JP4806863B2 - Rh真空脱ガス装置における溶鋼の精錬方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RH真空脱ガス装置における溶鋼の精錬方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
RH真空脱ガス装置は、真空槽とその下部に設けられた2本の浸漬管(上昇側浸漬管及び下降側浸漬管)とを備えている。このRH真空脱ガス装置を用いて溶鋼を精錬する際には、取鍋内に収容された溶鋼中に2本の浸漬管を浸漬し、真空槽の内部を減圧して溶鋼を浸漬管内に引き上げ、そして上昇側浸漬管に設けられたガス吹き込みノズルからAr等の不活性ガスを吹込み、ガスリフトポンプの原理により溶鋼を上昇させて真空槽内に送り込み、真空槽内で真空処理を行い、下降側浸漬管から取鍋内に戻している。このようにして溶鋼を取鍋と真空槽との間を環流させることにより連続的に真空精錬を行っている。
【0003】
このRH真空脱ガス装置において処理能力及び処理効率を増大させるには、溶鋼の単位時間当たりの環流量を増大させることが必要である。
【0004】
溶鋼の環流量は、浸漬管の内径、環流用不活性ガスの流量、真空槽内と大気との圧力差等に依存することが経験的に分かっており、従来、浸漬管内径の拡大や環流用不活性ガス流量の増加により環流量の増加が図られてきた。しかし、浸漬管内径の拡大は大幅な設備改造を伴い、設備費の増大を招き、又、拡大するにしても真空槽の大きさにより自ずと限界がある。環流用不活性ガス流量の増加は効果があるものの、Ar等の不活性ガスは高価であり、又、或る限界以上に増大させると逆に溶鋼環流量を減少させると云う問題もある。
【0005】
これらの対策とは別に、浸漬管内の溶鋼流を制御することにより環流量を増大させる方法も提案されている。例えば、特開平3−36209号公報には、上昇側浸漬管に設置するガス吹き込みノズルの吐出方向を浸漬管の中心に向かう方向から測方へ傾斜させ、浸漬管内の溶鋼上昇流に旋回流を発生させる方法が開示され、又、特開平5−1319号公報には、上昇側浸漬管に設置するガス吹き込みノズルの吐出方向を水平方向から20〜50°上向きに配置して、溶鋼を環流させる方法が開示されている。これらの方法によれば、浸漬管内径の拡大や環流用不活性ガス流量の増加をすることなく環流量を増加させることができるが、どちらの方法もガス吹き込みノズルの向きが特殊であるため、耐火物の施行、製作にかなりの技術が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上昇側浸漬管には、通常複数個のガス吹きノズルが設置されており、ガス吹きノズルの個数も溶鋼環流量に影響を及ぼすことは明らかである。即ち、環流用不活性ガス流量が同一であっても、ガス吹きノズル個数が少な過ぎる場合にはガス気泡が大きくなり、ガスの吹き抜けが生じて溶鋼の環流を阻害し、一方、ガス吹きノズルの個数が多過ぎる場合にはガス吹きノズルからのガスの吐出流速が遅くなり、吹き込まれたガスは浸漬管内壁を伝わって上昇し、溶鋼の環流に効果がないばかりか、浸漬管内壁の溶損を促進させてしまう。又、同様に、ガス吹きノズルの内径も、ガス吹きノズルからのガスの吐出流速を左右すると云う観点から考えると、溶鋼環流量に影響を及ぼすことは明らかである。
【0007】
このように、ガス吹きノズルの個数及びその内径は溶鋼の環流に対して重要な要素であり、溶鋼環流量を増大させる場合には、環流用不活性ガスの流量や浸漬管内径と同様に考慮すべきであるが、上記公報を始めとして従来、溶鋼環流量を増大させる観点からガス吹きノズルの個数及びその内径について配慮された報告はない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、RH真空脱ガス装置を用いて溶鋼を精錬する際に、上昇側浸漬管の内径及び環流用不活性ガス流量のみならず、ガス吹き込みノズルの内径及び設置個数をも配慮した適正な条件で溶鋼を環流させ、効率の良い精錬を行うことができる精錬方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記課題を解決するために鋭意検討を実施した。以下に検討結果を説明する。
【0010】
前述したように、ガス吹き込みノズル個数が少な過ぎると、ノズル1本当たりのガス流量が増大し過ぎてガスの吹き抜けが起こり、溶鋼の環流を阻害する。一方、ガス吹き込みノズル個数が多過ぎると、ノズル1本当たりのガス流量が減少し過ぎてガスが浸漬管側壁を伝わってしまい、溶鋼の環流に有効に作用しない。
【0011】
これらの現象から判断して、ガスリフトポンプの原理により溶鋼を環流させる際には、ガス吹き込みノズルから吹き込まれる環流用不活性ガスの水平方向到達距離が溶鋼の環流に影響を及ぼすことが類推できる。
【0012】
この不活性ガスの水平方向到達距離は、文献1において、下記の(2)式により表されると提唱されている(文献1:鉄と鋼,1979,A133)。但し、(2)式において、L:水平方向到達距離(m)、d:ガス吹き込みノズルの内径(m)、ρg :環流用不活性ガスの密度(kg/m3 )、ρl :溶鋼の密度(kg/m3 )、V:ガス吹き込みノズル出口におけるガス流速(m/sec )、g:重力加速度(m/sec2)である。
【0013】
【数1】
【0014】
この場合、ガス吹き込みノズル出口におけるガス流速(V)は下記の(3)式で表すことができる。但し、(3)式において、G:環流用不活性ガスの流量(m3/sec)、n:ガス吹き込みノズルの個数である。
【0015】
【数2】
【0016】
(2)式に(3)式を代入して整理すると、下記の(4)式が得られる。
【0017】
【数3】
【0018】
このようにして定められる不活性ガスの水平方向到達距離(L)が上昇側浸漬管の内径(D)に対して大き過ぎても、又、小さ過ぎても溶鋼環流を阻害すると考えられる。そこで、上昇側浸漬管の内径(D)と水平方向到達距離(L)との比(D/L)を種々変更した試験を実施し、この比(D/L)が溶鋼環流に及ぼす影響を調査した。
【0019】
ここで、上昇側浸漬管の内径(D)と水平方向到達距離(L)との比(D/L)は下記の(5)式で表すことができる。
【0020】
【数4】
【0021】
比(D/L)は、正確には上記(5)式で表されるが、(5)式の右辺を3/2乗し更に係数を除去して簡素化した下記の(6)式により表されるZと比例関係が成立する。
【0022】
【数5】
【0023】
そこで、RH真空脱ガス装置を用いた溶鋼の精錬の際に、上昇側浸漬管の内径(D)、ガス吹き込みノズルの個数(n)及び内径(d)、環流用不活性ガス流量(G)を種々変化させて溶鋼の均一混合時間を測定し、(6)式で算出される計算値Zの均一混合時間に及ぼす影響を調査した。均一混合時間は、溶鋼にトレーサーとなる元素を微量添加してその濃度変化を測定し、元素を添加した時点から濃度が一定になった時点までとした。この場合、均一混合時間が短いほど溶鋼の環流が効率良く行われていることを示す。表1に溶鋼環流試験条件を示す。表1では、浸漬管内径(D)、ノズル内径(d)及びガス流量(G)が同一な条件を1つの水準として表示して、計算値Zとノズル個数との関係を明示している。
【0024】
【表1】
【0025】
図1に、(6)式で算出される計算値Zと均一混合時間との関係を調査した結果を示す。この場合、計算値Zは環流用不活性ガスの密度ρg としてArの密度である1.786kg/m3 を用い、溶鋼の密度ρl を7000kg/m3 として計算した。図1に示すように、均一混合時間の絶対値には各水準で差が見られるが、どの水準においても、ノズル個数が多く計算値Zが100以上の場合と、ノズル個数が少なく計算値Zが20以下の場合には、均一混合時間が長くなることが分かった。即ち、上昇側浸漬管の内径(D)と、ガス吹き込みノズルの個数(n)と、ガス吹き込みノズルの内径(d)と、環流用不活性ガスのガス流量(G)とを下記の(1)式を満足する範囲に調整して溶鋼を環流させることにより、均一混合時間を短くすることができ、効率良く溶鋼を環流させることが可能となることが分かった。
【0026】
【数6】
【0027】
本発明は上記検討結果に基づきなされたもので、本発明によるRH真空脱ガス装置における溶鋼の精錬方法は、上昇側浸漬管の内径(D)と、上昇側浸漬管に配置されたガス吹き込みノズルの個数(n)と、このガス吹き込みノズルの内径(d)と、ガス吹き込みノズルから吹き込まれる環流用不活性ガスのガス流量(G)と、の関係が上記の(1)式の範囲を満足するように、上昇側浸漬管の内径(D)、上昇側浸漬管に配置されたガス吹き込みノズルの個数(n)及びガス吹き込みノズルの内径(d)に応じて、ガス吹き込みノズルから吹き込まれる環流用不活性ガスのガス流量(G)を計算して求め、計算して求めたガス流量の環流用不活性ガスを上昇側浸漬管に吹き込み、溶鋼を環流させることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図2は、本発明を実施する際に用いたRH真空脱ガス装置の概略縦断面である。
【0029】
図2に示すように、RH真空脱ガス装置1は、上部槽6及び下部槽7からなる真空槽5と、下部槽7の下部に設けた上昇側浸漬管8及び下降側浸漬管9とを備え、上部槽6には、排気装置(図示せず)と接続するダクト11及び原料投入口12が設けられ、又、上昇側浸漬管8にはガス吹き込みノズル10が設けられている。ガス吹き込みノズル10からは環流用不活性ガスとしてArが上昇側浸漬管8内に吹き込まれる構造となっている。図2ではガス吹き込みノズル10を1本のみ記載しているが、上昇側浸漬管8にはその周囲方向に、複数個(n個)のガス吹き込みノズル10がその吐出方向を上昇側浸漬管8の中心部に向けた水平方向として設置されている。ここで、上昇側浸漬管8の内径はD(m)であり、ガス吹き込みノズル10の内径はd(m)である。ガス吹き込みノズル10は、上昇側浸漬管8内の溶鋼3を周方向で均等に上昇させる観点から、可能であるならば上昇側浸漬管8の周方向で等間隔に設置することが望ましい。図ではガス吹き込みノズル10の吐出方向を上昇側浸漬管8の中心部に向けた水平方向としているが、上平方向上向きにする若しくは中心に向かう方向から水平方向へ傾斜させても良い。
【0030】
このような構成のRH真空脱ガス装置1において、本発明による精錬方法を実施するに際しては、先ず、転炉や電気炉等で精錬した溶鋼3を取鍋2に出鋼し、溶鋼3を収納する取鍋2を真空槽5の直下に搬送する。取鍋2内には転炉や電気炉等における精錬で発生したスラグ4が一部混入し、溶鋼3の湯面を覆っている。
【0031】
次いで、昇降装置(図示せず)にて取鍋2を上昇させ、上昇側浸漬管8及び下降側浸漬管9を取鍋2内の溶鋼3に浸漬させる。そして、ガス吹き込みノズル10から上昇側浸漬管8内にその吹き込み流量をG(m3/sec)としてArを吹き込むと前後して、真空槽5内を排気装置にて排気して真空槽5内を減圧する。真空槽5内が減圧されると、取鍋2内の溶鋼3は、ガス吹き込みノズル10から吹き込まれるArと共に上昇側浸漬管8を上昇して真空槽5内に流入し、その後、下降側浸漬管9を介して取鍋2に戻る流れ、所謂、環流を形成してRH真空脱ガス精錬が施される。尚、ガス吹き込みノズル10から吹き込むAr流量を最初からG(m3/sec)とする必要はなく、溶鋼3の環流が定常状態になってからとしても良い。
【0032】
その際に、上昇側浸漬管8の内径(D)と、ガス吹き込みノズル10の個数(n)と、ガス吹き込みノズル10の内径(d)と、ガス吹き込みノズル10から吹き込まれる環流用不活性ガスのガス流量(G)とを、前述した(1)式の範囲を満足するように調整する。(1)式の計算に当たっては、環流用Arの密度ρg は1.786kg/m3 、溶鋼3の密度ρl は7000kg/m3 とすれば良い。
【0033】
具体的には、上昇側浸漬管8の内径(D)、ガス吹き込みノズル10の個数(n)及びガス吹き込みノズル10の内径(d)が設備的に既に決まっている場合は、環流用不活性ガスのガス流量(G)を調整して(1)式を満足させる。
【0034】
又、環流用不活性ガス流量(G)を増大させようとして、上昇側浸漬管8の内径(D)を拡大させる設備改造を行う場合には、目的とするガス吹き込み流量(G)及び拡大しようとする上昇側浸漬管8の内径(D)に対処して、(1)式を満足する範囲内でガス吹き込みノズル10の個数(n)及びガス吹き込みノズル10の内径(d)を設定する。但し、ガス吹き込みノズル10の内径(d)は溶鋼3の差し込み等を考えると、余り大きくすることはできないので、その場合には、ノズル個数(n)で対処する方が望ましい。ガス吹き込みノズル10の内径(d)の最大値は5mm程度と考えて置けば良い。
【0035】
処理する溶鋼3の用途に基づき、この条件下で溶鋼3を環流させ、脱水素、脱炭、脱窒素等のRH真空脱ガス精錬を施し、更に、溶鋼3が未脱酸状態であれば、必要に応じて溶鋼3を脱酸するために必要な量の金属Alを原料投入口12から溶鋼3に添加して溶鋼3を脱酸すると共に、必要に応じてC、Si、Mn等の成分調整剤を原料投入口12から溶鋼3に添加して成分を調整した後、真空槽5を大気圧に戻してRH真空脱ガス精錬を終了する。
【0036】
このようにしてRH真空脱ガス装置1で溶鋼3を精錬することにより、溶鋼3を効率良く環流させることができ、その結果、精錬時間の短縮、除去対象成分の低減化、環流用Ar使用量の削減、浸漬管の長寿命化等を達成することが可能となる。
【0037】
【実施例】
図2に示すRH真空脱ガス装置を用いて、上昇側浸漬管の内径、ガス吹き込みノズルの個数及び内径、環流用Ar流量を前述した表1と同一の溶鋼環流試験条件で変化させ、転炉から出鋼された、炭素濃度が0.03〜0.04mass%の約250トンの未脱酸溶鋼を脱炭精錬する試験を合計4水準、28ヒート実施した。脱炭時間は全ての試験で20分間とし、その間の真空槽内到達真空度を60〜270Paとして、脱炭精錬中の溶鋼の到達炭素濃度に及ぼす溶鋼環流条件の影響を調査した。
【0038】
図3に、調査結果を示す。図3の横軸は前述した(6)式による計算値Zである。図3に示すように、環流用Ar流量を増加した水準2及び上昇側浸漬管の内径を拡大した水準4では、水準1及び水準3に比較して到達炭素濃度の絶対値が特に低く、7〜8ppm程度まで低減したが、どの水準の試験においても横軸の計算値Zが20を越えて100未満の範囲では、到達炭素濃度が安定して低く、脱炭反応が促進されていることが分かった。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、RH真空脱ガス装置を用いて溶鋼を精錬する際に、上昇側浸漬管の内径と、ガス吹き込みノズルの個数と、ガス吹き込みノズルの内径と、環流用不活性ガスのガス流量とを所定の範囲に調整して溶鋼を環流させるので、溶鋼を効率良く環流させることができ、その結果、精錬時間の短縮、除去対象成分の低減化、環流用不活性ガス使用量の削減、浸漬管の長寿命化等を達成することができ、工業上有益な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】計算値Zと均一混合時間との関係を示す図である。
【図2】本発明を実施する際に用いたRH真空脱ガス装置の概略縦断面である。
【図3】計算値Zと到達炭素濃度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 RH真空脱ガス装置
2 取鍋
3 溶鋼
5 真空槽
8 上昇側浸漬管
9 下降側浸漬管
10 ガス吹き込みノズル
Claims (1)
- 上昇側浸漬管の内径(D)と、上昇側浸漬管に配置されたガス吹き込みノズルの個数(n)と、このガス吹き込みノズルの内径(d)と、ガス吹き込みノズルから吹き込まれる環流用不活性ガスのガス流量(G)と、の関係が下記の(1)式の範囲を満足するように、上昇側浸漬管の内径(D)、上昇側浸漬管に配置されたガス吹き込みノズルの個数(n)及びガス吹き込みノズルの内径(d)に応じて、ガス吹き込みノズルから吹き込まれる環流用不活性ガスのガス流量(G)を計算して求め、計算して求めたガス流量の環流用不活性ガスを上昇側浸漬管に吹き込み、溶鋼を環流させることを特徴とする、RH真空脱ガス装置における溶鋼の精錬方法。
20<n/{[ρg/(ρl−ρg)]1/2×(G/d)×D-3/2}<100 …(1)
但し、(1)式において、n:ガス吹き込みノズルの個数、ρg :環流用不活性ガスの密度(kg/m3 )、ρl:溶鋼の密度(kg/m3 )、G:環流用不活性ガスの流量(m3/sec)、d:ガス吹き込みノズルの内径(m)、D:上昇側浸漬管の内径(m)である。
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