JP4788441B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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本発明は、操舵トルク検出用のトルクセンサと舵角検出用の回転角センサとのコンパクトな配置を実現したステアリング装置に関する。
ステアリングホイール等の操舵部材の回転操作に応じて操舵補助用のモータを駆動し、該モータの回転力を舵取機構に伝えて操舵を補助する電動パワーステアリング装置においては、操舵補助用のモータの駆動制御に用いるべく操舵部材に加えられる操舵トルクを検出する必要があり、この検出のために従来から、操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸の中途に構成されたトルクセンサが用いられている。
トルクセンサは、操舵トルクの作用により操舵軸に生じる捩れを、該操舵軸を支持するハウジングに固定された捩れ検出手段により検出し、操舵トルクを求める構成としてある。そして操舵軸の捩れの検出を容易にするためにトルクセンサは、一般的に、検出対象となる操舵軸を同軸上に連結された第1軸と第2軸とに分割し、これらの2軸をトーションバーにより同軸上に連結して、操舵軸に操舵トルクが加えられたとき、この操舵トルクの作用により第1,第2軸間に相対角変位が生じるようにし、この相対角変位を検出することにより前記回転トルクを精度良く求めるようにしてある。
第1,第2軸間の相対角変位の検出は、従来から種々の方法により実現されており、そのうちの一つとして、第1軸及び第2軸のいずれか一方と一体回転する円筒磁石と、他方と一体回転するヨークリングとを備え、この円筒磁石とヨークリングとの間の磁気回路の変化を利用して前記相対角変位を検出するように構成されたトルクセンサがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のトルクセンサは、磁気回路の変化を検出するために、ヨークリング内に生じた磁束を集める集磁リングと、集められた磁束の密度を検出すべく集磁リング間に配設された磁気センサとを用い、これらの集磁リング及び磁気センサをモールド樹脂により一体化して操舵軸を支持するハウジングに固定し、ヨークリングの外周面と僅かなエアギャップを隔てて対向させて、前記捩れ検出手段を構成している。
特開2005−98821号公報
以上のようなトルクセンサが用いられる電動パワーステアリング装置においては、操舵トルクと共にステアリングホイールの操作に伴って変化する操舵用の車輪の向き(以下、舵角という)を車両の各種の制御に用いるべく、左右の最大舵角範囲(以下、全舵角範囲という)に亘って検出することが要求され、トルクセンサと共に回転角センサも設けられる場合がある。トルクセンサと回転角センサとを備える電動パワーステアリング装置においては、これらの軸長方向の設置スペースが大きくなり、例えば、二次衝突時の衝撃エネルギを吸収するために略一定の摺動抵抗下にて生じさせる操舵軸の短縮ストロークを確保することが難しくなるという問題がある。
またトルクセンサと回転角センサとを備える電動パワーステアリング装置においては、両センサを構成する部品点数が多く、これらをステアリング軸の中途に組み付ける際の工数が増加するという問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、回転角センサの筐体の一部にトルクセンサの捩れ検出手段を嵌合保持させて一体化することにより設置に要する軸長方向の長さを短縮することができ、組み付け工数を削減できるステアリング装置を提供することを目的とする。
発明に係るステアリング装置は、操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸に加わる操舵トルクを、捩れ検出手段により検出される前記操舵軸の捩れに基づいて求めるトルクセンサと、前記操舵軸と一体回転する内歯車に噛合する外歯車の回転角度を回転角検出手段により検出し、該回転角検出手段の検出結果に基づいて前記操舵軸の回転角度を求める回転角センサとを備えるステアリング装置において、前記回転角センサは、前記外歯車及び回転角検出手段の取付け部を有する筐体を備え、該筐体は、前記捩れ検出手段を嵌合保持する保持部を備え、該保持部に前記捩れ検出手段が取り外し可能に保持してあることを特徴とする。
発明によれば、回転角センサの構成部品を取付けてある筐体に保持部を設け、この保持部にトルクセンサの捩れ検出手段を取り外し可能に嵌合保持させてあるから、両センサを隣接配置することができ、両センサの設置に要する軸長方向の長さを短縮することが可能となるため、ステアリング装置の衝突安全設計の自由度を増すことができる上、両センサを操舵軸の中途に組み付ける際の工数を削減でき、またトルクセンサと回転角センサとを簡単に分離でき、点検、修理及び交換を含めたメンテナンスを容易に実施することができる。保持部に嵌合した捩れ検出手段は、例えば爪、クリップ等の手段により所定位置に位置決め可能であり、更にメンテナンス時の取外しを容易に実施することができる
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るステアリング装置の構成を示す模式図である。
図示のステアリング装置は、ラックピニオン式の舵取機構1を備える。ラックピニオン式の舵取機構1は、図示しない車体の左右方向に延設されたラックハウジング11の内部に軸長方向への移動自在に支持されたラック軸10と、ラックハウジング11の中途に交叉するピニオンハウジング20の内部に回転自在に支持されたピニオン軸2とを備える公知の構成を有している。
ラックハウジング11の両側から外部に突出するラック軸10の両端は、各別のタイロッド12,12を介して操舵輪としての左右の前輪13,13に連結され、またピニオンハウジング20の一側から外部に突出するピニオン軸2の上端は、ステアリング軸3を介して操舵部材としてのステアリングホイール30に連結されている。またピニオンハウジング20の内部に延びるピニオン軸2の中途には、図示しないピニオンが形成されており、該ピニオンは、ラックハウジング11との交叉部において、ラック軸10の外面に適長に亘って形成されたラック歯に噛合させてある。
ステアリング軸3は、筒形をなすコラムハウジング31の内部に回転自在に支持され、該コラムハウジング31を介して、図示しない車室の内部に前方を下とした傾斜姿勢を保って取付けてあり、コラムハウジング31の下方へのステアリング軸3の突出端にピニオン軸2が連結され、同じく上方への突出端にステアリングホイール30が固設されている。
以上の構成により、操舵のためにステアリングホイール30が回転操作された場合、この回転がステアリング軸3を介してピニオン軸2に伝達され、該ピニオン軸2の回転が、ピニオンとラック歯との噛合部においてラック軸10の軸長方向の移動に変換されることとなり、このようなラック軸10の移動により、左右の前輪13,13が各別のタイロッド12,12を介して押し引きされて舵取りがなされる。
ステアリング軸3を支持するコラムハウジング31の中途には、ステアリングホイール30の回転操作によりステアリング軸3に加わる操舵トルクを検出すべく、後述するように構成されたトルクセンサ4が設けてある。該トルクセンサ4よりも上位置には、ステアリング軸3の全舵角範囲に亘る回転角度を検出して舵角を求めるべく、後述するように構成された回転角センサ5が並設してあり、トルクセンサ4よりも下位置には、操舵補助用のモータ6が取付けてある。
操舵補助用のモータ6は、コラムハウジング31の外側に軸心を略直交させて取付けてあり、例えば、コラムハウジング31の内部に延びる出力端に固着されたウォームをステアリング軸3に外嵌固定されたウォームホイールに噛合させ、モータ6の回転を、ウォーム及びウォームホイールにより減速してステアリング軸3に伝えるように伝動構成し、前述の如く行われる舵取りをモータ6の回転力により補助する電動パワーステアリング装置を構成している。
このように取付けられた操舵補助用のモータ6は、アシスト制御部7から図示しないモータ駆動回路を介して与えられる制御指令に従って駆動される。アシスト制御部7には、トルクセンサ4による操舵トルクの検出値及び回転角センサ5による回転角度の検出値が夫々与えられている。アシスト制御部7は、操舵トルク及び回転角度の検出値に基づいて操舵補助用のモータ6に制御指令を発し、該モータ6の駆動電流を増減制御するアシスト制御動作を行う。また回転角センサ5による回転角度の検出値は、車両の舵角を示す情報として、トラクション制御、ABS制御等の各種の制御にも用いられる。
図2は、トルクセンサ4及び回転角センサ5の取付け位置近傍を略示する断面図であり、図3は、トルクセンサ4の要部の分解斜視図である。トルクセンサ4は、図2に示すように、検出対象となるステアリング軸3をステアリングホイール30の側の入力軸33と舵取機構1の側の出力軸34とに分割し、これらの2軸を捩れ特性が既知のトーションバー32により同軸上に連結して、操舵トルクの作用によりトーションバー32の捩れを伴って入力軸33と出力軸34との間に生じる相対角変位を検出するよう構成されている。
トルクセンサ4は、入力軸33と一体回転する円筒磁石40と、出力軸34と一体回転する2個一組の磁性材料製のヨークリング41,41と、ヨークリング41,41の外側を各別に囲繞するように配置され、夫々のヨークリング41,41内に生じる磁束を集める集磁リング42,42と、これらの集磁リング42,42間に配設された磁気センサ43,43とを備えている。
円筒磁石40は、図3に示すように、N極及びS極が周方向に交互に並設された多極磁石として構成されており、端面及び内面をモールド樹脂により覆い、図2に示すように該モールド樹脂を介して入力軸33に同軸的に固定されている。
ヨークリング41,41は、図3に示すように、円環状をなすヨーク本体41a,41aの内面に、軸長方向に延びる三角形をなす複数の磁極爪41b,41b…を夫々有しており、周方向に交互に磁極爪41b,41b…を並べた状態でモールド樹脂により一体化され、図2に示すようにモールド樹脂を一側に延長して形成されたボス部を介して出力軸34に同軸的に固定されている。
以上のようなヨークリング41,41は、図2に示すように、内面が円筒磁石40の外周面と僅かなエアギャップを隔てて対向し、ヨークリング41,41の磁極爪41b,41b…が円筒磁石40の磁極の境界に夫々位置するように組み付けられている。この組み付け状態においては、ヨークリング41,41夫々のヨーク本体41a,41a内に生じる磁束が同一になる。
ヨークリング41,41の磁極爪41b,41b…と円筒磁石40の磁極との位置関係は、操舵トルクの作用によるトーションバー32の捩れに応じて、円筒磁石40が固定された入力軸33とヨークリング41,41が固定された出力軸34との間に生じる相対角変位に伴って変化する。この変化した位置関係に応じて、一方のヨークリング41の磁極爪41b,41b…と他方のヨークリング41の磁極爪41b,41b…には、夫々逆の極性を有する磁力線が増加し、夫々のヨーク本体41a,41aに正負の磁束が発生する。このとき発生する磁束の正負は、円筒磁石40とヨークリング41,41との間、即ち、入力軸33と出力軸34との間に生じる相対角変位の向きに応じて定まり、正負の磁束の密度は、前記相対角変位の大きさに対応する。
このようなヨークリング41,41に発生する磁束を集める集磁リング42,42は、ヨーク本体41a,41aの外径よりも若干大きい内径を有する磁性材料製の円環であり、周方向に適長離隔した2箇所に、軸長方向に延び、先端部を径方向外向きに屈曲成形してなる集磁突起44,44を備えている。集磁突起44,44を互いに僅かなエアギャップを隔てて対向させ、この集磁突起44,44の対向部間に、夫々磁気センサ43,43を配してある状態にて、集磁リング42,42及び磁気センサ43,43を樹脂製のモールド体45の内側に一体化することにより、捩れ検出手段が構成されている。この樹脂製のモールド体45は、集磁リング42,42の内周面がヨークリング41,41の外周面と近接対向するように後述の如く固定配置されている。
また磁気センサ43,43は、電源回路、信号処理回路等が形成された回路基板46に各別のリードにより接続されており、回路基板46は、コラムハウジング31に取付けてある。
以上の構成により集磁リング42,42には、ヨークリング41,41に発生する磁束が誘導され、この磁束は、集磁突起44,44の先端に集束され、夫々に対向する集磁突起44,44間のエアギャップに漏れ出す。磁気センサ43,43は、この漏れ出す磁束密度に対応する出力を発し、この出力は回路基板46を経て外部に取り出される。
このように磁気センサ43,43により検出される磁束密度は、夫々の集磁リング42,42に対応するヨークリング41,41のヨーク本体41a,41aに生じる磁束によって変化し、ヨーク本体41a,41aに生じる磁束は、円筒磁石40に対する夫々の相対角変位、即ち入力軸33と出力軸34との相対角変位に応じて生じるから、磁気センサ43,43の出力は、入力軸33に固設されたステアリングホイール30に加えられる操舵トルクの方向及び大きさに対応するものとなり、磁気センサ43,43の出力変化に基づいて、操舵トルクを検出することができる。
以上のようなトルクセンサ4の上方には、ステアリング軸3の回転角度を検出する回転角センサ5が設けられている。図4は、図2のIV−IV線による横断面図であり、回転角センサ5の概略構成を示している。回転角センサ5は、図4に示すように、入力軸33と一体回転する内歯車50と、この内歯車50と噛合する歯数の異なる2つの外歯車(第1外歯車51及び第2外歯車52)とを備え、この2つの外歯車51,52の回転角度に基づいて内歯車50の複数回転に亘る回転角度を検出するように以下のように構成されている。
内歯車50は、図2に示すように、円筒磁石40よりも上位置の入力軸33の中途部に外嵌固定されており、入力軸33の回転に伴い一体回転する。
ステアリング軸3を支持するコラムハウジング31には、入力軸33に固定された内歯車50と軸長方向に整合する位置に、円筒形をなす樹脂製の筐体57が嵌め込み固定されている。図4に示すように筐体57は、周壁の一部を外向きに張り出して形成された歯車室57aを備えており、回転角センサ5の2つの外歯車51,52は、ステアリング軸3と平行をなす軸回りでの回転自在に歯車室57aの内部に夫々取付けてある。
図4中に円板として略示する第1外歯車51及び第2外歯車52は、異なる外径を有し、外周に形成された歯の数が相違させてあり、同じく円板として略示する内歯車50に周方向の異なる位置にて噛合させてある。第1外歯車51と第2外歯車52の歯数は、全舵角範囲に亘る回転角度よりも両者の最小公倍数が大きくなるように決められており、これにより第1外歯車51と第2外歯車52との回転角度の組み合わせは、全舵角範囲において一つのみ存在することとなる。
また第1外歯車51及び第2外歯車52の一面には、図2に示すように磁石55,56が固定され、歯車室57aには、第1外歯車51及び第2外歯車52との対向面に、夫々の磁石55,56と僅かなエアギャップを隔てて対向するように磁気センサ53,54が固設してある。第1外歯車51及び第2外歯車52の一面の磁石55,56は、周方向に2分割して着磁された2極着磁の磁石であり、2つの外歯車51,52が回転し、これらと共に磁石55,56が回転した場合、磁気センサ53,54は周期的に変化する出力を発するように構成されている。
このように構成された回転角センサ5の筐体57の一側(上側)は、全面に亘って開口しており、この開口部は、異物の侵入を防止するために、開口形状に対応する板状の上蓋57bによって覆ってある。一方筐体57の他側(下側)には、同軸をなして下方に延びる円筒形の保持部57dが連設されており、この保持部57dに、前述したトルクセンサ4の捩れ検出手段を構成する集磁リング42,42及び磁気センサ43,43が、これらを一体に保持する樹脂製のモールド体45を介して嵌合保持されている。この結果、回転角センサ5は、トルクセンサ4と一体化される。保持部57dと樹脂製のモールド体45とは、クリップ、爪等、適宜の手段により取り外し可能に結合することができる。
また磁気センサ53,54は、電源回路、信号処理回路等が形成された回路基板58に各別のリードにより接続されており、回路基板58は、保持部57dの外周の一箇所に設けた基板室内に固定されている。
以上の構成により入力軸33の回転に伴う内歯車50の回転が、この内歯車50に噛合する第1外歯車51及び第2外歯車52に夫々伝達され、磁石55,56が夫々取付けてある両外歯車51,52は、異なる回転速度で夫々回転する。磁気センサ53,54は、これら2つの磁石55,56の回転に伴い変化する磁界に対応する出力を夫々発し、この出力は回路基板58を経て外部に取り出される。
このように磁気センサ53,54により検出される磁界の変化は、第1外歯車51及び第2外歯車52の夫々の回転角度に応じて生じるから、磁気センサ53,54の出力は、ステアリング軸3の回転角度に対応するものとなり、両外歯車51,52の回転角度の検出結果を組み合わせることにより、全舵角範囲に亘るステアリング軸3の回転角度を求めることができ、舵角が得られる。
このようなトルクセンサ4と回転角センサ5とを備える本発明に係るステアリング装置において、回転角センサ5の筐体57の保持部57dに、トルクセンサ4の捩れ検出手段が樹脂製のモールド体45を介して嵌合保持してあり、回転角センサ5とトルクセンサ4とを隣接配置することができ、両センサ4,5の設置に要する軸長方向の長さを短縮することができる。この嵌合保持は、前述したように取り外し可能に実施することができ、両センサ4,5を操舵軸の中途に組み付ける際の工数を削減でき、更にトルクセンサ4と回転角センサ5とを簡単に分離でき、点検、修理及び交換を含めたメンテナンスを容易に実施することができる。
なお以上の実施の形態においては、回転角センサ5をトルクセンサ4よりも上位置に設けているが、回転角センサ5をトルクセンサ4よりも下位置に設けてもよい。
また以上の実施の形態においては、磁石55,56を外歯車51,52に固定してあるが、例えば、外歯車51,52の回転軸を適宜に延長し、この延長端に設けた回転板に磁石55,56を固定して、これらの磁石55,56が外歯車51,52と一体回転するように構成してもよい。この場合、軸長方向寸法の短縮要求に応えながら、磁石55,56及び磁気センサ53,54をトルクセンサ4から離して配置することができ、トルクセンサ4との磁気的な相互干渉を排除して、回転トルク及び回転角度の安定した検出が可能となる。
なお以上の実施の形態において、トルクセンサ4は、入力軸33と一体回転する円筒磁石40と、出力軸34と一体回転するヨークリング41,41とを備え、この円筒磁石40とヨークリング41,41との間の磁気回路の変化を利用して前記相対角変位を検出するように構成されているが、これに限定されないのは言うまでもない。トルクセンサ4は、ステアリング軸3に加わる操舵トルクに応じて生じるステアリング軸3の捩れを、ステアリング軸3を支持するコラムハウジング31に保持部57dを介して固定された捩れ検出手段により検出するよう構成されていればよい。
また以上の実施の形態においては、内歯車50を大径歯車とし、外歯車51,52を小径歯車としてあるが、これとは逆に、内歯車50を小径歯車とし、外歯車51,52を大径歯車としてもよく、内歯車50と外歯車51,52とは、前述したように、内歯車50が複数回転に亘って回転する間に両歯車51,52の回転角度の組み合わせが一通りのみ存在する歯数を定めてあればよい。
その他、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内において種々変更した形態にて実施することが可能であることは言うまでもない。
以上のような本発明に係るステアリング装置において、二次衝突の衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収機構をステアリング軸3の中途に介装した場合、回転角センサ5とトルクセンサ4の設置に要する軸長方向の長さを短縮することができるため、摺動抵抗下にて生じさせる操舵軸の短縮ストロークを十分確保することができる。
本発明に係るステアリング装置の構成を示す模式図である。 トルクセンサ及び回転角センサの取付け位置近傍を略示する断面図である。 トルクセンサの要部の分解斜視図である。 図2のIV−IV線による横断面図である。
符号の説明
1 舵取機構、3 ステアリング軸(操舵軸)、30 ステアリングホイール(操舵部材)、4 トルクセンサ、40 円筒磁石、42 集磁リング(捩れ検出手段)、43 磁気センサ(捩れ検出手段)、5 回転角センサ、50 内歯車、51 第1外歯車(外歯車)、52 第2外歯車(外歯車)、53,54 磁気センサ(回転角検出手段)、57 筐体、57a 歯車室(取付け部)、57d 保持部

Claims (1)

  1. 操舵部材と舵取機構とを連結する操舵軸に加わる操舵トルクを、捩れ検出手段により検出される前記操舵軸の捩れに基づいて求めるトルクセンサと、前記操舵軸と一体回転する内歯車に噛合する外歯車の回転角度を回転角検出手段により検出し、該回転角検出手段の検出結果に基づいて前記操舵軸の回転角度を求める回転角センサとを備えるステアリング装置において、前記回転角センサは、前記外歯車及び回転角検出手段の取付け部を有する筐体を備え、該筐体は、前記捩れ検出手段を嵌合保持する保持部を備え、該保持部に前記捩れ検出手段が取り外し可能に保持してあることを特徴とするステアリング装置。
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