JPH0675510A - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JPH0675510A JPH0675510A JP22745092A JP22745092A JPH0675510A JP H0675510 A JPH0675510 A JP H0675510A JP 22745092 A JP22745092 A JP 22745092A JP 22745092 A JP22745092 A JP 22745092A JP H0675510 A JPH0675510 A JP H0675510A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 常時、小粒子径のトナーが大量にクリーニン
グ装置に突入しても、確実に像担持体表面から除去し、
かつ外添剤等の像担持体表面への固着をなくすことによ
り、長期にわたって良好な画質を維持する。 【構成】 像担持体表面のクリーニング装置において、
像担持体表面に近接して配置された導電性材料で構成さ
れた第1のロール部材と、像担持体の移動方向に対して
下流部に設けられた弾性材料で構成された第2のロール
部材と、第1および第2のロール部材に張架された無端
のクリーニングベルトと、第1のロール部材にトナーの
極性と逆極性のバイアスを印加するバイアス印加手段と
を包含し、第1のロール部材に架かるクリーニングベル
トの部分は、像担持体表面に対して所定の間隙を有して
非接触に保持され、第2のロール部材に架かるクリーニ
ングベルトの部分は、像担持体表面に対して所定圧力で
接触させられ、クリーニングベルトは像担持体表面の移
動方向とは逆方向に移動するように駆動されることを特
徴とするクリーニング装置。
グ装置に突入しても、確実に像担持体表面から除去し、
かつ外添剤等の像担持体表面への固着をなくすことによ
り、長期にわたって良好な画質を維持する。 【構成】 像担持体表面のクリーニング装置において、
像担持体表面に近接して配置された導電性材料で構成さ
れた第1のロール部材と、像担持体の移動方向に対して
下流部に設けられた弾性材料で構成された第2のロール
部材と、第1および第2のロール部材に張架された無端
のクリーニングベルトと、第1のロール部材にトナーの
極性と逆極性のバイアスを印加するバイアス印加手段と
を包含し、第1のロール部材に架かるクリーニングベル
トの部分は、像担持体表面に対して所定の間隙を有して
非接触に保持され、第2のロール部材に架かるクリーニ
ングベルトの部分は、像担持体表面に対して所定圧力で
接触させられ、クリーニングベルトは像担持体表面の移
動方向とは逆方向に移動するように駆動されることを特
徴とするクリーニング装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において転写後に感光体等の像担持体表面に
付着したトナー等の現像剤を除去するクリーニング装置
に関するものである。
像形成装置において転写後に感光体等の像担持体表面に
付着したトナー等の現像剤を除去するクリーニング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真複写機等の画像形成
装置におけるクリーニング装置としては、ゴムなどの弾
性材料からなるクリーニングブレードを用い、その一端
のエッジを感光体等の像担持体の表面に当接させて、表
面に付着したトナー等の現像剤を除去するような構成が
よく知られている。このクリーニング装置のメリット
は、構成が簡単でコストも安価であり、トナーの除去を
効率的に行えるという点である。
装置におけるクリーニング装置としては、ゴムなどの弾
性材料からなるクリーニングブレードを用い、その一端
のエッジを感光体等の像担持体の表面に当接させて、表
面に付着したトナー等の現像剤を除去するような構成が
よく知られている。このクリーニング装置のメリット
は、構成が簡単でコストも安価であり、トナーの除去を
効率的に行えるという点である。
【0003】しかし、この方式では、クリーニングブレ
ードの当接エッジを長期にわたって均一な圧力で安定し
て像担持体表面に当接させる必要があるが、エッジへの
トナーの融着、紙粉の引っ掛かり、ブレード材料の劣化
によるエッジの欠け、などによるクリーニング不良の発
生が起こりやすい。また、画質の向上を達成するために
従来より極めて粒子径の小さなトナーを使用するシステ
ムにおいては、転写後の像担持体表面に付着したトナー
の付着力がファン・デル・ワールス力の増加に伴い極端
に高くなるため、本方式を使用した場合にはブレードの
当接圧力を高く設定しなければならない。そのため、ブ
レードと像担持体表面との摩擦力によりブレードめくれ
が発生しやすいという欠点がある。
ードの当接エッジを長期にわたって均一な圧力で安定し
て像担持体表面に当接させる必要があるが、エッジへの
トナーの融着、紙粉の引っ掛かり、ブレード材料の劣化
によるエッジの欠け、などによるクリーニング不良の発
生が起こりやすい。また、画質の向上を達成するために
従来より極めて粒子径の小さなトナーを使用するシステ
ムにおいては、転写後の像担持体表面に付着したトナー
の付着力がファン・デル・ワールス力の増加に伴い極端
に高くなるため、本方式を使用した場合にはブレードの
当接圧力を高く設定しなければならない。そのため、ブ
レードと像担持体表面との摩擦力によりブレードめくれ
が発生しやすいという欠点がある。
【0004】上記のような小粒子径トナーを使用するシ
ステムにおける有効なクリーニング方法として、例えば
特開昭1−312578号公報に示されるようなものが
知られている。これは、図11に示すようにクリーニン
グブレード31の上流部に像担持体に接触回転する補助
ブラシ32を配設したもので、前述のようにファン・デ
ル・ワールス力などにより像担持体表面に強固に付着し
たトナーを、ブラシの回転接触による機械的力で像担持
体表面から一旦引き剥がすことによって、その付着力を
弱めてクリーニングブレードでクリーニングしやすくし
たものである。この方式の場合には、クリーニングブレ
ードだけの方式に比べて、ブレードの当接圧力をそれほ
ど高く設定しなくても小粒子径トナーのクリーニングを
行えるというメリットがある。
ステムにおける有効なクリーニング方法として、例えば
特開昭1−312578号公報に示されるようなものが
知られている。これは、図11に示すようにクリーニン
グブレード31の上流部に像担持体に接触回転する補助
ブラシ32を配設したもので、前述のようにファン・デ
ル・ワールス力などにより像担持体表面に強固に付着し
たトナーを、ブラシの回転接触による機械的力で像担持
体表面から一旦引き剥がすことによって、その付着力を
弱めてクリーニングブレードでクリーニングしやすくし
たものである。この方式の場合には、クリーニングブレ
ードだけの方式に比べて、ブレードの当接圧力をそれほ
ど高く設定しなくても小粒子径トナーのクリーニングを
行えるというメリットがある。
【0005】ところで、一般にトナーには、その粉体流
動性、帯電性、転写性、及びクリーニング性を確保する
ために外添剤と呼ばれるさらに粒子径(平均粒子径で約
1〜50ナノメートル)の小さな物質が混合されてい
る。この外添剤の混合量は、トナーの比表面積で決まる
ため、トナーの粒子径が小さければ小さいほど外添剤混
合量が多くなる。さらに、当然のことながら、画像形成
時にトナーの消費量が多ければ多いほどクリーニング部
に到達する外添剤も増える。例えば、4色のトナーを順
次現像してフルカラー画像を形成するようなシステムで
は、写真原稿等が多いため、消費されるトナー量が、通
常の白黒原稿に比べて約10倍以上も多く、このような
システムでは、外添剤量も非常に多い。
動性、帯電性、転写性、及びクリーニング性を確保する
ために外添剤と呼ばれるさらに粒子径(平均粒子径で約
1〜50ナノメートル)の小さな物質が混合されてい
る。この外添剤の混合量は、トナーの比表面積で決まる
ため、トナーの粒子径が小さければ小さいほど外添剤混
合量が多くなる。さらに、当然のことながら、画像形成
時にトナーの消費量が多ければ多いほどクリーニング部
に到達する外添剤も増える。例えば、4色のトナーを順
次現像してフルカラー画像を形成するようなシステムで
は、写真原稿等が多いため、消費されるトナー量が、通
常の白黒原稿に比べて約10倍以上も多く、このような
システムでは、外添剤量も非常に多い。
【0006】前記のシステムにおいて、前述したブレー
ドクリーニング方式、或いは、補助ブラシとクリーニン
グブレードを組み合わせたクリーニング方式では、ブレ
ードエッジ部に非常に小さな外添剤が凝集し、さらに像
担持体移動時のブレードエッジの振動(いわゆるスティ
ック−スリップ現像)に伴い、この凝集外添剤が像担持
体表面に固着し、フィルミング等の重大な画質欠陥を発
生させる。
ドクリーニング方式、或いは、補助ブラシとクリーニン
グブレードを組み合わせたクリーニング方式では、ブレ
ードエッジ部に非常に小さな外添剤が凝集し、さらに像
担持体移動時のブレードエッジの振動(いわゆるスティ
ック−スリップ現像)に伴い、この凝集外添剤が像担持
体表面に固着し、フィルミング等の重大な画質欠陥を発
生させる。
【0007】このような技術的課題を解決する手段とし
て、ベルト状のクリーニング部材、いわゆるウェッブに
よるクリーニング方式が、従来から良く知られている。
なかでも、特開昭60−6977号公報では、ベルトを
像担持体表面に近接させ、ベルトにトナーと逆極性のバ
イアスを印加すると共に、像担持体に超音波振動を与え
るものが記載されている。この方法では、かなり効率よ
くトナーを除去することが可能で、さらにトナーや外添
剤を像担持体表面に押し付けることがないから、それら
の像担持体表面への固着がない。しかし、この方法で
は、前述の如く付着力の強い非常に多量の外添剤を完全
に除去することは困難であるため、画像形成の繰り返し
に伴い、外添剤が像担持体に堆積して、やはり画質の劣
化が発生してしまう。
て、ベルト状のクリーニング部材、いわゆるウェッブに
よるクリーニング方式が、従来から良く知られている。
なかでも、特開昭60−6977号公報では、ベルトを
像担持体表面に近接させ、ベルトにトナーと逆極性のバ
イアスを印加すると共に、像担持体に超音波振動を与え
るものが記載されている。この方法では、かなり効率よ
くトナーを除去することが可能で、さらにトナーや外添
剤を像担持体表面に押し付けることがないから、それら
の像担持体表面への固着がない。しかし、この方法で
は、前述の如く付着力の強い非常に多量の外添剤を完全
に除去することは困難であるため、画像形成の繰り返し
に伴い、外添剤が像担持体に堆積して、やはり画質の劣
化が発生してしまう。
【0008】また、特開平3−196083号公報に
は、図12に示すようなベルト34の材質の一部に直径
15μm 以下の超極細繊維織物を用いたものが記載され
ている。この方式によれば、トナーの粒子径が小さくて
も十分にクリーニングすることが可能であるが、クリー
ニング装置に到達するトナー量が多い場合には、十分に
その機能を果たすことができないことがある。例えば、
前述のような4色のトナーを順次現像してフルカラー画
像を形成するようなシステムでは、写真現像等が多いた
め、消費されるトナー量が、通常の白黒原稿に比べて約
10倍以上も多い。そのため、像担持体表面へのベルト
の当接部においてトナーが溢れ、その一部がベルトをす
り抜けたり、像担持体へ固着したりする。
は、図12に示すようなベルト34の材質の一部に直径
15μm 以下の超極細繊維織物を用いたものが記載され
ている。この方式によれば、トナーの粒子径が小さくて
も十分にクリーニングすることが可能であるが、クリー
ニング装置に到達するトナー量が多い場合には、十分に
その機能を果たすことができないことがある。例えば、
前述のような4色のトナーを順次現像してフルカラー画
像を形成するようなシステムでは、写真現像等が多いた
め、消費されるトナー量が、通常の白黒原稿に比べて約
10倍以上も多い。そのため、像担持体表面へのベルト
の当接部においてトナーが溢れ、その一部がベルトをす
り抜けたり、像担持体へ固着したりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、常時、小粒子径のトナー
が大量にクリーニング装置に突入しても、確実に像担持
体表面から除去し、かつ外添剤等の像担持体表面への固
着をなくすことにより、長期にわたって良好な画質を維
持するようにしたクリーニング装置を提供するものであ
る。
事情に鑑みてなされたもので、常時、小粒子径のトナー
が大量にクリーニング装置に突入しても、確実に像担持
体表面から除去し、かつ外添剤等の像担持体表面への固
着をなくすことにより、長期にわたって良好な画質を維
持するようにしたクリーニング装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、像担持体表面のクリーニング装置にお
いて、像担持体表面に近接して配置された導電性材料で
構成された第1のロール部材11と、像担持体の移動方
向に対して下流部に設けられた弾性材料で構成された第
2のロール部材12と、第1および第2のロール部材に
張架された無端のクリーニングベルト3と、第1のロー
ル部材にトナーの極性と逆極性のバイアスを印加するバ
イアス印加手段4とを包含し、第1のロール部材に架か
るクリーニングベルトの部分は、像担持体表面に対して
所定の間隙を有して非接触に保持され、第2のロール部
材に架かるクリーニングベルトの部分は、像担持体表面
に対して所定圧力で接触させられ、クリーニングベルト
は像担持体表面の移動方向とは逆方向に移動するように
駆動されることを特徴とするものである。
1に示すように、像担持体表面のクリーニング装置にお
いて、像担持体表面に近接して配置された導電性材料で
構成された第1のロール部材11と、像担持体の移動方
向に対して下流部に設けられた弾性材料で構成された第
2のロール部材12と、第1および第2のロール部材に
張架された無端のクリーニングベルト3と、第1のロー
ル部材にトナーの極性と逆極性のバイアスを印加するバ
イアス印加手段4とを包含し、第1のロール部材に架か
るクリーニングベルトの部分は、像担持体表面に対して
所定の間隙を有して非接触に保持され、第2のロール部
材に架かるクリーニングベルトの部分は、像担持体表面
に対して所定圧力で接触させられ、クリーニングベルト
は像担持体表面の移動方向とは逆方向に移動するように
駆動されることを特徴とするものである。
【0011】さらに、より効果的にクリーニングを行う
ためには、クリーニング後にクリーニングベルト3に付
着したトナー等の付着物を除去するための除去ロール6
を設け、この除去ロール6とクリーニングベルト3にト
ナーの極性と逆極性のバイアスを印加するためのバイア
ス印加手段5を設けることが好ましい。このように、ク
リーニングベルト3の表面に除去ロール6を接触させ、
バイアス印加手段5によりトナーの極性と逆極性のバイ
アスを印加することにより、クリーニングベルト3の表
面にあるトナーや外添剤が除去される。
ためには、クリーニング後にクリーニングベルト3に付
着したトナー等の付着物を除去するための除去ロール6
を設け、この除去ロール6とクリーニングベルト3にト
ナーの極性と逆極性のバイアスを印加するためのバイア
ス印加手段5を設けることが好ましい。このように、ク
リーニングベルト3の表面に除去ロール6を接触させ、
バイアス印加手段5によりトナーの極性と逆極性のバイ
アスを印加することにより、クリーニングベルト3の表
面にあるトナーや外添剤が除去される。
【0012】また、クリーニングベルト3の表面を導電
性繊維からなるブラシで構成し、第2のロール部材に架
かるクリーニングベルト3を、像担持体1の表面に対し
て所定の干渉量で接触させることが好ましい。ここで干
渉量とは、第2のロール部材12を像担持体1に次第に
接近させていくときに、第2のロール部材12が、クリ
ーニングベルト3の表面またはブラシ繊維の先端と像担
持体表面とが接触し始めた地点から、像担持体の方へ移
動した距離で表される。
性繊維からなるブラシで構成し、第2のロール部材に架
かるクリーニングベルト3を、像担持体1の表面に対し
て所定の干渉量で接触させることが好ましい。ここで干
渉量とは、第2のロール部材12を像担持体1に次第に
接近させていくときに、第2のロール部材12が、クリ
ーニングベルト3の表面またはブラシ繊維の先端と像担
持体表面とが接触し始めた地点から、像担持体の方へ移
動した距離で表される。
【0013】また、クリーニングベルト3の表面を導電
性にすることにより、第2のロール部材12と像担持体
1の間にも電界が発生するようにしても良い。
性にすることにより、第2のロール部材12と像担持体
1の間にも電界が発生するようにしても良い。
【0014】
【作用】上述したような構成によれば、バイアス印加手
段4によりクリーニングベルト3を介して第1のロール
部材11と像担持体1の間に電界が発生し、大部分のト
ナーは、この電界により像担持体1の表面から第1のロ
ール部材11に飛翔し、クリーニングベルト3に捕獲さ
れる。
段4によりクリーニングベルト3を介して第1のロール
部材11と像担持体1の間に電界が発生し、大部分のト
ナーは、この電界により像担持体1の表面から第1のロ
ール部材11に飛翔し、クリーニングベルト3に捕獲さ
れる。
【0015】この時、像担持体1の表面には、僅かに残
ったトナーと粒子径の小さな外添剤の多くが存在する
が、これらは、第2のロール部材12のところで像担持
体1に接触しているクリーニングベルト3により、ある
程度の圧力を受けながら機械的に除去される。さらに、
バイアス印加手段5と除去ロール6を用いる場合には、
クリーニングベルト3と除去ロール6との間に電界が形
成され、それによりクリーニングベルト3に付着したト
ナー等の付着物が静電気的に除去される。
ったトナーと粒子径の小さな外添剤の多くが存在する
が、これらは、第2のロール部材12のところで像担持
体1に接触しているクリーニングベルト3により、ある
程度の圧力を受けながら機械的に除去される。さらに、
バイアス印加手段5と除去ロール6を用いる場合には、
クリーニングベルト3と除去ロール6との間に電界が形
成され、それによりクリーニングベルト3に付着したト
ナー等の付着物が静電気的に除去される。
【0016】このように、クリーニングベルト3の表面
に除去ロール6を接触させ、バイアス印加手段5により
トナーの極性と逆極性のバイアスを印加することによ
り、クリーニングベルト3の表面にあるトナーや外添剤
が除去される。
に除去ロール6を接触させ、バイアス印加手段5により
トナーの極性と逆極性のバイアスを印加することによ
り、クリーニングベルト3の表面にあるトナーや外添剤
が除去される。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発
明を詳細に説明する。図2は、本発明が適用されるクリ
ーニング装置の実施例1を含むデジタルカラー電子写真
複写機の構成を概略的に示したものである。同図におい
て、デジタルカラー電子写真複写機は、感光体21、帯
電器22、露光器23、トナー及びキャリアからなる二
成分現像剤を用いた現像ロータリー24、転写ロール2
5、定着器26、クリーニング装置10から構成されて
いる。
明を詳細に説明する。図2は、本発明が適用されるクリ
ーニング装置の実施例1を含むデジタルカラー電子写真
複写機の構成を概略的に示したものである。同図におい
て、デジタルカラー電子写真複写機は、感光体21、帯
電器22、露光器23、トナー及びキャリアからなる二
成分現像剤を用いた現像ロータリー24、転写ロール2
5、定着器26、クリーニング装置10から構成されて
いる。
【0018】この実施例において、まず、帯電器22に
より感光体21表面を均一に帯電する。露光器23によ
り光を当て、光の当たった部分の帯電電荷を除去し、静
電潜像を形成する。例えば、このデジタルカラー電子写
真複写機では、感光体21として有機感光体を用い、露
光器23としてレーザビーム光を用いる。これにより感
光体21表面は、帯電器22により負電荷を付与され、
レーザビーム光によりドット状にデジタル潜像が形成さ
れ、レーザビーム光の当たった部分に現像器24でトナ
ーを付与され可視像化される。現像ロータリー24は、
イエロー用241、マジェンタ用242、シアン用24
3、ブラック用244の4色分の現像器が、ロータリー
方式で順次感光体21表面に対向するようになってい
る。この場合、各現像器にはマイナスのバイアスが印加
され、いわゆる反転現像が行われる。
より感光体21表面を均一に帯電する。露光器23によ
り光を当て、光の当たった部分の帯電電荷を除去し、静
電潜像を形成する。例えば、このデジタルカラー電子写
真複写機では、感光体21として有機感光体を用い、露
光器23としてレーザビーム光を用いる。これにより感
光体21表面は、帯電器22により負電荷を付与され、
レーザビーム光によりドット状にデジタル潜像が形成さ
れ、レーザビーム光の当たった部分に現像器24でトナ
ーを付与され可視像化される。現像ロータリー24は、
イエロー用241、マジェンタ用242、シアン用24
3、ブラック用244の4色分の現像器が、ロータリー
方式で順次感光体21表面に対向するようになってい
る。この場合、各現像器にはマイナスのバイアスが印加
され、いわゆる反転現像が行われる。
【0019】次に、用紙カセット28から出た記録紙2
9が、転写ロール25に静電気的に吸着されながら転写
コロトロン30に到達し、転写ロール25および記録紙
29の裏側から転写コロトロン30によりトナーとは逆
極性の電荷を与えられ、静電気力によりトナー像が記録
紙29に転写される。この転写ロール25上の記録紙2
9は、所定の色の転写がすべて終了するまで転写ロール
25に吸着したままの状態で保持される。たとえば、4
色のフルカラーモードでは、記録紙29は、転写ロール
25上を吸着したままの状態で転写コロトロン30の部
分を4回通過する。すべての転写が終了した後、記録紙
29上のトナー像は、熱あるいは圧力を加え、記録紙2
9に融着させて永久像とする。一方、転写されずに感光
体21に残ったトナーTはクリーニング装置10で除去
され、再び次のサイクルが繰り返される。
9が、転写ロール25に静電気的に吸着されながら転写
コロトロン30に到達し、転写ロール25および記録紙
29の裏側から転写コロトロン30によりトナーとは逆
極性の電荷を与えられ、静電気力によりトナー像が記録
紙29に転写される。この転写ロール25上の記録紙2
9は、所定の色の転写がすべて終了するまで転写ロール
25に吸着したままの状態で保持される。たとえば、4
色のフルカラーモードでは、記録紙29は、転写ロール
25上を吸着したままの状態で転写コロトロン30の部
分を4回通過する。すべての転写が終了した後、記録紙
29上のトナー像は、熱あるいは圧力を加え、記録紙2
9に融着させて永久像とする。一方、転写されずに感光
体21に残ったトナーTはクリーニング装置10で除去
され、再び次のサイクルが繰り返される。
【0020】図3は実施例1で用いられるクリーニング
装置の概略拡大図である。同図において、クリーニング
ベルト3は、第2のロール部材12のところで感光体2
1の表面に接触し、第1のロール部材11のところで感
光体21の表面に非接触に保たれ、感光体21の移動方
向(矢印A)と逆方向(矢印B)に移動することによ
り、感光体表面の転写残りトナー51を除去し、その後
該クリーニングベルト3にスクレーパ8が接触すること
により該クリーニングベルト3からトナーを除去する構
成となっている。
装置の概略拡大図である。同図において、クリーニング
ベルト3は、第2のロール部材12のところで感光体2
1の表面に接触し、第1のロール部材11のところで感
光体21の表面に非接触に保たれ、感光体21の移動方
向(矢印A)と逆方向(矢印B)に移動することによ
り、感光体表面の転写残りトナー51を除去し、その後
該クリーニングベルト3にスクレーパ8が接触すること
により該クリーニングベルト3からトナーを除去する構
成となっている。
【0021】更に、この実施例においては、第1のロー
ル部材11には、バイアス印加手段4によりバイアスが
印加されている。より具体的には、上記第1のロール部
材11としては、外径15mmのステンレス製ロールが用
いられ、上記第2のロール部材としては、外径9mmのス
テンレス製シャフトに厚さ3mmのゴム材料を被覆したも
のが用いられる。このゴム材料としては、ポリウレタ
ン、シリコン、フッ素ゴム等弾性を有するものが挙げら
れ、ゴム硬度としては、JIS−A硬さで30°から8
0°のものを用いることが可能である。
ル部材11には、バイアス印加手段4によりバイアスが
印加されている。より具体的には、上記第1のロール部
材11としては、外径15mmのステンレス製ロールが用
いられ、上記第2のロール部材としては、外径9mmのス
テンレス製シャフトに厚さ3mmのゴム材料を被覆したも
のが用いられる。このゴム材料としては、ポリウレタ
ン、シリコン、フッ素ゴム等弾性を有するものが挙げら
れ、ゴム硬度としては、JIS−A硬さで30°から8
0°のものを用いることが可能である。
【0022】また、クリーニングベルト3としては、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレン
等の導電性繊維からなるシートが挙げられる。導電性の
程度としては、繊維単体の体積抵抗値として1010Ωcm
以下であることが好ましい。上記第1のロール部材11
のところでのクリーニングベルト3は、図示しない軸支
持機構により、感光体21の表面と一定の間隔に保持さ
れ、このときの間隔は、0.1mm から5mmの範囲が良く、
好ましくは、0.5mm から1.5mm の範囲が良い。
リプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレン
等の導電性繊維からなるシートが挙げられる。導電性の
程度としては、繊維単体の体積抵抗値として1010Ωcm
以下であることが好ましい。上記第1のロール部材11
のところでのクリーニングベルト3は、図示しない軸支
持機構により、感光体21の表面と一定の間隔に保持さ
れ、このときの間隔は、0.1mm から5mmの範囲が良く、
好ましくは、0.5mm から1.5mm の範囲が良い。
【0023】さらに、上記第2のロール部材12のとこ
ろでのクリーニングベルト3は、図示しない圧接機構に
より、感光体21の表面へ圧接されている。このときの
感光体21の表面への干渉量は、0.1mm から5mmの範囲
が良く、好ましくは、0.5mmから1.5mm の範囲が良い。
また、クリーニングベルト3は、上記第2のロール部材
12のところでの感光体21の移動速度に対して0.1 倍
から2倍の速度で矢印B方向に移動させることが良く、
好ましくは、0.5 倍から1倍の速度が良い。
ろでのクリーニングベルト3は、図示しない圧接機構に
より、感光体21の表面へ圧接されている。このときの
感光体21の表面への干渉量は、0.1mm から5mmの範囲
が良く、好ましくは、0.5mmから1.5mm の範囲が良い。
また、クリーニングベルト3は、上記第2のロール部材
12のところでの感光体21の移動速度に対して0.1 倍
から2倍の速度で矢印B方向に移動させることが良く、
好ましくは、0.5 倍から1倍の速度が良い。
【0024】上記第1のロール部材11に印加するバイ
アスとしては、本実施例の場合、トナーの極性がマイナ
スであるから、値としては+50V から+500Vが良く、好
ましくは、+100Vから+300Vが良い。図4は本発明が適
用されるクリーニング装置の実施例2であり、クリーニ
ングベルト3を対向ロール13にも張架させ、除去ロー
ル6を対向ロール13の位置でクリーニングベルト3に
接触させ、第1のロール部材11と除去ロール6にそれ
ぞれバイアスを印加されたものである。同図において、
除去ロール6として外径10mmの表面が絶縁処理された
アルミ製のロールを用いられている。表面絶縁処理とし
ては、アルマイト処理やテフロン処理したものが良好で
ある。
アスとしては、本実施例の場合、トナーの極性がマイナ
スであるから、値としては+50V から+500Vが良く、好
ましくは、+100Vから+300Vが良い。図4は本発明が適
用されるクリーニング装置の実施例2であり、クリーニ
ングベルト3を対向ロール13にも張架させ、除去ロー
ル6を対向ロール13の位置でクリーニングベルト3に
接触させ、第1のロール部材11と除去ロール6にそれ
ぞれバイアスを印加されたものである。同図において、
除去ロール6として外径10mmの表面が絶縁処理された
アルミ製のロールを用いられている。表面絶縁処理とし
ては、アルマイト処理やテフロン処理したものが良好で
ある。
【0025】除去ロール6に印加させるバイアスとして
は、第1のロール部材11のバイアスと同極性で、より
高い値が良い。本実施例では、第1のロール部材11の
バイアスに対して、+50V から+500V程度高くするのが
良く、好ましくは、+100Vから+300V高くするのが良
い。また、除去ロール6の回転移動速度は、クリーニン
グベルト3との接触位置でクリーニングベルト3の移動
速度に対してその比率で、0.5 倍から2倍程度が良く、
方向は、クリーニングベルト3と同じである。
は、第1のロール部材11のバイアスと同極性で、より
高い値が良い。本実施例では、第1のロール部材11の
バイアスに対して、+50V から+500V程度高くするのが
良く、好ましくは、+100Vから+300V高くするのが良
い。また、除去ロール6の回転移動速度は、クリーニン
グベルト3との接触位置でクリーニングベルト3の移動
速度に対してその比率で、0.5 倍から2倍程度が良く、
方向は、クリーニングベルト3と同じである。
【0026】その他、第1のロール部材11、第2のロ
ール部材12、クリーニングベルト3の材料、移動方
向、および感光体21との位置関係、バイアス等は、実
施例1と同様である。この場合には、バイアス印加手段
5により除去ロール6にバイアスかけることにより、ク
リーニングベルト3上のトナーを静電気的に効果的にク
リーニングすることができる。
ール部材12、クリーニングベルト3の材料、移動方
向、および感光体21との位置関係、バイアス等は、実
施例1と同様である。この場合には、バイアス印加手段
5により除去ロール6にバイアスかけることにより、ク
リーニングベルト3上のトナーを静電気的に効果的にク
リーニングすることができる。
【0027】図5は本発明が適用されるクリーニング装
置の実施例3であり、クリーニングベルトとして図中7
で示すように表面を導電性ブラシで構成したものを用い
たものであり、その他の構成は、実施例2と同様であ
る。このクリーニングベルト7のブラシ部分は、ポリプ
ロピレン、ナイロン等の導電性繊維からなり、5から30
デニールの太さで、3mmから7.5mm の繊維長さで構成さ
れている。この場合ブラシ繊維の基布への植え方として
は、いわゆるU織り、W織り、あるいは、ループ状の織
り方でも良い。
置の実施例3であり、クリーニングベルトとして図中7
で示すように表面を導電性ブラシで構成したものを用い
たものであり、その他の構成は、実施例2と同様であ
る。このクリーニングベルト7のブラシ部分は、ポリプ
ロピレン、ナイロン等の導電性繊維からなり、5から30
デニールの太さで、3mmから7.5mm の繊維長さで構成さ
れている。この場合ブラシ繊維の基布への植え方として
は、いわゆるU織り、W織り、あるいは、ループ状の織
り方でも良い。
【0028】この場合、第2のロール部材12のところ
でのクリーニングベルト上のブラシ繊維は、感光体21
の表面へ0.5mm から1.5mm の干渉量で接触しており、こ
の範囲で干渉量を任意に設定できるので、設定時の許容
値を広げることができる。次に、実施例1、2および3
に係るクリーニング装置と図11に示す従来のクリーニ
ング装置(比較例)とを市販の複写機(富士ゼロックス
社製Aカラー635)に装着し、4色カラーモードで3
0,000枚の複写確認テストを実施した。
でのクリーニングベルト上のブラシ繊維は、感光体21
の表面へ0.5mm から1.5mm の干渉量で接触しており、こ
の範囲で干渉量を任意に設定できるので、設定時の許容
値を広げることができる。次に、実施例1、2および3
に係るクリーニング装置と図11に示す従来のクリーニ
ング装置(比較例)とを市販の複写機(富士ゼロックス
社製Aカラー635)に装着し、4色カラーモードで3
0,000枚の複写確認テストを実施した。
【0029】このテストでは、感光体として、赤外光に
感度を有する有機感光体(外径84mm)を使用した。プロ
セススピードは、160mm/sec である。また、現像剤とし
ては、イエロー、マジェンタ、シアン、ブラック顔料を
分散させたカラートナー(各色平均粒子径7μm )と、
フェライトキャリアとを、各々重量比で約8%の割合に
混合させたものを使用した。この時のトナーの帯電量
は、各々約−20μC/g であった。また、感光体の現像位
置での表面電位は画像領域で約−200V、非画像領域で約
−600Vに設定し、現像バイアスは、約−500Vに設定し
た。
感度を有する有機感光体(外径84mm)を使用した。プロ
セススピードは、160mm/sec である。また、現像剤とし
ては、イエロー、マジェンタ、シアン、ブラック顔料を
分散させたカラートナー(各色平均粒子径7μm )と、
フェライトキャリアとを、各々重量比で約8%の割合に
混合させたものを使用した。この時のトナーの帯電量
は、各々約−20μC/g であった。また、感光体の現像位
置での表面電位は画像領域で約−200V、非画像領域で約
−600Vに設定し、現像バイアスは、約−500Vに設定し
た。
【0030】各実施例における条件は以下の表1に示す
通りである。また、比較例として図11に示した従来の
クリーニング装置は、ブラシ32とブレード31を用い
たクリーニング装置で、特開平1−312578号公報
に示されるものである。この条件は、ブラシ32は、ナ
イロン製、デニール10d(160/16) 、密度48,000本/inc
h2、パイルハイト6.5mm 、外径20mmのものを使用した。
また、回転数は、220rpmで実施した。ブレード31は、
ウレタン(北辰工業社製238707)で、厚さ2mm、自由長
10mmのものを使用した。
通りである。また、比較例として図11に示した従来の
クリーニング装置は、ブラシ32とブレード31を用い
たクリーニング装置で、特開平1−312578号公報
に示されるものである。この条件は、ブラシ32は、ナ
イロン製、デニール10d(160/16) 、密度48,000本/inc
h2、パイルハイト6.5mm 、外径20mmのものを使用した。
また、回転数は、220rpmで実施した。ブレード31は、
ウレタン(北辰工業社製238707)で、厚さ2mm、自由長
10mmのものを使用した。
【0031】
【表1】 表2は10,000枚ごとのクリーニング性と、感光体表面へ
のトナーや外添剤の付着によるコピーの白抜けの発生の
有無を示すものである。この結果からすれば、実施例
1、2および3のクリーニング装置は比較例のクリーニ
ング装置に比べて何れも良好であった。
のトナーや外添剤の付着によるコピーの白抜けの発生の
有無を示すものである。この結果からすれば、実施例
1、2および3のクリーニング装置は比較例のクリーニ
ング装置に比べて何れも良好であった。
【0032】
【表2】 ところで、図11に示された従来から存在する除去部材
33を使用したクリーニング装置では、ブレード31が
トナーを掻き落とすと共に、ブラシ32が感光体21の
表面に回転接触することにより感光体表面をクリーニン
グし、その後、該ブラシ32に除去部材33が接触する
ことにより該ブラシ32からトナーを除去する構成とな
っている。
33を使用したクリーニング装置では、ブレード31が
トナーを掻き落とすと共に、ブラシ32が感光体21の
表面に回転接触することにより感光体表面をクリーニン
グし、その後、該ブラシ32に除去部材33が接触する
ことにより該ブラシ32からトナーを除去する構成とな
っている。
【0033】また例えば、特開昭62−94884号公
報には静電ブラシクリーナーが記載され、このクリーナ
ーによれば、図13に示すように、導電性ブラシ70及
び回収ローラー71を用い、回収ローラー71にトナー
と逆極性の電圧を印加するバイアス印加手段と、導電性
ブラシに基準レベルと回収ローラーに印刷される電圧と
の間の電圧を印加するバイアス印加手段を用いている。
報には静電ブラシクリーナーが記載され、このクリーナ
ーによれば、図13に示すように、導電性ブラシ70及
び回収ローラー71を用い、回収ローラー71にトナー
と逆極性の電圧を印加するバイアス印加手段と、導電性
ブラシに基準レベルと回収ローラーに印刷される電圧と
の間の電圧を印加するバイアス印加手段を用いている。
【0034】しかし、図11におけるクリーニング装置
では、除去部材31がブラシ32の表面と機械的に接触
するのみでありブラシ32に付着しているトナーを充分
に掻き落とすことができず、ブラシのリフレッシュ性が
充分でなくブラシの繊維の間等に次第にトナーがたまっ
てゆきブラシから感光体21へトナーが再付着してしま
う。また、ブラシによる感光体表面のトナーの除去効率
も低くブレードにかかる負担が大きいという欠点を有し
ている。
では、除去部材31がブラシ32の表面と機械的に接触
するのみでありブラシ32に付着しているトナーを充分
に掻き落とすことができず、ブラシのリフレッシュ性が
充分でなくブラシの繊維の間等に次第にトナーがたまっ
てゆきブラシから感光体21へトナーが再付着してしま
う。また、ブラシによる感光体表面のトナーの除去効率
も低くブレードにかかる負担が大きいという欠点を有し
ている。
【0035】また、図13に示すような特開昭62−9
4884号公報記載の技術では、バイアス印加手段を有
する導電性ブラシ70および回収ローラー71を用いる
ことによりブラシのクリーニングを確実に行い、また静
電気力の利用によりブラシによる感光体表面のトナーの
除去効率が向上しブレードにかかる負担を軽減すること
が考えられている。しかしながら図13によるクリーニ
ング装置はバイアス印加手段を有するためコストが高い
という欠点がある。
4884号公報記載の技術では、バイアス印加手段を有
する導電性ブラシ70および回収ローラー71を用いる
ことによりブラシのクリーニングを確実に行い、また静
電気力の利用によりブラシによる感光体表面のトナーの
除去効率が向上しブレードにかかる負担を軽減すること
が考えられている。しかしながら図13によるクリーニ
ング装置はバイアス印加手段を有するためコストが高い
という欠点がある。
【0036】この欠点は、トナー像転写後の感光体と接
触するブラシと、該ブラシに付着したトナーを除去する
除去部材とを有するクリーニング装置において、前記ブ
ラシは導電性の繊維からなり、前記除去部材は回転可能
でありかつその表面が前記ブラシとの接触によりトナー
と逆極性に摩擦帯電し、ブラシ上のトナーを除去するこ
とを特徴とするクリーニング装置により克服できる。こ
の構成により、ブラシによる感光体表面のトナーの除去
効率が向上してブレードにかかる負担を軽減させ、それ
によりクリーニング性能を長時間にわたり安定して維持
し、かつ安価なクリーニング装置を提供することができ
る。以下、このクリーニング装置の例について詳述す
る。
触するブラシと、該ブラシに付着したトナーを除去する
除去部材とを有するクリーニング装置において、前記ブ
ラシは導電性の繊維からなり、前記除去部材は回転可能
でありかつその表面が前記ブラシとの接触によりトナー
と逆極性に摩擦帯電し、ブラシ上のトナーを除去するこ
とを特徴とするクリーニング装置により克服できる。こ
の構成により、ブラシによる感光体表面のトナーの除去
効率が向上してブレードにかかる負担を軽減させ、それ
によりクリーニング性能を長時間にわたり安定して維持
し、かつ安価なクリーニング装置を提供することができ
る。以下、このクリーニング装置の例について詳述す
る。
【0037】図6には、このクリーニング装置を適用で
きる電子写真複写機の構成が概略的に示されている。電
子写真複写機は、一般に、感光体61、帯電器62、露
光器63、現像器64、トナー65、記録紙66、転写
器67、定着器68、除電器69及びクリーニング装置
としてのブラシ70、除去部材71、ブレード72から
構成される。
きる電子写真複写機の構成が概略的に示されている。電
子写真複写機は、一般に、感光体61、帯電器62、露
光器63、現像器64、トナー65、記録紙66、転写
器67、定着器68、除電器69及びクリーニング装置
としてのブラシ70、除去部材71、ブレード72から
構成される。
【0038】図6において、代表的な電子写真技術であ
るゼログラフィー法について説明する。まず、帯電器6
2で感光体61の表面を均一に帯電する。露光器63に
より光を当て、光の当たった部分の帯電電荷を除去し、
静電潜像を形成する。現像器64で潜像にトナー65を
付着して可視像とする。次に、記録紙66をこのトナー
像に重ね、記録紙66の裏側から転写器67でトナー6
5の帯電極性とは逆極性の電荷を記録紙66に与え、静
電気力によりトナー像を記録紙66に転写する。転写さ
れたトナー像に、定着器68により熱あるいは圧力を加
えて、記録紙上に融着させて永久像とする。一方、転写
後の感光体61上の潜像電荷は除電器69による光で除
電される。また、転写されずに感光体61上に残ったト
ナー65はブラシ70及びブレード72で除去される。
ブラシ70に付着したトナーは、除去部材71により掻
き落とされる。
るゼログラフィー法について説明する。まず、帯電器6
2で感光体61の表面を均一に帯電する。露光器63に
より光を当て、光の当たった部分の帯電電荷を除去し、
静電潜像を形成する。現像器64で潜像にトナー65を
付着して可視像とする。次に、記録紙66をこのトナー
像に重ね、記録紙66の裏側から転写器67でトナー6
5の帯電極性とは逆極性の電荷を記録紙66に与え、静
電気力によりトナー像を記録紙66に転写する。転写さ
れたトナー像に、定着器68により熱あるいは圧力を加
えて、記録紙上に融着させて永久像とする。一方、転写
後の感光体61上の潜像電荷は除電器69による光で除
電される。また、転写されずに感光体61上に残ったト
ナー65はブラシ70及びブレード72で除去される。
ブラシ70に付着したトナーは、除去部材71により掻
き落とされる。
【0039】図11は、従来のクリーニング装置の概略
的な拡大図である。即ち、ブラシ32が感光体21の表
面に回転接触することにより感光体表面をクリーニング
し、その後、該ブラシ32に除去部材33が接触するこ
とにより該ブラシ32からトナーを除去する構成となっ
ている。しかし、前記図11におけるクリーニング装置
では、除去部材33がブラシ32の表面と機械的に接触
するのみでありブラシに付着しているトナーを充分に掻
き落とすことができず、ブラシのリフレッシュ性が充分
でない。また、ブラシによる感光体表面のトナーの除去
効率も低くブレードにかかる負担が大きいという欠点を
有している。
的な拡大図である。即ち、ブラシ32が感光体21の表
面に回転接触することにより感光体表面をクリーニング
し、その後、該ブラシ32に除去部材33が接触するこ
とにより該ブラシ32からトナーを除去する構成となっ
ている。しかし、前記図11におけるクリーニング装置
では、除去部材33がブラシ32の表面と機械的に接触
するのみでありブラシに付着しているトナーを充分に掻
き落とすことができず、ブラシのリフレッシュ性が充分
でない。また、ブラシによる感光体表面のトナーの除去
効率も低くブレードにかかる負担が大きいという欠点を
有している。
【0040】図13は、特開昭62−94884号公報
にかかるクリーニング装置である。これは、バイアス印
加手段を有する導電性ブラシおよび回収ローラーを用い
ることによりブラシのクリーニングを確実に行い、また
ブラシによる感光体表面のトナーの除去効率の向上によ
りブレードにかかる負担も軽減することが考えられてい
る。しかしながら、図13によるクリーニング装置はバ
イアス印加手段を有するためコストが高いという欠点が
ある。
にかかるクリーニング装置である。これは、バイアス印
加手段を有する導電性ブラシおよび回収ローラーを用い
ることによりブラシのクリーニングを確実に行い、また
ブラシによる感光体表面のトナーの除去効率の向上によ
りブレードにかかる負担も軽減することが考えられてい
る。しかしながら、図13によるクリーニング装置はバ
イアス印加手段を有するためコストが高いという欠点が
ある。
【0041】この欠点を克服したクリーニング装置の例
について、図7ないし図8を参照して説明する。図7の
装置では、ブラシ70は導電性繊維から成り、接地され
ている。また、除去部材71は回転可能なローラー形状
であり、ブラシとの接触によりトナーと逆極性に帯電す
るようになっている。この装置では、クリーナーに突入
するトナーは転写コロトロン67における正コロナ放電
の照射により、ほとんどが正極性に帯電している。この
ため、ブラシ材料としては、ナイロンを主繊維とする導
電性ブラシを用い、除去部材71の表面層にテフロンを
用いる。ナイロンとテフロンをこすりあわせた場合、摩
擦帯電列的にナイロンは正極性にテフロンは負極性に摩
擦帯電する。ナイロンの導電性ブラシ70は接地されて
いるため帯電した電荷はグランドにながれ電位は零とな
る。
について、図7ないし図8を参照して説明する。図7の
装置では、ブラシ70は導電性繊維から成り、接地され
ている。また、除去部材71は回転可能なローラー形状
であり、ブラシとの接触によりトナーと逆極性に帯電す
るようになっている。この装置では、クリーナーに突入
するトナーは転写コロトロン67における正コロナ放電
の照射により、ほとんどが正極性に帯電している。この
ため、ブラシ材料としては、ナイロンを主繊維とする導
電性ブラシを用い、除去部材71の表面層にテフロンを
用いる。ナイロンとテフロンをこすりあわせた場合、摩
擦帯電列的にナイロンは正極性にテフロンは負極性に摩
擦帯電する。ナイロンの導電性ブラシ70は接地されて
いるため帯電した電荷はグランドにながれ電位は零とな
る。
【0042】また除去部材71の表面に生じた帯電電荷
については、導電性ブラシ70の繊維先端と接地部との
間の抵抗が106 から107 オームであること、およびブラ
シと除去部材71の回転接触部に接触抵抗が存在するた
め、除去部材71の表面の帯電電荷のすべてがブラシ7
0を通ってグランドに流れ込むことはなく除去部材71
の表面は負の帯電が維持される。
については、導電性ブラシ70の繊維先端と接地部との
間の抵抗が106 から107 オームであること、およびブラ
シと除去部材71の回転接触部に接触抵抗が存在するた
め、除去部材71の表面の帯電電荷のすべてがブラシ7
0を通ってグランドに流れ込むことはなく除去部材71
の表面は負の帯電が維持される。
【0043】したがって、ブラシ前で正に帯電したトナ
ーを接地された導電性ブラシ70により吸引除去し、ま
たトナーと逆極性の負に帯電した除去部材71によりブ
ラシ70上のトナーを吸引除去しブラシの清掃を確実に
行える。除去部材71に付着したトナーは掻き落とし部
材74により掻き落とされ、搬送部材により回収ボトル
73へと送られる。掻き落とし部材74にも除去部材と
の接触により除去部材をトナーと逆極性に帯電させる材
料を用いる。
ーを接地された導電性ブラシ70により吸引除去し、ま
たトナーと逆極性の負に帯電した除去部材71によりブ
ラシ70上のトナーを吸引除去しブラシの清掃を確実に
行える。除去部材71に付着したトナーは掻き落とし部
材74により掻き落とされ、搬送部材により回収ボトル
73へと送られる。掻き落とし部材74にも除去部材と
の接触により除去部材をトナーと逆極性に帯電させる材
料を用いる。
【0044】図8に示す装置は、クリーナーに突入する
トナーの電荷をより一様にするために、クリーナー前コ
ロトロン69を具備したものである。コロトロンのバイ
アスは正負いずれでも良く、また交流が重畳されていて
もかまわない。この装置では例えば負のバイアスを印加
したものである。この場合ブラシ70にはポリプロピレ
ンを主繊維とする帯電ブラシを使用し、除去部材71に
はナイロンを使用している。ポリプロピレンとナイロン
をこすりあわせた場合、摩擦帯電列的にポリプロピレン
は負極性にナイロンは正極性に摩擦帯電する。また導電
性ブラシ70の繊維先端と接地部との間の抵抗は106 か
ら107 オームであるので図7の装置の場合と同様の理由
でブラシの電位は零に除去部材71の表面は正の帯電が
維持される。したがって、ブラシ前で負に帯電したトナ
ーを接地された導電性ブラシ70により吸引除去し、ま
たトナーと逆極性の正に帯電した除去部材71によりブ
ラシ70上のトナーを吸引除去しブラシの清掃を確実に
行える。掻き落とし部材74にも除去部材との接触によ
り除去部材をトナーと逆極性に帯電させる材料を用い
る。
トナーの電荷をより一様にするために、クリーナー前コ
ロトロン69を具備したものである。コロトロンのバイ
アスは正負いずれでも良く、また交流が重畳されていて
もかまわない。この装置では例えば負のバイアスを印加
したものである。この場合ブラシ70にはポリプロピレ
ンを主繊維とする帯電ブラシを使用し、除去部材71に
はナイロンを使用している。ポリプロピレンとナイロン
をこすりあわせた場合、摩擦帯電列的にポリプロピレン
は負極性にナイロンは正極性に摩擦帯電する。また導電
性ブラシ70の繊維先端と接地部との間の抵抗は106 か
ら107 オームであるので図7の装置の場合と同様の理由
でブラシの電位は零に除去部材71の表面は正の帯電が
維持される。したがって、ブラシ前で負に帯電したトナ
ーを接地された導電性ブラシ70により吸引除去し、ま
たトナーと逆極性の正に帯電した除去部材71によりブ
ラシ70上のトナーを吸引除去しブラシの清掃を確実に
行える。掻き落とし部材74にも除去部材との接触によ
り除去部材をトナーと逆極性に帯電させる材料を用い
る。
【0045】図9は、図11に示す従来タイプのクリー
ニング装置と図8に示すクリーニング装置を用いた場合
における、ブラシに付着したトナー量の比較を示すグラ
フである。図10は、図11に示す従来タイプのクリー
ニング装置と図8に示すクリーニング装置を用いた場合
における、ブラシによる感光上のトナーの除去効率を比
較したものである。図8に示すクリーニング装置におい
ては、従来例に比べブラシのリフレッシュ性、ブラシに
よる感光体表面のトナーの除去性が勝っている。実験条
件は以下の通りである。
ニング装置と図8に示すクリーニング装置を用いた場合
における、ブラシに付着したトナー量の比較を示すグラ
フである。図10は、図11に示す従来タイプのクリー
ニング装置と図8に示すクリーニング装置を用いた場合
における、ブラシによる感光上のトナーの除去効率を比
較したものである。図8に示すクリーニング装置におい
ては、従来例に比べブラシのリフレッシュ性、ブラシに
よる感光体表面のトナーの除去性が勝っている。実験条
件は以下の通りである。
【0046】感光体:有機感光体 現像剤:トナー 平均粒径7μm プロセススピード:160mm/sec 感光体表面電位:画像領域−200V、非画像領域−600V 現像バイアス:−500V <図8のクリーニング装置> ブラシ:材質 ポリプロピレン製導電ブラシ デニール/密度 12.5d 繊維長 6.5mm ブラシ外径 20mm 回転スピード 約320mm/sec 回転方向 感光体との接触部で感光体と同方向 シャフトアース接地 除去部材:表面材料 ナイロン 外径 10mm ブラシとの干渉量1.0mm 回転スピード 約480mm/sec 回転方向 ブラシとの接触部でブラシと同方向 トナー掻き落とし部材:材質 ウレタンゴム ブレード:材質 ウレタンゴム 感材に対する食い込み量 1.0mm <従来のクリーニング装置> ブラシ:材質 ポリプロピレン デニール/密度 17d 繊維長 6.5mm ブラシ外径 20mm 回転スピード 約320mm/sec 回転方向 感光体との接触部で感光体と同方向 除去部材:材質 ポリアセタール ブラシとの干渉量 1.0mm ブレード:ウレタンゴム 感材に対する食い込み量 1.2mm
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明によ
れば、導電性のクリーニングベルトを像担持体表面に2
か所で対向させ、像担持体表面の移動方向に対して上流
部のクリーニングベルトを像担持体表面と非接触に保
ち、下流部のクリーニングベルトを像担持体表面に接触
させ、さらにバイアスを印加するようにしたので、大部
分のトナーを像担持体表面に押しつけることなく、静電
気力で軽く除去したのち、さらに残ったトナーや外添剤
を機械的な力で像担持体表面から除去することができ、
これによって、像担持体表面へのトナーや外添剤の付着
によるフィルミングや像担持体表面の傷つき現象を無く
し、もって、良好な画質を長時間維持することができ
る。大部分のトナーは、既に上流部のところで除去され
ているため、ベルト34の材質の一部に高価な直径15
μm 以下の超極細繊維編織物を用いる必要はなく、コス
トの低下が図れる。
れば、導電性のクリーニングベルトを像担持体表面に2
か所で対向させ、像担持体表面の移動方向に対して上流
部のクリーニングベルトを像担持体表面と非接触に保
ち、下流部のクリーニングベルトを像担持体表面に接触
させ、さらにバイアスを印加するようにしたので、大部
分のトナーを像担持体表面に押しつけることなく、静電
気力で軽く除去したのち、さらに残ったトナーや外添剤
を機械的な力で像担持体表面から除去することができ、
これによって、像担持体表面へのトナーや外添剤の付着
によるフィルミングや像担持体表面の傷つき現象を無く
し、もって、良好な画質を長時間維持することができ
る。大部分のトナーは、既に上流部のところで除去され
ているため、ベルト34の材質の一部に高価な直径15
μm 以下の超極細繊維編織物を用いる必要はなく、コス
トの低下が図れる。
【0048】更に、像担持体をクリーニングした後クリ
ーニングベルト上に付着したトナー等の付着物を除去す
るために除去ロールを設け、この除去ロールとクリーニ
ングベルトにトナーの極性と逆極性のバイアスを印加す
るためのバイアス印加手段を設けることにより、クリー
ニングベルトを常にきれいな状態に保って像担持体表面
のクリーニング性をより確実に行えるので、更に良好な
画質を長時間維持することができる。また、この場合、
クリーニングベルトに対して大きな負荷を発生させない
で済むのでクリーニングベルトの駆動トルクの減少、張
力むら、及びベルトのより等を防止することができる。
ーニングベルト上に付着したトナー等の付着物を除去す
るために除去ロールを設け、この除去ロールとクリーニ
ングベルトにトナーの極性と逆極性のバイアスを印加す
るためのバイアス印加手段を設けることにより、クリー
ニングベルトを常にきれいな状態に保って像担持体表面
のクリーニング性をより確実に行えるので、更に良好な
画質を長時間維持することができる。また、この場合、
クリーニングベルトに対して大きな負荷を発生させない
で済むのでクリーニングベルトの駆動トルクの減少、張
力むら、及びベルトのより等を防止することができる。
【0049】また、クリーニングベルトの表面を導電性
繊維からなるブラシで構成し、下流部のクリーニングベ
ルトを、像担持体表面に対して所定の干渉量で接触させ
ることにより、その干渉量をブラシ繊維の長さ分だけ任
意に設定できるので、設定時の許容幅を広げることがで
きる。
繊維からなるブラシで構成し、下流部のクリーニングベ
ルトを、像担持体表面に対して所定の干渉量で接触させ
ることにより、その干渉量をブラシ繊維の長さ分だけ任
意に設定できるので、設定時の許容幅を広げることがで
きる。
【図1】本発明に係るクリーニング装置の構成を示す概
略図である。
略図である。
【図2】本発明が適用されるクリーニング装置の実施例
1を含む電子写真複写機の構成を示す概略図である。
1を含む電子写真複写機の構成を示す概略図である。
【図3】本発明の実施例1に係るクリーニング装置の基
本的構成を示す概略図である。
本的構成を示す概略図である。
【図4】本発明の実施例2に係るクリーニング装置の基
本的構成を示す概略図である。
本的構成を示す概略図である。
【図5】本発明の実施例3に係るクリーニング装置の基
本的構成を示す概略図である。
本的構成を示す概略図である。
【図6】従来の技術における欠点を改良したクリーニン
グ装置を組み込んだ電子写真複写機の概略図である。
グ装置を組み込んだ電子写真複写機の概略図である。
【図7】改良したクリーニング装置の第1の例を示す概
略図である。
略図である。
【図8】改良したクリーニング装置の第2の例を示す概
略図である。
略図である。
【図9】図11に示される従来のクリーニング装置と図
8に示されるクリーニング装置を使用した場合のブラシ
中の残留トナー量を示すグラフである。
8に示されるクリーニング装置を使用した場合のブラシ
中の残留トナー量を示すグラフである。
【図10】図11に示される従来のクリーニング装置と
図8に示されるクリーニング装置を使用した場合のブラ
シによるトナー除去効率を表すグラフである。
図8に示されるクリーニング装置を使用した場合のブラ
シによるトナー除去効率を表すグラフである。
【図11】従来におけるクリーニング装置の一例を示す
概略図である。
概略図である。
【図12】従来におけるクリーニング装置の他の例を示
す概略図である。
す概略図である。
【図13】従来におけるクリーニング装置のさらに他の
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
1 像担持体 3 クリーニングベルト 4、5 バイアス印加手段 6 除去ロール 11 第1のロール部材 12 第2のロール部材
Claims (3)
- 【請求項1】 像担持体表面のクリーニング装置におい
て、像担持体表面に近接して配置された導電性材料で構
成された第1のロール部材と、像担持体の移動方向に対
して下流部に設けられた弾性材料で構成された第2のロ
ール部材と、第1および第2のロール部材に張架された
無端のクリーニングベルトと、第1のロール部材にトナ
ーの極性と逆極性のバイアスを印加するバイアス印加手
段とを包含し、第1のロール部材に架かるクリーニング
ベルトの部分は、像担持体表面に対して所定の間隙を有
して非接触に保持され、第2のロール部材に架かるクリ
ーニングベルトの部分は、像担持体表面に対して所定圧
力で接触させられ、クリーニングベルトは像担持体表面
の移動方向とは逆方向に移動するように駆動されること
を特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項2】 前記像担持体表面をクリーニングした後
にクリーニングベルト上のトナー等の付着物を除去する
ための除去ロールを設け、この除去ロールとクリーニン
グベルトにトナーの極性と逆極性のバイアスを印加する
ためのバイアス印加手段を設けたことを特徴とする請求
項1記載のクリーニング装置。 - 【請求項3】 前記クリーニングベルトの表面は、導電
性繊維からなるブラシで構成され、第2のロール部材に
架かるクリーニングベルトは、前記像担持体表面に対し
て所定の干渉量で接触していることを特徴とする請求項
1記載のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227450A JP3024125B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4227450A JP3024125B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0675510A true JPH0675510A (ja) | 1994-03-18 |
JP3024125B2 JP3024125B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=16861066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4227450A Expired - Fee Related JP3024125B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024125B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6219512B1 (en) | 1999-04-08 | 2001-04-17 | Nec Corporation | Toner image dryer for a wet electrophotographic recording system |
JP2008102268A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 放電生成物除去装置及びこれを用いた画像形成装置 |
US9182698B2 (en) | 2013-02-01 | 2015-11-10 | Ricoh Company, Ltd. | Method of transferring image and image transferring system and image forming apparatus with same |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP4227450A patent/JP3024125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6219512B1 (en) | 1999-04-08 | 2001-04-17 | Nec Corporation | Toner image dryer for a wet electrophotographic recording system |
JP2008102268A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Fuji Xerox Co Ltd | 放電生成物除去装置及びこれを用いた画像形成装置 |
US9182698B2 (en) | 2013-02-01 | 2015-11-10 | Ricoh Company, Ltd. | Method of transferring image and image transferring system and image forming apparatus with same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3024125B2 (ja) | 2000-03-21 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |