JP4793306B2 - プラズマ処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ処理方法に係り、特にタングステンからなる電極や配線の表面に形成された酸化物を還元処理する技術に関する。
DRAM等の半導体装置のゲート電極や配線にはタングステン(W)が用いられている(特許文献1参照)。またこの種のゲート電極の側壁にはサイドウォールを形成する場合があり、このサイドウォールとしてシリコン窒化膜(SiN)が用いられる。
このシリコン窒化膜は主に熱処理装置を用いて成膜されるが、タングステン表面にシリコン窒化膜を成膜する前には、電極のパターンの形成に用いたレジストや電極表面に付着したゴミを取り除くためにアッシングやウエット洗浄が行われるため、タングステン表面が酸化された状態にある。また半導体装置は大気雰囲気中で搬送されるため当該半導体装置の表面には自然酸化膜が形成される。このような不要な酸化物(WO)が形成されている状態で、シリコン窒化膜の成膜処理を行った場合には、酸化物の上にシリコン窒化膜が形成されることになり、この酸化物によって電極の抵抗が大きくなってしまうという問題がある。
そこで特許文献2では、タングステン表面にシリコン窒化膜を成膜する前に、タングステン表面に形成されている酸化物を、アンモニアガスをプラズマにより活性化させた活性種で還元する手法が開示されている。しかし、この手法ではタングステン表面に形成されている酸化物を還元処理するのに必要なHラジカルの生成に加えて、タングステンを窒化するNとHとを含むラジカル例えばNHラジカル等が多量に生成されるため、タングステン表面に形成されている酸化物が還元された後、タングステン表面が窒化されて、窒化タングステン膜(WN膜)が形成されるといった問題がある。タングステン表面に窒化タングステン膜が形成されると、電極の抵抗が僅かに大きくなってしまい、近年半導体装置の特性が厳しくなっていることから、タングステン表面に形成されている酸化物をアンモニア活性種により還元した後は、当該表面に窒化タングステン膜が形成されないことが要求される。
特開2006−295130 特開2005−294843
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タングステンからなる電極や配線の表面に形成された酸化物を、アンモニアガスをプラズマにより活性化させた活性種で確実に還元処理することができ、しかもタングステン表面に窒化タングステン膜が形成されないようにする技術を提供することにある。
本発明のプラズマ処理方法は、ヒータに囲まれた縦型の円筒状の処理容器の外周面から径方向に外側に突出すると共に、処理容器内の最上段の基板から最下段の基板に至るまでの処理雰囲気に臨むように、前記処理雰囲気に沿って形成されたプラズマ発生領域と、このプラズマ発生領域に沿って伸びるようにかつ前記径方向と交差する方向に当該プラズマ発生領域を挟んで対向して配置される、対をなすプラズマ電極と、基板から見て前記プラズマ発生領域とは反対側にて処理容器に形成された排気口と、を備えた縦型熱処理装置を用い、
表面にタングステンからなる電極または配線が形成された基板を基板保持具に多段に保持して前記処理容器の処理雰囲気内へ搬入する工程と、
その後、前記プラズマ発生領域に500sccm以上10000sccm以下の流量でアンモニアガスを供給する工程と、
前記対をなすプラズマ電極間に20W以上500W以下の高周波を印加して、前記プラズマ発生領域に供給されるアンモニアガスをプラズマ化する工程と、
この工程で得られた活性種を、処理雰囲気の圧力が13.3×10 Pa以下に維持された状態で、前記基板の表面に供給して前記タングステンからなる電極または配線の表面に形成された酸化物を1秒以上10分以下の処理時間で還元する工程と、
この工程の後、前記処理容器内にて前記基板の表面にシリコン窒化膜を成膜する工程と、を含むことを特徴とする。
また本発明は、縦型の処理容器内に基板を基板保持具に多段に保持して搬入し、処理容器内にて熱処理を行う縦型熱処理装置に用いられるプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記プログラムは、上述したプラズマ処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、縦型の円筒状の処理容器の外周面から径方向に外側に突出するプラズマ発生領域と、基板から見て前記プラズマ発生領域とは反対側にて処理容器に形成された排気口と、を備えた縦型熱処理装置を用い、前記プラズマ発生領域にて活性化されたアンモニアガス(活性種)を処理雰囲気に導入して、タングステンからなる電極や配線の表面に形成されている酸化物を、還元処理している。そしてアンモニアガスの流量、プラズマ化するための条件、処理圧力及び処理時間を適正化して還元処理しているので、タングステン表面に形成されている酸化物を確実に還元することができ、しかもタングステンの窒化が抑制され、このため電極や配線の抵抗値の上昇が抑えられる。

またアンモニアによる還元処理後に、プラズマ処理によりシリコン窒化膜を成膜する場合には、例えばタングステンからなるゲート電極の側壁にサイドウォールを形成するためにシラン系ガスとアンモニアガスとをプラズマ化する場合等には、タングステンの還元処理に続いて連続してプラズマ処理に移行することができ、高スループットを確保する上で有利である。
図1及び図2は本発明の熱処理方法に用いられる縦型熱処理装置の概略縦断面図及び概略横断面図である。図1及び図2の2は例えば石英により縦型の円柱状に形成された処理容器であり、この処理容器2内の天井には、石英製の天井板21が設けられて封止されている。また、この処理容器2の下端開口部の周縁部にはフランジ22が一体に形成されており、このフランジ22の下面には、例えばステンレススチールにより円筒状に形成されたマニホールド3がOリング等のシール部材31を介して連結されている。
前記マニホールド3の下端は、搬入出口(炉口)として開口され、その開口部32の周縁部にはフランジ33が一体に形成されている。前記マニホールド3の下方には、フランジ33の下面にOリング等のシール部材34を介して開口部32を気密に閉塞する、例えば石英製の蓋体4がボートエレベータ41により上下方向に開閉可能に設けられている。前記蓋体4の中央部には回転軸42が貫通して設けられ、その上端部には基板保持具であるウエハボート5が搭載されている。
前記マニホールド3の側壁には、L字型の第1の原料ガス供給管60が挿入して設けられており、前記第1の原料ガス供給管60の先端部には、図2に示すように処理容器2内を上方向へ延びる石英管よりなる第1のガス供給ノズル61が2本、後述のプラズマ発生部80の細長い開口部81を挟んで配置されている。これら第1の原料ガス供給ノズル61,61には、その長さ方向に沿って複数(多数)のガス吐出孔61aが所定の間隔を隔てて形成されており、各ガス吐出孔61a,61aから水平方向に向けて略均一にガスを吐出できるようになっている。また前記第1の原料ガス供給管60の基端側には、供給機器群62を介して第1の原料ガスであるシラン系のガス例えばSiHCl(ジクロロシラン:DCS)ガスの供給源63が接続されている。
また前記マニホールド3の側壁には、L字型の第2の原料ガス供給管70が挿入して設けられており、前記第2の原料ガス供給管70の先端部には、処理容器2内を上方向へ延びて途中で屈曲し後述するプラズマ発生部80内に設置される石英よりなる第2の原料ガス供給ノズル71が設けられている。この第2の原料ガス供給ノズル71には、その長さ方向に沿って複数(多数)のガス吐出孔71aが所定の間隔を隔てて形成されており、各ガス吐出孔71aから水平方向に向けて略均一にガスを吐出できるようになっている。また前記第2の原料ガス供給管70の基端側は二つに分岐されており、一方の第2の原料ガス供給管70には供給機器群72を介して第2の原料ガスであるアンモニア(NH)ガスの供給源73が接続されており、他方の第2の原料ガス供給管70には供給機器群74を介して窒素(N)ガスの供給源75が接続されている。なお、前記供給機器群62,72,74はバルブ及び流量調整部等により構成されている。
また前記処理容器2の側壁の一部には、その高さ方向に沿ってプラズマ発生部80が設けられている。前記プラズマ発生部80は、前記処理容器2の側壁を上下方向に沿って所定の幅で削りとることによって上下に細長い開口部81を形成し、この開口部81を覆うようにして断面凹部状になされた上下に細長い例えば石英製の区画壁82を処理容器2の外壁に気密に溶接接合することにより構成される。この区画壁82により囲まれる領域がプラズマ発生領域となる。前記開口部81は、ウエハボート5に保持されている全てのウエハWを高さ方向においてカバーできるように上下方向に十分長く形成されている。また前記区画壁82の両側壁の外側面には、その長さ方向(上下方向)に沿って互いに対向するようにして細長い一対のプラズマ電極83が設けられている。このプラズマ電極83には、プラズマ発生用の高周波電源84が給電ライン85を介して接続されており、上記プラズマ電極83に例えば13.56MHzの高周波電圧を印加することによりプラズマを発生し得るようになっている。また前記区画壁82の外側には、これを覆うようにして例えば石英よりなる絶縁保護カバー86が取り付けられている。
また前記プラズマ発生部80に対向する処理容器2の反対側には、処理容器2内の雰囲気を真空排気するために、処理容器2の側壁を例えば上下方向へ削りとることによって形成した細長い排気口88が形成されている。この排気口88にはこれを覆うようにして石英よりなる断面コ字状に形成された排気カバー部材89が溶接により取り付けられている。この排気カバー部材89は、前記処理容器2の側壁に沿って上方に延びて、処理容器2の上方側を覆うように構成されており、当該排気カバー部材89の天井側にはガス出口90が形成されている。このガス出口90には、処理容器2内を所望の真空度に減圧排気可能な真空排気手段をなす真空ポンプ91及び例えばバタフライバルブからなる圧力調整部92を備えた排気管93が接続されている。
また図1に示すように処理容器2の外周を囲むようにして、処理容器2及び処理容器2内のウエハWを加熱する加熱手段である筒状体のヒータ94が設けられている。
また上記プラズマ処理装置は制御部9を備えており、前記制御部9は、例えばコンピュータからなり、ボートエレベータ41、ヒータ94、供給機器群62,72、高周波電源84、圧力調整部92等を制御するように構成されている。より具体的には、制御部9は処理容器2内で行われる後述する一連の処理のステップを実行するためのシーケンスプログラムを記憶した記憶部、各プログラムの命令を読み出して各部に制御信号を出力する手段等を備えている。なお、このプログラムは例えばハードディスク、フレキシブルディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリーカード等の記憶媒体に格納された状態で制御部9に格納される。
続いてこの装置にて実施される本発明のプラズマ処理方法について説明する。先ず、多数枚この例では50枚の表面にゲート電極が形成された基板であるウエハ100をウエハボート5に載置する。このゲート電極は図4に示すようにポリシリコン膜103を下層にタングステン膜101を上層にした積層膜からなる。このウエハ100は熱処理する前に電極のパターンの形成に用いたレジストや電極表面に付着したゴミを取り除くためにアッシングやウエット洗浄等の処理が施されているため、図4(a)に示すようにタングステン101の表面は酸化された状態にある。つまり、タングステン101表面には酸化物(WO)102が形成されている。続いて前記ウエハWが多段に載置されたウエハボート5を予め所定の温度に設定された処理容器2内に、その下方より上昇させて搬入(ロード)し、蓋体4でマニホールド3の下端開口部32を閉じることにより処理容器2内を密閉する。
そして処理容器2内を真空ポンプ91によって真空引きし、処理容器2内が所定の真空度となるようにする。次いで処理容器2内の圧力を例えば1333Pa(10Torr)以下、好ましくは54Pa(0.4Torr)にして、第2のガス供給ノズル71よりプラズマ発生部80内にNHガスを例えば500sccm以上10000sccm以下、好ましくは5000sccmの流量で供給すると共に、パージガスであるNガスを例えば500sccmの流量で供給する。またこのNHをプラズマ発生部80内に供給する時間は、例えば1秒以上10分以下であり、好ましくは180秒である。
一方、前記高周波電源84より前記プラズマ電極83に周波数が13.56MHzの高周波を20W以上500W以下、好ましくは100Wの電力で供給することにより、プラズマ発生部80内に供給されたNHガスをプラズマ化させ、Nラジカル,Hラジカル,NHラジカル,NHラジカル,NHラジカル等の活性種を生成させる。
そしてこれら活性種はキャリアガスであるNガスによって前記開口部81を介して回転しているウエハボートの棚状に保持されているウエハWの表面に到達し、ウエハW表面では還元反応である(1)式の反応が主として起こる。
WO+H→W+HO↑‥‥(1)
つまり、タングステン表面には上述したように酸化物(WO)が形成されているため、図4(b)に示すようにこの酸化物(WO)102と活性種中のHラジカルとが反応することになる。
ここで、処理雰囲気の圧力が10Torr以下、高周波電力が20W以上500W以下、前記プラズマ発生部80内に供給するアンモニアガスの流量が500sccm以上10000sccm以下の条件の下で、アンモニアガスをプラズマ化しているので、アンモニア活性種の生成が抑えられる。つまり、この条件ではタングステン101表面に形成されている酸化物102を還元処理するのに必要なHラジカルが生成されるが、タングステンを窒化するNとHとを含むラジカル例えばNHラジカル等の生成量が抑えられる。そしてアンモニアの供給時間を10分以下に制限することと相俟って、タングステン101表面が窒化されて窒化タングステン膜(WN膜)が形成されることが抑えられる。
還元処理が終わった後、反応容器2内にはパージガスであるNガスを供給し続けると共に処理容器2内の圧力を例えば120Pa(0.9Torr)にして、処理容器2内をNパージする。しかる後、処理容器2内の圧力を例えば665.5Pa(5Torr)にして、第1の原料ガス供給ノズル60より処理容器2内にDCSガス及びNガスを夫々例えば1000sccm、2000sccmの流量で例えば3秒間、高周波電源84がオフの状態で供給し、回転しているウエハボートの棚状に保持されているウエハWの表面にDCSガスの分子を吸着させる(ステップ1)。即ち、図4(c)に示すようにタングステン101の表面にDCSガスの分子が吸着する。
その後、DCSガスの供給を止め、処理容器2内にはNガスを供給し続けると共に処理容器2内の圧力を例えば120Pa(0.9Torr)にして、処理容器2内をNパージする(ステップ2)。
次いで、処理容器2内の圧力を例えば例えば54Pa(0.4Torr)にして、第2の原料ガス供給ノズル71より処理容器2内にNHガス及びNガスを夫々例えば5000sccm、2000sccmの流量で例えば1秒間、高周波電源84がオンの状態で供給する。これによりNラジカル,Hラジカル,NHラジカル,NHラジカル,NHラジカル等の活性種とDCSガスの分子とが反応して図5(d)に示すようにシリコン窒化物104が生成される。
しかる後、NHガスの供給を止め、処理容器2内にはNガスを供給し続けると共に処理容器2内の圧力を例えば106Pa(0.8Torr)にして処理容器2内をNパージする(ステップ4)。そしてステップ1〜ステップ4を複数回例えば200回繰り返すことで、ウエハWの表面にSiN膜の薄膜がいわば一層ずつ積層されて成長し、図5(e)に示すようにウエハWの表面に所望の厚さのSiN膜105が形成される。また一連のステップにおける供給機器群62,72,74のバルブ及び流量調整部等の調整及び圧力調整部92の調整は制御部9に格納されたプログラムに基づいて行われる。
上述の実施の形態によれば、タングステン101の表面に形成されている酸化物102を、アンモニアガスをプラズマ化して得た活性種で還元するにあたって、アンモニアガスの流量、プラズマ化するための条件、処理圧力及び処理時間を適正化して還元処理しているので、タングステン101表面に形成されている酸化物102のみを確実に還元することができ、しかもタングステン101の窒化が抑制され、このため電極の抵抗値の上昇が抑えられる。
また上述の実施の形態では、タングステン101の還元処理に続いて連続してアンモニアのプラズマ化とDSCガスの供給とを組み合わせたSiN膜105の成膜処理を実施するようにしているため、成膜処理に用いるガスやプラズマ発生部80を利用して還元処理を行うことができる点で有利であり、また高スループットを確保することができるという利点がある。
また図6に示すようにタングステンからなる配線200が形成された基板ウエハ201においても上述した方法によって前記タングステン表面に形成された酸化物(WO)を還元するようにしてもよい。この場合においてもタングステン200の窒化が抑制され、配線の抵抗値の上昇が抑えられる。図6に示すウエハ201について簡単に説明すると、図6中の202はp型シリコン層、203及び204は夫々ソース及びドレインをなすn型部分、205はゲート酸化膜、206はゲート電極である。207は絶縁膜、200はタングステンからなる配線であり、208はサイドウォールである。
本発明の効果を確認するために行った実験例について述べる。
(実施例1−1)
タングステン101を全面に成膜したウエハ100をウエハボート5に載置して、当該ウエハボート5を処理容器2内に搬入してタングステン101表面に形成されている酸化物102の還元処理を以下の条件で行ったところ、酸化物102が還元されていることを確認した。
・処理雰囲気の圧力:0.5Torr
・高周波電力:100W
・アンモニアガスの流量:5000sccm
・アンモニアガスの供給時間:180秒
・ヒータの設定温度:550℃


本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す概略縦断側面図である。 本発明の実施の形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す概略横断側面図である。 各種のガスの供給のタイミングを示す説明図である。 タングステン表面に形成されている酸化物が還元される様子及びタングステン表面にシリコン窒化物が形成される様子を示す説明図である。 タングステン表面にシリコン窒化膜が形成される様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態に用いられるウエハの一部分を示す断面図である。
符号の説明
100 ウエハ
101 タングステン(W)
102 酸化物(WOx)
103 ポリシリコン膜
104 シリコン窒化物
105 SiN膜
M モータ
2 処理容器
3 マニホールド
41 ボートエレベータ
5 ウエハボート
60 第1のガス供給管
61 第1の原料ガス供給ノズル
63 シラン系のガス供給源
70 第2のガス供給管
71 第2の原料ガス供給ノズル
73 NHガス供給源
75 Nガス供給源
80 プラズマ発生部
83 プラズマ電極
84 高周波電源
9 制御部
91 真空ポンプ
92 圧力調整部

Claims (2)

  1. ヒータに囲まれた縦型の円筒状の処理容器の外周面から径方向に外側に突出すると共に、処理容器内の最上段の基板から最下段の基板に至るまでの処理雰囲気に臨むように、前記処理雰囲気に沿って形成されたプラズマ発生領域と、このプラズマ発生領域に沿って伸びるようにかつ前記径方向と交差する方向に当該プラズマ発生領域を挟んで対向して配置される、対をなすプラズマ電極と、基板から見て前記プラズマ発生領域とは反対側にて処理容器に形成された排気口と、を備えた縦型熱処理装置を用い、
    表面にタングステンからなる電極または配線が形成された基板を基板保持具に多段に保持して前記処理容器の処理雰囲気内へ搬入する工程と、
    その後、前記プラズマ発生領域に500sccm以上10000sccm以下の流量でアンモニアガスを供給する工程と、
    前記対をなすプラズマ電極間に20W以上500W以下の高周波を印加して、前記プラズマ発生領域に供給されるアンモニアガスをプラズマ化する工程と、
    この工程で得られた活性種を、処理雰囲気の圧力が13.3×10 Pa以下に維持された状態で、前記基板の表面に供給して前記タングステンからなる電極または配線の表面に形成された酸化物を1秒以上10分以下の処理時間で還元する工程と、
    この工程の後、前記処理容器内にて前記基板の表面にシリコン窒化膜を成膜する工程と、を含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 縦型の処理容器内に基板を基板保持具に多段に保持して搬入し、処理容器内にて熱処理を行う縦型熱処理装置に用いられるプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項に記載のプラズマ処理方法を実施するようにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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