JP4791534B2 - 超小型電気機械デバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本出願は、2005年5月18日に出願した米国仮出願第60/682,619号、2005年6月17日に出願した米国仮出願第60/692,038号、2005年8月3日に出願した米国仮出願第60/705,606号及び2006年4月4日に出願した米国仮出願第60/744242号の優先権を主張するものである。これらの出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
本出願には、さらに、参照により以下の国際出願(PCT)全体が本明細書に組み込まれている。
本出願人が本出願と同じ日付で出願した「THROUGH-WAFER INTER-CONNECTION」という名称の国際出願(PCT)(整理番号03004.01)。
本出願人が本出願と同じ日付で出願した「MICRO-ELECTRO-MECHANICAL TRANSDUCERS」という名称の国際出願(PCT)(整理番号03004.03)。
本出願人が本出願と同じ日付で出願した「MICRO-ELECTRO-MECHANICAL TRANSDUCERS」という名称の国際出願(PCT)(整理番号03004.04)。
本発明は超小型電子技術製造に関し、より詳細には、エネルギー変換のための可動機械部品を有する、例えば、超小型機械加工超音波変換器(MUT)などの超小型電気機械デバイスの製造方法に関する。
超小型電気機械システム(MEMS;Micro−Electro−Mechanical−System)は、機械エレメント、センサ、アクチュエータ及びエレクトロニクスを、超小型製造技術を使用して共通の基板(通常はシリコン基板)上に統合したものである。MEMSによれば、シリコンをベースとする超小型電子技術と超小型機械加工技術が間違いなく合体し、完全なチップ上システムを実現することができる。よく発達した極めて有効な半導体製造技術を使用して超小型センサ及び超小型アクチュエータを製造する期待は、MEMSの有力なテーマである。
MEMSデバイスは、通常、一体に統合された2つの主要なコンポーネントを有している。第1のコンポーネントは、通常の集積回路(IC)プロセス(例えば、CMOS、バイポーラ又はBICMOSプロセス)を使用して製造されるエレクトロニクスであり、一方、第2のコンポーネントは、匹敵する超小型機械加工プロセスを使用して製造される超小型機械部品である。超小型機械加工は、選択的追加ツール(付着、結合、注入など)及び選択的除去ツール(化学エッチング、プラズマエッチング、レーザアブレーション、イオンミリング)を使用して微視的構造を構築するための製造プロセスを意味している。利用可能な追加ツール及び除去ツールをパターニングツールと組み合わせることにより、超小型機械加工は、新しいエキサイティングな超小型デバイスを生成するための強力な方法になる。
超小型機械加工超音波変換器(MUT;micromachined ultrasonic transducer)は、MEMSデバイスの一例である。超音波変換器は、一連のエネルギー変換を実行して変換器としての機能を実現している。レシービングモードでは、変換器が置かれている媒体中を伝搬する超音波の音響エネルギーが変換器内の可動部品(従来は振動膜(vibrating membrane)である)の機械エネルギーに変換される。次に、この可動部品の運動が検出可能な電磁信号(通常は電気信号)に変換される。トランスミッタモードでは、上記とは逆の一連のエネルギー変換が生じる。
超音波を発信し、かつ、受信するための様々なタイプの超音波変換器が開発されている。超音波変換器は、液体、固体及び気体を始めとする様々な媒体中で動作させることができる。これらの変換器は、診察及び治療のための医用描写法、生化学用描写法、物質の非破壊評価、ソナー、通信、近接センサ、ガスフロー測定、インサイチュープロセス監視、超音波顕微鏡法、水中知覚及び画像化その他多くの目的に広く使用されている。また、離散超音波変換器だけでなく、複数の変換器を備えた超音波変換器アレイも開発されている。例えば、超音波変換器の二次元アレイが画像化アプリケーション用に開発されている。
MUTは、広く使用されている圧電(PZT)超音波変換器と比較すると、デバイスを製造する方法、帯域幅及び動作温度の点で利点を有している。例えば、従来のPZT変換器のアレイを製造するためには、個々の圧電素子をダイシングし、かつ、接続するステップが必要である。このプロセスは極めて困難で、かつ、非常に高価であり、このような素子が発信/受信エレクトロニクスに大きな入力インピーダンス不整合の問題をもたらしていることは言うまでもない。それに対して、MUTの製造に使用される超小型機械加工技法は、このようなアレイを製造する能力がはるかに優れている。性能に関しては、MUTは、PZT変換器のそれに匹敵する動的性能を立証している。これらの理由により、MUTは、圧電(PZT)超音波変換器に取って代わる魅力的な代替になりつつある。
いくつかのタイプのMUTの中でも、静電変換器を使用している容量性超小型機械加工超音波変換器(cMUT)がとりわけ広く使用されている。圧電(pMUT)変換器及び磁気(mMUT)変換器を使用した他のMUTも採用されている。
図1は、従来技術による、複数のセルを有するcMUTの基本構造の横断面図である。4つのセルが示されている。cMUTは、基板10上に構築されており、剛直な底部電極12と、隣接する媒体中に音波を発信し、かつ、隣接する媒体中の音波を受信するために使用される可撓性膜(flexible membrane)16上又は中に位置している頂部電極14とからなる平行板コンデンサを有している。個々のセル内の可撓性膜16は、絶縁壁又はポスト18によって支えられている。実際には、cMUTは、すべて並列に接続された多数のセルでできている。通常は、感度及び帯域幅の最大化を目的として可撓性膜16をcMUTの最適動作位置へ偏向させるために、底部電極12と頂部電極14の間に直流バイアス電圧が印加されている。発信中、交流信号が変換器に印加される。頂部電極14と底部電極12の間の交番静電力によって可撓性膜16が作動し、それによりcMUTを取り囲んでいる媒体(図示せず)に音響エネルギーが引き渡される。受信中、衝突する音波によって可撓性膜16が振動し、それによりこれらの2つの電極間のキャパシタンスが変化する。このキャパシタンスの変化が電子回路によって検出される。他の方法として、可撓性膜16を作動させ、圧電(pMUT)変換器及び磁気(mMUT)変換器を使用して膜の変位を検出することも可能である。
図1に示すcMUTを構築するための製造方法が開発されている。特許文献1及び特許文献2に、例示的方法が開示されている。
従来技術による構造及び方法のcMUTには欠点がある。これらの欠点の多くは、cMUTが多数の個別セルでできていること、及びcMUT膜の縁がクランプ又は固定されていることに関係している。これらの欠点の一例を以下に挙げておく。
(1)縁がクランプされているため、膜の平均変位が小さい。そのため、デバイスの発信及び受信の両方の性能が劣っている。
(2)クランプ領域(例えば、縁)及び壁又はポストが占める表面積は非活動であり、したがってデバイスのフィルファクタ及び総合効率が小さい。
(3)アンカ領域(anchor area)によって寄生キャパシタンスが導入され、そのためにデバイスの感度が鈍い。
(4)cMUTエレメントの表面のアンカパターンが超音波を妨害することがあり、デバイスの帯域幅を制限している。
(5)膜の非一様な変位によって超音波パターンが乱される可能性がある。例えば、非一様な変位は、変換器の表面から放出される超音波ビームパターンに影響を及ぼすことがあり、同じく変換器の表面を介した音響交差結合の原因になっている。
(6)プロセス変動のため、同じcMUTエレメント内の個々のセルの共振周波数が、個々のセル間で互いに異なることがある。そのため、動作中、同じcMUTエレメント内の異なるセル間の膜運動に位相差が生じる原因になっている。その結果、cMUTエレメントの平均変位の合計が劇的に小さくなることがある。とりわけcMUTが高いクオリティファクタ(Q値)状態(例えば、空中)で動作する場合、この問題によってデバイスの性能が低下することになる。
(7)音響エネルギーが支持壁を介して変換器基板に結合し、cMUTエレメント間の音響交差結合などの望ましくない影響をもたらすことがある。基板を介した交差結合を所望の音響特性を有する材料を導入することによって小さくする試みには、場合によってはエレメント間に余分の空間を占有する必要がある。
従来技術によるpMUT及びmMUTは、図1に示すcMUTと同様の構造を有しているため、上述した問題は、pMUT及びmMUTにも存在している。
特許文献3に、基板上に構築された、膜を支持するための迎合支持構造を有するcMUTデバイスを製造するための他の製造方法が開示されている。図1に示す従来のcMUT構造と比較すると、特許文献3に開示されている構造には、可撓性膜16の周囲端を締め付けるための従来の絶縁壁18の代わりに、迎合支持構造が使用されている。図1に示す単純で、かつ、薄い絶縁壁18の代わりに、比較的複雑な迎合支持構造を使用して周辺支持構造が構築されているため、その設計の場合、非活動領域をこれらの周辺支持構造に占有させることが極めて大きな課題である。また、この特許は、迎合支持構造が占有する非活動領域を小さくするために、迎合支持構造の上に補助電極を構築することを提案している。しかしながら、このような設計が上述した問題を解決する徴候はなく、さらには動作するかどうかさえ疑わしい。
米国特許第6,632,178号明細書 米国特許第6,958,255号明細書 米国特許第7,030,536号明細書
通常、上述したMUTは、エネルギーを変換するための可動機械部品を有するタイプのMEMSデバイスに属している。このような可動部品の製造及びMEMS製造の他の面とのその統合は、ある課題を提起している。MUTなどのこれらのMEMSデバイスの重要性に鑑みて、性能、機能及び製造可能性の点でこの技術が改善されることが望ましい。
本発明によれば、エネルギーを変換し、様々なアプリケーションに使用するための可動機械部品を有する超小型電気機械デバイスの製造方法が開示される。この製造方法によれば、基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層とを有する多層構造が構築される。基板ウェーハの頂部又は中間ばね層の底部のいずれかに空胴が形成される。中間ばね層の頂部又は頂部プレート層の底部のいずれかにコネクタが形成される。基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層は、この順番で一体に結合される。これらの層が結合されると、中間ばね層からコネクタが突出し、頂部プレート層と中間ばね層の間に変換空間が構成される。また、コネクタは、空胴の側壁から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てており、側壁に固定された片持ち梁を構成している。片持ち梁及び空胴は、コネクタの垂直方向の変位を可能にしており、それにより頂部プレート層がピストン様の運動で移動し、延いては変換空間が変化する。
本発明の一実施形態では、中間ばね層は、空胴の互いに反対側の2つの側壁に固定され、該空胴を覆っている。中間ばね層上のコネクタは、空胴の上方に位置しており、ヘッドツーヘッド(head−to−head)二重片持ち梁と見なすことができるブリッジを形成するべく、互いに反対側の側壁の両方から間隔を隔てている。より有効な構成では、ビーム様一次元片持ち梁の代わりに、面積すなわち平面ばね(二次元「片持ち梁」)が中間ばね層から形成されている。
これらの方法には、ウェーハボンディング技術、汎用性を達成するための表面超小型機械加工犠牲層技法、及び半導体製造プロセスとの高水準の統合が利用されている。これらの方法を使用して、エネルギーを変換するための可動機械部品を有する広範囲にわたる超小型電気機械デバイスを製造することができる。このようなデバイスには、それらに限定されないが、キャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)、圧電超小型機械加工超音波変換器(pMUT)及び磁気超小型機械加工超音波変換器(mMUT)などの超小型機械加工超音波変換器(MUT)がある。これらの製造方法は、とりわけ、本明細書に示されている、本出願人が同じ日付で出願したいくつかの特許出願の開示の主題である独自の「埋設ばね」設計の超小型電気機械デバイスの製造に適合されている。
本発明の製造方法の第1の実施形態によれば、超小型電気機械デバイスは、(1)基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を提供するステップと、(2)基板ウェーハの前面又は中間ばね層の底面のいずれかに少なくとも1つの空胴を形成するステップであって、個々の空胴が、頂部表面を有する少なくとも1つの側壁を有するステップと、(3)中間ばね層の頂面又は頂部プレート層の底面のいずれかに所望の高さの少なくとも1つのコネクタを形成するステップと、(4)頂部プレート層上に変換部材を形成又は実現するステップと、(5)頂部プレートの底面と中間ばね層の頂面が対向し、かつ、中間ばね層の底面と基板の前面が対向するよう、基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を結合するステップとを使用して製造される。
これらの層が結合されると、中間ばね層からコネクタが突出し、頂部プレート層と側壁の頂部表面との間に変換空間が構成される。コネクタは、空胴の側壁から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てており、側壁に固定された片持ち梁を構成する。片持ち梁の作用端はコネクタに固定されている。片持ち梁及び空胴は、コネクタの垂直方向の変位を可能にしており、それにより頂部プレート層が実質的に垂直方向にピストン様の運動で移動し、延いては変換空間が変化して変換部材が作動する。
空胴及びコネクタを形成するステップは、様々な方法を使用して、例えば、所望のパターンに従って材料を直接除去し、あるいは材料を直接加えることによって達成することができ、もしくは犠牲層を導入し、かつ、後で該犠牲層を除去することによって達成することができ、あるいはこれらの2つの方法を組み合わせて達成することができる。
基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を結合するステップは、最終構造が、底部に基板ウェーハを有し、中央に中間ばね層を有し、かつ、頂部に頂部プレート層を有している限り、様々な組合せ及びシーケンスを使用して達成することができる。例えば、中間ばね層を最初に基板ウェーハの頂部に置いて第1の空胴を覆い、次に、中間ばね層を基板ウェーハに結合した後、中間ばね層の頂面にコネクタを形成し、次に、コネクタがその上に形成された中間ばね層を基板ウェーハに結合した後、頂部プレート層をコネクタの上に置くことができる。他の方法としては、最初に頂部プレート層の底面にコネクタを形成し、次に、コネクタ上に中間ばね層を置き、最後に頂部プレート及び中間ばね層を基板ウェーハの頂部に置いて第1の空胴を覆うことも可能である。
変換部材を超小型電気機械デバイス中に形成して、頂部プレート層の垂直方向の移動、すなわち、変換空間の変化を介してエネルギー変換を達成することができる。超小型機械加工超音波変換器の場合、頂部プレート層と中間ばね層と基板ウェーハのうちの少なくとも1つの上に超音波変換部材を形成することができる。キャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)の場合、例えば、頂部プレート層中又は上に頂部電極を構築し、中間ばね層又は基板ウェーハ中又は上に底部電極を構築することができる。特定の実施形態では、基板ウェーハは導電性であり、内蔵底部電極として機能している。
通常、中間ばね層は薄い弾性膜であることが望ましく、また、頂部プレート層は、中間ばね層より著しく剛直であることが望ましい。
層を結合する特定のステップ、空胴を形成する特定のステップ及びコネクタを形成する特定のステップは、様々な方法及びそれらの多くの組合せを使用して達成することができる。例えば、絶縁体上シリコン(SOI)ウェーハを使用したウェーハボンディング法を使用してこれらの層を一体に結合することができ、また、エッチング法又は超小型機械加工技法と共に使用する場合、絶縁体上シリコン(SOI)ウェーハを使用したウェーハボンディング法を使用して、薄い層をあるウェーハから他のウェーハに変えることも可能である。また、これらの方法には、犠牲層技術も他の方法と組み合わせて使用されている。
本発明による製造方法は、一般に、同じウェーハ上に複数のデバイスエレメントを構築するために使用することができる。デバイスエレメントの各々は、それ自体、複数のコネクタ及び片持ち梁を有することができる。これらの製造方法の一実施態様によれば、同じウェーハを使用して複数の空胴及び複数のコネクタが形成される。コネクタは、ウェーハ全体にわたって異なる位置に配置される。様々な分布パターンを使用して特殊な効果又は最適効果を達成することができる。
これらの製造方法の一実施態様によれば、複数の超小型電気機械エレメントを互いに分離するために、少なくとも頂部プレート層を貫通する分離トレンチが形成される。エレメントの各々は、少なくとも1つの片持ち梁を有しており、より好ましくは少なくとも1つのブリッジ型二重片持ち梁又は平面ばねを有している。
これらの方法の他の実施態様は、複数の超小型電気機械エレメントの相互接続、これらのエレメント間のトレンチシーリング、及びこれらのエレメントの電気界面パッドの寄生キャパシタンスの低減に関している。例示的実施形態の1つでは、エレメントの各々は、エレメント間接続アンカに電気接続されている。アンカは、分離されていることが望ましく、また、片持ち梁及び頂部プレート層の動きによって影響されないことが望ましい。一実施形態では、最小の分離間隔で複数のエレメントがアレイの形態に配置されており、エレメントの各々は、少なくとも2つの隣り合うエレメントによって共有される隅又は縁に配置されているエレメント間接続アンカに電気接続されている。様々な相互接続スキームを使用して異なるエレメントを処理することができる。エレメント間のシーリングは、基板ウェーハ、中間ばね層及び頂部プレート層を結合する前又は結合した後のいずれかに、シール材を使用して実施することができる。
本発明の一実施態様によれば、基板ウェーハは導電性ウェーハであり、本発明による製造方法には、さらに、基板ウェーハを頂部プレート層に結合する前に実行される、相互接続パッドの下方の絶縁体の厚さを分厚くすることによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするための以下のステップが含まれている。(1)基板ウェーハ上に絶縁空胴を形成するステップであって、パターン化された空胴が所望の総合厚さを有し、かつ、製造中の超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップ。(2)パターン化された空胴の総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、絶縁空胴に誘電材料を充填するステップ。(3)埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップ。
本発明の他の実施態様によれば、基板ウェーハを頂部プレート層に結合する前に、相互接続パッドの下方の絶縁体の厚さを分厚くすることによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするための以下のステップを実行することができる。(1)パターン化された空胴を基板ウェーハ上に形成するステップであって、パターン化された空胴が、基板の非除去母材の固体線が書き込まれた狭い通路を有し、また、パターン化された空胴が所望の総合厚さを有し、かつ、製造中の超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップ。(2)パターン化された空胴の総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、パターン化された空胴内の非除去母材の固体線を酸化させるステップ。(3)埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップ。
上述した製造方法も、同様に、基板ウェーハの代わりに頂部プレートに適用することができる。相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするためのこの代替方法によれば、分厚い埋設絶縁体を基板ウェーハ中に形成する方法と同様の方法で分厚い埋設絶縁体を頂部プレート層中に形成するために、パターン化された空胴が頂部プレート層上に形成される。
本発明の製造方法の第2の実施形態によれば、超小型電気機械デバイスは、(1)前面及び裏面を有する基板ウェーハを提供するステップと、(2)基板ウェーハの前面に第1の犠牲層を付着させるステップと、(3)第1の暫定空胴を形成するために第1の犠牲層をパターン化するステップと、(4)第1の暫定空胴を充填し、かつ、第1の犠牲層の頂部表面を覆う膜層(membrane layer)をさらに形成するために、第1の犠牲層上に第1の薄膜材料を付着させるステップであって、膜層が下方の第1の犠牲層にアクセスするための少なくとも1つの孔を有するステップと、(5)膜層の頂部に第2の犠牲層を付着させるステップと、(6)第2の暫定空胴を形成するために第2の犠牲層をパターン化するステップと、(7)第2の暫定空胴を少なくとも充填するために第2の薄膜材料を付着させるステップと、(8)基板ウェーハの頂部に第1の空胴を形成し、かつ、膜層の頂部に第2の空胴を形成するために、第1の犠牲層及び第2の犠牲層を除去するステップと、(9)膜層上に頂部プレート層を置くステップとを使用して製造される。
上述した手順によれば、本発明による第1の実施形態によって形成される構造と同様の構造が得られる。この構造は、側壁に固定された片持ち梁を有しており、膜層上でのコネクタの垂直方向の変位を可能にしている。この膜層は、本発明による第1の実施形態の中間ばね層と等価である。また、この構造は、頂部プレート層と側壁の頂部表面との間に変換空間を有しており、コネクタの垂直方向の変位によって頂部プレート層が実質的に垂直方向にピストン様の運動で移動し、延いては変換空間が変化する。また、複数の空胴の形成、複数のコネクタの形成、複数の片持ち梁の形成、複数のエレメントの形成、トレンチ分離、トレンチシーリング及び寄生キャパシタンスの低減などの本発明による製造方法の他の実施態様を、本発明による製造方法の第2の実施形態と組み合わせて適用することも可能である。
以上及び他の特徴ならびに利点は、添付の図面を参照して行う、いくつかの実施形態についての以下の詳細な説明からより明確になるであろう。
以下、図を参照して、キャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)などの超小型電気機械デバイスの製造方法について詳細に説明する。同様の部品は、図では同様の参照数表示又は文字を使用して示されている。本発明による方法は、本明細書に示されている、本出願人が同じ日付で出願したいくつかの他の特許出願に開示されている新規なMUT設計の製造にとりわけ有用である。
以下、本発明について、特定の実施形態を参照して説明する。ほとんどの場合、本発明による製造方法を実例で説明するために、本明細書に示されているいくつかの他の特許出願に開示されている新規なMUT構造が使用されている。しかしながら、本発明による製造方法は、これらの特許出願に開示されているタイプのMUTの製造に限定されないことを理解されたい。本発明による製造方法を使用して、エネルギーを変換するための可動機械部品を有する様々な超小型電気機械デバイスを製造することができる。本発明のより広義の範囲を逸脱することなく様々な改変を加えることができ、また、他の実施形態を使用することができる。したがって、特定の実施形態に対するこれら及び他の変形形態は、本発明の寺術的範疇であることが意図されている。これらの実施形態に関連して開示されている様々な特徴は、個々に使用することも、あるいは共同して使用することも可能である。
本発明による製造方法を説明するために、最初に、本明細書に示されているいくつかの特許出願に開示されている新規なcMUT構造の基本設計について説明する。
「変換器」及び「変換部材」という用語は、本明細書においては、駆動機能及び知覚機能の両方を実行するデバイスだけでなく、駆動機能又は知覚機能のいずれかを実行するデバイスを包含するべく広義の意味で使用されていることに留意されたい。また、「片持ち梁」という用語は、以下の説明では、固定端及び弾性部分を有する構造を示すべく広義の意味で使用されていることに留意されたい。弾性部分は、該弾性部分が駆動すなわち移動するよう、固定部分から作用端へ展開している。したがって片持ち梁は、必ずしも文字通りの一次元ビーム様片持ち梁である必要はなく、ブリッジ又はクロスバーなどの、異なる方向に展開している多重ビームを有する同様の構造を備えており、また、最も限定的には、固定端が延長線(その領域又はその一部の閉じた周囲であってもよい)であり、弾性部分が延長領域であり、かつ、作用端が単一点、微小面積又は延長線(閉端線、開端線又はセグメント化された線)であってもよい、面積、すなわち平面ばね(二次元「片持ち梁」)を備えている。また、「円形の」及び「環状の」という語は、形状が、ループ形、ほぼループ形の湾曲形状、又は概ねリング様に形状化された構造を有する最も広義の意味でのみ使用されており、特定の丸い形状又は他の何らかの特定の形状を意味しているものでも、あるいはそのループ又はリングが完全なもの、つまり連続したものであることを意味しているものでもない。
図2Aは、完全なcMUTエレメント及びその両側に隣接しているcMUTエレメントの一部を示すcMUT構造の横断面図である。cMUT構造は、基板ウェーハ201上に構築されており、同じく中間ばね層220及び頂部プレート層240を有している。基板ウェーハ201と中間ばね層220と頂部プレート層240は、頂部プレート層240の底面と中間ばね層220の頂面が対向し、かつ、中間ばね層220の底面と基板ウェーハ201の前面が対向するよう、底部から頂部へこの順番に配置されている。cMUTエレメント200、200A及び200Bは、頂部プレート層240及び中間ばね層220を貫通して形成された分離トレンチ215によって分離されている。
頂部プレート層240は、複数のプレート−ばねコネクタ230、230a及び230bを介して中間ばね層220に接続されている。いくつかの実施形態では、デバイスエレメント領域全体に複数のコネクタ230が分布している。この分布は、アプリケーションの必要性に応じて設計することができる。本発明によれば、極めて多くの分布構成が可能である。
図2Bは、完全なcMUTエレメントの一部である選択されたcMUT部分の拡大図である。選択されたcMUT部分210は、完全なcMUTエレメント200(及び他のcMUTエレメント200A及び200B)の基本ユニットである。選択されたcMUT部分210の構造は、完全なcMUTエレメント200を理解するための基本を提供している。
図2Bに示すように、選択されたcMUT部分210は、頂部から底部へ構造を貫通している仮想垂直線(図示せず)を中心とする2つの半割部分を備えている。cMUTエレメントの基本構造は、直立したフィーチャ(以下、「側壁アンカ」という)203を有する基板ウェーハ201上に構築されている。この側壁アンカ203は、空胴202及び202aとそれぞれ境界をなしている2つの互いに反対側の面に側壁を有している。直立したフィーチャ(側壁アンカ)203は、空胴202及び202aを形成することによって形成される基板ウェーハ201と一体の部分であってもよいが、個別の基板に加えられた追加構造であってもよい。基板ウェーハ201は、非導電性材料で構築することも、あるいはシリコン又はポリシリコンなどの導電性材料で構築することもできる。側壁アンカ203が個別の構造である構成の場合、側壁アンカ203の導電率は、基板ウェーハ201の導電率と同じであっても、あるいは異なっていてもよい。例えば、基板ウェーハ201を非導電性材料で構築し、一方、側壁アンカ203を金属、シリコン又はポリシリコンなどの導電性材料で構築することができる。
cMUT構造部分210は、さらに、弾性膜であることが好ましい中間ばね層220と、中間ばね層220上に置かれた底部電極225と、中間ばね層220の頂部に直立しているコネクタ230及び230a、コネクタ230上に位置している絶縁層235と、介在している絶縁層235を介してコネクタ230及び230aに接続された頂部プレート層240及び頂部電極250などのコンポーネントを有している。
cMUT部分210をcMUTエレメント200のどこから、どのように取るかに応じて、第2の空胴202aは、異なる個別の空胴に属すことにも、あるいはただ単に第1の空胴202と同じ円形空胴又は延長空胴の他の部分に属することにもなる。同様に、cMUT部分210をcMUTエレメント200のどこから、どのように取るかに応じて、第2のコネクタ230aは、異なる個別のコネクタの一部にも、あるいはただ単にコネクタ230と同じ円形コネクタ又は延長コネクタの他の部分にもなる。
頂部プレート層240の底面は中間ばね層220の頂面と対向し、また、中間ばね層220の底面は基板ウェーハ201の前面と対向しており、それによりコネクタ230が中間ばね層220から突出して、頂部プレート層240の下方に変換空間260が構成される。変換空間260は、通常、頂部プレート層240と側壁アンカ203の頂部表面との間に構成されるが、図2Bに示す構成の場合、利用可能な変換空間260の実際の高さは、絶縁層235の厚さ、底部電極225の厚さ及び中間ばね層220によって低くなる。いくつかの実施形態では、頂部プレート層240と側壁アンカ203の頂部表面との間の高さ全体を変換空間260に利用することができる。
コネクタ230及び230aは、中間ばね層220上に直立しており、それぞれ実質的に同じコネクタ高さを有している。コネクタ230及び230aは、それぞれ、側壁アンカ203の対応する側壁から十分な長さだけ水平方向に間隔を隔てている。この間隔の隔たりが、それぞれ側壁アンカ203の対応する面にバックツーバック二重片持ち梁フォーメーションで固定された2つの片持ち梁を構成している。片持ち梁は、対応するコネクタ(230又は230a)を介して、コネクタ(230又は230a)が配置されている作用端(例えば、左側片持ち梁の222)部分で駆動される。片持ち梁及び対応する空胴202、202aは、コネクタ230及び230aの垂直方向の変位を可能にしており、それにより頂部プレート層240が実質的に垂直方向にピストンの運動で移動し、延いては変換空間260が変化する。cMUT構造210の半割部分の両方が同じ位相で移動すると、垂直方向のピストン運動がさらに保障される。
図に示すこの特定の実施例では、側壁アンカ203の頂部表面は、中間ばね層220で覆われており、また、中間ばね層220は、底部電極225で覆われている。また、頂部プレート層240及びコネクタ230は、互いに直接的には接続されていないが、それらの間に絶縁層235が介在している。したがって、頂部プレート層240と側壁アンカ203の頂部表面との間の変換空間260は、その一部を中間ばね層220、底部電極225及び絶縁層235が占有している。中間ばね層220の、側壁アンカ203の頂部表面、底部電極225及び絶縁層235を覆っている部分は任意選択であることに留意されたい。いずれの場合においても、これらの層が構造に含まれている場合、意図するエネルギー変換を達成するためには、これらの余計な層によって変換空間260全体が占有されてはならない。
図2Cは、完全なcMUTエレメントの他の部分である選択された異なるcMUT部分の拡大図である。図2Bに示す選択されたcMUT部分210と比較すると、選択されたcMUT部分211は、シフトされた位置から取られている。選択されたcMUT部分211は、2つの互いに反対側の面の2つの直立フィーチャ(以下、「側壁アンカ」という)203及び203mと境界をなしている空胴202を有する基板ウェーハ201上に構築されている。cMUT構造部分211は、さらに、中間ばね層220、中間ばね層220上に置かれた底部電極225、中間ばね層220の頂部に直立しているコネクタ230、コネクタ230の上に位置している絶縁層235、介在している絶縁層235を介してコネクタ230に接続された頂部プレート層240及び頂部電極250などのコンポーネントを有している。
コネクタ230(同じく図2Bに示されている)は、中間ばね層220上に直立しており、側壁アンカ203及び側壁アンカ203mの両方の側壁から水平方向に間隔を隔てている。側壁アンカ203と側壁アンカ203mの間の中間ばね層220が、側壁アンカ203及び側壁アンカ203mに固定された二重片持ち梁を構成している。二重片持ち梁は、ブリッジを形成するべく、コネクタ230が配置されている位置222で、ヘッドツーヘッドで接続されている。
頂部プレート層240は、頂部プレート層240を中間ばね層220から分離し、頂部プレート層240の下方に変換空間を構成しているコネクタ230上に置かれている。二重片持ち梁及び空胴202は、コネクタ230の垂直方向の変位を可能にしており、それにより頂部プレート層240が実質的に垂直方向に移動し、延いては変換器内の変換空間が変化して変換部材が作動し、エネルギーが変換される。
新規なcMUT構造は、本質的に、cMUTエレメントを複数のセルに分割し、個々のcMUTセルの周囲で膜を支持し、かつ、クランプしなければならないセル絶縁壁の従来の概念とは根本的に異なっている。特許文献3に開示されている迎合絶縁壁を有するcMUT設計を含む、図1に示す従来のcMUT設計にはすべて、cMUTエレメントを構成し、かつ、膜の周囲を支持するための絶縁壁(例えば、図1の絶縁壁18又は特許文献3に開示されている迎合絶縁壁)が個々のcMUTセルの周囲に必要である。絶縁壁によって構成される周囲の内側には、底部電極が基板上に直接付着され(図1)、あるいは絶縁壁から分離された単一ペデスタル(特許文献3)の頂部に付着される(つまり迎合支持構造)。
図2A乃至2Cに示すcMUT設計の場合、cMUTエレメントを複数のセルに分割する必要はなく、したがって、セルの周囲を構成するための絶縁壁も不要である。頂部プレート層240及び頂部電極250は、必要に応じて自由に配置し、かつ、分散させることができる複数のコネクタを介して、弾性構造(図に示す実施形態では複数の片持ち梁)によって支持され、したがって、頂部プレート層240の全荷重が複数のばね(片持ち梁)に効果的に分散される。したがって、従来技術による設計に固有のセル制限の問題が解決される。中間ばね層220及び底部電極225は、同じく必要に応じて基板ウェーハ201全体に分散させることができる(周辺領域に限定されない)複数の側壁アンカ203によって支持される。
この設計によれば、極めて広い能動領域を備えたcMUTエレメントを形成することができる。cMUTエレメントの動作周波数は、頂部プレート層240の材料を選択することによってだけではなく、個々の片持ち梁のばね強度及びcMUTエレメントの面積全体の片持ち梁分布密度プロファイルを始めとする複数の片持ち梁構成によっても調整することができる。能動領域は、従来のcMUT構造を使用して達成することができる領域よりはるかに広くすることができる。基板ウェーハ201の上に形成される頂部プレート層240全体を、クランプ領域又は締付け領域を一切必要とすることなく移動させることができる。必要に応じて、頂部プレート層240を貫通して分離トレンチ215を形成することによって複数のcMUTエレメントを形成することも可能である。いくつかの実施形態では、中間ばね層220を貫通して抑制トレンチを切断することも可能である。しかしながら、原理的には、極めて広い能動領域を備えたcMUT構造全体を単一cMUTエレメントとして使用することができる。
また、図2A及び図2Bに示すcMUT構造設計の場合、頂部プレート層240をサイズ及び形状が全く同じかあるいは異なる複数のより小さい頂部プレート層に分割することができる。個々のより小さい頂部プレート層を単一のcMUTエレメントとして処理することができ、あるいは複数のより小さい頂部プレート層を1つに結合して単一のcMUTエレメントとして処理することができる。
また、縁(又はポスト)がクランプされる従来のcMUTの可撓性膜とは異なり、図2A及び図2Bに示す頂部プレート層240は、撓み可能に設計することもあるいは剛直に設計することも可能である。剛直な頂部プレート層の場合、個別のより小さい頂部プレート層240を任意の数だけ含むことができるcMUTの表面全体を移動可能にすることができる。
本明細書に示されている他のいくつかの特許出願に詳細に開示されているように、側壁203及び対応するコネクタ230は、基板ウェーハ201の全体に自由に分散させることができる。それに対応して形成される片持ち梁は、全く同じサイズ及び全く同じばね強度の片持ち梁にすることも、あるいは異なる様々な所望サイズ及び所望ばね強度の片持ち梁にすることができる。また、これらの片持ち梁も、基板ウェーハ201の全体に一様に、あるいは特定の特殊な効果を達成するための所望のパターンに従って分散させることができる。図2A及び図2Bに示すcMUT構造の独自の設計は、従来技術によるcMUT設計が抱えている多くの問題を解決する潜在力を有している。
以下で説明するように、上述した新規なcMUT構造は、本発明による製造方法を使用して製造することができる。
製造プロセスは、層毎の材料選択によって様々である。例えば、シリコン、ガラス、水晶又はサファイヤを基板として使用することができる。中間ばね層及び頂部プレート層の材料には、シリコン、ポリシリコン、窒化シリコン、酸化物、LTO、SiC、ダイヤモンド、パリレン、PMMA、PDMS、重合体、金属又は他のプロセス互換性材料を選択することができる。酸化物及び窒化シリコン、SiC、PDMS又はパリレンは、誘電材料として使用することができる。様々な材料を選択することができるため、異なる薄膜付着及びウェーハボンディング技術(例えば、シリコン融解ボンディング、陽極接合、共晶ボンディング、熱圧着及びフレットガラスボンディング)を選択して、本発明におけるcMUTを製造することができる。
以下、上述したcMUTを構築するための製造プロセスの実施例について説明する。ステップのシーケンスには、本発明の精神を逸脱することなく、変形形態、結合及び変更が可能である。所与の実施例の場合であっても、異なる材料及び処理方法を自由に選択して個々のステップを遂行することができる。
I.超小型電気機械デバイスの基本エレメントを構築するための製造方法
本発明の一実施態様によれば、本発明による超小型電気機械デバイスの製造方法は、
(1)基板ウェーハの前面に少なくとも1つの空胴を形成するステップであって、個々の空胴が頂部表面を有する少なくとも1つの側壁を有するステップと、
(2)中間ばね層の頂面又は頂部プレート層の底面のいずれかに、所望の高さの少なくとも1つのコネクタを形成するステップと、
(3)頂部プレートの底面と中間ばね層の頂面が対向し、かつ、中間ばね層の底面と基板の前面が対向するよう、基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を結合するステップと
を含むことができる。
これらの層が結合されると、図2A及び図2Bに示すキャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)などの超小型電気機械構造が得られる。このようにして構築された構造は、可動機械部品、すなわち、片持ち梁によって垂直方向に移動する、エネルギーを変換するための頂部プレート層を有している。
上述したステップは、それらが互いに物理的に互換性があり、同じ最終構造を得ることに加え、任意の順序で実施することができる。また、基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を結合するステップは、これらの3つの層を単一のステップで同時に結合しなければならないことを必ずしも意味しているわけではない。また、このステップは、これらの3つの層が、それらの間に介在する材料が全く存在せず、互いに直接接触した状態で一体に結合されることを意味しているわけでも、あるいはこれらの3つの層をその特定の時間順序で結合しなければならないことを意味しているわけでもない。本明細書における説明の意味には、最終構造において、頂部プレート層の底面と中間ばね層の頂面が対向し、かつ、中間ばね層の底面と基板ウェーハの前面が対向している限り、上述したような所望の構造が得られる任意の組合せ及び任意の結合シーケンスが包含されている。
以下で説明するように、空胴及びコネクタを形成するステップは、様々な方法を使用して、例えば、所望のパターンに従って材料を直接除去し、あるいは材料を直接加えることによって達成することができ、もしくは犠牲層を導入し、かつ、後で該犠牲層を除去することによって達成することができ、あるいはこれらの2つの方法を組み合わせて達成することができる。
また、以下で説明する、それらに限定されないが、任意選択であることが説明の中で明確に示されているステップを始めとする多くのステップは任意選択である。
(1)ウェーハボンディング技術を使用した製造
図3.1乃至図3.9は、ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示した図である。以下、この製造方法のステップについて説明する。この実施例の場合、中間ばね層は、膜層と呼ぶことができる。
プロセスは、基板ウェーハ301として機能する導電性シリコンウェーハを提供するステップから開始される。導電性基板ウェーハ301を採用して変換器の底部電極として機能させることができる。
ステップ1(図3.1)で、シリコン基板パターニング及びエッチング法を使用して基板ウェーハ301上に空胴302が形成される。空胴302の各々は、少なくとも1つの側壁303によって構成されている。空胴302及び側壁303は、膜層(通常、この説明の中では中間ばね層と呼ぶことができる)のパターンを構成している。
ステップ2(図3.2)で、基板ウェーハ301にシリコンオンインシュレータ(SOI)ウェーハ380が結合される。SOIウェーハ380は、分厚い支持層382及び酸化膜層384を備えており、酸化膜層384は、膜層になる薄い層320を担っている。分厚い支持層382は、プロセスを実行している間、薄い層320を取り扱うためのサポートを提供している。この結合を真空チャンバ内で実施する場合、このステップで空胴を真空封じすることができる。
ステップ3(図3.3)で、結合されたウェーハ構造が高温で焼きなましされ、引き続いて支持層382及び酸化膜層384がエッチングによって除去され、側壁303及び空胴302の頂面上に膜層320が残される。このステップで、必要に応じて、選択された膜領域にシリコンドーピングを実施することができる。
ステップ4(図3.4)で、熱酸化膜成長及びパターニングを使用して膜層320の頂部にコネクタ330が形成される。離散コネクタ330を個々に形成するのではなく、パターン化された熱酸化膜層を形成することによってすべてのコネクタ330が単一のステップで形成されることが好ましい。酸化膜層は、コネクタ330の高さを構成しており、コネクタ330のこの高さが、膜層320の上方の変換空間のサイズを部分的に構成している。図3.4及びこのグループの他の図は横断面図であることに留意されたい。コネクタ330は、表面の上面図で任意の形状にすることができる。コネクタ330は離散ボタンであってもよいが、長い線分又は連続したリング様の形状にすることも可能である。
ステップ5(図3.5)で、もう1つのSOIウェーハ385が真空下でコネクタ330上に結合され、かつ、高温で焼きなましされる。SOIウェーハ385は、支持層386及び酸化膜層387を有しており、酸化膜層387は、頂部プレート層340になる層を担っている。また、SOIウェーハ385も、任意選択の薄い絶縁層335を担うことができる。この任意選択の薄い絶縁層335は、SOIウェーハ385が膜層320に結合される前の頂部プレート層340の先行層である層の頂部のSOIウェーハ385上に成長させることができる。別法としては、プライムウェーハ(図示せず)の上にこの任意選択の薄い絶縁層335を成長させ、引き続いて膜層320に結合することも可能である。
ステップ6(図3.6)で、エッチングによって支持層386及び酸化膜層387が除去され、頂部プレート層340が形成される。他の方法としては、ステップ5で、薄い絶縁層335を担うべくプライムウェーハが使用された場合、プライム層が所望の厚さに研削され、かつ、研磨され、それにより頂部プレート層340が形成される。
任意選択ステップ(図3.6A)で、頂部プレート層340が所望の形状又は図に示す構成にエッチングされる。また、このステップで、必要に応じて頂部プレート層340に所望の材料を所望の密度でドーピングすることができる。シリコン及び酸化膜にエッチングを施し、頂部プレート層340及び絶縁層335を貫通する、頂部から底部電極にアクセスするためのビア(図示せず)をエッチングすることができる。他の方法としては、本明細書に示されている、本出願人が同じ日付で出願した他のいくつかの特許出願に開示されている貫通ウェーハ相互接続技法を使用して、底部電極にアクセスするための相互接続を形成することも可能である。
ステップ7(図3.7)で、頂部電極355を形成するべく金属層が付着され、かつ、パターン化される。
任意選択ステップ(図3.7A)で、頂部プレート層340がパターン化され、頂部プレート層340を中空構造にするための孔342が形成される。必要に応じて、中空構造(頂部プレート層340)中の孔342に所望の特性を備えた材料を再充填するか、あるいは所望の特性を備えた材料で密閉することができる。
ステップ8(図3.8)で、頂部プレート層340を貫通する分離トレンチ345が形成され、cMUTエレメントが分離される。
ステップ9(図3.9)で、必要に応じて受動層346が形成される。
図4.1乃至図4.8は、ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の他の実施例を示した図である。プロセスは、基板ウェーハ401として機能する導電性シリコンウェーハを提供するステップから開始される。導電性基板ウェーハ401を採用して変換器の底部電極として機能させることができる。
予備ステップ(図4.1A)で、基板ウェーハ401上に凹所404が形成され、膜層と形成すべき運動ストッパとの間に隙間が構成される。運動ストッパは、cMUT表面プレートの変位の上限を設定することになる。
ステップ1(図4.1B)で、シリコンエッチングを使用して基板ウェーハ401がパターン化され、側壁403によって構成される空胴402が形成される。また、側壁403より短いポスト405が空胴402内に形成される。
ステップ2からステップ8(図4.2乃至図4.8)で、図3.2乃至図3.8で説明したプロセスフローとほぼ同じプロセスフローに従って、運動ストッパ405を備えたcMUT構造が製造される。
また、図4.2乃至図4.8に示すプロセスフローは、図3.2乃至図3.8に示すプロセスフローに対していくつかの変形形態を示している。ステップ5及びステップ6(図4.5及び図4.6)では、SOIウェーハ485は、頂部プレート層440上に酸化層を有していないため、図3.5及び図3.6に示す335のような酸化層が介在することなく、コネクタ430上に頂部プレート層440が置かれていることが分かる。
側壁403より短いポスト405は、上述したプロセスのもう1つの追加機能である。ポスト405は、空胴402の中に形成されており、運動ストッパとして機能している。ポスト405は、本明細書の中で説明されている他の製造プロセスを使用して形成することも可能である。また、ポスト405は、個別のプロセスを使用して形成することも可能であるが、空胴402と同時に形成されることが好ましく、また、側壁403は、適切に設計されたパターニングによって形成される。このような形成には、様々な化学的方法又は機械的方法を使用することができる。
また、図4.8に示す完成したcMUT構造から分かるように、コネクタ430の各々は、対応するポスト405の真上の位置に形成されている。この特定の構成は、コネクタ430が配置される位置が、垂直方向の変位を最大にする最も高い確率を有しているため、ポスト405を運動ストッパとして機能させるための最適効果を有することができる。
シリコン融合ボンディング技術(silicon fusion bonding)に加えて、他のウェーハボンディング技術(例えば、陽極接合、共晶ボンディング、熱圧着及びフレットガラスボンディング)を使用して、本発明におけるcMUTなどの超小型電気機械構造を同様の方法で構築することができる。異なる材料を使用し、かつ、適切なボンディング技術を使用して個々の層を構築することができる。例えば、共晶ボンディング又は陽極接合を使用するプロセスの場合、基板材料として、シリコン以外に、ガラス又はサファイヤを使用することができる。SOIウェーハ中のシリコン層を使用して膜層及びプレート層を形成する代わりに、所望の特性を備えた1つの薄膜層又は複数の薄膜層(例えば、窒化シリコン、LTO、ダイヤモンド、SiC、ポリイミド、PMMA、PDMS及び重合体)を担体ウェーハ(例えば、シリコンウェーハ、ガラスウェーハ及びサファイヤウェーハ)上に成長させ、あるいは付着させることができる。所望の薄膜層(又は複数の薄膜層)を備えた担体ウェーハを所望の構造を備えた他のウェーハに結合し、超小型電気機械構造の膜層及び頂部プレート層を形成することができる。上述したプロセスに必要なプロセス温度は、通常、はるかに低いため、高い温度が望ましくないもっと後のプロセスステップ(例えば、変換器と集積回路の統合)にはこれらのプロセスが有利である。
図5.1乃至図5.5Eは、ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の他の実施例を示した図である。この製造方法は、図3.1乃至図3.9及び図4.1乃至図4.8に示す製造方法とは若干異なっている。例えば、本発明のこの実施形態では、頂部プレートの底面にコネクタが形成され、コネクタ上に膜層が置かれ、次に、基板ウェーハ上に形成された空胴を覆うために、基板ウェーハの頂部に頂部プレート層及び膜層が置かれている。以下、この方法のステップについて、図5.1乃至図5.5Eを参照して説明する。
ステップ1(図5.1)で、SOIウェーハ580でプロセスが開始される。SOIウェーハ580は、後のプロセスステップでcMUTの頂部プレート層540になる所望のシリコン層を有している。シリコン頂部プレート層540上に酸化膜層531が成長している。他の方法としては、もっと後のステップで、cMUTの頂部プレート層として所望の厚さに研削され、かつ、研磨されるプライムウェーハ(図示せず)でプロセスを開始することも可能である。
ステップ2(図5.2)で、酸化膜層531がパターン化され、プレート−膜コネクタ530が形成される。任意選択で、絶縁層としてもう1つの薄い酸化膜層535を成長させることも可能であり、また、必要に応じてパターン化することもできる。
ステップ3(図5.3)で、SOIウェーハ580に、支持層592及び薄い酸化膜層594を有し、かつ、所望の膜層520を担っているもう1つのSOIウェーハが結合される。
ステップ4(図5.4)で、SOIウェーハ590の分厚い支持層592及び薄い酸化膜層594が除去され、コネクタ530を介して頂部プレート層540に結合された膜層520が残される。
ステップ5(図5.5A乃至図5.5E)では、いくつかの代替プロセスを使用することができる。図5.5Aは、第1のオプションを示したもので、側壁503Aによって構成された空胴502Aを備えたプライムウェーハ501Aが、膜層520及びコネクタ530を介してSOIウェーハ580に結合されている。これで、本明細書の中で説明されている他の方法を使用して製造することができる構造と同様の基本cMUT構造が完成する。
図5.5Bは、ステップ5の第2のオプションを示したものである。シリコン融合ボンディングを使用して、貫通ウェーハ相互接続506及びその中に形成された、パターン化された空胴502Bを有する基板ウェーハ501Bが結合されている。このオプションによって得られるcMUT構造は、図5.5Aに示すcMUT構造に類似しているが、本明細書に示されている、本出願人が同じ日付で出願したいくつかの他の特許出願に詳細に記載されている追加利点を提供することができる内蔵貫通ウェーハ相互接続506を有している。
図5.5C(C_1及びC_2)は、ステップ5の第3のオプションを示したものである。図5.5C_1に示すように、適当な金属層511(又は他の任意の接着層)が膜層520上に付着され、かつ、パターン化されている。図5.5C_2では、貫通ウェーハ相互接続506及びパターン化された側壁503Cによって構成された、パターン化された空胴502Cを有する基板ウェーハ501Cが、金属層511を介してcMUT構造の上部部分に結合されている。金属層511のパターンは、側壁503Cのパターンと整合していることが好ましい。
図5.5Dは、ステップ5の第4のオプションを示したもので、cMUT構造の上部部分が、金属材料でできたパターン化された側壁503Dを有するウェーハ501Dに結合されている。この金属材料は、さらに、領域を覆ってcMUT構造の電極512の一部として機能するよう、パターン化することができる。例えば、電極512は、本明細書に示されている、本出願人が出願したいくつかの他の特許出願に開示されている2つの積み重ねられたコンデンサを有するcMUT構造の第3の電極として使用することができる。側壁503Dなどのパターン化されたフィーチャ及び底部電極512を有する金属材料層は、所望の回路を備えたPCB基板上に形成することができる。この設計の場合、基板ウェーハ501D自体は非導電性であってもよく、ガラス、サファイヤ又はシリコンなどの材料を絶縁層と共に使用して構築することができる。
図5.5Eは、ステップ5の第5のオプションを示したもので、cMUT構造の上部部分が、cMUT変換器間の統合を達成するための集積回路(IC)513を有する基板ウェーハ501Eに結合されている。
上述したステップ5が終了すると、図3.6乃至図3.9に示すステップ6から9と同じステップに従って製造を完了することができる。
他の方法としては、このプロセスで、デバイスエレメントを分離する深いトレンチを、頂部層を基板ウェーハ501に結合した後に頂部から底部まで形成する代わりに、頂部層を基板ウェーハ501に結合する前に底部から頂部まで膜層520及び頂部プレート層540を貫通して形成することも可能である。これについては、もっと後のセクションで、トレンチを密閉する技術に関連してさらに説明する。
(2)犠牲技術(sacrificial technology)を使用した製造
ウェーハから材料を直接除去することによって空胴を形成する代わりに、犠牲技術を使用して、基板ウェーハ上のいずれか一方又は両方の空胴及び中間ばね層の上方の空胴(変換空間を構成している空胴)を形成することができる。また、犠牲技術を使用して、後で除去される犠牲層上に形成される暫定空胴を充填することによってコネクタを形成することも可能である。
犠牲技術を使用して超小型電気機械デバイスを製造するための例示的方法には、
(1)前面及び裏面を有する基板ウェーハを提供するステップと、
(2)基板ウェーハの前面に第1の犠牲層を付着させるステップと、
(3)第1の暫定空胴を形成するために第1の犠牲層をパターン化するステップと、
(4)第1の暫定空胴を充填し、かつ、第1の犠牲層の頂部表面を覆う膜層をさらに形成するために、第1の犠牲層上に第1の薄膜材料を付着させるステップであって、任意選択で膜層が下方の第1の犠牲層にアクセスするための少なくとも1つの孔を有するステップと、
(5)膜層の頂部に第2の犠牲層を付着させるステップと、
(6)第2の暫定空胴を形成するために第2の犠牲層をパターン化するステップと、
(7)少なくとも第2の暫定空胴を充填するために第2の薄膜材料を付着させるステップと、
(8)基板ウェーハの頂部に第1の空胴を形成し、かつ、膜層の頂部に第2の空胴を形成するために、第1の犠牲層及び第2の犠牲層を除去するステップと、
(9)頂部プレート層と側壁の頂部表面との間の第2の空胴から変換空間を構成するために、膜層上に頂部プレートを置くステップと
が含まれている。
結果として得られる構造の第1の空胴は、頂部表面を有する少なくとも1つの側壁によって構成される。側壁は、第1の暫定空胴に付着した第1の薄膜材料で構築される。第2の空胴は、膜層の頂部の少なくともコネクタによって構成される。コネクタは、第2の暫定空胴に付着した第2の薄膜材料で構築される。本明細書中で説明されている他の方法を使用して製造される超小型電気機械構造と同様、この方法で製造された構造のコネクタは、膜層から突出し、かつ、第1の空胴の側壁から、水平方向に、コネクタの垂直方向の変位を許容するべく側壁に固定された片持ち梁を構成するだけの十分な長さだけ間隔を隔てており、コネクタの垂直方向の変位によって頂部プレート層が実質的に垂直方向にピストン様の運動で移動し、延いては変換空間が変化する。
図6.1乃至図6.12は、犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示した図である。プロセスは表面超小型機械加工に基づいている。以下、この製造方法のステップについて説明する。
ステップ1(図6.1)で、導電性シリコンウェーハ601でプロセスが開始される。第1の犠牲層661(例えば、酸化物、SOG、金属、ポリイミド、重合体又はフォトレジスト層)が付着され、かつ、パターン化される。第1の犠牲層661のパターンは、形成すべき膜層の形状を部分的に構成することになる。選択された領域662では、もっと後のステップで犠牲エッチング及びシーリングチャネルとして機能するよう、犠牲層661が所望の厚さまで薄くなっている。
ステップ2(図6.2)で、第1の薄膜材料(例えば、窒化シリコン、ポリシリコン、酸化物、シリコン、ポリイミド又は重合体)が付着され、膜層620が形成される。また、この薄膜材料は、将来のステップで片持ち梁を構成する側壁603になるボイド621を充填する。
ステップ3(図6.3)で、任意選択で、エッチングによって、膜層620の下方の第1の犠牲層661と膜層620の上方に形成される第2の犠牲層を接続するための複数のエッチ孔622が膜層620上に形成される。
ステップ4(図6.4)で、膜層620の頂部に第2の犠牲層611が付着される。
ステップ5(図6.5)で、次のステップで形成される膜プレートコネクタを構成するための開口613を有するべく、第2の犠牲層611がパターン化される。また、膜層620の上方のパターン化された第2の犠牲層611は、該犠牲層611が除去されると変換空間を構成する。ステップ4及びステップ5は、とりわけ第1の犠牲層661及び第2の犠牲層611が同じ材料であるか、あるいは異なる材料ではあっても矛盾のない除去特性を備えている場合、単一ステップとして同時に実行することも可能である。
ステップ6(図6.6)で、開口613を充填するべく第2の薄膜材料(例えば、窒化シリコン又は酸化物)が付着され、それによりコネクタ630が形成される。また、この薄膜付着によって任意選択で絶縁層635が形成される。
ステップ7(図6.7)で、ステップ1(図6.1)の第1の犠牲パターニングで形成された犠牲エッチチャネル662にアクセスするためのビア641が、絶縁層635及びステップ2で付着された薄膜材料を貫通してエッチングされる。他の方法としては、犠牲層661に直接アクセスするべく選択された位置で、絶縁層635を貫通してビアをエッチングすることも可能である。
ステップ8(図6.8)で、エッチングによって第1の犠牲層661及び第2の犠牲層611が除去される。
犠牲層661及び611が除去された後、ステップ9(図6.9)で、もう1つの薄膜付着が実行され、ビア641が密閉される。このステップで追加エッチングを実行し、頂部電極(次のステップで付着される)を有利に配置することができる適当な厚さに絶縁層635を薄くすることができる。
ステップ10(図6.10)で、所望の位置に金属層が付着され、頂部電極625が形成される。必要に応じて、このステップで、底部電極にアクセスするための追加ビアをエッチングすることができる(図にはビアは示されていない)。
ステップ11(図6.11)で、頂部電極625の頂部にもう1つの薄膜材料(例えば、窒化シリコン、LTO、ダイヤモンド、ポリイミド、重合体、PDMS又はPMMA)が所望の厚さで付着され、頂部プレート層640が形成される。
ステップ12(図6.12)で、cMUTエレメントを分離するための深いトレンチ645がcMUTエレメント間に形成される。また、このトレンチによって、変換器のワイヤボンドパッド(図示せず)にアクセスするためのチャネルが開通する。
上述したプロセスの場合、追加として、あるいはコネクタ630の頂部に絶縁層635を形成する代わりに、膜層620の頂部に絶縁層を形成することも可能である。これらの絶縁層はいずれも任意選択である。
また、上述したプロセスの場合、エッチングチャネル641を形成する代わりに、多孔性膜を使用して、犠牲層をエッチングするためのエッチングチャネルを提供することも可能である。例えば、ステップ6(図6.6)で、絶縁層635を付着させる代わりに多孔性膜を付着させて開口613を充填し、それによりコネクタ630を形成することも可能である。犠牲層661は、多孔性膜のマイクロポアを介したエッチングによって除去される。犠牲層がエッチ除去されると、薄膜付着を実行してマイクロポアを密閉することができる。
(3)ウェーハボンディング技術及び犠牲技術の組合せを使用した製造
上述した本発明による製造方法の2つのタイプの実施形態を組み合わせることも可能である。例えば、基板上に空胴を形成するステップは、犠牲技術を使用して達成することができ、一方、コネクタを形成するステップ及び他のステップは、熱酸化膜成長技術及びウェーハボンディング技術を使用して達成することができる。それとは逆に、犠牲技術を使用して後者のステップを達成し、一方、直接材料除去技術及びウェーハボンディング技術を使用して前者のステップを達成することも可能である。
図7.1乃至図7.11は、ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示した図である。プロセスは、変換器の底部電極として実現することができる導電性シリコンウェーハで開始される。
ステップ1(図7.1)で、シリコンエッチングを使用して基板ウェーハ701がパターン化され、空胴702及び側壁703が形成される。空胴702及び側壁703は、相俟って膜パターン及び形成すべき片持ち梁のためのアンカを構成している。
ステップ2(図7.2)で、パターン化された基板ウェーハ701に、分厚い支持層782、絶縁層784及び所望の膜層720を有するSOIウェーハ780が結合される。この結合は、真空化で実施することができる。SOIウェーハ780の膜層720は、ウェーハボンディングプロセスの間、パターン化されたシリコン基板ウェーハ701と対向している。この結合を真空チャンバ内で実施する場合、空胴は真空封じされる。結合されたウェーハは、高温で焼きなましされる。
ステップ3(図7.3)で、分厚い支持層782及び絶縁層784の両方が除去され、膜層720が残される。膜層720は、必要に応じて、その選択された領域を高度にドーピングすることができる。
ステップ4(図7.4)で、形成すべきコネクタを構成することになる開口713を構成するべく、膜層720の上に犠牲層711が付着され、かつ、パターン化される。また、パターン化された犠牲層711は、膜層720及びコネクタの上方に形成される変換空間を構成している。
ステップ5(図7.5)で、薄膜材料(例えば、窒化シリコン又は酸化物)が付着され、開口713が充填される。開口713に充填された材料がコネクタ730になる。付着した薄膜材料は、絶縁層735を形成することも可能である。
ステップ6(図7.6)で、犠牲層711にアクセスするためのビア741がエッチングされる。
次に、ステップ7(図7.7)で犠牲層711が除去される。
犠牲層711がエッチ除去されると、ステップ8(図7.8)で、薄膜付着が実行され、ビア741が密閉される。エッチバックを実行して、頂部電極を適切に配置することができる所望の厚さに絶縁層735を薄くすることも可能である。
ステップ9(図7.9)で、所望の位置に金属層が付着され、頂部電極725が形成される。必要に応じて、このステップで、底部電極にアクセスするためのビアをエッチングすることができる(図にはビアは示されていない)。
ステップ10(図7.10)で、頂部電極725の頂部にもう1つの薄膜材料(例えば、窒化シリコン、LTO、ダイヤモンド、ポリイミド、重合体、PDMS又はPMMA)が所望の厚さで付着され、頂部プレート層740が形成される。
ステップ11(図7.11)で、cMUTエレメントを分離するためのトレンチ745がcMUTエレメント間に形成される。また、このトレンチによって、変換器のワイヤボンドパッド(図示せず)にアクセスするためのチャネルが開通する。
他の基板材料及び膜材料が選択される場合、このプロセスには、他のウェーハボンディング方法(例えば、共晶ボンディング、陽極接合)を使用することができる。
複数のエレメントを備えたcMUTの場合、必要に応じて、追加プロセスステップを使用して、異なるエレメントのための個別の底部電極を構築することができる。
図8.1乃至図8.3は、ウェーハボンディング技術を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示した図である。これらのステップは、上述した基板ウェーハを準備するための他のステップに先だって実施される。図8.1に示すように、プライムウェーハ801b上に絶縁層801aが成長している。図8.2に示すように、酸化したプライムウェーハ801bにもう1つのプライムウェーハ801cが結合される。結合されたウェーハは、次に、所望の厚さに研削され、かつ、研磨される。図8.3に示すように、cMUTエレメントの底部電極として機能することになるパターン化された領域にシリコンを電気的に分割するために、導電性シリコン層801c上にトレンチ809がエッチングされる。結合され、かつ、処理されたウェーハが、基板ウェーハ801として提供される。次に、cMUT構造を製造するために、本明細書の中で説明されている、複合基板ウェーハ801で開始されるデバイス製造ステップが実行される。
図9.1及び図9.2は、底部電極として薄い導電層を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示した図である。これらのステップは、上述した基板ウェーハを準備するための他のステップに先だって実施される。図9.1で、最初に、シリコンウェーハ901b上に絶縁層901aが付着される。図9.2で、絶縁層901a上に所望の厚さを備えた薄い導電膜901cが付着される。次に、導電層901cがパターン化され、基板ウェーハ901を形成するためにエレメントに必要な底部電極が形成される。次に、cMUT構造を製造するために、本明細書の中で説明されている、基板ウェーハ901で開始されるデバイス製造ステップが実行される。
上述したプロセスは、本明細書に示されている、本出願人が同じ日付で出願したいくつかの他の特許出願に開示されている貫通ウェーハ相互接続技法と組み合わせることも可能である。
上述した製造方法は、cMUT構造を使用して説明されているが、これらの製造方法を使用して、エネルギーを変換するための可動機械部品である様々な超小型電気機械デバイスを製造することができる。本発明による製造方法のどの実施形態を使用しても、結果として得られるデバイス構造は、コネクタの位置における垂直方向の変位によって移動する頂部プレート層を特徴としている。変換部材は、超小型電気機械デバイスの中に形成することも、あるいは超小型電気機械デバイスの中で実現することもできる。例えば、導電層を頂部プレートに導入して、cMUT構造の頂部電極として機能させることができ、あるいはその固有の導電率によって導電性の頂部プレート層を頂部電極として実現することができる。異なるエネルギー変換スキームに基づく様々な変換部材を使用することができるが、本発明による変換部材は、一般に、頂部プレートの垂直方向の移動、つまり、頂部プレートと中間ばね層(cMUT構造のコンテキストの中で示されているように膜層)の間に構成される変換空間の変化を介してエネルギー変換を実現している。
cMUT構造の場合、頂部電極と底部電極の両方を有していなければならない。頂部電極は、頂部プレート中又は上に形成することができ、あるいは頂部プレート中又は上で実現することができる。また、底部電極は、中間ばね層又は基板ウェーハ中又は上に形成することができ、あるいは中間ばね層又は基板ウェーハ中又は上で実現することができる。pMUT又はmMUTなどの、コンデンサを形成している電極対を必要としない他のタイプの超小型電気機械デバイスの場合、可動頂部プレート又は可動中間ばね層のいずれかの中又は上に適切な変換部材を配置することができる。
II.接続及び相互接続の設計及び製造
変換器などの超小型電気機械デバイスがそれらの機能を実行するためには、電気接続が必要である。例えば、変換器の可動表面(本明細書の中で示されている頂部プレートなど)は、外部とインタフェースするために、場合によっては固定パッド(例えば、ワイヤボンディングパッド)に電気接続しなければならない。cMUT内のエレメント間の頂部電極は、とりわけ二次元アレイのいくつかの変換器設計では、場合によっては電気的に一体に相互接続しなければならない。接続構造には多くの設計が可能であるが、可動部品に接続される接続は、通常、柔軟(すなわち迎合的)で、かつ、デバイスの性能に対するそれらの影響が最小になるよう、十分な導電性を有していなければならない。
以下、本発明による変換器接続設計のいくつかの実施例について説明する。
第1のタイプの構成では、デバイス(例えば、cMUT)を適当なマスク設計を使用して製造するために使用される同じステップで接続又は相互接続される。
図10A及び図10Bは、変換器エレメントと接続アンカの間の接続部の一実施例を示した図である。図10Aは、変換器エレメント1010と固定接続パッド1015の間の接続部1000の上面図である。図10Bは、図10Aに示す同じ構造の横断面図である。図に示すように、変換器エレメント1010の近傍の領域は、インタフェースのための固定接続パッド1015を構築するために利用することができる。固定接続パッド1015は、その真下の支持アンカ1021によって支持され、かつ、支持アンカ1021に接続されている(図10B)。固定接続パッド1015及び支持アンカは、分離されていることが好ましく、また、変換器エレメントの片持ち梁及び可動頂部プレート層1040の動きによって影響されないことが好ましい。
変換器エレメント1010及び固定接続パッド1015は、いずれも同じ基板ウェーハ1001上に構築されており、これらの2つの部品は、異なる内部メイクアップを持たせるために別様にパターン化されているが、同じ多層製造プロセスと互換性を有している。図に示す実施例では、変換器エレメント1010と固定接続パッド1015の間の接続部1000は、導電層をパターン化することによって頂部プレート1040上に形成されている。接続部1000を柔軟にし、かつ、可撓性にするために、接続部1000の導電経路は、細くなっているか、あるいは千鳥形に曲がりくねっている。接続部1000の導電経路は、ウェーハの表面次元においてだけでなく(図10Aの上面図に示すように)、ウェーハの深さ次元においても細くすることができる(図10Bの横断面図に示すように)。例えば、接続部1000に含まれているのは、頂部層(導電層及び頂部プレート層1040)の一部のみであり、基板1001の一部は含まれていない。
図11A及び図11Bは、複数の変換器エレメント間の相互接続の一実施例を示したものである。図11Aは、固定接続パッド1112、1114、1116及び1118を介して相互接続された4つの変換器エレメント1102、1104、1106及び1108の上面図である。図11Bは、同じ構造の横断面図である。とりわけ図10Aに示す基本エレメント−アンカ接続を使用して相互接続することも可能であるが、図11A及び図11Bに示す設計は、よりコンパクトなサイズ及びより良好な相互接続効率を達成するために、異なる構造を有している。図に示すように、固定接続パッド1112、1114、1116及び1118は、対応する4つの変換器エレメント1102、1104、1106及び1108が共有する共通の隅に位置している。変換器エレメントの各々は、表面次元(水平方向)及びウェーハの深さ(垂直方向)次元の両方で細いことが好ましい対応する細い接続線1222、1224、1226又は1228を介して対応する固定接続パッドに接続されている。固定接続パッド1112、1114、1116及び1118を互いに電気接続する方法に応じて、4つの変換器エレメント1102、1104、1106及び1108を個々に処理することも、あるいは集合体として処理することもできる。また、選択された隅に、追加固定接続パッド1113、1115、1117及び1119を備えており、図に示されている個々の変換器エレメントを図に示されていない他の変換器エレメントにさらに接続するために使用することができる。
上述した接続スキーム及び相互接続スキームの利点の1つは、接続構造又は相互接続構造を構築するための余分のプロセスステップを導入する必要がないことである。接続構造又は相互接続構造は、すべて、変換器エレメント自体を構築するための製造プロセスの一環として製造することができる。しかしながら、必要に応じて余分のプロセスステップを導入し、頂部プレート層1140の、接続パターン又は相互接続パターンが位置している領域を薄くすることも可能であり、それにより接続構造をさらに迎合的にすることができる。
第2のタイプの構成では、cMUTプロセスが終了した後に接続又は相互接続される。図12.1乃至図12.4は、本明細書中で説明されているcMUT構造などの超小型電気機械デバイスを製造するための主要製造プロセス後における接続又は相互接続の一製造方法の実施例を示した図である。
プロセスは、ほぼ完成した例示的cMUT構造1200で開始される。ステップ1(図12.1)で、cMUT構造1200の頂部に犠牲材料1290(例えば、フォトレジスト、ポリイミド、重合体、PDMS又はパリレン)が付着され、cMUTエレメント間のトレンチ又はcMUTエレメントと固定接続パッドの間のトレンチが充填される。ステップ2(図12.2)で、犠牲材料1290がエッチバックされ、cMUTの頂部電極1255が露出する。ステップ3(図12.3)で、所望の接続又は相互接続を形成するべく、金属層1256が付着され、かつ、パターン化される。ステップ4(図12.4)で、犠牲材料1290が任意選択で除去される。
他の方法としては、所望の特性(音響特性、機械特性又は電気特性など)を備えた材料を使用してトレンチを充填し、かつ、トレンチ内に残留させることも可能である。充填された材料は、除去されることなく、最終変換器構造の補助部分になり、その特性に基づく所望の効果を提供する。
III.デバイスエレメント間のトレンチを密閉するための方法
cMUTエレメント間のトレンチは、アプリケーションによって密閉しなければならない。例えば、密閉構造により、トレンチ内への媒体又は湿気のリーク防止を促進することができる。設計を密閉構造にすることにより、エレメント間の結合を最小化することができる。また、密閉構造は、エレメント間の電気接続を提供することも可能である。トレンチは、デバイスを製造している間、又はデバイスの製造が完了した後に密閉することができる。
図13.1乃至図13.10は、通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示した図である。このプロセスについて、以下のステップで説明する。
ステップ1から4(図13.1乃至図13.4)は、図5.1乃至図5.4に示すステップ1から4で説明したステップと同じである。簡単に説明すると、ステップ1(図13.1)で、SOIウェーハ1380でプロセスが開始される。SOIウェーハ1380は、後のプロセスステップでcMUTの頂部プレートになる所望のシリコン層1340を有している。シリコン層1340上に酸化膜層1331が成長している。ステップ2(図13.2)で、酸化膜層1331がパターン化され、プレート−膜コネクタ1330が形成される。任意選択でもう1つの薄い酸化膜層1335を絶縁層として成長させることができ、また、必要に応じてパターン化することができる。ステップ3(図13.3)で、SOIウェーハ1380に、支持層1392及び薄い酸化膜層1394を有するもう1つのSOIウェーハ1390が結合される。薄い酸化膜層1394は、所望の膜層1320を担っている。ステップ4(図13.4)で、SOIウェーハ1390の分厚い支持層1392及び薄い酸化膜層1394が除去され、コネクタ1330で頂部プレート層1340に結合された膜層1320が残される。必要に応じて、膜層1320の選択された領域にシリコンドーピングを実施することができる。
ステップ5(図13.5)で、膜層1320、絶縁層1335及び頂部プレート層1340を貫通してトレンチ1345が形成され、cMUTエレメントが分離される。トレンチ1345を形成するためのエッチングは、SOIウェーハ1380の酸化膜層1381で停止している。
ステップ6(図13.6)で、膜層1320が任意選択でパターン化され、膜層1320と基板ウェーハ1301を接触させるための接触位置1321が形成される。
ステップ7(図13.7)で、空胴1302及び側壁1303がパターン化されたシリコン基板ウェーハ1301が接触位置1321で膜層1320に結合される。このステップで、様々なボンディング法を使用して他のタイプの基板ウェーハを結合することができる。
ステップ8(図13.8)で、SOIウェーハ1380が酸化膜層1381までエッチバックされ、頂部プレート層1340及び酸化膜層1381を備えた頂部プレートウェーハが形成される。必要に応じて頂部プレートウェーハをパターン化することができる。この段階で、トレンチ1345が酸化膜層1381によって密閉される。
ステップ9(図13.9)で、次のステップで頂部プレート層1340と頂部電極を接触させるための準備として酸化膜層1381がパターン化される。必要に応じて、適当なエッチングプロセスによって残りの酸化膜層1381を薄くすることができる。
ステップ10(図13.10)で、頂部プレート層1340及びパターン化された酸化膜層1381上に金属層が付着され、頂部電極1355が形成される。
図14.1乃至図14.6は、通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示した図である。このプロセスには、犠牲エッチ法が使用されている。このプロセスについて、以下のステップで説明する。
ステップ1(図14.1)で、完成したcMUTウェーハ1400が提供される。トレンチ1445は、2つのcMUTエレメントを分離している。
ステップ2(図14.2)で、完成したcMUTウェーハ1400の頂部に犠牲層1490(例えば、フォトレジスタ、ポリイミド、重合体、PDMS、LTO、TEOS又はSOG)が塗布される。犠牲層1490は、トレンチ1445を充填し、あるいはトレンチ1445を部分的に充填することができる。
ステップ3(図14.3)で、リソグラフを使用して、頂部電極1455の少なくとも一部が露出するまで犠牲層1490が一様に、あるいは選択的に薄くされる。犠牲材料1491は、トレンチ1445内に残留する。非一様に薄くする必要がある場合はマスクを使用することができる。
ステップ4(図14.4)で、頂部電極1455及びトレンチ1445内に残留している犠牲材料1491上に、所望の特性を備えたもう1つの金属層1492が付着される。個々のcMUTエレメントの頂部電極1455を個別に処理する必要がある場合、金属層1492の代わりに誘電材料(例えば、ポリイミド、重合体、PDMS、LTO、窒化シリコン、テフロン(登録商標)又はピレレン(Pyrelene)を使用することができる。金属層1492は、所望の形状にパターン化することができる。また、犠牲層をエッチングするためのビア(図14.1乃至図14.6には示されていないが、図15.1乃至図15.4に示されている)を金属層1492の上に形成することも可能である。
ステップ5(図14.5)で、犠牲層エッチングを使用して残りの犠牲材料1491が除去される。
ステップ6(図14.6)で、もう1つの誘電層1493(例えば、ポリイミド、重合体、LTO、窒化シリコン、テフロン(登録商標)、ピレレン、SOG、PDMS、フォトレジスト、エポキシ又はワックス)が塗布又は付着され、金属層1492の上のビアが密閉される。誘電層1493は、必要に応じて所望の形状にパターン化し、あるいはcMUTの頂部表面から除去することができる。
図15.1乃至図15.4は、上述したプロセスと同じプロセスを示した図であるが、図にビア1595が含まれているデバイス構造のより大きい部分が示されている。ビア1595は、後のプロセスステップにおける密閉を容易にするために、変換器エレメントの能動領域の外部に配置することができる。
図15.1は、図14.1乃至図14.6に示すcMUT変換器1400と同じであるcMUT構造1500を示したもので、デバイス構造全体のより大きい部分が示されている。
図15.2は、プロセスのステップ4(図14.4)におけるcMUT変換器1500の状態を示したものである。トレンチ1545には、残りの犠牲材料1591が充填されている。所望の特性を備えた層1592(金属又は他の誘電膜)が付着され、トレンチ1545を覆っている。図15.2には、さらに、パターニングによって形成された、犠牲材料1591にアクセスするためのビア1595が示されている。
図15.3は、犠牲材料1591が犠牲層エッチングによって除去された後の状態を示したものである。
図15.4は、ビア1595が適当な材料1593で密閉されたことを示している。
トレンチ密閉方法のさらに他の変形形態を使用することができる。図16.1乃至16.4は、所望の特性を備えた材料を使用してトレンチを密閉するための他の方法を示した図である。
ステップ1(図16.1)で、頂部電極1655の上に、所望の特性を備えた材料(例えば、ポリイミド、重合体、PMMA、PDMS、SOG又はエポキシ)の層1690がスピン塗布又は塗装され、トレンチ1645が覆われる。例えば、シリコン表面まで乾燥する、粘性の高い材料であることが望ましい。このステップは、cMUTの頂部表面に粘着してトレンチ1645を覆う、薄いポリイミドテープ(例えば、様々なカプトン(Kapton)テープ)、テフロン(登録商標)テープ又はパラフィルム(Parafilm)(ワックス)を使用して実施することも可能である。
ステップ2(図16.2)で、層1690が適当なエッチング方法(例えば、O2プラズマエッチング)を使用して所望の厚さに薄くされる。層1690は、例えば、露出した頂部電極が残るよう、所望の形状にパターン化することも可能である。パターン化された残りの層1691は、トレンチ1645を覆ったままである。
ステップ3(図16.3)で、パターン化された残りの層1691及び露出した頂部電極1655の上に金属層1692が付着される。金属層1692は、さらにパターン化することができる。
ステップ4(図16.4)で、必要に応じてもう1つの誘電層1693(例えば、ポリイミド、重合体、PMMA、PDMS、SOG、エポキシ、LTO、窒化シリコン、テフロン(登録商標)又はピレレン)が塗布され、かつ、パターン化される
上記プロセスで使用される付着、塗布又は塗装方法の他に、ウェーハボンディング法を使用して所望の材料の膜に変えることも可能である。
図17.1乃至図17.4は、所望の膜を、ウェーハボンディング法を使用してハンドルウェーハからcMUTに変える方法を示した図である。ステップ1(図17.1)で、適切なハンドルウェーハ1709(例えば、シリコン又はガラス)上に所望の膜1791(例えば、金属膜、ポリイミド、重合体、LTO、窒化シリコン、テフロン(登録商標)、ピレレン、SOG、フォトレジスト又はエポキシ)が塗布される。ステップ2(図17.2)で、適当なボンディング法(例えば、共晶ボンディング、熱圧着ボンディング、陽極接合又はエポキシなどのスティクション層)を使用して、所望の膜1791を担っているハンドルウェーハ1709がcMUT1700に結合又はにかわづけ(glued)される。ステップ3(図17.3)で、ハンドルウェーハ1709が除去され、cMUT1700上に膜1791が残される。膜1791は、必要に応じて所望の厚さにさらにパターン化することができる。ステップ4(図17.4)で、必要に応じてもう1つの膜が付着され、かつ、パターン化される。
追加機能をトレンチ領域に導入することにより、性能をさらに改善することができ、あるいは特定の特殊効果を達成することができる。図18.1乃至図18.2は、cMUTエレメント間のトレンチ内にポストが構築されたcMUT構造を示した図である。また、図には、このようなトレンチを密閉するプロセスが示されている。
図18.1は、隣接する2つのcMUTエレメントを分離しているトレンチ1845内にポスト1846が構築されたcMUT構造1800の断面を示したものである。ポスト1846は、cMUTエレメント間の交差結合を小さくするために追加されている。ポスト1846は、基板ウェーハ1801上に固定されている。トレンチ1845内におけるポスト1846の特性は、cMUTエレメント間の交差結合が最も小さくなるように設計することができる。ポスト1846は、余分の製造ステップを一切必要とすることなく、cMUTプロセス内で製造することができる。
図18.2は、トレンチ1845を密閉している層1892を示した図である。層1892は、頂部電極1855及びポスト1846を覆うこともできる。上述したcMUTエレメント間のトレンチを密閉する方法と同じ方法を使用して、トレンチ1845を密閉することができる。
ポスト1846は、適切に設計されたパターニングによって、特定の層を含んだ個々の製造ステップで、cMUTデバイスの製造と同時に製造することができることを理解されたい。例えば、ポストアンカ1847は、側壁1803を形成する際に、それと同じステップで製造することができる。様々な化学的方法又は機械的方法を使用してこのようなポストを形成することができる。
IV.電気インタフェースパッド上の寄生キャパシタンスの低減
上述したcMUTなどの超小型電気機械デバイスには、場合によっては、ボンディングワイヤ又はプローブを介して外部に相互接続する必要がある。そのためには、場合によっては電気インタフェースパッド(例えば、ワイヤボンディングパッド又はプロービングパッド)が必要である。インタフェースパッドは、通常、何らかの望ましくない寄生パラメータ(例えば、寄生キャパシタンス又は寄生インダクタンス)をもたらす。変換器の性能を改善するためには、これらの寄生パラメータを最小化しなければならない。
寄生キャパシタンスを小さくする方法の1つは、絶縁層(例えば、酸化物又は窒化シリコンなどの誘電層)の厚さを分厚くすることである。通常、絶縁層の厚さは、適当なプロセスによって成長させることができ、あるいは付着させることができる誘電層の厚さによって制限されている。
本発明の一実施態様によれば、相互接続パッドの真下の絶縁体の厚さを分厚くすることによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法が開示される。この方法によれば、付着する膜の厚さによってではなく、エッチング深さによって基板上の絶縁層の厚さを構成することができ、したがって、膜付着技術によって可能である厚さより著しく分厚い絶縁体を製造することができる。
本発明による製造方法の一実施形態には、基板ウェーハを頂部プレート層に結合する前に実行される以下のステップが含まれている。
(1)基板ウェーハ上に絶縁空胴を形成するステップであって、パターン化された空胴が所望の総合厚さを有し、かつ、製造中の超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップ。
(2)パターン化された空胴の総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、絶縁空胴に誘電材料を充填するステップ。
(3)埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップ。
本発明による製造方法の一実施形態には、同様の結果を得るために異なるプロセスが使用されている。詳細には、上述した平らな(フィーチャのない)絶縁空胴を形成する代わりに、パターン化された空胴が基板ウェーハ上に形成される。一実施形態では、パターン化された空胴は、基板の非除去母材の固体線が書き込まれた狭い通路を有している。パターン化された空胴は、所望の総合厚さを有しており、かつ、製造中の超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されている。パターン化された空胴が形成されると、パターン化された空胴内の非除去母材の固体線が酸化され、パターン化された空胴の総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体が形成される。次に、埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドが形成される。
本発明の他の実施態様では、基板ウェーハの代わりに、上述した製造方法を使用して、デバイス構造の頂部プレート層中に埋設絶縁体を形成することができる。
図19.1乃至図19.6は、パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示した図である。所望の位置に位置しているこの分厚い絶縁層は、cMUTの製造に先だって完成させることができる。この方法は、以下で説明するステップを有している。
ステップ1(図19.1)で、パターン化された空胴1971が基板ウェーハ1901の所望の位置にエッチングされる。図に示す実施例では、パターン化された空胴1971は、非除去基板ウェーハ材料1973の細い線が書き込まれた空の通路1972を有している。
cMUT構造は、分厚い絶縁体が形成された後、同じ基板ウェーハ1901上に形成しなければならない。パターン化された空胴1971は、所望の総合厚さを有しており、かつ、製造中の超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されている。
ステップ2(図19.2)で、パターン化された空胴が酸化されるか、あるいは所望の材料(例えば、ガラスフリット又はSOG)が充填され、分厚い絶縁体1974が形成される。
ステップ3(図19.3)で、必要に応じて表面が平坦化される。
ステップ4(図19.4)で、側壁1903によって構成される空胴1902が形成される。これらの空胴は、cMUT構造などの超小型電気機械デバイスを形成するためのである。デバイスは、本明細書の中で説明されている方法を含む任意の方法を使用して製造することができる。
ステップ5(図19.5)で、空胴1902及び側壁1903上に膜層1920が形成又は導入される。
ステップ6(図19.6)で、デバイス(図に示されているcMUT)の製造プロセスが完了し、デバイスが構築される。図19.6には、分厚い絶縁体1974に隣接する基板ウェーハ1901上に製造されたcMUTエレメント1905が示されている。分厚い絶縁体1974自体も、同じくデバイス製造プロセスの間に促進され、接続1907を介してcMUTエレメント1905に接続するために使用することができる完全な接続アンカ1906になる。図10A及び図10Bは、その実施例の1つを示したものである。
図20.1乃至図20.4は、パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の他の実施例を示した図である。図19.1乃至図19.6に示す実施例とは異なり、この実施例では、所望の位置に位置しているこの分厚い絶縁層は、cMUTを製造した後に完成させることができる。この方法は、以下で説明するステップを有している。
ステップ1(図20.1)で、ほぼ完成したcMUT構造2000が提供される。図20.1に示すように、cMUT製造プロセスは、頂部プレート層2040の上に表面層を形成するステップまで実行されている。
ステップ2(図20.2)で、パターン化された空胴2071が頂部プレート層2040上に形成される。パターン化された空胴2071は、頂部プレート層2040の非除去母材2073の固体線が書き込まれた狭い通路2072を有しており、また、パターン化された空胴2071は、所望の総合厚さを有しており、かつ、近傍の超小型電気機械エレメント(例えば、cMUT2005)を接続するための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されている。パターン化された空胴2071は、必要に応じて基板ウェーハ2001中へエッチングすることができる。
ステップ3(図20.3)で、パターン化された空胴2071が酸化されるか、あるいは所望の材料(例えば、ガラスフリット又はSOG)が充填され、分厚い絶縁体2074が形成される。
ステップ4(図20.4)で、cMUTエレメント2005の頂部に金属層が付着され、頂部電極2055が形成される。同じ金属層が付着され、かつ、パターン化され、分厚い絶縁体2074の頂部にコンタクト層2056が形成される。
図19.1乃至図19.6及び図20.1乃至図20.4に示す分厚い例示的絶縁体構成は、埋設片持ち梁を備えたcMUTに使用される。しかしながら、分厚い絶縁層又は分厚い絶縁体を形成するためのこれらの方法は、固定接続を必要とする他の任意の超小型電気機械デバイスの製造プロセスに適用することができる。
上述した実施例に示すように、寄生キャパシタンスを小さくするための本発明による製造方法の独自の側面の1つは、付着する膜の厚さによってではなく、エッチング深さによって基板ウェーハ上又は頂部プレート層上の絶縁層の厚さが構成されることであり、したがって膜の厚さによって強いられている固有の限界が克服されることである。
V.追加機能を備えた超小型電気機械デバイスを構築するための製造方法
超小型電気機械デバイスの基本エレメントに対する追加機能が想定されており、以下で説明する方法を使用して製造することができる。
図21は、自己整列片持ち梁を特徴とするcMUT構造の横断面図である。より簡潔にするために、図21には、個別の層及び絶縁層の中で具体化される頂部電極及び底部電極などのいくつかの任意選択部品は省略されている(本明細書の中で説明されているように、cMUT構造にはコンデンサを形成するための一対の電極が必要であるが、これらの電極を個別の層の中で具体化する必要はない)。
図21に示すcMUT構造2111は、図2Cに示すcMUT部分211に類似している。cMUT構造2111は、基板2101上に構築されており、中間ばね層2120及び頂部プレート層2140を有している。空胴2102は、基板2102と中間ばね層2120の間に構成されている。空胴2102は、2つの互いに反対側の面に位置している2つの側壁アンカ2103及び2103mと境界をなしている。コネクタ2130は、中間ばね層2120の頂部に直立しており、頂部プレート層2140に接続している。コネクタ2130は、側壁アンカ2103及び側壁アンカ2103mの両方の側壁から水平方向に間隔を隔てている。側壁アンカ2103と側壁アンカ2103mの間の中間ばね層2120は、側壁アンカ2103及び側壁アンカ2103mに固定された二重片持ち梁を構成している。二重片持ち梁は、ブリッジを形成するべく、コネクタ2130が配置されている位置で、ヘッドツーヘッドで接続されている。頂部プレート層2140は、頂部プレート2140と中間ばね層2120を分離し、頂部プレート層2140の下方に変換空間を構成しているコネクタ2130の上に置かれている。二重片持ち梁及び空胴2102は、コネクタ2130の垂直方向の変位を可能にしており、それにより頂部プレート層2140が実質的に垂直方向に移動し、延いては変換器内の変換空間が変化して変換部材が作動し、エネルギーが変換される。
図2A乃至図2Cに示すcMUT構造では、実質的に一様な厚さを有する中間ばね層220が使用されており、したがって、形成される片持ち梁のビーム長は、対応する側壁アンカ203又は203mの縁の位置に対する、対応するプレート−ばねコネクタ230の位置220によって決まる。ビーム長及び対応する片持ち梁のばね強度の正確な制御は、対応する側壁アンカの位置に対する中間ばね層上のプレート−ばねコネクタの位置を正確に制御することによって達成される。製造方法のいくつかの実施形態では、プレート−ばねコネクタ、側壁アンカ及び空胴が異なるリソグラフィステップで構成されるため、場合によってはこのような正確な制御を達成することが困難である。これらの異なるステップ間におけるいかなる整列誤差も、片持ち梁の長さが意図する長さから変化する原因になる。
図2A乃至図2Cに示すcMUT構造とは対照的に、cMUT構造2111は、自己整列片持ち梁を特徴としている。この自己整列片持ち梁を達成するために、分厚い中間ばね層2120が使用されている。片持ち梁の長さL及びLは、ばね膜層2120に対応するより薄い部分2124a又は2124bによって構成される。図に示す実施例では、2つのより薄い部分2124a及び2124bは、ばね膜層2120によって形成されるブリッジの中央部分のより分厚い部分2122によって分離されている。図に示すブリッジ構成の場合、より分厚い部分2122は、片持ち梁ディバイダとして機能している。他の構成では、より分厚い部分2122は、一方の側にのみ片持ち梁の末端を形成する片持ち梁ターミネータであってもよい。より分厚い2つの固定部分2122a及び2122bは、それぞれ、2つの側壁アンカ2103及び2103mの頂部に位置している。いくつかの実施形態では、より分厚い2つの固定部分2122a及び2122bが、2つの側壁アンカ2103及び2103mの少なくとも一部、さらには側壁アンカ2103及び2103m全体を形成している。
プレート−ばねコネクタ2130は、より分厚い部分2122上に位置している。この構成の場合、片持ち梁の長さLは、より分厚い部分2122の縁2106とより分厚い部分2122aの縁2104の間の距離によって構成される。片持ち梁の長さLも同様に構成される。したがって、片持ち梁の長さL及びLは、1つのリソグラフマスクによって予め決定することができる。中間ばね層2120(正確にはより分厚い部分2122)に対するコネクタ2130の誤整列、あるいは側壁アンカ2103又は2103mに対する中間ばね層2120(正確には中間ばね層2120のより分厚い部分2122a及び2122b)の誤整列は、それがどのようなものであっても、片持ち梁の長さ及び対応する片持ち梁のばね強度に対する影響は最小である。したがって、cMUT構造2111における片持ち梁の長さL、L及び対応する片持ち梁のばね強度は、個々の製造ステップ間のいかなる不一致に対してもほとんど無関係であるか、あるいは全く無関係である。
以上の説明は、図21に示す横断面図のコンテキストの中でなされている。三次元的には、片持ち梁はビーム様フォーメーションである必要はなく、本明細書において定義されている面積すなわち平面片持ち梁であってもよい。例えば、より薄い部分2124a及び2124bは、それぞれ細長い条片又はリング様(環状)の形状であってもよい。
図22.1乃至図22.16は、自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示した図である。このプロセスは、トレンチシーリングなどの他の機能を組み込むことも可能である。以下、このプロセスのステップについて説明する。
ステップ1(図22.1)で、結果として得られるcMUT構造の頂部プレート層2240になるシリコン層2240を担ったSOIウェーハ2280でプロセスが開始される。頂部プレート2240の底部に酸化膜層2281及び窒化膜層2282が成長している。他の方法としては、もっと後のステップで頂部プレート層として所望の厚さに研削し、かつ、研磨することができるプライムウェーハでこのステップを開始することも可能である。
ステップ2(図22.2)で、cMUT設計に従って酸化膜層2281及び窒化膜層2282がパターン化され、頂部プレート層2240の特定の領域が露出する。
ステップ3(図22.3)で、頂部プレート層2240の露出領域が所望の厚さまで酸化される。
ステップ4(図22.4)で、窒化膜層及び酸化膜層が除去され、頂部プレート層2240の底部表面に凹所2241が形成される。
ステップ5(図22.5)で、パターン化されたフィーチャ2231が頂部プレート層2240の凹所2241上に形成される。パターン化されたこれらのフィーチャ2231は、最終cMUT構造のプレート−ばねコネクタ2230の一部になる。パターン化されたこのようなフィーチャ2231を形成するための方法の1つは、酸化膜層を成長させることである。このステップで、いくつかの追加ステップを任意選択で実行することができる。これらの追加ステップについては、主要ステップについて説明した後に、図22.5A及び図22.5Bを参照して説明する。
ステップ6(図22.6)で、頂部プレート層2240の凹所2241上にもう1つの酸化膜層2232を成長させることができる。この任意選択の酸化膜層2232は、パターン化されたフィーチャ2231の根元を支持し、最終cMUT構造のプレート−ばねコネクタ2230の一部としてのそれらの固体化を促進することができる。
ステップ7(図22.7)で、シリコン層2221を担ったもう1つのSOIウェーハ2285がプレート−ばねコネクタ2230に結合される。シリコン層2221は、最終cMUT構造の中間ばね層2220になり、埋設ばね(片持ち梁)を形成する。この目的を達成するためには、シリコン層2221は、適当な厚さを有していなければならない。
ステップ8(図22.8)で、担体層及び酸化膜層を除去するべくSOIウェーハ2285がエッチバックされ、中間ばね層2220になるシリコン層2221が残される。このステップで、必要に応じて、シリコン層2221の選択された領域にシリコンドーピングを実施することができる。
ステップ9(図22.9)で、シリコン層2221上に酸化膜層2286及び窒化膜層2287が形成され、かつ、パターン化され、シリコン層2221のアクセス可能な選択領域2288が残される。
ステップ10(図22.10)で、シリコン層2221のアクセス可能領域2288が所望の厚さまで酸化される。
ステップ11(図22.11)で、酸化膜層及び窒化膜層の選択された部分が除去され、シリコン層2221の領域2213の頂部に酸化膜及び窒化膜が残される。領域2213は、最終cMUT構造の側壁アンカ2203になる。この時点で、シリコン層2221の覆われていない他の領域が次のステップのために露出する。
ステップ12(図22.12)で、シリコン層2221の露出領域が所望の厚さまで酸化される。
ステップ13(図22.13)で、領域2213上の酸化膜層及び窒化膜層の両方、及びステップ12で形成された新しい酸化層が除去され、側壁アンカ2203及び片持ち梁ディバイダ2222になる、より分厚い部分フィーチャを有する中間ばね層2220が形成される。このステップ(ステップ13)の後、いくつかのオプションを利用することができる。図22.14Aを参照して第1のオプションについて次に説明し、また、後で図22.14B、図22.14C及び22.14Dを参照して他のいくつかのオプションについて説明する。
ステップ14オプション1(図22.14A)で、所望の厚さを備えたプライムウェーハ2201が結合される。この層は、最終cMUT構造の基板2201になる。このステップの後のプロセスは、製造が終了するまで、上述した他の例示的製造方法のいくつかの最終ステップと同様である。以下、一実施例について、簡単に説明しておく。
ステップ15(図22.15)で、担体層及び酸化膜層を除去するべく頂部SOIウェーハ2280がエッチバックされ、頂部プレート層2240が形成される。
ステップ16(図22.16)で、必要に応じて金属層2250が付着され、かつ、パターン化され、それにより相互接続が形成される。cMUTエレメント間に、個々のcMUTエレメントを分離するためのトレンチ2215が形成される。
上述したステップ14には、他のいくつかのオプションを利用することができる。ステップ14の第2のオプション(図22.14B)では、プライムウェーハを結合する代わりに、貫通ウェーハ相互接続2260が中に形成された処理済みウェーハ2291が中間ばね層2220に融解結合される。処理済みウェーハ2291及び中間ばね層2220は、片持ち梁形成領域の形状に対応する空胴パターンを構成している。このステップは、他のウェーハボンディング技術(例えば、共晶ボンディング、熱圧着ボンディング及び陽極接合)を使用して実施することも可能である。
ステップ14の第3のオプション(図22.14C)では、所望の金属パターンを備えた、あるいは所望の回路を備えたPCB基板を備えたウェーハ2292が中間ばね層2220に結合される。ウェーハ2292は、ガラス、サファイヤ又はシリコンなどの材料を使用して構築することができる。
ステップ14の第4のオプション(図22.14D)では、集積回路2294(IC)が中に構築されたシリコンウェーハ2293が中間ばね層2220に結合される。
上述したステップ5で、いくつかの追加ステップを任意選択で実行することができる。これらの追加ステップについて、図22.5A及び図22.5Bを参照して説明する。図22.5Aで、頂部プレート2240上のcMUTエレメント領域を分離するためのトレンチ2216が頂部プレート層2240を貫通して形成される。このステップは、上述したステップ16の代わりに実施することができる。図22.5Bで、必要に応じてトレンチ2216内に薄膜材料2217が形成され、かつ、処理される。これらの追加ステップの後のプロセスは、上述したステップ6から継続される。
図23.1乃至図23.7は、自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示した図である。このプロセスは、トレンチシーリングなどの他の機能を組み込むことも可能である。以下、このプロセスのステップについて説明する。
ステップ1(図23.1)で、基板ウェーハ2301でプロセスが開始される。基板ウェーハ2301上に犠牲層2371が付着され、かつ、パターン化される。
ステップ2(図23.2)で、犠牲層2371上に適当な材料の層2329が形成される。また、層2329の材料は、犠牲層2371のパターンを充填している。層2329は、最終cMUT構造の中間ばね層2320になる。
ステップ3(図23.3)で、表面超小型機械加工法を使用して層2329がパターン化され、複数のフィーチャを有する中間ばね層2320が形成される。フィーチャの一部は、片持ち梁ディバイダ2322になる。
ステップ4(図23.4)で、中間ばね層2320の上にもう1つの犠牲層2372が付着される。
ステップ5(図23.5)で、犠牲層2372上に頂部プレート層2340が置かれる。
ステップ6(図23.6)で、犠牲層2371及び2372が除去され、空胴2302及び2360が形成される。空胴2302は、基板2301の頂部に位置しており、cMUT構造の片持ち梁に変位空間を提供している。空胴2360は、中間ばね層の頂部に位置しており、cMUT構造の変換空間として機能している。必要に応じてこのステップで空胴を密閉することができる。
ステップ7(図23.7)で、必要に応じて、頂部プレート層2340上に金属層2350が付着され、かつ、パターン化される。このステップで、cMUTエレメントを分離するためのトレンチを形成することができる。
図22.1乃至図22.16及び図23.1乃至図23.7に示す製造方法の個々のステップにおける材料の選択及び処理方法の選択は、本明細書において他の超小型電気機械構造を使用して説明した製造方法における選択と同様である。この場合も、上述したプロセスを実例で示すためにcMUTが使用されているが、これらの方法は、cMUTに限定されない。超小型電気機械構造は、図22.1乃至図22.16及び図23.1乃至図23.7に示すプロセスの個々のプロセスの一部のみを使用して、あるいはこれらのプロセスの異なるステップシーケンスを使用して製造することも可能である。また、SOIウェーハを使用する代わりに、高度にドープされた層を備えたシリコンウェーハ又はPN接合層を備えたシリコンウェーハを使用して、埋設ばねを有する超小型電気機械構造の中間ばね層を構築することも可能である。次に、選択的シリコンエッチングを使用して、中間ばね層の上に片持ち梁領域を形成することができる。
以上、超小型電気機械デバイスの製造方法について、図面及び例示的実施形態に沿って詳細に説明した。本発明の製造方法によれば、エネルギーを変換するための可動機械部品を有する様々な超小型電気機械デバイスを製造するための潜在的に有利な製造方法が提供される。本発明による製造方法は、とりわけキャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)の製造に適しているが、エネルギーを変換するための可動機械部品を有する他の超小型電気機械デバイスの製造に使用することも可能である。
詳細には、本発明による製造方法は、国際特許出願(PCT)「MICRO-ELECTRO-MECHANICAL TRANSDUCERS」(整理番号03004.03)及び「MICRO-ELECTRO-MECHANICAL TRANSDUCERS」(整理番号03004.04)に開示されている新規なMUT(とりわけcMUT)の製造及びパッケージングに使用することができる。上記国際特許出願は、本出願人が本特許出願と同じ日付で出願したものであり、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
上述した明細書においては、本発明の開示は、本開示の特定の実施形態を参照して記述されているが、本開示はそれらに限定されないことは当業者には認識されよう。上述した開示の様々な特徴及び態様は、個々に使用することもあるいは共同して使用することも可能である。また、本開示は、本明細書の精神及び技術的範囲を逸脱することなく、任意の数の環境に利用することができ、また、本明細書の中で説明されている環境以外のアプリケーションに利用することができる。本出願人らは、特許請求の範囲の範囲及び精神の範疇であるこのような修正及び変形形態のすべてを特許請求する。したがって、本明細書及び図面は、本発明を制限するものではなく、本発明を実例で説明するためのものとして解釈されたい。本明細書に使用されている「備えている」、「含んでいる」及び「有している」という用語は、当分野における無制限の用語として解釈すべきことが特に意図されていることは認識されよう。
従来技術による複数のセルを有するcMUTの基本構造の横断面図である。 完全なcMUTエレメント及び隣接するcMUTエレメントの一部を示すcMUT構造の横断面図である。 完全なcMUTエレメントの選択されたcMUT部分の拡大図である。 完全なcMUTエレメントの他の部分である選択された異なるcMUT部分の拡大図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第2の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用した製造方法の第3の実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 犠牲技術を使用した製造方法の一実施例を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術と犠牲技術を組み合わせた一例示的製造方法を示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示す図である。 ウェーハボンディング技術を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示す他の図である。 ウェーハボンディング技術を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示す他の図である。 底部電極として薄い導電層を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示す図である。 底部電極として薄い導電層を使用したcMUTエレメントの底部電極を分離するためのプロセスステップを示す他の図である。 変換器エレメントと接続エッチバックの間の電気接続の一実施例を示す図である。 変換器エレメントと接続エッチバックの間の電気接続の一実施例を示す他の図である。 複数の変換器エレメント間の相互接続の一実施例を示す図である。 複数の変換器エレメント間の相互接続の一実施例を示す他の図である。 超小型電気機械デバイスを製造するための主要製造プロセス後における接続又は相互接続を製造するためのプロセスの一実施例を示す図である。 超小型電気機械デバイスを製造するための主要製造プロセス後における接続又は相互接続を製造するためのプロセスの一実施例を示す他の図である。 超小型電気機械デバイスを製造するための主要製造プロセス後における接続又は相互接続を製造するためのプロセスの一実施例を示す他の図である。 超小型電気機械デバイスを製造するための主要製造プロセス後における接続又は相互接続を製造するためのプロセスの一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの間にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 通常のデバイス製造プロセスの後にトレンチシーリングプロセスを組み込んだ製造方法の一実施例を示す他の図である。 図にビアが含まれている同じプロセスを示す図である。 図にビアが含まれている同じプロセスを示す他の図である。 図にビアが含まれている同じプロセスを示す他の図である。 図にビアが含まれている同じプロセスを示す他の図である。 所望の特性を備えた材料を使用してトレンチを密閉するための他の方法を示す図である。 所望の特性を備えた材料を使用してトレンチを密閉するための他の方法を示す他の図である。 所望の特性を備えた材料を使用してトレンチを密閉するための他の方法を示す他の図である。 所望の特性を備えた材料を使用してトレンチを密閉するための他の方法を示す他の図である。 所望の膜を、ウェーハボンディング技法を使用してハンドルウェーハからcMUTに変えるための方法を示す図である。 所望の膜を、ウェーハボンディング技法を使用してハンドルウェーハからcMUTに変えるための方法を示す他の図である。 所望の膜を、ウェーハボンディング技法を使用してハンドルウェーハからcMUTに変えるための方法を示す他の図である。 所望の膜を、ウェーハボンディング技法を使用してハンドルウェーハからcMUTに変えるための方法を示す他の図である。 cMUTエレメント間のトレンチ内にポストを有するcMUT構造及びこのようなトレンチを密閉するプロセスを示す図である。 cMUTエレメント間のトレンチ内にポストを有するcMUT構造及びこのようなトレンチを密閉するプロセスを示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の一実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の他の実施例を示す図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の他の実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の他の実施例を示す他の図である。 パターン化された空胴に分厚い絶縁体を形成することによって相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくする方法の他の実施例を示す他の図である。 自己整列片持ち梁を特徴とするcMUT構造の横断面図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するためのウェーハボンディングプロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。 自己整列機能を有するcMUT構造を製造するための表面超小型機械加工プロセスを示す他の図である。

Claims (62)

  1. エネルギーを変換するための可動機械部品を有する超小型電気機械デバイスの製造方法であって、
    基板ウェーハと中間ばね層と頂部プレート層を提供するステップと、
    前記基板ウェーハの前面又は前記中間ばね層の底面のいずれかに少なくとも1つの空胴を形成するステップであって、個々の空胴が少なくとも1つの側壁を有するステップと、
    前記中間ばね層の頂面又は前記頂部プレート層の底面のいずれかに所望の高さの少なくとも1つのコネクタを形成するステップと、
    前記頂部プレート層上に変換部材を形成又は実現するステップと、
    前記頂部プレート層の底面と前記中間ばね層の頂面が対向し、かつ、前記中間ばね層の底面と前記基板ウェーハの前面が対向するよう、前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップとを有し、
    前記コネクタが前記中間ばね層から突出して、前記頂部プレート層と前記中間ばね層の間に変換空間を構成し、前記コネクタが、前記側壁から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てて、前記側壁に固定された片持ち梁を構成し、前記片持ち梁の作用端が前記コネクタに固定され、前記片持ち梁及び前記空胴が前記コネクタの垂直方向の変位を可能にし、それにより前記頂部プレート層が実質的に垂直方向にピストン様の運動で移動し、延いては前記変換空間が変化して前記変換部材が作動することを特徴とする超小型電気機械デバイスの製造方法。
  2. 前記空胴が少なくとも2つの側壁によって構成され、前記コネクタが前記2つの側壁の間に位置し、かつ前記2つの側壁の各々から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てて、ヘッドツーヘッドで接続された2つの片持ち梁を有するブリッジを構成することを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  3. 前記少なくとも1つの空胴を形成するステップが、
    前記基板ウェーハの前面に第1の空胴及び第2の空胴を形成するステップであって、前記第1の空胴及び前記第2の空胴が前記側壁の互いに反対側の2つの面に位置して前記側壁を共有するステップを含み、
    前記少なくとも1つのコネクタを形成するステップが、
    同じ所望の高さの第1のコネクタ及び第2のコネクタを形成するステップであって、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタが前記側壁の互いに反対側の面に位置し、それぞれ前記側壁から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てて、バックツーバックで前記側壁に接続された2つの片持ち梁を構成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  4. 前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、前記第1の空胴を覆うために前記基板ウェーハの頂部に前記中間ばね層を配置するステップを含み、
    前記コネクタを形成するステップが、前記中間ばね層が前記基板ウェーハに結合された後に、前記中間ばね層の頂面に前記コネクタを形成するステップを含み、
    前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、前記コネクタがその上に形成された前記中間ばね層が前記基板ウェーハに結合された後に、前記コネクタ上に前記頂部プレート層を配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  5. 前記コネクタを形成するステップが、前記頂部プレート層の底面に前記コネクタを形成するステップを含み、前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    前記コネクタ上に前記中間ばね層を配置するステップと、
    前記第1の空胴を覆うために前記基板ウェーハの頂部に前記頂部プレート層及び前記中間ばね層を配置するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  6. 前記変換部材を形成又は実現するステップが、前記頂部プレート層上に金属層を付着させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  7. 前記超小型電気機械デバイスがキャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)であり、前記頂部プレート層上に前記変換部材を形成又は実現するステップが、前記頂部プレート層上に頂部電極を形成又は実現するステップを含み、前記中間ばね層又は前記基板ウェーハ中又は上に底部電極を形成又は実現するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  8. 前記頂部電極を形成又は実現するステップが、前記頂部プレート層に導電性材料を使用することによって達成されることを特徴とする請求項7に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  9. 前記底部電極を形成又は実現するステップが、前記基板ウェーハに導電性材料を使用することによって達成されることを特徴とする請求項7に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  10. 前記中間ばね層が薄い弾性膜であり、前記頂部プレート層が前記中間ばね層より著しく剛直であることを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  11. 前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    薄い層を担った支持層を有するSOIウェーハを前記基板ウェーハの前面に結合するステップと、
    前記基板ウェーハの頂部の前記薄い層を前記中間ばね層として残して、化学的方法又は機械的方法によって前記支持層を除去するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  12. 前記コネクタが前記頂部プレート層の底面に形成され、前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    薄い層を担った支持層を有するSOIウェーハを、前記コネクタがその上に形成された前記頂部プレート層の底面に結合するステップと、
    前記頂部プレート層の底面の前記薄い層を前記中間ばね層として残して、化学的方法又は機械的方法によって前記支持層を除去するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  13. 前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    支持層及び前記頂部プレート層を有するSOIウェーハを前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合するステップと、
    前記頂部プレート層を前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合された状態で残して、化学的方法又は機械的方法によって前記支持層を除去するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  14. 前記SOIウェーハを前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合するステップの前に、前記頂部プレート層の底面に絶縁層を形成するステップであって、前記支持層を除去する際に、前記頂部プレート層と前記絶縁層の両方が前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合された状態を維持するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  15. 前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    プライムウェーハを前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合するステップと、
    所望の厚さを備えた前記プライムウェーハを前記頂部プレート層として残して、化学的方法又は機械的方法を使用して前記プライムウェーハを薄くするステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  16. 前記頂部プレート層を前記中間ばね層と前記基板ウェーハに結合した後に、前記頂部プレート層を所望の形状又は構成にパターン化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  17. 前記頂部プレート層をパターン化するステップが、前記頂部プレート層に所望のレベルの中空度を生成するために、前記頂部プレート層に複数の孔を形成するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  18. 前記基板ウェーハ上に少なくとも1つの空胴を形成するステップが、前記基板ウェーハ上に複数の空胴を形成するステップを含み、前記少なくとも1つのコネクタを形成するステップが、複数のコネクタを形成するステップを含み、前記複数のコネクタが前記中間ばね層全体にわたって異なる位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  19. 前記基板ウェーハを前記中間ばね層と前記頂部プレート層に結合する前に、
    前記基板ウェーハの頂部に絶縁層を導入するステップと、
    前記絶縁層上に導電層を導入するステップと、
    互いに電気的に絶縁された複数のセクションを形成するために前記導電層をパターン化するステップであって、個々のセクションが別々の超小型電気機械エレメントに反応し、個々のエレメントが少なくとも1つの片持ち梁を有するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  20. 複数の超小型電気機械エレメントを互いに分離するために、少なくとも前記頂部プレート層を貫通する分離トレンチを形成するステップであって、個々のエレメントが少なくとも1つの片持ち梁を有するステップをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  21. 個々のエレメントが接続アンカに電気接続されることを特徴とする請求項20に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  22. 前記接続アンカが分離され、前記片持ち梁及び前記頂部プレート層の動きによって影響されないことを特徴とする請求項21に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  23. 前記複数のエレメントが互いに最小の分離間隔でアレイに配置され、個々のエレメントが、隣接する少なくとも2つのエレメントによって共有される隅又は縁に配置されたエレメント間接続アンカに電気接続されることを特徴とする請求項20に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  24. 前記分離トレンチを形成するステップの前に、前記頂部プレート層の頂部に導電層を導入するステップであって、次に形成される分離トレンチが前記導電層を貫通して前記空胴に到達するステップと、
    充填材を使用して前記空胴を充填するステップと、
    前記トレンチの両側の2つのエレメントを電気接続するために、前記トレンチの上に金属層を付着させるステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項23に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  25. 前記充填材が、後で除去することができる犠牲材料であることを特徴とする請求項24に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  26. 前記充填材が所望の特性を有する材料であり、前記空胴に残留することを特徴とする請求項24に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  27. 前記分離トレンチを密閉するために、前記分離トレンチ上にカバー層を導入するステップをさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  28. 相互接続された隣接するエレメントを一体処理することができるよう、隣接するエレメントを相互接続するために、前記カバー層上に金属層を付着させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  29. 前記分離トレンチを充填するために、前記頂部プレート層の頂部から犠牲材料を形成する追加ステップと、
    前記分離トレンチを密閉するために、前記頂部プレート層の頂部に第1の密閉層を付着させる追加ステップであって、前記密閉層が前記犠牲材料にアクセスするためのビアを有する追加ステップと、
    前記犠牲材料を除去する追加ステップと、
    前記ビアを密閉するために第2の密閉層を付着させる追加ステップと
    を含むことを特徴とする請求項20に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  30. 前記第1の密閉層が、相互接続された隣接するエレメントを一体処理することができるよう、隣接するエレメントを相互接続するための金属層であることを特徴とする請求項29に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  31. 前記追加ステップが、前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合した後に実行されることを特徴とする請求項29に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  32. 前記基板ウェーハ上に少なくとも1つの空胴を形成する前記ステップが、前記基板ウェーハ上に複数の空胴を形成するステップを含み、
    前記少なくとも1つのコネクタを形成するステップが、前記頂部プレート層の底面に複数のコネクタを形成するステップであって、前記複数のコネクタが、前記頂部プレート層が結合されて中間ばね層になる際に、前記中間ばね層の全体にわたって異なる位置に配置されるステップを含み、
    前記基板ウェーハと前記中間ばね層と前記頂部プレート層を結合するステップが、
    第1のSOIウェーハを前記頂部プレート層の底面に結合するステップであって、前記第1のSOIウェーハが、前記中間ばね層を支持する第1の支持層を有するステップと、
    前記頂部プレート層に結合された前記中間ばね層を残して、前記第1のSOIウェーハ中の前記支持層を除去するステップと、
    前記空胴が形成された前記基板ウェーハを、前記頂部プレート層とは反対側の前記中間ばね層に結合するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  33. 前記基板ウェーハを結合するステップの前に、複数の超小型電気機械エレメントを互いに分離するために、前記中間ばね層を貫通し、かつ前記頂部プレートの少なくとも一部を貫通する分離トレンチを形成するステップであって、個々のエレメントが、1つの片持ち梁を形成するための少なくとも1つのコネクタを有するステップをさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  34. 前記頂部プレート層が、第2の支持層と絶縁体層と前記頂部プレート層を有する第2のSOIウェーハの一部として提供され、
    前記第1のSOIウェーハを前記第2のSOIウェーハに担われた前記頂部プレート層の底面に結合するステップの後に、前記第2のSOIウェーハ中の前記第2の支持層を除去するステップと、
    前記分離トレンチを形成するステップの後に、前記絶縁体層を部分的に除去し、かつ前記分離トレンチの末端部分上に前記絶縁体層の一部を残すステップであって、それにより前記末端部分から前記トレンチが密閉されるステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項33に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  35. 前記基板ウェーハが導電性ウェーハであり、前記基板ウェーハを前記頂部プレート層に結合する前に実行される、相互接続パッドの下方の絶縁体の厚さを分厚くすることによって前記相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするための、
    前記基板ウェーハ上に絶縁空胴を形成するステップであって、前記絶縁空胴が所望の総合厚さを有し、かつ製造中の前記超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップと、
    前記パターン化された空胴の前記総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、前記絶縁空胴に誘電材料を充填するステップと、
    前記埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  36. 前記基板ウェーハが導電性ウェーハであり、前記基板ウェーハを前記頂部プレート層に結合する前に実行される、相互接続パッドの下方の絶縁体の厚さを分厚くすることによって前記相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするための、
    パターン化された空胴を前記基板ウェーハ上に形成するステップであって、前記パターン化された空胴が、基板の非除去母材の固体線が書き込まれた狭い通路を備え、また、前記パターン化された空胴が所望の総合厚さを有し、かつ製造中の前記超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップと、
    前記パターン化された空胴の前記総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、前記パターン化された空胴内の非除去母材の前記固体線を酸化させるステップと、
    前記埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  37. 前記基板ウェーハが導電性ウェーハであり、前記基板ウェーハを前記頂部プレート層に結合した後に実行される、相互接続パッドの下方の絶縁体の厚さを分厚くすることによって前記相互接続パッドの寄生キャパシタンスを小さくするための、
    パターン化された空胴を前記頂部プレート層上に形成するステップであって、前記パターン化された空胴が、前記頂部プレート層の非除去母材の固体線が書き込まれた狭い通路を備え、また、前記パターン化された空胴が所望の総合厚さを有し、かつ製造中の前記超小型電気機械デバイスの近傍の超小型電気機械エレメントのための相互接続パッドの形成に適した位置に配置されるステップと、
    前記パターン化された空胴の前記総合厚さと同じ厚さを有する埋設絶縁体を形成するために、前記パターン化された空胴内の非除去母材の前記固体線を酸化させるステップと、
    前記埋設絶縁体の頂部に電気相互接続パッドを形成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  38. 前記空胴内にポストを形成するステップであって、前記ポストが前記側壁より短く、かつ前記中間ばね層が前記空胴上に置かれた後、所望の距離だけ前記中間ばね層から間隔を隔てるステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  39. 前記空胴、前記側壁及び前記ポストが化学的方法又は機械的方法を使用して同時に形成されることを特徴とする請求項38に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  40. 前記コネクタが、前記ポストの真上の位置に形成されることを特徴とする請求項38に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  41. 前記基板ウェーハの前面に前記第1の空胴を形成するステップが、前記基板ウェーハから母材を除去することによって第1の空胴を形成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  42. 前記基板ウェーハの前面に前記少なくとも1つの空胴を形成するステップが、
    前記基板ウェーハの前面に犠牲層を付着させるステップと、
    第1の暫定空胴を形成するために前記第1の犠牲層をパターン化するステップと、
    前記第1の暫定空胴を充填するために前記第1の犠牲層上に薄膜材料を付着させるステップと、
    前記第1の空胴を形成するために前記第1の犠牲層を除去するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  43. 前記少なくとも1つの空胴を形成するステップが、前記中間ばね層の底面に少なくとも1つの空胴を形成するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  44. 前記中間ばね層がシリコンウェーハであり、前記少なくとも1つの空胴及び前記少なくとも1つの側壁の両方が前記中間ばね層から形成されることを特徴とする請求項43に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  45. 前記中間ばね層が、第1の厚さの第1の領域、第2の厚さの第2の領域及び第3の厚さの第3の領域を備えるよう、前記中間ばね層上にパターンを形成するステップであって、前記第2の領域が前記第1の領域と前記第3の領域の間に位置し、前記第2の厚さが前記第1の厚さ又は前記第3の厚さより実質的に薄く、前記基板及び前記頂部プレート層に結合されると、前記第1の領域が前記側壁の少なくとも一部を形成し、前記第2の領域及び前記第3の領域が前記空胴を覆い、前記コネクタが前記第3の領域に存在するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  46. 前記中間ばね層上にパターンを形成するステップが、
    パターン化された酸化膜層又は窒化膜層を前記中間ばね層上に形成するステップであって、前記酸化膜層又は窒化膜層が前記第2の領域を除く前記中間ばね層の前記第1の領域及び前記第3の領域を覆うステップと、
    第1の酸化層を形成するために前記中間ばね層の前記第2の領域を酸化させるステップと、
    前記第3の領域上の前記酸化膜層又は窒化膜層及び前記第2の領域の前記第1の酸化層を除去するステップと、
    第2の酸化層を形成するために前記中間ばね層の前記第2の領域及び前記第3の領域を酸化させるステップと、
    前記第1の領域上の前記酸化膜層又は窒化膜層及び前記第2の領域及び前記第3の領域の前記第2の酸化層を除去するステップと
    を含むことを特徴とする請求項45に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  47. エネルギーを変換するための可動機械部品を有する、キャパシタンス超小型機械加工超音波変換器(cMUT)などの超小型電気機械デバイスの製造方法であって、
    前面及び裏面を有する基板ウェーハを提供するステップと、
    前記基板ウェーハの前面に第1の犠牲層を付着させるステップと、
    第1の暫定空胴を形成するために前記第1の犠牲層をパターン化するステップと、
    前記第1の暫定空胴を充填し、かつ、前記第1の犠牲層の頂部表面を覆う膜層をさらに形成するために、前記第1の犠牲層上に第1の薄膜材料を付着させるステップと、
    前記基板ウェーハの頂部に第1の空胴を形成するために前記第1の犠牲層を除去するステップであって、前記第1の空胴が頂部表面を有する少なくとも1つの側壁によって構成され、前記側壁が前記第1の暫定空胴内に付着した前記第1の薄膜材料によって構築されるステップと、
    前記膜層の頂面又は頂部プレート層の底面のいずれかに、所望の高さの少なくとも1つのコネクタを形成するステップと、
    前記頂部プレート層と前記膜層の間に変換空間を構成するために、前記コネクタ上に前記頂部プレート層を配置するステップであって、前記コネクタが前記膜層から突出し、前記第1の空胴の前記側壁から水平方向に十分な長さだけ間隔を隔てて、前記側壁に固定された、前記コネクタの垂直方向の変位を可能にする片持ち梁を構成し、前記コネクタの垂直方向の変位によって前記頂部プレート層が実質的に垂直方向にピストン様の運動で移動し、延いては前記変換空間が変化するステップと
    を含むことを特徴とする超小型電気機械デバイスの製造方法。
  48. 前記少なくとも1つのコネクタを形成するステップが、
    前記膜層の頂部に第2の犠牲層を付着させるステップと、
    第2の暫定空胴を形成するために前記第2の犠牲層をパターン化するステップと、
    少なくとも前記第2の暫定空胴を充填するために第2の薄膜材料を付着させるステップと、
    前記膜層の頂部に第2の空胴を形成するために前記第2の犠牲層を除去するステップであって、前記第2の空胴が前記膜層の頂部の少なくともコネクタによって構成され、前記コネクタが前記第2の暫定空胴内に付着した前記第2の薄膜材料によって構築されるステップと
    を含むことを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  49. 前記第1の犠牲層を除去する前記ステップ及び前記第2の犠牲層を除去する前記ステップが同時に実行されることを特徴とする請求項48に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  50. 前記第2の犠牲層上に第2の薄膜材料を付着させる前記ステップが、前記第2の犠牲層の頂部に絶縁層を付着させるステップを含むことを特徴とする請求項48に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  51. 第2の薄膜材料を付着させる前記ステップが、前記第2の犠牲層上に第2の薄膜層を付着させるステップであって、前記第2の薄膜層が、下方の前記第2の犠牲層にアクセスするための少なくとも1つの孔を有するステップをさらに含むことを特徴とする請求項48に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  52. 前記第2の薄膜を付着させる前記ステップが、多孔性薄膜を付着させるステップを含むことを特徴とする請求項51に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  53. 前記少なくとも1つの孔が、前記第2の薄膜が付着された後、前記第2の薄膜をエッチングすることによって形成されることを特徴とする請求項51に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  54. 前記第2の薄膜層が絶縁層であることを特徴とする請求項51に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  55. 前記第2の薄膜層の頂部に薄膜金属層を付着させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項51に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  56. 前記超小型電気機械デバイスが超小型機械加工超音波変換器(MUT)であり、
    前記頂部プレート層と前記膜層と前記基板ウェーハのうちの少なくとも1つの上に超音波変換部材を形成するステップであって、前記変換部材が、前記頂部プレート層の垂直方向の移動すなわち前記変換空間の変化を介してエネルギー変換を実現するステップをさらに含むことを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  57. 前記超音波変換部材を形成するステップが、
    前記頂部プレート層中又は上に頂部電極を形成又は実現するステップと、
    前記基板ウェーハ中又は上に底部電極を形成又は実現するステップと
    を含むことを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  58. 前記膜層が、下方の前記第1の犠牲層にアクセスするための少なくとも1つの孔を有することを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  59. 前記膜層の前記少なくとも1つの孔が、前記膜層が付着された後、前記膜層をエッチングすることによって形成されることを特徴とする請求項58に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  60. 前記膜層の頂部に絶縁層を付着させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  61. 前記基板ウェーハが導電性ウェーハ中に存在していることを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
  62. 付着した第1の薄膜材料上に、第1の厚さの第1の領域、第2の厚さの第2の領域及び第3の厚さの第3の領域を形成するステップであって、前記第2の領域が前記第1の領域と前記第3の領域の間に位置し、前記第2の厚さが前記第1の厚さ又は前記第3の厚さより実質的に薄く、前記第1の領域が前記第1の暫定空胴上に位置し、前記第2の領域及び前記第3の領域が前記第1の犠牲層上に位置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項47に記載の超小型電気機械デバイスの製造方法。
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