JP2005271195A - ロータリーカッター及びそれを用いたカット紙用の圧着紙葉類製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続して搬送される紙葉類を連続的に切断するために好適に使用され、切断に伴って幅の狭い切り屑が発生する場合でも、該切り屑を各刃に巻き込むことなく確実に外部に排出することが可能なロータリーカッターと、それを使用したカット紙用の圧着紙葉類製造装置を提供する。
【解決手段】 ロータリーカッターRの回転刃1の裏側に切り屑掻き落とし手段Kを、それが回転刃1の回転軸3下方から上方に向かうように配置する。切断に伴って回転刃1の裏側裏面に付着した幅の狭い切り屑は、切断後の回転刃1の回転動作中に、前記切り屑掻き落とし手段Kにより掻き落とされ、確実に落下させられる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば連続的に搬送される紙葉類を連続的に切断するためのロータリーカッター、及びそれを用いて、ダイレクトメールを始め、葉書、往復葉書、封書等に利用可能な圧着紙葉類を製造するための、カット紙状の紙葉類を用いる圧着紙葉類製造装置に関する。
前記圧着紙葉類は、見掛けは通常のダイレクトメール、葉書、往復葉書、封書等であるにもかかわらず、多層に折り畳まれた紙葉類が圧着フィルムを介して剥離可能に圧着積層されているため、内部に多量の情報を隠蔽することが可能なものである。
最近、葉書等の郵便物として、情報が表示された複数の葉片が折り線を介して連接された紙葉類を折り畳むと共に対向する葉片間を剥離可能に接着して、多量の情報を送信可能にした圧着紙葉類が多用されている。
前記のような圧着紙葉類の製造装置として、例えば特開平5−38894号公報や特開平9−76665号公報には、複数の葉片が折り線を介して連接されてなる各紙葉類をその給紙部から所定の紙葉類搬送路に沿って逐次搬送する紙葉類搬送手段と、紙葉類搬送路上において各紙葉類を折り畳む紙葉類折畳み手段と、剥離可能に接着された2層の透明フィルムを含むと共に表裏面に加熱及び加圧により接着性を生じる接着剤層が形成されてなる長尺状の圧着フィルムを所定の圧着フィルム供給路に沿って逐次供給する圧着フィルム供給手段と、紙葉類折畳み手段より下流の紙葉類搬送路と圧着フィルム供給路との交差域において、折り畳まれた前記紙葉類における対向する任意の葉片間に圧着フィルムを挿入する圧着フィルム挿入手段と、圧着フィルム挿入手段より下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類における両葉片間を加熱及び加圧下に該圧着フィルムを介して剥離可能に接着する紙葉類圧着手段と、紙葉類圧着手段より上流又は下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類を所定サイズに裁断する紙葉類切断手段とからなる基本構造を備えたものが提案されている。
前記製造装置により得られる圧着紙葉類は、これを前記のように圧着された両葉片間から開封することにより、該葉片間に挟まれた圧着フィルムの2層の透明フィルム間が剥離され、それによって該圧着紙葉類は、各葉片の情報表示面に透明フィルムが被覆されると共に各葉片上の情報が前記透明フィルムを透して視認され得る状態で展開されることになる。
前記圧着紙葉類では、受取人側で剥離展開されるまでは、各葉片上の情報が外部から視認できないのでプライバシー保護等の秘匿性に優れ、また単葉の書簡等と比較して遥かに多量の情報を通常料金で送信できるので情報量に対する送信費用が大幅に軽減され、さらに各葉片上の情報が透明フィルムで被覆されているので情報の保存性、耐水性、耐汚性等に優れると共に情報に美観を付与して情報伝達の促進や広告宣伝の促進等の効果も奏するものである。
しかし、前記製造装置の何れも、概して大量生産型のものであり、通信販売や通信教育等の大手企業が大量の会員に発信する通知等に利用するには適しているが、例えば中小事務所が少数の会員に定期的に通知する場合に前記のような大掛かりな製造装置を使用すると圧着紙葉類の製造単価が極端に上がるために、小ロットの製造に対応するには無理があった。
特に、特開平5−38894号公報に開示された圧着紙葉類製造装置では、紙葉類として連続フォーム用紙を用いることから該紙葉類の印刷に専用の連続フォーム印刷機を必要とし、例えば中小事務所や家庭等で、パーソナルコンピュータの出力用として一般に使用されているプリンタでは前記連続フォーム用紙の印刷に対応することができないという問題があった。
また、特開平9−76665号公報に開示された圧着紙葉類製造装置では、紙葉類として1枚ずつ搬送される非連続のカット紙を用いることから、紙葉類の印刷に関する前記問題は解決されるが、この製造装置における圧着フィルム挿入手段では、搬送される紙葉類の折り畳みの途中で、圧着フィルムを前記紙葉類と同じ速度で供給しつつ該紙葉類の対向する葉片間に連続的に挿入するという困難な作業を必要とするものであった。
一方、本出願人等の共有に係る特開2003−103967号公報には、紙葉類の葉片間への圧着フィルムの挿入手段が特に改良され、構造が簡素で小型化の可能な、カット紙状の紙葉類を用いる圧着紙葉類製造装置に係る発明が開示されている。
特開2003−103967号公報に記載の前記圧着紙葉類製造装置は、複数の葉片が折り線を介して連接されてなる各紙葉類をその給紙部から所定の紙葉類搬送路に沿って逐次搬送する紙葉類搬送手段と、紙葉類搬送路上において各紙葉類を折り畳む紙葉類折畳み手段と、剥離可能に接着された2層の透明フィルムを含むと共に表裏面に加熱及び加圧により接着性を生じる接着剤層が形成されてなる長尺状の圧着フィルムを所定の圧着フィルム供給路に沿って逐次供給する圧着フィルム供給手段と、紙葉類折畳み手段より下流の紙葉類搬送路と圧着フィルム供給路との交差域において、折り畳まれた前記紙葉類における対向する任意の葉片間に圧着フィルムを挿入する圧着フィルム挿入手段と、圧着フィルム挿入手段より下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類における両葉片間を加熱及び加圧下に該圧着フィルムを介して剥離可能に接着する紙葉類圧着手段と、紙葉類圧着手段より上流又は下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類を所定サイズに裁断する紙葉類切断手段とからなり、前記紙葉類切断手段として、具体的にはロータリーカッターが採用されている。前記ロータリーカッターには、通常、回転刃を固定刃に沿って回転可能に配置してなるものが採用されている。
特開平5−38894号公報 特開平9−76665号公報 特開2003−103967号公報
しかるに本発明者等は、圧着紙葉類製造装置における紙葉類搬送手段、紙葉類折畳み手段、圧着フィルム供給手段、圧着フィルム挿入手段、及び加圧又は加熱及び加圧下に圧着フィルムを介して剥離可能に接着する紙葉類圧着手段を経た後に、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類の天地を紙葉類切断手段において裁断し、所定のサイズにするに際して、該紙葉類切断手段として、前記従来技術のようにカット速度や設置スペース性に優れるロータリーカッターを使用した場合に、切断に伴って発生する幅の狭い切り屑が該ロータリーカッターの外部にうまく排出されずにロータリーカッターの回転刃に巻き込まれ、延いては切断不能に陥るという問題が生じることを見出した。
即ち、前記のようにロータリーカッターを使用して、例えば連続的に搬送される紙葉類を短いストロークで長時間、連続的に切断すると、その際に生じる僅かな幅の切り屑が回転刃の裏側に回り込み、付着する現象が頻繁に発生する。これは、僅かな切り幅で、重量が極めて少ない前記切り屑が、紙葉類の切断時に回転刃に発生する静電気で該回転刃の裏側に吸い寄せられたり、粘着剤や接着剤が介在する紙葉類の切断時に回転刃の裏側エッジ部分にこびりついた僅かな粘着剤や接着剤のかすで回転刃の裏側に接着されたりすることに起因している。
前記のようにして回転刃の裏側に付着した切り屑は、例えば、ロータリーカッターの回転動作により振り回され、或いは回転刃と固定刃の間隙に連続的に送り込まれてくる紙葉類に突き当たることにより後続の紙葉類の上に乗ってしまい、それにより後続の紙葉類を切断する際に、その上に乗った前記切り屑も切断するような事態が発生する。しかし、このようなロータリーカッターによる紙葉類と切り屑との二重切断は、回転刃と固定刃による切断に際して必要以上の抵抗を発生するため、予定した切断線から切断位置がずれたり、切断されない部分が生じたりし、ひどい場合には固定刃に対する回転刃の切断動作が停止する原因にもなる。
したがって、この発明の解決すべき課題は、かかる問題に鑑み、紙葉類切断手段としてロータリーカッターを採用した際に、切断に伴って発生する幅の狭い切り屑が、該ロータリーカッターの外部にうまく排出されずに該ロータリーカッターの回転刃に巻き込まれ、それによってカットずれや裁断不能が生じ、或いはその後の工程で前記切り屑に起因する様々な支障が生じるようなことのないロータリーカッターと、それを用いたカット紙用の圧着紙葉類製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転刃を固定刃に沿って回転可能に配置してなり、連続して搬送される紙葉類を連続的に裁断するようにしたロータリーカッターにおいて、回転刃の裏側に、該回転刃の切断動作後における回転中にその裏面とそれを掻くように接触可能に切り屑掻き落とし手段を設けたことを特徴とするロータリーカッターを提供するものである。
さらに、請求項2に記載の発明は、複数の葉片が折り線を介して連接されてなるカット紙状の各紙葉類をその給紙部から所定の紙葉類搬送路に沿って逐次搬送する紙葉類搬送手段と、紙葉類搬送路上において各紙葉類を折り畳む紙葉類折畳み手段と、剥離可能に接着された2層の透明フィルムを含むと共に表裏面に加圧又は加熱及び加圧により接着性を生じる接着剤層が形成されてなる長尺状の圧着フィルムを所定の圧着フィルム供給路に沿って逐次供給する圧着フィルム供給手段と、紙葉類折畳み手段より下流の紙葉類搬送路と圧着フィルム供給路との交差域において、折り畳まれた前記紙葉類における対向する任意の葉片間に圧着フィルムを挿入する圧着フィルム挿入手段と、圧着フィルム挿入手段より下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類における両葉片間を加圧又は加熱及び加圧下に該圧着フィルムを介して剥離可能に接着する紙葉類圧着手段と、紙葉類圧着手段より上流又は下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類を所定サイズに裁断する紙葉類切断手段とからなるカット紙用の圧着紙葉類製造装置であって、前記紙葉類切断手段に前記ロータリーカッターを用いたことを特徴とするカット紙用の圧着紙葉類製造装置を提供するものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記カット紙用の圧着紙葉類製造装置に用いられるロータリーカッターによる切断が、付き合わせて順次搬送される紙葉類における下流側の紙葉類の後端部を回転刃1の往復動作で切断した後に、上流側の紙葉類の前端部を回転刃1の回転動作で切断する連続切断動作からなるカット紙用の圧着紙葉類製造装置を提供するものである。前記のような連続切断動作により、付き合わせて順次搬送される紙葉類における下流側の紙葉類の後端部と上流側の紙葉類の前端部を連続して切断することにより、該カット紙用の圧着紙葉類製造装置を極めて効率的に稼動させることが可能になる。
以下に、本発明に係るロータリーカッターによる紙葉類の切断工程を詳細に説明する。
図1(A)及び(B)は、典型的なロータリーカッターにおける紙葉類の切断準備状態を示す各々要部概念正面図及び側面図、(C)は、切断開始状態を示す側面図、(D)は、切断終了状態を示す要部概念側面図である。図2は、典型的なロータリーカッターにおける紙葉類の切断準備状態を示す要部概念斜視図である。図3(A)、(B)及び(C)は、図1に示すロータリーカッターにおいて、切り屑による切断不良の発生状況を経時的に示す要部概念側面図である。
ロータリーカッターRは、図1(A)及び(B)に示すように、回転刃1を固定刃2に沿って回転可能に配置されて構成されている。そして、紙葉類Pが、同図(B)及び図2に示すように、図中の左方向から固定刃2上へと搬送され、同図(C)に示すような切断予定の位置(回転刃1とを固定刃の接点4)で一旦停止し、停止した紙葉類Pの前端部が、同図(D)に示すように、反時計回りに回転する回転刃1と固定刃2により前記接点4においてせん断により切断される。切断後の回転刃1は、そのまま反時計回りに一回転するか、若しくは時計回りに回転して、同図(B)に示す元の位置に復帰するが、該切断により生じた切り屑5は、首尾よく下方に落下することが望まれる。
しかるに、前記状況では、切断回数が増えるにつれて回転刃1に蓄積される静電気や、粘着剤や接着剤が介在する紙葉類の切断時に回転刃1の裏側に付着する粘着剤や接着剤等により、図3(A)及び(B)に示すように、回転刃1の裏側に切り屑5が付着する事態が頻発する。
そのような場合、例えば図3(A)に示すように、回転刃1の裏側エッジ部分に付着した切り屑5が、回転刃1の回転動作により、次の切断に備えて進行してくる紙葉類Pに突き当たって、同図(B)に示すように、該紙葉類Pの上に重なり、それによって回転刃1は、同図(C)に示すように、次の切断で前記の紙葉類Pと切り屑5の実質2枚分を切断することになり、必要以上に負荷が掛かるその部分において切断不良やずれを起こし、延いては切断不能になって装置が停止してしまうのである。
本発明者等は、鋭意研究の結果、従来のロータリーカッターの前記問題点を、ロータリーカッターの回転刃の裏側に、該回転刃の切断動作後における回転中にその裏面とそれを掻くように接触可能に切り屑掻き落とし手段を設けることで解決できることを発見した。前記切り屑掻き落とし手段は、ロータリーカッターの回転刃が固定刃と協働して紙葉類を切断した後、そのまま一回転して元の位置に復帰する動作中に、前記回転刃の裏側に付着してそのまま一緒に回転している切り屑を、該回転刃の裏側から強制的に掻き落とすものである。
図4(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るロータリーカッターにおける切り屑掻き落とし手段の掻き落とし動作を経時的に示す要部概念側面図、図5(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るロータリーカッターにおける切り屑掻き落とし手段の掻き落とし動作を図4(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図、図6(A)、(B)及び(C)は、図4及び図5に示す種々の形態の切り屑掻き落とし手段の要部概念斜視図である。
図4(A)、(B)及び(C)並びに図5(A)、(B)及び(C)に示すロータリーカッターでは、ロータリーカッターRの回転刃1が固定刃2と協働して紙葉類Pの所要端部を切断した後、一回転して元の位置に復帰する間に、回転刃1裏側の背面に付着していた切り屑5が、例えば弾性体で形成された舌状の抵抗部材からなる切り屑掻き落とし手段Kで強制的に掻き落とす構造が採用されている。このような切り屑掻き落とし手段Kによれば、切断後、落下せずに回転刃1裏側に付着した切り屑5を確実に落下させることができる。
前記切り屑掻き落とし手段Kとしては、例えば回転刃1の回転軸3下方から上方に向かって、例えば、図6(A)に示すように、板状の弾性体が回転刃1の長手方向に沿って形成されていてもよく、また同図(B)に示すように、複数個所に分けて暖簾状の弾性体が回転刃1の長手方向に沿って形成されていてもよく、さらに同図(C)に示すように、例えばピアノ線のような線状の弾性体が長手方向に沿って櫛や熊手の爪状に形成されていてもよい。
なお、前記切り屑掻き落とし手段Kは、図6(A)、(B)及び(C)に示すように必ずしもロータリーカッターRの全長手方向全長にわたって形成される必要はなく、一又は複数の必要とする個所のみに形成されてもよい。また、前記切り屑掻き落とし手段Kとして、図4、図5及び図6では断面曲線状のカーブを持つ弾性体が使用されているが、その断面形状は、前記のような曲線に限られることはなく、例えば直線形状や曲線と直線の組み合わせの形状であってもよい。
弾性体で形成された舌状の抵抗部材からなる前記切り屑掻き落とし手段Kの材質としては、例えば天然ゴム、合成ゴム、ウレタン、金属、プラスチック、セラミック、紙、合成紙、布又はそれらの材料の複合体等が使用可能であり、特に、静電気を蓄積し難い材質及び粘着剤や接着剤が付着し難い材質を選択することが好ましい。そのように静電気防止能や接着剤等の付着防止能を備えた材料としては、例えば前記公知の材料に静電気防除剤を添加したり、前記公知の材料で形成された切り屑掻き落とし手段の表面にテフロン(登録商標)等のフッ素加工を施したり、或いは静電気防除やフッ素加工の施された市販のテープを貼り付けることにより、掻き落とし時における切り屑5の落下効果を促進することができる。
なお、本発明に係るロータリーカッターの切断対象である被切断物の材質としては、一般の紙に限られることはなく、例えば合成紙、プラスチック、金属箔、布(繊維)、セラミック及びそれらが混在する状態のものも対象になる。
また、前記切り屑掻き落とし手段Kには、その補充手段として、回転刃1と固定刃2の間隙に強制的に風を送り込む手段を併用してもよい。
図7(A)及び(B)は、切り屑掻き落とし手段の補助手段としての二形態の風送り込み手段の要部概念側面図である。
前記風送り込み手段としては、例えば、図7(A)に示すように、ファン7をロータリーカッターRの上流側に設け、或いは同図(B)に示すように、エアーポンプで圧縮空気を吹き付けるためのブロー8を同様に設けて、回転刃1と固定刃2の間隙に強制的に風を送り込むようにしてもよいが、格別それらに限定されるものではない。なお、前記風送り込み手段に用いる風として、例えば静電気除去作用を有するイオン等を混入させたイオン風を採用すれば、さらに優れた静電気除去効果が得られる。
前記風送り込み手段において回転刃1と固定刃2の間隙に送り込まれる風は、例えば折り畳まれた紙葉類Pがその対向葉片間に感熱接着性の接着剤が介在している場合に、上流の加熱手段により加熱されて未だ冷め切っていない感熱接着性の接着剤を冷却する効果がある。その場合、加熱された感熱接着性の接着剤は、前記のように送り込まれた風により冷却されて固化し、接着性がなくなるため、切り屑5が回転刃1の裏側背面に付着し難くなる。
切り屑掻き落とし手段の別の補助手段として、図7(B)に示すように、対向葉片間に介在する感熱接着性の接着剤が加熱された状態で通過する紙葉類Pに対して強制的に風を当てるためのファン7やブロー等の空冷手段をロータリーカッターRの上流側に設けて、前記風送り込み手段と共に又はそれに代えて使用しても、前記と同様に、加熱された感熱接着性の接着剤が切断前に冷却固化し、それによって切り屑5が回転刃1の裏側背面に付着し難くなる。
切り屑掻き落とし手段のさらに別の補助手段として、回転刃1の裏側に切り屑分離手段を設けてもよい。
図8は、切り屑掻き落とし手段の補助手段としての切り屑分離手段の要部概念側面図(一部断面図)、図9(A)及び(B)は、図8に示す切り屑掻き落とし手段の補助手段としての二形態の切り屑分離手段の要部概念斜視図である。
前記別の補助手段としての切り屑分離手段として、図8に示すように、回転刃1の裏側に弾性体からなるバネ材6を、切り屑掻き落とし手段Kの作動時にそれと互いに弾発し得るように設けてもよい。
この場合、前記バネ材6の弾性が切り屑掻き落とし手段Kの弾性と相俟って、切り屑5をより確実に落下させることができる。前記バネ材6も、切り屑掻き落とし手段Kの場合と同様に、図9(A)に示すように回転刃1の長手方向全長にわたって設けてもよく、また同図(B)に示すように必要とする部分のみに設けてもよい。
前記のような切り屑掻き落とし手段及び必要に応じてさらにその補助手段を設けたロータリーカッターによれば、幅の狭い切り屑の発生する長時間の連続切断作業が行われても、該切り屑が回転刃の裏側に付着して残ることがなくなり、したがって従来のような切り屑の付着残留に起因する切断不良やずれ、さらに切断不能やカッター詰まり等の事故がなくなるので、製品の品質が安定すると共に作業効率が向上する。
そして、前記のようなロータリーカッターを用いたカット紙用の圧着紙葉類製造装置によれば、未熟練者でも容易に大量の圧着紙葉類を製造することができるものである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づき、図面を参照して説明する。
図10は、図4乃至6に示す切り屑掻き落とし手段を備えるロータリーカッターを用いたカット紙用の圧着紙葉類製造装置の要部概念斜視図、図11(A)及び(B)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段における紙葉類と圧着フィルムとの配置関係を各々別視点で説明する要部概念斜視図、図12(A)、(B)、(C)及び(D)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段における紙葉類への圧着フィルム挿入機構を経時的に説明する要部概念側面図、図13(A)及び(B)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段で使用可能な支持板抜取り手段の作動前における各々要部縦断面図及び要部斜視図、図14(A)及び(B)は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動準備時における各々要部縦断面図及び要部斜視図、図15(A)及び(B)は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動開始時における各々要部縦断面図及び要部斜視図、図16は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動中における要部斜視図、図17(A)及び(B)は、支持板の変形例とその動作を示す要部概念側面図、図18(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を経時的に示す要部概念側面図、図19(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を図18(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図、図20(A)及び(B)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を図19(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図である。
後述される本発明の実施例では、一例として、図4(A)、(B)及び(C)、図5(A)、(B)及び(C)並びに図6(B)に示すように、回転刃1の回転軸3下方に固定されて上方に向かって延び、複数個所で暖簾状に分断された、天然ゴムからなる切り屑掻き落とし手段Kを備えるロータリーカッターRが使用されている。
前記ロータリーカッターRは、上流の紙葉類圧着手段を経て連続的に突き合わされて搬送されてくる紙葉類Pについて、下流側の紙葉類Pの後端部を、図18(A)乃至(C)に示すように、回転刃1の往復動作で切断した後に、突き合わされて隣り合う上流側の紙葉類Pの前端部を、図19(A)乃至図20(B)に示すように、回転刃1の回転動作で切断するように電気的に制御されている。
なお、ロータリーカッターRの回転刃1の動作は電気的に自在に制御できるので、前記のような制御以外に、例えば紙葉類Pが上流から搬送されてくる際に該紙葉類PをロータリーカッターRの回転刃1と固定刃2の間隙に受け入れ易いように回転刃1と固定刃2の間を十分開口させるべく、回転刃1を一旦時計回りに僅かに回転させて回転刃1と固定刃2の間隙を大きく開口させるような動作を付加することもできる。
本発明に係るカット紙状の紙葉類を用いる圧着紙葉類製造装置では、図10に示すように、給紙部10のストッカ11にカット紙状の紙葉類Pが積載収容され、各紙葉類Pには、複数の葉片Pa,Pbが折り線Pc(必ずしも表示される必要はなく、例えばミシン目等であってもよい)を介して連接されている。前記の各紙葉類Pは、一連の紙葉類搬送手段20の一部を構成するフィードローラ21により、前記ストッカ11から逐次繰り出されると共に左上方向の矢印で示す所定の紙葉類搬送路22に沿って下流に搬送され、紙葉類折畳み手段30を構成する折りローラ31により折り線Pcで二つ折りに折り畳まれ、左上方向の矢印で示す所定の紙葉類搬送路23に沿ってさらに下流に搬送される。
一方、剥離可能に接着された2層の透明フィルムを含むと共に表裏面に加圧又は加熱及び加圧により接着性を生じる接着剤層が形成されてなる公知構成の長尺状の圧着フィルムFが、圧着フィルム供給手段40を構成するフィルムロール41から右上方向の矢印で示す所定の圧着フィルム供給路42に沿って逐次供給される。
紙葉類折畳み手段30により折り畳まれた前記紙葉類Pは、該紙葉類折畳み手段30より下流の紙葉類搬送路23と圧着フィルム供給路42との交差域24に搬送されると共に、該交差域24において、詳細には図11(A)乃至図16に示すような圧着フィルム挿入手段50に供される。
前記圧着フィルム挿入手段50においては、図11(A)及び(B)に示すように、強磁性体からなる支持板51が前記圧着フィルム供給路42と同方向の支軸52を介して上下に遥動可能に支承され、支持板51の下方に、図12(A)及び(B)に示すように、支持板駆動手段53を構成する電磁石54が設置され、さらに図13(A)及び(B)に示すように、前記支持板51に矩形の切欠き部51aが穿設されると共に該支持板51の上下に、支持板抜取り手段55を構成する二対の送りローラ56,57が前記切欠き部51aを介して対向配置され、その場合に、上方の送りローラ56が、その支承部材58を介して、下方の送りローラ57に対して上下に遥動可能とされている。
前記交差域24において、図11(A)及び(B)に示すように、長尺状の圧着フィルムFが、支持板51の上面に載置されつつ、右上方向の矢印で示す圧着フィルム供給路42に沿って逐次進行し、一方、二つ折りに折り畳まれた紙葉類Pが、その開口側を先頭にして、前記圧着フィルム供給路42に対してほぼ直角に左上方向の矢印で示す紙葉類搬送路23に沿って搬送されてくる。
前記交差域24に搬送されてきた前記紙葉類Pは、前記紙葉類折畳み手段30により、図11(A)や図12(A)等に示すように上側葉片Paよりも下側葉片Pbが若干長くなるように折り畳まれており、前記交差域24において、図12(A)に示す位置、即ち上側葉片Paが支持板51より手前の上流側に配置され且つ下側葉片Pbの縁辺部分Pbxが支持板51の縁辺部分51xの下方に若干入り込む位置で搬送を一旦停止させられる。
前記状態において、図12(B)に示すように、支持板51が、その下部に設置された支持板駆動手段53における電磁石54の励磁作動により下方に吸引されると共に支軸52を中心に右下方向の円弧状矢印で示す時計回りに遥動すると、該支持板51の縁辺部分51xが下降すると同時に下側葉片Pbの縁辺部分Pbxも該支持板51に押圧されて押し下げられ、それによって、折り畳まれた紙葉類Pの上下両葉片Pa,Pb間は強制的に開口させられる。そして、前記状態において、図12(C)に示すように、両葉片Pa,Pb間が開口した前記紙葉類Pが、紙葉類送込み手段60の前段を兼用する紙葉類搬送手段としてのフィードローラ(図示を省略する。)及び紙葉類送込み手段60の後段を構成する、支軸61にストッパ62まで遥動可能に枢着された押圧バー63により、圧着フィルムFが載置された支持板51に向けて左方向の矢印で示す方向にさらに送り込まれると、両葉片Pa,Pb間に支持板51と圧着フィルムFが同時に挿入され始め、最終的に、図12(D)に示すように、紙葉類Pの折り線Pcの内側部分が支持板51の縁辺部分51x先端に当接する位置に到達したところで、前記紙葉類Pの送込みが停止させられると共に支持板51に対する紙葉類Pと圧着フィルムFの位置決めが完了する。
なお、前記実施例では支持板駆動手段53として電磁石54が使用され、支持板51が、その下部に設置された支持板駆動手段53における電磁石54の励磁作動により下方に吸引されると共に支軸52を中心に右下方向の円弧状矢印で示す時計回りに遥動するように構成されているが、支持板51が前記のように電磁石54の励磁作動により下方に遥動する態様に代えて、支持板51がそれ自体の自重により下降し得るように構成することも可能である。
また、前記支持板51の縁辺部分51xに、図17(A)及び(B)に示すような斜辺Sを設けておけば、上側葉片Paが圧着フィルムFを伴う支持板51の上側に進行する際に、確実に圧着フィルムF上に乗り上げることができ、従って圧着フィルムFの側面を引っかけてジャミング等の事故を起こすことがなくなる。さらに、同図(A)及び(B)に示すように、下側葉片Pbが支持板51の下方に進行する際に、支持板51をその下方からプッシュロッドX等により強制的に持ち上げるようにすれば、下側葉片Pbは、誤って支持板51の上方に乗り上げることなく、確実にその下方に導かれるものである。さらにまた、同図(A)及び(B)に示すように、下側葉片Pbが、若干持ち上がる角度で支持板51の手前で待機するように、ガイドY等を設けておけば、支持板51への進行に際して上下両葉片Pa,Pb間の開口が広く確保されるため、両葉片Pa,Pb間への圧着フィルムFの挿入を容易に行うことができる。
前記のように両葉片Pa,Pb間に支持板51と圧着フィルムFが挿入された前記紙葉類Pは、続いて、図14(A)乃至図16に示すように、支持板抜取り手段55における一対の送りローラ56,57で挟圧されつつ該送りローラ56,57の回転駆動により前記交差域24の下流へと搬送され、その間に、前記紙葉類Pは、図15(A)及び(B)に示すように、支持板51がその切欠き部51aのために前記送りローラ56,57による挟圧駆動を受けないようにして、従ってその両葉片Pa,Pb間に圧着フィルムFのみが挿入された状態にして、図16に示すように、前記交差域24から右上方向の矢印で示す下流の紙葉類搬送路25に沿って搬送されると共に、図10で示すように、紙葉類圧着手段70以下の工程に供されるのである。
前記圧着フィルム挿入手段50を通過した前記紙葉類Pは、両葉片Pa,Pb間に圧着フィルムFが挿入された状態で、図10に示すように、前記交差域24から右上方向の矢印で示す下流の紙葉類搬送路25,26に沿って搬送されると共に、紙葉類圧着手段70を構成するヒートパネル71及び加圧ローラ72により前記紙葉類Pの両葉片Pa,Pbとそれらの間に挟み込まれている圧着フィルムFとが剥離可能に一体化される。
なお、紙葉類圧着手段70に搬送される紙葉類Pは、該紙葉類圧着手段70を通過するまでに、先に搬送されている下流側の紙葉類Pと、後から搬送されてくる上流側の紙葉類Pとが突き合わされて隣り合う状態になるように速度が調整されている。そのため、後に続く切断工程では、各紙葉類Pの継ぎ目において圧着フィルムFの露出が最小限で済む状態になっているのである。
ところで、前記のように圧着フィルムFの露出を最小限に留めたとしても、そのまま各紙葉類Pの継ぎ目で切断しようとすると、フィルムのはみ出しや切断ずれにより継ぎ目で隣り合わせた紙葉類P、Pの何れかの何れかの切断端部が残ってしまうこと等により美観が著しく損なわれることになる。そこで、本発明における好ましい切断手段では、各紙葉類Pの継ぎ目の前後をダブルカットして化粧断ちするのである。そのように切断された各紙葉類Pでは、フィルムのはみ出しや切断ずれ等による美観の不良を完全に排除することができる。
即ち、前記加圧ローラ72を通過した各紙葉類Pは、図18(A)に示すように、下流側の紙葉類P2(この場合、下流側の前端部は既に切断されている)と上流側の紙葉類P1とが突き合わされ、互いに隣り合わせた状態でロータリーカッターRの回転刃1と固定刃2の間隙に送り込まれる。そして、同図(B)に示すように、切断予定位置で停止している下流側の紙葉類P2の後端部が、反時計回りに回転する回転刃1と固定刃2の接点4で切断される。その後、同図(C)に示すように、回転刃1は、時計回りに回転して元の位置に復帰し、他方、化粧断ちを済ませた下流側の紙葉類P2は図中の右側にある排出口へと搬送されて排出され、引き続き、図19(A)に示すように、上流側の紙葉類P1は二回目の切断位置まで進行して停止し、図19(B)に示すように、該紙葉類P1の前端部が反時計回りに回転する回転刃1と固定刃2に切断されるのである。
そして、仮に、前記二回目の切断で、図19(B)に示すように、回転刃1が、その裏側エッジ部分に幅の狭い切り屑5を付着させたままで反時計回りに回転し続けたとしても、同図(C)乃至図20(A)に示すように、回転刃1の反時計回りへの回転に伴って同方向に回動する切り屑5が、回転軸3下方に設けられている切り屑掻き落とし手段Kの掻き取り動作により掻き落とされ、確実に下方に落下させられる。前記のような切り屑5の掻き落とし後、回転刃1は、図18(A)に示すように、元の位置に一回転して復帰し、下流側の紙葉類P2は図中の右側にある排出口から排出され、上流側の紙葉類P1は図18(A)中の紙葉類P2へと移り変わり、次の切断位置に移動する。
前記実施例に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置では、既述のように、幅の狭い切り屑5が発生する二重の切断動作が繰り返されても、それらの切り屑5による支障が全く起こることなしに、葉書その他の圧着紙葉類Qが製造されるのである。
図1(A)及び(B)は、典型的なロータリーカッターにおける紙葉類の切断準備状態を示す各々要部概念正面図及び側面図、(C)は、切断開始状態を示す側面図、(D)は、切断終了状態を示す要部概念側面図である。 図2は、典型的なロータリーカッターにおける紙葉類の切断準備状態を示す要部概念斜視図である。である。 図3(A)、(B)及び(C)は、図1に示すロータリーカッターにおいて、切り屑による切断不良の発生状況を経時的に示す要部概念側面図である。 図4(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るロータリーカッターにおける切り屑掻き落とし手段の掻き落とし動作を経時的に示す要部概念側面図である。 図5(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るロータリーカッターにおける切り屑掻き落とし手段の掻き落とし動作を図4(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図である。 図6(A)、(B)及び(C)は、図4及び図5に示す種々の形態の切り屑掻き落とし手段の要部概念斜視図である。 図7(A)及び(B)は、切り屑掻き落とし手段の補助手段としての二形態の風送り込み手段の要部概念側面図である。 図8は、切り屑掻き落とし手段の補助手段としての切り屑分離手段の要部概念側面図(一部断面図)である。 図9(A)及び(B)は、図8に示す切り屑掻き落とし手段の補助手段としての二形態の切り屑分離手段の要部概念斜視図である。 図10は、図4乃至6に示す切り屑掻き落とし手段を備えるロータリーカッターを用いたカット紙用の圧着紙葉類製造装置の要部概念斜視図である。 図11(A)及び(B)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段における紙葉類と圧着フィルムとの配置関係を各々別視点で説明する要部概念斜視図である。 図12(A)、(B)、(C)及び(D)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段における紙葉類への圧着フィルム挿入機構を経時的に説明する要部概念側面図である。 図13(A)及び(B)は、支持板を用いる圧着フィルム挿入手段で使用可能な支持板抜取り手段の作動前における各々要部縦断面図及び要部斜視図である。 図14(A)及び(B)は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動準備時における各々要部縦断面図及び要部斜視図である。 図15(A)及び(B)は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動開始時における各々要部縦断面図及び要部斜視図である。 図16は、図13(A)及び(B)に示す支持板抜取り手段の作動中における要部斜視図である。 図17(A)及び(B)は、支持板の変形例とその動作を示す要部概念側面図である。 図18(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を経時的に示す要部概念側面図である。 図19(A)、(B)及び(C)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を図18(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図である。 図20(A)及び(B)は、本発明に係るカット紙用の圧着紙葉類製造装置における紙葉類切断手段の動作を図19(C)の動作に続いて経時的に示す要部概念側面図である。である。
符号の説明
K 切り屑掻き落とし手段
R ロータリーカッター
P、P1、P2 紙葉類
Pa,Pb 葉片
Pbx 縁辺部分
Pc 折り線
F 圧着フィルム
Q 圧着紙葉類
S 斜辺
X プッシュロッド
Y ガイド
1 回転刃
2 固定刃
3 回転軸
4 接点
5 切り屑
6 バネ材
7 ファン
8 ブロー
10 給紙部
11 ストッカ
20 紙葉類搬送手段
21 フィードローラ
22、23 紙葉類搬送路
24 交差域
30 紙葉類折畳み手段
31 折りローラ
40 圧着フィルム供給手段
41 フィルムロール
42 圧着フィルム供給路
50 圧着フィルム挿入手段
51 支持板
52 支軸
53 支持板駆動手段
54 電磁石
55 支持板抜取り手段
56、57 送りローラ
58 支承部材
60 紙葉類送込み手段
61 支軸
62 ストッパ
63 押圧バー
70 紙葉類圧着手段
71 ヒートパネル
72 加圧ローラ

Claims (3)

  1. 回転刃を固定刃に沿って回転可能に配置してなり、連続して搬送される紙葉類を連続的に裁断するようにしたロータリーカッターにおいて、回転刃の裏側に、該回転刃の切断動作後における回転中にその裏面とそれを掻くように接触可能に切り屑掻き落とし手段を設けたことを特徴とするロータリーカッター。
  2. 複数の葉片が折り線を介して連接されてなるカット紙状の各紙葉類をその給紙部から所定の紙葉類搬送路に沿って逐次搬送する紙葉類搬送手段と、紙葉類搬送路上において各紙葉類を折り畳む紙葉類折畳み手段と、剥離可能に接着された2層の透明フィルムを含むと共に表裏面に加圧又は加熱及び加圧により接着性を生じる接着剤層が形成されてなる長尺状の圧着フィルムを所定の圧着フィルム供給路に沿って逐次供給する圧着フィルム供給手段と、紙葉類折畳み手段より下流の紙葉類搬送路と圧着フィルム供給路との交差域において、折り畳まれた前記紙葉類における対向する任意の葉片間に圧着フィルムを挿入する圧着フィルム挿入手段と、圧着フィルム挿入手段より下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類における両葉片間を加圧又は加熱及び加圧下に該圧着フィルムを介して剥離可能に接着する紙葉類圧着手段と、紙葉類圧着手段より上流又は下流の紙葉類搬送路上において、圧着フィルムが挿入された前記紙葉類を所定サイズに裁断する紙葉類切断手段とからなるカット紙用の圧着紙葉類製造装置であって、前記紙葉類切断手段に請求項1に記載のロータリーカッターを用いたことを特徴とするカット紙用の圧着紙葉類製造装置。
  3. ロータリーカッターによる切断が、付き合わせて順次搬送される紙葉類における下流側の紙葉類の後端部を回転刃1の往復動作で切断した後に、上流側の紙葉類の前端部を回転刃1の回転動作で切断する連続切断動作からなる請求項2に記載のカット紙用の圧着紙葉類製造装置。
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