JP4794354B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置、特にW−CSP(Wafer Level Chip Size Package)構造を有する半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウェハから切り出された半導体チップと同等のサイズのパッケージは、一般に、CSP(Chip Size Package)と呼ばれている。また、半導体ウェハに形成されている半導体チップに対して、半導体ウェハ状態のままパッケージングを行うCSPはW−CSPと呼ばれている。
W−CSPの製造方法における封止工程については、金型を使用する樹脂封止工程が知られている。
半導体素子が形成された基板を第1の金型と第2の金型とからなる分割金型を用いて、基板面に均一な成型圧を供給しつつ、樹脂封止を行うことを可能とする半導体装置の製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献に開示されている封止工程は、具体的には、以下の工程を含んでいる。
すなわち、第1の金型に基板を配置する基板配置工程と、基板上に封止用の樹脂を供給する樹脂供給工程と、第1の金型の加圧面と第2の金型の加圧面とを近づけて樹脂に成型圧を加える際に、樹脂を順次外方に流動するように加圧して、基板を樹脂により封止する樹脂層形成工程とを含んでいる。
特開2001−185568号公報
金型を用いるW−CSPの上述したような封止工程において、例えば下型上に載置されている半導体ウェハ上に、直接的に樹脂を載せる工程を含む場合には、かかる樹脂がウェハ上に形成されている柱状電極を変形させてしまうおそれがある。
また、金型内に空気だまりが発生し易く、これに起因してボイドが発生するおそれがある。このボイドの発生の結果として、製造される半導体装置の歩留まりが低下してしまう場合がある。
そこで、この発明の目的は、柱状電極の変形を防止するとともに、簡易な工程で、封止部によるボイドの発生を効果的に防止することができる半導体装置の製造方法、特にW−CSPの製造方法を提供することにある。
この発明の半導体装置の製造方法は、主として以下の工程を含んでいる。
すなわち、(1)基板搭載面を有していて、かつ上側に位置する第1の金型と、第1の金型と対向する第2の金型とを具える封止装置であって、第2の金型の基板搭載面との対向面には、基板搭載面の第1中心点と対向する第2中心点に頂点又は頂面が位置する、第1の金型側に向かう凸状の突出部が設けられているとともに、突出部の頂点を含む領域又は頂面には樹脂配置領域が設けられている封止装置を準備する。
(2)チップ形成領域と該チップ形成領域を囲む周辺領域とを有していて、チップ形成領域に設けられている再配線層及びこの再配線層に接続される柱状電極が設けられている第1の主表面と、第1の主表面と対向する第2の主表面とを有している半導体基板を準備する。
(3)第1の主表面を、樹脂配置領域に対向させて、半導体基板を第1の金型に保持させる。
(4)離型フィルムを、第2の金型の樹脂配置領域上に位置させて第2の金型上に載置する。
(5)第1の金型及び第2の金型を加熱する。
(6)離型フィルム上に封止樹脂材料を載置する。
(7)第1の金型及び第2の金型を、互いに接触させて型締めして、第1及び第2の金型により画成される気密のキャビティを形成する。
(8)キャビティ内を減圧しつつ、封止樹脂材料が溶融した溶融樹脂を第1の主表面に接触させて封止部を形成する。
この発明の半導体装置の製造方法によれば、キャビティを真空引きする際に、半導体基板が上側の金型に保持されていて封止樹脂材料とは離間しているため、柱状電極に樹脂が接触しないので、封止工程における柱状電極の変形を効果的に防止することができる。
また、この発明の半導体装置の製造方法によれば、柱状電極と対向して、封止樹脂材料が載置される側の金型に凸状に突出する突出部を設けて、中心点が最も高くなるように段差(傾斜)を設けた封止装置を用いる。よって、封止工程時に、溶融した溶融樹脂を、半導体基板の中心側から端縁側に向かって放射状に、より効率的に拡散させることができる。従って、溶融樹脂を、ボイドの発生を防止しつつ半導体基板全面に、より均一に拡散させることができる。
また、封止樹脂材料を、第1円柱状樹脂部、この第1円柱状樹脂部上に位置する第2円柱状樹脂部を含む形状に成形して封止工程を行えば、溶融した溶融樹脂を、半導体基板の中心側から端縁側に放射状に、ボイドの発生を防止しつつより均一に拡散させることができる。従って、信頼性の高い半導体装置を、歩留まりよく製造することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図面には、この発明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関係が概略的に示されているに過ぎず、これによりこの発明が特に限定されるものではない。
また、以下の説明において、特定の材料、条件及び数値条件等を用いることがあるが、これらは単なる好適例の1つに過ぎず、従って、何らこれらに限定されない。また、以下の説明に用いる各図において、同様の構成成分については同一の符号を付して示し、その重複する説明を省略する場合もあることを理解されたい。
[半導体装置の構成例]
まず、この発明の製造方法を適用して好適な半導体装置10の構成例について、図1を参照して説明する。
図1(A)は、半導体装置(半導体チップとも称する。)10を上方から見た、構成要素の配置関係を説明するための透過的な平面図である。形成されている配線構造の理解を容易にするために、その上面側の封止部の図示を省略して示してある。図1(B)は、封止部を含む半導体装置の図1(A)のI−I’で示した一点鎖線で切断した切り口を示す模式的な図である。
半導体装置10は、いわゆるW−CSP形態を有している。半導体基板12には、ウェハプロセスにより、回路素子、すなわち所要の回路素子の構成領域が形成されている。なお、図1(A)及び(B)において、回路素子の構成領域が形成されている基板領域を符号14で示してあり、また、以下の説明において、この基板領域を単に素子領域14と称する。素子領域14は、一般に、LSIなどの集積回路を有する複数の能動素子が作り込まれている。以下の説明では、半導体基板12にこのような素子領域14が形成されている構造体を半導体本体13と称する。この半導体本体13において、素子領域14の表面14aを、半導体本体13の表面とする。また、通常は、この素子領域14の平面形状は矩形(正方形或いは長方形、以下同様)である。
素子領域14には、一般に、複数の能動素子が協働して所定の機能を発揮できるように多層の配線構造(図示せず。)が形成されている。
素子領域14上には前述の回路素子及び配線構造に接続される複数の電極パッド(以下、回路素子接続用パッドとも称する。)18が設けられていて半導体本体13と電極パッド18と配線構造30とで半導体基板(以下、半導体ウェハとも称する。)11を構成している。
図1に示す構成によれば、複数の回路素子接続用パッド18は、隣接する回路素子接続用パッド18同士のピッチが同一となるように、素子領域14の矩形状の表面領域中の外周側領域に沿って一列に設けられている。
回路素子接続用パッド18に囲まれる、半導体ウェハ11の素子領域14に対応する矩形の平面領域中の中心側領域には複数の外部端子32が配置されている。ここでいう中心側領域とは、平面的に見た場合に、回路素子接続用パッド18の配列の内側に相当する領域である。
複数の外部端子32は、隣接する外部端子32同士のピッチが同一となるように設けられている。
複数の外部端子32は、複数の回路素子接続用パッド18と、いわゆるファンイン方式の複数の配線構造30によって、電気的に接続されている。
図1(B)に示すように、半導体本体13上には、パッシベーション膜20が、回路素子接続用パッド18の一部分を露出させて設けられている。このパッシベーション膜20上には、絶縁膜22が形成されている。
絶縁膜22は、回路素子接続用パッド18の一部分を露出させて設けられている。この絶縁膜22から露出している回路素子接続用パッド18には配線が接続されている。
配線構造30は、外部端子32と電気的に接続される柱状電極(ポスト電極とも称される。)28及び柱状電極28と回路素子接続用パッド18を電気的に接続する再配線層24とを含んでいる。なお、この再配線層24の一部分を柱状電極用パッド26としてあり、柱状電極28をこの柱状電極用パッド26と電気的に接続してある。
配線構造30、すなわち再配線層24が形成されている絶縁膜22上には、柱状電極28を埋め込み、柱状電極28の頂面を露出させて、封止部34が設けられている。
柱状電極28の、封止部34から露出した頂面には、例えば半田ボールである上述した外部端子32が設けられている。
[半導体装置の製造方法]
次に、図1(A)及び(B)を参照して説明した半導体装置10の製造方法について、図2(A)及び(B)並びに図3(A)、(B)及び(C)を参照して概略的に説明する。
この発明の半導体装置10は、半導体基板12にマトリクス状に、複数個が配列されて形成される。
まず、図2(A)及び(B)を用いて、この発明の半導体装置10の製造工程を半導体ウェハ11から切り出して個片化するための個片化工程と関連付けて説明する。
図2(A)は、いわゆるウェハプロセスが終了し、かつ個片化が行われていない状態の半導体ウェハ11を上方から見た概略的な平面図である。図2(B)は、個片化されたときに半導体装置10となるべき構造体が、半導体ウェハ11中に占める領域関係を説明するために、図2(A)の一部領域を拡大して示した概略的な平面部分拡大図である。
図2(A)及び(B)に示したように、半導体ウェハ11には、複数のスクライブラインL1が格子状に形成されている。これらスクライブラインL1によって区画される矩形状の領域のそれぞれに、半導体装置10が形成されている。
半導体ウェハ11の平面的な全体形状は、通常はほぼ円形であり、その外周に沿って、半導体装置10が形成されていない部分領域である周辺領域11dが存在している。この周辺領域11dに囲まれる半導体ウェハ11の部分領域が、半導体装置10が形成されるチップ形成領域11cである。
次に、この図2(A)において、ドットパターンを付与して示した半導体装置10の周辺を拡大して図2(B)に示す。図2(B)において、スクライブラインを符号L1を付与して示してある。スクライブラインL1によって区画される領域のそれぞれが、個片化された後に半導体装置10となる。
すなわち、半導体装置10は、第1スクライブラインL1に沿って、半導体ウェハ11から切り出されて個片化されることで得られる。
次に半導体装置10の製造方法につき図3を参照して概略的に説明する。
図3(A)、(B)及び(C)は、製造工程図であって、1つの半導体装置の構造体を代表として示してある。なお、各図は、製造工程段階で得られた構造体を図1(B)で示した構成と同様の切り口で概略的に示してある。
図3(A)に示すように、例えばシリコン(Si)ウェハである半導体基板12を準備する。半導体基板12には、通常のウェハプロセスにより、複数の能動素子等を含む回路素子が作り込まれている素子領域14を有している。
素子領域14の表面14a上に、例えばAl(アルミニウム)を含む合金、Au(金)を含む合金、及びCu(銅)を含む合金のうちから選択された一種の合金を材料として構成される回路素子接続用パッド18を形成する。
次いで、半導体基板12の上側に、例えばシリコン窒化膜(SiN)を用いて構成されるパッシベーション膜20を、膜厚0.5〜1.0μm程度で形成する。
このパッシベーション膜20には、回路素子接続用パッド18の一部分を露出させる開口部21、すなわち窓を形成する。
次に、従来既知のスピンコート法(スピン塗布法)により、パッシベーション膜20上に、例えば絶縁材料であるポリイミドを、厚み10μm程度でコーティングして、絶縁膜22を形成する。絶縁膜22には、回路素子接続用パッド18の一部分を露出させる開口部23を形成する。この絶縁膜22の露出した表面は、素子領域14の表面14aと平行な面である。
次に、回路素子接続用パッド18に接続され、開口部23から絶縁膜22上へ導出される配線構造30を形成し、図3(B)に示す構造体、すなわち、半導体ウェハ11を得る。なお、既に説明したとおり、この配線構造30の一部分は柱状電極用パッド26として供する。
この配線構造の形成にあたり、開口部23から導出される再配線層24を絶縁膜上に形成する。引き続き、形成された再配線層24上に、柱状電極28を形成する。
この柱状電極28の形成は、公知のホトリソグラフィ技術によりパターン化されたレジストマスクをマスクとして用いて、例えば導体である銅(Cu)を従来公知の方法によりメッキした後、いわゆるリフトオフ法によりレジストマスクを除去する工程として形成することができる。
また、この柱状電極28は、絶縁膜22の表面に対して垂直方向に形成され、かつその横断面形状が円となる円柱状とするのが好適である。
このようにして、半導体本体13、パッシベーション膜20、回路素子接続用パッド18、絶縁膜22及び配線構造30を有する半導体ウェハ11が形成される。
その後、図3(C)に示すように、柱状電極28を封止することができる量の例えば、エポキシ系のモールド樹脂を用いて、半導体ウェハ11上に封止部34を形成する(詳細については後述する。)。
次いで、グラインド(研削)工程を行って柱状電極28の頂面を、封止部34から露出させる。
最後に、以上の工程によりパッケージングが終了した状態の半導体ウェハ11を、図2(B)に示して既に説明したスクライブラインL1に沿って研削、切断することで半導体チップに個片化する。
このようにして、図1を用いて説明した構造を有する半導体装置10を1枚のウェハから複数個製造することができる。
以下、この発明の半導体装置の製造方法における封止工程及びかかる封止工程に使用される封止装置の構成につき説明する。
金型の構成例(1)
まず、図4及び図5を使用して、この発明の半導体装置の製造方法に適用して好適な封止装置(金型)の構成例につき説明する。
図4(A)は、第1の金型を水平状態(使用状態)に設置してその下面側(クランプ側と称する。)を見た概略的な平面図であり、図4(B)は、同様に第2の金型を水平状態に設置してその上面側から見た概略的な平面図である。
図5は、第1及び第2の金型を上下方向に対向させて配置した封止装置設置状態として示す概略的な図である。図5において、第1及び第2の金型100及び200は、図4(A)及び(B)に示したI−I’及びII−II’一点鎖線で切断した切り口でそれぞれ示してある。
図5に示すように、この発明の半導体装置の製造方法に使用して好適な封止装置300は、第1の金型100と第2の金型200とを具えている。第1の金型100は、第2の金型200の上側に、第2の金型200と対向するように設けられている。
これら第1の金型100及び第2の金型200のいずれか一方又は双方には、これらを互いに対向させた状態で、これらの相対距離を調節するための金型昇降機構が設けられている(図示しない。)この金型昇降機構により、第1及び第2の金型は型締めされ、第1の金型100及び第2の金型200により、気密にされた空隙(以下、単にキャビティと称する。)が形成される(詳細は後述する。)。このとき、上述した金型昇降機構により、このキャビティを維持した状態で、型締めされた第1及び第2の金型を昇降させることができる。このキャビティには、キャビティ内の雰囲気を真空引きするためのキャビティ吸排気手段が吸気又は排気自在に接続されている。
第1の金型100は、平板状の第1基部120を有している。この第1基部120の下面側には基板接触領域(以下、基板搭載面とも称する。)120aが設定されている。基板搭載面120aは、半導体ウェハ形状及びサイズに応じた、例えば略円形の形状を有している。この基板搭載面120aの中心点を、以下、第1中心点C1と称する。
第1基部120には、半導体ウェハを通すことができる間隔を維持しつつ、第1基部120の外周に沿って囲むように、支持アーム112が取り付けられている。この例では、第1基部120を貫通させて6つの支持アーム112を取り付けてある。この支持アーム112は、油圧シリンダ等の伸縮自在な機能部材により構成される。
支持アーム112の下端側には、クランプ110が設けられている。支持アーム112の下端部は、クランプ110を貫いてこれに固着されている。
図4(A)に示すように、クランプ110には、支持すべき半導体ウェハの形状に合わせた開口部114が形成されている。クランプ110の開口部114の周端に沿って開口部114をリング状に囲む、所定幅の開口周辺領域は、基板支持領域110aとして設定される。
この基板支持領域110aは、図2を用いて説明した半導体ウェハ11の周辺領域11dに対応する領域であるので、半導体ウェハ及びこの半導体ウェハに設定される周辺領域に合わせて、開口部114の大きさを設定することにより、任意好適な範囲の開口周辺領域を、基板支持領域110aとして設定すればよい。
第2の金型200は、第2基部210を含んでいる。この第2基部210の中央部には、ステージ220が設けられている。ステージ220は、第1の金型100が具えるクランプ110の開口部114と対向配置されている。すなわち、ステージ220の第1の金型100と対向する側の表面220aは、基板搭載面120aと対向する側の対向面である。ステージ220は、第2基部210とは独立して昇降可能とされている。
この発明の封止装置が具える金型は、特に第2の金型200の形状に特徴を有している。第2の金型200は、既に説明した第1の金型100の基板搭載面120aの第1中心点C1と対向する第2中心点C2を有している。
第2の金型200は、ステージ220の対向面220a上に、第1の金型100側に向かって凸状の突出部230を有している。この突出部230は、第2中心点C2に頂点又は頂面を一致させてある。突出部230は、この例では複数段の円柱部が段状に積層されて構成されている。
突出部230は、この例では3段の径の異なる円柱部、すなわち最大径を有する第1円柱部232、この第1円柱部232よりも小さな径を有する第2円柱部234、この第2円柱部234よりもさらに小さな径を有する第3円柱部236を含んでいる。第1円柱部232、第2円柱部234及び第3円柱部236は、第2中心点C2を同心として、これらの径、すなわちその表面積が上段に向かうほど小さくなるように階段(ピラミッド)状に積み重なった形状の突出部230として構成される。
突出部230の頂点を含む領域又は頂面、すなわちこの例では最上段に位置する第3円柱部236の表面236aは、封止工程において封止樹脂材料が配置される樹脂配置領域230aになる(詳細は後述する。)。
ステージ220の表面220aから突出部230の最高点(頂点又は頂面)である樹脂配置領域230a(第2中心点C2)までの高さH1は、任意好適なものとできるが好ましくは200μm程度とするのがよい。
突出部230を構成する複数の円柱部の段数(個数)は、多ければ多いほどよい。この例では、突出部230を、径の異なる3段の円柱部により構成する例を説明したが、径の異なる2段以上の円柱部により構成してもよい。突出部230は、好ましくは2段から4段の径の異なる円柱部により、階段ピラミッド状に構成するのがよい。
各円柱部の高さH2、H3及びH4それぞれは、好ましくは例えば50μm〜100μmの範囲内とするのがよい。高さH2、H3及びH4は、互いに異なる高さとすることができ、また互いに同一の高さとすることもできる。
また、第2基部210には複数の吸排気孔212が設けられている。これら吸排気孔212は、ステージ220を囲むように配置されている。この吸排気孔212には、第2基部210及びステージ220上に載置される離型フィルム(製造工程の説明において詳述する。)を吸着するための吸排気機構240が接続されて設けられている。この吸排気機構240は、例えば、真空ポンプと、この真空ポンプと吸排気孔212とを接続する配管により構成される。例えば、第2の金型200、すなわち第2基部210及びステージ220のいずれか一方又は双方を、マイクロスケールの孔を多数有するポーラス材により構成するのも好適である。この場合には、第2基部210及びステージ220のいずれか一方又は双方に吸排気機構240を接続する構成とすればよい。
ステージ220の形状は、好ましくは開口部114の形状と同一形状とするのがよい。ステージ220の平面サイズは、開口部114の大きさよりも若干小さくするのがよい。
ステージ220は、ステージ昇降機構222を具えている。このステージ昇降機構222は、ステージ220を昇降自在に昇降させる。ステージ昇降機構222は、例えば油圧シリンダ、サーボモータ等により構成するのがよい。
金型の構成例(2)
この発明の金型の他の構成例につき、図面を参照してさらに説明する。なお、上下方向の上側に位置する第1の金型については、既に説明した構成と何ら変わるところがないため、第2の金型についてのみ説明する。また、構成例(1)と同様の構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する場合もある。
図6(A)は、第2の金型を水平状態に設置してその上面側から見た概略的な平面図であり、図6(B)は、図6(A)のI−I’で示した一点鎖線で切断した切り口を示す模式的な図である。
第2の金型200は、ステージ220の第1の金型100との対向面上に第1の金型100に向かう凸状の突出部230を有している。突出部230は、この例では複数段の角柱部により構成されている。この例では角柱部の平面形状を矩形(正方形)としてある。
突出部230は、この例では3段の角柱部を含んでいる。これら角柱部それぞれは、相似の表面形状を有していて、かつ第1の金型100との対向面である頂面の表面積の大きさを異なるものとしてある。この例では、最大の表面積を有する第1角柱部231、この第1角柱部231よりも小さな表面積を有する第2角柱部233、この第2角柱部233よりもさらに小さな表面積を有する第3角柱部235を含んでいる。第1角柱部231、第2角柱部233及び第3角柱部235は、第2中心点C2を同心として、これらの表面積が上段に向かうほど小さくなるように階段(ピラミッド)状に積み重なった形状の突出部230として構成される。
この例では最上段に位置する第3角柱部235の表面235aは、封止工程において封止樹脂材料が配置される樹脂配置領域230aになる(詳細は後述する。)。
ステージ220の表面220aから突出部230の最高点(頂点又は頂面)である樹脂配置領域230aまでの高さH1は、任意好適なものとできるが好ましくは200μm程度とするのがよい。
突出部230を構成する複数の角柱部の段数(個数)は、多ければ多いほどよい。この例では、突出部230を、異なる面積の3段の角柱部により構成する例を説明したが、2段以上である任意好適な段数の角柱部により構成してもよい。突出部230は、好ましくは2段から4段の表面積の異なる角柱部により、階段ピラミッド状に構成するのがよい。
このとき、各角柱部の高さH2、H3及びH4は、好ましくは例えば50μm〜100μmの範囲内とするのがよい。高さH2、H3及びH4は、互いに異なる高さとすることができ、また互いに同一の高さとすることもできる。
金型の構成例(3)
この発明の金型のさらに他の構成例につき、図を参照して説明する。なお、上下方向の上側に位置する第1の金型については、既に説明した構成と何ら変わるところがないため、第2の金型についてのみ説明する。また、既に説明した構成例(1)及び(2)と同様の構成については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する場合もある。
図7(A)は、第2の金型を水平状態に設置してその上面側を見た概略的な平面図であり、図7(B)は、図7(A)のI−I’で示した一点鎖線で切断した切り口を示す模式的な図である。
第2の金型200は、上に凸の突出部230を有している。この突出部230は、第2中心点C2を頂点(最高点)として、第2の金型200の端縁の全方向に向かって高さが低くなっていく傾斜を有している。突出部230は、この例では、伏せた椀状、すなわち略球面状の曲面により構成されている。
突出部230の第2中心点C2及びこの第2中心点C2を中心とする近傍の、適用される封止樹脂材料を載置できる程度の広さの部分領域は、封止工程において封止樹脂材料が配置される樹脂配置領域230aになる(詳細は後述する。)。この例では樹脂配置領域230aの平面形状を、任意好適な形状にすることができる。
ステージ220の表面220aから突出部230の最高点(頂点)である第2中心点C2までの高さH1は、任意好適なものとできるが好ましくは200μm程度とするのがよい。
上述した構成を有する金型(第2の金型)の突出部230は、ステージ220自体を、機械的に研削することにより、又は放電加工することにより成形加工して得ることができる。
また突出部230は、ステージ220とは別体の構成として、上述の例(1)及び(2
)の場合には、円形又は矩形状の平面形状を有している、平板状のプレート(既に説明した円柱部及び角柱部に相当する。)を、ステージ220上に複数積層して構成することができる。
この発明の封止装置の構成によれば、ステージ220上に突出部230を具えるので、封止工程において、突出部230の第2中心点(頂点)C2近傍は、封止樹脂材料50(溶融樹脂50’)をより大きな圧力で押圧する。よって、封止樹脂材料50を、突出部230の傾斜に沿って第2中心点C2から第2基部210方向に、効率的に誘導することができる。従って、空気だまりに起因するボイドの発生を効果的に防止することができる。
〈封止工程の説明〉
図8及び図9を参照して、既に説明した金型を用いる封止工程につき説明する。なお、ここでは既に説明した金型の構成例(1)の構成を有する金型を用いた封止工程につき説明する。
図8(A)及び(B)は、封止工程を説明するための工程図である。同図において、既に説明した図1(B)と同様の断面の切り口を模式的に示してある。
図9(A)及び(B)は、図8に続く工程図である。
なお、以下の説明において、半導体ウェハ11とは、図3(B)を参照して既に説明したように、いわゆるウェハプロセスによって柱状電極28の形成工程までが終了した構造体を指すものとする。
また、説明を簡略化するために、実際には形成されている素子領域14、回路素子接続用パッド18、パッシベーション膜20、絶縁膜22、再配線層24及び柱状電極用パッド26については、図示及びその説明を省略し、これらの構造が半導体ウェハ11に含まれるものとして説明する。また、封止装置300は、第1の金型100を上下方向の上側に配置し、かつ第2の金型200を下側に配置した状態で設置する。
また、以下の説明において、図3(B)に示した構造の絶縁膜22の表面側を、半導体ウェハ11の第1の主表面11aとし、この第1の主表面11aと対向する面を第2の主表面11bと定義し、図2(A)に示したように、半導体ウェハ11には、実際には、個片化により半導体装置10となる複数の構造体がマトリクス状に配列されて形成されるが、図中、個片化により半導体装置10となる2つの構造体のみを示して説明するものとする。
まず、図8(A)に示したように、クランプ110の基板支持領域110aに半導体ウェハ11を半導体ウェハ11の第2の主表面11bを第1基部120側に向けて載置する。この半導体ウェハ11の載置は、図2に示した半導体ウェハ11の周辺領域11dを基板支持領域110aに接触させて行う。このとき、クランプ110の開口部114内に、図中上側から下側に向かって、柱状電極28を突出させる。すなわち、半導体ウェハ11の、柱状電極28が設けられている側の第1の主表面11aを開口部114から露出させる。
次いで、クランプ110が接続されている支持アーム112を短縮することで、第1の金型100の基板接触領域120aに半導体ウェハ11の第2の主表面11bを接触させてこの接触状態を保持する。この基板接触領域120aには、例えば、貫通孔及びこれに接続される配管及び真空ポンプを含む吸着機構を設けておいて、この吸着手段とクランプ110により、半導体ウェハ11を吸着保持してもよい。
次に、離型フィルム40を、第2の金型200上、すなわち第2基部210及びステージ220上に配置する。
この離型フィルム40には、後の工程で樹脂が載置される領域である樹脂配置領域40aが設定される。この樹脂配置領域40aは、第2の金型200の樹脂配置領域230a上に位置するよう設定される。
そして、吸排気孔212と、これに接続されている吸排気機構240により真空引きすることで、離型フィルム40を第2の金型200に吸着保持する。
次に、第1の金型100と第2の金型200とを、第1の金型100の開口部114の輪郭内に第2の金型200のステージ220の輪郭が収まるように、位置合わせする。
次いで、第1及び第2の金型のいずれか一方又は双方を、図示されていないヒータ等の加熱機構により、常法に従って加熱する。この加熱機構は冷却することもできる加熱冷却機構とすることもできる。
次に、この例では離型フィルム40の樹脂配置領域40a上に、タブレット状に成型された固形形態の封止樹脂材料50を載置する。封止樹脂材料50は、この例に限定されず、例えば顆粒状のものを使用することもできる。
この封止樹脂材料50は、市販のエポキシ系樹脂を材料として、任意好適な形状に成型するのが好適である。一般に、エポキシ系樹脂は、160℃から180℃の範囲で、粘度が最も低く流動性が高い状態となり、かつこのような状態を長い時間保つことができる。従って、封止樹脂材料50として、エポキシ系樹脂を使用する場合には、上述した金型の加熱温度は、160℃から180℃の範囲に設定するのがよい。
封止樹脂材料50の量については、適用される半導体ウェハ11のサイズ、形成される半導体装置10の仕様、すなわち、最終的に封止樹脂の占める容積を勘案して決定される。
具体的には、例えば8インチ径の半導体ウェハ11に封止工程を行うとすると、半導体ウェハ11上の封止樹脂により封止されるべき面積と封止樹脂の高さとを乗じ、求められた体積(封止樹脂の見かけ上の体積)から柱状電極の占める体積を減じて、体積(真の体積)として算出する。加えて、一般に、樹脂は硬化処理に基因してその体積が収縮又は膨張する。従って、この真の体積は、硬化処理による樹脂の体積の収縮又は膨張を考慮して算出する。このようにして算出された封止樹脂の真の体積に基づいて、重量に換算する。
次に、求められた所定重量に相当する顆粒状又は粉体状の封止樹脂材料を、タブレット状に成型(打錠)する。
この成型工程について、以下に説明する。この成型工程には、従来公知のいわゆる簡易打錠機を使用することができる。従って、簡易打錠機の構成については、その詳細な説明を省略する。
まず、上述の手順により、硬化処理後の体積に基づいて求められた重量の例えば顆粒状樹脂を、所望の形状の型内に投入する。投入時に顆粒状樹脂が型内に占める体積を100%とするとき、好ましくはその30%から70%の体積のタブレットとなるように圧縮打錠する。成型された封止樹脂材料50の硬さは、好ましくは、例えば、手で保持したとしても崩れない程度の硬さとするのがよい。封止樹脂材料50の形状は、特に限定されないが、溶融して半導体ウェハ11の形状に近い形として、離型フィルム40上に広がる必要があるので、好ましくは、円柱形状とするのがよい。
封止樹脂材料50の平面サイズは、任意好適なものとすることができる。封止樹脂材料50に加えられる圧力及び加圧時間は、加圧後に封止樹脂材料50を所定の体積とすることができる任意好適な条件を選択すればよい。
次に所定の加熱温度を維持した状態で、第1の金型100及び第2の金型200を、第1の金型100の開口部114の輪郭内に、第2の金型200のステージ220の輪郭が収まるように位置合わせする。
次いで、図8(B)に示すように、金型昇降機構(図示せず。)により、第1の金型100と第2の金型200とを接触させて型締めする。このとき、金型圧力は、樹脂漏れが起こらない範囲とすればよい。具体的には、10t(トン)(98000N)〜60t(588000N)程度とすればよい。このようにして、第1の金型100及び第2の金型200、すなわち、クランプ110と第2基部210とにより、キャビティ60が画成される。
図8(B)に示した、型締め時のキャビティ60の高さhは、第1及び第2の金型100及び200により規定される。この高さhには、半導体ウェハ11の厚みが含まれる。
また、柱状電極28の頂面と離型フィルム40との距離h0は、封止樹脂材料50の最大厚みh1よりも大きな距離となるように設定するか、或いは封止樹脂材料50の最大厚みh1が、柱状電極28の頂面と離型フィルム40との距離h0よりも小さくなるように、設定すればよい。
次いで、所定の加熱温度を維持した状態で、キャビティ60に吸気又は排気自在に接続されているキャビティ吸排気手段(図示せず。)により、キャビティ60内を、ボイドの発生を考慮して、最大でも133.3Pa(パスカル)(1torr)程度と設定される所定の真空度まで減圧する。
図9(A)に示すように、真空度が上昇するにつれて、封止樹脂材料50は、徐々に溶融して、樹脂配置領域230a及び第2基部210の形状に沿って、離型フィルム40の表面全面を覆うように、徐々に広がっていく。図中、封止樹脂材料50が完全に溶解した状態を溶融樹脂50’として示してある。
所定の真空度に至るまでの時間は、樹脂の硬化が始まるタイミングを考慮して、少なくとも溶融樹脂50’の硬化が始まる前までに所定の真空度に至るように調節する。
上述したように封止樹脂材料50としてエポキシ系樹脂を使用する場合には、ボイドの発生(溶融樹脂50’が硬化し始める時間)を考慮して、離型フィルム40上に封止樹脂材料50を載せてから5秒以内に所定の真空度に至るようにするのがよい。
この減圧を開始するタイミングとほぼ同一のタイミングで、図9(B)に示すように、ステージ220を、ステージ昇降機構222を作動させてキャビティ60内の空気だまり(間隙)が消失するまで徐々に上昇させるか、又はステージ220を固定した状態で第1及び第2の金型を上述した金型昇降機構により、下降させてキャビティ60内の空気だまり(間隙)を消失させる。結果として、溶融樹脂50’は、第1の主表面11aに接触してこれに接着される。
このとき、突出部230の第2中心点(頂点)C2近傍は、封止樹脂材料50(溶融樹脂50’)をより大きな圧力で押圧する。よって、封止樹脂材料50は、突出部230の傾斜に沿って、第2中心点C2から第2基部210側へ向けて、放射状に押し出される。従って、キャビティ60の中心から端縁にわたるキャビティ60内全域に、封止樹脂材料50をより効率的に拡散させることができるため、キャビティ60内の空気だまりに起因するボイドの発生を効果的に防止することができる。
キャビティ60内は、封止部中にボイドの形成が実質的に防止される所定の真空度まで減圧される必要がある。従って、キャビティ60がこの所定の真空度に至るまでの時間は、ステージ220を上昇させるか又は第1及び第2の金型を下降させるかして、キャビティ60内の空気だまりを完全に消失させるまでの時間よりも短く設定するのが好ましい。換言すると、キャビティ60内が所定の真空度に到達するまでに要する時間に、ステージ220を上昇するか又は第1及び第2の金型を下降する距離は、溶融樹脂50’と第1の主表面11aとの距離よりも短く設定するのがよい。
上述したように、封止樹脂材料50としてエポキシ系樹脂を用いた場合には、さらに加熱することで、溶融樹脂50’の硬化を行う。この硬化処理は、選択された封止樹脂材料に応じた任意好適な工程とするのがよい。この硬化処理により、溶融樹脂50’は、封止部として形成される。
この発明の半導体装置の製造方法(封止方法)によれば、第2の金型200上の一部領域、すなわち突出部230上に載置される封止樹脂材料50を溶融させる際に、特にキャビティ60の中心部に位置する突出部230が、より大きな圧力で封止樹脂材料50(溶融樹脂50’)を押圧するため、封止樹脂材料50をより効率的、かつ迅速にキャビティ60の中心部から端縁側に誘導して拡散させることができる。従って、溶融樹脂50’をキャビティ60の端縁側により容易に至らせることができるので、キャビティ60内の空気だまりに起因する封止部におけるボイドの発生をより効果的に防止することができる。また、この発明の封止方法によれば、より短時間で歩留まりよくかつ高精度に封止部を形成することができる。
封止樹脂(溶融樹脂)の硬化処理が終了した後、第1及び第2の金型100及び200の型締めを解除して、半導体ウェハ11を第1の金型100及び離型フィルム40から剥離する。
次いで、硬化後の余分な封止樹脂(封止部)をグラインド工程により研削して、柱状電極28の頂面を露出させて、外部端子を形成する。
最後に個片化工程を行って、複数個の半導体装置10を得る。
(実施例)
既に説明したこの発明の封止方法の実施例(効果確認試験)につき、図10を参照して説明する。
図10(A)は、封止樹脂材料が載置された第2の金型の概略的な平面図であり、図10(B)は、図10(A)に示したII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。
この例の第2の金型200のステージ220は、第1円柱部232及びこの第1円柱部232より小さい径を有する第2円柱部234を含む突出部230を具えている。
なお、これら第1円柱部232及び第2円柱部234は、この例では正円形状に切り抜いた紙片により構成した。この紙片は、半導体装置が製造されるクリーンルーム内での使用が想定されていて、無塵対策が施されたいわゆるクリーンペーパを用いて形成した。このようなクリーンペーパは市販されている。
すなわち、第1円柱部232の厚みh3と第2円柱部234の厚みh4は、等しくされている。
これら第1及び第2円柱部232及び234は、ステージ220上に、それぞれの平面形状(正円)における中心が第2の金型200の中心点C2に一致するように、かつ径の大きな第1円柱部232が下側に位置するよう積層されて載置した。
これら第1及び第2円柱部232及び234並びにステージ220の露出面上には、離型フィルム40を配置した。
この離型フィルム40上には、封止樹脂材料50を載置した。
ここで、表1を参照して、結果につき説明する。
表1は、第2の金型200の形状、すなわち、第1及び第2円柱部232及び234の存在と、ボイド発生数及びボイド発生率(%)の関係を示す表である。
なお、封止工程は径(φ)8インチの半導体ウェハを使用して実施した。また、封止樹脂材料50は、平面形状が正円である円柱状であり、かつ厚さは10mmである。
Figure 0004794354
このように、第1円柱部(φ140mm又はφ100mm)を設けた構成及び第1円柱部(φ140mm)及び第2円柱部(φ100mm)を積層した構成とすれば、ボイド発生率は従来例と比較して、1/3以下に低減されることがわかる。
また、第1円柱部の径w1(φ140mm)及び第2円柱部の径w2(φ100mm)を積層した構成は、第1円柱部(φ140mm又はφ100mm)単独とした構成と比較してもボイド発生率がより低減されていることがわかる。
封止樹脂材料の成型構成例
この発明の封止方法に適用して好適な封止樹脂材料の構成例につき、図11を参照して説明する。
図11(A)は、第2の金型上に載置された封止樹脂材料の概略的な平面図であり、図11(B)は、図11(A)に示したII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。
この例の封止樹脂材料50は、第1円柱状樹脂部52、この第1円柱状樹脂部52より小さい径を有する第2円柱状樹脂部54及び複数の放射状樹脂部56を含む3つの部分から成っている。
これら第1及び第2円柱状樹脂部52及び54は、離型フィルム40の樹脂配置領域上に、配置される。
このとき、第1及び第2円柱状樹脂部52及び54は、それぞれの平面形状における中心が第2の金型200の中心点C2に一致するように、かつ径の大きな第1円柱状樹脂部52が下側に位置するよう積層されて載置される。
この例の封止樹脂材料50は、第1円柱状樹脂部52及び第2円柱状樹脂部54に加えて、第1円柱状樹脂部52を放射状に囲んで配置されている複数の放射状樹脂部56をさらに含んでいる。
放射状樹脂部56は、その厚さを第1及び第2円柱状樹脂部52及び54と同様とするのがよい。その平面形状は、例えば長方形、楕円形といった任意好適な形状とできるが、この例では一方向に直線状に延在する長軸を有する笹の葉状の形状とした例を示してある。複数の放射状樹脂部56の長軸の長さは、好ましくは、いずれも同一の長さとするのがよい。
放射状樹脂部56の個数は任意好適なものとすることができる。放射状樹脂部56は、この例では8個が設けられている。8個の放射状樹脂部56は、第1円柱状樹脂部52の中心を基準にして、8個の放射状樹脂部56の長軸が互いに45°の角度をなすように、互いに等間隔に配置されている。また、この例では第1円柱状樹脂部52と複数の放射状樹脂部56それぞれとは互いに接触させて配置してある。第1円柱状樹脂部52及び複数の放射状樹脂部56それぞれは互いに離間させて配置してもよい。
第1円柱状樹脂部52、第2円柱状樹脂部54及び複数の放射状樹脂部56それぞれは、既に説明した簡易打錠機を用いて個別に形成した後、離型フィルム上に配置すればよい。
上述したように、封止樹脂材料を成型加工して、封止工程を実施すれば、封止樹脂材料が溶融した溶融樹脂を、より効率的、かつ迅速にキャビティの中心から端縁側に、すなわち半導体基板の中心から端縁側に誘導して拡散させることができる。従って、キャビティ内の空気だまりに起因して発生する封止部でのボイドの発生をより効果的に防止することができる。また、より短時間で歩留まりよくかつ高精度に封止部を形成することができる。
なお、この例の複数の部分からなる封止樹脂材料は、既に説明した第2の金型の構成に特徴を有する封止装置を用いる封止工程と組み合わせるのが好適である。このようにすれば、封止工程におけるボイドの発生をより効果的に防止することができる。
(A)は、半導体装置を上方から見た、構成要素の配置関係を説明するための透過的な平面図であり、(B)は、図1(A)のI−I’で示した一点鎖線で切断した切り口を示す模式的な断面図である。 (A)は、半導体ウェハを上方から見た概略的な平面図であり、(B)は、(A)の一部領域を拡大して示した概略的な平面部分拡大図である。 (A)、(B)及び(C)は、半導体装置の製造工程を説明するために、製造中途の1つの構造体を代表として、図1(B)と同様に切断した切り口を示す概略図である。 (A)は、第1の金型を設置状態において下側(クランプ側)から見た概略的な平面図であり、(B)は、同様に第2の金型を設置状態において上側から見た概略的な平面図である。 第1及び第2の金型を、図4(A)及び(B)に示したI−I’及びII−II’一点鎖線で切断した切り口を封止装置設置状態として示す概略図である。 (A)は、第2の金型の概略的な平面図であり、(B)は、(A)に示したI−I’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。 (A)は、第2の金型の概略的な平面図であり、(B)は、(A)に示したI−I’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。 (A)及び(B)は、封止工程を説明するための模式図である。 (A)及び(B)は、封止工程を説明するための図8に続く図である。 (A)は、封止樹脂材料の概略的な平面図であり、(B)は、(A)に示したII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。 (A)は、封止樹脂材料の概略的な平面図であり、(B)は、(A)に示したII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す概略図である。
符号の説明
10:半導体装置(半導体チップ)
11:半導体ウェハ
11a:第1の主表面
11b:第2の主表面
11c:チップ形成領域
11d:周辺領域
12:半導体基板
13:半導体本体
14:素子領域
18:回路素子接続用パッド
20:パッシベーション膜
22:絶縁膜
21、23:開口部
24:再配線層
26:柱状電極用パッド
28:柱状電極
30:配線構造
32:外部端子
34:封止部
40:離型フィルム
40a:樹脂配置領域
50:封止樹脂材料
50’:溶融樹脂
52:第1円柱状樹脂部
54:第2円柱状樹脂部
56:放射状樹脂部
60:キャビティ
100:第1の金型
110:クランプ
110a:基板支持領域
112:支持アーム
114:開口部
120:第1基部
120a:基板接触領域
200:第2の金型
210:第2基部
212:吸排気孔
220:ステージ
222:ステージ昇降機構
230:突出部
230a:樹脂配置領域
231:第1角柱部
232:第1円柱部
233:第2角柱部
234:第2円柱部
235:第3角柱部
236:第3円柱部
240:吸排気機構
300:封止装置

Claims (5)

  1. 基板搭載面を有していて、かつ上側に位置する第1の金型と、当該第1の金型と対向する第2の金型とを具える封止装置であって、当該第2の金型の前記基板搭載面との対向面には、前記基板搭載面の第1中心点と対向する第2中心点に頂点又は頂面が位置する、前記第1の金型側に向かう凸状の突出部が設けられているとともに、当該突出部の前記頂点を含む領域又は前記頂面には樹脂配置領域が設けられている封止装置を準備する工程と、
    チップ形成領域と該チップ形成領域を囲む周辺領域とを有していて、前記チップ形成領域に設けられている再配線層及び該再配線層に接続される柱状電極が設けられている第1の主表面と、該第1の主表面と対向する第2の主表面とを有している半導体基板を準備する工程と、
    前記第1の主表面を、前記樹脂配置領域に対向させて、前記半導体基板を前記第1の金型に保持させる工程と、
    離型フィルムを、前記第2の金型の前記樹脂配置領域上に位置するように前記第2の金型上に載置する工程と、
    前記第1の金型及び第2の金型を加熱する工程と、
    前記離型フィルム上に、封止樹脂材料を載置する工程と、
    前記第1の金型及び前記第2の金型を、互いに接触させて型締めして、該第1及び第2の金型により画成されるキャビティを形成する工程と、
    前記キャビティ内を減圧しつつ、前記封止樹脂材料が溶融した溶融樹脂を前記第1の主表面に接触させて封止部を形成する工程と
    を含む半導体装置の製造方法。
  2. 前記封止装置を準備する工程は、前記第2の金型の前記突出部は、前記第2中心点を同心とする複数の円柱部が、その表面積が上段に向かうほど小さくなるように階段状に積み重なった形状に構成されており、最上段の円柱部の表面が前記樹脂配置領域とされている封止装置を準備する工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記封止装置を準備する工程は、前記第2の金型の前記突出部は、前記第2中心点を同心とする頂面が相似形である複数の四角柱部が、当該頂面の面積が上段に向かうほど小さくなるように階段状に積み重なった形状に構成されており、最上段の前記四角柱部の表面が前記樹脂配置領域とされている封止装置を準備する工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記封止装置を準備する工程は、前記第2の金型の前記突出部は、前記第2中心点に前記頂点が位置する曲面により形成されていて、当該頂点に前記樹脂配置領域が位置する封止装置を準備する工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記封止樹脂材料を載置する工程は、円柱状樹脂部を放射状に囲んで配置されている複数の放射状樹脂部をさらに含む前記封止樹脂材料を載置する工程であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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