JP4802003B2 - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Description

この発明は表示パネルなどの基板に回路基板などの電子部品を異方性導電部材を介して実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、表示パネルなどの基板の組立工程では、上記基板の複数の辺にTCP(Tape Carrier Package)、FPC(Flexible Printed Circuit)またはベアチップなどの電子部品をテープ状の異方性導電部材を介して実装するということが行なわれている。
上記基板の複数の辺に上記電子部品を、粘着性を有する熱硬化性の異方性導電部材を介して実装する実装装置は、上記基板を貯えるローダ部を有する。このローダ部には電子部品が実装される基板の辺の数に対応する複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及び電子部品が実装され終わった基板を格納するアンローダ部が順次一列に配置されている。
上記実装装置によって上記基板の複数の辺、たとえば3つの辺に上記電子部品を異方性導電部材を介して実装する場合、まず、ローダ部から取り出した基板を最も上流側に位置する貼着部に供給し、この貼着部で上記基板の電子部品が実装される複数の辺のうちの1つ目の辺に上記異方性導電部材を貼着する。ついで、その基板を次の貼着部に供給し、ここで電子部品が実装される2つ目の辺に異方性導電部材を貼着したなら、基板を次の貼着部に供給し、ここで基板の3つ目の辺に異方性導電部材を貼着する。
基板の3つの辺にそれぞれ異方性導電部材を貼着したならば、その基板を複数の仮圧着部のうちの、最も上流側に配置された仮圧着部に供給し、ここで上記基板の1つ目の辺に貼着された異方性導電部材に電子部品を仮圧着する。
ついで、基板を次の仮圧着部に供給し、ここで基板の2つ目の辺に貼着された異方性導電部材に電子部品を仮圧着した後、基板を次の仮圧着部に供給して、ここで3つ目の辺に貼着された異方性導電部材に電子部品を仮圧着する。
基板の複数の辺に電子部品が仮圧着されたならば、その基板を複数の本圧着部のうち、上流側に位置する1つ目の本圧着部に供給し、ここで基板の1つ目の辺に仮圧着された電子部品を本圧着する。ついで、基板を2つ目の本圧着部に供給し、2つ目の辺に仮圧着された電子部品を本圧着した後、3つ目の本圧着部で3つ目の辺の電子部品を本圧着する。
このようにして、基板の3つの辺に電子部品が本圧着されたならば、この基板を次の工程に受け渡すためにアンローダ部に格納する。
このように、従来は基板の複数の辺に異方性導電部材を貼着してから、電子部品を仮圧着して本圧着する場合、複数の貼着部で基板の複数の辺に異方性導電部材を順次貼着する。ついで、複数の仮圧着部で異方性導電部材が貼着された複数の辺に電子部品を順次仮圧着した後、複数の本圧着部で仮圧着された電子部品を順次本圧着するということが行なわれていた。
ところで、従来の実装装置によると、基板の複数の辺に対する異方性導電部材の貼着、電子部品の仮圧着及び本圧着が複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部によって順次行なわれる。
そのため、基板に電子部品を実装するに際し、複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部のうち、稼動していない貼着部、仮圧着部及び本圧着部が生じるため、装置全体の稼働率が低下する、つまり生産性が低下するということがあった。
しかも、基板の複数の辺に対する異方性導電部材の貼着、電子部品の仮圧着及び本圧着を、それぞれ1つの貼着部、仮圧着部及び本圧着部で一辺ずつ順次行なうようにすると、それぞれの貼着部、仮圧着部及び本圧着部で基板に対して異方性導電部材の貼着や電子部品の仮圧着及び本圧着を行なう際に、その都度、基板の位置を検出し、その検出に基いて基板を位置決めしてそれぞれの辺に対して貼着、仮圧着及び本圧着を行なわなければならない。
つまり、複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部のそれぞれで基板の位置検出と、その検出に基く位置補正を行なわなければならない。そのため、基板の三辺に電子部品を本圧着する場合には、各貼着部、仮圧着部及び本圧着部でそれぞれ3回の検出を行なわなければならないから、その検出に時間が掛かり、実装に要するタクトタイムが長くなるということがあった。
しかも、基板は複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部を順次搬送されるため、複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部のうちの1つでも故障すると、基板の実装を停止しなければならなくなるということがある。
上記基板を前工程から受け取り、次工程に受け渡すのに、たとえばXYテーブルなどの1台の移載装置で行なっていた。そのため、処理中の基板を次工程に受け渡すまで、次の基板を上記移載装置によって受け取ることができないから、基板の受け取り、受け渡しに時間が掛かり、タクトタイムが長くなるということもある。
この発明は、稼働率の向上やタクトタイムの短縮を図ることができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
基板が貯えられたローダ部と、
このローダ部から取り出された基板が一枚ずつ供給され各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう複数の貼着部と、
複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板がそれぞれ供給されそれらの基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部と、
複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板がそれぞれ供給されそれらの基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部と、
複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板が格納されるアンローダ部と、
上記貼着部の数に対応する複数のアームを有し、上記ローダ部、上記貼着部、上記仮圧着部及び上記アンローダ部に対して上記複数のアームによって複数の基板の搬出及び供給を行なう第1乃至第4のロボットを具備し、
上記第1のロボットは上記ローダ部から複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の貼着部に供給し、上記第2のロボットは複数の貼着部で上記導電性部材が貼着された複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の仮圧着部に供給し、上記第3のロボットは複数の仮圧着部で上記電子部品の仮圧着が行われた基板を一枚ずつ取り出して上記複数の本圧着部に供給し、上記第4のロボットは複数の本圧着部で基板に仮圧着された電子部品が本圧着された基板を取り出して上記アンローダ部に格納するよう構成されていることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明は、矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
ローダ部に基板を貯える工程と、
上記ローダ部から取り出された基板を複数の貼着部にそれぞれ供給し、これら貼着部によって各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう工程と、
複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部にそれぞれ供給し、これら仮圧着部によって各基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう工程と、
複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部にそれぞれ供給し、これら本圧着部によって各基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう工程と、
複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板をアンローダ部に格納する工程を具備し、
上記ローダ部から上記貼着部の数に対応する枚数の基板を一枚ずつ取り出し上記複数の貼着部に供給する工程と、上記貼着部で上記導電性部材が貼着された複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の仮圧着部に供給する工程と、上記仮圧着部で上記電子部品が仮圧着された複数の基板を取り出して上記複数の本圧着部に供給する工程と、上記本圧着部で上記電子部品が本圧着された複数の基板を一枚ずつ取り出して上記アンローダ部に格納する工程は、それぞれ上記貼着部の数と同じ数の複数のアームを有する第1乃至第4のロボットによって行うことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明は、矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
基板が貯えられたローダ部と、
上記ローダ部から順送りして供給された複数の基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう複数の貼着部と、
複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板がそれぞれ順送りされて供給され、これらの基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう上記貼着部の数と同じ数の複数の仮圧着部と、
複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板がそれぞれ順送りされて供給され、これらの基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう上記貼着部の数と同じ数の複数の本圧着部と、
複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板が順送りされて格納されるアンローダ部と、
上記ローダ部、複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及びアンローダ部の間にそれぞれ設けられた複数のコンベアを具備し、
上記複数のコンベアは、上記ローダ部の複数の基板を一枚ずつ上記複数の貼着部の流側から流側に順送りして上記複数の貼着部の流側から流側に供給して上記導電性部材を平行して同時に貼着してから、上記複数の貼着部から上記複数の仮圧着部の流側から流側及び上記複数の本圧着部の流側から流側に上記基板を一枚ずつ順次順送りして上記複数の仮圧着部の下流側から上流側及び上記複数の本圧着部の下流側から上流側に供給して上記電子部品の仮圧着及び本圧着を平行して同時に行った後、上記アンローダ部に格納することを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明は、矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
ローダ部に基板を貯える工程と、
上記ローダ部から複数の基板を複数の貼着部にそれぞれ順送りして供給し、これら貼着部によって各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう工程と、
複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部にそれぞれ順送りして供給し、これら仮圧着部によって各基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう工程と、
複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部にそれぞれ順送りして供給し、これら本圧着部によって各基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう工程と、
複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板を順送りしてアンローダ部に格納する工程を具備し、
記ローダ部、複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及びアンローダ部の間にそれぞれ設けられた複数のコンベアによって、上記ローダ部の複数の基板を一枚ずつ上記複数の貼着部の流側から流側に順送りして上記複数の貼着部の下流側から上流側に供給して上記導電性部材を平行して同時に貼着してから、上記複数の貼着部から上記複数の仮圧着部の流側から流側及び上記複数の本圧着部の流側から流側に上記基板を一枚ずつ順次順送りして上記複数の仮圧着部の下流側から上流側及び上記複数の本圧着部の下流側から上流側に供給して上記電子部品の仮圧着及び本圧着を平行して同時に行った後、上記アンローダ部に格納することを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、基板の複数の辺に対する複数の貼着部での異方性導電部材の貼着、複数の仮圧着部での電子部品の仮圧着及び複数の本圧着部での電子部品の本圧着をそれぞれ平行して同時に行なうようにすることで、全体の稼働率を上げることができるとともに、タクトタイムを短縮することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5はこの発明の第1の実施の形態を示す電子部品の実装装置の概略的構成図である。この実装装置はローダ部1を有する。このローダ部1には、液晶表示パネルに用いられる2枚のガラス板を前工程の図示しない貼り合わせ装置で貼り合わせてなる基板Wが図示しないロボットによって搬送され、上下方向に所定間隔で収容される。
上記ローダ部1の側方には、第1乃至第3の貼着部2〜4、第1乃至第3の仮圧着部5〜7、第1乃至第3の本圧着部11〜13及びアンローダ部14が順次一列に配置されている。これら各部の配列方向の側方にはガイドレール21が敷設され、このガイドレール21には受け渡し手段としての第1乃至第4のロボット16〜19が駆動可能に設けられている。なお、ローダ部1とアンローダ部14は基板Wを供給するときと、搬出するときのバッファの役割をしている。
なお、詳細は図示しないが、第1乃至第3の貼着部2〜4、第1乃至第3の仮圧着部5〜7及び第1乃至第3の本圧着部11〜13は内部にX、Y、Z及びθ方向に駆動されるテーブルが設けられ、そのテーブルに基板Wが供給載置されるようになっている。
第1乃至第4のロボット16〜19はリニアモータによって上記ガイドレール21に沿って別々に駆動可能となっている。すなわち、詳細は図示しないが、上記ガイドレール21の上面には永久磁石が設けられ、各ロボット16〜19には上記永久磁石と対向する部位に電磁コイルが設けられている。
それによって、駆動したいロボットの電磁コイルに通電すれば、そのロボットを上記ガイドレール21に沿って駆動することができ、更に電磁コイルに印加する電圧の方向を変えれば、上記ロボットの上記ガイドレール21に沿う駆動方向を変換することができるようになっている。各ロボット16〜19のガイドレール21に沿う方向を図1に矢印で示すX方向とする。
上記第1乃至第4のロボット16〜19は上下方向に第1乃至第3のアーム22が上下方向に所定間隔で設けられている。なお、図1には最上段の第1のアームのみが示されている。各アーム22は図1に矢印Yで示す前後方向に進退駆動されるとともに、上記X方向とY方向とがなす平面に対して直交するZ方向及びZ方向を回転方向とするθ方向に駆動されるようになっている。
上記第1乃至第3の貼着部2〜4は、後述するごとく上記第1のロボット16によって搬送された基板Wの複数の辺、この実施の形態では図2に示すように3つの辺にそれぞれ粘着性を有する熱硬化性の材料によって形成されたテープ状の異方性導電部材25を貼着するようになっている。
上記第1乃至第3の仮圧着部5〜7は、基板Wの異方性導電部材25が貼着された3つの辺に、図3に示すようにTCP、FPC又はベアチップなどの電子部品26を仮圧着する。この実施の形態では電子部品26としてFPCが仮圧着される。
上記第1乃至第3の本圧着部11〜13では、上記基板Wに仮圧着された電子部品26を、仮圧着時よりも高い温度で加熱加圧する本圧着が行なわれる。それによって、上記基板Wに電子部品26が実装されることになる。
各本圧着部11〜13で電子部品26が本圧着された基板Wはこれら本圧着部11〜13から搬出されて上記アンローダ部14に格納された後、次工程に受け渡されるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって基板Wに電子部品26を実装する手順を説明する。ローダ部1に複数の基板Wが搬入されたならば、図2に矢印aで示すように第1のロボット16の第1乃至第3の3本のアーム22によって上記ローダ部1から3枚の基板Wを取り出す。
基板Wを取り出した第1のロボット16は、第1の貼着部2に対向する位置までX方向に移動し、矢印bで示すように、この第1の貼着部2に1枚の基板Wを供給する。ついで、第1のロボット16は第2の貼着部3に対向する位置までX方向に駆動された後、矢印cで示すようにこの第2の貼着部3に1枚の基板Wを供給する。その後、第1のロボット16は第3の貼着部4に対向する位置までX方向に駆動され、矢印dで示すように第3の貼着部4に1枚の基板Wを供給する。
第1乃至第3の貼着部2〜4に基板Wを供給し終えると、これら貼着部2〜4では図2に示すように各基板Wの3つの辺に対して異方性導電部材25を順次貼着する。つまり、第1乃至第3の貼着部2〜4では、それぞれの基板Wに対する異方性導電部材25の貼着が平行して同時に行なわれる。それによって、これら3つの貼着部2〜4が均等に稼動することになる。すなわち、3枚の基板Wに対する異方性導電部材25の貼着を、1枚の基板Wに対して行なうのとほぼ同じ時間で行なうことができる。
各貼着部2〜4では、基板Wの3つの辺に対して異方性導電部材25が順次貼着される。基板Wの最初の辺に異方性導電部材25を貼着する際、図示しないテーブル上に供給載置された基板Wをカメラ(図示せず)によって撮像し、その基板WのX、Y及びθ方向の位置を認識する。そして、その位置認識に基いて基板Wの1つ目の辺を位置決めし、その一辺に異方性導電部材25を貼着する。
ついで、基板Wの2つ目の辺を1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺に異方性導電部材25を貼着したならば、3つ目の辺を、同じく1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺に異方性導電部材25を貼着する。
すなわち、各貼着部2〜4ではそれぞれ基板Wの3つの辺に異方性導電部材25を貼着する。そのため、最初に異方性導電部材25が貼着される基板Wの一辺だけを位置認識すれば、他の2つの辺の位置認識をしなくとも、3つの辺に対して異方性導電部材25を位置決めして貼着することができる。
したがって、基板Wの3つの辺に異方性導電部材25を貼着する場合であっても、基板Wの位置認識は1回で済むから、タクトタイムを短縮することができる。
しかも、異方性導電部材25の貼着を3枚の基板Wに対して平行して同時に行なうため、3枚の基板Wに対する異方性導電部材25の貼着を、1枚の基板Wに対して行なう時間とほぼ同じ時間で行なうことができる。
第1乃至第3の貼着部2〜4でそれぞれ基板Wの3つの辺に異方性導電部材25を貼着したならば、各貼着部2〜4の基板Wを第2のロボット17によって図3に示すように第1乃至第3の仮圧着部5〜7に移動させる。
すなわち、第2のロボット17を第1の貼着部2に対向位置させたならば、その第1乃至第3のアーム22のうち、1つ目のアーム22で矢印eに示すように第1の貼着部2から基板Wを取り出す。つぎに、第2のロボット17を第2の貼着部3に対向させて2つ目のアーム22で矢印fで示すように第2の貼着部3から基板Wを取り出し、つぎに第3の貼着部4に対向させて3つ目のアーム22で矢印gで示すように第3の貼着部4から基板Wを取り出す。
第1乃至第3の貼着部2〜4から基板を取り出したならば、第2のロボット17をX方向に駆動して第1の仮圧着部5に対向させ、矢印hで示すように3つの基板Wのうちの1つを第1の仮圧着部5に供給する。
ついで、第2のロボット17を第2の仮圧着部6に対向させ、矢印iで示すようにこの第2の仮圧着部6に基板Wを供給した後、第2のロボット17を第3の仮圧着部7に対向させ、矢印jで示すようにこの第3の仮圧着部7に基板Wを供給する。
このようにして、第1乃至第3の仮圧着部5〜7に基板Wを供給したならば、各仮圧着部5〜7では、それぞれの基板Wの異方性導電部材25が貼着された3つの辺に電子部品26を仮圧着する作業が平行して同時に行なわれる。つまり、第1乃至第3の仮圧着部5〜7では、それぞれの基板Wに対する電子部品26の仮圧着が同時に行なわれるから、これら3つの仮圧着部5〜7が均等に稼動することになる。すなわち、3枚の基板Wに対する電子部品26の仮圧着を、1枚の基板Wに対して行なうのとほぼ同じ時間で行なうことができる。
各仮圧着部5〜7では、基板Wの3つの辺に対して電子部品26が順次仮圧着される。基板Wの最初の辺に電子部品26を仮圧着する際、図示しないテーブル上に供給載置された基板Wをカメラ(図示せず)によって撮像し、その基板WのX、Y及びθ方向の位置を認識する。そして、その位置認識に基いて基板Wの1つ目の辺を位置決めし、その一辺に電子部品26を仮圧着する。
ついで、基板Wの2つ目の辺を1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺に電子部品26を仮圧着したならば、3つ目の辺を、同じく1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺に電子部品26を仮圧着する。
すなわち、それぞれの仮圧着部5〜7で3つの辺に順次電子部品26を仮圧着するようにしたことで、最初に電子部品26が仮圧着される基板Wの一辺だけを位置認識することで、他の2つの辺の位置認識をしなくとも、3つの辺に対して電子部品26を位置決めして仮圧着することができる。
したがって、基板Wの3つの辺に電子部品26を仮圧着する場合であっても、基板Wの位置認識は1回で済むから、タクトタイムを短縮することができる。
このようにして各仮圧着部5〜7で基板Wの3つの辺に電子部品26を仮圧着したならば、各仮圧着部5〜7の基板を第3のロボット18によって図4に示すように第1乃至第3の本圧着部11〜13に移動させる。
すなわち、第3のロボット18を第1の仮圧着部5に対向位置させたならば、その第1乃至第3のアーム22のうち、1つ目のアーム22で矢印kで示すように第1の仮圧着部5から基板Wを取り出す。つぎに、第3のロボット18を第2の仮圧着部6に対向させ、2つ目のアーム22で矢印lで示すように第2の仮圧着部6から基板Wを取り出した後、第3の仮圧着部7に対向させて3つ目のアーム22で矢印mで示すように第3の仮圧着部7から基板Wを取り出す。
第1乃至第3の仮圧着部5〜7から基板Wを取り出したならば、第3のロボット18をX方向に駆動して第1の本圧着部11に対向させる。そして、第3のロボット18が保持した3つの基板Wの1つを矢印nで示すように第1の本圧着部11に供給する。
ついで、第3のロボット18を第2の本圧着部12に対向させ、矢印oで示すように基板Wを第2の本圧着部12に供給した後、第3のロボット18を第3の本圧着部13に対向させ、矢印pで示すように基板Wを第3の本圧着部13に供給する。
このようにして、第1乃至第3の本圧着部11〜13に電子部品26が仮圧着された基板Wを供給したならば、各本圧着部11〜13では、それぞれの基板Wに仮圧着された電子部品26を本圧着する作業が行なわれる。つまり、第1乃至第3の本圧着部11〜13では、それぞれの基板Wに対して仮圧着された電子部品26の本圧着が平行して同時に行なわれるから、これら3つの本圧着部11〜13が均等に稼動することになる。すなわち、3枚の基板Wに対する電子部品26の本圧着を、1枚の基板Wに対して行なうのとほぼ同じ時間で行なうことができる。
本仮圧着部11〜13では、基板Wの3つの辺に仮圧着された電子部品26が順次本圧着される。基板Wの最初の辺の電子部品26を本圧着する際、図示しないテーブル上に供給載置された基板Wをカメラ(図示せず)によって撮像し、その基板WのX、Y及びθ方向の位置を認識する。そして、その位置認識に基いて基板Wの1つ目の辺を位置決めし、その一辺の電子部品26を本圧着する。
ついで、基板Wの2つ目の辺を1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺の電子部品26を本圧着したならば、3つ目の辺を、同じく1つ目の辺の位置認識データに基いて位置決めし、その辺の電子部品26を本圧着する。
すなわち、それぞれの本圧着部11〜13で3つの辺に仮圧着された電子部品26を順次本圧着するようにした。そのため、電子部品26が仮圧着された基板Wの一辺だけを位置認識すれば、他の2つの辺の位置認識をしなくとも、3つの辺に仮圧着された電子部品26を精密に位置決めして本圧着することができる。
したがって、基板Wの3つの辺に電子部品26を本圧着する場合であっても、基板Wの位置認識は1回で済むから、タクトタイムを短縮することができる。
このようにして、各本圧着部11〜13で基板Wの3つの辺に仮圧着された電子部品26を本圧着したならば、各本圧着部11〜13の基板Wを第4のロボット19によって図5に示すようにアンローダ部14に格納する。
すなわち、第4のロボット19を第1の本圧着部11に対向位置決めしたならば、その第1乃至第3のアーム22のうち、1つ目のアーム22によって矢印qで示すように第1の本圧着部11から基板Wを取り出す。つぎに、第4のロボット19を第2の本圧着部6に対向させ、2つ目のアーム22によって矢印rで示すように第2の本圧着部12から基板Wを取り出した後、第3の本圧着部13に対向させて3つ目のアーム22によって矢印sで示すように第3の本圧着部13から基板Wを取り出す。
第1乃至第3の本圧着部11〜13から基板Wを取り出したならば、第4のロボット19をX方向に駆動してアンローダ部14に対向させる。ついで、第4のロボット19の3つのアーム22に保持された基板Wを、矢印tで示すように上記アンローダ部14に順次格納する。それによって、電子部品26が本圧着された基板Wを、上記アンローダ部14から次工程に受け渡すことが可能になる。
なお、各工程において、基板Wが第1乃至第4のロボット16〜19にて取り出されたならば、その工程には前工程のロボットによって前工程での作業が終了した基板Wが供給される。
このように、第1乃至第3の貼着部2〜4での基板Wに対する異方性導電部材25の貼着を同時に行なうとともに、第1乃至第3の仮圧着部5〜7での電子部品26の仮圧着を同時に行い、さらに第1乃至第3の本圧着部11〜13での電子部品26の本圧着を同時に行なうようにした。
そのため、3つの貼着部2〜4、仮圧着部5〜7及び本圧着部11〜13をそれぞれ均等に稼動させることで、3枚の基板Wの処理を1枚の基板Wを処理する時間で行なえるから、装置全体の稼働率を向上させ、生産性を高めることができる。
すなわち、従来のように、基板Wを第1乃至第3の貼着部2〜4、第1乃至第3の仮圧着部5〜7及び第1乃至第3の本圧着部11〜13に順送りしながら、上記基板Wの3つの辺に導電性部材25を順次貼着したり、電子部品26の仮圧着や本圧着を行なう場合に比べ、各貼着部2〜4、各仮圧着部5〜7及び各本圧着部11〜13を均等に稼動させることで、3枚の基板Wの処理を1枚の基板Wを処理する時間で行なえるから、これらの稼働率を高めることができる。
各貼着部2〜4、各仮圧着部5〜7及び各本圧着部11〜13で基板Wの3つの辺に対する作業を行なうようにしたため、基板Wの最初に作業が行なわれる辺を位置認識すれば、他の二辺に対する作業は、最初の辺の位置に認識に基いて位置決めできる。つまり、基板Wの三辺に電子部品26を本圧着する場合、異方性導電部材25の貼着、電子部品の仮圧着及び本圧着において、それぞれ基板Wの位置認識を1回行なうだけでよいから、そのことによってタクトタイムを短縮することができる。
第1乃至第4のロボット16〜19を、第1乃至第3のアーム22を有する構成としている。そのため、ローダ部1から3枚の基板Wを同時に取り出すことができるばかりか、3本のアーム22に保持された基板Wを第1乃至第3の貼着部2〜4に順次供給することができる。言い換えれば、第1乃至第4のロボット16〜19は3枚の基板Wを保持して移動することができる。
第1乃至第4のロボット16〜19が1枚の基板Wだけしか保持できない場合、ローダ部1から3つの貼着部2〜4に基板Wを供給するには、第1のロボット16がローダ部1と各貼着部2〜4との間を3往復しなければならない。
それに対し、第1のロボット16が3本のアーム22を有することで、第1貼着部2及び第2の貼着部3に基板Wを供給するごとに、第1のロボット16がローダ部1へ戻ることなく、3つの貼着部2〜4に基板Wを供給することができる。したがって、そのことにより、各貼着部2〜4に基板Wを供給するために要するタクトタイムを短縮することができる。
さらに、第2乃至第4のロボット17〜19は3本のアーム22を備えている。そのため、第2のロボット17によって第1乃至第3の貼着部2〜4から基板Wを取り出して第1乃至第3の仮圧着部5〜7へ基板Wを供給する作業、第3のロボット18によって第1乃至第3の仮圧着部5〜7から基板Wを取り出して第1乃至第3の本圧着部11〜13へ基板を供給する作業、及び第4のロボット19によって第1乃至第3の本圧着部11〜13から基板Wを取り出してアンローダ部14に格納する作業も、同様にタクトタイムを短縮することができる。
また、基板Wの受け渡しと受け取りを異なるロボットで行なうため、各ロボットは1つの作業が完了したならば、直ちに次の作業を行なうことができるから、タクトタイムを短縮することができる。
上記構成の実装装置によれば、それぞれ3つの貼着部2〜4、仮圧着部5〜7及び本圧着部11〜13のうち、少なくとも1つの貼着部、仮圧着部及び本圧着部が稼動していれば、第1乃至第4のロボット16〜19によって稼動している部分に基板Wを順次搬送することで、基板Wに電子部品26を実装することが可能となる。そのため、実装装置の一部分が故障しても、生産が全面的に停止することがないから、稼働率の低下を最小限にすることができる。
ローダ部1に複数種、たとえば3種類の基板Wを収容したり、3つのローダ部1を配置してそれぞれのローダ部1に異なる品種の基板Wを収容し、ローダ部1から第1のロボット16によって3種類の基板Wを取り出し、各種類の基板Wをそれぞれの貼着部2〜4に供給した後、第2、第3のロボット17,18によってそれぞれの仮圧着部5〜7及び本圧着部11〜13に順次搬送すれば、3種類の基板Wに対して電子部品26を平行して同時に実装することができる。
実装装置を、それぞれ3つの貼着部2〜4、仮圧着部5〜7及び本圧着部11〜13によって構成したが、4つ以上にすることで、生産性を向上させることができる。たとえば、基板Wの3辺に電子部品を実装する場合、貼着部、仮圧着部及び本圧着部をそれぞれ6つとすれば、6枚の基板Wに対して異方性導電部材25の貼着及び電子部品26の実装を平行して同時に行なうことができる。
図6はこの発明の第2の実施の形態を示す。なお、図1に示す実装装置と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
すなわち、この実施の形態は第1乃至第3の貼着部2〜4、第1乃至第3の仮圧着部5〜7及び第1乃至第3の本圧着部11〜13に設けられたテーブル28が示されている。各テーブル28は、上記第1の実施の形態で説明したものと同様、X、Y、Z及びθ方向に駆動されるようになっている。
隣り合う各部間には、それぞれ基板Wを下流側に搬送する受け渡し手段としてのそれぞれ一対のコンベアが設けられている。基板の流れ方向の最も上流側に位置するコンベアを第1のコンベア29aとし、以下順に第2乃至第10のコンベア29b〜29jとする。
上記構成の実装装置では、まず、ローダ部1に収容された基板Wを図示しない吸着手段によって第1のコンベア29aに載せて第1の貼着部2に搬送する。ここで、基板Wは第1の貼着部のテーブル28によって第1のコンベア29aから受け取られた後、第2のコンベア29bに移載される。
第2のコンベア29bは基板Wを第2の貼着部3に搬送する。第2の貼着部3に搬送された基板Wはここのテーブル28によって受け取られた後、第3のコンベア29cに載せられて第3の貼着部4に搬送される。そして、ここのテーブル28によって受け取られる。
同様にして、ローダ部1から2枚目の基板Wを取り出したならば、その基板Wを第1、第2のコンベア29a,29b及び第1の貼着部テーブル28を利用して第2の貼着部3に搬送し、ここのテーブル28に受け渡す。つぎに、3枚目の基板Wをローダ部1から取り出して第1のコンベア29aによって第1の貼着部2に搬送し、ここのテーブル28に受け渡す。
このようにして、第1乃至第3の貼着部2〜4に基板Wを供給したならば、これらの貼着部2〜4を平行して同時に作動させ、各基板Wの3つの辺に異方性導電部材25を順次貼着する。
第1乃至第3の貼着部2〜4で、それぞれ基板Wの3つの辺に異方性導電部材25を貼着したならば、第3の貼着部4で異方性導電部材25が貼着された基板Wを、ここのテーブル28によって第4のコンベア29dに移載した後、第1、第2の仮圧着部5,6のテーブル28と、第5、第6のコンベア29e,29fを利用して、第3の仮圧着部7に移動させ、ここのテーブル28に載置する。このときの基板Wの動きを図6に矢印Aで示す。
つぎに、第2の貼着部3の基板Wを第3、第4、第5のコンベア29c,29d,29e及び第2、第3の貼着部3,4及び第1の仮圧着部5のテーブル28を利用して第2の仮圧着部6のテーブル28に載置する。このときの基板Wの動きを矢印Bで示す。
つぎに、第1の貼着部2の基板Wを第2、第3、第4のコンベア29b、29c、29d及び第1、第2、第3の貼着部のテーブル28を利用して第1の仮圧着部5のテーブル28に載置する。このときの基板Wの動きを矢印Cで示す。
異方性導電部材25が貼着された基板Wが第1乃至第3の貼着部2〜4から第1乃至第3の仮圧着部5〜7に移載されると、ローダ部1からは新たな基板Wが第1乃至第3の貼着部2〜4に搬送される。
第1乃至第3の仮圧着部5〜7のテーブル28に基板Wが供給載置されたならば、これらの仮圧着部5〜7を平行して同時に作動させ、各基板Wの3つの辺に対して電子部品26を順次仮圧着する。
第1乃至第3の仮圧着部5〜7でそれぞれ基板Wの3つの辺に電子部品26が仮圧着されたならば、各仮圧着部5〜7の基板Wを第1乃至第3の本圧着部11〜13のテーブル28に移載する。
すなわち、第5乃至第9のコンベア29e〜29jと、第1乃至第3の仮圧着部5〜7のテーブル28及び第1、第2の本圧着部11,12のテーブル28を駆動して、第3の仮圧着部7の基板Wを矢印Dで示すように第3の本圧着部13のテーブル28に移動させ、第2の仮圧着部6の基板Wを矢印Eで示すように第2の本圧着部12のテーブル28に移動させる。ついで、第1の仮圧着部5の基板Wを矢印Fで示すように第1の本圧着部11のテーブル28に移動させる。
電子部品26が仮圧着された基板Wが第1乃至第3の仮圧着部5〜7から第1乃至第3の本圧着部11〜13に移載されたならば、第1乃至第3の貼着部2〜4で異方性導電部材25が貼着された基板Wが第1乃至第3の仮圧着部2〜4に搬送される。
このようにして、第1乃至第3の本圧着部11〜13に基板Wを供給したならば、各本圧着部11〜13を平行して同時に作動させ、各基板Wの3つの辺に仮圧着された電子部品26を順次本圧着する。
各本圧着部11〜13で電子部品26の本圧着が済んだならば、第8乃至第10のコンベア29h、29i,29j及び第1乃至第3の本圧着部11〜13のテーブル28を利用して矢印Gで示すように第3の本圧着部13の基板Wをアンローダ部14に格納した後、矢印Hで示すように第2の本圧着部12の基板Wをアンローダ部14に格納し、最後に第1の本圧着部11の基板Wを矢印Iで示すようにアンローダ部14に格納する。
各本圧着部11〜13から電子部品26が本圧着された基板Wがアンローダ部14に格納されると、第1乃至第3の仮圧着部5〜7で電子部品26が仮圧着された基板Wが第1乃至第3の本圧着部11〜13に搬入される。
このような構成の実装装置であっても、第1乃至第3の貼着部2〜4で異方性導電部材25の貼着を平行して同時に行なうことができ、同様に第1乃至第3の仮圧着部5〜7での電子部品26の仮圧着を平行して同時に行なうことができる。さらに、第1乃至第3の本圧着部11〜13での電子部品26の本圧着を平行して同時に行なうことができる。
したがって、この実施の形態においても、それぞれ3つの貼着部2〜4、仮圧着部5〜7及び本圧着部11〜13を均等に稼動させることができ、しかも3枚の基板Wを1枚の基板Wを処理する時間で処理することができるから、装置全体の稼働率を向上させ、生産性を高めることができる。
上記各実施の形態では、基板の3つの辺に電子部品を実装する場合について説明したが、2つの辺或いは4つの辺に実装する場合であっても、この発明を適用することができる。
上記各実施の形態では基板の3つの辺に電子部品を実装するため、貼着部、仮圧着部及び本圧着部をそれぞれ3つ設けるようにしたが、基板の2つの辺に電子部品を実装する場合には、それぞれ2つの貼着部、仮圧着部及び本圧着部を設ければよく、4つの辺に電子部品を実装する場合には、それぞれ4つの貼着部、仮圧着部及び本圧着部を設ければよい。
また、それぞれ4つの貼着部、仮圧着部及び本圧着部を設け、基板に実装される電子部品の数、つまり実装される辺の数に応じて複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部を平行して同時に稼動させるようにしてもよい。
また、第1の実施の形態では、基板の供給を第1乃至第4のロボットによってローダ部とそれぞれ3つの貼着部、仮圧着部、本圧着部に対する基板の出し入れを第1乃至第4のロボットをX方向に駆動しながら1枚ずつ行なうようにしたが、各ロボットにX方向に沿う第1乃至第3のアームを水平に設けることで、3つの貼着部、仮圧着部、本圧着部に対する基板の出し入れを一度に行うようにしてもよい。
そのようにすれば、各ロボットのY方向の動き3回から1回に減らすことができるから、その分、生産性や稼働率を向上させることができる。
この発明の第1の実施の形態の実装装置の概略的構成を示す図。 第1乃至第3の貼着部で基板に異方性導電部材を貼着するときの動作を説明する図。 第1乃至第3の仮圧着部で基板に電子部品を仮圧着するときの動作を説明する図。 第1乃至第3の本圧着部で基板に電子部品を本圧着するときの動作を説明する図。 第1乃至第3の圧着部で電子部品が本圧着された基板をアンローダ部に格納するときの動作を説明する図。 この発明の第2の実施の形態の実装装置の概略的構成を示す図。
符号の説明
1…ローダ部、2…第1の貼着部、3…第2の貼着部、4…第3の貼着部、5…第1の仮圧着部、6…第2の仮圧着部、7…第3の仮圧着部、11…第1の本圧着部、12…第2の本圧着部、13…第3の本圧着部、14…アンローダ部、16〜19…第1乃至第4のロボット(受け渡し手段)。

Claims (7)

  1. 矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    基板が貯えられたローダ部と、
    このローダ部から取り出された基板が一枚ずつ供給され各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう複数の貼着部と、
    複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板がそれぞれ供給されそれらの基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部と、
    複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板がそれぞれ供給されそれらの基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部と、
    複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板が格納されるアンローダ部と、
    上記貼着部の数に対応する複数のアームを有し、上記ローダ部、上記貼着部、上記仮圧着部及び上記アンローダ部に対して上記複数のアームによって複数の基板の搬出及び供給を行なう第1乃至第4のロボットを具備し、
    上記第1のロボットは上記ローダ部から複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の貼着部に供給し、上記第2のロボットは複数の貼着部で上記導電性部材が貼着された複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の仮圧着部に供給し、上記第3のロボットは複数の仮圧着部で上記電子部品の仮圧着が行われた基板を一枚ずつ取り出して上記複数の本圧着部に供給し、上記第4のロボットは複数の本圧着部で基板に仮圧着された電子部品が本圧着された基板を取り出して上記アンローダ部に格納するよう構成されていることを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記ローダ部、複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及びアンローダ部は一列に配置されていて、
    上記第1乃至第4のロボットは上記各部の配置方向に沿って駆動可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 上記ローダ部には複数種の基板が貯えられ、異なる種類の基板が上記第1のロボットによって上記ローダ部から取り出されて複数の貼着部に供給された後、上記第2、第3のロボットによって上記仮圧着部及び本圧着部に順次供給されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  4. 矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
    ローダ部に基板を貯える工程と、
    上記ローダ部から取り出された基板を複数の貼着部にそれぞれ供給し、これら貼着部によって各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部にそれぞれ供給し、これら仮圧着部によって各基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部にそれぞれ供給し、これら本圧着部によって各基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板をアンローダ部に格納する工程を具備し、
    上記ローダ部から上記貼着部の数に対応する枚数の基板を一枚ずつ取り出し上記複数の貼着部に供給する工程と、上記貼着部で上記導電性部材が貼着された複数の基板を一枚ずつ取り出して上記複数の仮圧着部に供給する工程と、上記仮圧着部で上記電子部品が仮圧着された複数の基板を取り出して上記複数の本圧着部に供給する工程と、上記本圧着部で上記電子部品が本圧着された複数の基板を1枚ずつ取り出して上記アンローダ部に格納する工程は、それぞれ上記貼着部の数と同じ数の複数のアームを有する第1乃至第4のロボットによって行うことを特徴とする電子部品の実装方法。
  5. 上記ローダ部には複数種の基板が貯えられ、異なる種類の基板が複数の貼着部、仮圧着部及び本圧着部に順次供給されることを特徴とする請求項4記載の電子部品の実装方法。
  6. 矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    基板が貯えられたローダ部と、
    上記ローダ部から順送りして供給された複数の基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう複数の貼着部と、
    複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板がそれぞれ順送りされて供給され、これらの基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう上記貼着部の数と同じ数の複数の仮圧着部と、
    複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板がそれぞれ順送りされて供給され、これらの基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう上記貼着部の数と同じ数の複数の本圧着部と、
    複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板が順送りされて格納されるアンローダ部と、
    上記ローダ部、複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及びアンローダ部の間にそれぞれ設けられた複数のコンベアを具備し、
    上記複数のコンベアは、上記ローダ部の複数の基板を一枚ずつ上記複数の貼着部の流側から流側に順送りして上記複数の貼着部の流側から流側に供給して上記導電性部材を平行して同時に貼着してから、上記複数の貼着部から上記複数の仮圧着部の流側から流側及び上記複数の本圧着部の流側から流側に上記基板を一枚ずつ順次順送りして上記複数の仮圧着部の下流側から上流側及び上記複数の本圧着部の下流側から上流側に供給して上記電子部品の仮圧着及び本圧着を平行して同時に行った後、上記アンローダ部に格納することを特徴とする電子部品の実装装置。
  7. 矩形状の基板の複数の辺に粘着性の導電性部材を介して電子部品を実装する電子部品の実装方法であって、
    ローダ部に基板を貯える工程と、
    上記ローダ部から複数の基板を複数の貼着部にそれぞれ順送りして供給し、これら貼着部によって各基板に対する上記導電性部材の貼着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の貼着部によって複数の導電性部材が貼着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の仮圧着部にそれぞれ順送りして供給し、これら仮圧着部によって各基板の上記導電性部材が貼着された辺に対する上記電子部品の仮圧着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の仮圧着部によって複数の電子部品が仮圧着された各基板を上記貼着部と同じ数の複数の本圧着部にそれぞれ順送りして供給し、これら本圧着部によって各基板に仮圧着された電子部品に対する本圧着を平行して同時に行なう工程と、
    複数の本圧着部で電子部品が本圧着された複数の基板を順送りしてアンローダ部に格納する工程を具備し、
    記ローダ部、複数の貼着部、複数の仮圧着部、複数の本圧着部及びアンローダ部の間にそれぞれ設けられた複数のコンベアによって、上記ローダ部の複数の基板を一枚ずつ上記複数の貼着部の流側から流側に順送りして上記複数の貼着部の下流側から上流側に供給して上記導電性部材を平行して同時に貼着してから、上記複数の貼着部から上記複数の仮圧着部の流側から流側及び上記複数の本圧着部の流側から流側に上記基板を一枚ずつ順次順送りして上記複数の仮圧着部の下流側から上流側及び上記複数の本圧着部の下流側から上流側に供給して上記電子部品の仮圧着及び本圧着を平行して同時に行った後、上記アンローダ部に格納することを特徴とする電子部品の実装方法。
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