JP2009128163A - 回転角検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングシャフトへのホイール部材の組み付け作業が容易に行える回転角検出装置を提供する。
【解決手段】コードパターン列3eを有するホイール部材3を、先端部にカット面を持つステアリングシャフトの先端部に取付けて回転させ、ステアリングシャフトの回転情報を検出可能な回転角検出装置であって、リング部4aに形成された開口4cにおいてカット面と対向する内周縁から延出する舌片4bを有する板金製の取付部材4を介してホイール部材3をステアリングシャフトに取付ける。舌片4bは開口を介して対向する折曲片であり、透孔が穿設された基端部と自由端側の先端部との間に曲部4hが形成されている。リング部4aをホイール部材3の筒状部3b上にかしめ固定して、軸孔3aに挿入せしめたステアリングシャフトの外周面に存する一対の平坦面にそれぞれ舌片4bを線接触状態で圧接させる。
【選択図】図2
【解決手段】コードパターン列3eを有するホイール部材3を、先端部にカット面を持つステアリングシャフトの先端部に取付けて回転させ、ステアリングシャフトの回転情報を検出可能な回転角検出装置であって、リング部4aに形成された開口4cにおいてカット面と対向する内周縁から延出する舌片4bを有する板金製の取付部材4を介してホイール部材3をステアリングシャフトに取付ける。舌片4bは開口を介して対向する折曲片であり、透孔が穿設された基端部と自由端側の先端部との間に曲部4hが形成されている。リング部4aをホイール部材3の筒状部3b上にかしめ固定して、軸孔3aに挿入せしめたステアリングシャフトの外周面に存する一対の平坦面にそれぞれ舌片4bを線接触状態で圧接させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車の舵角センサ等に適用される回転角検出装置に係り、特に、被検出部を配設した合成樹脂製のホイール部材がステアリングシャフトに取り付けられて一体的に回転する回転角検出装置に関する。
従来より、自動車のステアリングシャフトと車体との間に回転角検出装置を配設し、この回転角検出装置にて検出されたステアリングホイールの操舵角度や操舵速度等に基づいて、サスペンションの減衰力制御やオートマチックトランスミッションのシフトポジション制御、あるいは四輪操舵車における後輪の操舵制御等を行うようにした技術が知られている。
通常、この種の回転角検出装置には、コードパターン列等の被検出部を有する回転可能なホイール部材と、信号検出素子等を実装した回路基板と、これらホイール部材および回路基板を収納して車体側に取り付けられるハウジング(ケース・カバー)とが具備されており、ステアリングシャフトの先端部の軸周りにホイール部材を取り付けることによって、ステアリングホイールの回転操作時にホイール部材がステアリングシャフトと一体的に回転されるように構成したものが多い(例えば、特許文献1参照)。このようにホイール部材がステアリングシャフトの軸周りに取着されていると、ホイール部材の回転に伴うコードパターン列等の位置変化をフォトインタラプタ等の信号検出素子で検出することによって、ステアリングシャフトの回転情報(回転量や回転方向等)が検出可能となる。
特開2006−17663号公報(第5−8頁、図1)
ところで、被検出部を有するホイール部材(ホイール部材4)を、先端部に一対の平坦面を持つステアリングシャフトに取り付けて使用される回転角検出装置では、ホイール部材の筒状部(ホイール部52)の中央開口を直接または適当な取付部材を介して間接的に、ステアリングシャフトの先端部に外嵌させるという組み付け作業が必要となる。また、かかる組み付け作業を行ってステアリングシャフトに取着されたホイール部材は、回転方向に滑りやガタを生じないように保持されていることが望まれる。そのため従来は、組み付け作業時にホイール部材をステアリングシャフトの軸線方向へ押し込んで直接または間接的に強嵌合させることによって、組み付け作業後のホイール部材がステアリングシャフトに対して回転方向に滑りやガタが生じないようにしていたが、かかる組み付け作業ではホイール部材に相当大きな押し込み力を加えなければならないので、作業性が極めて悪いという問題があった。
なお、ホイール部材の組み付け時の作業性を改善するためにステアリングシャフトに対するホイール部材側の嵌合強度を若干弱めておくことも考えられるが、従来構造でホイール部材側の嵌合強度を弱めると、組み付け作業後のホイール部材がステアリングシャフトに対して回転方向に滑りやガタを生じてしまうため、良好な検出精度を確保することが困難となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、回転角の検出精度を劣化させずにステアリングシャフトへのホイール部材の組み付け作業が容易に行える回転角検出装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、先端部に一対の平坦面を持つステアリングシャフトが挿入される軸孔を有すると共に被検出部を有して前記ステアリングシャフトと一体的に回転する合成樹脂製のホイール部材と、このホイール部材に取り付けられて前記ステアリングシャフトと係合する金属板からなる取付部材と、前記ホイール部材の回転に伴う前記被検出部の位置変化を検出する信号検出手段と、前記ステアリングシャフトが回転可能に挿入される貫通孔を有して前記ホイール部材および前記信号検出手段を収納するハウジングとを備えた回転角検出装置であって、前記取付部材に、前記ステアリングシャフトの先端が挿通可能な開口を有するリング部と、このリング部の前記開口において前記一対の平坦面と対向する内周縁から前記軸孔内へ延出する一対の舌片とをそれぞれ形成し、これら一対の舌片の基端部と自由端側の先端部との間に曲げ部を形成し、これらの曲げ部は、前記取付部材が前記ステアリングシャフトに組み付けられたとき前記一対の平坦面と線接触して係合するように、前記両曲げ部の対向間隔が前記一対の平坦面の対向間隔よりも小さく設定され、かつ前記一対の舌片の先端部の対向間隔が前記一対の平坦面の対向間隔よりも大きく設定されているように構成した。
かかる構成により、ホイール部材の軸孔にステアリングシャフトの先端部を挿入させるべくホイール部材を該ステアリングシャフトの軸線方向へ押し込むと、一対の舌片とステアリングシャフトの先端部とが接触し、ステアリングシャフトの先端部をさらに挿入するのに伴い、それら一対の舌片は次第に外方へ押し広げられるように撓んで弾性反発力が生起されるため、ホイール部材がステアリングシャフトに組み付けられたとき、舌片の曲げ部をステアリングシャフトの一対の平坦面に線接触状態で圧接させることができる。したがって、その圧接力が特に大きくなくても、取付部材はステアリングシャフトに確実に係合・保持されて回転方向に滑りやガタを生じないので、取付部材を介してステアリングシャフトに保持されるホイール部材も回転方向に滑りやガタを生じる虞はなく、よって回転角の良好な検出精度を劣化させないようにすることができ、ステアリングシャフトの軸線方向へホイール部材を押し込む組み付け作業時に過大な押し込み力は不要となり、よって作業性が大幅に改善する。
上記の構成において、一対の舌片の基端部に1個以上の透孔がそれぞれ形成されていることが好ましく、こうすることによって、舌片を形成するための折曲加工が容易に行えると共に、透孔の数や大きさを適宜選択することにより、ホイール部材がステアリングシャフトに組み付けられたときに、一対の舌片の生起する弾性反発力が容易に調整できるようになる。
また、上記の構成において、取付部材のリング部の外周縁には全周に亘って絞り加工により突堤部が形成されていることが好ましく、こうすることによってリング部の剛性が高まるため、舌片をステアリングシャフトに圧接させることによって生じる反力でリング部が不所望に変形する虞がなくなる。
本発明の回転角検出装置によれば、被検出部を有するホイール部材に板金製の取付部材が付設してあり、ホイール部材の軸孔に挿入せしめたステアリングシャフトの先端部に存する一対の平坦面(カット面)に、取付部材の一対の舌片に形成された曲げ部を線接触状態で圧接させるという取付構造を採用しているため、その圧接力が特に大きくなくても、ステアリングシャフトに対して取付部材およびホイール部材を回転方向に滑りやガタを生じる虞なく確実に取り付けることができる。それゆえ、回転角の検出精度を劣化させないようにすることができ、ホイール部材をステアリングシャフトに組み付ける際に過大な押し込み力が不要となって作業性が容易に行える回転角検出装置を提供することができる。
発明の実施の形態を図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る回転角検出装置の分解斜視図、図2は図1に示す回転角検出装置を組み立てた状態の断面図、図3は図1に示す回転角検出装置で用いた取付部材の拡大斜視図、図4は本発明の実施形態例に係る回転角検出装置のロータ部が取り付けられるステアリングシャフトの先端部形状を示す斜視図である。
図1と図2に示す回転角検出装置は、自動車のステアリングシャフト10(図4参照)の回転情報(回転量や回転方向等)を検出するためのものであって、ハウジングを構成するケース1とカバー2が車体側に取り付けられ、ロータ部であるホイール部材3が取付部材4を介してステアリングシャフト10の先端部に取り付けられるようになっている。そして、ステアリングシャフト10と一体的に回転するホイール部材3の回転情報を信号検出素子5が検出し、その検出信号がコネクタピン6を介して外部へ出力されるようになっている。なお、図4に示すように、ステアリングシャフト10の先端部の外周面には一対の平坦なカット面(平坦面)10aが形成されている。
ホイール部材3は合成樹脂製であって、その中央にはステアリングシャフト10が挿入される軸孔3aが開設されており、円筒形の筒状部3bが軸孔3aを囲繞している。この筒状部3bには、リベット7(図1参照)を挿通させるための取付孔3cが3箇所に開設されていると共に、一対の位置決め突起3dが天面に突設されている。ホイール部材3の外周部には、被検出部としてスリット列からなるコードパターン列3eが配設されている。このホイール部材3は金属板からなる取付部材4と一体化されてステアリングシャフト10に取り付けられる。
取付部材4は板金加工によって製造されたものであり、円環状のリング部4aと一対の幅広な舌片4bとを有している。リング部4aの中央にはステアリングシャフト10が挿通可能な開口4cが形成されており、リング部4aの外周縁には全周に亘って絞り加工により突堤部4dが形成されている。開口4cは、カット面10aが形成されたステアリングシャフト10の先端部の断面形状と略同形で、かつステアリングシャフト10の先端部を挿入可能な寸法で形成されている。また、このリング部4aには、周方向に120度ずつずらした3箇所に前記リベット7を挿通させるための取付孔4eが穿設されていると共に、180度離れた2箇所にホイール部材3の一対の位置決め突起3dを挿通させるための異形の位置決め孔4fが穿設されている。一対の舌片4bは、開口4cにおいて、ステアリングシャフト10のカット面10aに対向する内周縁の2箇所から折曲片として筒状部3bのが軸孔3a内へと延出している。リング部4aは3本のリベット7を用いてホイール部材3の筒状部3b上にかしめ固定されるため、図2に示すように、軸孔3a内に一対の舌片4bを配置させた状態で取付部材4はホイール部材3と一体化される。図3から明らかなように、各舌片4bの基端部(各カット面10aに対向する部分であり、リング部4aに対して折り曲げられた部分)には複数個の透孔4gが形成されている。また、各舌片4bの基端部と自由端側の先端部との間には、鈍角に折曲された曲げ部4hが形成されている。
これら一対の舌片4bはステアリングシャフト10の先端部のカット面10aに線接触状態で圧接させるための弾性片であるが、図2に示すように、ステアリングシャフト10に圧接させていない非組み付け状態では、両舌片4bの曲げ部4hの対向間隔がステアリングシャフト10のカット面10aの対向間隔よりも小さくなるように設定されている。また、一対の舌片4bの先端部の対向間隔は、ステアリングシャフト10のカット面10aの対向間隔よりも大きくなるように設定されている。さらに、リング部4aの外周縁には、ホイール部材3に取付部材4を嵌合して取り付けることができるように、絞り加工によって突堤部4dが全周に亘り形成されている。したがって、リング部4aの剛性が高まるため、ホイール部材3に取付部材4を嵌合して取り付けると、舌片4bをステアリングシャフト10に圧接させることによって生じる反力でリング部4aが不所望に変形する虞がなくなる。
ケース1は合成樹脂製であって、円環状の空間を画成している環形部1aと、環形部1aから径方向外側へ張り出された矩形部1bと、矩形部1bに立設されたコネクタ接続部1cとを有しており、環形部1aに囲繞された貫通孔1dにステアリングシャフト10の先端部が回転可能に挿入される。環形部1aの外壁面には複数箇所に、カバー2をスナップ装着させるための係止孔1eが開設されている。矩形部1b内には後述する回路基板8が配置される。コネクタ接続部1cには図示せぬ外部コネクタが挿入される。
カバー2は合成樹脂製であって、ケース1の環形部1aと略同形な環形部2aと、ケース1の矩形部1bと略同形な矩形部2bとを有しており、環形部2aに囲繞された貫通孔2cにステアリングシャフト10の先端部が回転可能に挿入される。また、環形部2aの外壁面には係止孔1eと対応する複数箇所に係止爪2dが突設されており、これら係止爪2dを係止孔1eにスナップ係合させることによって、カバー2がケース1にスナップ装着されてハウジングが構成される。このハウジングの環形部1aと環形部2aによって覆われる空間にはホイール部材3が回転可能に収納され、ハウジングの矩形部1bと矩形部2bによって覆われる空間には信号検出素子5や回路基板8が収納される。
回路基板8の表面には図示せぬ回路パターンが形成されている。また、この回路基板8には複数の信号検出素子5やコネクタピン6や図示せぬ電子部品等が実装されている。信号検出素子5は受光素子と発光素子を対向させて組み合わせたフォトインタラプタであり、これら受光素子と発光素子はホイール部材3のコードパターン列(スリット列)3eの内周側と外周側に配置される。これにより、ホイール部材3の回転に伴うコードパターン列3eの位置変化が信号検出素子5によって検出できるようになっている。コネクタピン6には所定本数の外部コネクタ接続用のピン6aが列設されており、これらピン6aの先端部をケース1のコネクタ接続部1c内に配置させることによって、図示せぬ外部コネクタが着脱できるようになっている。
次に、ホイール部材3を取付部材4を介してステアリングシャフト10に取り付ける際の手順について説明する。まず、前述したように取付部材4のリング部4aをホイール部材3の筒状部3b上にかしめ固定して、相対向する一対の舌片4bを軸孔3a内に配置させた状態でホイール部材3と取付部材4を一体化する。しかる後、この一体品の軸孔3a内へ、ホイール部材3の天面(取付部材4を取り付けた面)と反対側の面からホイール部材3の天面へ向けてステアリングシャフト10の先端部を挿入させるべく、ホイール部材3をステアリングシャフト10の軸線方向へ押し込んでいく。その際、ステアリングシャフト10の先端部の外周面に形成されている一対のカット面10aが一対の舌片4bの間へ挿入されるように位置合わせして押し込み作業を行う。かかる押し込み作業において、両舌片4bは、先端部の対向間隔がステアリングシャフト10の一対のカット面10aの対向間隔よりも大きく、かつ曲げ部4hの対向間隔がステアリングシャフト10のカット面10aの対向間隔よりも小さく設定されているため、ステアリングシャフト10の先端部を両舌片4bの先端部と曲げ部4hとの間の部分に接触させてホイール部材3を押し込んでいけば、両舌片4bはステアリングシャフト10によって次第に外方へ押し広げられるように撓んで弾性反発力が生起されて、その弾性反発力を増大させる。そして、軸孔3a内へのステアリングシャフト10のさらなる挿入に伴い、各舌片4bの曲げ部4hと基端部との間の平板部分が対応するカット面10aに線接触状態で圧接されて、ステアリングシャフト10の先端部に取付部材4を取り付けることができる。これにより、その圧接力が特に大きくなくても、取付部材4はステアリングシャフト10の先端部に確実に係合・保持され、回転方向に滑りやガタを生じることなくステアリングシャフト10と一体的に回転するようになる。したがって、取付部材4を介してステアリングシャフト10の先端部に取り付けられたホイール部材3も、回転方向に滑りやガタを生じることなくステアリングシャフト10と一体的に回転するようになる。
以上説明したように、本実施形態例に係る回転角検出装置では、リング部4aと舌片4bを有する板金製の取付部材4をホイール部材3の筒状部3bに固定して両者を一体化した後、軸孔3aにステアリングシャフト10の先端部を挿入させるべくホイール部材3をステアリングシャフト10の軸線方向へ押し込むことによって、一対の舌片4bがステアリングシャフト10の一対の平坦なカット面10aに線接触状態で圧接してホイール部材3がステアリングシャフト10に取着されるようになっている。このように相対向する一対の舌片4bがステアリングシャフト10の一対のカット面10aに線接触状態で圧接させてあると、その圧接力が特に大きくなくても、取付部材4はステアリングシャフト10に確実に係合・保持されて回転方向に滑りやガタを生じる虞がないため、取付部材4を介してステアリングシャフト10に保持されるホイール部材3も回転方向に滑りやガタを生じる虞がなく、よって回転角の検出精度を劣化させずに良好な検出精度を確保することができる。また、ステアリングシャフト10に対する舌片4bの圧接力を特に大きく設定する必要がないことから、ホイール部材3をステアリングシャフト10の軸線方向へ押し込む組み付け作業時に過大な押し込み力は不要となり、よって作業性が大幅に改善する。
また、本実施形態例のように取付部材4の舌片4bの基端部に1個以上の透孔4gが形成されていると、舌片4bを形成するための折曲加工が容易に行えると共に、透孔4gの数や大きさを適宜選択することによって、舌片4bに生起する弾性反発力が容易に調整できるようになるため好ましい。
また、本実施形態例のように取付部材4のリング部4aの外周縁に全周に亘って絞り加工により突堤部4dが形成されていると、リング部4aの剛性が高まって、舌片4bをステアリングシャフト10に圧接させることによって生じる反力でリング部4aが不所望に変形する虞がなくなるため好ましい。
1 ケース(ハウジング)
1d 貫通孔
2 カバー(ハウジング)
2c 貫通孔
3 ホイール部材
3a 軸孔
3b 筒状部
3e コードパターン列(被検出部)
4 取付部材
4a リング部
4b 舌片
4c 開口
4d 突堤部
4g 透孔
4h 曲げ部
5 信号検出素子(信号検出手段)
6 コネクタピン
7 リベット
8 回路基板
10 ステアリングシャフト
10a カット面(平坦面)
1d 貫通孔
2 カバー(ハウジング)
2c 貫通孔
3 ホイール部材
3a 軸孔
3b 筒状部
3e コードパターン列(被検出部)
4 取付部材
4a リング部
4b 舌片
4c 開口
4d 突堤部
4g 透孔
4h 曲げ部
5 信号検出素子(信号検出手段)
6 コネクタピン
7 リベット
8 回路基板
10 ステアリングシャフト
10a カット面(平坦面)
Claims (3)
- 先端部に一対の平坦面を持つステアリングシャフトが挿入される軸孔を有すると共に被検出部を有して前記ステアリングシャフトと一体的に回転する合成樹脂製のホイール部材と、このホイール部材に取り付けられて前記ステアリングシャフトと係合する金属板からなる取付部材と、前記ホイール部材の回転に伴う前記被検出部の位置変化を検出する信号検出手段と、前記ステアリングシャフトが回転可能に挿入される貫通孔を有して前記ホイール部材および前記信号検出手段を収納するハウジングとを備えた回転角検出装置であって、
前記取付部材に、前記ステアリングシャフトの先端が挿通可能な開口を有するリング部と、このリング部の前記開口において前記一対の平坦面と対向する内周縁から前記軸孔内へ延出する一対の舌片とをそれぞれ形成すると共に、これら一対の舌片の基端部と自由端側の先端部との間に曲げ部を形成し、これらの曲げ部は、前記取付部材が前記ステアリングシャフトに組み付けられたとき前記一対の平坦面と線接触して係合するように、前記両曲げ部の対向間隔が前記一対の平坦面の対向間隔よりも小さく設定され、かつ前記一対の舌片の先端部の対向間隔が前記一対の平坦面の対向間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする回転角検出装置。 - 請求項1の記載において、前記一対の舌片の前記基端部に1個以上の透孔がそれぞれ形成されていることを特徴とする回転角検出装置。
- 請求項1または2の記載において、前記リング部の外周縁には全周に亘って絞り加工により突堤部が形成されていることを特徴とする回転角検出装置。
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Cited By (1)
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