JP4794808B2 - 半導体装置用コンタクタ装置及び半導体装置の試験方法 - Google Patents

半導体装置用コンタクタ装置及び半導体装置の試験方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンタクタ装置に係り、特にウェハ上に形成された複数の半導体装置の各々に対して電気的コンタクトを得るコンタクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の製造工程において、ウェハ状態のまま半導体装置の試験を行うことにより半導体装置の製造工程を簡略化する技術が開発されている。このような技術によれば、一枚のウェハ上に形成した複数の半導体装置をウェハ状態のままで各種半導体試験に供し、パッケージングまで行う。そして、ウェハ状態でパッケージングした半導体装置の各々を分離する。このような技術によれば、半導体装置をロット毎に管理することができる。また、不良半導体装置のパッケージングに費やされるコストを削減することができる。
【0003】
一枚のウェハ上には多数の半導体装置が整列した状態で形成される。半導体装置の各々には電源供給用電極や入出力信号用電極のような電極が形成される。したがって、半導体装置を駆動しながら試験に供するためには、各半導体装置に対して電気的コンタクトをとる必要がある。すなわち、各半導体装置上に設けられた電極にコンタクトをとる必要がある。
【0004】
一つの半導体装置に形成される電極の数は多い場合には数百個にもなる。また、1枚のウェハには100個以上の半導体装置が形成される。したがって、ウェハ全体に対して一括でコンタクトをとるには、多い場合では数10万個もの電極に対して一度にコンタクトをとらなければならない。一般的に、半導体装置の電極にコンタクトをとるには、半導体装置の電極の各々に個別に接触する接点を有するコンタクタが用いられる。したがって、ウェハ状態の半導体装置に一括してコンタクトをとるには、ウェハ上の電極の数と同じ数の接点をコンタクタ上に形成する必要がある。すなわち、数10万個の電極を有するウェハを試験するためのコンタクタには、数10万個もの接点を形成する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように多数の接点を一括してコンタクトするには、非常に大きな圧力を必要とする。例えば、一つの接点に必要なコンタクト圧が数グラムであったとすると、ウェハ全体を一括してコンタクトを得るコンタクタでは数百キログラムもの圧力を加えなければならない。
【0006】
また、数10万個もの接点をコンタクタ上に形成した場合、これらの接点と外部端子とを電気的に接続するパターン配線をコンタクタ上に設ける必要がある。しかし、パターン配線を引き回すには大きな面積を必要とし、このような多数のパターン配線を1つのコンタクタ上に形成するのは困難であるといった問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の総括的な目的は、上述の問題を解消した改良された有用な半導体装置試験用コンタクタ装置及び半導体装置試験方法を提供することである。
【0008】
本発明のより具体的な目的は、一つのコンタクタに形成すべき接点の数を減らしてパターン配線の数を減らすことにより容易に製造可能なコンタクタ装置を提供することである。
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明の一つの面によれば、半導体ウェハ上に形成された複数の半導体装置に対して電気的な導通を得るためのコンタクタ装置であって、半導体装置の第一系統の端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタと、第1の端子とは電気的経路が独立した別経路となっており、第1のコンタクタに対して移動可能であり、半導体装置の第二系統の端子と導通する接点を有する第2のコンタクタを有し、前記第1のコンタクタは前記第1のコンタクタの前記第2のコンタクタに対向する面から前記半導体ウェハに対向する面まで延在する延在接点を有し、前記第2のコンタクタの接点は前記延在接点に接触することにより前記半導体装置の第二系統の端子と導通することを特徴とするコンタクタ装置が提供される。
【0010】
上述の発明によれば、半導体ウェハに形成される端子にコンタクトをとる接点を、第1のコンタクタと第2のコンタクタに分配することができる。このため、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタの各々に形成するパターン配線の数は、半導体ウェハの全ての端子の数より少なくなり、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタのパターン配線を容易に形成することができる。したがって、本発明によれば、非常に多くの端子が形成された半導体ウェハの試験を行なうためのコンタクタ装置を容易に製造することができる。
【0011】
本発明によるコンタクタ装置は、第2のコンタクタを複数の半導体装置に対応する位置に順次移動させる移動機構を有することとしてもよい。また、第1のコンタクタはメンブレンコンタクタにより形成することが好ましい。
【0012】
本発明の一実施例において、第1のコンタクタは開口を有し、第2のコンタクタの接点が設けられた部分が開口を通じて半導体装置の第二系統の端子に接触する。
【0013】
また、本発明の他の実施例において、第1のコンタクタを半導体ウェハに対して吸引する吸引機構を更に有することとしてもよい。吸引機構は、半導体ウェハが取り付けられるカセットと、カセットに設けられた弾性シール部材と、カセットと第1のコンタクタと弾性シール部材とにより画成される空間に接続された吸引通路とを有し、半導体ウェハはその空間内に配置されることとしてもよい。
【0014】
また、本発明によるコンタクタ装置は、第1のコンタクタの半導体ウェハに対向する面とは反対側の面に配置された弾性体を有し、弾性体を介して第1のコンタクタに押圧力を加えることとしてもよい。
【0015】
さらに、本発明によるコンタクタ装置は、第1のコンタクタの半導体ウェハに対向する面とは反対側の面に配置された異方導電性を有するシートを有し、シートを介して第2のコンタクタの接点を延在接点に押圧することにより接点を接点に導通させることとしてもよい。
【0016】
また、半導体ウェハの第一系統の端子及び第二系統の端子には突起電極が形成されており、第1のコンタクタの接点は突起電極の形状に対応した形状の凹面を有し、該凹面が突起電極に接触することとしてもよい。さらに、第1のコンタクタの延在接点は、第2のコンタクタの接点と接触する凹部を有することとしてもよい。
【0017】
また、本発明によるコンタクタ装置は、半導体ウェハの温度を制御する温度制御手段を有することとしてもよい。
【0018】
本発明の一実施例によれば、温度制御手段は、第2のコンタクタに設けられた流体通路を有しており、流体通路に所定温度の流体を供給することにより半導体ウェハの温度を局所的に温度制御することができる。また、温度制御手段は、流体通路から吐出される流体の温度を検出する温度センサを有し、温度センサからの出力に基づいて流体通路に供給する流体の温度を制御することとしてもよい。
【0019】
本発明の他の実施例によれば、温度制御手段は、半導体ウェハが取り付けられるカセットに設けられた媒体通路を有し、媒体通路に所定温度の媒体を流すことにより半導体ウェハの温度を制御することができる。また、温度制御手段は、半導体ウェハが取り付けられるカセットが離脱可能に取り付けられる温度制御ユニットに設けられた媒体通路を有し、媒体通路に所定温度の媒体を流すことにより半導体ウェハの温度を制御することとしてもよい。
【0020】
また、本発明の他の面によれば、半導体ウェハに形成された複数の半導体装置を試験する方法であって、半導体ウェハをカセットの所定の位置に取り付ける工程と、半導体ウェハの半導体装置に形成された電源端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタを前記半導体ウェハ上に配置して固定する工程と、半導体ウェハの半導体装置に形成された信号端子に対して第2のコンタクタの接点を導通させる工程と、第1のコンタクタを介して半導体装置に電源を供給しながら第2のコンタクタを介して半導体装置に信号を入力してそれに対応する出力を検出することにより半導体装置の試験を行なう工程とを有することを特徴とする試験方法が提供される。
【0021】
上述の発明において、試験工程は、第2のコンタクタを移動しながら半導体装置を順次試験する工程を含むこととしてもよい。また、試験工程は、第2のコンタクタを介して半導体ウェハの温度を制御しながら試験を行なう工程を含むこととしてもよい。さらに、試験工程は、カセットを介して半導体ウェハの温度を制御しながら試験を行なう工程を含むこととすることもできる。
【0022】
また、本発明の他の面によれば、半導体ウェハ上に形成された複数の半導体装置に対して電気的な導通を得るためのコンタクタ装置であって、前記半導体装置の電源端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタと、前記第1のコンタクタとは電気的に経路が独立した別経路となっており、前記第1のコンタクタに対して移動可能であり、前記半導体装置の信号端子と導通する接点を有する第2のコンタクタとを有し、前記第1のコンタクタは前記第1のコンタクタの前記第2のコンタクタに対向する面から前記半導体ウェハに対向する面まで延在する延在接点を有し、前記第2のコンタクタの接点は前記延在接点に接触することにより前記半導体装置の信号端子と導通することを特徴とするコンタクタ装置。
【0023】
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことにより、一層明瞭となるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。なお、図中同等の構成部品には同じ符号を付す。
【0025】
図1は本発明の第1実施例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。本発明の第1実施例によるコンタクタは、第1のコンタクタ2と第2のコンタクタ4とにより構成され、ウェハ状態の複数のICチップ(半導体装置)に対してコンタクトをとるよう構成されている。第1のコンタクタ2は半導体ウェハ6の略全面を覆うように構成される。一方、第2のコンタクタ4はウェハ6上に形成された複数の半導体装置の各々に対して個別にコンタクトを得るよう構成されている。
【0026】
図1に示すように、第1のコンタクタ2は、例えばメンブレンコンタクタにより構成され、ウェハ状態の各ICチップの所定の電極に対してコンタクトをとる。本実施例の場合、第1のコンタクタ2の接点は、各ICチップの電源用電極(電源端子)6aにコンタクトをとるように配列されている。したがって、第1のコンタクタ2をコンタクトさせて電圧を供給することにより、各ICチップを作動状態とすることができる。
【0027】
なお、第1のコンタクタ2はメンブレン上にニッケルや金メッキ等により接点2bを形成したものである。このように、第1のコンタクタ2をメンブレンコンタクタとすることによりコンタクタ2の厚さが減少し、後述するように第2のコンタクタ4を移動する際に、小さな垂直方向の移動距離で第1のコンタクタとの干渉を回避することができる。
【0028】
第1のコンタクタ2は、所定の位置に開口2aを有しており、第2のコンタクタ4の接点4aが開口2aを介してICチップの信号用電極(信号端子)6bにコンタクトすることができる。すなわち、開口2aは各ICチップの信号端子6bの上に位置するように配列されており、第2のコンタクタ4の接点4aが各ICチップの信号端子6bにコンタクトをとることができる。なお、信号端子6bは信号入力端子と信号出力端子とを含むものである。
【0029】
第2のコンタクタ4は、図1に示すように接点4aが設けられる部分が突出した突出部4bを有し、突出部4bが第1のコンタクタ2の開口2aに挿入される。第2のコンタクタ4の接点4aは、コイルスプリング等により弾性的に移動可能なピンよりなる、いわゆるポゴピン型のコンタクトである。したがって、第2のコンタクタ4の接点4aは、比較的大きなストロークにより安定したコンタクトを得ることができる。
【0030】
なお、後述のように、第2のコンタクタ4は、一つのICチップの試験が終了したら、例えば隣のICチップのように次のICチップの上に順次移動して、コンタクトをとる。これにより、半導体ウェハ6上のICチップに対して順次試験を行うことができる。第2のコンタクタ4の移動は、移動機構7により行われるが、移動機構7の構成は周知の構成により達成することができるため、その具体的な構成についての説明は省略する。
【0031】
また、図1に示す第2のコンタクタ4は、単一のICチップに対してコンタクトをとる構成であるが、複数のICチップに対応する数の接点を第2のコンタクタ4に設けることとしてもよい。このようにすれば、複数のICチップに対して同時に試験を行うことができ、第2のコンタクタ4の移動回数を減少することができ、試験時間を短縮することができる。
【0032】
図2は本発明の第1実施例によるコンタクタ装置の第2のコンタクタを移動する構成を説明するための図である。図2に示す第1のコンタクタ2はメンブレンコンタであり、半導体ウェハ6の各ICチップの電源端子に対応する位置に接点2aを有している。また、図2に示す第2のコンタクタ4は2個のICチップの信号端子6bに対して一度にコンタクトをとることができるように構成されている。
【0033】
したがって、まず第1のコンタクタ2をウェハ6上に配置して、各ICチップの電源端子6aにコンタクトをとり、電圧を供給することで各ICチップを作動状態にしておく。次に、第2のコンタクタ4の接点4aを試験すべきICチップの信号端子6bに対してコンタクトして所定の信号入力端子に信号を供給し、信号出力端子の出力を測定することにより、ICチップの試験を行う。試験が終了したら(図2においては2個のICチップの試験を同時に行う)、第2のコンタクタ4を隣接する2個のICチップ上に移動してコンタクトをとり、同様に試験を行う。
【0034】
以上のように、本実施例によるコンタクタ装置によれば、コンタクタを電源端子6aにコンタクトをとる第1のコンタクタ2と信号端子6bにコンタクトをとる第2のコンタクタ4とに分けて一つのコンタクタとしての機能を達成するので、半導体ウェハ6全体に形成される端子に対応して設けられる接点を第1のコンタクタ2及び第2のコンタクタ4に分配することができる。したがって、第1のコンタクタ2及び第2のコンタクタ4の各々に必要な接点の数は、ウェハ全体に形成される端子の数より少なくなり、接点を接続するパターン配線を小さな領域で容易に形成することができる。
【0035】
次に、本発明の第2実施例によるコンタクタについて、図3を参照しながら説明する。図3は本発明の第2実施例によるコンタクタ装置の構造を示す断面図である。図3において、図2に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0036】
本発明の第2実施例によるコンタクタ装置は、上述の第1の実施例と同様に第1のコンタクタ8と第2のコンタクタ4とより構成される。第2のコンタクタ8は、図1に示す第2のコンタクタ2とは異なり、開口2aを有していない。代わりに、第2のコンタクタ8は、半導体ウェハ6の電源端子6aにコンタクトする接点8aを有している。第1のコンタクタ8に設けられる接点8aは、第1のコンタクタ8の厚み方向に貫通して延在している。接点8aの一端は半導体ウェハ6の信号端子6bにコンタクトするように配列され、他端は第1のコンタクタ8の表面に露出している。
【0037】
以上のような構成において、第2のコンタクタ4の接点4aを、第1のコンタクタ8の接点8aの露出した部分にコンタクトする。これにより、半導体ウェハ6の信号端子6bは第2のコンタクタ4の接点4aに導通することとなり、第2のコンタクタ4によるコンタクトを達成することができる。
【0038】
なお、本実施例においては、第1のコンタクタ8は半導体ウェハ6の端子6a,6bの数と同じ数の接点8a,8bを有しているが、接点8aに対しては第1のコンタクタ8からは信号を入力することはないため、接点8bに対するパターン配線を第1のコンタクタ8に設ける必要はない。すなわち、接点8bは第2のコンタクタの接点4aと半導体ウェハの信号端子6bとの間に配置されてこれらを導通するために設けられる。
【0039】
また、図3に示す例では、第2のコンタクタ4が突出部4bを有しているが、本実施例においては接点4aを開口に挿入する必要は無いので、必ずしも突出部4bを設ける必要はない。
【0040】
図4は本発明の第2実施例によるコンタクタ装置の第1のコンタクタ8を固定する構成を説明するための図である。図4に示す第1のコンタクタ8はメンブレンコンタクタであり、半導体ウェハ6の各ICチップの電源端子6aに対応する位置に接点8bを有している。また、図4に示す第2のコンタクタ4は2個のICチップの信号端子6bに対して一度にコンタクトをとることができるように構成されている。
【0041】
まず、第1のコンタクタ8を半導体ウェハ6上に固定するために、半導体ウェハ6を試験装置のカセット10の上に配置する。カセット10には、半導体ウェハ6の外径より大きいが第1のコンタクタ8の外径より小さい径を有するOリング12が取り付けられている。半導体ウェハ6はOリング12の内側に形成された凹部10aに収容され、その上から第1のコンタクタ8が半導体ウェハ6及びOリング12を覆うように配置される。なお、Oリング12はシリコンゴム等の耐熱性を有する材料で形成された弾性シール部材である。
【0042】
この状態で、第1のコンタクタ8の接点8a,8bがウェハ6上の電源端子6a及び信号端子6bに接触するように、第1のコンタクタ8を位置決めする。そして、第1のコンタクタ8と半導体ウェハ6とOリング12との間に画成された空間を真空引きする。すなわち、カセット10には真空引き用の吸引通路10bが設けられており、吸引通路10bに真空ポンプ(吸引ポンプ)を接続することにより、上記空間を負圧に維持する。したがって、第1のコンタクタ8は大気圧により全体的に半導体ウェハ6に向かって押圧され(すなわち、第1のコンタクタ8は半導体ウェハ6に向かって吸引され)、カセット10(すなわち半導体ウェハ6)に対して固定される。同時に、第1のコンタクタ8の接点8a,8bが半導体ウェハ6上の電源端子6a及び信号端子6bに確実に接触する。なお、上述のカセット10と、Oリング12と、カセット10に設けられた吸引通路10bとは吸引機構を構成する。
【0043】
次に、第1のコンタクタ8を介して各ICチップの電源端子6aに電源電圧を供給することで各ICチップを作動状態にしておく。そして、第2のコンタクタ4の接点4aを試験すべきICチップの信号端子6b(信号入力端子)にコンタクトしている接点8aに対してコンタクトして所定の信号を供給し、信号端子6b(信号出力端子)からの出力を測定することにより、ICチップの試験を行う。試験が終了したら(図4においては2個のICチップの試験を同時に行う)、第2のコンタクタ4を隣接する2個のICチップ上に移動してコンタクトをとり、同様に試験を行う。
【0044】
以上のように、本実施例によるコンタクタ装置によれば、コンタクタを電源端子6aにコンタクトをとる第1のコンタクタ8と信号端子6bにコンタクトをとる第2のコンタクタ4とに分けて一つのコンタクタとしての機能を達成するので、半導体ウェハ6全体に形成される全ての端子へのコンタクトを第1のコンタクタ8及び第2のコンタクタ4に分配することができる。したがって、第1のコンタクタ8に形成すべきパターン配線の数は、ウェハ全体に形成される端子の数より少なくなる。また、第2のコンタクタ4に必要な接点の数は、ウェハ全体に形成される端子の数より少なく、形成されるパターン配線の数も少なくなる。したがって、半導体ウェハ6に形成された端子に対応する接点に接続するパターン配線を第1のコンタクタ8及び第2のコンタクタ4に分配して容易に形成することができる。
【0045】
次に上述の第1及び第2実施例によるコンタクタ装置の変形例について説明する。
【0046】
図5は上述の第1実施例の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。図5に示すコンタクタは第1のコンタクタ2の上にシリコンゴム又はプラスチック等よりなる弾性板14を設け、その上に剛体よりなる押さえ板16を設けたものである。押さえ板16を半導体ウェハ6に向かって押圧することにより、弾性板14の弾性を利用して第1のコンタクタ2の接触圧を容易に得ることができる。なお、弾性板14及び押さえ板16には、第1のコンタクタ2の開口2aに対応する位置にそれぞれ開口14a,16aが設けられる。
【0047】
図6は、上述の第2実施例の第1の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。図6に示すコンタクタは、第1のコンタクタ8の上に異方導電性を有する弾性板18が設けられている。すなわち、第2のコンタクタ4の接点4aを異方導電性を有する弾性板18を介して、半導体ウェハ6の信号端子6bに接触している接点8aに押圧することにより、第2のコンタクタ4の接点4aと半導体ウェハの信号端子6bとを容易に導通することができる。
【0048】
図6に示す例では、第2のコンタクタ4の接点4aをポゴピン型とする必要はなく、固定されたピンであってもよい。また、図5に示すような開口を有する押さえ板を弾性板18上に設けて、接点8bに対応する部分を押圧することとしてもよい。
【0049】
図7は上述の第2実施例の第2の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。図7において、第2のコンタクタ4の図示は省略されている。図7に示すコンタクタは、半導体ウェハ6のICチップの電極6a,6b上にハンダボールのような突起電極6cが形成されている場合に用いられる。すなわち、図7に示す第1のコンタクタ8Aの各接点8Aa,8Abの先端部分は、突起電極6cの丸みを帯びた形状に適合する形状に加工されている。これにより、突起電極6cを傷付けることなく、広い接触面積でのコンタクトを達成することができる。
【0050】
なお、接点8Abの形状は図1に示す第1のコンタクタ2に設けられる接点2bに適用することもできる。すなわち、図1に示す半導体ウェハの電極上に突起電極が形成されている場合に、第1のコンタクタ2に設けられる接点2bの先端形状を接点8Abと同様な形状とするものである。この場合、第2のコンタクタ4の接点4aの先端形状も接点8Abの形状と同様にすることが好ましい。
【0051】
図8は上述の第2実施例の第3の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。図8に示すコンタクタは、第1のコンタクタ8Bの接点8Baの第2のコンタクト4側の面に凹部を形成したものである。第2のコンタクタ4の接点4aの先端部分は、接点8Baの凹部に対応した凸形状を有している。これにより、第2のコンタクタ4の接点4aを接点8Baに対して正確に位置決めすることができ、確実なコンタクトをとることができる。
【0052】
なお、図8に示す例では、接点8Baに凹部を形成し、接点4aの先端部分を凸形状としたが、接点4aの先端部分に凹部を形成し、接点8Baを凸形状としても同様の効果を得ることができる。
【0053】
次に、上述の第1又は第2実施例によるコンタクタ装置を用いた試験方法について図9A,9B,9Cを参照しながら説明する。図9A,9B,9Cに示す例では、第2の実施例によるコンタクタを用いているが、試験方法については第1の実施例によるコンタクタも同様である。
【0054】
まず、図9Aに示すように、第1のコンタクタ8と第2のコンタクタ4とを準備する。次に、図9Bに示すように、カセット10の凹部10aに試験すべきICチップが形成された半導体ウェハ6を配置する。これにより半導体ウェハ6の位置合わせが行われる。
【0055】
そして、図9Cに示すように、第1のコンタクタ8を半導体ウェハ6に対して押圧する。すなわち、第1のコンタクタ8の接点8a,8bを半導体ウェハ6の電源端子6a及び信号端子に6b対してコンタクトさせる。そして、第2のコンタクタ4の接点4aを第1のコンタクタ8の接点8aに対してコンタクトさせることにより、第2のコンタクタ4と半導体ウェハ6のICチップとを導通状態とする。これにより、第2のコンタクタ4を介してICチップの入力信号端子に信号を供給することができ、入力に対する出力端子からの出力をチェックすることができる。そして、第2のコンタクタ4を移動させながら、半導体ウェハ6のICチップに対して順次試験を行う。
【0056】
次に、上述の第1及び第2実施例によるコンタクタ装置に温度制御手段を設けた例について説明する。温度制御手段とは、試験すべきICチップの温度を制御する手段であり、ICチップを加熱する場合もあり、また冷却する場合もある。
【0057】
図10は第2のコンタクタ4に温度制御手段を設けた例を示す断面図である。すなわち、図10に示す第2のコンタクタ4には、温度制御された空気を供給するための空気通路4cが設けられている。空気通路4cは送風装置20に接続されており、送風装置20から供給される空気は、空気通路4cを通じて第2のコンタクタ4から吐出される。ここで、空気通路4cに供給される空気は、電気ヒータ等の加熱装置又は冷却装置22により加熱又は冷却されて空気通路4cに供給される。ペルチェ素子を利用することにより、加熱装置及び冷却装置を一つの装置で実現することができる。
【0058】
空気通路4cの吐出口は、第1のコンタクタ8の試験されるICの真上の位置となるように配置されている。したがって、第2のコンタクタ4がコンタクトをとっているICチップは、空気通路4cから吐出された空気により加熱又は冷却される。これにより、試験されるICだけ温度を制御することができ、より広範囲な試験温度条件を設定することができる。
【0059】
図11は図10に示す第2のコンタクタ4に温度センサ24を設けた例を示す断面図である。温度センサ24は空気通路4cの吐出口付近に配置され、吐出口から吐出される空気の温度を検出する。温度センサ24からの出力は加熱装置又は冷却装置22に送られる。加熱装置又は冷却装置22は、温度センサ24からの出力に基づいて、送風装置20からの空気の温度を制御する。したがって、空気通路4cから吐出される空気の温度は、温度センサ24からの出力によるフィードバック制御により正確に制御される。これにより、第2のコンタクタ4により試験されるICチップの温度を正確に制御することができる。
【0060】
なお、図10及び図11に示す例では、温度制御された空気を第2のコンタクタ4に供給する構成であるが、空気の代わりに不活性ガスや窒素等の所定のガスを供給することとしてもよい。この場合、送風装置20は加熱装置又は冷却装置22に供給される所定のガスのガス供給源に置き換えられる。
【0061】
図12は半導体ウェハ6を取り付けるカセットに温度制御手段を設けた例を示す断面図である。すなわち、図12に示すカセット10Aには、半導体ウェハ6の温度を制御するための媒体(例えば冷媒)を流すための媒体通路26が設けられる。媒体通路26の供給口26aには、所定の温度に制御された媒体が媒体供給装置28から供給される。媒体は媒体通路26を流れて排出口26bから排出される。
【0062】
カセット10Aの温度は媒体通路26を流れる媒体によって制御され、それによりカセット10Aに取り付けられた半導体ウェハ6の温度も制御される。したがって、媒体供給装置28から供給する媒体の温度を制御することにより、半導体ウェハ6の温度を制御することができる。
【0063】
図13はカセットとは異なるユニットに媒体通路を設けた例を示す断面図である。すなわち、図13において、温度制御ユニット30に媒体通路26が設けられ、温度制御ユニット30にカセット10が離脱可能に取り付けられる。図13に示す例によれば、カセット10に媒体通路26を設けないので、カセット10を簡単な構造とすることができる。
【0064】
なお、図12及び13に示す構成に、図11又は図12に示す構成を組み合わせることにより、半導体ウェハ6全体を温度制御しながら、第2のコンタクタ4で試験するICチップを局所的に更に温度制御することができる。これにより、試験に供されるICはチップの温度を精度よく制御することができる。
【0065】
本発明は上述の具体的に開示された実施例に限られることなく、本発明の範囲内で様々な変形及び改良がなされるであろう。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、半導体ウェハに形成される端子にコンタクトをとる接点を、第1のコンタクタと第2のコンタクタに分配することができる。このため、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタの各々に形成するパターン配線の数は、半導体ウェハの全ての端子の数より少なくなり、第1のコンタクタ及び第2のコンタクタのパターン配線を容易に形成することができる。したがって、本発明によれば、非常に多くの端子が形成された半導体ウェハの試験を行なうためのコンタクタ装置を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1実施例によるコンタクタの第2のコンタクタ装置を移動する構成を説明するための図である。
【図3】 本発明の第2実施例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例によるコンタクタ装置の第1のコンタクタを固定する構成を説明するための図である。
【図5】 図5は本発明の第1実施例の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図6】 本発明の第2実施例の第1の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図7】 本発明の第2実施例の第2の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図8】 本発明の第2実施例の第3の変形例によるコンタクタ装置の構成を示す断面図である。
【図9】 図9A,9B,9Cは本発明の第2の実施例によるコンタクタ装置を用いた半導体装置試験方法を説明するための図である。
【図10】 第2のコンタクタに温度制御手段を設けた例を示す断面図である。
【図11】 図10に示す第2のコンタクタに温度センサを設けた例を示す断面図である。
【図12】 半導体ウェハを取り付けるカセットに温度制御手段を設けた例を示す断面図である。
【図13】 はカセットとは異なるユニットに媒体通路を設けた例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 第1のコンタクタ
2a 開口
4 第2のコンタクタ
4a 接点
4b 突出部
4c 空気通路
6 半導体ウェハ
6a 電源端子
6b 信号端子
7 移動機構
8 第1のコンタクタ
8a,8b 接点
10 カセット
10a 凹部
10b 吸引通路
12 Oリング
14 弾性板
14a 開口
16 押さえ板
16a 開口
18 弾性板
20 送風装置
22 冷却装置
24 温度センサ
26 媒体通路
30 温度制御ユニット

Claims (19)

  1. 半導体ウェハ上に形成された複数の半導体装置に対して電気的な導通を得るためのコンタクタ装置であって、
    前記半導体装置の第一系統の端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタと、
    前記第1のコンタクタとは電気的に経路が独立した別経路となっており、前記第1のコンタクタに対して移動可能であり、前記半導体装置の第二系統の端子と導通する接点を有する第2のコンタクタと
    を有し、
    前記第1のコンタクタは前記第1のコンタクタの前記第2のコンタクタに対向する面から前記半導体ウェハに対向する面まで延在する延在接点を有し、前記第2のコンタクタの接点は前記延在接点に接触することにより前記半導体装置の第二系統の端子と導通することを特徴とするコンタクタ装置。
  2. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記第2のコンタクタを前記複数の半導体装置に対応する位置に順次移動させる移動機構を有することを特徴とするコンタクタ装置。
  3. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記第1のコンタクタはメンブレンコンタクタであることを特徴とするコンタクタ装置。
  4. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記第1のコンタクタを前記半導体ウェハに対して吸引する吸引機構を更に有することを特徴とするコンタクタ装置。
  5. 請求項4記載のコンタクタ装置であって、
    前記吸引機構は、前記半導体ウェハが取り付けられるカセットと、前記カセットに設けられた弾性シール部材と、前記カセットと前記第1のコンタクタと前記弾性シール部材とにより画成される空間に接続された吸引通路とを有し、
    前記半導体ウェハは前記空間内に配置されることを特徴とするコンタクタ装置。
  6. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のコンタクタ装置であって、
    前記第1のコンタクタの前記半導体ウェハに対向する面とは反対側の面に配置された弾性体を有し、前記弾性体を介して前記第1のコンタクタに押圧力を加えることを特徴とするコンタクタ装置。
  7. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記第1のコンタクタの前記半導体ウェハに対向する面とは反対側の面に配置された異方導電性を有するシートを有し、前記シートを介して前記第2のコンタクタの接点を前記延在接点に押圧することにより前記接点を前記延在接点に導通させることを特徴とするコンタクタ装置。
  8. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記半導体ウェハの第一系統の端子及び第二系統の端子には突起電極が形成されており、
    前記第1のコンタクタの接点は前記突起電極の形状に対応した形状の凹面を有し、該凹面が前記突起電極に接触することを特徴とするコンタクタ装置。
  9. 請求項1記載のコンタクタ装置であって、
    前記第1のコンタクタの延在接点は、前記第2のコンタクタの接点と接触する凹部を有することを特徴とするコンタクタ装置。
  10. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のコンタクタ装置であって、
    前記半導体ウェハの温度を制御する温度制御手段を有することを特徴とするコンタクタ装置。
  11. 請求項10記載のコンタクタ装置であって、
    前記温度制御手段は、前記第2のコンタクタに設けられた流体通路を有しており、前記流体通路に所定温度の流体を供給することにより前記半導体ウェハの温度を局所的に温度制御することを特徴とするコンタクタ装置。
  12. 請求項11記載のコンタクタ装置であって、
    前記温度制御手段は、前記流体通路から吐出される流体の温度を検出する温度センサを有し、前記温度センサからの出力に基づいて前記流体通路に供給する流体の温度を制御することを特徴とするコンタクタ装置。
  13. 請求項11記載のコンタクト装置であって、
    前記半導体ウェハが取り付けられるカセットを有し、前記温度制御手段は前記カセットに設けられた媒体通路を有し、前記媒体通路に所定温度の媒体を流すことにより前記半導体ウェハの温度を制御することを特徴とするコンタクタ装置。
  14. 請求項11記載のコンタクト装置であって、
    前記半導体ウェハが取り付けられるカセットが離脱可能に取り付けられる温度制御ユニットを有し、前記温度制御手段は前記温度制御ユニットに設けられた媒体通路を有し、前記媒体通路に所定温度の媒体を流すことにより前記半導体ウェハの温度を制御することを特徴とするコンタクタ装置。
  15. 半導体ウェハに形成された複数の半導体装置を試験する方法であって、
    前記半導体ウェハをカセットの所定の位置に取り付ける工程と、
    前記半導体ウェハの半導体装置に形成された電源端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタを前記半導体ウェハ上に配置して固定する工程と、
    前記半導体ウェハの半導体装置に形成された信号端子に対して第2のコンタクタの接点を導通させる工程と、
    前記第1のコンタクタを介して前記半導体装置に電源を供給しながら、前記第2のコンタクタを介して前記半導体装置に信号を入力してそれに対応する出力を検出することにより前記半導体装置の試験を行なう工程と
    を有することを特徴とする試験方法。
  16. 請求項15記載の試験方法であって、
    前記試験工程は、前記第2のコンタクタを移動しながら前記半導体装置を順次試験する工程を含むことを特徴とする試験方法。
  17. 請求項15又は16記載の試験方法であって、
    前記試験工程は、前記第2のコンタクタを介して前記半導体ウェハの温度を制御しながら試験を行なう工程を含むことを特徴とする試験方法。
  18. 請求項15又は16記載の試験方法であって、
    前記試験工程は、前記カセットを介して前記半導体ウェハの温度を制御しながら試験を行なう工程を含むことを特徴とする試験方法。
  19. 半導体ウェハ上に形成された複数の半導体装置に対して電気的な導通を得るためのコンタクタ装置であって、
    前記半導体装置の電源端子に直接接触する接点を有する第1のコンタクタと、
    前記第1のコンタクタとは電気的に経路が独立した別経路となっており、前記第1のコンタクタに対して移動可能であり、前記半導体装置の信号端子と導通する接点を有する第2のコンタクタと
    を有し、
    前記第1のコンタクタは前記第1のコンタクタの前記第2のコンタクタに対向する面から前記半導体ウェハに対向する面まで延在する延在接点を有し、前記第2のコンタクタの接点は前記延在接点に接触することにより前記半導体装置の信号端子と導通することを特徴とするコンタクタ装置。
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