JP2008265674A - 自動変速機用コントロールスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】視認性が良く、外部から可動体の回動位置を確認することができる自動変速機用コントロールスイッチを提供すること。
【解決手段】シフトレバーの操作によってマニュアルシャフト3が回動する際に可動体が回動し、マニュアルシャフト3が圧入された指示プレート7も回動する。その指示プレート7から径方向外側に延出形成された指示片7bと指示部16との相対的な位置関係が可動体の回動位置に応じて変化する。
【選択図】図1
【解決手段】シフトレバーの操作によってマニュアルシャフト3が回動する際に可動体が回動し、マニュアルシャフト3が圧入された指示プレート7も回動する。その指示プレート7から径方向外側に延出形成された指示片7bと指示部16との相対的な位置関係が可動体の回動位置に応じて変化する。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車における自動変速機のシフトレバーの切換操作で、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ、2速、1速というようなシフトポジションを示すポジション信号を発生する自動変速機用コントロールスイッチに関するものである。
従来、自動変速機(オートマティック・トランスミッション)を備えた自動車では、シフトレバーの切換操作でパーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ、2速、1速というような自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号を発生する自動変速機用コントロールスイッチが用いられ、それぞれのポジション信号に応じて制御系のマイクロコンピュータに操作指令を与えるようになっている。
この種の自動変速機用コントロールスイッチとして、例えば、特許文献1に開示されたコントロールスイッチは、ハウジングの内部に回動自在に収められる可動体とを備え、ハウジングが自動変速機に取り付けちれるとともに、シフトレバーの操作に応じて回動するシフト切り換え用のマニュアルシャフトに可動体が固定されている。可動体の軸部は円筒状に形成されてハウジングに回動自在に枢支され、その軸部から突設された主体はハウジングに形成された空間内を回動する。そして、軸部は、締め付け用ナットによりマニュアルシャフトに締め付け固定される。ハウジングの内面には可動体の回動中心に対して円弧状形成された複数の固定接点が固定されており、それらの固定接点には主体と一体移動する複数の可動接点がバネにより固定接点に向かって付勢されている。このコントロールスイッチは、シフトレバーの回動操作に応じてマニュアルシャフトが回動し、そのシャフトと可動体が一体的に回動し、可動接点と固定接点の接触・開離によって切り換え出力としてのポジション信号を出力する。
ところで、上記したマニュアルシャフトに対して締め付け用ナットを用いて軸部を締め付け固定する構造に代わって、可動体の軸部にマニュアルシャフトを圧入固定する構造が−般に採用されるようになっている(例えば、特許文献2参照)。かかる従来例によれば、先の従来例のようにナットを締め付ける必要がないことから製造工程の簡素化が図れるとともにナットの締め付け不足やゆるみ等による不具合の発生を防ぐことができる。
特開平11−45636号公報
特開2002−283869公報
ところで、完成品の状態では可動体がハウジング内に収容されているため、ハウジングの外部から可動体の回動位置を知ることはできない。一方、自動車の製造工程において、可動体の軸部にマニュアルシャフトを固定し、さらに自動変速機用コントロールスイッチを自動変速機に取り付ける際、後の工程における利便性を考慮して可動体を特定のシフトポジションの回動位置(例えば、ニュートラルの位置)に合わせておくことが望ましい。そのため、上記特許文献1に示した従来例では、マニュアルシャフトを挿通した座金に指示片を一体に形成し、この指示片によってハウジング外部から可動体の回動位置を確認することが考えられる。上記特許文献2に示した従来例では、座金が無いため、可動体の軸部に突起を形成し、その突起の回動位置によりハウジングの外部から可動体の回動位置を確認することが考えられる。しかしながら、軸部に形成可能な突起は小さいため、視認性が悪く、突起の位置確認に手間がかかり、作業効率の低下を招く虞がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、視認性が良く、外部から可動体の回動位置を確認することができる自動変速機用コントロールスイッチを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、自動変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、該可動体に可動接点を設けるとともに可動体の回動位置に応じて可動接点と接触・開離する複数の固定接点をハウジング内に設け、接触又は開離する可動接点と固定接点の組み合わせに対応した自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号を出力する自動変速機用コントロールスイッチにおいて、一面が開口する扁平形状に形成され内底面に複数の前記固定接点が配役されたカバーと、扁平形状に形成されて開口面を塞ぐように前記カバーと結合されるケースとからなる前記ハウジングと、前記カバー内底面と対向する面に前記可動接点が設けられ、厚み方向において前記ハウジングに貫設された軸受孔に挿通されて回動自在に枢支される軸部を具備し、前記軸受孔の軸方向に沿って前記軸部を貫通し前記シフトレバーの操作によって回動するマニュアルシャフトの先端部が挿通される挿通孔を有する前記可動体と、前記ハウジングに貫設された前記軸受孔から突出する面において前記挿通孔の周囲を囲むように配設きれた一乃至複数の指示部と、前記マニュアルシャフトに圧入固定され、前記マニュアルシャフトの径方向に沿って延びるように形成され、前記指示部との相対的な位置関係により前記ハウジングに対する前記可動体の回動位置を指し示す一乃至複数の指示片を有する指示プレートと、を備えてなる。
この構成によれば、シフトレバーの操作によってシャフトが回動する際に可動体とともにマニュアルシャフトが圧入固定された指示プレートも回動するため、ハウジング表面に設けられた指示部と指示プレートに設けられた指示片との相対的な位置関係が可動体の回動位置に応じて変化することになり、外観から可動体の回動位置を知ることができる。また、指示プレートにはマニュアルシャフトが圧入されているため、コントロールスイッチに振動が加わっても、指示プレートが移動しないため、指示プレートがハウジングにあたることによる異音の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記指示片及び指示部が複数であって、軸受孔の周囲に放射状に形成されてなる。この構成によれば、複数個の前記指示部及び指示片を放射状に形成したので、指示部及び指示片の視認性を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、自動変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、該可動体に可動接点を設けるとともに可動体の回動位置に応じて可動接点と接触・開離する複数の固定接点をハウジング内に設け、接触又は開離する可動接点と固定接点の組み合わせに対応した自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号を出力する自動変速機用コントロールスイッチにおいて、一面が開口する扁平形状に形成され内底面に複数の前記固定接点が配役されたカバーと、扁平形状に形成されて開口面を塞ぐように前記カバーと結合されるケースとからなる前記ハウジングと、前記カバー内底面と対向する面に前記可動接点が設けられ、厚み方向において前記ハウジングに貫設された軸受孔に挿通されて回動自在に枢支される軸部を具備し、前記軸受孔の軸方向に沿って前記軸部を貫通し前記シフトレバーの操作によって回動するマニュアルシャフトの先端部が挿通される挿通孔を有する前記可動体と、前記ハウジングに貫設された前記軸受孔から突出する面において前記挿通孔の周縁から径方向に沿って延びるように形成された指示部と、前記マニュアルシャフトの先端に固定されたレバーと、前記ハウジングと前記レバーとの間に配設されるととともに前記マニュアルシャフトと一体回転するように設けられ、前記指示部との相対的な位置関係により前記ハウジングに対する前記可動体の回動位置を指し示す指示片を有する指示プレートと、前記指示プレートを前記ハウジングに形成された指示部に向かって付勢する弾性支持部と、を備えてなる。
この構成によれば、シフトレバーの操作によってシャフトが回動する際に可動体とともにマニュアルシャフトが挿通されハウジングとレバーとの間に配設された指示プレートも回動するため、ハウジング表面に設けられた指示部と指示プレートに設けられた指示片との相対的な位置関係が可動体の回動位置に応じて変化することになり、外観から可動体の回動位置を知ることができる。また、指示プレートには弾性支持部によりハウジングに向かって付勢されているため、コントロールスイッチに振動が加わっても、指示プレートがハウジングから離間しないため、指示プレートがハウジングにあたることによる異音の発生を抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記ハウジングの前記軸受孔の周縁には、前記指示プレートが押圧される複数の支持部が形成されてなる。この構成によれば、弾性支持部によりハウジングに向かって付勢される指示プレートが支持部に当接されるため、指示プレートがマニュアルシャフトの周方向に沿って容易に回動するようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記弾性支持部は、前記指示プレートと一体形成されてなる。この構成によれば、指示プレートと弾性支持部とを一体的に組付けることができるため、組付け工数の増加が抑制される。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記弾性支持部は、前記レバーに当接される当接部と、前記当接部と前記指示プレートの基部とを連結するとともに弾性を有して前記指示プレートを前記ハウジングに向かって付勢する連結部と、から構成される。この構成によれば、弾性を有する連結部によって指示プレートをハウジングに向かって付勢することができ、異音の発生を抑制することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記当接部は、U字状に形成されてなる。この構成によれば、当接部にマニュアルシャフトを挿通させる必要がなく、容易に組付けを行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項3又は4記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記弾性支持部は、前記指示プレートと前記レバーとの間に配設され、前記指示プレートを前記ハウジングに向かって付勢するバネ体である。この構成によれば、バネ体により指示プレートをハウジングに向かって付勢することができ、異音の発生を抑制することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の自動変速機用コントロールスイッチにおいて、前記指示片を、前記指示部及び前記ハウジングのうちの少なくとも一方と異なる色に着色したものである。この構成によれば、指示片及び指示部の視認性を向上することができ、自動変速機への取付作業の効率化、作業ミスの防止を図ることができる。
本発明によれば、視認性が良く、外部から可動体の回動位置を確認することが可能な自動変速機用コントロールスイッチを提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図12(a)及び図12(b)に示すように、車両1の自動変速機2には、シフト切り換え用のマニュアルシャフト3の回動位置を検出するための自動変速機用コントロールスイッチ4が取着されている。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図12(a)及び図12(b)に示すように、車両1の自動変速機2には、シフト切り換え用のマニュアルシャフト3の回動位置を検出するための自動変速機用コントロールスイッチ4が取着されている。
図1に示すように、コントロールスイッチ4にはマニュアルシャフト3が挿通されている。図2に示すように、マニュアルシャフト3には、軸方向に沿った平面を有する断面略長円形状の連結部3aが形成されている。また、マニュアルシャフト3の先端は縮径されて段部3bが形成されている。その先端部3cには軸方向に沿った平面を有するとともにネジ部3dが形成されている。
マニュアルシャフト3の先端部3cはレバー5の基端に形成された固定孔5aに嵌挿されている。レバー5の基端は段部3bに当接されてマニュアルシャフト3に対する挿入位置が決定されている。そして、ネジ部3dにナット6を螺着することにより、そのナット6と段部3bとによりレバー5がマニュアルシャフト3の先端部3cに固定される。レバー5の先端はロッド等を介してシフトレバー(何れも図示略)に連結されており、シフトレバーに連動してレバー5及びマニュアルシャフト3が回動することにより、自動変速機2のシフトがマニュアル(手動)により切り換えられる。そして、コントロールスイッチ4は、このマニュアルシャフト3の回動位置に応じて、パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ、2速、1速等のシフトポジションを示すポジション信号を発生し、それぞれのポジション信号に応じて制御系のマイクロコンピュータに操作指令が与えられる。
コントロールスイッチ4とレバー5との間には指示プレート7が配設されている。指示プレート7の基部7aは、円板状に形成され、その基部7aから径方向に沿って延びるとともに周方向に等角度間隔に配列された複数(本実施形態では4個)の指示片7bが延出形成されている。つまり、指示プレート7には指示片7bが放射状に形成されている。
基部7aにはマニュアルシャフト3の連結部3aの断面形状に対応するとともにその連結部3aの外形よりもやや小さい略長円形状の圧入孔7cが形成されている。この圧入孔7cにはマニュアルシャフト3の連結部3aが圧入されており、これにより指示プレート7がマニュアルシャフト3に固定されるとともに一体回転する。また、指示プレート7にマニュアルシャフト3が圧入されることにより、指示プレート7がマニュアルシャフト3の軸方向に移動しない。
図3(a)に示すように、コントロールスイッチ4のハウジング11は略扇形に形成され、アルミニウムダイカスト製のケース12と、合成樹脂製のカバー13とをリベット18で結合して組立てられている。ケース12とカバー13とにより形成された空間、即ちハウジング11の内部には可動体20が回動自在に収容されている。
可動体20は亜鉛ダイカスト製であり、図5に示すように、主体21の基端には円筒状の軸部22が設けられている。図3(c)に示すように、主体21のカバー13と対向する面(図5における下面)に設けられた凹所内にコイルばね24及び複数の可動接点25が収容され、そのれら可動接点25はコイルばね24によりカバー13側へ弾性付勢されている。
図4(c)に示すように、円筒状に形成された軸部22の内部には、その軸方向から先端側(図4(c)において上側)には軸方向に沿った平面を有する一対の弦部22aが互いに平行する形で設けられており、弦部22aが設けられている部位ではマニュアルシャフト3が挿通される挿通孔22bが狭くなっている。具体的には、一対の弦部22a間にマニュアルシャフト3の連結部3a(図2参照)が挿通される。
挿通孔22bにはマニュアルシャフト3を弾性的に保持するためのばね体30が収納されている。このばね体30は弾性を有する板材を加工して形成されるものであり、ばね体30の主部31は幅細の半円環状に形成され、その主部31の両端より主部31の幅方向に沿って延びる一対の保持片32が形成されている。ばね体30は、軸部22の挿通孔22bの基端側(図4(c)において下側)から挿入され、一対の保持片32をそれぞれ弦部22aの対向面に当接させるようにして軸部22の挿通孔22b内に収納されている。一対の保持片32は、連結部3aの平面に当接される。これにより、連結部3aは一対の保持片32及び弦部22aにより挟持され、マニュアルシャフト3と軸部22とが一体回転する。
図5に示すように、カバー13は一面が開口する扁平な略扇形に形成され、扇の要に相当する部分には可動体20の軸部22の基端側が挿通されて回動自在に枢支する軸受孔14が厚み方向に貫設されている。また、カバー13の内底面には図3(c)に示すように、固定接点25aが設けられた帯板状の導電体(図示せず)がインサート成形されている。各固定接点25aは軸受孔14を中心にした同心円弧状に配設されており、ハウジング11内で可動体20が具備する可動接点25と対向させてある。カバー13には周壁で図まれ筒状に形成されたコネクタ部26が一体形成されており、コネクタ部26の内底面には、複数の導電体の先端が複数列に突出されてコネクタ端子が形成されている。即ち、ハウジング11に対する可動体20の回動位置に応じて可動体20に保持されている可動接点25が各固定接点25aと選択的に接触・開離し、自動変速機のシフトポジションに対応したポジション信号がコネクタ部26に接続された相手側コネクタを介して取り出される。
ケース12は扁平な略扇形に形成され、カバー13と同様に扇の要に相当する部分には可動体20の軸部22の他端側が挿通されて回動自在に枢支する軸受孔15が厚み方向に貫設されている。ケース12の表面(図2における上面)における軸受孔15の周囲には4個の略直方体形状の指示部16が等間隔に突設されている。そして、指示プレート7の指示片7bは、指示部16と同一円周上に配置されているとともに、指示片7bと指示部16は略同一形状に形成されている。また、ケース12には自動変速機2への取付用の取付ネジが挿通されるネジ挿通孔17が設けられている。
上述のように構成される本実施形態は、以下のようにして組立てられる。
図5に示すように、カバー13の軸受孔14内に環状のオイルシール27を収納するとともにカバー13の開口面に外形が略扇形の防水パッキン28を配置し、コイルぱね14、可動接点25、ぱね体30を取付けた可動体20を収納する。次に、軸受孔15内に環状のオイルシール29を収納したケース12をカバー13に披着し、可動体20の軸部22の他端側をオイルシール29を通して軸受孔15に挿通させた状態でリベット18(図1参照)によりケース12とカバー13を結合してハウジング11を組立てて本実施形態が完成する。そして、カバー13の側から軸部22の挿通孔22bにマニュアルシャフト3を貫通させれば、図4(a)〜(c)に示すように、断面形状が略長円形状に形成されたマニュアルシャフト3の連結部3aがばね体30の−対の保持片32の間に圧入される。連結部3aには、ばね体30のばね力により保持片32が圧接することでマニュアルシャフト3を軸部22に対して弾性的に保持させることができる。次に、マニュアルシャフト3を指示プレート7に圧入する。そして、レバー5にマニュアルシャフト3の先端部3cを挿入し、その先端部3cのネジ部3dにナット6を螺着することにより、レバー5をマニュアルシャフト3に固定する。
図5に示すように、カバー13の軸受孔14内に環状のオイルシール27を収納するとともにカバー13の開口面に外形が略扇形の防水パッキン28を配置し、コイルぱね14、可動接点25、ぱね体30を取付けた可動体20を収納する。次に、軸受孔15内に環状のオイルシール29を収納したケース12をカバー13に披着し、可動体20の軸部22の他端側をオイルシール29を通して軸受孔15に挿通させた状態でリベット18(図1参照)によりケース12とカバー13を結合してハウジング11を組立てて本実施形態が完成する。そして、カバー13の側から軸部22の挿通孔22bにマニュアルシャフト3を貫通させれば、図4(a)〜(c)に示すように、断面形状が略長円形状に形成されたマニュアルシャフト3の連結部3aがばね体30の−対の保持片32の間に圧入される。連結部3aには、ばね体30のばね力により保持片32が圧接することでマニュアルシャフト3を軸部22に対して弾性的に保持させることができる。次に、マニュアルシャフト3を指示プレート7に圧入する。そして、レバー5にマニュアルシャフト3の先端部3cを挿入し、その先端部3cのネジ部3dにナット6を螺着することにより、レバー5をマニュアルシャフト3に固定する。
ところで、指示プレート7はハウジング11(ケース12)の表面に配設されており、マニュアルシャフト3がハウジング11に対して可動すると指示プレート7も一体に回動し、指示プレート7の指示片7bがハウジング11の表面に沿って移動(回動)することになる。一方、ハウジング11(ケース12)表面における軸受孔15の周囲には指示部16が設けられているため、図1に示すようにマニュアルシャフト3の軸方向に沿って指示部16と指示片7bが同一直線上に位置すれば、ハウジング11に対する可動体20の回動位置、すなわち、可動体20が特定のポジション信号(例えば、ニュートラルに対応するポジション信号)を出力する状態にあることが容易に判別できる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)シフトレバーの操作によってマニュアルシャフト3が回動する際に可動体20が回動し、マニュアルシャフト3が圧入された指示プレート7も回動する。その指示プレート7から径方向外側に延出形成された指示片7bと指示部16との相対的な位置関係が可動体20の回動位置に応じて変化する。この位置関係により、外観から可動体20の回動位置を知ることができる。
(1)シフトレバーの操作によってマニュアルシャフト3が回動する際に可動体20が回動し、マニュアルシャフト3が圧入された指示プレート7も回動する。その指示プレート7から径方向外側に延出形成された指示片7bと指示部16との相対的な位置関係が可動体20の回動位置に応じて変化する。この位置関係により、外観から可動体20の回動位置を知ることができる。
(2)指示プレート7にマニュアルシャフト3を圧入した。従って、このコントロールスイッチ4に振動が加わっても、指示プレート7が移動しないため、異音の発生を抑制することができる。
(3)指示プレート7には、基部7aから放射状に複数の指示片7bが延出形成されている。同様に、ケース12には、軸受孔15の周囲に複数の指示部16が放射状に形成されている。従って、任意の方向からハウジング11を見たときに、少なくとも1つの指示片7b及び指示部16が目視できるため、容易に指示片7bと指示部16の相対的な位置関係を確認することができ、外観から可動体20の回動位置を知ることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図7及び図8に従って説明する。
尚、第1の実施形態と同じ部材については同じ符号を付してその説明を省略する。
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図7及び図8に従って説明する。
尚、第1の実施形態と同じ部材については同じ符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の自動変速機用コントロールスイッチ40のハウジング11aは、第1の実施形態と同様に形成されたケース41とカバー13とから構成され、そのケース41の表面(図6における上面)には、軸受孔15の開口端からその軸受孔15の径方向に沿って延びる1個の指示部42が略直方体状に形成されている。また、軸受孔15の周囲には、その軸受孔15の開口端から径方向に沿って延びるとともに軸受孔15の周方向に沿って配列された複数(図6において4個)の支持部43が略直方体状に形成されている。図7に示すように、指示部42及び支持部43は、マニュアルシャフト3の軸方向の高さが略同一に形成されている。
ハウジング11aとレバー5との間に指示プレート51が配設されている。図6に示すように、指示プレート51の基部51aは円板状に形成されており、その基部51aの外径は、軸受孔15の内径よりも大きく形成されている。従って、基部51aは、指示部42及び支持部43の表面(図6において上面)に当接する。基部51aには指示片51bが径方向に沿って延出形成されている。また、基部51aには、マニュアルシャフト3の連結部3aが挿入される挿通孔51cが形成されている。挿通孔51cは、連結部3aの断面形状に対応して略長円形状に形成されている。従って、マニュアルシャフト3が回動すると、指示プレート51がそのマニュアルシャフト3と一体的に回動する。
また、基部51aには、弾性支持部52が一体形成されている。弾性支持部52の連結部52aは、指示片51bと対称位置から基部51aの径方向に沿って延びるとともに略U字状(図8(b)参照)に形成されている。その連結部52aの先端には、円環状に形成された当接部52bが一体形成されている。当接部52bの内径は、マニュアルシャフト3を挿通可能に設定されている。
このように構成された指示プレート51は、基部51a及び当接部52bにマニュアルシャフト3が挿通され、そのマニュアルシャフト3の先端部3cをレバー5の基端部に挿通し、ネジ部3dにナット6を螺着することにより固定される。この時、連結部52aは、図7に示すように、変形される。すると、連結部52aが基の形に戻ろうとする弾性力により、基部51aがケース41に向かって付勢され、基部51aが指示部42及び支持部43に押圧される。従って、このコントロールスイッチ40に振動が加わっても、基部51aが指示部42及び支持部43から離間しないため、異音の発生が抑えられる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)指示プレート51は、基部51aが弾性支持部52により指示部42及び支持部43の表面に押圧される。従って、このコントロールスイッチ40に振動が加わっても、基部51aが指示部42及び支持部43から離間しないため、異音の発生を抑止することができる。
(1)指示プレート51は、基部51aが弾性支持部52により指示部42及び支持部43の表面に押圧される。従って、このコントロールスイッチ40に振動が加わっても、基部51aが指示部42及び支持部43から離間しないため、異音の発生を抑止することができる。
(2)指示プレート51は、基部51aからマニュアルシャフト3の径方向に沿って所定位置まで延びる指示片51bを備え、ケース41の表面にはその指示片51bと同様に形成された指示部42が形成されている。従って、長く延びた指示片51b及び指示部42により、指示片51b及び指示部42の相対的な位置関係が容易に把握することができるようになり、この位置関係により、外観から可動体20の回動位置を容易に知ることができる。
(3)ケース41の軸受孔15の周囲に指示部42とともに複数の支持部43を形成し、マニュアルシャフト3の軸方向における指示部42及び支持部43の表面の位置を同じとした。従って、指示部42及び支持部43に押圧される基部51aがマニュアルシャフト3の周方向に沿って容易に回動することができる。
(4)指示プレート51には弾性支持部52が一体形成されてなる。このため、指示プレート51と弾性支持部52とを一体的に組付けることができるため、組付け工数の増加を抑制することができる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態において、指示部16,42及び指示片7b,51bをハウジング11(ケース12)と異なる色に着色してもよく、指示部16,42及び指示片7b,51bの視認性を向上することができ、自動変速機への取付作業の効率化、作業ミスの防止を図ることができる。
・上記各実施形態において、指示部16,42及び指示片7b,51bをハウジング11(ケース12)と異なる色に着色してもよく、指示部16,42及び指示片7b,51bの視認性を向上することができ、自動変速機への取付作業の効率化、作業ミスの防止を図ることができる。
・上記各実施形態では指示部16,42を略直方体形状に形成してあるが、これに限定される必要はなく、本発明の効果を奏するものであれば他の形状でも構わない。また本実施形態では指示部16及び指示片7bの個数はそれぞれ4個ずつであるが、本発明の効果を奏するものであれば、個数はこれに限定されるものではない。
・上記第2の実施形態において、弾性支持部52の形状を適宜変更してもよい。例えば、上記実施形態では当接部52bを円環状に形成したが、これに限定されない。例えば、図11(a)(b)に示すように、U字状に形成してもよい。この構成によれば、マニュアルシャフト3を基部51aに挿通するだけでよく、組付け性が良くなる。
また、上記実施形態では、弾性支持部52を連結部52a及び当接部52bにより構成したが、図9(a)(b)に示すように、基部51aの周縁から延びるとともに湾曲形成した複数の弾性片53により弾性支持部を形成してもよい。
また、上記実施形態では、弾性支持部52を指示プレート51の基部51aと一体形成したが、これを別体としてもよい。例えば、図10(a)(b)に示すように、弾性支持部をバネ体としてのコイルスプリングとし、基部51a及び指示片51bをケース12に押圧するようにしてもよい。尚、コイルスプリングは、基部51aに接続して実施しても良い。また、コイルスプリング以外のバネを用いて実施してもよい。
2…自動変速機、13…カバー、3…マニュアルシャフト、3a,52a…連結部、3c…先端部、4,40…自動変速機用コントロールスイッチ、15…軸受孔、5…レバー、7,51…指示プレート、7b,51b…指示片、7a,51a…基部、11,11a…ハウジング、12,41…ケース、16,42…指示部、20…可動体、22…軸部、22b…挿通孔、25…可動接点、25a…固定接点、43…支持部、52…弾性支持部、52a…連結部、52b…当接部。
Claims (9)
- 自動変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、該可動体に可動接点を設けるとともに可動体の回動位置に応じて可動接点と接触・開離する複数の固定接点をハウジング内に設け、接触又は開離する可動接点と固定接点の組み合わせに対応した自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号を出力する自動変速機用コントロールスイッチにおいて、
一面が開口する扁平形状に形成され内底面に複数の前記固定接点が配役されたカバーと、扁平形状に形成されて開口面を塞ぐように前記カバーと結合されるケースとからなる前記ハウジングと、
前記カバーの内底面と対向する面に前記可動接点が設けられ、厚み方向において前記ハウジングに貫設された軸受孔に挿通されて回動自在に枢支される軸部を具備し、前記軸受孔の軸方向に沿って前記軸部を貫通し前記シフトレバーの操作によって回動するマニュアルシャフトの先端部が挿通される挿通孔を有する前記可動体と、
前記ハウジングに貫設された前記軸受孔から突出する面において前記挿通孔の周囲を囲むように配設きれた一乃至複数の指示部と、
前記マニュアルシャフトに圧入固定され、前記マニュアルシャフトの径方向に沿って延びるように形成され、前記指示部との相対的な位置関係により前記ハウジングに対する前記可動体の回動位置を指し示す一乃至複数の指示片を有する指示プレートと、
を備えたことを特徴とする自動変速機用コントロールスイッチ。 - 前記指示片及び指示部が複数であって、軸受孔の周囲に放射状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 自動変速機のシフトレバーの切換操作に応じてハウジング内を回動する可動体を備え、該可動体に可動接点を設けるとともに可動体の回動位置に応じて可動接点と接触・開離する複数の固定接点をハウジング内に設け、接触又は開離する可動接点と固定接点の組み合わせに対応した自動変速機のシフトポジションを示すポジション信号を出力する自動変速機用コントロールスイッチにおいて、
一面が開口する扁平形状に形成され内底面に複数の前記固定接点が配役されたカバーと、扁平形状に形成されて開口面を塞ぐように前記カバーと結合されるケースとからなる前記ハウジングと、
前記カバーの内底面と対向する面に前記可動接点が設けられ、厚み方向において前記ハウジングに貫設された軸受孔に挿通されて回動自在に枢支される軸部を具備し、前記軸受孔の軸方向に沿って前記軸部を貫通し前記シフトレバーの操作によって回動するマニュアルシャフトの先端部が挿通される挿通孔を有する前記可動体と、
前記ハウジングに貫設された前記軸受孔から突出する面において前記挿通孔の周縁から径方向に沿って延びるように形成された指示部と、
前記マニュアルシャフトの先端に固定されたレバーと、
前記ハウジングと前記レバーとの間に配設されるととともに前記マニュアルシャフトと一体回転するように設けられ、前記指示部との相対的な位置関係により前記ハウジングに対する前記可動体の回動位置を指し示す指示片を有する指示プレートと、
前記指示プレートを前記ハウジングに形成された指示部に向かって付勢する弾性支持部と、
を備えたことを特徴とする自動変速機用コントロールスイッチ。 - 前記ハウジングの前記軸受孔の周縁には、前記指示プレートが押圧される複数の支持部が形成されてなることを特徴とする請求項3記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 前記弾性支持部は、前記指示プレートと一体形成されてなることを特徴とする請求項3又は4記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 前記弾性支持部は、前記レバーに当接される当接部と、前記当接部と前記指示プレートの基部とを連結するとともに弾性を有して前記指示プレートを前記ハウジングに向かって付勢する連結部と、から構成されることを特徴とする請求項5記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 前記当接部は、U字状に形成されてなることを特徴とする請求項6記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 前記弾性支持部は、前記指示プレートと前記レバーとの間に配設され、前記指示プレートを前記ハウジングに向かって付勢するバネ体である、ことを特徴とする請求項3又は4記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
- 前記指示片を、前記指示部及び前記ハウジングのうちの少なくとも一方と異なる色に着色したことを特徴とする請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載の自動変速機用コントロールスイッチ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007114508A JP2008265674A (ja) | 2007-04-24 | 2007-04-24 | 自動変速機用コントロールスイッチ |
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JP2007114508A JP2008265674A (ja) | 2007-04-24 | 2007-04-24 | 自動変速機用コントロールスイッチ |
Publications (1)
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JP (1) | JP2008265674A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101996810A (zh) * | 2009-08-07 | 2011-03-30 | 松下电工株式会社 | 用于自动变速器的控制开关 |
CN102691786A (zh) * | 2011-03-22 | 2012-09-26 | 松下电器产业株式会社 | 自动变速器用控制开关 |
JP2015026592A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社ヴァレオジャパン | スイッチ |
EP2833384A3 (en) * | 2013-07-29 | 2015-03-11 | Valeo Japan Co., Ltd. | Movable contact point for switch |
KR101765492B1 (ko) * | 2015-10-06 | 2017-08-07 | 현대 파워텍 주식회사 | 변속기의 인히비터 스위치 |
-
2007
- 2007-04-24 JP JP2007114508A patent/JP2008265674A/ja active Pending
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