JP4811051B2 - 積層体 - Google Patents

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本発明は、低硬化収縮性に優れ、かつ高い表面硬度と、透明性に優れた積層体に関する。
一般にプラスティックやフィルムなどの高分子材料の表面は比較的柔軟であることから、表面硬度を得る為に、物品表面にハードコート層を設けるという手法がなされる。通常用いられるハードコート樹脂としては(メタ)アクリロイル多官能化合物が挙げられる。(メタ)アクリロイル多官能化合物は高い表面硬度を有し、他にも透明性、擦傷性、光沢性に優れることから、多くの製品の表面保護を目的としたハードコート剤に利用されている。その一方で、硬化収縮による基材のカール、密着性の低下等が生じるために、その利用において種々の制限がされることも多く、充分なハードコート特性が得られないといった問題も発生する。
これらの問題は、ハードコート層のベースとなる(メタ)アクリロイル多官能化合物に、特異な官能基を有する(メタ)アクリロイル単官能あるいは2官能といった化合物を配合することにより改善される。しかしながら、単官能あるいは2官能といった(メタ)アクリロイル化合物の配合や、シリカやアルミナなどの無機微粒子、あるいはアクリルやスチレンからなる有機ビーズなどを配合することでも、効果収縮を改善することができる(特許文献1参照)。しかしながら、どちらの場合にもそれぞれハードコート性の低下や、透明性の悪化など、(メタ)アクリロイル多官能化合物の特性低下が問題となる。
以下に先行技術文献を示す。
特開2005−292203号公報
本発明は前記課題を解消し、特に低硬化収縮性と表面硬度、透明性に優れたハードコート膜を有する積層体を提供することを課題とする。
請求項1にかかる発明は、基材と、
該基材上に(メタ)アクリロイル基を分子内に3〜20個有する化合物(A)、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物(B)を重合せしめて得られるアクリル系樹脂微粒子(C)からなるハードコート層を備える積層体であって、
該アクリル系樹脂微粒子(C)の粒子径が該ハードコート層の膜厚に対して90%以下であり、かつ、アクリル系樹脂微粒子(C)の粒子径が2〜5μmであること、
前記(メタ)アクリロイル基を分子内に3以上20個以下の範囲内で有する化合物(A)と前記アクリル系樹脂微粒子(C)の配合比が、該化合物(A)50〜95重量部に対して該微粒子(C)5〜50重量部の範囲内であること、
該アクリル系樹脂微粒子(C)の屈折率と、活性エネルギー線照射後の前記化合物(A)の屈折率との差が0.01未満であること、
該ハードコート層のHazeが1%未満であること、
前記積層体をA4サイズにカットし4角におけるフィルムの浮き上がりの最大値(mm)により測定した、前記ハードコート層の低硬化収縮性(カール)が10mm未満であること
を特徴とする積層体である。

請求項2にかかる発明は、前記ハードコート層の表面硬度が鉛筆硬度4H以上であり、
全光透過率が90%以上であること
を特徴とする請求項1に記載の積層体である。
請求項に係る発明は、前記ハードコート層の膜厚が0.1〜50μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層体である。

請求項に係る発明は、前記基材がトリアセチルセルロース(TAC)フィルムであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の積層体である。

請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれかに記載の積層体を有することを特徴とする反射防止フィルムである。

請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれかに記載の積層体を前面に設けることを特徴とするディスプレイである。
本発明によれば、(メタ)アクリロイル基を分子内に有する化合物と、(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物を重合せしめて得られるアクリル系樹脂からなる微粒子からなる活性エネルギー線硬化低収縮樹脂組成物に、活性エネルギーを照射する事により得られるハードコート膜において、微粒子の粒子径が、該ハードコート層の膜厚に対して90%以下であり、(メタ)アクリロイル基を分子内に有する化合物と、微粒子との屈折率差が0.01以下、且つ、得られたハードコート層のHazeが1%未満であるハードコート層は、低硬化収縮性と表面硬度が高く、透明性に優れる。またこの活性エネルギー線硬化樹脂はプラスティック、フィルムなどの高分子材料のハードコート層として各種製品に用いることができるが、特にディスプレイ製品の保護層として好適に使用することができる。
ここで化合物(A)はハードコート膜の製造過程で重合して(メタ)アクリロイル系樹脂となり、ハードコート膜のベースを形成するものである。
化合物(A)は特に限定される物ではなく、(メタ)アクリロイル基を少なくとも1個以上、好ましくは(メタ)アクリロイル基を3個以上、さらに好ましくは3〜20個有するものが好適である。具体例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル樹脂、3官能以上の(メタ)アクリル基を有するウレタン(メタ)アクリレート樹脂、3官能以上の(メタ)アクリル基を有するポリエステル(メタ)アクリレート樹脂などを挙げることができるが特に限られるものではない。
本発明の化合物(A)には密着性や柔軟性など目的に応じて、1〜2個の(メタ)アクリル基を有するものを用いることができる。例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する化合物、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基を有する化合物、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエイチルヘキサヒドロフタル酸等のカルボキシル基を有する化合物、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート等の環状骨格を有する(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシーポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレートなどの芳香環を有する化合物、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート等のアクリル単官能化合物。及び、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレンジ(メタ)アクリレート、PEG#200ジ(メタ)アクリレート、PEG#400ジ(メタ)アクリレート、PEG#600ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ(メタ)アクリレート、ジメチロルトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート等のアクリル2官能化合物や、二官能エポキシ(メタ)アクリレート、二官能ウレタンアクリレートなどを挙げることができるが、これに限られるものではない。
ここで微粒子(C)は重合性基を持たないため、ハードコート膜製造過程において、化合物(A)の硬化時収縮を抑える、収縮防止剤となるものである。
微粒子(C)は(メタ)アクリロイル基を2個以上有するアクリル樹脂(B)を重合せしめて得られたものであり、メチルメタアクリレートなどのアクリル単官能化合物を重合せしめて得られる通常のアクリル微粒子と比較して高い架橋密度を示し、そのため高硬度粒子となり、ハードコート膜の硬度低下を防ぐことができる。
微粒子(C)は、化合物(A)との屈折率差が0.01未満であるとよく、屈折率差が0.01を越えると、光の散乱による膜の白化により、透明性を低下させるためである。好ましくは、化合物(A)と屈折率が等しい場合に、高い透明性を得ることができる。
微粒子(C)の粒子径は、本発明により形成されるコート層の90%未満であるとよく、90%を越えると、コート層表面に凹凸を形成し、表面の光沢性を低下させ、Hazeが1を越えてしまい、いわゆるアンチグレア(AG)面となるためである。好ましくは70%未満であり、さらに好ましくは50%未満である。このとき高い表面光沢性を示すものである。
(メタ)アクリロイル基を2個以上有するアクリル樹脂(B)は特に限定されるものでもなく、具体例としては、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリエチレンジ(メタ)アクリレート、PEG#200ジ(メタ)アクリレート、PEG#400ジ(メタ)アクリレート、PEG#600ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルジ(メタ)アクリレート、ジメチロルトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート等のアクリル2官能化合物、二官能エポキシ(メタ)アクリレート等、二官能ウレタン(メタ)アクリレート等の二官能(メタ)アクリル化合物や、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどのアクリル多官能化合物、多官能ウレタン(メタ)アクリレート、多官能エポキシ(メタ)アクリレート等があげられるが特に限定されるものではない。
また微粒子(C)の屈折率を化合物(A)との差を0.01以下にするために、アクリル樹脂(B)以外の化合物を含んでも良い。化合物(A)の屈折率が低い場合には、フッ素含有化合物などの低屈折率化合物を含むとよい。また、化合物(A)の屈折率が高い場合には、芳香環、臭素などの高屈折率材料を含むと良いが、特にスチレンを用いた場合には、化合物(A)との屈折率差を容易に調整することができる。
本発明の微粒子(C)の粒径は0.09〜10μmを用いることができる。0.09μm未満であると、十分な収縮防止効果が得られず、10μmを越えると、透明性が低下するためである。好ましくは1〜7μm、さらに好ましくは2〜5μmであると高い透明性と、収縮防止効果を得られる。
本発明の化合物(A)と微粒子(C)の配合比は、化合物(A)50〜95重量部に対して、微粒子(C)を5〜50重量部とすると良い。微粒子(C)の配合量が5重量部未満であると十分な収縮抑制効果が得られず、50重量部を越えると、透明性の低下が生じるためである。好ましくは10〜30重量部のときに高い収縮防止効果と透明性、及び表面硬度を得ることができる。
本発明のハードコート層の低硬化収縮性は、該ハードコートフィルムをA4サイズにカットし4角におけるフィルムの浮き上がりの最大値(mm)により測定したとき、10mm未満であり、好ましくは、5mm未満である。また、該ハードコート層の表面硬度は、JIS K5400に準拠して行ったときに鉛筆硬度4H以上であり、好ましくは、5Hである。次に、該ハードコート層の透明性として、全光透過率は90%以上であり、好ましくは、92%以上である。このとき、上記値を満たすハードコートフィルムは、低硬化収縮性と表面硬度が高く、透明性に優れる。
本発明におけるハードコート膜組成物には、光開始剤を配合すると好ましい。光開始剤は特に限定されるものではなく、紫外線等の活性エネルギーを照射した際に、ラジカルを発生する化合物(D)用いることができる。
化合物(D)としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチルー1−フェニルプロパンー1−オン、2−メチル[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパンー1−オン、2,2−ジメトキシー1,2−ジフェニルエタンー1−オン、ベンゾフェノン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシー2−メチル1−プロパンー1−オン、2−ベンジルー2−ジメチルアミノー1−(4−モルフォリノフェニル)ブタンー1−オン、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド等が使用できる。
本発明において化合物(D)の配合量は、化合物(A)50〜95重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは1〜7重量部、更に好ましくは1〜5重量部とされる。0.1重量部未満の場合は、ハードコート膜の硬度が不十分となり、10重量部を越えるとハードコート膜にクラックが生じるためである。特に化合物(D)の配合量を1〜5重量部に設定すると、ハードコート膜が効率よく硬化し、クラックの発生を防ぐことができ好ましい。
本発明のハードコート膜組成物は、化合物(A)と、微粒子(C)と、化合物(D)を適当な混合装置、例えばホモミキサー等を用いて適当な溶媒に溶解することによって調整することができる。
溶媒は特に限定することはないが、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族化合物、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類などを例示することができる。また濃度は例えば固形分に対して10〜90%程度とされている。
本発明におけるハードコート膜組成物は、優れた表面硬度と低収縮性を示すことから、フィルムのような薄い基材に用いた場合によりその効果を期待できる。この場合、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムを用いることが好ましい。また、該ハードコート膜組成物を適用できる基材として、プラスティック、ガラス、金属等も挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明におけるハードコート膜組成物の基材への塗工方式は例えば、スロットコータ、スピンコータ、ロールコータ、カーテンコータ、スクリーン印刷等の従来の塗工方式により塗工することができるが、これらに限定されるものではない。この時形成する被膜の膜厚は通常0.1〜50μm程度であり、好ましくは5〜30μmである。0.1μm未満では十分な鉛筆硬度は得られず、また50μmより厚い場合にはクラックが入りやすくなる。
このハードコート膜組成物を用いることにより、物品の表面に低硬化収縮性と表面硬度と透明性に優れたハードコート膜及びハードコート膜成形物品を提供することができる。
以下に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
化合物(A)として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製、カヤラッドDPHA、硬化後屈折率1.511)75重量部と、化合物(B)としてペンタエリスリトールトリアクリレートとスチレンを混合し屈折率を1.515に調整した微粒子(C)(平均粒径3μm)を20重量部と、化合物(D)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社製、イルガキュア184)5重量部を、メチルエチルケトン中に混合溶解し、ロールコータにてPETフィルム上に10μmの厚さに塗布し、オーブンにて溶媒除去後紫外線照射により硬化させ、ハードコート膜を得た。得られたハードコート膜は、カール、鉛筆硬度、透過率を測定した。
カールは、フィルムをA4サイズにカットし4角におけるフィルムの浮き上がりの最大値(mm)により測定した。
鉛筆硬度は、JIS K5400に準拠して行った。
全光透過率、Hazeは、写像性測定器[日本電色工業(株)製,NDH−2000 ]を使用して測定した。
化合物(A)としてトリメチロールプロパントリアクリレート(共栄社製、ライトアクリレートTMP−A)45重量部と、2−ヒドロキシー3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート(日本化薬社製、カヤラッドR−128H)10重量部(硬化後屈折率1.533)と、化合物(B)としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとスチレンを混合し屈折率を1.535に調整した微粒子(C)(平均粒径1.5μm)を40重量部と、化合物(D)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを5重量部とした以外は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
<比較例1>
化合物(A)としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート88重量部と、屈折率1.490の微粒子(粒径3.0μm)10重量部と、化合物(D)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを2重量部とした以外は実施例1と同様にしてハードコート膜を得た。
Figure 0004811051
実施例1及び2では鉛筆硬度4Hを達成し、全光透過率も90%得られ、カールも10mm未満と高い特性を示したが、比較例1では鉛筆硬度が3Hとやや劣り、カール、全光透過率は大きく劣っている。

Claims (6)

  1. 基材と、
    該基材上に(メタ)アクリロイル基を分子内に3〜20個有する化合物(A)、及び(メタ)アクリロイル基を2個以上有する化合物(B)を重合せしめて得られるアクリル系樹脂微粒子(C)からなるハードコート層を備える積層体であって、
    該アクリル系樹脂微粒子(C)の粒子径が該ハードコート層の膜厚に対して90%以下であり、かつ、アクリル系樹脂微粒子(C)の粒子径が2〜5μmであること、
    前記(メタ)アクリロイル基を分子内に3以上20個以下の範囲内で有する化合物(A)と前記アクリル系樹脂微粒子(C)の配合比が、該化合物(A)50〜95重量部に対して該微粒子(C)5〜50重量部の範囲内であること、
    該アクリル系樹脂微粒子(C)の屈折率と、活性エネルギー線照射後の前記化合物(A)の屈折率との差が0.01未満であること、
    該ハードコート層のHazeが1%未満であること、
    前記積層体をA4サイズにカットし4角におけるフィルムの浮き上がりの最大値(mm)により測定した、前記ハードコート層の低硬化収縮性(カール)が10mm未満であること
    を特徴とする積層体。
  2. 前記ハードコート層の表面硬度が鉛筆硬度4H以上であり、
    全光透過率が90%以上であること
    を特徴とする請求項1に記載の積層体。
  3. 前記ハードコート層の膜厚が0.1〜50μmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層体。
  4. 前記基材がトリアセチルセルロース(TAC)フィルムであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の積層体。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の積層体を有することを特徴とする反射防止フィルム。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の積層体を前面に設けることを特徴とするディスプレイ。

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