JP3612205B2 - 結合具、及びこの結合具を使用した回転角度センサ - Google Patents

結合具、及びこの結合具を使用した回転角度センサ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の電動パワーステアリング装置等に使用して好適な結合具、及びこの結合具を使用した回転角度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転角度センサは図12に示すように、回転軸1に円盤状の磁性体から成る回転ドラム2が固着されている。この回転ドラム2は、外周全周に複数の磁極(N−S)から成る磁気コードが形成されている。
また、回転ドラム2の外周には、所定のギャップPを設けて磁気検出センサ4が配設されて、従来の回転角度センサが構成されている。
このような従来の回転角度センサは、回転軸1を回転させて回転ドラム2を回転させると、前記複数の磁極の磁力のアナログ変化を前記磁気検出センサ4が検出して、回転ドラム2の回転角度を検出することができるようになっている。
【0003】
前述したような回転角度センサは、例えば、自動車の電動パワーステアリング装置に使用され、この装置に使用された従来の回転角度センサについて説明すると、図13に示すように、回転軸1は、駆動軸1aと負荷軸1bとから成り、そして、駆動軸1aと負荷軸1bには、トーションバーTで結合され、駆動軸1aを回転した時、トーションバーTを介して負荷軸1bが回転するようになっている。
また、駆動軸1aと負荷軸1bとが結合されたそれぞれの端部寄りに、距離Lを置いて2個の回転ドラム2、3が駆動軸1aと負荷軸1bとにそれぞれ固着されている。
また、回転ドラム2、3の外周には、所定のギャップP1、P2を置いて、一対の磁気検出センサ4、5が配設されて、従来の回転角度センサが構成されている。
【0004】
このような従来の回転角度センサを取り付けた回転軸1は、負荷軸1b側に加えられている負荷トルクより大きなトルクをハンドルと一体に形成した駆動軸1aに加えることにより、駆動軸1aからトーションバーTを介して負荷軸1bとを回転させることができる。
この回転軸1を回転させるときに、前記トーションバーTにより、駆動軸1a側に対して、負荷軸1b側が若干遅れて回転するようになっている。
この負荷軸1b側の回転の遅れにより、駆動軸1a側と負荷軸1b側とに回転角度のズレが生じる。この回転角度のズレは、負荷トルクと駆動軸1aの回転トルクの差、即ち、両者間のトルクに比例し、両者間のトルクが大きいと回転角度のズレが大きくなり、両者間のトルクが小さいと、回転角度のズレも小さくなる。
従来の回転角度センサは、このようにして、前記駆動軸1a側と負荷軸1b側との回転角度を、それぞれ検出し、その差を検出することによって、負荷軸1bと駆動軸1aの間のトルクを測定して、負荷軸1bに加えるアシスト力を決める等に用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の回転角度センサにおいて、回転ドラム2、3は駆動軸1a、負荷軸1bに直接固着されるため、その固着作業が面倒で、生産性が悪いという問題があった。
その解決のために、駆動軸1aと回転ドラム2との間、及び、負荷軸1bと回転ドラム3との間にバネ部材(図示せず)を介在させて、回転ドラム2、3の駆動軸1a、負荷軸1bへの組立性を容易にする構成が採られていたが、バネ部材による駆動軸1a、負荷軸1bからの回転ドラム2、3への回転伝達が悪く、駆動軸1a、負荷軸1bからの回転が回転ドラム2、3に正確に伝達されないと言う問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の手段として、中心部に回転軸を挿入した回転体が前記回転軸と共に回転させるために、前記回転軸と前記回転体とを摩擦結合させる金属板からなる結合具において、リング状の基部と、該基部から延出され、屈曲部を有する複数個のバネ部と、前記屈曲部の頂部に設けられた孔とを有し、前記基部が前記回転体に取り付けられ、前記バネ部のバネ性により前記孔の周縁を前記回転軸に摩擦係合させるようにした結合具の構成とした。
また、第2の解決手段として、前記屈曲部の頂部に設けられた孔を矩形状にした結合具の構成とした。
また、第3の解決手段として、前記バネ部は、前記基部から略直角に折り曲げられて形成され、前記バネ部の折り曲げ根本の幅よりも、前記孔を有する屈曲部の幅を大きくした結合具の構成とした。
また、第4の解決手段として、前記孔が前記屈曲部の幅の中央部に形成された結合具の構成とした。
【0007】
また、第5の解決手段として、磁石等を駆動する回転体と、該回転体の中央部に挿入される回転軸と、前記回転体に取り付けられ、前記回転体と前記回転軸とを摩擦係合させて、前記回転軸の回転と共に前記回転体を回転させる金属板からなる結合部とを備え、該結合部は、リング状の基部と、該基部から延出され、屈曲部を有する複数個のバネ部と、前記屈曲部の頂部に設けられた孔とを有し、前記基部が前記回転体に取り付けられ、前記バネ部のバネ性により前記孔周縁を前記回転軸に摩擦係合させるようにした回転角度センサの構成とした。
また、第6の解決手段として、前記屈曲部の頂部に設けられた孔を矩形状に形成し、該矩形状の孔の周縁を前記回転軸に摩擦係合させた回転角度センサの構成とした。
また、第7の解決手段として、前記バネ部は、前記基部から略直角に折り曲げられて形成され、前記バネ部の折り曲げ根本の幅よりも、前記孔を有する屈曲部の幅を大きくした回転角度センサの構成とした。
また、第8の解決手段として、前記孔が前記屈曲部の幅の中央部に形成された回転角度センサの構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の結合具、及びこの結合具を用いた回転角度センサを図1〜図11に基づいて説明する。
先ず、本発明の回転角度センサは図3A、Bの外形図に示すように、成形加工等により、内部が空洞で外形が略D字状の筺体10が配設されている。
この筺体10の上部から、板状で外形が筺体10と同じ形状に形成されたカバー11がかぶせられ、複数のネジ12で筺体10に固定されて、筺体10の上部が蓋閉されている。
また、図2に示すように、筺体10の底部の底壁10aの略中央部に、円形の開口部10bが形成されている。この開口部10bの周囲には、円形のガイド壁10cが図示上方に所定の高さで突出形成されている。
また、カバー11の略中央部にも前記筺体10と同様に、円形の開口部11aが形成され、図2に示すように、開口部11aの周囲にガイド壁11bが図示下方に所定の高さで突出形成されている。
【0009】
また、前記カバー11の開口部11aに挿入されている第1回転体13は、成形材料等で形成され、図5の要部断面側面図に示すように、図示下方に鍔部13aを有し、この鍔部13aの外周に、図4の上面図に示すような所定の歯数とモジュールの歯車部13bが形成されている。
そして、第1回転体13は前記鍔部13aの上部に、所定の高さの軸受け部13cが設けられて、外形が略鍔状に形成されている。
この第1回転体13には、図4に示すように回転中心に円形の軸孔13dが貫通形成され、この軸孔13dの内周面13hには、所定の深さと幅の複数の溝部13eが軸線方向に形成されている。また、軸受け部13cの上面には複数の矩形の突起13fが所定の高さで突出形成されている。
また、図5に示す前記鍔部13aの下面側の軸孔13dの周囲には、リング状の凸部13gが微小の高さで突出形成されている。
そして、第1回転体13の軸受け部13cが、前記カバー11の開口部11aに挿入され、周囲のガイド壁11bにガイドされて回転自在になっている。
【0010】
前記第1回転体13の軸受け部13c上面には、図6、7、8に示すように、金属板からなり、外形がリング状のバネ部材である第1結合具14が取り付けられている。この第1結合具14はバネ性のあるステンレス板等から成り、プレス等で打ち抜き形成されて、図6に示すように、外周部にリング状の基部14aと、この基部14aから内部の開口部14eに向けて延びる複数のバネ部14bとが設けられている。
そして、前記基部14aには複数の角孔14cが打ち抜き形成され、前記バネ部14bの先端寄りにも、それぞれ矩形の孔14dが打ち抜き形成されている。また、前記バネ部14bは矩形の孔14d部分を頂上とする略山型状に形成された屈曲部14fを有している。
この第1結合具14は、バネ部14bの根本部分が図8の断面側面図に示すように、リング状の基部14aの内側において、図示下方に略直角に折り曲げられて、図7の上面図に示すように開口部14eが略円形になっている。
そして、バネ部14bの折り曲げ根本の幅よりも、矩形の孔14dを有する屈曲部14fの幅を大きくし、バネ部材14bの断面積がほぼ均一になるように形成し、且つ、孔14dは、屈曲部14fの幅の中央部に位置して形成されている。
【0011】
前述したような第1結合具14は、図2に示すように、前記第1回転体13の軸受け部13cの上面に形成された複数の突起13fに、基部14aの複数の角孔14cが挿入され、この角孔14cから上方に出っ張った突起13fの先端部を熱カシメ等によりカシメ付けて、第1回転体13と第1結合具14とが一体化されている。
そして、下方に折り曲げられたバネ部14bは、第1回転体13の溝部13eに位置し、バネ部14bの矩形の孔14d部分の山型状の頂上部分は、第1回転体13の軸孔13dの内周面13hから軸孔13d内部に突出している。
【0012】
また、前記第1回転体13が対向する図2に示す図示下方には、第1回転体13と略同形状の第2回転体15が、歯車部15b、軸受け部15c、内周面15hが形成された軸孔15d等を有して配設されている。
そして、この第2回転体15には前記第1結合具14と略同形状で、バネ部16b等を有する第2結合具16が、前記第1結合具14と同じ方法で取り付けられている。
即ち、第1回転体13と第2回転体15の、それぞれの軸孔13d、15dの内周面13h、15hに板バネ部材からなる第1と第2の結合具14、16が配設されている。
そして、第2回転体15の軸受け部15cが、前記筺体10の開口部10bに挿入され、周囲のガイド壁10cにガイドされて回転自在になっている。
前記筺体10とカバー11とに取り付けられた、第1回転体13と第2回転体15とは、それぞれが同一回転中心を有し、それぞれが個別に回転できるようになっている。
【0013】
また、図1に示す筺体10の図示左側下方には、第1回転体13の歯車部13bに噛み合う第1コード板17と、第2回転体15の歯車部15bに噛み合う第2コード板18とが配設されている。
前記第1コード板17は図9に示すように、第1回転体13の歯車部13bに噛み合う樹脂材料等から成る歯車部17aと、この歯車部17aの他方の側面に取り付けられた、複数の磁極(N−S)を有する磁性体から成る情報記録部17bとから構成されている。
この情報記録部17bは歯車部17aより外径が大きな円盤状に形成され、歯車部17aの他方側にはボス部17cが突出して形成されている。
そして、歯車部17aのボス部17cを情報記録部17bのボス孔17dに圧入、あるいは接着止めされて、歯車部17aと情報記録部17bとが一体化されている。
また第1コード板17の回転中心には軸孔17eが貫通形成され、歯車部17aの一方側の側面17fには、所定の深さのバネ溝17gと、このバネ溝17gに挿入される、ねじりコイルバネ(図示せず)を回り止めするためのバネ止め溝17hが形成されている。
また、前記一方側の側面17f、バネ溝17gの内周側は、前記側面17fより若干突出する凸部17jが形成されている。
【0014】
また、図2に示すように第1コード板17の歯車部17aが対向する図示下方側に、前記第1コード板17と同形状の第2コード板18が配設されている。
この第2コード板18には、前記第2回転体15の歯車部15bに噛み合う歯車部18aと、情報記録部18bと、軸孔(図示せず)、凸部(図示せず)等が形成され、第1コード板17の軸孔17eと第2コード板18の軸孔(図示せず)とに、金属製の支軸19が挿入され、それぞれの歯車部17a、18aの一方側の側面を当接して、それぞれのコード板17、18が個別に回転可能になっている。
また、前記支軸19は上端部がカバー11側に、下端部が筺体10側に固定されて、第1コード板17と第2コード板18とが筺体10内部に収納されている。
また、前記バネ溝17gには、ねじりコイルバネ(図示せず)が挿入され、このねじりコイルバネにより、2個のコード板17、18にバックラッシュが発生しないようになっている。
【0015】
また、図1に示す前記筺体10の図示左下方の隅部に、前記コード板17、18の情報記録部17b、18bに書き込まれた情報、即ち磁気情報を検出するホール素子等から成る第1検出素子20と第2検出素子21とを取り付けた、ホルダ22が配設されている。
このホルダ22は前記検出素子20、21を取り付ける取り付け面が略ハ字状に形成され、この略ハ字状の取り付け面の2面に、それぞれ2個の第1検出素子20、と第2検出素子21とが上下に分離されて取り付けられている。そして、第1コード板17の情報記録部17bが対向する位置に第1検出素子20、20を取り付け、第2コード板18の情報記録部18bが対向する位置に第2検出素子21、21が取り付けられている。
また、前記第1と第2の検出素子20、21を取り付けたホルダ22は、裏面が平面になって、この裏面が後方の基板23に接着剤等で取り付けられている。
また、この絶縁基板23には、前記検出素子20、21から送られてくる情報を演算処理するIC24が取り付けられ、このIC24で処理された情報を外部に伝達するためのリード線25が半田付け等により取り付けられている。
【0016】
前記本発明の回転角度センサSをトルクセンサとして自動車のステアリングシャフトに用いた例を説明する。
まず図10に示すように、自動車のステアリングシャフト26は、例えば第1回転軸27と第2回転軸28とのそれぞれの端部27a、28aにT字状の溝27b、28bが形成され、前記それぞれの端部27a、28aを突き合わせて、前記溝27b、28bに、黒塗りで図示したトーションバー等から成る弾性部材29が挿入されて、第1回転軸27と第2回転軸28とが接続されている。
そして、第1回転軸27の端部27aに本発明の回転角度センサSの第1回転体13を挿入し、また、第2回転軸28の端部28aに回転角度センサSの第2回転体15を挿入する。
すると、第1回転体13と第2回転体15のそれぞれの軸孔13d、15dの内周面13h、15hに配設されている、バネ部材である第1と第2の結合具14、16のバネ部14b、16bが第1回転軸27と第2回転軸28を弾圧して、前記第1回転体13と第2回転体15とが第1回転軸27と第2回転軸28とにに、第1と第2の結合具14、16を介して摩擦係合して、ステアリングシャフト26に回転角度センサSが取り付けられている。
即ち、第1の結合具14の屈曲部14fの頂部に設けられた矩形の孔14dの周縁が、バネ部14bによって第1回転軸27に対して摩擦係合し、また、第2の結合具16の同様に、第2回転軸28に対して摩擦係合した状態となっている。
【0017】
また、図11に示すようにステアリングシャフト26は、第1回転軸27側にハンドル30を取付、第2回転軸28側を車輪(図示せず)側に接続し、ハンドル30を回転させて第2回転軸28を回転させたとき、この第2回転軸28の回転トルクが、車輪と接している路面(図示せず)の状況等によって、第2回転軸28の回転トルクが重くなる。このとき、ハンドル30を操作して第1回転軸27を回転させると、第2回転軸28が弾性部材29により、第1回転軸27より遅れて回転して、第1回転軸27と第2回転軸28とに回転角度のズレが発生する。
この回転角度のズレにより第1コード板17と第2コード板18の回転数が異なり、この第1コード板17と第2コード板18の回転数を、前記第1検出素子20と第2検出素子21とで検出する。この検出されたコード板17、18の回転数の差を前記IC24で演算して第1回転軸27側の回転トルクを検出することができるので、本発明の回転角度センサSをトルクセンサとして使用することができる。
【0018】
また、本発明における電動パワーステアリング装置は、前記ハンドル30の操作を補助するモータ等の電動機(図示せず)を備え、ハンドル30を回転させたとき、前記トルクセンサが第1回転軸27の回転トルクを検出し、この第1回転軸27の回転トルクが所定値以上の場合には、前記IC24からドライバーを介して電動機側に作動指令が出て、電動機が作動する。
この電動機の作動力により、ハンドル30を回転させる操作者の操作力を補助して、ハンドル30の回転トルクを軽くするようになっている。
また、本発明の回転角度センサSは、コード板17、18の情報記録部17b、18bを磁気媒体で、検出素子20、21を磁気センサで説明したが、情報記録部17b、18bを、光センサ等で識別可能な識別マークとし、検出素子を発光素子と受光素子とから成る光センサ等で構成した、光学式のコード板と検出素子でもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明の結合具は、リング状の基部14aと、基部14aから延出され、屈曲部14fを有する複数個のバネ部14bと、屈曲部14fの頂部に設けられた孔14dで構成されたものであるため、その構成は簡単で、生産性が良く、安価な結合具を提供できる。
また、屈曲部14fの頂部に孔14dを設けたため、孔14dの周縁を回転軸27に摩擦係合でき、回転体13への回転伝達の確実な結合具を提供できる。
また、孔14dを矩形状にすることにより、回転軸27への孔14dの周縁の係合が長くなり、より摩擦係合の大きな結合具を提供できる。
また、バネ部14bの根本の幅よりも、屈曲部14fの幅を大きくしたため、屈曲部14fの曲げによる強度が増大し、屈曲部14fの回転軸27への摩擦係合が一層確実になる結合具を提供でき、バネ部材14bの断面積を均一にすれば、応力が集中する部位が無く、均等に応力が加わるので、バネ特性に優れた結合具を提供できる。
また、孔14dを、屈曲部14fの幅の中央部に設けることにより、孔14dの周縁が回転軸27に安定し、且つ、確実な係合状態の結合具を提供できる。
【0020】
また、本発明の回転角度センサは、リング状の基部14aと、基部14aから延出され、屈曲部14fを有する複数個のバネ部14bと、屈曲部14fの頂部に設けられた孔14dとで結合具14を構成したものであるため、その構成は簡単で、生産性が良く、安価な結合具を提供できる。
また、結合具14のリング状の基部14aを回転体13に取り付け、屈曲部14fの頂部に孔14dを回転軸27に弾接させ、孔14dの周縁を回転軸27に摩擦係合させたため、回転軸27からの回転を、結合具14を介して回転体13へ確実に回転伝達でき、回転体13への回転伝達の確実な回転角度センサを提供できる。
また、結合具14の孔14dを矩形状にすることにより、回転軸27への孔14dの周縁の係合が長くなり、結合具14の回転軸27へのより摩擦係合の大きなものが得られ、回転体13への回転伝達のより確実な回転角度センサを提供できる。
また、結合具14のバネ部14bの根本の幅よりも、屈曲部14fの幅を大きくしたため、屈曲部14fの曲げによる強度が増大し、屈曲部14fの回転軸27への摩擦係合が一層確実となり、回転体13への回転伝達が一層確実な回転角度センサを提供でき、バネ部材14bの断面積を均一にすれば、応力が集中する部位が無く、均等に応力が加わるので、バネ特性に優れた結合具を提供できる。
また、結合具14の孔14dを、屈曲部14fの幅の中央部に設けることにより、孔14dの周縁による回転軸27への係合が安定し、且つ、確実な係合状態となる回転角度センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結合具を使用した回転角度センサのカバーを取った状態の平面図である。
【図2】本発明の回転角度センサの要部断面側面図である。
【図3】本発明の回転角度センサの外観図である。
【図4】本発明の回転角度センサに係る第1回転体の平面図である。
【図5】本発明の回転角度センサに係る第1回転体の要部断面側面図である。
【図6】本発明の結合具の展開平面図である。
【図7】本発明の結合具に係り、バネ部を折り曲げた後の平面図である。
【図8】本発明の結合具に係り、バネ部を折り曲げた後の側面図である。
【図9】本発明の角度センサに係るコード板の説明図である。
【図10】本発明の回転角度センサに係り、回転角度センサを取り付けるステアリングシャフトの要部側面図である。
【図11】本発明の回転角度センサに係り、回転角度センサをステアリングシャフトに取り付けた概略図である。
【図12】従来の回転角度センサの概略図である。
【図13】従来の回転角度センサの説明図である。
【符号の説明】
S 回転角度センサ
10 筺体
11 カバー
13 第1回転体
13b 歯車部
13h 内周面
14 第1結合具
14a リング状の基部
14b バネ部
14c 角穴
14d 矩形の孔
14e 開口部
14f 屈曲部
15 第2回転体
15b 歯車部
15h 内周面
16 第2結合具
16b バネ部
17 第1コード板
17a 歯車部
17b 情報記録部
18 第2コード板
18a 歯車部
18b 情報記録部
19 支軸
20 第1検出素子
21 第2検出素子
22 ホルダ
23 絶縁基板
24 IC
25 リード線
26 ステアリングシャフト
27 第1回転軸
27a 端部
28 第2回転軸
28a 端部
29 弾性部材
30 ハンドル

Claims (8)

  1. 中心部に回転軸を挿入した回転体が前記回転軸と共に回転させるために、前記回転軸と前記回転体とを摩擦結合させる金属板からなる結合具において、リング状の基部と、該基部から延出され、屈曲部を有する複数個のバネ部と、前記屈曲部の頂部に設けられた孔とを有し、前記基部が前記回転体に取り付けられ、前記バネ部のバネ性により前記孔の周縁を前記回転軸に摩擦係合させるようにしたことを特徴とする結合具。
  2. 前記屈曲部の頂部に設けられた孔を矩形状にしたことを特徴とする請求項1記載の結合具。
  3. 前記バネ部は、前記基部から略直角に折り曲げられて形成され、前記バネ部の折り曲げ根本の幅よりも、前記孔を有する屈曲部の幅を大きくしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の結合具。
  4. 前記孔が前記屈曲部の幅の中央部に形成されたことを特徴とする請求項3記載の結合具。
  5. 磁石等を駆動する回転体と、該回転体の中央部に挿入される回転軸と、前記回転体に取り付けられ、前記回転体と前記回転軸とを摩擦係合させて、前記回転軸の回転と共に前記回転体を回転させる金属板からなる結合部とを備え、該結合部は、リング状の基部と、該基部から延出され、屈曲部を有する複数個のバネ部と、前記屈曲部の頂部に設けられた孔とを有し、前記基部が前記回転体に取り付けられ、前記バネ部のバネ性により前記孔周縁を前記回転軸に摩擦係合させるようにしたことを特徴とする回転角度センサ。
  6. 前記屈曲部の頂部に設けられた孔を矩形状に形成し、該矩形状の孔の周縁を前記回転軸に摩擦係合させたことを特徴とする請求項5記載の回転角度センサ。
  7. 前記バネ部は、前記基部から略直角に折り曲げられて形成され、前記バネ部の折り曲げ根本の幅よりも、前記孔を有する屈曲部の幅を大きくしたことを特徴とする請求項5、又は6記載の回転角度センサ。
  8. 前記孔が前記屈曲部の幅の中央部に形成されたことを特徴とする請求項7記載の回転角度センサ。
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