JP4806118B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図1に従来の電子写真式の画像形成装置の一例を示す。図1(A)は側面断面図、同(B)は上方から見た斜視図、同(C)は下方から見た底面図である。図示のような電子写真式の画像形成装置では、感光体1上で現像部2により現像されて、転写ローラ3により転写紙4上に転写された後の残トナーを、一般的にはポリウレタンゴムでできたクリーニングブレード5により感光体1から掻き落とし、クリーニングするようになっている。また、このクリーニングブレード5で掻き落としたトナー6が廃トナー回収部7から漏れないように、クリーニングブレード5の側面をスポンジや毛ブラシでできた弾性体のサイドシール8によりシールしている。図中9は帯電ローラ、矢印zは感光体1の回転方向を示す。
【0003】
しかしながら、サイドシール8ではクリーニングブレード5からのトナー漏れを防止することが困難であった。すなわち、サイドシール8をクリーニングブレード5の側面に密着させすぎると、クリーニングブレード5の端部に無理な力が加わり、端部クリーニング不良といった問題を発生させ、図1(C)に矢印cで示すようなトナー漏れが生じてしまうためである。
【0004】
そして、クリーニングブレード5端部とサイドシール8の密着が不完全で、トナーが漏れてしまうことが多く発生すると、漏れたトナーによって画像上に黒筋が生じたり、トナー飛散等の問題が起きていた。
【0005】
本発明は、このような従来の問題を解決し、クリーニングブレード端部からトナーが漏れても、画像上の黒筋発生やトナー飛散等の問題の発生を防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、上記目的を達成するために、静電潜像を担持する像担持体と、
該像担持体の潜像を現像する現像装置と、
該現像装置により現像された上記像担持体上のトナー像を転写した後に上記像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング装置と、を有する電子写真式の画像形成装置において、
上記クリーニング装置は、上記像担持体の表面に当接して残留したトナーを掻き落とす第1クリーニング部材と、該クリーニング部材の長手方向両側端部からのトナー漏れを低減させるサイドシール部材とを有し、
上記像担持体の回転方向において上記クリーニング装置の下流側であって上記現像装置の上流側となる位置、且つ上記長手方向において上記クリーニング部材と上記サイドシール部材との境界部分の位置に、上記クリーニング装置と別体であり上記トナー漏れによる上記像担持体の表面上のトナーを回収する第2クリーニング部材を有し、
該第2クリーニング部材のみが上記長手方向に往復運動可能であることを特徴とする。
【0007】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置において、上記第2のクリーニング部材が上記像担持体の内側方向に向かって、上記現像装置による現像領域内側まで伸びていることを特徴とする。
【0008】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項2の画像形成装置において、上記第2のクリーニング部材の、上記像担持体の回転方向に対して上流側端部が、上記像担持体の回転方向の上流側から下流側に向かって斜めになっていることを特徴とする。
【0009】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置において、
前記第2クリーニング部材を、上記像担持体を一様に帯電させる帯電装置の帯電ローラ表面をクリーニングする帯電クリーニング部材と一体的に設けることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお以下では従来と共通する部分には共通する符号を付すにとどめ重複する説明は省略する。
【0011】
図2は本発明に係る電子写真式の画像形成装置の一実施形態を示す。図2(A)は側面断面図、同(B)は上方から見た斜視図、同(C)は第2クリーニング部材を側方から見た拡大正面図である。この装置では、クリーニング部における感光体1の回転方向に対して下流側、現像装置2より上流側、ここでは帯電ローラ9にクリーナー部10を設け、そこにクリーニングブレード5とサイドシール8の境界部から漏れたトナーをクリーニングする第2クリーニング部材12が設けてある。
【0012】
この第2クリーニング部材12は、スポンジ、毛ブラシといった弾性体からできており、感光体1の回転方向に対して上流端部が上流側から下流側に向かって斜めになり、内側端部は現像領域Pまでのびている。また、このクリーニング部材12は、帯電ローラ9のクリーニングブレード11とともに、感光体1の軸方向に往復揺動する(図2(B)に矢印で示す)。
【0013】
そしてクリーニングブレード5の端部とサイドシール8の境界部分から漏れ出たトナーは、クリーニングブレード5と現像部2の間にあるこの帯電ローラ9の第2クリーニング部材12によりクリーニングされる。さらに、この第2クリーニング部材12にクリーニングされて溜まったトナーは、やがて感光体1の回転により第2クリーニング部材についた斜めのテーパに従って内側に移動して、第2クリーニング部材12の内側端から現像領域Pに戻され、現像部2に回収される(図C中に矢印rで示す)。このため、クリーニングブレード5端部とサイドシール8の境界部から漏れ出たトナーによる画像上の黒筋や、トナー飛散といった問題の発生を防止できる。
【0014】
また、この第2クリーニング部材12は、帯電ローラ3のクリーニング部材11とともに揺動するので、トナー漏れ部をクリーニングするクリーニング部材の実質的な面積が大きくなり、局所的な目詰まりといった、クリーニング能力の局所的な低下が抑えられ、クリーニング部材5、11、12の寿命が長くなり、また、クリーニングされ溜まったトナーは揺り動かされるので、内側へ移動しやすくなり、現像部2への漏れトナーの回収が効率的になる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、クリーニングブレードとサイドシールの間から漏れるトナーを像担持体回転方向下流側にあるクリーニング部材でクリーニングするので、漏れトナーによる黒筋、トナー落ちなどの異常画像や、トナー飛散等の問題の発生を防止できるという効果がある。また局所的なクリーニング能力の低下を防止でき、クリーニング部材の寿命を長くすることができるという効果がある。
【0017】
請求項2に係る画像形成装置は、以上説明してきたように、クリーニング部材が、現像領域内側まであるので、クリーニング部材に溜まった漏れトナーが感光体上現像領域を回転移動して現像部に回収されるために、上記共通の効果に加え、クリーニング部材から漏れ落ちたトナーによるトナー飛散等の問題の発生を防止できるという効果がある。
【0018】
請求項3に係る画像形成装置は、請求項2と共通の効果に加え、クリーニング部材に溜まった漏れトナーを感光体上の現像領域へ移動しやすくするという効果がある。像担持体周りは、帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などが密集しており、帯電ローラ表面をクリーニングする帯電クリーニング部材と第2クリーニング部材とを一体化したことにより、省スペース化を図ることができる。
また請求項4に係る画像形成装置は、上記各請求項と共通の効果に加え、帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置などが密集している像担持体周りを考慮し、帯電ローラ表面をクリーニングする帯電クリーニング部材と第2クリーニング部材とを一体化したことにより、像担持体周りの省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子写真式の画像形成装置の一例を示し、(A)は側面断面図、(B)は上方から見た斜視図、(C)は下方から見た底面図である。
【図2】本発明に係る電子写真式の画像形成装置の一実施形態を示し、(A)は側面断面図、(B)は上方から見た斜視図、(C)は第2クリーニング部材を側方から見た拡大正面図である。
【符号の説明】
1 感光体
2 現像部
3 転写ローラ
4 転写紙
5 クリーニングブレード
6 クリーニングブレードで掻き落としたトナー
7 廃トナー回収部
8 サイドシール
9 帯電ローラ
10 帯電ローラのクリーナー部
11 クリーニングブレード
12 第2クリーニング部材
c トナー漏れ
z 感光体の回転方向
P 現像領域
Claims (1)
- 静電潜像を担持する像担持体と、
該像担持体の潜像を現像する現像装置と、
該現像装置により現像された上記像担持体上のトナー像を転写した後に上記像担持体上に残留したトナーを回収するクリーニング装置と、を有する電子写真式の画像形成装置において、
上記クリーニング装置は、上記像担持体の表面に当接して残留したトナーを掻き落とす第1クリーニング部材と、該クリーニング部材の長手方向両側端部からのトナー漏れを低減させるサイドシール部材とを有し、
上記像担持体の回転方向において上記クリーニング装置の下流側であって上記現像装置の上流側となる位置、且つ上記長手方向において上記クリーニング部材と上記サイドシール部材との境界部分の位置に、上記クリーニング装置と別体であり上記トナー漏れによる上記像担持体の表面上のトナーを回収する第2クリーニング部材を有し、
該第2クリーニング部材のみが上記長手方向に往復運動可能であることを特徴とする画像形成装置。
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