JP3236632B2 - 密着書簡の連続製造装置 - Google Patents

密着書簡の連続製造装置

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JP3236632B2
JP3236632B2 JP03787091A JP3787091A JP3236632B2 JP 3236632 B2 JP3236632 B2 JP 3236632B2 JP 03787091 A JP03787091 A JP 03787091A JP 3787091 A JP3787091 A JP 3787091A JP 3236632 B2 JP3236632 B2 JP 3236632B2
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健 松下
政司 北林
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Duplo Seiko Corp
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Nippon Paper Industries Co Ltd
Duplo Seiko Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定事項が印刷及び/
又は記入されている単位フォームが縦方向に連続してい
る連続フォーム用紙を縦方向に折り畳み、その折り畳ま
れた空間部に透明な熱融着性プラスチックシート同士が
一時接着されている積層シートを挿入して単位長さに切
断し、次いでシワなどが発生しない良好な状態に熱融着
させて折り畳まれた単位フォームの用紙面が透明な熱融
着性プラスチックシートで保護され且つ一時接着されて
いる密着書簡を連続的に製造する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種情報を伝達するのに郵便が広
く実施されているが、プライバシーが問題となるような
場合の通信手段としては封書が使用されている。しかし
ながら、封書は葉書に比べて郵便料金だけでもコスト高
であるためにコストを低減させる手段が広く求められて
いる。一方、コストの低い葉書は伝達できる情報量が少
なく且つその情報が部外者の目に曝されるという欠点が
ある。
【0003】そして、現在金融機関等で使用されている
各種通知書等は個人のプライバシー保護の観点から受取
人以外には見えないようにすることが切望されている
が、親展扱いにしたい場合には葉書は利用できない欠点
があると共に、このような通知書等はその情報内容が重
要であるにも拘らず封書であれ葉書であれ記載された情
報が消えたり記載事項を簡単に改ざんできるという欠点
があり、このような欠点のない書簡が切望されていた。
【0004】このような欠点、特に前者の欠点を解消す
る手段として、例えば封筒を使用せずに葉書のように1
枚だけで情報伝達用の書簡を構成する場合を例にとって
説明すると、預金残高通知書や年金支払通知書等におい
て預金残高欄や年金支払額欄等だけを再剥離可能な不透
明な粘着シールで密閉したものが提案されている。しか
しながら、この手段においては再剥離可能な不透明な粘
着シールは通常使用前は剥離紙に粘着されていて、書簡
の預金残高欄や年金支払額欄等の上に貼着されるときに
剥離紙から剥離されて使用されるものであるため、粘着
シールの貼着作業に手数がかかると共に剥離紙が廃棄物
となるためその処理が非常に面倒であるばかりでなく受
取人も剥離した粘着シールを廃棄しなければならないと
いう欠点があり、しかもこの粘着シールは何度でも剥離
と貼着とを繰り返すことが可能であるために剥離した痕
跡が残らないことから完全なプライバシー保護の役割を
果たさせることができないと共に、前記した後者の欠点
即ち記載した情報が消えたり記載事項を改ざんすること
できるという欠点がそのまま残っていた。更にこの手
段を葉書に応用した場合には、伝達できる情報量が少な
いという欠点そのまま残っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解消して葉書であってもまた定形や定形外郵
便物であってもプライバシー保護効果が高く、定形や定
形外郵便物であっても封筒を使用せずに発送することも
可能で、伝達できる情報量を充分多くすることができ、
しかも記載した情報が消えたり記載事項を簡単に改ざん
することもできない書簡を、所定事項が印刷及び/又は
記入されている単位フォームが縦方向に連続している連
続フォーム用紙から連続的にしかもシワなどが発生しな
い良好な状態に製造することができる装置を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、近年透明な熱融着性プラス
チックシート同士が20℃,65%RHで剥離速度300m/分
でのT型剥離強度が10〜70g/50mm程度に一時接着され
ている積層シートが製造販売されていることに着目し、
所定事項が印刷及び/又は記入されている単位フォーム
が縦方向に連続している連続フォーム用紙を縦方向に折
り畳み、その折り畳まれた空間部に上記した透明な熱融
着性プラスチックシート同士が一時接着されている積層
シートを挿入して単位フォーム毎に切り離した後に、こ
の熱融着性プラスチックシートを単位フォームに熱融着
すれば前記した従来技術の欠点を解消した密着書簡を連
続的に製造することが可能であることを究明し、その製
造装置として、連続フォーム用紙を所定の位置で折り畳
む折畳み機と、この折畳み機で折り畳まれた連続フォー
ム用紙を連続搬送用のテーブル上面に沿って水平状態で
連続的に搬送する2組の搬送駆動手段と、その折り畳ま
れた連続フォーム用紙に向けて積層シートを供給する積
層シート供給部と、前記連続搬送用テーブルに沿って設
けられており該積層シート供給部から供給された前記積
層シートを前記折り畳まれた連続フォーム用紙の折返し
空間部に連続的に挿入する積層シート挿入部と、該積層
シート挿入部の下流側に設けられており連続フォーム用
紙の端部の不要部分を除去して書簡としての所定幅にす
るスリッタ部と、該スリッタ部の下流側に設けられてお
り積層シートが挿入されている折り畳まれた連続フォー
ム用紙を搬送方向と直交する方向で且つ書簡としての所
定長さに切断する単位フォーム用切断部と、該単位フォ
ーム用切断部の下流側に設けられており単位フォームを
両面より連続的に加熱しつつ搬送して折り畳まれた単位
フォームに挿入された積層シートの熱融着性プラスチッ
クシートを単位フォームに熱融着させるヒータ部とを備
えている構造の密着書簡を連続的に製造できる装置の開
発に成功したのである。
【0007】以下、図面により本発明に係る密着書簡の
連続製造装置の1実施例について詳細に説明する。図1
は密着書簡がZ型に折り畳まれる三折り葉書である場
合の連続フォーム用紙の1実施例を示す平面図、図2は
図1の連続フォーム用紙を単位フォームとして折り畳む
状態を示す斜視図、図3は積層シートの1実施例の構造
を示す断面説明図、図4は本発明に係る密着書簡の連続
製造装置の1実施例の概略図、図5は連続フォーム用紙
を所定の位置で折り畳む折畳み機を示す斜視図、図6は
上側の積層シート供給部の構造を示す概略図、図7は積
層シート挿入部を示す概略平面図、図8は上側の積層シ
ート挿入部と積層シートとの関係を示す説明図、図9は
上側及び下側の積層シート挿入部と連続フォーム用紙と
の関係を示す概略斜視図、図10は連続フォーム用紙と
積層シートとの関係を示す図7におけるB−B線拡大断
面説明図、図11は搬送駆動手段を示す斜視図、図12
はスリッタ部と単位フォーム用切断部とを示す概略平面
図、図13は搬送駆動手段とスリッタ部と単位フォーム
用切断部との同期駆動機構を示す概略図、図14は開放
状態にあるヒータ部を示す概略斜視図、図15はヒータ
部を示す概略説明図、図16は完成した密着書簡として
の葉書を示す斜視図、図17は密着書簡が三折り葉書
である場合の連続フォーム用紙の他の実施例を示す平面
図、図18は密着書簡が半折り葉書である場合の単位フ
ォーム用紙を示す平面図である。
【0008】先ず、概略的に本発明を説明すると、用紙
としては所定事項が印刷及び/又は記入されている単位
フォーム2が縦方向に連続している連続フォーム用紙1
を使用する。この連続フォーム用紙1はコンピュータに
より宛先や受取人によりそれぞれ異なる必要情報を用紙
表面の所定位置にレーザプリンタにより打ち込まれたも
のを使用するのが便利であり、この場合裏面は受取人に
関係無く伝達したい情報を予め印刷したものとしておく
ことが好ましい。
【0009】この連続フォーム用紙1には、長さ方向に
書簡としての縦方向の寸法に等しい間隔L(図示した実
施例では書簡が葉書であるから郵便葉書の縦方向の寸法
に等しい間隔)でミシン目から成る切取り線1aが平行に
設けられており、またプリンタ等のピントラクタと係合
する穴1bが等間隔で穿設されている片側又は両側の端部
の不要部分1cを除いた部分を幅方向に分割するミシン目
から成る折目線1dが設けられている。この折目線1dは図
1に示した実施例では書簡が葉書であって両側の不要部
分1cを除いた部分を幅方向に単位フォーム2毎に宛先記
入部分2aと中間部分2bと最終部分2cとに3等分割するも
のであるから折目線1dは2本存在し、これらの折目線1d
により分割された部分2a,2b,2cの各幅は郵便葉書の幅
Wと等しくなるように設定されているが、本発明におい
ては連続フォーム用紙1を二折り以上に折り畳む種々
の場合が存在しており、折目線1dにより分割された部分
の各幅がこの実施例のように等しいことは必ずしも必要
ではなく、例えば図18に示すように密着書簡が半折り
葉書である場合には折目線1dは1本だけ存在すれば良
く、この場合には折目線1dの位置は片側にだけしか存在
しない不要部分1cを除いた部分を幅方向に1:2に分割
する位置に設けられることになる。
【0010】かかる連続フォーム用紙1は、長さ方向に
平行に設けられている折目線1dに沿ってそれぞれ二
り以上の所定の折り方向に(図1に示した実施例ではZ
折りに、図17に示した実施例ではS折りに、また図1
8に示した実施例では宛先の記入部分2aではない側が二
折りに折り返されるように)折り畳まれ、その折り畳
まれたことによって形成される折返し空間部1eに積層シ
ート3が挿入されて後に表裏両面から加熱されて積層シ
ート3の表裏両面の透明な熱融着性プラスチックシート
3a,3aが単位フォーム2に熱融着されるのである。
【0011】この積層シート3としては、図3に示す如
く互いに剥離可能な(例えば20℃,65%RHで剥離速度30
0m/分でのT型剥離強度が10〜70g/50mm程度)状態
に一時接着されている透明な熱融着性プラスチックシー
ト3b,3cにそれぞれ透明な熱融着性プラスチックシート
3a,3a同士が透明な熱融着性プラスチックシート3bと3c
との接着強度より大きな接着強度で接着されていると共
に、表裏両面の前記透明な熱融着性プラスチックシート
3aも前記透明な熱融着性プラスチックシート3bと3cとの
接着強度より大きな接着強度で連続フォーム用紙1に熱
融着される構成のもの(この詳細は例えば特願平1-3135
44号公報に開示されている)を示すことができる。
【0012】かかる連続フォーム用紙1を折り畳み、そ
の折り畳まれた空間部1eに透明な熱融着性プラスチック
シート3a同士が一時接着されている積層シート3を挿入
して端部の不要部分1cを除去した後に単位長さLに切断
し、次いでこの単位長さLの単位フォーム2の用紙面に
積層シート3を熱融着させると、この一体となった単位
フォーム2と積層シート3との積層体はシワなどが発生
しない良好な状態でその寸法及び重量によって葉書又は
定形や定形外郵便物としてプライバシー保護効果が高い
書簡となり、受取人にこの書簡が到達した時には上記積
層シート3の透明な熱融着性プラスチックシート3bと3c
との間から剥離して折り畳んだ単位フォーム2を開く
と、情報を片側の面は透明な熱融着性プラスチックシー
ト3aと透明な熱融着性プラスチックシート3bとを通して
またもう一方の面は透明な熱融着性プラスチックシート
3aと透明な熱融着性プラスチックシート3cとを通して読
むことができるが、再度透明な熱融着性プラスチックシ
ート3bと3cとを一時接着させることは特別な装置を使用
しなければできないのであり、またこの単位フォーム2
上に記載されている情報はその表面を透明な熱融着性プ
ラスチックシート3aと3b,透明な熱融着性プラスチック
シート3aと3cによりそれぞれ保護されているので消えた
り改ざんしたりすることができなくなるばかりか、その
上に水をこぼしても記載内容が消えたり単位フォーム2
が簡単に損傷したりすることがなくなるのである。
【0013】以下、本発明に係る密着書簡の連続製造装
置の構造について図面により詳細に説明する。概略的に
構造を示す図4において、6は連続製造装置のフレーム
であり、このフレーム6には後述する搬送駆動手段19か
ら同じく後述する搬送駆動手段50の前まで延在する水平
方向の連続搬送用テーブル7が設けられており、このフ
レーム6の一端である上流側に設置されている折畳み機
10で折り畳まれた連続フォーム用紙1は上記連続搬送用
テーブル7上の上流側にガイドロール18を介して案内さ
れ、連続フォーム用紙1の搬送位置を調整して駆動する
搬送駆動手段19(図示した実施例では連続フォーム用紙
1の両側に不要部分1cが設けられていて且つこの不要部
分1cは折り畳まれた連続フォーム用紙1の両側に位置し
ているので、搬送駆動手段19は2つ存在するが、1つだ
けでも良い)を経てその連続フォーム用紙1が下流側に
向けて連続搬送用テーブル7に沿って矢印Aの方向に連
続的に搬送される。そして、このフレーム6には上流側
より下流側に向けて上記連続搬送用テーブル7に沿って
折り畳まれた連続フォーム用紙1に向けて前記積層シー
ト3を供給する積層シート供給部20及び30(図示した実
施例では連続フォーム用紙1の折返し空間部1eに挿入さ
れる積層シート3は2枚であるから積層シート供給部は
2つであるが、連続フォーム用紙1の折返し空間部1eに
挿入される積層シート3の枚数がn枚であれば積層シー
ト供給部はn個設置される)と、同じく前記連続搬送用
テーブル7に沿って設けられており前記積層シート供給
部20,30から供給された積層シート3を折り畳まれた連
続フォーム用紙1の折返し空間部1eにそれぞれ連続的に
挿入する積層シート挿入部40と、連続フォーム用紙1の
搬送位置を調整して駆動する搬送駆動手段50(図示した
実施例では連続フォーム用紙1の両側に不要部分1cが設
けられていて且つこの不要部分1cは折り畳まれた連続フ
ォーム用紙1の両側に位置しているので、搬送駆動手段
50は2つ存在するが、1つだけでも良い)と、連続フォ
ーム用紙1の一端又は両端に存在する不要部分1cを切断
するスリッタ部70(図示した実施例では連続フォーム用
紙1の両側に不要部分1cが設けられていて且つこの不要
部分1cは折り畳まれた連続フォーム用紙1の両側に位置
しているのでスリッタ部70は2つ存在するが、不要部分
1cが連続フォーム用紙1の片側にしか存在しない場合に
は1つだけである)と、連続フォーム用紙1を長さ方向
に書簡としての縦方向の寸法に等しい間隔Lにミシン目
から成る切取り線1aの位置で切断する単位フォーム用切
断部80と、この単位フォーム用切断部80で切断された単
位フォーム2を両面より加熱しつつ搬送して折り畳まれ
た単位フォーム2のフォーム用紙1の折返し空間部1eに
挿入された積層シート3の熱融着性プラスチックシート
3a,3aをそれぞれ単位フォーム2に熱融着させるヒータ
部100と、このヒータ部100から搬出される完成した密着
書簡130を収集するベルトコンベアスタッカ110とが設置
されている。
【0014】上記各装置を詳細に説明すると、折畳み機
10は図5に示す構造より成り、機枠12は上部に支持軸13
を備えていると共に下部にこの支持軸13と平行に下部誘
導ロール14を備えており、この折畳み機10の下部に折り
畳んだ状態で配置される連続フォーム用紙1を支持軸13
の上側から下部誘導支持ロール14の下側に誘導する構造
になっている。また、前記機枠12には三角形状の押圧体
15の先端に押圧体頂点15aが設けられていると共に、こ
の押圧体頂点15aに対向して挟圧体16が、そしてこの押
圧体15の側部15bに対向して押圧体17がそれぞれ取り付
けられている。この押圧体頂点15a及び挟圧体16は、図
5に示すように連続フォーム用紙1が導入された場合に
連続フォーム用紙1の折目線1dの一つを折り曲げるよう
に設定されており、他方の押圧体側部15b及び押圧体17
は連続フォーム用紙1のバランスを保持するように設定
されている。このような構造により、機枠12の下部に配
置された連続フォーム用紙1が支持軸13,この支持軸13
と平行な下部誘導支持ロール14,押圧体15を介して引き
出されるにつれて折目線1dの部分で折り畳まれる(この
折畳み機10は、例えば特公昭52-48535号公報に開示され
たものを使用すれば良い)。なお、連続フォーム用紙1
の折目線1dが3本以上存在する場合には、上記押圧体頂
点15a及び挟圧体16の組み合わせがその折目線1dの数に
対応した数だけ設置される。
【0015】上記折畳み機10の上方に位置する連続搬送
用テーブル7の上流端にはガイドロール18が設置されて
おり、このガイドロール18に続いて搬送駆動手段19とし
てのピントラクタ(図示した実施例では連続フォーム用
紙1の両側に穴1bが設けられた不要部分1cが設けられて
いるので搬送駆動手段19は2つ存在するが、穴1bが設け
られた不要部分1cが連続フォーム用紙1の片側にしか存
在しない場合には1つだけである)が設けられており、
連続フォーム用紙1は折畳み機10で折り畳まれた状態で
連続搬送用テーブル7上に送られ搬送駆動手段19により
矢印A方向に真直ぐに水平状態で連続的に搬送される。
この搬送駆動手段19は、連続搬送用テーブル7の終端部
分に設けられている搬送駆動手段50と同調して常に同じ
スピードで連続フォーム用紙1を搬送するように、搬送
駆動手段50とタイミングベルトで連結されている。
【0016】次に、積層シート供給部20及び30について
説明する。この積層シート供給部は図18に示すように
密着書簡が半折り葉書である場合には折目線1dは1本だ
けしか存在しないから供給する積層シート3は必然的に
1枚となるので2組存在する必要はないが、図示した実
施例は折目線1dは2本存在するから供給する積層シート
3が2枚となるから2組存在しており、折目線1dがn本
存在する場合にはn組必要となる。この積層シート供給
部において、各積層シート供給部はその構造がほぼ同一
であるので、図6に示した上側の積層シート供給部20に
ついて説明する。積層シート3を巻回したコイル21はフ
レーム6に設置されている駆動プーリ22の円筒状部22a
に着脱可能に設置され、この駆動プーリ22が回転すると
コイル21から積層シート3が引き出されるようになって
いる。このコイル21から引き出された積層シート3は、
フレーム6に回転自在に軸支されたガイドローラ23,ダ
ンサーアーム27の先端に回転自在に軸支されたガイドロ
ーラ24,更にフレーム6に回転自在に軸支されたガイド
ローラ25及び26を介して積層シート挿入部40に供給され
るようになっている。上記ダンサーアーム27の基端はフ
レーム6に揺動自在に軸支されており、このダンサーア
ーム27の回転位置を検出するポテンショメータ(図示せ
ず)が設けられていて上記コイル21の径の変化に対応し
て積層シート挿入部40に供給される積層シート3の量を
連続フォーム用紙1と一致するように前記駆動プーリ22
の回転速度を制御するように構成することが好ましい。
なお、下側の積層シート供給部30は前述したように上側
の積層シート供給部20とその構造がほぼ同一であるの
で、その構成部材にダッシュ(´)を図4に付してその
説明を省略する。
【0017】積層シート挿入部40は、図7〜9に示すよ
うに、連続搬送用テーブル7上を搬送駆動手段19により
矢印A方向に真直ぐに搬送される縦方向に折り畳まれた
連続フォーム用紙1の折返し空間部1eに積層シート供給
部20及び30から供給される積層シート3を挿入するため
の外側ガイド41と内側ガイド42とから成る上側と下側の
積層シート挿入手段43と44とから成っている。この上側
と下側の積層シート挿入手段43と44とは、例えばステン
レス鋼板のような金属板の表面にフッ素樹脂のような低
摩擦材料をコーティングした2つの外側ガイド41と内側
ガイド42とから成り、これらのガイド41,42は矢印Aの
方向に搬送される折り畳まれた連続フォーム用紙1に対
して例えば約60度などの所定の角度で平行に且つ同一
平面に配置されている。そして上記した一方の外側ガイ
ド41の先端は連続フォーム用紙1の側端外側に位置して
連続搬送用テーブル7の側方に搬送されてくる積層シー
ト3を連続フォーム用紙1側に折り曲げ、また他方の内
側ガイド42の先端は連続フォーム用紙1の折返し空間部
1eに挿入されて他側端まで突出されて配置されている。
この内側ガイド42により積層シート3は連続フォーム用
紙1の折り返されて形成された空間部1eで連続フォーム
用紙1と平行にせしめられる。
【0018】上記積層シート挿入部40の上側の積層シー
ト挿入手段43において、図8に詳細に示すように、上側
の積層シート供給部20から上側の積層シート挿入手段43
に供給された積層シート3は、外側ガイド41に巻き掛け
られた後に内側ガイド42に巻き掛けられ、この内側ガイ
ド42で折り返されて折り畳まれた連続フォーム用紙1の
折返し空間部1eに完全に挿入された状態となり、以後連
続フォーム用紙1と共に搬送されて行くようになってい
る。そして、下側の積層シート挿入手段44は上記上側の
積層シート挿入手段43と同様な構成であり、例えばステ
ンレス鋼板のような金属板の表面にフッ素樹脂のような
低摩擦材料をコーティングした2つの外側ガイド41と内
側ガイド42から成り、これらのガイド41,42が搬送され
る折り畳まれた連続フォーム用紙1に対して所定の角度
で平行に且つ同一平面に配置されていて、下側の下側の
積層シート供給部30から供給される積層シート3が外側
ガイド41に巻き掛けられた後に内側ガイド42に巻き掛け
られ、この内側ガイド42で折り返されて折り畳まれた連
続フォーム用紙1の折返し空間部1eに完全に挿入される
ようになっている。
【0019】このような積層シート挿入部40を通過した
後の連続フォーム用紙1及び積層シート3は、図10に
概略的に示す状態となっている。実際には、連続フォー
ム用紙1は完全に折り畳まれており、積層シート3は連
続フォーム用紙1にほぼ密着した状態となっている。
【0020】搬送駆動手段50は、図11に示すように連
続搬送用テーブル7の終端部分においてフレーム6に支
持されている。すなわち搬送駆動手段50は、前述した搬
送駆動手段19と同様な構造であって、第一及び第二のピ
ントラクタ駆動プーリ53及び54により駆動される可撓性
のベルト51に突起52が突設されているピントラクタより
成り、この可撓性のベルト51に突設されている突起52が
連続フォーム用紙1の両側及び/又は片側の穴1bに係合
するようになっている。このベルト51の回動により連続
フォーム用紙1は矢印Aの方向に強制的に搬送され、且
つ後述する単位フォーム用切断部80において連続フォー
ム用紙1の切取り線1aの部分で確実に切断されるように
位置調整が行われる。
【0021】図12及び図13に示すように、上記搬送
駆動手段50の下流側には連続フォーム用紙1の不要部分
1cを切り取るためのスリッタ部70が設けられている。こ
のスリッタ部70では連続フォーム用紙1の不要部1cを除
去するために、間隔Wを設けて連続フォーム用紙1の上
側に一対の上側スリッタ71,71が配置されており、それ
ぞれのスリッタ71,71に対応して連続フォーム用紙1の
下側に下側スリッタ72,72(図13にのみ図示)が配置
されている。上記下側スリッタ72,72に取り付けられた
回転用プーリ73は後述する同期駆動用機構の第三タイミ
ングベルト94により駆動される。また、下側スリッタ用
ギヤ74が上側スリッタ用ギヤ75と噛み合っているので上
側スリッタ71と下側スリッタ72により連続フォーム用紙
1の不要部分1cが剪断除去されると、連続フォーム用紙
1は密着書簡と同一幅Wとなるのである。
【0022】上記スリッタ部70の下流側には、図12及
び図13に示すように、単位フォーム用切断部80が配置
されている。この単位フォーム用切断部80は、フレーム
6に回転自在に支持された円柱状のカッタ取付部81を備
えており、このカッタ取付部81には軸方向に沿って溝状
の切欠部81aが形成されている。この切欠部81aの一端面
には、略長方形状のカッタ82が刃先を突出させた状態で
取り付けられており、このカッタ取付部81は互いに噛み
合っている第一及び第二のカッタ駆動ギヤ83,84(図1
3にのみ図示)により駆動される。このカッタ取付部81
の回転により、連続フォーム用紙1はその搬送方向と直
交する方向に切取り線1aに沿って切断され、積層シート
3を挾んだ状態で密着書簡と同一寸法で同一形状の単位
フォーム2とされる。
【0023】上記単位フォーム用切断部80の上流側には
上下一対の第一送りローラ85A,85Bが、下流側には上下
一対の第二送りローラ87A,87Bがそれぞれフレーム6に
回転自在に支持されている。この第一及び第二の送りロ
ーラ85B,87Bは、第一タイミングベルト89で連結され、
第一送りローラ85Bは第二タイミングベルト90により駆
動されるようになっている。よって、スリッタ部70で不
要部分1cを切断された連続フォーム用紙1は第一送りロ
ーラ85A,85Bにより単位フォーム用切断部80に搬送され
ると共に、第二送りローラ87A,87Bにより単位フォーム
用切断部80で切断された単位フォーム2が順次下流側に
強制的に搬送されるのである。
【0024】上記したピントラクタから成る搬送駆動手
段50,スリッタ部70及び単位フォーム用切断部80の同期
駆動機構は、図13に示す構成となっている。この同期
駆動機構は、フレーム6の一側面に設置されており、フ
レーム6に設置された駆動モータ91の回転が駆動ベルト
92により減速プーリ93の大径部93aに伝達され、この減
速プーリ93の小径部93bは第一ピントラクタ駆動プーリ5
3,下側スリッタ付きプーリ73及び第二カッタ駆動ギヤ8
4に突設された第二カッタ駆動ギヤ付きプーリ86と第三
タイミングベルト94により連結されており、上記減速プ
ーリ93の小径部93bの回転がこれらの部品に伝達される
ようになっている。また、第三タイミングベルト94に所
要の張力を得るためのテンションプーリ95及び96が配置
されており、減速プーリ93の回転が確実に上記部品に伝
達されるようになっている。
【0025】更に、下側スリッタ72のプーリ76と第一送
りローラ85Bとは第二タイミングベルト90で連結されて
いるため、搬送駆動手段50,下側スリッタ72,カッタ取
付部81,第一及び第二の送りローラ85B,87Bは、全て上
記した駆動モータ91を駆動源として常時同期して所要の
タイミングで回転するように設定されている。
【0026】上記単位フォーム用切断部80で連続フォー
ム用紙1から切断された単位フォーム2は、第二送りロ
ーラ87A,87Bにより下流側に設けられており単位フォー
ム2を両面より連続的に加熱しつつ搬送して折り畳まれ
た単位フォーム2に挿入された積層シート3の熱融着性
プラスチックシート3aを単位フォーム2に熱融着させる
ヒータ部100へ強制的に搬送される。このヒータ部100は
図14及び図15に示す構造になっている。すなわち、
搬送ラインに沿って下側ヒータ部101が固定されてお
り、この下側ヒータ部101と対向する上側ヒータ部102を
設けたヒータカバー103がフレーム6に回転自在に取り
付けられている。このヒータカバー103はその下流側の
先端がフレーム6に回転自在に軸着されており、通常は
ヒータカバー103を閉位置として上側ヒータ部102を下側
ヒータ部101と対向配置する一方、単位フォーム2が詰
まった際などに下流側の先端より持ち上げて図14に示
すように開くことができるようにされている。
【0027】下側ヒータ部101と上側ヒータ部102とは同
様な構造をなしており、ヒートプレート105とこのヒー
トプレート105の両側に配置する搬送ローラ106を1組と
するヒータ手段107が搬送方向に沿って複数組(例えば
9組)並列に配置されている。各ヒートプレート105は
例えば電気加熱されるアルミ製平板材から成り、その表
面にはフッ素樹脂加工等が施されて滑り性を良好にし且
つ単位フォーム2の表面に打ち込まれた情報がレーザプ
リンタによるものである場合にそのトナーが付着するの
を防止してある。各ヒータ手段107の両側の搬送ローラ1
06はモータ(図示せず)により駆動されており、且つこ
れら搬送ローラ106間の距離は密着書簡となる単位フォ
ーム2の長さLより短く設定されている。よって、単位
フォーム2を上下のヒータ部101と102との間に挾んだ状
態で、それらの各ヒータ手段107で順次搬送できるよう
になっている。ヒートプレート105による加熱温度は一
方のヒータ部、例えば上側ヒータ部102の温度を下側ヒ
ータ部101の温度より低く設定することが好ましく、例
えば上側ヒータ部102の温度を120℃〜140℃,下側ヒー
タ部101の温度を150℃〜180℃に設定すれば良い。この
温度差を設けるのは、上側ヒータ部102には単位フォー
ム2の宛先記入部分2aが直接接触し、この宛先記入部分
2aにはコンピュータのレーザプリンタでトナーにより宛
名が印字される場合があってこのトナーは通常160℃以
上の高温では溶けるためである。尚、ヒータ部100の構
造は上記実施例に限定されず、例えばヒータプレート10
5に代えて電気加熱されるヒートローラを設置しても良
い。このようにヒータ部100が単位フォーム用切断部80
で連続フォーム用紙1から切断された単位フォーム2に
挿入された積層シート3の熱融着性プラスチックシート
3aを単位フォーム2に熱融着させる位置に設けられてい
るのは、もし切断されない前の連続フォーム用紙1に挿
入された積層シート3の熱融着性プラスチックシート3a
を単位フォーム2に熱 融着させると、ヒータ部の熱によ
ってヒータ部に送り込まれてくる連続フォーム用紙1と
積層シート3とに伸びの差と不均一な熱分布とが生じて
製造される密着書簡にシワなどが発生するからである。
【0028】上記ヒータ部100の下流には、ベルトコン
ベアスタッカ110が設置されている。このベルコンベア
スタッカ110は、ヒータ部100から搬出される積層シート
3と一体に密着された単位フォーム2(すなわち、完成
品の密着書簡130)を載置して搬送するベルトコンベア1
11とこのベルトコンベア111の下流端に設置した起立収
集用ガイド枠112とから成っている。この起立収集用ガ
イド枠112は、図4に示すようにベルトコンベア111の先
端より上方に向けて傾斜して伸長し、ベルトコンベア11
1のベルト面に水平状態に載置されて搬出されてくる密
着書簡130をガイド枠112に沿って順次起立させ、この起
立状態で積層して収集させるようにしている。
【0029】
【作用】次に、上記した構造の本発明に係る密着書簡の
連続製造装置の作動について説明する。先ず、例えばコ
ンピュータのレーザプリンタ等に供給され、図1で示す
各単位フォームの面の部分2a,2b,2cの必要な位置に
所定の情報が必要に応じて印字されている連続フォーム
用紙1を準備する。
【0030】かくして印字が終了した連続フォーム用紙
1は、図5に示すように折畳み機10にセットされる。こ
の折畳み機10により、連続フォーム用紙1は宛先記入部
分2aが上面となり、残る部分2b,2cが互いに対向するよ
うに縦方向に折り畳まれる。この折り畳まれた連続フォ
ーム用紙1は、ガイドロール18を介して搬送駆動手段19
ピントラクタを経て連続搬送用テーブル7上を搬送さ
れ、積層シート挿入部40において積層シート3が各折返
空間部1eに挿入される。次いで、搬送駆動手段50のピン
トラクタ突起部52が連続フォーム用紙1の不要部分1c
の穴1bに挿入される。
【0031】かくして、連続フォーム用紙1の搬送駆動
手段50への取付が終了した時点で、同期駆動機構の駆動
モータ91を回転させて運転を開始し、搬送駆動手段50に
より下流側へ搬出した連続フォーム用紙1の不要部分1c
がスリッタ部70で除去される。不要部分1cが除去された
後は、連続フォーム用紙1は第一送りローラ85A,85Bに
より単位フォーム用切断部80へ搬送され、この単位フォ
ーム用切断部80ではカッタ取付部81が第一送りローラ85
A,85Bにタイミングを合わせて回転しているので、連続
フォーム用紙1は切取り線1aの位置でカッタ82により順
次切断されて積層シート3が各折返し空間部1eに挿入さ
れた単位フォーム2に分割される。
【0032】単位フォーム用切断部80を経た積層シート
3が各折返し空間部1eに挿入されている単位フォーム2
は、第二送りローラ87A,87Bによりヒータ部100に送ら
れ、このヒータ部100の搬送ローラ106により矢印Aの方
向に送られつつ、ヒートプレート105により加熱され
る。この加熱により、それぞれの単位フォーム2に挿入
された積層シート3の各透明フィルム3a,3aが溶融して
単位フォーム2は接着されて一体化し、密着書簡130と
して完成する。上記のようにしてヒータ部100から搬送
された密着書簡130は、ベルトコンベアスタッカ110によ
り収集される。
【0033】ベルトコンベアスタッカ110により収集さ
れた密着書簡130は、図示した実施例の場合には図16
に示すように単位フォーム2の宛先記入部分2aが表面に
きて位置している。また、所定の伝達情報が印字された
部分2b,2cは積層シート3を介して互いに固着されて密
着しているが、手で所定以上の力を加えて引き離すと積
層シート3の透明な熱融着性プラスチックシート3bと3c
との間から容易に剥離させることができ、上記印字され
た伝達情報を見ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上に詳述した如く、本発明に係る密着
書簡の製造装置は、所定事項が印刷及び/又は記入され
ている単位フォームが縦方向に連続している連続フォー
ム用紙からその単位フォームがあたかも一枚の紙から構
成されているような密着状態をなした密着書簡を連続的
に効率良く製造できる装置であるから、銀行や保険会社
などの同一形式の書簡を多数の受取人に発送する需要者
にとって非常な福音になるものであり、例示した実施例
の装置では三折り葉書から成る密着書簡を製造すると
毎秒3通の密着書簡を製造できるので、1日8時間で約
8万6千枚の密着書簡を製造できる高生産性を有してい
る。
【0035】そして、本発明装置は一連の作業を行う各
自動手段を一つのフレームに設けた連続搬送用テーブル
に沿って効率良く配置してあるため、装置全体を小型化
することができるためスペースをとらずに設置できる利
点もある。そして、製造された密着書簡は透明な熱融着
性プラスチックシート同士が一時接着されている積層シ
ートを熱融着する操作を単位フォームに切断した後に行
っているためシワなどの発生しない良好なものとなるの
である。
【0036】更に、本発明装置で製造される密着書簡
は、折り畳まれた単位フォームの空間部に透明な熱融着
性プラスチックシート同士が一時接着されている積層シ
ートが熱融着されているものであるため、密着書簡とし
ての寸法及び重量を葉書の規格範囲内に設定すればプラ
イバシーが問題となるような場合の通信にも葉書の使用
を可能としてコストの低減を図ることができるばかりか
記載できる情報量も1枚の葉書に比べて大幅に増すこと
ができ、受取人がこの密着書簡の内容を見る場合にはを
積層シートの部分で単に剥離するだけであるから開封作
業も容易で、且つ開封された後の情報記載面は透明な熱
融着性プラスチックシートで保護されているので記載さ
れた情報が消えたり記載事項を改ざんされたりすること
もなくなり、しかもその情報記載面に水をこぼしたりし
ても書簡が損傷することもないなど種々の利点を有して
いるのである。このような種々の利点を有している密着
書簡を高速で連続的に製造でき、しかもコンパクトな本
発明装置の工業的価値は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】密着書簡がZ型に折り畳まれる三折り葉書で
ある場合の連続フォーム用紙の1実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1の連続フォーム用紙を単位フォーム用紙と
して折り畳む状態を示す斜視図である。
【図3】積層シートの1実施例の構造を示す断面説明図
である。
【図4】本発明に係る密着書簡の連続製造装置の1実施
例の概略図である。
【図5】連続フォーム用紙を所定の位置で折り畳む折畳
み機を示す斜視図である。
【図6】上側の積層シート供給部の構造を示す概略図で
ある。
【図7】積層シート挿入部を示す概略平面図である。
【図8】上側の積層シート挿入部と積層シートとの関係
を示す説明図である。
【図9】上側及び下側の積層シート挿入部と連続フォー
ム用紙との関係を示す概略斜視図である。
【図10】連続フォーム用紙と積層シートとの関係を示
す図7におけるB−B線拡大断面説明図である。
【図11】搬送駆動手段を示す斜視図である。
【図12】スリッタ部と単位フォーム切断部とを示す概
略平面図である。
【図13】搬送駆動手段とスリッタ部と単位フォーム切
断部との同期駆動機構を示す概略図である。
【図14】開放状態にあるヒータ部を示す概略斜視図で
ある。
【図15】ヒータ部を示す概略説明図である。
【図16】完成した密着書簡としての葉書を示す斜視図
である。
【図17】密着書簡が三折り葉書である場合の連続フ
ォーム用紙の他の形状を示す平面図である。
【図18】密着書簡が半折り葉書である場合の単位フォ
ーム用紙を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 連続フォーム用紙 1a 切取り線 1b 穴 1c 不要部分 1d 折目線 1e 折返し空間部 2 単位フォーム 2a 宛先記入部分 2b 中間部分 2c 最終部分 3 積層シート 3a 表裏両面の透明な熱融着性プラスチックシート 3b 透明な熱融着性プラスチックシート 3c 透明な熱融着性プラスチックシート 6 連続製造装置のフレーム 7 連続搬送用テーブル 10 折畳み機 12 機枠 13 支持軸 14 下部誘導ロール 15 押圧体 15a 押圧体頂点 15b 側部 16 挟圧体 17 押圧体 18 ガイドロール 19 搬送駆動手段 20 積層シート供給部 21,21´ コイル 22,22´ 駆動プー 22a 円筒状部 23,23´ ガイドローラ 24,24´ ガイドローラ 25,25´ ガイドローラ 26,26´ ガイドローラ 27,27´ ダンサーアーム 30 積層シート供給部 40 積層シート挿入部 41 外側ガイド 42 内側ガイド 43 上側の積層シート挿入手段 44 下側の積層シート挿入手段 50 搬送駆動手段 51 可撓性のベルト 52 突起 53 第一ピントラクタ駆動プーリ 54 第二ピントラクタ駆動プーリ 70 スリッタ部 71 上側スリッタ 72 下側スリッタ 73 回転用プーリ 74 下側スリッタ用ギヤ 75 上側スリッタ用ギヤ 76 プーリ 80 単位フォーム用切断部 81 カッタ取付部 81a 切欠部 82 カッタ 83 第一カッタ駆動ギヤ 84 第二カッタ駆動ギ 85A,85B 第一送りローラ 86 第二カッタ駆動ギヤ付きプーリ 87A,87B 第二送りローラ 89 第一タイミングベルト 90 第二タイミングベルト 91 駆動モータ 92 駆動ベルト 93 減速プーリ 93a 減速プーリの大径部 93b 減速プーリの小径部 93b 減速プーリの小径部 94 第三タイミングベルト 95 テンションプーリ 96 テンションプーリ 100 ヒータ部 101 下側ヒータ部 102 上側ヒータ部 103 ヒータカバー 105 ヒートプレート 106 搬送ローラ 107 ヒータ手段 110 ベルトコンベアスタッカ 111 ベルトコンベア 112 起立収集用ガイド枠 130 密着書簡 L 書簡の縦方向の寸法 W 書簡の幅 A 連続フォーム用紙の搬送方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北林 政司 和歌山県那賀郡粉河町長田中276 (56)参考文献 特開 昭55−90399(JP,A) 特開 昭55−159994(JP,A) 実開 昭56−50664(JP,U) 実開 昭61−78622(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/08 B65H 45/107

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定事項が印刷及び/又は記入されてい
    る単位フォーム(2)が縦方向に連続している連続フォー
    ム用紙(1)を縦方向に折り畳んでその折返し空間部(1e)
    に透明な熱融着性プラスチックシート(3a)同士が一時接
    着されている積層シート(3)を挿入し単位フォーム(2)
    に切断した後に熱融着して密着書簡を連続的に製造する
    装置であって、前記連続フォーム用紙(1)を所定の位置
    で折り畳む折畳み機(10)と、この折畳み機(10)で折り畳
    まれた連続フォーム用紙(1)を連続搬送用のテーブル
    (7)上面に沿って水平状態で連続的に搬送する搬送駆動
    手段(19)及び(50)と、その折り畳まれた連続フォーム用
    紙(1)に向けて前記積層シート(3)を供給する積層シー
    ト供給部(20,30)と、前記テーブル(7)に沿って設けら
    れており該積層シート供給部(20,30)から供給された前
    記積層シート(3)を前記折り畳まれた連続フォーム用紙
    (1)の折返し空間部(1e)に連続的に挿入する積層シート
    挿入部(40)と、該積層シート挿入部(40)の下流側に設け
    られており連続フォーム用紙(1)の端部の不要部分(1c)
    を除去して書簡としての所定幅(W)にするスリッタ部(7
    0)と、該スリッタ部(70)の下流側に設けられており積層
    シート(3)が挿入されている折り畳まれた連続フォーム
    用紙(1)を搬送方向と直交する方向で且つ書簡としての
    所定長さ(L)に切断する単位フォーム用切断部(80)と、
    該単位フォーム用切断部(80)の下流側に設けられており
    単位フォーム(2)を両面より連続的に加熱しつつ搬送し
    て折り畳まれた単位フォーム(2)に挿入された積層シー
    ト(3)の熱融着性プラスチックシート(3a)を単位フォー
    ム(2)に熱融着させるヒータ部(100)とを備えているこ
    とを特徴とする密着書簡の連続製造装置。
  2. 【請求項2】 積層シート挿入部(40)が、折畳み機(10)
    で折り畳まれた連続フォーム用紙(1)の折返し空間部(1
    e)にそれぞれ独立して積層シート(3)を連続的に挿入す
    る複数の積層シート挿入手段(43,44)から成り、これら
    各積層シート挿入手段(43,44)は積層シート供給部(2
    0,30)から連続搬送用テーブル(7)上面に水平状態で搬
    送されてくる連続フォーム用紙(1)に対してその両側方
    に水平状態で平行に供給される積層シート(3)を連続フ
    ォーム用紙(1)側に折り曲げるように連続フォーム用紙
    (1)に対して所定の角度を有すると共に先端が連続フォ
    ーム用紙(1)の側端外方に位置するように配置された外
    側ガイド(41)と、該外側ガイド(41)と平行に配置される
    と共に先端が連続フォーム用紙(1)の折返し空間部(1e)
    内に挿入されて他側端まで突出し該折返し空間部(1e)内
    で積層シート(3)を連続フォーム用紙(1)と平行になる
    ように折り曲げる内側ガイド(42)とから成る請求項1に
    記載の密着書簡の連続製造装置。
  3. 【請求項3】 ヒータ部(100)が、搬送ラインに沿って
    固定されている下側ヒータ部(101)と、該下側ヒータ部
    (101)と対向すると共にテーブル(7)に対して一端が回
    転自在に取り付けられている開閉自在な上側ヒータ部(1
    02)とから成り、これら上側及び下側ヒータ部(102,10
    1)は単位フォーム(2)との接触面がフッ素樹脂加工を施
    された電気加熱される平板状のヒートプレート(105)と
    該ヒートプレート(105)の両側に配置されている強制駆
    動用搬送ローラ(106)を1組とするヒータ手段(107)が、
    搬送ラインに沿って複数組並列に設置されており且つ前
    記ヒートプレート(105)とその両側の強制駆動用搬送ロ
    ーラ(106)とから成る1組のヒータ手段(105)は単位フォ
    ーム(2)の長さ(L)より短く設定されている請求項1又
    は2に記載の密着書簡の連続製造装置。
  4. 【請求項4】 ヒータ部(100)の下流側に、該ヒータ部
    (100)から搬出される完成された密着書簡(130)を搬出す
    るベルトコンベア(111)と、該ベルトコンベア(111)の下
    流端に該ベルトコンベア(111)上の密着書簡(130)を順次
    起立させるように傾斜せしめられた起立収集用ガイド枠
    (112)とを備え、密着書簡(130)を順次起立させつつ積層
    して収集するコンベアスタッカ(110)が設置されている
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の密着書簡の
    連続製造装置。
  5. 【請求項5】 搬送駆動手段(19)及び(50)が連続フォー
    ム用紙(1)の端部の不要部分(1c)に等間隔で穿設されて
    いる穴(1b)と係合して折り畳まれた連続フォーム用紙
    (1)を連続的に連続搬送用テーブル(7)に沿って搬送す
    るピントラクタであり、スリッタ部(70)と単位フォーム
    用切断部(80)との間にスリッタ部(70)の上側及び下側の
    スリッタ(71及び72)で端部の不要部分(1c)を切断除去さ
    れた連続フォーム用紙(1)を単位フォーム用切断部(80)
    に強制的に搬送する第一送りローラ(85A,85B)が設置さ
    れており、上記単位フォーム用切断部(80)と上記ヒータ
    部(100)との間に該単位フォーム用切断部(80)で密着書
    簡(130)の長さ(L)に切断された単位フォーム(2)をヒ
    ータ部(100)に強制的に搬送する第二送りローラ(87A,8
    7B)が設置されている請求項1から4までのいずれか1
    項に記載の密着書簡の連続製造装置。
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