JP4798434B2 - 情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段 - Google Patents

情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段 Download PDF

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Description

本発明は、DMをはじめとして葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段に関する。
詳しくは、見掛けは通常のDM、葉書、往復葉書、封書等であるにもかかわらず、折り畳まれ或いは切り離されて多層に重ね合わされたシートが剥離可能に積層されているため、内部に多量の情報が隠蔽されている情報通信体の製造方法おいて、ロール状に巻かれた状態の疑似接着フィルムシートを順次繰り出す際に、ブレーキを掛けながら適度のテンションをフィルムシートに与えることにより、弛みを取り除きながら繰り出すことにより、安定して情報通信体を容易にしかも大量に製造することを可能にした疑似接着フィルムシートの繰り出し手段に関する。
最近、葉書等の郵便物において、情報が記載された複数の葉片を折り畳み或いは切り離し、重ね合わせて郵送可能にした情報通信体が多用されている。そのような情報通信体の製造方法として、例えば、特開平5−38894号公報には、一時接着された2層の透明フィルムの両外側に感熱接着剤層を設けた4層構成の積層シートからなる疑似接着シートを、折り畳まれた連続フォーム用紙からなる長尺シートの対向面間に挿入し、感熱接着により各紙片を剥離可能に一体化するように構成された密着書簡の連続製造装置が開示されている。
前記密着書簡の連続製造装置では、複数の葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを任意の折り線で折り畳み、重ね合わせる重ね行程と、重ね行程の上方にガイドロールからなるサポート部材が配置されると共にサポート部材から下流に沿って上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段が順次配置され、重ね合わされた長尺シートを、上流側搬送駆動手段及び下流側搬送駆動手段により、上方に引き上げつつサポート部材を介して転向させると共に上流側搬送駆動手段、搬送用テーブル及び下流側搬送駆動手段に沿って搬送する搬送駆動行程と、重ね合わされて搬送される長尺シートの任意の対向面間に、搬送用テーブル上において、両外側に感熱接着剤層が形成された疑似接着フィルムシートを挿入する挿入行程と、疑似接着シートが挿入された長尺シートを、下流側搬送駆動手段の下流において、個別の単位シート毎に裁断する裁断行程と、個別に裁断された各単位シートに加熱・加圧処理を施すと共に疑似接着フィルムシートと各単位シートとの対向面を感熱接着剤層を介して接着する接着一体化行程とが順次実行される。
ところで、前記密着書簡の製造装置における長尺シートの対向葉片間への疑似接着フィルムシートの挿入手段は、複数のガイドローラと複数の金属板からなるガイドを使用し、複雑な経路を経た後に挿入するようになっている。そして複数のガイドローラの中の一個をダンサーアームに取り付けて、回転位置を検出するポテンションメータで制御することにより、供給する疑似接着フィルムシートの量を長尺シートと一致して繰り出すよう疑似接着フィルムシートのロールの回転を制御するように構成することが好ましいとしている。
特開平5−38894号公報
しかしながら、疑似接着フィルムシートの繰り出し量をポテンションメータで制御することは現状非常に困難である。例えば、長尺シートの搬送速度よりも僅かでも繰り出し量が多いと、疑似接着フィルムシートの張りがなくなるため蛇行の原因になり、また繰り出し量が少ないと疑似接着フィルムシートの流れにブレーキがかかり長尺シートと共に搬送経路から脱落する事故を発生させるのである。
即ち、疑似接着フィルムシートがロール状に巻き取られているため、巻き径が大きい場合にはモーメントにより繰り出し力が大きくなるので、惰性で比較的容易に疑似接着フィルムシートにテンションを掛けることなく繰り出せるが、逆に巻き径が小さくなるとモーメントにより繰り出し力が小さくなるため、強い力で疑似接着フィルムシートを引っ張り出しながら繰り出さなければならなくなる。結局、疑似接着フィルムシートロールの径の変化における前記繰り出し力の変化に対応して制御する必要があるが、前記引例のダンサーアームとポテンションメータの組み合わせによる制御では、既述の通り疑似接着フィルムシートの特性から派生する繰り出し力の複雑な変化に対応することは極めて困難なのである。
そしてこのような症状により、例えば図13(A)に示すように、フィルムの繰り出し量とポテンションメータの制御が首尾良く働いている場合には問題ないが、僅かな制御誤差によりバランスが崩れると、同図(B)に示すように、疑以接着フィルムシートがガイドから離脱してしまい、長尺シート自体もラインから脱落させてしまい結果的に製品の不良を発生させるのである。
さらに、前記特許文献の発明によれば、ダンサーアームとポテンションメータ等の部品や、疑似接着フィルムシートロールを強制的に回転させるモータ等高価な部品を必要とするため、コストが上昇すると共に製造装置の大きさも大きくなり無駄なスペースを必要とすると共にそれら部品の故障に伴うメンテナンス等の手間が増える。
ユーザーサイドとしては安価で単純な構成で、しかも確実に繰り出し量を制御してくれる手段を選びたいところである。
上記課題を解決するために本出願人は、特願2006−185277号において画期的なフィルムシートの繰り出し手段を提供している。
前記発明は使い始め当初のフィルムシートロールが最大径の時(モーメントによる繰り出し力が最小)に最小のブレーキ力を設定しておけばよく、フィルムシートの繰り出しが進行して巻き径が減少した場合にも、モーメントによる繰り出し力が大きくなり過ぎフィルムシートに過度のバックテンションが掛かることを回避することができ、仮にモーメントによる繰り出し力が大きくなりすぎた場合には、紙管がシャフトと連動する必要がなく自由に回転できるので、ある時点で紙管のみが独自にスリップ回転を始めモーメントによる繰り出し力の増加を自動的に回避する事ができるというものである。
而るに本発明者等の実験によると、前記発明では、フィルムシートロールの巻き径が小さくなり、重量が軽くなり初めて紙管がスリップ回転可能になるのであるが、その巻き径に達する以前にモーメントによる繰り出し力が大きくなりすぎた場合には対処できないことが判明した。そして本発明者等は、それを回避するには、スリップ回転が可能になるまでに段階的にブレーキを調整すればよいことに気付くと共にそれを実現するための画期的な手段を新たに開発したのである。
上記課題を解決するために本発明に係る疑似接着フィルムシートの繰り出し手段は、折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片が縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを連続的に折り畳み及び/又は切り重ねることにより形成される任意の対向葉片間に、剥離可能に接着された疑似接着フィルムシートを連続的に挿入した後に、個別の情報通信体に裁断すると共に加圧又は加熱・加圧処理により前記対向する葉片同士を剥離可能に一体化する情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段において、疑似接着フィルムシートロールの外径を識別する位置に前記疑似接着フィルムシートロールに対して垂直方向から感知するように限定反射型センサを設置し、当初疑似接着フィルムシートロールが掛けられたシャフトに一定値のブレーキ力が掛かるように設定しておき、疑似接着フィルムシートの繰り出しと共に外径が小さくなり前記限定反射型センサが疑似接着フィルムシートロールの外径を識別できない位置になった時に、前記疑似接着フィルムシートロールが掛けられたシャフトに、前記当初の一定値と異なる第二の値のブレーキ力が掛かるように切り替えることを特徴としている。
本発明において、疑似接着フィルムシートロールは勿論紙管の材料、構成等に特別な制限はない。また疑似接着フィルムシートロールの外径を感知するセンサとしては限定反射型が好適に使用される
本発明の疑似接着フィルムシートの繰り出し手段によれば、使い始め当初の疑似接着フィルムシートロールが最大径の時(モーメントによる繰り出し力が最小)に一定のブレーキ力を設定すると共に、ブレーキと連動したセンサに疑似接着フィルムシートロールの外径を感知させておく。そして任意の巻き径で、センサが外径を感知しなくなりOFFになると第二のブレーキ力になるように、例えばシャフトの回転力を調整するパウダーブレーキ等の力を電気的に制御するようにしておく。このようにしておけば、巻き径が減少するにつれモーメントによる繰り出し力が次第に増していっても、任意の巻き径でブレーキ力を減少させることにより疑似接着フィルムシートの繰り出しに影響を与えることはない。
またセンサの数を複数にすればその数分のブレーキ力の切り替えも可能になり、デリケートなモーメントの変化に十分対応ができる。
さらにセンサとパウダーブレーキ等との単純な組み合わせによる構成なため、特許文献のようなダンサーアームとポテンションメータ等の部品や、フィルムシートロールを強制的に回転させるモータ等高価な部品を必要とせず、コストが掛からず安価ですむと共にスペースを必要としないためシステムをコンパクトに小さく収めることができる。また構成部品が少ないため故障が少なくて済むと共にメンテナンスも容易になる。
以下、本発明を実施例に基づき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、疑似接着フィルムシート繰り出し手段の原理を説明する要部概略図である。図2(A)は、図1に示す疑似接着フィルムシート繰り出し手段における紙管とシャフトの組み合わせ状態を示す斜視図、同図(B)は、同図(A)に示す疑似接着フィルムシートの繰り出し手段の繰り出し動作中における斜視図である。図3(A)及び(B)は疑似接着フィルムシートロールの外径とセンサの関係を示す側面図である。
本発明が対象とする疑似接着フィルムシートの繰り出し手段は、例えば図1及び図2(B)に示すように、折り畳まれて積層された形態の長尺シートの搬送ラインLにおいて、その対向面間に疑似接着フィルムシートFを連続的に挿入する場合に適用する
本発明に係る疑似接着フィルムシートの繰り出し手段は、具体的には、図2(A)に示すようにシャフトVに疑似接着フィルムシートロールFRの紙管Wを嵌め込み、図1及び図2(B)に示すように、疑似接着フィルムシートロールFRからブレーキを掛けながら繰り出される疑似接着フィルムシートFを、搬送ラインLの流れに送り込む機構からなる。
前記のように繰り出される疑似接着フィルムシートFは、図1及び図2(B)に示すように、例えば途中のサポートローラR、Rを通過して経路を変化させられ、前記搬送ラインLに送り込まれる。
図3(A)及び(B)は疑似接着フィルムシートロールFRの外径とセンサJの関係を示す要部側面図である。
ところで同図(A)と(B)を比較すると疑似接着フィルムシートロールFRの径が大きい(A)よりも径が小さい(B)の方が、モーメントの関係により繰り出しに力が必要になる。(A)で設定したブレーキ力は前記繰り出し力に加算されるため、ある径(図では一点鎖線で示す円の径と仮定)になると繰り出し力とブレーキ力の加算力が大きくなりすぎる。そうするとスムーズに疑似接着フィルムシートが繰り出されなくなり、下流のラインの流れに大きな影響を及ぼすことになる。その場合一点鎖線よりも径が小さくなったらブレーキ力を小さくして、繰り出し力との加算力を小さくなるように操作すればよい。
前記操作の具体的な手段として同図(A)に示すように、当初の外径をセンサJは反射光Qで読み取っている。この読み取り範囲中は、当初のブレーキ力が働くように設定しておく。そして図中一点鎖線で示す円の径までは反射光Qを読み取ることができるが、それよりも外径が小さくなると、同図(B)に示すように、反射光QがセンサJの受光部分からはずれてしまい読み取ることが不可能になる。読み取りが不可能になりセンサの反応がオフになると、予め設定しておいた当初の設定より緩いブレーキ力に切り替わる。このようにブレーキ力を2段階或いはさらに複数の段階に切り替わるようにしておけば疑似接着フィルムシートロールFRの最後の繰り出しまで対応することが可能になるのである。
次に本発明を情報通信体の製造方法に使用した場合図面と共に説明する。
図4(A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。図5は、本発明に係る疑似接着フィルムシートの繰り出し手段を適用した情報通信体の製造方法の一例を説明する要部概念概略図である。図6は、折り畳まれて搬送されている長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートをターンプレートに沿って挿入する様子を説明する要部概念斜視図である。図7は、図6における折り畳まれた長尺シートのX−X線切断断面図である。図8は、疑似接着シートの断面図である。図9は、図6における、葉片間に疑似接着シートが挿入された状態の長尺シートのY−Y線切断断面図である。図10は、ターンプレートを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する様子を説明する要部概念斜視図。図11は、図6におけるターンプレート部分の一部破断平面図である。図12は、完成した情報通信体の斜視図である。図13(A)は、特許文献1に示す従来技術に係る手段により長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する場合におけるターンプレート部分の一部破断平面図、同図(B)は、同図(A)に示すターンプレート部分に生じた不具合状態を示す一部破断平面図である。
図4(A)に示すように、長尺シートSは、第一葉片1、第二葉片2及び第三葉片3が折り線4及び5を介して横方向に連接した単位シートtが切取線7を介して縦方向に連接されて構成されている。なお、前記折り線4及び5並びに切取線7は、必ずしも明示する必要はなく、折り筋やミシン目に代えることも可能である。
長尺シートSにおける各単位シートtの第一葉片1及び第三葉片3の各外側には、切落し線6を介してマージナル部分8が連接され、該マージナル部分8にマージナル孔9が所定間隔で穿設されている。なお、前記切落し線6もまた、必ずしも明示する必要はなく、ミシン目等に代えることも可能である。
各単位シートtの第一葉片1表面には、郵便切手欄10a及び郵便番号欄10bが設けられると共に受取人の住所氏名10cが記載され、同様に第二葉片2及び第三葉片3表面には、受取人のプライバシーに関する預金残高や督促内容等の隠蔽情報11が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はなく、広告宣伝等や不特定多数を対象とした通知等の内容であってもよく、さらにそれらの各情報が混在していても差し支えない。
そして、図4(B)に示すように、各単位シートtの第三葉片3裏面及び第二葉片2裏面には隠蔽情報11が記載され、第一葉片1裏面には、隠蔽する必要のない一般情報12が記載されている。なお、前記隠蔽情報11は、必ずしも受取人のプライバシーに関する内容である必要はない。
前記のような長尺シートSは、例えばミシン目で形成された切取線7で蛇腹状に折り畳まれて、図5に示すように左側の紙折り機21にストックされる。そして、前記長尺シートSは、紙折り機21のアングルにより、図7に示すように折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれ、図5及び図6に示すように、重ね合わされながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる。
サポートローラ22の下流側には、ピントラクタ式の上流搬送駆動手段23が配置され、さらにその下流側には、第二サポートローラ24を介して搬送用テーブルTが配置され、さらにその下流側には、第三サポートローラ26を介してピントラクタ式の下流搬送駆動手段27が配置されている。
前記下流側搬送駆動手段27は、サポートローラ22の下流側の斜め上方位置に水平又は略水平に第三サポートローラ26を介して配置され、上流側搬送駆動手段23及び搬送用テーブルTは、サポートローラ22から第二サポートローラ24を介して第三サポートローラ26に渡って順次連接された上り斜線に沿って各々配置され、次第に水平に近づく角度となっている。
図7に示すように断面Z字状に折り畳まれて引き上げられた長尺シートSは、図5及び図6に示すように、第一サポートローラ22から斜め上方に、上流側搬送駆動手段23、第二サポートローラ24及び搬送用テーブルTを経て第三サポートローラ26へと搬送され、該第三サポートローラ26を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27を経て搬送され、前記搬送用テーブルT上において、長尺シートSの両側2個所の対向面間に疑似接着シートGが各々挿入される。
搬送用テーブルTの両側端下方には、例えば図5及び図6に示すように、疑似接着シートGのロールが配置され、例えば限定反射型のビームセンサにより外径を感知する或いはしない場合に分けて、疑似接着シートGのロールの繰り出しにおけるブレーキ力を、例えばパウダーブレーキ等により変化させるよう設定された状態で待機する一方、搬送用テーブルTの上面では、図6及び図11に示すように、ターンプレート25が、折り畳まれた長尺シートSの各対向面間に側面から入り込んでいる。
前記疑似接着シートGは、図8に示すように、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、アセテート、ナイロン、ポリカーボネート等の比較的腰の強い支持体51に公知の熱可塑性樹脂52を積層して剥離可能に接着し、さらにその両外側に好ましくは80℃以下で接着性を発揮する低温接着性の感熱接着剤層53を形成して構成されている。
搬送用テーブルTの両側端下方から連続的に繰り出された各疑似接着シートGは、例えば図10に示すように、搬送テーブルTの両側に設けられた各ガイドローラRを介し、長尺シートSの搬送方向に対して角度を持って逆行しながら、ターンプレート25の疑似接着シート折り返し部分41へと進行しながら、そこで反転しつつ長尺シートSの搬送方向に転向し、図11に示すように長尺シートSの各対向面間に各々挿入されると共に長尺シートSと一体になって搬送用テーブルTに沿って下流に搬送される。
前記のように長尺シートSは、各対向面間に疑似接着シートGが挿入されると共に該疑似接着シートGと一体になって、搬送用テーブルTを経て搬送され、第三サポートローラ26を介して水平又は略水平に下流側搬送駆動手段27へ搬送される。
この際に、疑似接着シートGのロール繰り出しにおけるブレーキ力が、その径の大きさにより変化するようコントロールされているため、疑似接着シートが蛇行して長尺シートSからはみ出したり、長尺シートSを搬送駆動手段のピントラクタから脱落させてしまうようなことは起こらず安定した作業が可能になる。
下流側搬送駆動手段27からさらに下流に搬送された長尺シートSは、スリッタ28により各切落し線6から両側のマージナル部分8が切り落とされ、続いてニップローラ29を経てダイカットローラ30により各切取線7から個別の単位シートt毎に切断される。そして、裁断後の各単位シートtは、ヒートローラ31等による最下流の加熱・加圧行程を経て、図12に示すような断面Z字状の葉書形態の情報通信体として完成され、ベルトコンベア等による集積手段でストッカ32に搬送され、ストックされる。
なお、前記ヒートローラ31の代わりに、例えば特許文献1に開示されるヒータ部のように、複数のヒータパネルと搬送ローラを交互に上下に対向させて配置し、その間に各単位シートtを通過させることで加熱し、最終的に排出部分に設けた加圧ローラで加圧するように構成してもよい。
本発明は、既述の実施例に限定されるものではない。
例えば、長尺シートSとして、前記実施例のように、3葉片が折り線を介して横方向に連接された単位シートが縦方向に連接されたものが使用される代わりに、例えば2葉片や4葉片以上の複数葉片が横方向に連接されたものが種々の態様で使用されるように構成してもよい。
また、前記実施例のように、長尺シートSの全ての対向面間に疑似接着シートGが挿入される代わりに、一方の対向面間に前記実施例のように疑似接着シートGが挿入されると共に、他方の対向面間にはその界面を剥離不能に接着するために両面接着シートが挿入されるように構成してもよい。
また、前記実施例のように、長尺シートSが、紙折り機21により折り線4及び5で断面Z字状に折り畳まれて重ね合わせられながら上部の第一サポートローラ22へと引き上げられる代わりに、長尺シートSが、切断機により折り線4及び5で3片に切り離されて重ね合わせられながら第一サポートローラ22へと引き上げられるように構成してもよく、或いは一方の折り線4又は5で折り畳まれると共に他方の折り線5又は4で切り離されて重ね合わせられながら第一サポートローラ22へと引き上げられるように構成してもよい。さらに、前記実施例の代わりに、一方の折り線4又は5で切り離された葉片1又は3が、隣接する2葉片の内の何れかの葉片2若しくは3又は葉片1若しくは2と重ね合わされたまま一体化され、その後、前記一連の製造工程中に又はその最終工程後に別に設けた折り畳み行程において他方の折り線5又は4から折り畳まれるように構成してもよい。
また、前記実施例では、各サポートローラと搬送駆動手段が順次水平に近づく傾斜に沿って配置された場合について説明しているが、これらの配置に特別な制限はない。例えば各サポートローラと上流側搬送駆動手段23が同一の傾斜線上に配置され、続く下流側搬送駆動手段27へと続いても構わず、或いは前記従来技術のように各サポートローラと搬送駆動手段及び搬送テーブルTが同一の水平線上に配置されてもよい。
前記実施例では、搬送用テーブルTの下方に2個の疑似接着シートGのロールが待機する構成が採用されているが、前記ロールの待機場所は下方に限定されるものではない。例えば前記ロールは、上方に待機していてもよく、或いは前記従来技術のように上方と下方に分けて1個ずつ待機して繰り出される構成が採用されてもよい。
また、疑似接着シートGを、外側ガイド45と内側ガイド46等からなるターンプレートに沿って長尺シートの対向葉片間に挿入するようにした前記従来技術に本発明を適用することも可能である。
疑似接着フィルムシート繰り出し手段の原理を説明する要部概略図である。 (A)は、図1に示す疑似接着フィルムシート繰り出し手段における紙管とシャフトの組み合わせ状態を示す斜視図、同図(B)は、同図(A)に示す疑似接着フィルムシートの繰り出し手段の繰り出し動作中における斜視図である。 (A)及び(B)は疑似接着フィルムシートロールの外径とセンサの関係を示す側面図である。 (A)及び(B)は、長尺シートの各々表面図及び裏面図である。 本発明に係るフィルムシートの繰り出し手段を適用した情報通信体の製造方法の一例を説明する要部概念概略図である。 折り畳まれて搬送されている長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートをターンプレートに沿って挿入する様子を説明する要部概念斜視図である。 図6における折り畳まれた長尺シートのX−X線切断断面図である。 疑似接着シートの断面図である。 図6における、葉片間に疑似接着シートが挿入された状態の長尺シートのY−Y線切断断面図である。 ターンプレートを使用して長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する様子を説明する要部概念斜視図。 図6におけるターンプレート部分の一部破断平面図である。 完成した情報通信体の斜視図である。 (A)は、特許文献1に示す従来技術に係る手段により長尺シートの対向葉片間に疑似接着シートを挿入する場合におけるターンプレート部分の一部破断平面図、同図(B)は、同図(A)に示すターンプレート部分に生じた不具合状態を示す一部破断平面図である。
L 搬送ライン
疑似接着フィルムシート
GR 疑似接着フィルムシートロール
R ガイドローラ
W 紙管
V シャフト
Z センサ
Q 反射光
S 長尺シート
T 搬送用テーブル
t 単位シート
1、2、3 葉片
4、5 折り線
6 切落し線
7 切取線
8 マージナル部分
9 マージナル孔
10a 郵便切手欄
10b 郵便番号欄
10c 受取人の住所氏名
11 隠蔽情報
12 一般情報
21 紙折り機
22 第一サポートローラ
23 上流側搬送駆動手段
24 第二サポートローラ
25 ターンプレート
26 第三サポートローラ
27 下流側搬送駆動手段
28 スリッタ
29 ニップローラ
30 ダイカットローラ
31 ヒートローラ
32 ストッカ
41 ターンプレートの疑似接着シート折り返し部分
45 外側ガイド
46 内側ガイド
51 支持体
52 熱可塑性樹脂
53 感熱接着剤層

Claims (1)

  1. 折り線及び/又は切取線を介して横方向に連接された複数の葉片が縦方向に連接されると共に所要面に印刷が施された長尺シートを連続的に折り畳み及び/又は切り重ねることにより形成される任意の対向葉片間に、剥離可能に接着された疑似接着フィルムシートを連続的に挿入した後に、個別の情報通信体に裁断すると共に加圧又は加熱・加圧処理により前記対向する葉片同士を剥離可能に一体化する情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段において、疑似接着フィルムシートロールの外径を識別する位置に前記疑似接着フィルムシートロールに対して垂直方向から感知するように限定反射型センサを設置し、当初疑似接着フィルムシートロールが掛けられたシャフトに一定値のブレーキ力が掛かるように設定しておき、疑似接着フィルムシートの繰り出しと共に外径が小さくなり前記限定反射型センサが疑似接着フィルムシートロールの外径を識別できない位置になった時に、前記疑似接着フィルムシートロールが掛けられたシャフトに、前記当初の一定値と異なる第二の値のブレーキ力が掛かるように切り替えることを特徴とした情報通信体の製造方法における疑似接着フィルムシートの繰り出し手段。
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