JP5177493B2 - 転写ベルト装置、これを用いた画像形成装置 - Google Patents

転写ベルト装置、これを用いた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機のような電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関する。
転写ベルトの駆動装置において、ベルトの駆動に伴って軸方向ずれ(蛇行)が発生し、ベルト端部が破損してしまい装置としての耐久性が確保できないという問題がある。これを抑制するために、特許文献1に開示されている発明のように、エンドレスベルト内周、両端ないし片端にゴムガイドを設置し、エンドレスベルトを張架するローラにガイド溝を設けてベルト蛇行を防止する手法が公知であるが、ハンドリング性が悪く、ベルトにゴムガイドを取り付ける作業を行う必要上、生産作業性が悪いという欠点がある。また、ある程度の厚みをもったゴムガイドに対するガイド溝をベルトの各張架ローラに設ける必要上、ローラ径の大型化、ひいては装置全体の大型化を伴うという欠点がある。
また、特許文献2に開示されている発明のように、ベルトを張架するローラの傾き補正をすることで、ベルトの蛇行を防止する手法が公知であるが、ベルト蛇行検知手段、ローラ傾き補正手段等の複雑な構成が必要であり、コストアップし装置全体の大型化してしまうという欠点がある。
さらに、特許文献3に開示されている発明のように、ベルトを張架するローラの端部にベルト突き当て部材を設けてベルト蛇行を防止する手法が公知であるが、各張架ローラの位置公差ずれや、ベルトテンションの軸方向偏差、各張架ローラの摩擦係数の軸方向偏差などにより、ベルト軸方向寄り力が過剰に発生してしまうため、ベルト端部の座屈を長期間に渡り安定して抑制し続けることは困難である。
特許第3523503号公報 特許第3223771号公報 特許第3837246号公報
本発明は、こうした問題にかんがみてなしたものであり、装置全体の小型化、最小限の部材で生産作業性の高い構成することによる低コスト化を達成することが本発明の目的である。
エンドレスベルトの蛇行をローラの軸方向端面に設けたフランジを用いて抑制する構成では、ベルト裏面に設けられているブロック体とローラ端面との衝突時の衝撃が生じないなどの利点がある反面、次のような問題がある。
エンドレスベルトの端面をフランジに突き当てる構成においては、ベルトが掛け回されているローラ間での位置公差ずれやローラの軸線傾きなどによりローラ軸方向でベルトに生じる張力偏差が発生することがあると、ベルトの幅方向での寄り力が過剰に発生する。また、寄り力の過剰な発生は、ローラの摩擦係数が軸方向で異なっているような場合にも起こる。
ベルトが幅方向で過剰な寄り力を発生すると、フランジに突き当たった際にベルトに座屈が発生し、この状態が長期間継続するとベルトの耐久性が損ねられてしまう。そこで、ベルトの耐久性を考慮して高剛性を有したベルトを用いることも可能であるが、コストの上昇を招くという新たな問題が生じる。
そこで本発明の目的は、上記従来のベルト装置における上述のような問題にかんがみ、コスト上昇を招くことなく簡易な構成により、エンドレスベルトの耐久性および異常画像の発生防止がそれぞれ可能な構成を備えた転写ベルト装置および画像形成装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る転写ベルト装置は、
トナー画像転写用のエンドレスベルトを張架するローラ端部に配置した突き当て部材によりエンドレスベルトの寄りを規制するベルト駆動装置と、
前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍該エンドレスベルト外周面を押さえる押さえ部材と、
前記エンドレスベルト上の残トナーを取り除くクリーニング部材とを備え付けた転写ベルト装置において、
前記エンドレスベルトの表面に当接すると共に該当接する部分を前記エンドレスベルトの幅方向で中央に向かうにつれて前記エンドレスベルトの移動方向下流側に傾斜させて前記エンドレスベルト上の残トナーが前記押さえ部材へ当たらないようにする漏れトナー回避部材を前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で前記押さえ部材よりも前記エンドレスベルトの移動方向上流側に配置し
前記漏れトナー回避部材を、前記エンドレスベルト搬送方向の移動方向最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置し、
前記漏れトナー回避部材と前記押さえ部材とを一体構成とした、
ことを特徴とする。
同請求項2に係るものは、
トナー画像転写用のエンドレスベルトを張架するローラ端部に配置した突き当て部材によりエンドレスベルトの寄りを規制するベルト駆動装置と、
前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で該エンドレスベルト外周面を押さえる押さえ部材と、
前記エンドレスベルト上の残トナーを取り除くクリーニング部材とを備え付けた転写ベルト装置において、
前記エンドレスベルトの表面に当接すると共に該当接する部分を前記エンドレスベルトの幅方向で中央に向かうにつれて前記エンドレスベルトの移動方向下流側に傾斜させて前記エンドレスベルト上の残トナーが前記押さえ部材へ当たらないようにする漏れトナー回避部材を前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で前記押さえ部材よりも前記エンドレスベルトの移動方向上流側に配置し、
記漏れトナー回避部材を前記エンドレスベルト搬送方向の移動方向最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置するとともに、前記最下流に位置するプロセスカートリッジのいずれかのユニットに備え付けた、
ことを特徴とする。
同請求項3に係るものは、請求項1または2に記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材は該漏れトナー回避部材に掛かる力のスラスト方向で見て、前記エンドレスベルト内側に傾斜をもって配置されていることを特徴とする。
同請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材から前記エンドレスベルトの内側へ移動したトナーを前記クリーニング部材にて回収することを特徴とする。
同請求項5に係るものは、請求項1から4のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がブレード形状であることを特徴とする。
同請求項6に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がカウンタ方向で前記エンドレスベルトと当接していることを特徴とする。
同請求項7に係るものは、請求項1から6のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がウレタンゴム製であることを特徴とする。
同請求項8に係るものは、請求項1から6のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記クリーニング部材がクリーニングブレードであり、ブレード端部にトナーシール材を備え、前記漏れトナー回避部材が前記エンドレスベルト上の画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端部と同位置もしくは内側に配置されてなることを特徴とする。
同請求項9に係る画像形成装置は、請求項1から8のいずれかに記載の転写ベルト装置を備え潜像形成手段である露光装置によって画像情報が露光される感光体と、露光された該感光体上に可視像を形成する現像ローラと、前記感光体から前記転写ベルト装置のエンドレスベルトまたは転写材へ転写することを特徴とする。
同請求項10に係るものは、請求項9の画像形成装置において、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部が、前記感光体の外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項11に係るものは、請求項画像形成装置において、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端が、前記現像ローラの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項12に係る画像形成装置は、請求項9から11のいずれかの画像形成装置において前記現像ローラ端部にトナーシール材を備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項13に係るものは、請求項9から12のいずれかの画像形成装置において、前記現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部が、前記規制ブレードの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項14に係るものは、請求項9から12のいずれかの画像形成装置において、前記現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードと、前記規制ブレード端部にトナーシール材とを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項15に係るものは、請求項から14のいずれかの画像形成装置であって、
前記感光体上に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記クリーニングブレード側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項16に係るものは、請求項から1のいずれかの画像形成装置であって、
前記感光体に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレード端部にトナーシール材とを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
同請求項17に係るものは、請求項15または16の画像形成装置であって、
前記感光体のクリーニングブレードの感光体回転方向上流側に入り口シールを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記入り口シールの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする。
本発明は、クリーニング部材端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図を参照して説明する。
図1に本発明の実施対象となる画像形成装置の概略を示す。図中1はφ24mmの円筒ドラム形の感光体であり、例えば周速120mm/sで回転している。感光体1の表面には帯電手段であるローラ形状の帯電器2が圧接されており、感光体1の回転により従動回転しており、図示しない高圧電源によりDCあるいはDCにACが重畳されたバイアスが印加されることで感光体1は一様に表面電位−500Vに帯電されている。
感光体1は潜像形成手段である露光手段3により画像情報が露光され、静電潜像が形成される。この露光工程はレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナやLEDなどで行われる。
図中4は現像手段である1成分接触現像器であり、図示しない高圧電源から供給される所定の現像バイアスによって、感光体1の静電潜像をトナー像として顕像化する。現像器4には1成分トナーが初期180g収納される。
図中10は感光体、帯電器、現像器が一体化されたプロセスユニットである。プロセスユニット10は並列に4個配設され、フルカラー画像形成時はブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順で可視像を形成し、各色の可視像が、当接される中間転写ベルト15に順次重ね転写されることでフルカラー画像が形成される。
中間転写ベルト15(以下、単にベルト15ということもある)は、エンドレスベルトであり、駆動兼2次転写対向ローラ21(後述する)、金属製のクリーニング対向ローラ16、1次転写ローラ5(後述する)、テンションローラ20(後述する)にて張架されており、図示しない駆動モータにより駆動ローラ21を介して回転駆動されるようになっている。なおベルト張力としてテンションローラ20の両側にてばねにより加圧している。テンションローラ20はΦ19mm、幅231mmのアルミニウム製パイプ形状であり、両端部には図2および図3のようなΦ22mmのフランジ26が圧入されベルト15の蛇行を規制する規制部材としている。なおベルト15の搬送方向は図2に示した矢印の向きである。
駆動ローラ21には、例えばポリウレタンゴム(肉厚0.3〜1mm)、薄層コーティングローラ(肉厚0.03〜0.1mm)等が使用可能であるが、本実施例では温度による径変化が小さいウレタンコーティングローラ(肉厚0.05、Φ19mm)を使用したものとして説明する。
1次転写部材5として、導電ブレードや導電スポンジローラ、金属ローラ等が使用可能であるが、本実施例ではφ8mmの金属ローラを用い、感光体1に対して中間転写ベルト15の移動方向に8mm、垂直上方向に1mmオフセット配置させた。感光体1に対して1次転写ローラ5に図示しない単独の高圧電源により所定の転写バイアス+500〜+1000Vを共通に印加させることで中間転写ベルト15を介して転写電界を形成し、感光体1上のトナー画像を中間転写ベルト15に転移させる。
図中17はトナーマークセンサ(TMセンサ)であり、正反射型や拡散型センサによってベルト15上のトナー像濃度、各色位置測定をおこない、画像濃度や色合わせを調整する。
図中32は中間転写ベルトクリーニングユニットであり、クリーニングブレード31により中間転写ベルト15上の転写残トナーを掻き取ることでクリーニングをおこなう。クリーニングブレード材質としては、厚さ1.5〜3mm、ゴム硬度65〜80°のウレタンゴムを使用し、中間転写ベルト15に対してカウンタ当接させている。掻き取られた転写残トナーは図示しないトナー搬送経路を通り中間転写体用廃トナー収納部33に収納される。ベルト15のクリーニングニップ部に該当する部分、あるいはクリーニングブレード31のエッジ部、の少なくとも一方は、組み付け時に潤滑剤、トナー、ステアリン酸亜鉛等の塗布剤が塗布されており、クリーニングニップ部におけるブレード捲れ上がりを防止するとともに、クリーニングニップ部にダム層を形成しクリーニング性能を高めている。
なお、中間転写ベルト15を張架している各ローラは、図示しない中間転写ベルトユニット側板によって中間転写ベルト15の両側より支持されている。
中間転写ベルト15に用いる材質としては、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、TPE(熱可塑性エラストマー)等にカーボンブラック等の導電性材料を分散させ樹脂フィルム状のエンドレスベルトとしたものが用いられるが、本実施例では引張弾性率1000〜2000MPaのTPEにカーボンブラックを添加した単層構造の構成で厚さ90〜160μm、幅230mmのベルトを用いた。
また中間転写ベルト15の抵抗としては、23℃50%RHの環境にて体積抵抗率10〜1011Ω・cm、表面抵抗率10〜1011Ω/□(共に三菱化学社製HirestaUP MCP−HT450にて測定、印加電圧500V、印加時間10秒)の範囲であることが望ましい。中間転写ベルト15の体積抵抗率および表面抵抗率が上述した範囲を超えると、中間転写ベルトが帯電するため、作像順の下流へ行くほど、設定電圧値を高く設定するなどの処置が必要となるため1次転写部へ単独の供給電源を使用する事が困難となる。これは転写工程、転写材剥離工程などで発生する放電によって中間転写ベルト15表面の帯電電位が高くなり、かつ自己放電が困難になるためであり、その対策には中間転写ベルト15の除電手段を設ける必要が生じる。また、体積抵抗率および表面抵抗率が上記範囲を下回ると、帯電電位の減衰が早くなるため自己放電による除電には有利となるが、転写時の電流が面方向に流れるためトナー飛び散りが発生してしまう。従って、本発明における中間転写ベルト15の体積抵抗率および表面抵抗率は上記範囲内とした。
図中25は2次転写ローラである。2次転写ローラ25はφ6mmのSUS等の金属芯金上に、導電性材料によって10〜1010Ωの抵抗値に調整されたウレタン等の弾性体を被覆することでφ19mm、幅222mmに構成されている。その材料としては、イオン導電性ローラ(ウレタン+カーボン分散、NBR、ヒドリン)や電子導電タイプのローラ(EPDM)等が用いられるが、本実施例ではΦ20mm、アスカーC硬度35〜50°のウレタンローラを用いた。ここで、2次転写ローラ25の抵抗値が上記範囲を超えると電流が流れ難くなるため、必要な転写性を得るためにはより高電圧を印加しなければならなくなり、電源コストの増大を招く。また、高電圧を印加する必要生じるため転写部ニップ前後の空隙にて放電が起こり、ハーフトーン画像上に放電による白ポチ抜けが発生する。これは低温低湿環境(例えば10℃15%RH)で顕著である。逆に、2次転写ローラ25の抵抗値が上記範囲を下回ると同一画像上に存在する複数色画像部(例えば3色重ね像)と単色画像部との転写性が両立できなくなる。これは、2次転写ローラ25の抵抗値が低いため、比較的低電圧で単色画像部を転写するのに十分な電流が流れるが、複数色画像部を転写するには単色画像部に最適な電圧よりも高い電圧値が必要となるため、複数色画像部を転写できる電圧に設定すると単色画像では転写電流過剰となり転写効率の低減を招くからである。
なお、2次転写ローラ25の抵抗値測定は、導電性の金属製板にローラ25を設置し、芯金両端部にそれぞれ片側4.9Nの荷重を掛けた状態にて、芯金と前記金属製板との間に1kVの電圧を印加した時に流れる電流値から算出した。
転写材22は給紙搬送ローラ23、レジストローラ対24によって、中間転写ベルト15表面のトナー画像先端部が2次転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙され、図示しない高圧電源により所定の転写バイアスを印加することで中間転写ベルト15上のトナー画像が転写材22に転移する。本構成において、給紙は縦型パスをとっている。転写材22は2次転写対向ローラ21の曲率によって中間転写ベルト15から分離され、転写材22に転写されたトナー画像は定着手段40によって定着されたあと排紙される。
さらに、本実施例では転写材22の種類によって定着時のプロセス速度を変更するようにした。具体的には坪量100g/m紙以上の転写材を用いる場合にはプロセス速度を半速となるようにし、定着ローラ対によって構成される定着ニップを転写材が通常プロセス速度の2倍の時間を掛けて通過することで、トナー画像の定着性を確保できるようにしている。
押さえ部材について補足的な説明を行う。
以上のような構成を備えた画像形成装置においては、中間転写ベルト15が、テンションローラ20に設けられているフランジ部26により幅方向端面を突き当てることで蛇行を抑止されるようになっているが、本実施例では、前述した理由により端面を突き当てた場合に発生する中間転写ベルト15の座屈変形を抑止する構成が設けられている。
以下、この構成について説明する。
図17は、中間転写ベルト15の座屈変形防止構造の原理を説明する模式図である。同図においてテンションローラ20に装備されているフランジ26と中間転写ベルト15との接触位置近傍には、中間転写ベルト15の厚さ方向で中間転写ベルト15の表面(この場合の表面とは、感光体1と対向する表面をいう)側からこれを押圧して中間転写ベルト15に発生するうねりを抑止する押さえ部材50Aがホルダ51を介して設けられている。
押さえ部材50Aは、テンションローラ20の軸方向に平行する中間転写ベルト20の幅方向で画像形成領域外に位置し、特に、突き当て部材に相当するフランジ26に当接する中間転写ベルト15の端面近傍が押さえられる位置となるように配置されている。このような押さえ部材50Aは、中間転写ベルト20の表面を押圧する際に、中間転写ベルト20の移動に抵抗とならないように摺動可能な部材であり、このための材質として、摺動性樹脂である摺動POM、摺動ABSや、摺動スポンジ、フェルト材等が用いられている。また、中間転写ベルト20の幅方向における押さえ部材50Aの押圧面での寸法としては、中間転写ベルト15上の画像領域として、A4紙横サイズ210mmおよびレター紙横サイズ216mm以上を確保する必要があるため、例えば押さえ部材50Aの横幅は2〜5mmとしてある。
中間転写ベルト15を挟んでテンションローラ20と対峙した状態で中間転写ベルト15を押圧する押さえ部材50Aは、図18に示すように、中間転写ベルト15が周面に掛け回されているテンションローラ20の回転方向において中間転写ベルト15が前記周面に接触し始める側に相当する上流側に配置されている。これにより、中間転写ベルト15に対して張力が発生する牽引側に押さえ部材50Aが位置することとなり、張力という外力が作用した際に座屈変形が発生しやすい展張面側を対象として座屈変形の発生を抑止しやすくしている。
本発明の実施形態の1つとして、図4に漏れトナー回避部材52が押さえ部材50よりも上流側に配置した転写ベルト装置の一部を示す。これにより、漏れトナー回避部材52側に進入したトナーが順次転写ベルト15の内側へ流れていく。漏れトナー回避部材52の材質としては、摺動性樹脂である摺動POM、摺動ABS、または弾性体であるウレタンゴム等が使用可能である。中間転写ベルト15上の画像領域として、A4紙横サイズ210mmおよびレター紙横サイズ216mm以上を確保する必要があるため、漏れトナー回避部材52の横幅は5mm以下とした。これにより、画像を乱すことなく、押さえ部材50のトナー汚れを防ぐことが可能となる。
図5、図6は漏れトナー回避部材52の取り付け位置についての構成を示している。図5では、押さえ部材50と一体構成として配置した。一方、図6では、最下流に位置するプロセスカートリッジのユニット下部に配置した構成となっている。
図7は、転写ベルト15上のクリーニングブレード位置31と漏れトナー回避部材52のスラスト方向の位置を示した図である。
図8のようにクリーニングブレードには、その端部にトナーシール材31Aを備えている。このトナーシール材は、スポンジ材が使用でき、ブレード端部からのトナー漏れを防ぐ機能を有する。しかし、直径10μm以下のトナーは、ブレードとシール材の僅かな隙間から漏れてくることがある。この時、ベルトの下流に位置する押さえ部材に漏れてきたトナーが衝突すると、押さえ部材近傍でトナーが舞い、画像形成装置内部を汚してしまうという問題がある。本実施形態にように、漏れトナー回避部材52がトナーシール材よりも内側に位置した場合、押さえ部材にトナーを衝突させることなく、ベルト内側にトナーを流すことが可能なので、装置内部を汚すことがなくなる。同様の原理は、トナーが漏れてくる可能性のあるすべての箇所について成立する。
図16に、現像器の側面図を示す。転写材に可視像を形成する上で、露光、現像、転写というプロセスを経る。図示しないトナーボトル内のトナーの一部は供給ローラ11に付着しており、その回転に伴って現像ローラ8にトナーがのせられる。現像ローラ上のトナー層を均一に保つために、規制ブレード9が現像ローラ上の不要なトナーを掻きとっている。一様にトナーが付着した現像ローラから、露光された感光体1上にトナーが移り、潜像から可視像を形成できる。感光体1上のトナーは、転写ベルト15に転写され、下流にて紙のような転写材に転写される。
ベルト15に転写されなかった残トナーは、入り口シール12を超えて感光体クリーニングブレード6によって掻き取られる。掻きとられた残トナーは、廃トナーとしてブレード6と入り口シール12の間に蓄えられ、図示しない搬送スクリューによって、廃トナータンクへと搬送される。
感光体1の端部、現像ローラ8の端部、規制ブレード9の端部、感光体クリーニングブレード6の端部、入り口シール12の端部は、いずれもその端部からトナーが漏れてくる可能性を有している。現像ローラ、規制ブレード、感光体クリーニングブレードには、その端部にそれぞれトナーシール材8A、9A、6A、を有しているが、組立を行う上でローラやブレードと、シール材のすべての隙間を確実にゼロにすることは不可能であり、0.5mm程度までの空隙が生じる。トナーの粒径が数μm程度のオーダーであることから、これらの隙間から微量のトナー漏れが生じる。
本実施形態のように、感光体(図9)、現像ローラ8(図10)、規制ブレード9(図12)、感光体クリーニングブレード6(図14)のそれぞれの端部、または、現像ローラ8の端部に配置されたトナーシール8A(図11)、規制ブレード9の端部に配置されたトナーシール9A(図13)、感光体クリーニングブレード6の端部に配置されたトナーシール6A(図15)の内端部よりも、漏れトナー回避部材52をスラスト方向でみて、内側に配置することで、装置内部を汚すことのない画像形成装置を提供できる。
なお図7は、転写ベルト15上の中間転写クリーニングブレード31と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図8は中間転写クリーニングブレード31の端部のトナーシール材と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図9は感光体1と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図10は現像ローラ8と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図11は現像ローラ8の端部のトナーシール材8Aと漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図12は規制ブレード9と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図13は規制ブレード9の端部のトナーシール材9Aと漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図14は感光体クリーニングブレード6と漏れトナー回避部材52の位置を示した図、図15は感光体クリーニングブレード6の端部のトナーシール材6Aと漏れトナー回避部材52の位置を示した図である。
またなお、上述のように、漏れトナー回避部材をベルト搬送方向の最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置することで、上流のプロセスカートリッジから漏れたトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
また漏れトナー回避部材を押さえ部材と一体にすることで部品点数が抑えられ、トナー回避部材を最下流に位置するプロセスカートリッジのユニットに備え付けて一体にすることでも部品点数が抑えられる。
また漏れトナー回避部材をスラスト方向でみて、ベルト内側に傾斜をもって配置することで、クリーニング部材端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防げる。漏れトナー回避部材からベルトの内側へ移動したトナーは、クリーニング部材にて回収すればよい。これにより、トナーが押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが可能になるとともに、クリーニングユニットで再回収させることで余分な機構を付ける必要がなく低コストで構成できる。
さらに、前記漏れトナー回避部材をブレード形状とし、クリーニング部材端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防げ、漏れトナー回避部材をカウンタ方向でベルトと当接させて、クリーニング部材端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防げる。
またさらに、漏れトナー回避部材をウレタンゴム製とすることで、クリーニング部材端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防げる。漏れトナー回避部材が最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置すれば、上流のプロセスカートリッジから漏れたトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。そして、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、トナーシール部材の内側端部と同位置か、もしくは内側に配置することで、クリーニングブレードとトナーシール材の空隙から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことができる。
また、潜像形成手段である露光装置によって、画像情報が露光される感光体と、露光された感光体上に可視像を形成する現像ローラと、感光体から転写ベルトまたは転写材へ転写する転写ベルト装置として画像形成装置において用いれば、押さえ部材を設置することで、ベルト端部の寄り規制部での座屈を抑制することができ、安価で小型な構成で画像形成装置の製品寿命を延ばすことができるとともに、クリーニングブレード端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防いだ画像形成装置を提供できる。
また漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、感光体の外側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、感光体端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
さらに、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、現像ローラの外側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、現像ローラ端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが、現像ローラ端部にトナーシール材を備え、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、トナーシール材の内側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、現像ローラとトナーシール材の空隙から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
また現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードを備え、漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつベルトに対して内側の端部は、規制ブレードの外側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、規制ブレード端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
さらに、現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードと、規制ブレード端部にトナーシール材とを備え、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、トナーシール材の内側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、規制ブレードとトナーシール材の空隙から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
また感光体上に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードを備え、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、クリーニングブレードの外側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、クリーニングブレード端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
また、感光体上に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、クリーニングブレード端部にトナーシール材とを備え、漏れトナー回避部材を画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、トナーシール材の内側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、クリーニングブレードとトナーシール材の空隙から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
そして、感光体のクリーニングブレードの感光体回転方向上流側に入り口シールを備え、漏れトナー回避部材は画像領域外に配置し、かつベルトに対して内側の端部は、入り口シールの外側端と同位置か、もしくは内側に配置することで、入り口シール端部から漏れ出すトナーが、ベルト搬送方向の下流に配置した押さえ部材に衝突し、トナーの飛散が生じることを防ぐことが出来る。
本発明の実施対象となる画像形成装置の概略を示す図 中間転写ベルトをローラに掛け回した状態の斜視図 中間転写ベルトをローラに掛け回した状態の正面断面図 漏れトナー回避部材が押さえ部材よりも上流側に配置した転写ベルト装置の一部を示す図 漏れトナー回避部材の取り付け位置についての構成を示す図 漏れトナー回避部材の取り付け位置についての構成を示す図 転写ベルト上のクリーニングブレード位置と漏れトナー回避部材のスラスト方向の位置を示した図 クリーニングブレードの端部にトナーシール材を備えていることを示す図 感光体を示す図 現像ローラを示す図 現像ローラの端部に配置されたトナーシールを示す図 規制ブレードを示す図 規制ブレード端部のトナーシール材と漏れトナー回避部材の位置を示した図 感光体クリーニングブレードと漏れトナー回避部材の位置を示した図 感光体クリーニングブレード端部のトナーシール材と漏れトナー回避部材の位置を示した図 現像器の側面図 中間転写ベルトの座屈変形防止構造の原理を説明する模式図 押さえ部材が中間転写ベルトを挟んでテンションローラと対峙した状態の模式図
符号の説明
1:感光体
2:帯電器
3:露光手段
4:1成分接触現像器
5:1次転写部材
6:感光体クリーニングブレード
6A、8A、9A:トナーシール材
8:現像ローラ
9:規制ブレード
10:プロセスユニット
11:供給ローラ
12:入り口シール
15:中間転写ベルト
16:クリーニング対向ローラ
17:トナーマークセンサ(TMセンサ)
20:テンションローラ
21:駆動兼2次転写対向ローラ
22:転写材
23:給紙搬送ローラ
24:レジストローラ対
25:2次転写ローラ
26:フランジ部
31:中間転写クリーニングブレード
31A:トナーシール材
33:中間転写体用廃トナー収納部
40:定着手段
51:次転写ローラ
50、50A:押さえ部材
51:ホルダ
52:漏れトナー回避部材

Claims (17)

  1. トナー画像転写用のエンドレスベルトを張架するローラ端部に配置した突き当て部材によりエンドレスベルトの寄りを規制するベルト駆動装置と、
    前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍該エンドレスベルト外周面を押さえる押さえ部材と、
    前記エンドレスベルト上の残トナーを取り除くクリーニング部材とを備え付けた転写ベルト装置において、
    前記エンドレスベルトの表面に当接すると共に該当接する部分を前記エンドレスベルトの幅方向で中央に向かうにつれて前記エンドレスベルトの移動方向下流側に傾斜させて前記エンドレスベルト上の残トナーが前記押さえ部材へ当たらないようにする漏れトナー回避部材を前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で前記押さえ部材よりも前記エンドレスベルトの移動方向上流側に配置し
    前記漏れトナー回避部材を、前記エンドレスベルト搬送方向の移動方向最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置し、
    前記漏れトナー回避部材と前記押さえ部材とを一体構成とした、
    ことを特徴とする転写ベルト装置。
  2. トナー画像転写用のエンドレスベルトを張架するローラ端部に配置した突き当て部材によりエンドレスベルトの寄りを規制するベルト駆動装置と、
    前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で該エンドレスベルト外周面を押さえる押さえ部材と、
    前記エンドレスベルト上の残トナーを取り除くクリーニング部材とを備え付けた転写ベルト装置において、
    前記エンドレスベルトの表面に当接すると共に該当接する部分を前記エンドレスベルトの幅方向で中央に向かうにつれて前記エンドレスベルトの移動方向下流側に傾斜させて前記エンドレスベルト上の残トナーが前記押さえ部材へ当たらないようにする漏れトナー回避部材を前記突き当て部材と前記エンドレスベルトとの接触部近傍で前記押さえ部材よりも前記エンドレスベルトの移動方向上流側に配置し、
    記漏れトナー回避部材を前記エンドレスベルト搬送方向の移動方向最下流にあるプロセスカートリッジよりも下流側に配置するとともに、前記最下流に位置するプロセスカートリッジのいずれかのユニットに備え付けた、
    ことを特徴とする転写ベルト装置。
  3. 請求項1または2に記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材は該漏れトナー回避部材に掛かる力のスラスト方向で見て、前記エンドレスベルト内側に傾斜をもって配置されていることを特徴とする転写ベルト装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材から前記エンドレスベルトの内側へ移動したトナーを前記クリーニング部材にて回収することを特徴とする転写ベルト装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がブレード形状であることを特徴とする転写ベルト装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がカウンタ方向で前記エンドレスベルトと当接していることを特徴とする転写ベルト装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記漏れトナー回避部材がウレタンゴム製であることを特徴とする転写ベルト装置。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載の転写ベルト装置において、前記クリーニング部材がクリーニングブレードであり、ブレード端部にトナーシール材を備え、前記漏れトナー回避部材が前記エンドレスベルト上の画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端部と同位置もしくは内側に配置されてなることを特徴とする転写ベルト装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の転写ベルト装置を備え潜像形成手段である露光装置によって画像情報が露光される感光体と、露光された該感光体上に可視像を形成する現像ローラと、前記感光体から前記転写ベルト装置のエンドレスベルトまたは転写材へ転写することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部が、前記感光体の外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項画像形成装置において、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端が、前記現像ローラの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項9から11のいずれかの画像形成装置において前記現像ローラ端部にトナーシール材を備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項9から12のいずれかの画像形成装置において、前記現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部が、前記規制ブレードの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項9から12のいずれかの画像形成装置において、前記現像ローラ上のトナーを表面均一に分布するように規制する規制ブレードと、前記規制ブレード端部にトナーシール材とを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材の内側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項から14のいずれかの画像形成装置であって、
    前記感光体上に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記クリーニングブレード側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項から1のいずれかの画像形成装置であって、
    前記感光体に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、前記クリーニングブレード端部にトナーシール材とを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記トナーシール材側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  17. 請求項15または16の画像形成装置であって、
    前記感光体のクリーニングブレードの感光体回転方向上流側に入り口シールを備え、前記漏れトナー回避部材は画像領域外に配置され、かつ前記エンドレスベルトに対して内側の端部は、前記入り口シールの外側端と同位置もしくは内側に配置されることを特徴とする画像形成装置。
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