JP4794529B2 - エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法 - Google Patents

エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4794529B2
JP4794529B2 JP2007276159A JP2007276159A JP4794529B2 JP 4794529 B2 JP4794529 B2 JP 4794529B2 JP 2007276159 A JP2007276159 A JP 2007276159A JP 2007276159 A JP2007276159 A JP 2007276159A JP 4794529 B2 JP4794529 B2 JP 4794529B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
groove
mold
manufacturing
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007276159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009101622A (ja
Inventor
康二 赤坂
順吾 堀山
紀和 境
Original Assignee
森六テクノロジー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 森六テクノロジー株式会社 filed Critical 森六テクノロジー株式会社
Priority to JP2007276159A priority Critical patent/JP4794529B2/ja
Publication of JP2009101622A publication Critical patent/JP2009101622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794529B2 publication Critical patent/JP4794529B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、表皮層と基材層の二層で構成されたコンポーネントの製造方法に関し、更に詳細に述べると、表皮層の側からは目視できないように構成されたエアバッグ開放部を有する、所謂、シームレス・インストルメントパネル等のコンポーネントの製造方法に関するものである。
従来、表皮材と基材の二層からなるコンポーネントを製造する方法として、先ず、表皮材をスラッシュ成形法や真空成形法等によってコンポーネントの外観形状に成形し、次いで、成形された表皮材を金型のキャビティにセットし、キャビティに溶融樹脂を射出して基材を成形すると共に、キャビティ内で基材を表皮材に一体化する方法が知られている。
図1は、表皮材1を真空成形法によって成形する場合の製造工程を示す。先ず、図1(A)に示すように、表皮材1を雌型2にセットし、成型用凹部3の内部の空気をバキューム通路4から吸引して、表面材1の成形を行う。次に、熱刃5、5を下降させ、表皮材1の裏面1bに開裂溝6、6を形成する。次に、雌型2と雄型(図示せず。)を閉型して、表皮材1の裏面1bに溶融樹脂を射出する。これにより、図1(B)に示すように、インストルメントパネル7の基材8を成形するとともに、表皮材1と基材8を一体化する。そして、基材8を冷却させた後、再度、熱刃5、5を下降させ、基材8の裏面8bにエアバッグ開放部を画成する開裂溝を形成する。ここで、基材8の開裂溝は、表皮材1の開裂溝6に重なる位置に形成される。
一般に、インストルメントパネル7の基材8は硬質樹脂で形成されるため、エアバッグの展開時に、基材8に形成された開裂溝からほぼ確実に破断するが、インストルメントパネル7の表皮材1は軟質樹脂で形成されるため、伸張性が高く、エアバッグの展開時に破断し難いという特質がある。したがって、エアバッグの展開動作が不安定になる等の不具合を解消するため、表皮材1にも開裂溝5、5を設けて、エアバッグの展開時に、表皮材1を確実に破断させる必要がある。
なお、インストルメントパネルの裏面に形成されるエアバッグ開放部は、特開2004−149016号公報に開示されているように、エアバッグユニットに対応する部位を囲む方形の溝と、この方形の溝で囲まれた部位に一対のエアバッグリッドを画成する中央の溝とによって形成することができる。エアバッグ開放部は、また、特開2002−166809号公報に開示されているように、滑らかに湾曲した曲線からなるコーナー部を有することができる。エアバッグ開放部は、また、特開2000−71915号公報に開示されているように、全体としてH字形に延在する開裂溝によって形成することもできる。
特開2004−149016号公報 特開2002−166809号公報 特開2000−071915号公報
しかしながら、前述した従来の製造方法によって、エアバッグ開放部を有する車両用インストルメントパネル等のコンポーネントを製造するには、表皮材を所期の形状に成形する工程、成形された表皮材に開裂溝を形成する工程、基材を表皮材に一体成形する工程、及び、表皮材と一体化された基材に開裂溝を形成する工程が必要である。したがって、工程数が多く、必ずしも生産効率が良いとは言えない。
また、表皮材に開裂溝を形成するため、熱刃や超音波カッター等の手段を用いると、表皮材に作用する熱によって、表皮材に亀裂や熱変形等の不具合を生じるおそれがある。表皮材の表面はインストルメントパネル等のコンポーネントの製品面を構成するから、表皮材の表面に不具合を生じると、コンポーネント全体が使用できなくなる。
更に、表皮材を金型にセットして基材を一体成形するに際し、金型に対する表皮材の位置が所期の位置からずれるおそれがある。このとき、金型にセットされる表皮材には開裂溝が形成されているから、金型に対する表皮材の位置がずれると、基材を表皮材に一体化した後に基材に形成される開裂溝が、表皮材の開裂溝に重ならず、表皮材の開裂溝が基材の開裂溝からずれた位置に存在することになる。したがって、エアバッグの展開時に、基材と表皮材とが滑らかに連動して破断せず、エアバッグの展開動作が不安定になる場合がある。
本発明の目的は、エアバッグの展開時に、基材と表皮材とが滑らかに連動して破断することにより、エアバッグを安定して展開させることができる、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、表皮材に亀裂や熱変形等の不具合が生じる可能性を減少させ、製品不良率を低下させることができる、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、加工工程が少なく、生産性の良好な、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、軟質樹脂製の表皮材と硬質樹脂製の基材との二層構造を有する車両用インストルメントパネル等のコンポーネントにおいて、その基材に、エアバッグの展開時に破断する互いに平行な一対の側辺開裂溝と、これらの側辺開裂溝の中途部を互いに連結し、かつ、エアバッグの展開時に破断する、中央開裂溝とを有する、エアバッグ開放部を形成し、その表皮材の内部には、前述の側辺開裂溝に沿って延在する一対の弱化溝を形成し、これにより、エアバッグ開放部の側辺部を確実に破断させるように構成した、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法を提供することにある。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、コンポーネントの表皮材の裏面に切込み溝を形成する工程と、前記表皮材の表面が、前記コンポーネントの成形を行う雌型の成形用凹部を覆うように、前記表皮材を前記雌型に配置し、かつ、固定する工程と、前記表皮材を加熱して軟化させる工程と、前記成用凹部に対応する形態の雄型を、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させて、加熱された前記表皮材の前記切込み溝又はその付近の温度を低下させると共に、前記成形用凹部に進入させ、前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い形状まで賦形する工程と、前記表皮材と前記成形用凹部の間の流体を吸引することにより、前記表皮材を前記成形用凹部に密着させ、前記表皮材を最終形状に賦形する工程と、前記雌型と前記雄型を閉型し、前記雄型と前記成形用凹部に密着した前記表皮材との間に溶融樹脂を充填することにより、前記コンポーネントの基材を成形すると共に前記基材を前記表皮材に一体化し、更に、前記表皮材の内部に、前記基材と前記切込み溝とによって画成された弱化溝を形成する工程と、前記表皮材と一体化した前記基材を前記成形用凹部から取り出し、前記基材の裏面に前記エアバッグ開放部を画成する開裂溝を形成し、前記開裂溝の少なくとも一部を前記弱化溝の付近に形成する工程とを含む。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、また、前記コンポーネントの表皮材の裏面に切込み溝を形成する工程と、前記表皮材の表面が、前記コンポーネントの成形を行う雌型の成形用凹部を覆うように、前記表皮材を前記雌型に配置し、かつ、固定する工程と、前記成形用凹部に対応する形態の雄型を、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させ、前記表皮材の前記切込み溝又はその付近が過剰に加熱されないように、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近を覆う工程と、前記表皮材を加熱して軟化させる工程と、前記表皮材の加熱が行われている間に、又は、前記表皮材の加熱が終了した後に、前記雄型を前記雌型の前記成形用凹部に進入させ、前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い形状まで賦形する工程と、前記表皮材と前記成形用凹部の間の流体を吸引することにより、前記表皮材を前記成形用凹部に密着させ、前記表皮材を最終形状に賦形する工程と、前記雌型と前記雄型を閉型し、前記雄型と前記成形用凹部に密着した前記表皮材との間に溶融樹脂を充填することにより、前記コンポーネントの基材を成形すると共に前記基材を前記表皮材に一体化し、更に、前記表皮材の内部に、前記基材と前記切込み溝とによって画成された弱化溝を形成する工程と、前記表皮材と一体化した前記基材を前記成形用凹部から取り出し、前記基材の裏面に前記エアバッグ開放部を画成する開裂溝を形成し、前記開裂溝の少なくとも一部を前記弱化溝の付近に形成する工程とを含む。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、また、前記雄型を前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させることにより、前記雄型を前記雌型の前記成形用凹部に進入させて前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い状態まで賦形するとき、前記表皮材の前記切込み溝付近が前記雄型に押されて過度に伸びることを防止することを特徴とする。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、また、前記エアバッグ開放部を画成する前記開裂溝は、エアバッグの展開時に破断する互いに平行な一対の側辺開裂溝と、前記側辺開裂溝の中途部を互いに連結し、かつ、エアバッグの展開時に破断する、中央開裂溝とを含み、前記弱化溝は、前記一対の側辺開裂溝に沿って、それぞれ延在することを特徴とする。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、また、エアバッグ開放部を有し、かつ、軟質樹脂製の表皮材と硬質樹脂製の基材の二層構造を有する、車両搭載用シームレス・インストルメントパネルの製造方法であることを特徴とする。
本発明のエアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法は、表皮材を最終形状に成形したときの弱化溝の位置を考慮に入れて、成形前の表皮材の裏面に予め切込み溝を形成し、かかる表皮材を成形することにより、コンポーネントの表皮材を形成する。したがって、成形後の表皮材の切込み溝は、コンポーネントの予め定められた位置に延在する。しかも、表皮材を金型内で最終形状に成形した後、この金型から表皮材を脱着させることなく、同じ金型に溶融樹脂を充填し、コンポーネントの基材を表皮材と一体成形する。したがって、基材と切込み溝とによって表皮材の内部に画成された弱化溝は、コンポーネントの予め定められた場所に延在する。よって、表皮材の弱化溝と基材のエアバッグ開放部を画成する開裂溝とを適正位置に配置することができるから、エアバッグの展開時に、基材の開裂溝と表皮材の弱化溝とを滑らかに連動して破断させ、エアバッグを安定して展開させることができる。
発明の製造方法の一実施態様においては、表皮材を成形するに際し、表皮材を加熱して軟化させた後、表皮材の最終形状に対応する形態を備えた雄型を、表皮材の裏面の切込み溝又はその付近に当接させて閉型方向に前進させ、これによって表皮材を最終形状に近い状態まで賦形する工程を有する。このとき、表皮材の裏面に当接した雄型は、加熱されて軟化した表皮材から適度に熱を奪い、表皮材を適度に固化させる。雄型は表皮材の切込み溝又はその付近に当接しているから、表皮材の切込み溝付近が雄型に押されて過度に伸びることを防止することができる。また、本発明の製造方法の他の実施態様では、先ず、雄型を表皮材に当接させ、雄型を表皮材に当接させた状態で表皮材を加熱することができる。このような加熱方法によっても、表皮材を加熱した後に表皮材を雄型に当接させる前述の実施態様の場合と同様の効果を得ることができる。雄型を表皮材に当接させた状態で表皮材を加熱すると、雄型が表皮材の表面一部を覆うから、表皮材が過剰に加熱されることが防止され、表皮材の切込み溝付近が過度に伸びることが防止される。いずれの実施態様においても、本発明の製造方法によれば、表皮材の切込み溝の形態を保持することができるとともに、複数の切込み溝の間の寸法を所期の寸法に保持することができる。この結果、最終形状に近い形状まで賦形された表皮材を、次工程において、雌型の成用凹部に密着させて最終形状に賦形したとき、所期の形状の切込み溝を所定の場所に延在させることができる。
本発明の製造方法は、また、成形前の表皮材に切込み溝を形成するから、成形後の凹凸のある表皮材に開裂溝を形成するのに比較して、容易に溝を形成することができる。更に、本発明によれば、切込み溝は、切込み加工ロールを使用して機械加工することができるから、熱刃や超音波カッター等の表皮材に熱を作用させて溝加工する方法とは異なり、表皮材に亀裂や熱変形等の溶損が生じることを防止することができる。したがって、コンポーネントの製品不良率を低下させることができる。
本発明の製造方法は、成形前の表皮材に切込み溝を形成し、この表皮材を金型で成形するとともに、同じ金型で基材と一体成形するから、従来の製造方法に比較して、加工工程の数を減少させることができるとともに、生産性を向上させることができる。また、成形された表皮材を金型から取り外したり、他の金型に取り付けたりする工程を含まないから、表皮材の弱化溝が、金型に対して所期の位置からずれることがなく、また、基材の開裂溝の形成工程においても、その所期の位置からずれることがない。したがって、本発明によれば、生産性が向上するばかりでなく、製品不良率が低下する。
そして、本発明の製造方法において、コンポーネントの基材に、エアバッグの展開時に破断する互いに平行な一対の側辺開裂溝と、これらの側辺開裂溝の中途部を互いに連結し、かつ、エアバッグの展開時に破断する、中央開裂溝とを有する、エアバッグ開放部を形成するとき、コンポーネントの表皮材の内部に、前述の側辺開裂溝に沿って延在する一対の弱化溝を形成することにより、エアバッグ開放部の側辺部を確実に破断させることができる。したがって、本発明の製造方法によれば、比較的破断し難い軟質樹脂製の表皮材を使用した場合にも、確実に開放するエアバッグ開放部を形成することができる。
本発明のその他の目的、構成及び作用効果は、図面を参照してなされる以下の実施例の説明から明らかになる。
図2乃至4は、車両搭載用インストルメントパネル10を示し、以下、インストルメントパネル10の製造を例にとって、本発明の第1の実施例を説明する。インストルメントパネル10は、軟質樹脂製の表面材11と、硬質樹脂製の基材12とを一体化して構成される。表面材11の内部には、表面材11と基材12の境界面に沿って、一対の弱化溝13a、13bが形成され、これらの弱化溝13a、13bは車両(図示せず。)の前後方向に延在する。弱化溝13a、13bは表面材11の内部に形成されるから、表面材11の表面11aの側から弱化溝13a、13bを目視することはできない。したがって、弱化溝13a、13bを形成することによって、インストルメントパネル10の表面の審美性が低下することはない。
図3(A)に示されているように、インストルメントパネル10の基材12の裏面12bには、エアバッグ開放部14が形成される。エアバッグ開放部14は、一対の側辺開裂溝14a、14bと、側辺開裂溝14a、14bの中途部を互いに連結する中央開裂溝14cと、側辺開裂溝14a、14bの端部を互いに連結する端縁開裂溝14d、14eとによって画成され、全体として長方形をなす。エアバッグ開放部14は、中央開裂溝14cによって、リッド部15a、15bに二分される。これらの開裂溝14a乃至14eの深さは、図4(A)に示すように、基材12の表面12aにまでは達しない深さであるから、表面材11の表面11aの側から開裂溝14a乃至14eを目視することはできない。したがって、エアバッグ開放部14を形成することによって、インストルメントパネル10の表面の審美性が低下することはない。
エアバッグの展開時には、中央開裂溝14cと側辺開裂溝14a、14bが破断し、リッド部15aが端縁開裂溝14d付近を回転中心軸として車両の前方に展開し、リッド部15bが端縁開裂溝14e付近を回転中心軸として車両の後方に展開する。したがって、エアバッグの安定した展開動作を確保するためには、表面材11及び基材12の中央開裂溝14cと側辺開裂溝14a、14bに沿う部分は、エアバッグの展開時に、完全に破断する必要がある。これに対し、表皮材11の端縁開裂溝14d、14eに沿う部分は、エアバッグの展開時に、車両の前方に展開するリッド部15aと車両の後方に展開するリッド部15bのヒンジとして機能し、かつ、リッド部15a、15bがインストルメントパネル10から分離して飛散しないように、エアバッグ開放部14の周囲の表皮材11から破断されないことが好ましい。基材12は硬質樹脂によって形成されているから、エアバッグの展開時に破断するのに対し、表面材11は軟質樹脂によって形成されているから、伸張性が高く、破断し難い。また、エアバッグ開放部14のほぼ中央部に位置する中央開裂溝14cには、エアバッグの展開時に大きな圧力が作用するから、中央開裂溝14c付近の表皮材11は破断し易いのに対し、エアバッグ開放部14の側辺部に位置する側辺開裂溝14a、14b付近の表皮材11は破断し難いという特質がある。そこで、エアバッグの展開時に、側辺開裂溝14a、14b付近の表面材11を確実に破断させるため、表皮材11の弱化溝13a、13bを基材12の側辺開裂溝14a、14bに沿って配置する。弱化溝13a、13bと側辺開裂溝14a、14bとの位置関係は、図4(A)に示すとおりである。エアバッグの展開時には、図4(B)に示すように、基材11の側辺開裂溝14a、14bが破断し、表皮材11を基材12から引き剥がす方向の力が作用して、弱化溝13a、13bによって表皮材11に形成された薄肉部が破断し、次いで、リッド部15a、15bが車両の前後方向に展開する。これにより、エアバッグ開放部14が開口し、インストルメントパネル10の外部にエアバッグ(図示せず。)が展開される。
図5及び6は、インストルメントパネル10の成形装置20を示す。成形装置20は、インストルメントパネル10の表皮材11を貯蔵し、表皮材11を加工位置に搬送するとともに、表皮材11の裏面11bに一対の切込み溝13a、13bを形成する、表皮材供給装置21と、インストルメントパネル10の基材12を成形するための金型装置22、23と、表皮材11を金型装置22の所定位置に保持・固定するためのクランプ装置24、25と、クランプ装置24、25に取り付けられた熱風吹出しノズル26、27とを備える。
表皮材供給装置21は、未成形の表皮材11を貯蔵する表皮材ロール28と、案内ロール29と、切込み溝加工ロール30と、支持ロール31とを有する。切込み溝加工ロール30の周面には、一対の切込み刃32a、32bが取り付けられている。切込み刃32a、32bは、所定間隔をおいて互いに平行に位置する。支持ロール31は切込み溝加工ロール30に並設される。案内ロール29は、切込み溝加工ロール30及び支持ロール31よりも上流側に配置され、表皮材ロール28から供給される未成形の表皮材11を、切込み溝加工ロール30と支持ロール31の間に導入する。切込み溝加工ロール30と支持ロール31の間に導入された未成形の表皮材11の裏面11bには、一対の切込み刃32a、32bによって、切込み溝13a、13bが連続的に形成される。切込み溝13a、13bが形成された表皮材11は、図5(A)に示すように、金型装置22の成形位置に供給される。切込み溝13a、13bは、最終的に、インストルメントパネル10の表皮材11に形成される弱化溝13a、13bとなる(図2乃至4を参照のこと。)。なお、図5及び6において、矢印Eは表皮材11の供給方向を示す。
金型装置22は雌型33を有し、雌型33にはインストルメントパネル10を成形するための成形用凹部34が形成されている。成形用凹部34の形態は、インストルメントパネル10の表面形態に対応する形態をなす。成形用凹部34には、真空成形用のバキューム通路を開口させる。このバキューム通路は、図7乃至11を参照して説明する。他方、金型装置23は雄型35を有し、雄型35は成形用凹部34の形態に対応する形態を有する。雄型35は雌型33の成形用凹部34に対向して位置し、成形用凹部34に対して進退自在である。
そして、クランプ装置24、25は、雌型33に対して上下動自在に配置され、クランプ装置24、25に取り付けられた熱風吹出しノズル26、27は、クランプ装置24、25とともに上下動する。
図7乃至11は、インストルメントパネル10の製造工程を示す図である。図7乃至11中、図2乃至6中の参照番号と同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。また、図7乃至11中、参照番号36は真空成形用の吸引孔を示し、参照番号37はバキューム装置(図示せず。)に連結されたバキューム通路を示す。真空成形用の吸引孔36の一端は雌型33の成形用凹部34に開口し、その他端はバキューム通路37に開口する。
図7は、表皮材供給装置21から成形装置20に供給された表皮材11が、クランプ装置24、25によって、金型装置22の雌型33に固定され、熱風吹出しノズル26、27から吹き出す熱風によって加熱されている状態を示す。表皮材11は、表皮材11の表面11aが雌型33の成形用凹部34を覆うように雌型33に配置されて固定され、熱風吹出しノズル26、27から吹き出す熱風は、表皮材11の裏面11bに向かって熱風を吹き出す。表皮材11の裏面11bには、切込み溝加工ロール30の切込み刃32a、32bによって、一対の切込み溝13a、13bが形成されている。熱風吹出しノズル26、27は、所定温度の熱風を所定量吹き出し、これによって表皮材11を予め定められた温度まで加熱し、軟化させる。
熱風吹出しノズル26、27から吹き出す熱風によって、表皮材11が予め定められた温度まで加熱されると、熱風の吹出しを停止させ、図8に示すように、金型装置23を下降させる。このとき、クランプ装置24、25は表皮材11を雌型33に固定した状態を維持する。金型装置23とともに下降した雄型35は、表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b又はその付近に当接し、雌型33の成形用凹部34の内部に進入する。このとき、表皮材11は雄型35によって成形用凹部34に所定量だけ押し込まれるが、雄型35と雌型33は未だ完全には閉型しない。雄型35は成形用凹部34の形態に対応する形態を有するから、表皮材11は雄型35によって最終形状に近い状態まで賦形される。ここにいう最終形状とは、雌型33の成形用凹部34の形態である。雄型35は、表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b及びその付近に当接し、表皮材11の裏面11bの縁部を除く、広い領域を最終形状に近い状態に賦形することができる。このとき賦形される領域に切込み溝13a、13bを含ませれば、切込み溝13a、13bの形態、及び、切込み溝13a、13bによって挟まれた領域の形態は、それぞれ、ほぼ最終的な形態まで賦形されている。雄型35は、表皮材11に当接することにより、表皮材11の温度を低下させるから、ほぼ最終的な形態まで賦形された領域を、更に、大幅に変形させることは困難である。したがって、切込み溝13a、13bの形態、及び、切込み溝13a、13bによって挟まれた領域の形態は、それぞれ、ほぼ最終的な形態に固定される。
雄型35によって表皮材11をほぼ最終的な形態まで賦形した後、真空成形用の吸引孔36及びバキューム通路37を介して、雌型33の成形用凹部34と表皮材11の間の空間から空気を吸引し、表皮材11を成形用凹部34に吸着して真空成形を行う。次いで、図9に示すように、雄型35と雌型33を完全に閉型し、表皮材11の裏面11bと雄型35の間に形成されたキャビティ38に溶融樹脂を充填し、図10に示すように、インストルメントパネル10の基材12を成形する。基材12は表皮材11の裏面11bに密着し、表皮材11と一体成形される。
そして、金型装置22、23を閉鎖した状態で、所定時間、基材12と表皮材11を冷却し、次いで、図11に示すように、金型装置22、23を開き、インストルメントパネル10を取り出す。取り出されたインストルメントパネル10の基材12の裏面12bに、熱刃装置(図示せず。)等を用いて、開裂溝14a乃至14eを形成し、エアバッグ開放部14を形成する(図3を参照のこと。)。これにより、表皮材11の表面11aの側から開裂溝14a乃至14eや弱化溝13a、13bを目視することができない、所謂、シームレス・インストルメントパネル10が完成する。
第1の実施例では、図7に示すように、表皮材供給装置21から成形装置20に供給された表皮材11が、クランプ装置24、25によって、金型装置22の雌型33に固定され、熱風吹出しノズル26、27から吹き出す熱風によって加熱される。そして、図7の状態において、表皮材11が予め定められた温度まで加熱されると、熱風の吹出しを停止させ、図8に示すように、金型装置23を下降させる。このとき、雄型35は成形用凹部34の形態に対応する形態を有するから、雄型35と雌型33が完全に閉型しない状態で、表皮材11は雄型35によって最終形状に近い状態まで賦形される。すなわち、第1の実施例では、表皮材11を所定温度まで加熱した後に、表皮材11に雄型35を圧着させて表皮材11の成形を行う。これに対し、本発明の第2の実施例では、金型装置22の雌型33に固定された表皮材11に雄型35を当接させ、図8に示すように、表皮材11に雄型35が当接した状態で、熱風吹出しノズル26、27から熱風を吹き出し、この熱風によって表皮材11を加熱する。
以下、本発明の第2の実施例をより詳細に説明すると、表皮材供給装置21から成形装置20に供給された表皮材11は、図7に示すように、クランプ装置24、25によって、金型装置22の雌型33に固定される。図7は、熱風吹出しノズル26、27から熱風が吹出している状態を示しているが、本発明の第2の実施例では、図7に示す状態では、熱風吹出しノズル26、27からは、未だ、熱風は吹出さない。図7に示すように、表皮材11は、表皮材11の表面11aが雌型33の成形用凹部34を覆うように雌型33に配置されて固定され、表皮材11の裏面11bには、切込み溝加工ロール30の切込み刃32a、32bによって、一対の切込み溝13a、13bが形成されている。
次いで、本発明の第2の実施例では、金型装置23を下降させる。このとき、クランプ装置24、25は表皮材11を雌型33に固定した状態を維持する。金型装置23とともに下降した雄型35は、図8に示すように、表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b又はその付近に当接し、雌型33の成形用凹部34の内部に所定量だけ進入して停止する。ここで、熱風吹出しノズル26、27から熱風を吹出し、この熱風によって表皮材11を加熱する。このとき、雄型35は、表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b及びその付近を覆っているから、熱風が、表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b及びその付近に直接作用することはない。これにより、表皮材11の裏面11bの縁部を除く、広い領域を最終形状に近い状態に賦形することができる。ここにいう最終形状とは、雌型33の成形用凹部34の形態である。
本発明の第2の実施例では、前述のように、雄型35を表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b又はその付近に当接させ、雌型33の成形用凹部34の内部に所定量だけ進入して停止させた後、熱風吹出しノズル26、27から熱風を吹出し、この熱風によって表皮材11を加熱する代わりに、金型装置23を図7の状態から下降させて、雄型35を表皮材11の裏面11bの切込み溝13a、13b又はその付近に当接させ、更に、金型装置23を停止させることなく下降を継続させている間に、熱風吹出しノズル26、27から熱風を吹出し、この熱風によって表皮材11を加熱することもできる。すなわち、表皮材11は、熱風によって加熱されつつ、雄型35によって賦形される。このとき、表皮材11は雄型35によって成形用凹部34に押し込まれつつ成形される。雄型35は成形用凹部34の形態に対応する形態を有するから、表皮材11は雄型35によって最終形状に近い状態まで賦形される。このとき、雄型35と雌型33は未だ完全には閉型しない。
雄型35によって表皮材11が賦形されると、熱風吹出しノズル26、27から吹出していた熱風を停止させる。次いで、真空成形用の吸引孔36及びバキューム通路37を介して、雌型33の成形用凹部34と表皮材11の間の空間から空気を吸引し、表皮材11を成形用凹部34に吸着して真空成形を行う。そして、図9に示すように、雄型35と雌型33を完全に閉型し、表皮材11の裏面11bと雄型35の間に形成されたキャビティ38に溶融樹脂を充填し、図10に示すように、インストルメントパネル10の基材12を成形する。基材12は表皮材11の裏面11bに密着し、表皮材11と一体成形される。
そして、金型装置22、23を閉鎖した状態で、所定時間、基材12と表皮材11を冷却し、次いで、図11に示すように、金型装置22、23を開き、インストルメントパネル10を取り出す。取り出されたインストルメントパネル10の基材12の裏面12bに、熱刃装置(図示せず。)等を用いて、開裂溝14a乃至14eを形成し、エアバッグ開放部14を形成する(図3を参照のこと。)。これにより、表皮材11の表面11aの側から開裂溝14a乃至14eや弱化溝13a、13bを目視することができない、所謂、シームレス・インストルメントパネル10が完成する。
以上の実施例では、シームレス・インストルメントパネルの製造を例にとって、本発明の製造方法を説明したが、本発明の製造方法は、表皮材層と基材層の二層からなるシームレス・インストルメントパネルの製造方法に限定されることはなく、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法に広く適用することができる。
図1(A)は、従来の熱刃装置によって表皮材に開裂溝を形成する工程を示す断面図であり、図1(B)は、従来の熱刃装置によって基材に開裂溝を形成する工程を示す断面図である。 図2(A)は、車両搭載用インストルメントパネルの表面側の斜視図であり、図2(B)は、図2(A)のC部分の拡大図である。 図3(A)は、車両搭載用インストルメントパネルの裏面側の斜視図であり、図3(B)は、図3(A)のD部分の拡大図である。 図4(A)は、図2(A)及び図3(A)のIV−IV線に沿うインストルメントパネルの断面図であり、図4(B)は、図4(A)のインストルメントパネルのエアバッグ開放部の基材が破断し、基材の開裂溝が表皮材の弱化溝に連通したときの断面図である。 図5(A)は、インストルメントパネルを製造するための成形装置の正面図であり、図5(B)は、図5(A)の成形装置の左側面図である。 図6は、表皮材供給装置の斜視図である。 図7は、表皮材供給装置から成形装置に供給された表皮材を金型装置に固定して加熱しているときの成形装置の縦断面図である。 図8は、軟化させた表皮材の裏面に雄型を当接させて成形用凹部に押し込む工程を示す成形装置の縦断面図である。 図9は、表皮材の真空成形後、金型装置を閉型したときの成形装置の縦断面図である。 図10は、金型装置の閉型後、金型装置のキャビティに溶融樹脂を充填して、インストルメントパネルの基材を成形したときの成形装置の縦断面図である。 図11は、インストルメントパネルの冷却後、金型装置を開いてインストルメントパネルを取り出したときの成形装置の縦断面図である。
符号の説明
10 車両搭載用インストルメントパネル
11 表皮材
12 基材
13a 弱化溝(切込み溝)
13b 弱化溝(切込み溝)
14 エアバッグ開放部
14a 側辺開裂溝
14b 側辺開裂溝
14c 中央開裂溝
14d 端縁開裂溝
14e 端縁開裂溝
15a リッド部
15b リッド部
20 成形装置
21 表皮材供給装置
22 金型装置
23 金型装置
24 クランプ装置
25 クランプ装置
26 熱風吹出しノズル
27 熱風吹出しノズル

Claims (5)

  1. エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法において、
    前記コンポーネントの表皮材の裏面に切込み溝を形成する工程と、
    前記表皮材の表面が、前記コンポーネントの成形を行う雌型の成形用凹部を覆うように、前記表皮材を前記雌型に配置し、かつ、固定する工程と、
    前記表皮材を加熱して軟化させる工程と、
    前記成用凹部に対応する形態の雄型を、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させて、加熱された前記表皮材の前記切込み溝又はその付近の温度を低下させると共に、前記成形用凹部に進入させ、前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い形状まで賦形する工程と、
    前記表皮材と前記成形用凹部の間の流体を吸引することにより、前記表皮材を前記成形用凹部に密着させ、前記表皮材を最終形状に賦形する工程と、
    前記雌型と前記雄型を閉型し、前記雄型と前記成形用凹部に密着した前記表皮材との間に溶融樹脂を充填することにより、前記コンポーネントの基材を成形すると共に前記基材を前記表皮材に一体化し、更に、前記表皮材の内部に、前記基材と前記切込み溝とによって画成された弱化溝を形成する工程と、
    前記表皮材と一体化した前記基材を前記成形用凹部から取り出し、前記基材の裏面に前記エアバッグ開放部を画成する開裂溝を形成し、前記開裂溝の少なくとも一部を前記弱化溝の付近に形成する工程と、
    を含む、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法。
  2. エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法において、
    前記コンポーネントの表皮材の裏面に切込み溝を形成する工程と、
    前記表皮材の表面が、前記コンポーネントの成形を行う雌型の成形用凹部を覆うように、前記表皮材を前記雌型に配置し、かつ、固定する工程と、
    前記成形用凹部に対応する形態の雄型を、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させ、前記表皮材の前記切込み溝又はその付近が過剰に加熱されないように、前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近を覆う工程と、
    前記表皮材を加熱して軟化させる工程と、
    前記表皮材の加熱が行われている間に、又は、前記表皮材の加熱が終了した後に、前記雄型を前記雌型の前記成形用凹部に進入させ、前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い形状まで賦形する工程と、
    前記表皮材と前記成形用凹部の間の流体を吸引することにより、前記表皮材を前記成形用凹部に密着させ、前記表皮材を最終形状に賦形する工程と、
    前記雌型と前記雄型を閉型し、前記雄型と前記成形用凹部に密着した前記表皮材との間に溶融樹脂を充填することにより、前記コンポーネントの基材を成形すると共に前記基材を前記表皮材に一体化し、更に、前記表皮材の内部に、前記基材と前記切込み溝とによって画成された弱化溝を形成する工程と、
    前記表皮材と一体化した前記基材を前記成形用凹部から取り出し、前記基材の裏面に前記エアバッグ開放部を画成する開裂溝を形成し、前記開裂溝の少なくとも一部を前記弱化溝の付近に形成する工程と、
    を含む、エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載された製造方法において、前記雄型を前記表皮材の裏面の前記切込み溝又はその付近に当接させることにより、前記雄型を前記雌型の前記成形用凹部に進入させて前記雄型によって前記表皮材を最終形状に近い状態まで賦形するとき、前記表皮材の前記切込み溝付近が前記雄型に押されて過度に伸びることを防止することを特徴とする、前記製造方法。
  4. 請求項項1乃至3のうちのいずれか一項に記載された製造方法において、前記エアバッグ開放部を画成する前記開裂溝は、エアバッグの展開時に破断する互いに平行な一対の側辺開裂溝と、前記側辺開裂溝の中途部を互いに連結し、かつ、エアバッグの展開時に破断する、中央開裂溝とを含み、前記弱化溝は、前記一対の側辺開裂溝に沿って、それぞれ延在することを特徴とする、前記製造方法。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載された製造方法において、前記製造方法は、エアバッグ開放部を有し、かつ、軟質樹脂製の表皮材と硬質樹脂製の基材の二層構造を有する、車両搭載用シームレス・インストルメントパネルの製造方法であることを特徴とする、前記製造方法。
JP2007276159A 2007-10-24 2007-10-24 エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法 Expired - Fee Related JP4794529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276159A JP4794529B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007276159A JP4794529B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009101622A JP2009101622A (ja) 2009-05-14
JP4794529B2 true JP4794529B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=40703905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007276159A Expired - Fee Related JP4794529B2 (ja) 2007-10-24 2007-10-24 エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4794529B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010010384A1 (de) * 2010-03-05 2011-09-08 GM Global Technology Operations LLC , (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Airbagabdeckung und Herstellungsverfahren

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10146861A (ja) * 1996-11-18 1998-06-02 Honda Motor Co Ltd 表皮材と基材との一体成形品の製造方法及びその製造装置
JP3894065B2 (ja) * 2001-07-27 2007-03-14 豊田合成株式会社 自動車内装品表皮の熱成形方法
JP2006248073A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nishikawa Kasei Co Ltd エアバッグドア部付き内装品の成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009101622A (ja) 2009-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0764563A2 (en) Air bag cover and manufacturing method thereof
JP2007055148A (ja) 射出成形用金型装置及び射出成形方法
JP4939167B2 (ja) エアバッグドア用表皮の製造方法
JP5897714B2 (ja) 軟質薄肉樹脂成形品成形方法および装置
JP4794529B2 (ja) エアバッグ開放部を有するコンポーネントの製造方法
EP0734915B1 (en) Manufacturing method of pad
JP2007160886A (ja) エアバッグドア部付車両用内装品の成形方法
JP5162357B2 (ja) 車両用内装部材の製造方法
US6001295A (en) Manufacturing method of an air bag cover
US9713890B2 (en) Methods of making interior panels having integrated airbag deployment doors for motor vehicles
JP2006248073A (ja) エアバッグドア部付き内装品の成形方法
JP2006281465A (ja) 成形装置及び成形方法
JP3899903B2 (ja) 自動車内装品本体の製造方法
JP2005075140A (ja) エアバッグドアにおける破断予定部およびその成形方法
KR20100134473A (ko) 인비저블 에어백 장치
JP2008183950A (ja) エアバッグ開裂溝及びその形成方法
JP4854416B2 (ja) 合成樹脂積層品の製造方法及び製造装置
JP2008037282A (ja) エアバッグドア
JP3879611B2 (ja) 自動車内装品本体の製造方法
JP2010017913A (ja) 射出成形型および車両用内装材
JP5049499B2 (ja) スラッシュ成形表皮材の製造方法及びスラッシュ成形型
JP2004114738A (ja) 自動車用内装材及びその製造方法
JP5966908B2 (ja) 内装部品の製造方法
JPH07246900A (ja) 自動車用エアバッグドアの構造
JP2006272650A (ja) エアバッグドア部を有する表皮材付き内装品の成形方法及びその成形型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110628

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees