンデンサと、この電源用コンデンサの両端の電圧を一定に保つように制御する制御回路とにより構成される。
図4(A)に示したように、信号コイル8は、エンジンのピストンが上死点TDCに達するときのクランク角位置(上死点位置)よりも十分に進角した位置に設定された基準クランク角位置θ1で第1のパルス信号Vs1を発生し、上死点位置TDCに近いクランク角位置θ2で第2のパルス信号Vs2を発生する。
図3に示したように、第1のパルス信号Vs1は、トランジスタTRaと、ダイオードDa及びDbと、抵抗RaないしRdと、コンデンサCa及びCbとからなる公知の波形整形回路13を通してマイクロプロセッサ14に与えられる。波形整形回路13はパルス信号Vs1をマイクロプロセッサが認識し得る信号に変換するために設けられたもので、この例では、パルス信号Vs1がしきい値レベルVth以上になっている間トランジスタTRaをオン状態にすることにより、パルス信号Vs1を図4(B)に示したような矩形波信号に変換する。マイクロプロセッサは、この矩形波信号の立下りを検出することによりパルス信号Vs1が発生したこと(クランク角位置が基準クランク角位置θ1に一致したこと)を認識する。
マイクロプロセッサ14は、ROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、回転速度検出部10及び点火制御部9を構成する他、後記する昇圧11のスイッチ制御部11Aを構成する。
回転速度検出部10は、パルス信号Vs1が入力される毎に、前回パルス信号Vs1が入力されてから今回パルス信号Vs1が入力されるまでの時間をタイマにより計測して、パルス信号Vs1が検出される周期を求め、この周期(クランク軸が1回転するのに要する時間)からエンジンの回転速度を演算する。
点火制御部9は、回転速度検出部10が検出した回転速度に対してエンジンの点火時期を演算する点火時期演算手段と、点火時期演算手段により演算された点火時期を検出したときに点火信号Viを出力する点火信号発生手段とにより構成されている。点火時期は、クランク軸が現在の回転速度で基準クランク角位置から点火を行うクランク角位置(点火位置)まで回転する間にタイマに計測させる計時データの形で演算される。マイクロプロセッサは、パルス信号Vs1が入力されたときに点火時期演算手段により演算された計時データをタイマにセットしてその計測を開始させ、該タイマが計時データの計測を完了した時にコンデンサ放電用スイッチ6を構成するサイリスタTh1に点火信号Viを与える。
昇圧回路2は、NPNトランジスタをダーリントン接続した複合トランジスタからなるエキサイタ短絡用トランジスタTr1を備え、このトランジスタのコレクタはエキサイタコイル1の他端に接続されている。トランジスタTr1のベースは抵抗R3 を通して電源回路7の出力端子に接続され、該トランジスタのエミッタは短絡電流検出用の第1のシャント抵抗器R4を通して接地されている。この例ではトランジスタTr1により、エキサイタコイル1に対して並列に接続される昇圧スイッチ15が構成され、該昇圧スイッチ15に対して直列に第1のシャント抵抗器R4が接続されている。
トランジスタTr1のコレクタとベースとの間にアノードをトランジスタTr1のベース側に向けたダイオードD5が接続され、トランジスタTr1のエミッタと接地間に抵抗R5とR6との直列回路からなる抵抗分圧回路が接続されている。またトランジスタTr1のベースと接地間にアノードを該トランジスタのベース側に向けたサイリスタTh2が接続され、サイリスタTh2のゲートが抵抗R5とR6の接続点(分圧回路の分圧点)に接続されている。
この例では、電源回路7と抵抗R3とにより、昇圧用スイッチを構成するトランジスタTr1に駆動信号(ベース電流)を供給する昇圧用スイッチ駆動回路が構成されている。昇圧用スイッチ15は、駆動信号が与えられている間導通し得る状態にあり、エキサイタコイル1が正の半波の出力電圧を発生したときに導通状態になってエキサイタコイル1に短絡電流を流す。
またサイリスタTh2により遮断制御用スイッチ16が構成され、抵抗R5及びR6からなる抵抗分圧回路により、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧が設定されたトリガレベルに達したときに遮断制御用スイッチ16にトリガ信号を与える遮断制御用スイッチトリガ回路が構成されている。
遮断制御用スイッチ16は、オフ状態にあるときに昇圧用スイッチ15に駆動信号が与えられるのを許容し、オン状態にあるときに駆動信号を昇圧用スイッチ15から側路して昇圧用スイッチ15を遮断状態にするように設けられている。
遮断制御用スイッチ16を構成するサイリスタTh2は、昇圧用スイッチ15を通して流れるエキサイタコイルの短絡電流が所定の大きさになって、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧が設定されたトリガレベルに達したときにトリガ信号が与えられれてオン状態になる。
サイリスタTh2はまた、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧がトリガレベル未満になった後、エキサイタコイル1が負の半波の出力電圧Venを発生して、電源回路7から抵抗R3を通して該サイリスタTh2に流れていた電流がダイオードD5とエキサイタコイル1とを通してサイリスタ16から側路されたときに、そのアノード電流が保持電流未満に減衰してオフ状態になる。
昇圧用スイッチ15を流れているエキサイタコイルの短絡電流が所定の大きさに達し、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧がトリガレベルに達すると、サイリスタTh2がオン状態になるため、昇圧用スイッチ15を構成するトランジスタTr1に与えられていたベース電流(駆動信号)がサイリスタTh2を通してトランジスタTr1から側路される。これによりトランジスタTr1が遮断状態になるため、エキサイタコイル1の短絡電流が遮断される。エキサイタコイルの短絡電流が遮断されると、それまで流れていた短絡電流を流し続けようとする向きの高い電圧(正の半波の出力電圧と同じ極性の電圧)がエキサイタコイル1に誘起する。このようにして昇圧されたエキサイタコイルの誘起電圧が前述の充電回路を通して点火用コンデンサ4に印加されるため、点火用コンデンサ4が図示の極性に充電される。
また本実施形態では、トランジスタTr1のエミッタにPNPトランジスタTr2のエミッタが接続され、このトランジスタTr2のコレクタが抵抗R7を通して接地されている。トランジスタTr2のエミッタベース間には、アノードを該トランジスタTr2のベース側に向けたダイオードD6が接続され、トランジスタTr2のベースと接地間には、ピーク検出用コンデンサC2が接続されている。トランジスタTr2のエミッタ及びベースはそれぞれPNPトランジスタTr3のエミッタ及びベースに接続され、トランジスタTr2がオン状態にあるとき及びオフ状態にあるときにそれぞれトランジスタTr3がオフ状態及びオン状態になるようになっている。トランジスタTr3のコレクタは、抵抗R8を通してサイリスタTh2のゲートに接続されており、トランジスタTr2がオフ状態になってトランジスタTr3がオン状態になったときに、抵抗R8を通してサイリスタTh2にトリガ信号が与えられるようになっている。
この例では、トランジスタTr2及びTr3と、ピーク検出用コンデンサC2と、ダイオードD6と、抵抗R7とにより、ピークトリガ回路17が構成されている。このピークトリガ回路においては、昇圧用スイッチ15を構成するトランジスタTr1がオン状態になったときにトランジスタTr2のエミッタ、ベースとコンデンサC2とを通して電流が流れ、トランジスタTr2がオン状態になる。トランジスタTr2がオン状態にある間トランジスタTr3がオフ状態にあるため、トランジスタTr3と抵抗R8とを通してサイリスタTh2にトリガ信号が与えられることはない。エキサイタコイル1の正の半波の出力電圧Vepがピークに達すると、コンデンサC2の充電が完了するため、トランジスタTr2にベース電流が流れなくなり、トランジスタTr2がオフ状態になる。これによりトランジスタTr3がオン状態になるため、抵抗R8を通してサイリスタTh2にトリガ信号が与えられ、該サイリスタTh2がオン状態になる。コンデンサC2の電荷は、トランジスタTr3がオン状態になったときに、ダイオードD6とトランジスタTr3と抵抗R8とサイリスタTh2のゲートカソード間とを通して放電する。
本実施形態では、第1のシャント抵抗器R4の両端に、第2のシャント抵抗器R9が、抵抗値切換用スイッチ18を通して並列に接続されている。図示の抵抗値切換用スイッチ18は、エミッタが接地されたNPNトランジスタTr4からなり、このトランジスタのコレクタとトランジスタTr1のエミッタとの間に第2のシャント抵抗器R9が接続されている。
抵抗値切換用スイッチ18を制御するため、回転速度検出部10により検出されたエンジンの回転速度Nが設定値Ns以下のときに抵抗値切換用スイッチ18をオン状態に保ち、回転速度Nが設定値Nsを超えているときに抵抗値切換用スイッチ18をオフ状態に保つように、回転速度検出部10により検出された回転速度に応じて抵抗値切換用スイッチ18を制御するスイッチ制御部11Aが設けられている。上記回転速度の設定値Nsは、エンジンの低速回転領域と中速回転領域との境界を与える値に設定される。設定値Nsの値は、エンジンの仕様、用途などに応じて適宜に設定する。
また抵抗値切換用スイッチ18に駆動信号を供給する駆動信号供給回路11Bが設けられ、スイッチ制御部11Aがオン指令信号Vpを発生したときに、電源回路7から駆動信号供給回路11Bを通して抵抗値切換用スイッチ18に駆動信号(この例ではトランジスタTr4のベース電流)が与えられるようになっている。
上記スイッチ制御部11Aを構成するためにマイクロプロセッサに実行させるメインルーチンのアルゴリズムの要部を図5に示した。このアルゴリズムによる場合には、エンジン始動用の電源がオン状態にされた後、先ずステップS101で各部のイニシャライズを行い、このイニシャライズの中でオン指令信号Vpを発生させてトランジスタTr4をオン状態にする。次いでステップS102で、回転速度検出部10を構成する別のルーチンで演算された回転速度Nに対して点火時期等の演算を行い、ステップS103で回転速度Nが設定値Nsを超えているか否かを判定する。その結果、回転速度Nが設定値Nsを超えていないと判定されたときには、ステップS104に進んでオン指令を発生したままとし、トランジスタTr4をオン状態に保持する。その後ステップS105で点火位置等を制御するために必要なその他の処理を行ってからステップS102に戻る。ステップS103で回転速度Nが設定値Nsを超えていると判定されたときにはステップS106でトランジスタTr4をオフ状態にすることを指令するオフ指令を発生してからステップS105に進む。
図5に示したアルゴリズムによる場合には、ステップS102により点火時期演算手段が構成され、ステップS103により回転速度判定手段が構成される。またステップS101の中のオン指令を発生させる過程と、ステップS104と、ステップ106とにより、オンオフ指令発生手段が構成され、上記回転速度判定手段とオンオフ指令発生手段とによりスイッチ制御部11Aが構成される。
図1に示した点火装置において、エンジンのクランキングが行われると、エキサイタコイル1に交流電圧が誘起する。この交流電圧の正の半波において昇圧用スイッチ15を構成するトランジスタTr1が導通するため、エキサイタコイル1からトランジスタTr1と第1及び第2のシャント抵抗器R4及びR9とを通して短絡電流が流れる。
エンジンの極低速時には、エキサイタコイル1の正の半波の出力電圧が低く、該出力電圧がピーク値に達する前にシャント抵抗器R4の両端の電圧がトリガレベルに達することができないため、エキサイタコイル1の正の半波の出力電圧がピーク値に達してトランジスタTr3がオン状態になったときにサイリスタTh2にトリガ信号が与えられて該サイリスタがオン状態になる。これによりトランジスタTr1が遮断状態になり、それまで流れていたエキサイタコイルの短絡電流が遮断されるため、エキサイタコイル1に200[V]以上の高い電圧が誘起し、この電圧により点火用コンデンサ4が充電される。エンジンの点火時期に点火制御部9がサイリスタTh1に点火信号Viを与えると、サイリスタTh1が導通するため、点火用コンデンサ4の電荷がサイリスタTh1と点火コイルの一次コイル3aとを通して放電する。この放電により点火コイルの二次コイル3bに点火用の高電圧が誘起し、この高電圧が点火プラグ12に印加されるため、点火プラグ12で火花放電が生じてエンジンが点火される。これによりエンジンの初爆が行われると、エンジンが始動する。
エンジンが始動した後、その回転速度が上昇していくと、エキサイタコイル1の誘起電圧が上昇していくため、やがて、エキサイタコイルの正の半波の出力電圧Vepがピークに達する前に、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧がサイリスタTh2のトリガレベルに達するようになる。第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧がトリガレベルに達すると、遮断制御用スイッチを構成するサイリスタTh2がオン状態になり、トランジスタTr1のベース電流を該トランジスタから側路するため、トランジスタTr1が遮断状態になり、エキサイタコイル1に高い電圧を誘起させる。この電圧により点火用コンデンサ4が充電されるため、前記と同様にして点火動作が行われる。
本実施形態において、エンジンの回転速度が設定値Ns以下のとき(低速回転時)には、抵抗値切換用スイッチを構成するトランジスタTr4がオン状態になっていて、第1のシャント抵抗器R4の両端に第2のシャント抵抗器R9が並列接続されている。第1のシャント抵抗器R4の両端に第2のシャント抵抗器R9が並列接続されていると、第2のシャント抵抗器R9が第1のシャント抵抗器から切り離されている際に第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧をトリガレベルに到達させる電流よりも更に大きな電流が昇圧用スイッチ15に流れないと、第1のシャント抵抗器R4の両端の電圧がトリガレベルに達することができないため、遮断制御用スイッチ16の見かけのトリガレベルを高くして、昇圧用スイッチ15を遮断状態にした際の電流遮断値を大きくすることができる。従って、エンジンの低速回転時にエキサイタコイルに誘起させる電圧を高くして、点火用コンデンサを十分高い電圧まで充電することができ、低速時の点火性能を高めて、エンジンの始動性及び低速時の回転の安定性を向上させることができる。
エンジンの回転速度が設定値Nsを超えると、トランジスタTr4がオフ状態にされるため、第2のシャント抵抗器R9が第1のシャント抵抗器R4から切り離される。第2のシャント抵抗器R9が第1のシャント抵抗器R4から切り離されと、第1のシャント抵抗器R4の両端に生じる電圧をトリガレベルに到達させるために昇圧用スイッチ15に流す必要がある電流の大きさを、第2のシャント抵抗器R9が第1のシャント抵抗器R4に並列接続されている場合よりも小さくすることができる。そのため、エンジンの中高速回転時には、遮断制御用スイッチ16の見かけのトリガレベルを低くして、昇圧用スイッチ15を遮断状態にした際の電流遮断値を制限することができ、エキサイタコイルに誘起する電圧の上昇を抑えて、点火用コンデンサ4の充電電圧が過大になるのを防ぐことができる。エンジンの中高速回転時にエキサイタコイルに誘起する電圧を抑制する際には、エキサイタコイルの余分な出力を短絡することは行わないため、無駄なエネルギ消費を伴うことなく、点火用コンデンサの過充電を防ぐことができる。
上記の実施形態のように、エキサイタコイルの正の半波の出力電圧Vepがピークに達したときに遮断制御用スイッチ16にトリガ信号を与えるピークトリガ回路17を設けておくと、エンジンの回転速度が設定値以下の状態にある極低速回転時に、エキサイタコイル1の正の半波の出力電圧がピークに達したときにエキサイタコイルの短絡電流が遮断されるため、短絡電流の遮断値を大きくして、エンジンの極低速時にエキサイタコイルに誘起する電圧を高くすることができる。そのため、極低速回転時に点火用コンデンサを十分に高い電圧まで充電して点火性能を高めることができ、エンジンの始動性を向上させることができる。
昇圧回路を備えたコンデンサ放電式の点火装置において、点火用コンデンサ4の両端の電圧Vcとエンジンの回転速度Nとの関係の一例を図2に示した。同図において実線で示した曲線aは昇圧制御部11を設けない場合の特性を示し、細かい波線で示した曲線bは、上記実施形態の点火装置により得られる特性を示している。これより、エンジンの回転速度か設定値Ns以下の領域で、点火用コンデンサの充電電圧Vcを高くして、点火性能を高め、エンジンの始動性及び低速時の安定性を高めることができることが分かる。また図2に粗い波線で示した曲線cは、昇圧制御部11及びピークトリガ回路17を設けない場合の特性である。曲線cの特性では、エンジンの低速回転時の点火用コンデンサの充電が不足して点火性能が低下するため、エンジンの始動性が悪くなるのを避けられない。
上記の実施形態では、点火用コンデンサ4が点火コイルの一次コイルに対して直列に接続されているが、点火用コンデンサ4を点火コイルの一次コイルに対して並列に接続する形式のコンデンサ放電式点火装置にも本発明を適用できるのはもちろんである。
上記の実施形態では、遮断制御用スイッチ16としてサイリスタを用いたが、このスイッチはサイリスタ以外の他のスイッチ素子により構成してもよい。また上記の実施形態では、昇圧用スイッチ15としてトランジスタTr1を用いたが、このスイッチは駆動信号が与えられている間オン状態になり得るものであれば良く、MOSFETなどのオンオフ制御が可能な他のスイッチ素子を昇圧用スイッチとして用いることもできる。
上記の実施形態では、電源回路7から昇圧用スイッチ15に駆動信号を与えるように昇圧用スイッチ駆動回路を構成しているが、エキサイタコイル1側から昇圧用スイッチ15に駆動信号を与えるように、昇圧用スイッチ駆動回路を構成することもできる。
本発明の実施形態の構成を示した回路図である。 本発明の実施形態により得られる充電電圧対回転速度特性を、従来の点火装置で得られる充電電圧対回転速度特性と比較して示した特性曲線図である。 図1に示した実施形態において、信号コイルの出力をマイクロプロセッサに入力する部分の構成を示した回路図である。 図1の実施形態において信号コイルが出力するパルス信号の波形と、このパルス信号を波形整形回路を通して得た信号の波形とを示した波形図である。 本発明の実施形態においてマイクロプロセッサに実行させるプログラムのメインルーチンのアルゴリズムの要部を示したフローチャートである。
符号の説明
1 エキサイタコイル
2 昇圧回路
3 点火コイル
4 点火用コンデンサ
6 放電用スイッチ
7 電源回路
8 信号コイル
9 点火制御部
10 回転速度検出部
11 昇圧制御部
11A スイッチ制御部
11B 駆動信号供給回路
15 昇圧用スイッチ
16 遮断制御用スイッチ
18 抵抗値切換用スイッチ
R4 第1のシャント抵抗器
R9 第2のシャント抵抗器

Claims (2)

  1. エンジンにより駆動される磁石発電機内に設けられたエキサイタコイルと、前記エキサイタコイルの一方の半波の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、前記昇圧回路の出力電圧で充電される点火用コンデンサと、点火信号が与えられたときに導通して前記コンデンサの電荷を点火コイルの1次コイルに放電させるコンデンサ放電用スイッチと、前記エンジンの点火時期に前記コンデンサ放電用スイッチに点火信号を与える点火制御部とを備えたコンデンサ放電式エンジン用点火装置において、
    前記昇圧回路は、
    前記エキサイタコイルに対して並列に接続されて、駆動信号が与えられている間導通し得る状態になるスイッチ素子からなっていて、前記エキサイタコイルが前記一方の半波の出力電圧を発生したときに導通して前記エキサイタコイルに短絡電流を流す昇圧用スイッチと、
    前記昇圧用スイッチに前記駆動信号を供給する昇圧用スイッチ駆動回路と、
    前記昇圧用スイッチに対して直列に接続された電流検出用の第1のシャント抵抗器と、 オフ状態にあるときに前記昇圧用スイッチに前記駆動信号が与えられるのを許容し、オン状態にあるときに前記駆動信号を前記昇圧用スイッチから側路して該昇圧用スイッチを遮断状態にするように設けられていて、前記第1のシャント抵抗器の両端の電圧が設定されたトリガレベルに達したときにトリガ信号が与えられれてオン状態になる遮断制御用スイッチと、
    抵抗値切換用スイッチを通して前記第1のシャント抵抗器の両端に並列に接続された第2のシャント抵抗器と、
    前記エンジンの回転速度が設定値以下のときに前記抵抗値切換用スイッチをオン状態に保ち、前記回転速度が前記設定値を超えているときに前記抵抗値切換用スイッチをオフ状態に保つように前記抵抗値切換用スイッチを制御するスイッチ制御部と、
    を具備しているコンデンサ放電式エンジン用点火装置。
  2. 前記エキサイタコイルの前記一方の半波の出力電圧がピークに達したときに前記遮断制御用スイッチにトリガ信号を与えるピークトリガ回路を更に備えている請求項1に記載のコンデンサ放電式エンジン用点火装置。
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