JP4815816B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に係り、より詳しくは、クリーナによって回収されたトナーを、再び画像形成に利用する画像形成装置に関する。
従来における画像形成装置として、一様に帯電された感光体ドラムの表面を露光して静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像装置によりトナーで現像して可視化し、現像された現像像を用紙に転写し、転写後に感光体ドラムに残留する残トナーをクリーナで回収するようにしたものが広く用いられている。
最近では、地球環境保全という要請があり、画像形成装置から排出される廃棄物の絶対量を低減することが要求されてきている。そこで、転写後にクリーナによって回収された回収トナーを、現像装置に戻して再利用する回収トナーリサイクル方式が検討されている。
ところで、クリーナでは、上述した残トナーの他、転写時に例えば用紙から感光体ドラムに逆転移した異物(例えば用紙から出る紙粉など)が混入することがある。このため、上述した回収トナーリサイクル方式を採用した場合には、回収トナーと共に異物も現像装置内に搬入されることになってしまう。現像装置内のトナーに異物が混入すると、異物がトナーと共に凝集体を形成し、形成された凝集体が現像により感光体ドラムに転移する。このとき、異物が例えばトナーとは逆の帯電極性を有している場合には、凝集体すなわちトナーを伴った異物が感光体ドラムの非画像部に転移し、用紙の白紙部に斑点状の汚れを生じさせてしまうため、画像品質の低下を招いてしまう。
また、例えばクリーナとしてブレード部材など、感光体ドラムに圧接配置されるクリーニング部材を用いた画像形成装置では、使用期間の長期化に伴って感光体ドラムに設けられた感光層が摩耗する。そして、感光層の摩耗がある程度進むと、感光体ドラムの帯電性能が低下し、非画像部にトナーが転移することで生じるかぶり等の画像不良が生じてしまうことになる。
そこで、現像剤中にステアリン酸金属塩からなる潤滑剤を含有させ、この潤滑剤を現像時に感光体ドラムに供給することで、感光体ドラム表面にステアリン酸金属塩からなる被膜を形成させることで、感光層の摩耗を抑制する技術が存在する(特許文献1参照。)。
ただし、感光体ドラムに供給された潤滑剤は、そのすべてが感光体ドラム表面の被膜となるわけではなく、その多くがクリーナによって除去される。このとき、潤滑剤の一部は、感光体ドラムとブレード部材との圧接部でストレスを受け、凝集して巨大化する。このため、上述した回収トナーリサイクル方式を採用した場合には、回収トナーと共に巨大化した潤滑剤も現像装置内に搬入されることになってしまう。現像装置内のトナーに巨大化した潤滑剤が混入すると、上述した紙粉等の異物と同様、巨大化した潤滑剤がトナーと共に凝集体を形成し、形成された凝集体が現像により感光体ドラムに転移する。このとき、潤滑剤が例えばトナーとは逆の帯電極性を有している場合には、凝集体すなわちトナーを伴った巨大化した潤滑剤が感光体ドラムの非画像部に転移し、用紙の白紙部に斑点状の汚れを生じさせてしまうため、画像品質の低下を招いてしまう。
そこで、クリーナから現像装置まで回収トナーを搬送する経路中にメッシュフィルタを設け、所定サイズ以上の異物を除去する技術が開示されている(例えば特許文献2参照。)。また、クリーナから現像装置まで回収トナーを搬送する経路中に、所定のバイアスが印加されたブラシロールを配設し、回収トナーと共に搬送されるタルクを回収する技術が存在する(特許文献3参照。)。さらに、用紙への転写位置よりも下流側かつクリーナによるクリーニング位置よりも上流側で、所定のバイアスが印加されたブラシ部材を感光体ドラムに接触配置し、残トナーと共に転写後の感光体ドラム上に担持される紙カスを取り除く技術も提案されている(特許文献4参照。)。
特開2001−312132号公報(第5−8頁) 特開昭62−144191号公報(第2−3頁、第2図) 特開平5−313543号公報(第2−3頁、図2) 特開平6−282201号公報(第3−5頁、図3−4)
しかしながら、上記特許文献2では、捕獲された異物の増加に伴ってメッシュフィルタが目詰まりを起こすため、メッシュフィルタの定期的な交換が必要となり、メンテナンスの頻度が多くなる他、交換にかかるコストも増加する。また、メッシュフィルタの目詰まりを防止する機構をさらに設けることが考えられるが、装置構成の複雑化を招いてしまう。
一方、上記特許文献3、4では、静電的にタルクや紙カスを回収する際に、本来再利用可能なトナーまで一緒に回収してしまうおそれがある。この場合には、画像形成装置から排出される廃棄物が増加することになってしまうため、効果的な解決策とは言い難い。さらに、上記特許文献3では、クリーナよりも上流側で紙カスの除去を行っているため、上記特許文献1に記載される潤滑剤を使用した場合に、クリーナにおいて発生する巨大化した潤滑剤の除去には対応することができない。
本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、クリーナによって回収されたトナーを再び画像形成に利用する際に、簡易な構成で、トナーと共に回収される異物による画像への影響を低減することにある。
また、他の目的は、クリーナによって回収されたトナーを再び画像形成に利用する際に、回収されるトナーの利用効率を高めながら、トナーと共に回収される異物による画像への影響を低減することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、トナーを含む現像剤を担持し、潜像担持体上の静電潜像を現像手段にてトナーで現像し、現像手段にて潜像担持体に現像されたトナーを、直接あるいは中間転写体を介して記録材に転写手段で転写し、転写後に潜像担持体および/または中間転写体に残存するトナーをクリーニング手段で除去し、クリーニング手段によって除去されたトナーを回収トナー供給手段によって現像手段に再度供給し、回収トナー供給手段から供給されたトナーに混入し、現像手段によって潜像担持体に転移した異物を、異物回収手段によって転写手段による転写前に回収する。
ここで、異物回収手段は、トナーの帯電極性とは逆極性に帯電する異物を回収することを特徴とすることができる。また、記録材は紙であり、異物は紙から潜像担持体および/または中間転写体に転移した紙粉であることを特徴とすることができる。さらに、現像剤は、潜像担持体の摩耗を抑制するための潤滑剤をさらに含むことを特徴とすることができる。この場合に、潤滑剤は、トナーとは逆の帯電極性を有していることを特徴とすることができる。また、異物は、潤滑剤の凝集体であることを特徴とすることができる。そして、クリーニング手段は、潜像担持体および/または中間転写体に圧接配置されるクリーニングブレードを備えることを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、回動可能に配設され、印字領域および非印字領域を含む静電潜像が担持される像担持体と、像担持体に担持された静電潜像の印字領域をトナーで現像する現像部と、現像部により像担持体に現像されたトナーを転写材に転写する転写部と、転写部による転写後に像担持体に残存するトナーを除去するクリーニング部と、クリーニング部によって除去されたトナーを現像部に再度供給する回収トナー供給部と、現像部よりも像担持体の回動方向下流側であって転写部よりも像担持体の回動方向上流側で像担持体に対向して非接触に配設される対向部材と、像担持体と対向部材との間に、像担持体の静電潜像の非印字領域に付着した異物を対向部材に転移させる電界を形成するためのバイアスを印加するバイアス印加部とを含んでいる。
ここで、対向部材は、回転可能に配設されるロール部材からなり、ロール部材に接触配置されてロール部材の表面を清掃する清掃部材をさらに備えることを特徴とすることができる。また、現像部は、トナーおよび像担持体の摩耗を抑制するための潤滑剤を含む現像剤を用いて現像を行うことを特徴とすることができる。さらに、トナーおよび潤滑剤は、異なる帯電極性を有していることを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、黒のトナー像を形成する黒の画像形成ユニットおよび黒以外のカラートナー像を形成する一または複数のカラー画像形成ユニットと、黒の画像形成ユニットおよびカラー画像形成ユニットと対向する位置を循環搬送され、黒の画像形成ユニットおよび/またはカラー画像形成ユニットで形成されたトナー像が一次転写される中間転写体と、中間転写体に一次転写されたトナー像を記録材に二次転写する二次転写部と、二次転写後に中間転写体に残存するトナーを除去する中間転写クリーニング部とを含み、黒の画像形成ユニットおよびカラー画像形成ユニットは、回動可能に配設され、静電潜像が担持される像担持体と、像担持体に担持された静電潜像を対応する色のトナーで現像する現像部と、現像部により像担持体に現像されたトナーを中間転写体に転写する一次転写部とを備え、黒の画像形成ユニットの現像部には、中間転写クリーニング部によって除去されたトナーが供給されると共に、黒の画像形成ユニットは、中間転写クリーニング部を介して現像部に供給されるトナーに混入し、現像部から像担持体に転移した異物を、一次転写部による一次転写前に回収する異物回収部をさらに具備することを特徴としている。
ここで、異物回収部は、黒の画像形成ユニットにおける像担持体に対向して非接触に配設され、所定の回収バイアスが印加される回収部材を備えることを特徴とすることができる。また、黒の画像形成ユニットおよびカラー画像形成ユニットは、一次転写部による一次転写後に像担持体に残存するトナーを除去する像担持クリーニング部と、像担持クリーニング部によって除去されたトナーを同一の画像形成ユニットにおける現像部に再度供給する回収トナー供給部とをさらに備えることを特徴とすることができる。この場合に、黒の画像形成ユニットは、カラー画像形成ユニットよりも中間転写体の移動方向下流側であって、二次転写部よりも中間転写体の移動方向上流側に配置されることを特徴とすることができる。
本発明によれば、現像によって潜像担持体に転移した異物を転写前に回収することで、クリーナによって回収されたトナーを再び画像形成に利用する際に、簡易な構成で、トナーと共に回収される異物による画像への影響を低減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置としてのプリンタ1の全体構成を示した図である。プリンタ1は、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙P(記録材)を搬送するシート搬送系40、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)50を備えている。
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の四つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、これら画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に形成された各色のトナー像を循環搬送される中間転写ベルト21上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)30を備えている。また、プリンタ1は、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(紙)P上のトナー像を、熱および圧力を用いて記録用紙Pに定着させる定着器29を備えている。さらに、転写ユニット20の上部には、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対して各色に対応する現像剤が収容される現像剤ボトル17Y,17M,17C,17Kが設けられている。これら現像剤ボトル17Y,17M,17C,17Kは、プリンタ1に対して着脱自在に設けられており、例えばユーザによる交換も可能となっている。そして、各現像剤ボトル17Y,17M,17C,17Kには、後述する各色の現像器14(図2参照)に対して、新たな現像剤を搬送するための供給パイプ18Y,18M,18C,18Kが取り付けられている。なお、本実施の形態では、イエロー、マゼンタ、シアンの各画像形成ユニット11Y,11M,11Cが、カラー画像形成ユニットとして機能している。
また、本実施の形態では、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kのうち、黒の画像形成ユニット11Kが中間転写ベルト21の搬送方向最下流側に配設されている。
転写ユニット20は、中間転写体あるいは転写材としての中間転写ベルト21を駆動するドライブロール22、中間転写ベルト21に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙Pに二次転写するためのバックアップロール24、中間転写ベルト21上に存在する残留トナー等を除去するベルトクリーナ25を備えている。中間転写ベルト21は、このドライブロール22とテンションロール23およびバックアップロール24との間に一定のテンションで掛け渡されており、定速性に優れた専用のモータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。この中間転写ベルト21は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。クリーニング手段あるいは中間転写クリーニング部としてのベルトクリーナ25は、中間転写ベルト21に接触配置されるクリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bを備えており、トナー像の二次転写工程が終了した後の中間転写ベルト21の表面から残留トナー等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。ベルトクリーナ25の内部下側には、これらクリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bによって除去された残留トナー等を、中間転写ベルト21の搬送方向に直交する方向に沿ってベルトクリーナ25の外部へと搬送する排出用オーガ25cが設けられている。
ROS30は、図示しないレーザダイオード、変調器の他、レーザダイオードから出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を偏向走査するポリゴンミラー31を備えている。図2に示す例では、ROS30は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下側に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS30は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム32を設け、また、レーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)が通過するガラス製のウィンドウ33をこのフレーム32の上方に装着し、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
シート搬送系40は、画像が記録される記録用紙Pを積載して供給する給紙装置41、給紙装置41から記録用紙Pを取り上げて供給するナジャーロール42、ナジャーロール42から供給された記録用紙Pを一枚ずつ分離して搬送するフィードロール43、フィードロール43により一枚ずつに分離された記録用紙Pを二次転写位置に向けて搬送する搬送路44を備えている。また、搬送路44を搬送される記録用紙Pに対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール45、二次転写位置に設けられ記録用紙Pを介してバックアップロール24に圧接して記録用紙P上に画像を二次転写する二次転写ロール46を備えている。さらに、定着器29によって画像が定着された記録用紙Pをプリンタ1の機外に排出する排出ロール47、排出ロール47によって排出された記録用紙Pを積載する排出トレイ48を有する。また、定着器29によって画像が定着された記録用紙Pを反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
さらに、プリンタ1において、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kよりも図中手前側には、図中破線で示す回収ボトル60が取り付けられている。この回収ボトル60には、後述する廃棄現像剤が回収され、収容される。なお、本実施の形態では、二次転写ロール46およびバックアップロール24により、二次転写部が構成されている。
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kについて詳述する。図2は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明するための図であり、ここでは、シアン(C)の画像形成ユニット11Cと、黒(K)の画像形成ユニット11Kとが示されている。なお、本実施の形態では、黒の画像形成ユニット11Kのみが他の画像形成ユニット11Y,11M,11Cとは一部異なる構成、具体的には、後述する異物回収機構90を具備した構成を有しており、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yおよびマゼンタ(M)の画像形成ユニット11Mについては、シアン(C)の画像形成ユニット11Cと同様に構成されている。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、回転可能に配設される潜像担持体あるいは像担持体としての感光体ドラム12、帯電ロール13aを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13を備えている。また、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、帯電器13によって帯電され、ROS30からのレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像を、トナーを用いて現像する現像手段あるいは現像部としての現像器14を備えている。さらに、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する転写手段あるいは一次転写部としての一次転写ロール15、一次転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーを除去するクリーニング手段、クリーニング部、あるいは像担持クリーニング部としてのドラムクリーナ16を備えている。なお、感光体ドラム12は接地されている。
本実施の形態において、感光体ドラム12は、金属製の薄肉の円筒形ドラムの表面に有機感光層を形成したものからなり、有機感光層は負の帯電極性を有する材料で構成されている。また、帯電器13は、帯電ロール13aに負極性のバイアスを印加することで、感光体ドラム12の有機感光層を負極性に帯電させている。そして、現像器14による現像は反転現像方式にて行われる。したがって、現像器14で使用されるトナーは負極性帯電タイプのものである。なお、本実施の形態では、現像器14においてトナーおよびキャリアを含む現像剤を用いた二成分現像方式が採用されているが、その詳細については後述する。また、一次転写ロール15には、トナーの帯電極性とは逆極性(正極性)の一次転写バイアスが印加されるようになっており、感光体ドラム12上のトナー像を中間転写ベルト21に転移させている。さらに、ドラムクリーナ16は、感光体ドラム12の回転方向に対してカウンタ方向に圧接配置されるブレード部材としてのクリーニングブレード16aを有しており、感光体ドラム12に付着する残留トナーを掻き取っている。そして、ドラムクリーナ16の内部には、クリーニングブレード16aによって掻き取られた残留トナーを、感光体ドラム12の軸方向に沿ってドラムクリーナ16の外側へと搬送する排出用オーガ16bが設けられている。
また、黒の画像形成ユニットでは、現像器14よりも感光体ドラム12の回転方向下流側であって、感光体ドラム12と中間転写ベルト21(一次転写ロール15)との対向部よりも上流側に、黒の感光体ドラム12に付着する紙粉等の異物を除去するための異物回収手段あるいは異物回収部としての異物回収機構90が設けられている。なお、本実施の形態では、後述するように、黒の現像器14に対してベルトクリーナ25からの回収トナーが供給されるようになっている。このため、ベルトクリーナ25には、二次転写時に記録用紙Pから逆転移して中間転写ベルト21に付着することとなった紙粉等の異物も回収される可能性がある。したがって、黒の現像器14には、紙粉等の異物が混入するおそれがあり、この異物が黒の感光体ドラム12に転移、付着する可能性がある。
次に、図3を参照しながら、本実施の形態で用いられる現像剤Dについて詳細に説明する。現像剤Dは、磁性を有するキャリアCと、イエロー、マゼンタ、シアン、あるいは黒に着色されたトナーTとを含んでいる。また、現像剤Dには、感光体ドラム12とクリーニングブレード16aとの間に働く摩擦力を低減し、感光体ドラム12に設けられた感光層の摩耗を抑制する潤滑剤として機能するクリーニング助剤Aも含まれている。さらに、現像剤Dには、図示しない外添剤が適宜量添加されている。
現像剤Dにおいて、キャリアCとしては、平均粒径が約35μmのフェライトビーズが用いられる。
また、クリーニング助剤Aとしては、略無色透明であり、平均粒径が後述するトナーTと略同程度に設定されたステアリン酸亜鉛が用いられている。このステアリン酸亜鉛は、トナーとは逆極性の帯電極性(本実施の形態では正極性)を有している。なお、現像剤D中におけるクリーニング助剤A(ステアリン酸亜鉛)の含有量は、約0.5%程度である。また、クリーニング助剤Aとしては、上述したステアリン酸亜鉛の他、ステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩や酸化セリウム等を使用することができる。
さらに、外添剤としては、平均粒径5〜200nmのシリカおよびチタニア等の無機微粒子が用いられる。
トナーTは、上述したように負極性に帯電する極性を有するものであって、懸濁重合法、乳化凝集合一法、溶解懸濁法等により、ポリエステルやスチレンアクリルなどのバインダ樹脂に着色剤、ワックスを内添してなる微粒子である。粒径は、コールターカウンター(コールター社製)による測定結果で体積平均粒径が約5μmであり、粒度分布指標(GSD)は1.23であった。トナー形状(球形の度合)は形状係数で表し、光学顕微鏡(ミクロフォトFXA:ニコン社製)で得たトナーの拡大写真を、イメージアナライザLuzex3(ニレコ社製)により画像解析を行い、次の式で算出した。
Figure 0004815816
この式は、トナーTの投影面積と、それに外接する円の面積との比で表しており、真球の場合に100となり、形状が球形から離れるにつれて数字が大きくなっていく。形状係数が小さければ、転写の際に転写されずに残る残留トナーの量が減少していくため、トナーTの形状係数は100〜140程度であることが望ましく、本実施の形態では、トナーTの形状係数は129〜134の範囲であった。なお、トナーTの体積平均粒径は、良好な画像を形成するという観点からすれば、3〜10μmの範囲内であることが好ましい。
図4は、プリンタ1における現像剤Dの供給から廃棄までの流れを説明する図である。
本実施の形態に係るプリンタ1では、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの現像器14Y,14M,14C,14Kに対し、所定のタイミングで新たな現像剤Dを新たに供給し、その結果内部で余剰となった現像剤Dを廃現像剤として外部に排出するトリクル方式を採用している。このようなトリクル方式を採用することで、各現像器14Y,14M,14C,14Kでは、現像によって減少したトナーTの補給と、長期間の使用に伴って劣化したキャリアCの除去とを同時に行っている。
具体的には、各現像剤ボトル17Y,17M,17C,17Kから各供給パイプ18Y,18M,18C,18Kを介して各現像器14Y,14M,14C,14Kに各色の新しい現像剤Dが供給される。また、各現像器14Y,14M,14C,14Kから、各廃棄パイプ61Y,61M,61C,61Kを介して回収ボトル60に廃現像剤が排出される。また、各現像器14Y,14M,14C,14Kには、内部に収容される現像剤D中のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサ77が取り付けられており、各供給パイプ18Y,18M,18C,18Kには、それぞれシャッタ19Y,19M,19C,19Kが取り付けられている。そして、各シャッタ19Y,19M,19C,19Kは、通常は閉鎖状態に設定されている。各現像器14Y,14M,14C,14Kに設けられたトナー濃度検知センサ77Y,77M,77C,77Kによりトナー濃度の低下が検知されると、図示しない制御部により各シャッタ19Y,19M,19C,19Kが開放状態に設定され、対応する現像器14に新たな現像剤Dが供給される。なお、各現像器14Y,14M,14C,14Kへの現像剤Dの供給は、それぞれ独立して制御されている。
他方、このプリンタ1では、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに設けられた各ドラムクリーナ16Y,16M,16C,16Kにて回収され、排出用オーガ16b(図2参照)により排出された各色成分の回収トナーを、各搬送パイプ62Y,62M,62C,62Kを介して同色の現像器14Y,14M,14C,14Kに戻している。また、このプリンタ1では、図1に示す中間転写ベルト21に設けられたベルトクリーナ25にて回収され、排出用オーガ25cにより排出された回収トナーのすべてもしくは一部を、搬送パイプ63を介して黒の現像器14Kに戻している。なお、ベルトクリーナ25にて回収され、黒の現像器14Kに戻されない残りの回収トナーは、回収ボトル60に排出される。そして、これら搬送パイプ62Y,62M,62C,62Kおよび搬送パイプ63の内部には、図示しない搬送用オーガが取り付けられており、これら搬送用オーガを回転させることで、回収されたトナーを各現像器14Y,14M,14C,14Kまで搬送している。なお、プリンタ1において、ベルトクリーナ25からは、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色成分トナーを含む回収トナーが排出されることになるが、この回収トナーは、黒の現像器14Kに戻されることで多量の黒色のトナー中に紛れてしまうため、特に問題が生じることはない。なお、本実施の形態では、各ドラムクリーナ16Y,16M,16C,16Kおよび各搬送パイプ62Y,62M,62C,62Kが、回収トナー供給手段あるいは回収トナー供給部として機能し、搬送パイプ63が回収トナー供給手段として機能している。
ここで、本実施の形態では、図1に示すように、黒の画像形成ユニット11Kがイエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット11Y,11M,11Kよりも中間転写ベルト21の移動方向下流側に配置されている。このため、中間転写ベルト21に転写された黒のトナーは、他色(イエロー、マゼンタ、シアン)の一次転写部を通過することなく、二次転写部へと到達する。つまり、黒のトナーが、リトランスファーにより他色の感光体ドラム12に転移し、他色のドラムクリーナ16に回収されることによって、他色の現像器14内に混入するという事態を防止することができる。その結果、イエロー、マゼンタ、シアンの各色トナーが、黒トナーの混入により徐々にくすんでいくといった不具合の発生を防止することができる。
次に、現像器14について詳細に説明する。図5は、現像器14の側部断面図を示しており、図6は図5をVI方向から見た現像器14の上面図を示している。ただし、図6は、現像器14から後述する上部ハウジング70b、現像ロール71、層規制ロール75等を取り外した状態を示している。
現像器14は、感光体ドラム12に対向する開口部(現像用開口)を有し且つ内部にはトナーおよびキャリアを含む現像剤D(図示せず)が収容される現像ハウジング70と、この現像ハウジング70の開口部に面した箇所に配設される現像手段あるいは現像剤担持体としての現像ロール71とを備えている。ここで、現像ハウジング70は、下部側に設けられる下部ハウジング70aと、下部ハウジング70aの上部側に下部ハウジング70aに対して着脱自在に設けられる上部ハウジング70bとで構成されている。また、現像ハウジング70内であって、感光体ドラム12からみて現像ロール71の背面下側には、感光体ドラム12の軸方向と略平行に配設される攪拌搬送部材としての一対のスクリューオーガ72,73が設けられている。なお、以下の説明では、現像ロール71から遠い側にあるスクリューオーガ72を第1のスクリューオーガ、現像ロール71に近い側にあるスクリューオーガ73を第2のスクリューオーガと呼ぶ。また、第1のスクリューオーガ72と、第2のスクリューオーガ73の間には、これら第1のスクリューオーガ72、第2のスクリューオーガ73を仕切る仕切り壁74が設けられている。この仕切り壁74は、下部ハウジング70aと一体的に形成されている。また、現像ロール71の下側には、回転可能に現像ロール71と所定距離をもって配設され、現像ロール71上の現像剤層厚さを規制する層規制ロール75が設けられている。
ここで、現像ロール71は、回転可能に配設される現像スリーブ71aと、現像スリーブ71aの内側に固定的に配設されると共に、内部には複数の磁極が配列される磁石ロール71bとを有している。現像スリーブ71aは、図示しないモータにより矢印方向に回転駆動されるようになっており、感光体ドラム12と対向する現像位置において感光体ドラム12と同方向に回転するようになっている。また、現像スリーブ71aは、例えばSUS等の金属にて構成されており、交流を重畳した直流バイアスからなる現像バイアスを印加する現像バイアス電源80が接続されている。なお、上述した層規制ロール75は、現像スリーブ71aと対向する層規制位置において現像スリーブ71aとは逆方向に回転するようになっている。
磁石ロール71bには、その外周面に沿って7極の磁極N1〜N4およびS1〜S3が形成されている。ここで、磁極N1(ピックアップ極)は、第2のスクリューオーガ73によって攪拌搬送される現像剤D(図示せず)を現像スリーブ71a上に吸着する機能を有している。磁極S1(トリミング極)は、対向配置される層規制ロール75との間に形成される間隙によって所定量の現像剤層を形成する機能を有している。また、磁極N2およびN3,S3(搬送極)は、現像スリーブ71a上に吸着された現像剤Dを現像スリーブ71aの回転に伴って搬送する。さらに、磁極S2(現像極)は、現像スリーブ71a上に吸着される現像剤Dを搬送すると共に、感光体ドラム12と対向する現像領域における現像剤Dの穂立ちを形成する機能を有している。そして、磁極N4(ピックオフ極)は、隣接する磁極N1(ピックアップ極)と共に反発磁界を形成し、現像スリーブ71a上に吸着された現像剤Dを現像スリーブ71aから剥離させる機能を有している。
また、第1のスクリューオーガ72は、図6に示すように、回転軸72aとその外周に螺旋状に取り付けられる羽根72bとを有しており、図中右側に向けて現像剤D(図示せず)を搬送するようになっている。一方、第2のスクリューオーガ73も、回転軸73aとその外周に螺旋状に取り付けられる羽根73bとを有しており、図中左側に向けて現像剤D(図示せず)を搬送するようになっている。なお、第1のスクリューオーガ72の回転軸72aおよび第2のスクリューオーガ72bの回転軸73aは、下部ハウジング70aに回転可能に支持されており、一方の端部は下部ハウジング70aよりも外部に突出して配置されている。そして、図示しない駆動機構によってこれら第1のスクリューオーガ72および第2のスクリューオーガ73が回転駆動されている。
さらに、下部ハウジング70a軸方向両端側には、仕切り壁74が存在しないことにより、第1のスクリューオーガ72と第2のスクリューオーガ73との間で現像剤D(図示せず)を受け渡すための連通口76(具体的には76a,76b)が設けられている。ここで、第1のスクリューオーガ72の現像剤搬送方向下流側すなわち連通口76a側には、羽根72bよりもピッチが短く且つ羽根72bとは逆向きの羽根72cが形成されており、第1のスクリューオーガ72によって搬送されてきた現像剤Dを連通口76aに向けて送り込めるようになっている。一方、第2のスクリューオーガ73の現像剤搬送方向下流側すなわち連通口76b側には、羽根73bよりもピッチが短く且つ羽根73bとは逆向きの羽根73cが形成されており、第2のスクリューオーガ73によって搬送されてきた現像剤Dを連通口76bに向けて送り込めるようになっている。なお、これら連通口76a,76bは、現像ロール71の軸方向両端部よりも外側に位置している。
また、現像ロール71との対向部よりも現像剤搬送方向下流側には、ドラムクリーナ16から送り込まれた回収トナーを現像器14内に搬入するための回収トナー搬入口(回収トナー搬入部)81が形成されている。本実施の形態では、回収トナー搬入口81が、第2のスクリューオーガ73の上部に設けられている。なお、黒の現像器14Kでは、黒のドラムクリーナ16Kから搬送される回収トナーの他、ベルトクリーナ25から搬送される回収トナーも、回収トナー搬入口81より搬入されることとなる。
さらに、回収トナー搬入口81よりも現像剤搬送方向下流側には、現像器14内で余剰となった現像剤Dを現像器14の外部に排出するための現像剤排出口(余剰現像剤排出部)82が形成されている。本実施の形態では、現像剤排出口82が、連通口76bの上部に設けられている。
そして、現像剤排出口82よりも現像剤搬送方向下流側であって、現像ロール71との対向部よりも現像剤搬送方向上流側には、現像剤ボトル17から供給される新たな現像剤Dを現像器14内に搬入するための現像剤搬入口(新現像剤搬入部)83が形成されている。
なお、これら回収トナー搬入口81、現像剤排出口82、現像剤搬入口83は、上部ハウジング70b(図5参照)に設けられている。
また、現像剤搬入口83よりも現像剤搬送方向下流側の下部ハウジング70aの壁面には、現像器14内における現像剤Dのトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサ77が取り付けられている。トナー濃度検知センサ77としては、例えば透磁率センサ等を用いることができる。
さらに、図5には、一点鎖線で、黒の画像形成ユニット11Kのみに設けられる異物回収機構90を示している。異物回収機構90は、回転可能に配設される対向部材(ロール部材)あるいは回収部材としての異物回収ロール91、この異物回収ロール91に所定の回収バイアスを印加するバイアス印加部としての異物回収バイアス電源92、異物回収ロール91に転移、付着した異物を取り除く清掃部材としてのウェブクリーナ93を備えている。
異物回収ロール91は、例えばステンレス等の導電体にて構成される。そして、異物回収ロール91の軸方向両端には、異物回収ロール91よりもわずかに大きな直径を有するガイドロール(図示せず)が取り付けられており、このガイドロールが感光体ドラム12の軸方向両端部(有機感光層が形成されていない領域)に当接配置されている。これにより、異物回収ロール91は、感光体ドラム12の回転に伴って従動回転する。また、ガイドロールにより、異物回収ロール91は、感光体ドラム12に対して非接触な状態におかれ、かつ、感光体ドラム12と異物回収ロール91との間の距離が一定(本実施の形態では0.5mm)に維持される。
また、異物回収バイアス電源92は、異物回収ロール91にトナーTと同極性(本実施の形態では負極性)の回収バイアスを印加しており、その結果、感光体ドラム12から異物回収ロール91に向かう電界が形成される。
さらに、ウェブクリーナ93は、巻き取り自在なウェブを有するもので、一方のウェブ供給ロールからウェブを供給し、他方のウェブ回収ロールでウェブを回収するようになっている。本実施の形態では、異物回収ロール91との対向部において、ウェブの移動方向が異物回収ロール91の移動方向とは逆方向となっている。そして、異物回収ロール91に接触するウェブの背面側には、スポンジからなるウェブ押し当てロールが配設されており、このウェブ押し当てロールにてウェブを異物回収ロール91に向けて押圧している。なお、本実施の形態では、ウェブクリーナ93を用いて異物回収ロール91のクリーニングを行っているが、これに限られるものではなく、例えば固定パッドを異物回収ロール91に押し当てる構成としたり、あるいは、スクレーパやブレード等を異物回収ロール91に圧接させるようにしてもよい。
次に、本実施の形態に係るプリンタ1の動作について説明する。図示しない原稿読み取り装置によって読み取られた原稿の色材反射光像や、図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS50に入力される。IPS50では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間補正、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の四色の色材階調データに変換され、ROS30に出力される。
ROS30では、入力された色材階調データに応じて、レーザダイオード(図示せず)から出射されたレーザ光(LB-Y,LB-M,LB-C,LB-K)を、f-θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー31に出射している。ポリゴンミラー31では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射している。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電器13によって例えば−550Vに帯電された表面が走査露光され、例えば−50Vの電位を有する静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの現像器14にて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、一次転写ロール15により中間転写ベルト21上に順次転写される。このとき、黒のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット11Kは、中間転写ベルト21の移動方向の最下流側に設けられているため、黒のトナー像は、中間転写ベルト21に対して最後に転写される。
一方、シート搬送系40では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール42が回転し、給紙装置41から所定サイズの記録用紙Pが供給される。フィードロール43により一枚ずつ分離された記録用紙Pは、搬送路44を経てレジストロール45に移送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト21の移動タイミングに合わせてレジストロール45が回転し、記録用紙Pは、バックアップロール24および二次転写ロール46によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙Pには、圧接力および所定の電界を用いて、四色が重ね転写されたトナー像が副走査方向に順次、二次転写される。そして、トナー像が二次転写された記録用紙Pは、定着器29によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール47によってプリンタ1の上部に設けられた排出トレイ48に排出される。なお、排出トレイ48にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって記録用紙Pを両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙Pをレジストロール45に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙Pの両面に画像を形成することが可能となる。
次に、現像器14の基本的な動作について説明する。
現像剤Dは、回転駆動される第1のスクリューオーガ72および第2のスクリューオーガ73により、現像ハウジング70内を攪拌されながら循環搬送される。この攪拌動作により、現像剤Dを構成するキャリアCおよびトナーTは互いに摩擦され、トナーTは摩擦により負極性に帯電する。また、クリーニング助剤Aは摩擦により正極性に帯電する。そして、攪拌搬送される現像剤Dが現像ロール71との対向部に搬送されると、磁石ロール71bに設けられた磁極N1の磁力により、現像剤Dの一部が現像ロール71側に転移し、現像スリーブ71a上に現像剤Dによる現像剤層が形成される。そして、この現像剤層は、回転駆動される現像スリーブ71aの回転に伴って搬送されていく。現像スリーブ71aにより搬送される現像剤層が層規制ロール75との対向部を通過する際、現像剤層の厚さは所定厚さに規制され、所定の搬送量となって感光体ドラム12と対向する現像ハウジング70の開口部に運ばれる。なお、層規制ロール75との対向部を通過できなかった現像剤Dは、重力および層規制ロール75の回転力によって現像ハウジング70内に戻される。現像スリーブ71aには、現像バイアス電源80により所定の現像バイアス(例えば直流−350Vにピークトゥピークが1kVの交流を重畳したもの)が印加されている。これにより、感光体ドラム12と最近接する現像領域において、現像スリーブ71a上の現像剤層より感光体ドラム12上の潜像形成領域(ROS30による書き込みが行われた領域)にトナーTが転移し、静電潜像を現像して可視像化する。また、トナーTと逆極性に帯電しているクリーニング助剤Aは、感光体ドラム12上の非潜像形成領域(ROS30による書き込みが行われなかった領域)に転移する。その後、現像ハウジング70の開口部を通過し現像を終了した現像剤層は現像スリーブ71a上に担持された状態でさらに搬送される。そして、現像スリーブ71a上の現像剤層は、磁極N4、N1間に形成される反発磁界によって現像ロール71から離脱して現像ハウジング70内に落下し、再び第1のスクリューオーガ72および第2のスクリューオーガ73によって攪拌搬送され、次の現像を待つこととなる。
次に、図7を参照しながら、現像器14内における現像剤Dの流れを説明する。なお、図7では、第1のスクリューオーガ72および第2のスクリューオーガ73の記載を省略し、現像剤Dの流れを矢印で示している。
トナー濃度検知センサ77で検知されるトナー濃度(現像剤DにおけるトナーTの濃度)が所定のレベル以下であると、対応する現像剤ボトル17(図1参照)から新たな現像剤Dが供給される。そして、現像剤搬入口83から新たな現像剤Dが搬入される。新たに搬入された現像剤Dは、既に現像ハウジング70内にあった現像剤Dと共に攪拌搬送されていく。
攪拌搬送される現像剤Dが現像ロール71との対向部に到達すると、現像剤Dの一部が現像ロール71に転移する。そして、感光体ドラム12(図5参照)との対向部を通過し、現像動作を終えた現像剤Dは現像ロール71から離脱する。現像ロール71に転移する現像剤Dと現像ロール71から離脱した現像剤Dとを比較すると、現像ロール71から離脱した現像剤Dでは、一部のトナーTが現像動作によって感光体ドラム12側に転移している分、現像剤DにおけるトナーTの濃度(トナー濃度)は低下している。したがって、現像ロール71との対向部を通過した直後の現像剤Dは、現像ロール71との対向部を通過する直前の現像剤よりも、トナー濃度が低下した状態となっている。
現像ロール71との対向部を通過した現像剤Dは、次に、回収トナー搬入口81の下部を通過する。回収トナー搬入口81からは、各色に対応したドラムクリーナ16にて回収された回収トナーが搬入される。なお、黒の現像器14Kの場合には、ベルトクリーナ25にて回収された回収トナーも搬入される。このような回収トナーが供給されることにより、トナー濃度は若干上昇する。
さらに、回収トナー搬入口81の下部を通過した現像剤Dは、次に、現像剤排出口82の下部を通過する。現像剤排出口82からは、現像剤搬入口83から新たな現像剤Dが供給されることにより余剰となった現像剤Dが排出される。ここで、余剰となった現像剤Dには、長期の使用に伴って劣化したキャリアCや、ドラムクリーナ16やベルトクリーナ25(黒の現像器14Kのみ)から搬送された回収トナー等が含まれる。
そして、現像剤排出口82の下部を通過した現像剤Dは、再び、現像剤搬入口83の下部に到達し、以後、上述した順序で、新たな現像剤Dの供給、現像、回収トナーの供給、余剰となった現像剤Dの排出、が行われていく。
ここで、回収トナー搬入口81より供給される回収トナーについて説明する。
本実施の形態に係るプリンタ1では、ドラムクリーナ16においてクリーニングブレード16aを使用している。この場合、感光体ドラム12とクリーニングブレード16aとの圧接部に、トナーTが堆積するトナーダムが形成されることになる。ここで、本実施の形態では、トナーTとして所謂球形トナーを使用しているため一次転写における高い転写効率を得ることができる。これは逆の観点からみれば、一次転写後に感光体ドラム12上に残る転写残トナーTの絶対量が非常に少ないことを意味する。転写残トナーTが少ないと、上述したトナーダムを形成するトナーTが交換されず、同じトナーTが長期間トナーダムとなって存在することになる。すると、トナーダムを形成するトナーTは、長期間にわたって圧力および摩擦による熱による影響を受けることになってしまい、トナーTの特性が劣化し、また、トナー同士が凝集する現象が生じてしまう。
また、本実施の形態で用いられる現像剤Dは、上述したように、キャリアC、トナーTおよびクリーニング助剤Aを含んでいる。そして、現像時において、負極性に帯電するトナーTは感光体ドラム12の潜像形成領域(印字領域)に転移し、正極性に帯電するクリーニング助剤Aは非潜像形成領域(非印字領域)へと転移する。また、一次転写では、一次転写バイアスによりトナーTのほとんどは中間転写ベルト21に転写されるが、クリーニング助剤Aのほとんどは中間転写ベルト21に転写されない。したがって、一次転写後に感光体ドラム12上には、わずかの転写残トナーTおよびクリーニング助剤Aが残っていることになる。このクリーニング助剤Aは、感光体ドラム12とドラムクリーナ16に設けられたクリーニングブレード16aとの圧接部に到達し、一部がクリーニング動作を補助する。また、感光体ドラム12とドラムクリーナ16との間で潤滑剤として機能し、感光体ドラム12の摩耗を抑制することで、感光体ドラム12を長寿命化するという効果がある。ただし、このような機能に寄与しないクリーニング助剤Aも少なからず存在し、転写残トナーTと共にドラムクリーナ16で回収されるものもある。したがって、ドラムクリーナ16で回収された回収トナー中には、通常よりも高濃度のクリーニング助剤Aが含まれていることになる。
なお、中間転写ベルト21には、上述したようにクリーニング助剤Aがほとんど転写されないため、ベルトクリーナ25から黒の現像器14Kに供給される回収トナーにおいて、クリーニング助剤Aが高濃度にはなりにくい。ただし、ベルトクリーナ25でもクリーニングブレード25bが用いられているため、ベルトクリーナ25から黒の現像器14Kに供給される回収トナーにおいて、トナーTの凝集が生じ得る。また、クリーニング助剤Aも、わずかではあるがベルトクリーナ25に供給される。
本実施の形態では、基本的に、ドラムクリーナ16やベルトクリーナ25からの回収トナーを現像器14において再利用することで、プリンタ1からの廃棄物の減少させている。ただし、現像器14内に存在する回収トナーの割合が増加すると、凝集したトナーTが存在する確率が高くなり、このような凝集したトナーTは転写時に中間転写ベルト21に転写されにくくなるために、画質欠陥を招くおそれがある。また、現像器14内に存在する回収トナーの割合が増加すると、現像剤Dにおけるクリーニング助剤Aの濃度が高くなり過ぎるために、現像特性の低下を招くおそれもある。
そこで、本実施の形態では、上述したように、現像ロール71との対向部を通過した現像後の現像剤Dにクリーニング助剤Aを多く含む回収トナーを供給した後、現像器14内に新たな現像剤Dが供給される前に、余剰となった現像剤Dを排出できるように構成している。そして、現像器14内に新たな現像剤Dを供給した後、現像に供することができるように構成している。このような構成を採用することで、廃棄する現像剤Dにおける回収トナーの割合を多くすることが可能になる。廃棄する現像剤Dにおける回収トナーの割合を多くすることにより、現像ロール71に転移し、実際に現像に供される現像剤Dにおける回収トナーの割合を低くすることができる。つまり、実際に現像に供される現像剤Dにおいて、凝集したトナーTや熱や圧力によりストレスを受けたトナーTが存在する確率を低くすることができる。また、実際に現像に供される現像剤D中におけるクリーンニング助剤Aの濃度が高くなるのを抑制することができる。
これにより、本実施の形態では、回収トナーを現像に再利用する構成を採用した場合においても、現像器14内の現像剤Dの劣化を抑制することができ、長期にわたって安定した現像性能を確保することができる。また、トリクル現像方式を採用しているため、長期の使用に伴って劣化したキャリアCを順次廃棄し、新たな現像剤Dの供給に伴ってフレッシュなキャリアCを導入することができるため、長期にわたって安定した現像性能を確保することができる。さらに、本実施の形態では、基本的には回収トナーを現像に再利用しているために、トータルでみたプリンタ1からの廃棄物(廃現像剤)の絶対量を少なくすることができ、回収ボトル60の交換周期を長期化させることができる。さらにまた、現像剤D中にクリーンニング助剤Aを含有させることにより、感光体ドラム12の摩耗を抑えることができ、感光体ドラム12の長寿命化を図ることができる。したがって、例えばサービスマンによるメンテナンス作業が必要となるメンテナンスインターバルを長期化することができる。
また、本実施の形態では、新たな現像剤Dが供給され、攪拌搬送されている状態であって、現像ロール71に供給される状態の現像剤Dにおけるトナー濃度の測定を行うようにした。したがって、現像時と略同じトナー濃度を測定すること可能となり、現像剤ボトル17からのトナー供給制御を的確に行うことができるため、現像器14内のトナー濃度を適正な範囲に設定することができる。
ところで、本実施の形態に係るプリンタ1では、上述したように、ベルトクリーナ25からの回収トナーを黒の画像形成ユニット11Kの現像器14Kに供給し、現像での再利用を図っている。ここで、ベルトクリーナ25のクリーニング対象となる中間転写ベルト21は、二次転写時に搬送されてくる記録用紙Pと接触し、この状態で二次転写バイアスが印加される。このとき、負極性に帯電する中間転写ベルト21上のトナーは、二次転写バイアスによって記録用紙P側に転移する。その際、記録用紙Pの紙粉が、二次転写バイアスによって中間転写ベルト21側に転移することがある。
ここで、図8には、一般的な記録用紙Pの紙粉とされる炭酸カルシウムおよびファイバーについて、帯電させるための放電電流値と帯電電荷との関係を調査した結果を示している。なお、炭酸カルシウムは、記録用紙Pの平滑度、白色度、坪量等を上げるために使用される填料(フィラー)としてよく用いられる材料であり、特に、中性紙では広く使用されている。同図より、炭酸カルシウムおよびファイバーは、正の帯電極性を有していることが理解される。したがって、本実施の形態のように負極性のトナーTを使用する場合には、二次転写の際にこれらの紙粉が中間転写ベルト21に逆転移するのである。
このようにして中間転写ベルト21に紙粉が転移、付着すると、紙粉は転写残トナーと共にベルトクリーナ25によって回収されることになる。そして、ベルトクリーナ25によって回収された紙粉を含むトナーは、現像器14内に戻される。つまり、紙粉が黒の現像器14K内に混入してしまうことになる。
次に、黒の画像形成ユニット11Kにおける現像剤Dおよび紙粉の挙動について説明する。
図9は、黒の画像形成ユニット11Kにおける感光体ドラム12上の現像剤D(キャリアC、トナーT、クリーニング助剤A)および紙粉PDの挙動を模式的に示す図である。なお、感光体ドラム12の表面には、負極性の帯電極性を有する有機感光層12aが形成されている。
上述したように、感光体ドラム12には、帯電器13(図2参照)によって−550Vの電位に帯電された感光体ドラム12上に、ROS30(図1参照)によって画像を形成すべき領域に光書き込みが行われる。その結果、ROS30にて光書き込みが行われた潜像形成領域(以下の説明では印字領域と呼ぶ)PA(−50Vの帯電電位を有する領域)、および、光書き込みが行われなかった非潜像形成領域(以下の説明では非印字領域と呼ぶ)NPA(−550Vの帯電電位を有する領域)が形成される。
一方、黒の現像器14K(図2参照)に存在する紙粉PDは、現像剤Dと共に攪拌搬送される。ここで、紙粉PDは正の帯電極性を有しているため、紙粉PDには、攪拌搬送される際に負の帯電極性を有するトナーTが付着する。そして、現像ロール71との対向部において、磁石ロール71bとキャリアCとの間に働く磁力によって、キャリアCが現像スリーブ71a上に転移する。このとき、トナーTはキャリアCとの間に働く静電気力によってキャリアCに吸着しており、キャリアCと共に現像ロール71側に転移する。また、クリーニング助剤Aは、キャリアCとの間に働くファンデルワールス力等によってキャリアCに吸着しており、トナーTと同様、キャリアCと共に現像ロール71側に転移する。したがって、キャリアC、トナーT、およびクリーニング助剤Aを含む現像剤Dが現像ロール71に担持され、磁気ブラシを形成する。また、トナーTが付着した紙粉PDは、例えば現像ロール71上に形成される現像剤Dの磁気ブラシに引っ掛かったりすることにより、現像ロール71上に転移し、担持される。そして、現像ロール71に担持された現像剤Dおよび紙粉PDは、現像スリーブ71aの回転に伴って感光体ドラム12と対向する現像領域DAまで搬送される。
現像器14では、現像スリーブ71aに対し、現像バイアス電源80(図5参照)により直流−350Vにピークトゥピークが1kVの交流を重畳した現像バイアスが印加されている。このため、感光体ドラム12上に形成される印字領域PA(−50V)は、現像スリーブ71a(−350V)に対して相対的に正の電位(300V)となる。一方、感光体ドラム12に形成される非印字領域NPA(−550V)は、現像スリーブ71a(−350V)に対して相対的に負の電位(−200V)となる。したがって、現像スリーブ71a上のトナーT(負極性に帯電)は、感光体ドラム12上の印字領域PAに静電的に転移する。
一方、本実施の形態では、クリーニング助剤Aは、トナーTとは逆の正極性に帯電している。このため、クリーニング助剤Aは、感光体ドラム12上の非印字領域NPAに静電的に転移する。また、現像ロール71上の紙粉PDも上述したようにトナーTとは逆の正極性に帯電している。このため、紙粉PDも感光体ドラム12上の非印字領域NPAに静電的に転移する。このとき、紙粉PDは、紙粉PDに吸着したトナーTを伴って感光体ドラム12に転移するため、非印字領域NPAにトナーTが存在することになってしまう。
次に、現像ロール71と対向する現像領域DAを通過した感光体ドラム12の印字領域PAおよび非印字領域NPAは、感光体ドラム12の回転に伴って異物回収ロール91と対向する異物回収領域CAまで搬送される。
異物回収ロール91には、異物回収バイアス電源92により例えば−1300Vの回収バイアスが印加されており、非印字領域NPA(−550V)との間に−750Vの電位差が形成される。このため、感光体ドラム12の非印字領域NPAに存在する紙粉PD(正極性に帯電)は、静電気力によって異物回収ロール91に転移付着する。このとき、紙粉PDに付着するトナーTも、そのほとんどが紙粉PDに付着した状態で異物回収ロール91側に移動する。そして、異物回収ロール91に転移付着した紙粉PDは、異物回収ロール91の回転に伴ってウェブクリーナ93との対向部まで搬送され、ウェブクリーナ93によって除去される。なお、非印字領域NPAには、正極性に帯電するクリーニング助剤Aも存在するが、クリーニング助剤Aは、静電気的な付着力の他に、ファンデルワールス力等によって感光体ドラム12に吸着しているため、そのほとんどが異物回収ロール91側に転移しない。
一方、感光体ドラム12の印字領域PAに転移したトナーTは、負の帯電極性を有しているため、異物回収領域CAを通過する際に異物回収ロール91側に転移することはなく、さらに感光体ドラム12に担持された状態で搬送される。
そして、異物回収ロール91と対向する異物回収領域CAを通過した感光体ドラム12の印字領域PAおよび非印字領域NPAは、感光体ドラム12の回転に伴って中間転写ベルト21(一次転写ロール15)と対向する転写領域TAまで搬送される。
転写領域TAでは、感光体ドラム12と一次転写ロール15(図2参照)との間に一次転写バイアスが印加される。具体的には、接地される感光体ドラム12に対し、一次転写ロール15から正極性の一次転写電流が流される。これにより、感光体ドラム12上の印字領域PAに存在するトナーTのほとんどは、中間転写ベルト21に静電的に転移する。一方、本実施の形態では、クリーニング助剤AがトナーTと逆極性の正極性に帯電していることから、感光体ドラム12上の非印字領域NPAに存在するクリーニング助剤Aのほとんどは、中間転写ベルト21に静電的に転移せず、そのまま残る。但し、一部のクリーニング助剤Aは中間転写ベルト21へと転移する。
その後、転写領域TAを通過した感光体ドラム12上には、転写されなかったトナー(残留トナー)Tおよびクリーニング助剤Aが残存する。なお、本実施の形態では、トナーTとして上述した球形トナーを使用しているため、基本的に転写効率が高く、例えば感光体ドラム12上に存在するトナーTの約95%程度を中間転写ベルト21に転移させることが可能である。このため、転写後の感光体ドラム12上に残るトナーTの量は、ごくわずかなものとなっている。
最後に、これら転写されなかったトナーTおよびクリーニング助剤Aがドラムクリーナ16(図2参照)に到達し、トナーTが除去される。また、クリーニング助剤Aの一部は、感光体ドラム12とクリーニングブレード16aとの圧接部で感光体ドラム12に塗布されて被膜となり、残りのクリーニング助剤Aは、クリーニングブレード16aによって除去される。
ところで、本実施の形態では、トナーTとは逆の帯電極性を有するクリーニング助剤Aを用いているため、上述したように中間転写ベルト21に転移するクリーニング助剤Aの量は少ない。ただし、わずかではあるが、クリーニング助剤Aの一部は中間転写ベルト21にも転移する。このようにして中間転写ベルト21に転移したクリーニング助剤Aは、その大半がベルトクリーナ25で回収される。このとき、中間転写ベルト21とクリーニングブレード25bとの圧接部では、二次転写されずに残ったトナーTの他にクリーニング助剤Aが堆積し、堆積するクリーニング助剤Aが圧接部から受けるストレスによって凝集し、巨大化することがある。
このようにして巨大化したクリーニング助剤A(潤滑剤の凝集体:以下の説明では凝集クリーニング助剤GAと呼ぶ)は、上述した紙粉PDと同様、黒の現像器14Kに戻される。そして、凝集クリーニング助剤GAは、通常のクリーニング助剤Aと同じく正の帯電極性を示し、かつ、通常のクリーニング助剤Aよりも帯電量自体が大きい。このため黒の現像器14Kにおいて、凝集クリーニング助剤GAには、攪拌搬送される際に負の帯電極性を有するトナーTが付着する。そして、図9に示すように、凝集クリーニング助剤GAは、紙粉PDと同様、トナーTを伴って感光体ドラム12上の非印字領域NPAに転移してしまう。
ただし、本実施の形態では、このような凝集クリーニング助剤GAも、紙粉PDと同様に、静電気力によって異物回収ロール91に転移することになる。ここで、凝集クリーニング助剤GAは、径が大きいために、通常のクリーニング助剤Aと比べて感光体ドラム12に対する鏡像力が小さく、その結果付着力も小さい。このため、凝集クリーニング助剤GAは異物回収ロール91に転移しやすく、通常のクリーニング助剤Aは異物回収ロール91に転移しにくい。
本実施の形態では、黒の画像形成ユニット11Kにおいて、現像後の感光体ドラム12に付着した紙粉PDや凝集クリーニング助剤GA等の異物を、異物回収ロール91に転移付着させることができる。これにより、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAを転写領域TAに到達させにくくすることが可能になる。また、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAが異物回収ロール91に転移する際に、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAに付着するトナーTのほとんどが一緒に回収されるため、非印字領域NPAが転写領域TAに到達する際には、非印字領域NPAに存在するトナーTの数が確実に減る。その結果、記録用紙Pに形成される画像において、背景部のトナー汚れの発生を抑えることができる。
また、本実施の形態では、中間転写方式を採用しているため、ベルトクリーナ25にて回収される回収トナー中に存在する凝集クリーニング助剤GAの量は比較的少なく、凝集クリーニング助剤GAによる弊害については特に大きな問題とはならないものと考える。ただし、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を直接記録用紙Pに転写するタイプの画像形成装置では、ドラムクリーナ16に紙粉PDや多くのクリーニング助剤Aが回収されることになるため、凝集クリーニング助剤GAが発生する確率は高くなる。つまり、異物回収ロール91による凝集クリーニング助剤GAの除去は、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を直接記録用紙Pに転写するタイプの画像形成装置において、特に有効であるといえる。
さらに、このような凝集クリーニング助剤GAの発生に伴う問題は、一次転写において生じやすいことから、他色の画像形成ユニット11Y、11M、11Cにおいても起こり得る。したがって、凝集クリーニング助剤GAが生じやすいクリーニング助剤Aを用いる場合には、黒の画像形成ユニット11Kだけでなく、他色の画像形成ユニット11Y、11M、11Cにも、異物回収機構90を取り付けることが好ましい。
また、本実施の形態では、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GA等を取り除くにあたり、上記特許文献2のようにメッシュ等を用いていないので、構成が簡易になる。そして、本実施の形態では、メッシュの交換等が不要になるために、メンテナンスにかかるコストを低減することができる。
さらに、本実施の形態ではベルトクリーナ25により紙粉PDや凝集クリーニング助剤GA等が混入したトナーを回収し、黒の画像形成ユニット11Kの感光体ドラム12に転移した紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAを取り除くようにした。このため、上記特許文献3や4のように、現像器14に供給される前に本来再利用可能なトナーTまでもが回収されてしまう態様と比較して、回収されたトナーTの利用効率を高めることもできる。
なお、本実施の形態では、キャリアCおよびトナーTを含む現像剤D(二成分現像剤)を用いる例について説明を行ったが、これに限られるものではなく、キャリアCを含まない一成分現像剤を用いた場合にも、同様に適用できる。
また、黒の画像形成ユニット11Kに設けられる感光体ドラム12、異物回収ロール91、および、ウェブクリーナ93は、例えば一体化したドラムカートリッジとして構成することができる。このような構成を採用することにより、感光体ドラム12の交換時には異物回収ロール91も同時に交換できることとなり、利便性が高まる。そして、異物回収ロール91やウェブクリーナ93の他に、例えば現像器14やドラムクリーナ16等も、ドラムカートリッジ内に組み込むことが可能である。そして、ドラムカートリッジを構成する各部材の寿命が略同一となるような製品設計を行うことにより、メンテナンスが簡易になり、且つ、メンテナンスにかかるコストも低減することができる。
次に、異物回収バイアス電源92によって異物回収ロール91に印加する回収バイアスの大きさを決定するために、本発明者が行った実験について説明する。
本発明者は、感光体ドラム12と異物回収ロール91との間に形成される電界(印加電界)の強さが−500、−700、−1000、−1500(V/m)となるように、異物回収バイアス電源92より印加する回収バイアスの大きさを設定し、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAに起因する粗大粉欠陥(非印字領域NPAにトナーTが転移し、記録用紙Pに転写されることによって生じる画像欠陥)の除去率を調査した。なお、感光体ドラム12の非印字領域NPAの電位は−550Vであり、感光体ドラム12と異物回収ロール91との距離は0.5mmである。したがって、電界の強さを−1500V/mとする場合には、異物回収ロール91に、異物回収バイアス電源92によって−1500×0.5−550=−1300Vの回収バイアスを印加する設定を行うことになる。
図10は、実験結果すなわち印加電界と粗大粉欠陥除去率との関係を示している。同図より、印加電界が大きいほど、粗大粉欠陥除去率は高くなることが理解される。特に、印加電界が−700V/m以上であれば、50%以上の粗大粉欠陥除去率を確保できることが判明した。印加電界が高ければ、正の帯電極性を有する紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAを異物回収ロール91に転移させることのできる確率が高まる。その結果、非印字領域NPAにおいて、紙粉PDや凝集クリーニング助剤GAに付着しているトナーTも、異物回収ロール91側に転移したものと考えられる。
<実施例1>
本発明者は、クリーニング助剤Aを添加した現像剤D(以下、サンプル1と呼ぶ)およびクリーニング助剤Aを添加しない現像剤D(以下、サンプル2と呼ぶ)を用い、感光体ドラム12と異物回収ロール91との間に形成される印加電界の大きさを種々異ならせながら、凝集クリーニング助剤GAに起因する黒点(凝集物欠陥)および感光体ドラム12における有機感光層12aの摩耗量との関係について評価を行った。実施例1において、画像形成装置としては、富士ゼロックス社製モノクロ複合機DC402の改造機を用いた。なお、DC402は、感光体ドラム12上に形成されたトナー像を直接記録用紙Pに転写するタイプの画像形成装置であり、ドラムクリーナ16で除去されたトナーTを現像器14に戻す改造、および、異物回収機構90を取り付ける改造が施されている。
また、現像剤Dに含まれるトナーTは、特許第3141783号に記載される製造方法で得られたものを用いた。そして、クリーニング助剤Aとして、ステアリン酸亜鉛をトナー重量に対して0.5重量%の割合で混合し、さらにキャリアCを添加することによりサンプル1を得た。なお、サンプル2は、ステアリン酸亜鉛(クリーニング助剤A)を含んでおらず、上述したトナーTにキャリアCを添加することにより得た。
そして、感光体ドラム12と異物回収ロール91との間のギャップが0.5mmになるように設定し、バイアス印加なし、バイアス印加による印加電界=−500V/m、−700V/m、−1000V/mの各条件で、サンプル1を用い、印字比率10%で10万枚のプリントを実施した。
図11は、現像剤Dとしてサンプル1を用いた場合の結果を示している。なお、図11において、横軸はプリント枚数であり、縦軸はA3サイズあたりに発生する黒点(感光体ドラム12上の非印字領域NPAに転移した凝集クリーニング助剤GAに付着するトナーTによって生じた凝集物欠陥)の個数を示している。バイアス印加なしの場合、プリント枚数2万枚以降で凝集クリーニング助剤GAによる欠陥(黒点)が、目標値である10個/A3を超えたのに対し、−700V/m、−1000V/mの条件では、10万枚のプリント終了後も目標値内であった。また、10万枚プリント後における有機感光層12aの摩耗量も15μm(残量17μm)であり、使用限界(15μm以上)を超えることはなかった。
一方、バイアス印加が−700V/mの条件で、現像剤Dとしてサンプル2を用いた場合、凝集クリーニング助剤GAが生じ得ないので、10万枚プリント後も黒点の数は目標値である10個/A3を満足したが、7万枚以降では有機感光層12aの摩耗限界オーバーによるかぶりが発生した。そして、10万枚プリント終了後の有機感光層12aの摩耗量は22μm(残量10μm)であった。
以上より、現像剤Dにクリーニング助剤Aを添加することの有用性が理解される。また、異物回収機構90を設けることにより、記録用紙P上の非画像域に付着する黒点の数を減少させることが可能であることも理解される。
<実施例2>
本発明者は、次に、画像形成装置として本実施の形態で用いたプリンタ1(富士ゼロックス社製フルカラープリンタC3530の改造機)を用い、実施例1と同様の評価をおこなった。そして、印加電界=−700V/mとなるようにバイアス印加を行い、現像剤Dとしてサンプル1を用いて10万枚のプリントを行った。その結果、10万枚のプリント終了後も黒点の数は10個/A3以下であり、良好な結果であった。そして、10万枚のプリント終了後の有機感光層12aの摩耗量は15μm(残量17μm)であり、使用限界(15μm以上)を超えることはなかった。
本実施の形態が適用されるプリンタの概要を示す図である。 画像形成ユニットの構成を説明するための図である。 現像剤の構成を説明するための図である。 プリンタにおける現像剤の供給から廃棄までの流れを説明するための図である。 現像器の側部断面図である。 実施の形態1で用いられる現像器の上面図である。 実施の形態1で用いられる現像器内における現像剤の流れを説明するための図である。 紙粉を構成する炭酸カルシウムおよびファイバーの帯電極性を説明するための図である。 黒の画像形成ユニットにおける現像剤の挙動を説明するための模式図である。 異物回収ロールと感光体ドラムとの間に形成される印加電界と感光体ドラム上の粗大粉による欠陥の除去率との関係を示すグラフ図である。 異物回収バイアスをパラメータとしたときの、プリント枚数と黒点の数との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1…プリンタ、10…画像プロセス系、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、14…現像器、15…一次転写ロール、16…ドラムクリーナ、16a…クリーニングブレード、20…転写ユニット、21…中間転写ベルト、25…ベルトクリーナ、25a…クリーニングブラシ、25b…クリーニングブレード、60…回収ボトル、70…現像ハウジング、71…現像ロール、80…現像バイアス電源、81…回収トナー搬入口、82…現像剤排出口、83…現像剤搬入口、90…異物回収機構、91…異物回収ロール、92…異物回収バイアス電源、93…ウェブクリーナ、A…クリーニング助剤、C…キャリア、D…現像剤、T…トナー、P…記録用紙、CA…異物回収領域、DA…現像領域、NPA…非印字領域、PA…印字領域、TA…転写領域、GA…凝集クリーニング助剤、PD…紙粉

Claims (2)

  1. 第1の帯電極性を有するトナー、当該第1の帯電極性とは逆となる第2の帯電極性を有するキャリア、および当該第2の帯電極性を有する潤滑剤を含む現像剤を担持し、潜像担持体上の静電潜像をトナーで現像する現像手段と、
    前記現像手段にて前記潜像担持体に現像されたトナーを、直接あるいは中間転写体を介してに転写する転写手段と、
    前記潜像担持体および/または前記中間転写体に圧接配置されるクリーニングブレードを備え、転写後に前記潜像担持体および/または前記中間転写体に残存するトナーを除去するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段によって除去されたトナーを前記現像手段に再度供給する回収トナー供給手段と、
    前記回収トナー供給手段から供給されたトナーに混入し、前記現像手段によって前記潜像担持体に転移した、前記第2の帯電極性を有する、前記潤滑剤の凝集体および前記紙から出た紙粉を、前記転写手段による転写前に、電界を用いて回収する異物回収手段と
    を含み、
    前記現像手段は、
    前記潜像担持体との対向部に当該潜像担持体の軸方向に沿って現像用開口が形成され且つ内部には現像剤が収容される現像ハウジングと、
    前記現像ハウジングの前記現像用開口に面した箇所に配設され且つ当該現像ハウジング内に収容される現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像ハウジングの内部に配設され且つ当該現像ハウジング内で現像剤を攪拌しながら循環搬送するための循環搬送経路を形成し、当該循環搬送経路内にて前記現像剤担持体に現像剤を供給する攪拌搬送部材と、
    前記循環搬送経路内において前記現像剤担持体への現像剤の供給領域よりも前記攪拌搬送部材による現像剤搬送方向上流側に設けられ、前記現像ハウジング内にキャリアを含む新たな現像剤が搬入される新現像剤搬入部と、
    前記循環搬送経路内において前記現像剤担持体への現像剤の供給領域よりも前記攪拌搬送部材による現像剤搬送方向下流側に設けられ、前記回収トナー供給手段によって回収されたトナーが搬入される回収トナー搬入部と、
    前記循環搬送経路内において前記回収トナー搬入部よりも前記攪拌搬送部材による現像剤搬送方向下流側であって前記新現像剤搬入部よりも当該攪拌搬送部材による現像剤搬送方向上流側に設けられ、前記現像ハウジング内で余剰となった現像剤が排出される余剰現像剤排出部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記循環搬送経路内において前記新現像剤搬入部よりも前記攪拌搬送部材による現像剤搬送方向下流側であって前記現像剤担持体よりも当該攪拌搬送部材による現像剤搬送方向上流側に設けられ、前記現像ハウジング内の現像剤におけるトナーの濃度を測定するトナー濃度検知センサをさらに含み、
    前記新現像剤搬入部には、前記トナー濃度検知センサによりトナーの濃度が所定の値以下であることが検知されたときに、新たな現像剤が搬入されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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