JP4785123B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は液体洗浄剤組成物に関する。
液体洗浄剤は、粉末洗浄剤に比べ溶け残りがなく、汚れ部分に直接塗布できるといった簡便性の点で優れており広く使用されている。一方、過酸化水素は弱アルカリ性以上のpHにおいて漂白効果を示すことから酸素系漂白剤等に使用されている。しかしながら、アルカリ性である液体洗浄剤中に過酸化水素を含有させることは貯蔵安定性の点から困難であるため、ホウ素化合物と多価アルコールを併用することで製品のpHを弱酸性にし、水に希釈することでpHが上昇する技術〔以下(pHジャンプ系、又はpHジャンプ効果)という〕が開示されており、特許文献1〜6を参考にすることができる。また、特許文献4には食べこぼしによるシミ汚れに効果を発揮する漂白活性化剤の前駆体を含有する組成物も開示されており、デカノイルオキシ安息香酸が例示されている。さらに、特許文献7、8にはオキシエチレン基及びオキシプロピレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤を含有する酸素系漂白剤が開示されている。
特開平6-100888号公報 特開平7-53994号公報 特開平7-70593号公報 特開平10-72595号公報 特開平10-72596号公報 特開2000-144187号公報 特開平11-80794号公報 特開平11-172288号公報
漂白活性化剤は、過酸化水素と弱アルカリ性以上のpH領域で反応し、漂白効果や除菌・除臭効果を発揮することができるが、弱アルカリ性では漂白活性化剤の安定性が著しく低下するため、液体洗浄剤組成物に配合することは貯蔵安定性上困難である。一方、食べこぼしのシミ汚れ等は漂白活性化剤による漂白効果が非常に高いことが知られており、液体洗浄剤に漂白効果を付与することが強く求められる。
漂白活性化剤の安定性と漂白効果を両立させる目的から、液体洗浄剤組成物の製品のpHを弱酸性にし、水に希釈することでpHが上昇する技術が知られている。これらはホウ素化合物及び糖等の多価アルコールを併用することで達成され、特許文献1〜6に記載されている。これらの技術の多くは組成物のpHを4.5以下に調整しており、pHジャンプ効果を示すが、到達するpHは8未満であり、期待される漂白効果が不充分発揮されず、洗浄効果も満足できるものではない。
希釈した場合に満足できる漂白効果及び洗浄効果を得るためには、例えばpH8以上のpHに上昇させる必要があり、その達成手段としては組成物のpHを予め4.6以上に調整する必要がある。しかしながらこの場合、漂白活性化剤の安定性に問題が生じる。また、特許文献7、8の実施例記載の組成物においては、単独で使用した際の洗浄効果が低く、満足できるレベルまでに至っていない。
従って本発明の課題は、漂白効果及び洗浄効果が満足できるレベルのpHジャンプ効果を有し、過酸化水素及び漂白活性化剤の安定性を飛躍的に向上させた液体洗浄剤組成物を提供することにある。
即ち、本発明の要旨は、(a)過酸化水素又は水中で過酸化水素を生成する化合物0.1〜30質量%、(b)漂白活性化剤0.1〜10質量%、(c)オキシエチレン基及びオキシプロピレン基又はグリセリル基を有する非イオン界面活性剤、及び/又はグリセリル基を有するポリグリセリルエーテル型非イオン界面活性剤10〜50質量%、(d)ホウ酸、ホウ砂、及びホウ酸塩から選ばれる化合物をホウ素原子として0.05〜2質量%、(e)隣合う炭素原子の両方にそれぞれ1つヒドロキシ基を有する部位が1つ以上存在する化合物を5〜15質量%含有し、(e)成分/(d)成分のモル比が1.5〜2.7であり、且つ20℃におけるpHが4.6〜7.0である液体洗浄剤組成物に関する。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いることで、pH4.6〜7.0における漂白活性化剤の貯蔵安定性を向上させるという効果が奏される。
本発明の液体洗浄剤組成物は、前記のように、(a)過酸化水素又は水中で過酸化水素を生成する化合物0.1〜30質量%、(b)漂白活性化剤0.1〜10質量%、(c)オキシエチレン基及びオキシプロピレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非ノニオン界面活性剤、及び/又はグリセリル基を有するポリグリセリルエーテル型非イオン界面活性剤10〜50質量%、(d)ホウ酸、ホウ砂、及びホウ酸塩から選ばれる化合物をホウ素原子として0.05〜2質量%、(e)隣合う炭素原子の両方にそれぞれ1つヒドロキシ基を有する部位が1つ以上存在する化合物を5〜15質量%含有し、(e)成分/(d)成分のモル比が1.5〜2.7であり、且つ20℃におけるpHを4.6〜7.0に調整してなるものである。
本発明においては、かかる構成を有することで、漂白効果及び洗浄効果が満足できるレベルのpHジャンプ効果を有し、過酸化水素の安定性に問題なく、貯蔵中に組成物の着色を引き起こさないという優れた効果が発現される。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(a)成分として過酸化水素又は水中で過酸化水素を生成する化合物を含有する。水中で過酸化水素を生成する化合物としては、過炭酸塩及び過ホウ酸塩等が挙げられる。(a)成分の過酸化水素としての含有量は、組成物中に0.1〜30質量%、好ましくは0.5〜10質量%、特に好ましくは1〜4.5質量%である。このような範囲において優れた漂白効果を得ることができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は(b)成分として漂白活性化剤を含有し、含有量は組成物中に0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜5質量%、特に好ましくは0.2〜2質量%含有される。
本発明においてはアルカノイル基の炭素数が8〜14のアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸又はその塩、及びアルカノイルオキシ安息香酸又はその塩が好適であり、特にアルカノイル基の炭素数が8〜10のアルカノイルオキシ安息香酸又はその塩が最も好ましい。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。
中でも、(b)成分としては、漂白活性化剤の安定性の観点から、炭素数8〜14である直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基を含み、分子中に-COOM、-SOM、及び-OSOM〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基を有することが好ましい。Mとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオンが挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、漂白活性化剤の貯蔵安定性及び漂白洗浄効果の点から(c)成分として、オキシエチレン基及びオキシプロピレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非ノニオン界面活性剤、及び/又はグリセリル基を有するポリグリセリルエーテル型非イオン界面活性剤10〜50質量%含有する。
上記ポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非ノニオン界面活性剤における、オキシエチレン基及びオキシプロピル基は、ランダム共重合体又はブロック共重合体のいずれの形態で配列されていてもよい。
本発明においては、(c)成分を特定量用いる点に一つの大きな特徴がある。即ち、(a)成分と(b)成分とを含有する液体洗浄剤組成物においては、この2成分の貯蔵安定性に優れることが重要である。この物性は組成物のpHに依存し、(a)成分、(b)成分は共に、酸性下で安定であるが、pHが高くなると、分解し易く、不安定になる。特に、(b)成分はpH4.6以上で分解してしまうため、(a)成分及び(b)成分を含有する液体洗浄剤組成物においては、前記のようなpHジャンプ系を用いる場合でも、上昇前のpHを4以下に調整する必要がある。しかしながら、pHを4以下に調整した場合において、上昇するpHはせいぜい8程度であり、このようなpH条件下では漂白性能等の効果は十分に発現されているとはいえない。
これに対して、本発明においては、(c)成分を特定量用いることにより、(b)成分単独では失活されるはずのpH条件(4.6以上)でも(b)成分の効果を十分に保持することが可能になるという驚くべき効果が奏される。
そして、本発明においては、かかる(c)成分と、後述の(d)成分及び(e)成分からなるpHジャンプ系とを併用することにより、水希釈時のpHを中性付近から9付近にまで上昇させることが可能になるため、洗浄効果が顕著に発現されるという相乗的な効果が奏される。
(c)成分の含有量としては、組成物中において、好ましくは15〜40質量%、特に好ましくは20〜35質量%である。
(c)成分としては、漂白活性化剤の貯蔵安定性の観点から、下記一般式(1−1)及び/又は下記一般式(1−2)で表される化合物が好ましい。
-O-(CO)-(CO)-(CO)H (1−1)
〔式中、Rは炭素数8〜18の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基であり、l、m及びnはそれぞれ独立に1〜10である。〕
-O-(C)p-H (1−2)
〔式中、Rは、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18の炭化水素基であり、pは1〜10である。〕
一般式(1−1)において、Rは炭素数8〜18、好ましくは10〜14のアルキル基であり、l、m、nはそれぞれ独立して1〜10、好ましくは2〜8である。
一般式(1−2)において、Rは炭素数8〜18、好ましくは10〜14のアルキル基であり、pは1〜10、好ましくは2〜6である。更に、Cで示される基は、以下:
Figure 0004785123
であっても
Figure 0004785123
であってもよい。
また、(b)成分/(c)成分の質量比は、漂白活性化剤の貯蔵安定性の観点から、0.001〜0.1、好ましくは0.005〜0.08、特に好ましくは0.01〜0.05が好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は(d)成分としてホウ酸、ホウ砂及びホウ酸塩から選ばれる化合物、及び(e)成分として隣合う炭素原子の両方にそれぞれ1つヒドロキシ基を有する部位が1つ以上存在する化合物からなるpHジャンプ系を含有する。
(d)成分のホウ酸塩としては、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウム、4ホウ酸ナトリウム、4ホウ酸カリウム、4ホウ酸アンモニウム等が挙げられる。 また、(d)成分の含有量としては、pHジャンプ効果や漂白洗浄性能の観点から、組成物中において、ホウ素原子として、0.05〜2質量%であり、好ましくは0.05〜1.8質量%、より好ましくは0.05〜1質量%、更に好ましくは0.07〜0.5質量%、更により好ましくは0.1〜0.5質量%、特に好ましくは0.15〜0.4質量%、最も好ましくは0.2〜0.4質量%である。
(e)成分の具体的例としては下記(1)〜(4)の化合物が好適である。(1)グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、炭素数1〜10のアルキルグリセリルエーテル、アルキルジグリセリルエーテル、アルキルトリグリセリルエーテル、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコールから選ばれるグリセロール類又はグリコール類(2)ソルビット、マンニット、マルチトース、イノシトール、フィチン酸から選ばれる糖アルコール類(3)グルコース、アピオース、アラビノース、ガラクトース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロース、フルクトースから選ばれる還元糖類(4)デンプン、デキストラン、キサンタンガム、グアガム、カードラン、プルラン、アミロース、セルロースから選ばれる多糖類
本発明では特に前記(2)の糖アルコール類が好適であり、特にソルビットが安定性及び漂白/洗浄効果の点から好適である。
また、(e)成分の含有量としては、pHジャンプ効果及び漂白洗浄効果の観点から、組成物中において、5〜15質量%であり、7〜15質量%が好ましく、8〜13質量%がより好ましい。
本発明では液体洗浄剤組成物に対して600〜2000質量倍の水により希釈した場合の希釈液の20℃におけるpHが8.5以上9.5未満になることが漂白/洗浄効果を得る目的から好ましい。このようなpHジャンプ効果を得るためには(d)成分と(e)成分を特定範囲のモル比、及び特定範囲の含有量に調整して用いる。
ここで、(d)成分(ホウ素化合物)と(e)成分(α、β-ジヒドロキシ化合物)との間には下記のような平衡反応が存在する。
Figure 0004785123
本発明においてはジ体がpHジャンプ系の主要成分であることが希釈溶液のpHを8.5以上9.5未満にするために好適である。また、本発明の優れたpHジャンプ効果を得るためには、液体洗浄剤組成物中において(e)成分/(d)成分をモル比で1.5〜2.7、好ましくは2.0〜2.7、より好ましくは2.2〜2.7の極限られた範囲で混合することが好ましい。
なお、本発明では(d)成分及び(e)成分を液体洗浄剤組成物に配合する場合には、液体洗浄剤組成物中では上記モノ体、及びジ体の化合物に変換されているため、本発明でいう(d)成分、及び(e)成分の含有量とは、単独で存在する(d)成分及び(e)成分の含有量に、上記モノ体、ジ体の含有量から(d)成分及び(e)成分の量を換算した量を加えた量の合計を意味する。
本発明では、漂白活性化剤の安定性の点から(f)成分としてHLB(グリフィン法)が13〜17、好ましくは14〜16であるポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤及び/又はポリオキシプロピレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤を10〜50質量%、より好ましくは15〜40質量%、特に好ましくは20〜35質量%含有することが好ましい。
(f)成分としては、漂白活性化剤の貯蔵安定性及び洗浄性能の観点から、アルキルの炭素数としては8〜14、好ましくは8〜12、エチレンオキシドのモル数としては6〜30、好ましくは7〜20、より好ましくは7.5〜15が望ましい。
また、本発明では過酸化水素の安定性の点から、金属封鎖剤を含有することが好ましい。金属封鎖剤としては、ホスホン酸基又はその塩基を有する化合物〔以下(g)成分という〕に限られる。具体的なホスホン酸基又はその塩基を有する金属封鎖剤としては、エタン-1,1-ジホスホン酸、エタン-1,1,2-トリホスホン酸、エタン-1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホン酸、エタンヒドロキシ-1,1,2-トリホスホン酸、エタン-1,2-ジカルボキシ-1,2-ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれるホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩、2-ホスホノブタン-1,2-ジカルボン酸、1-ホスホノブタン-2,3,4-トリカルボン酸、α-メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカルボン酸又はこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩を挙げることができ、好ましくはホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩が好適であり、特にエタン-1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホン酸又はこれらのアルカリ金属塩が最も好ましい。
本発明では(g)成分の含有量にも注意を要し、好ましいpHジャンプ効果を得る観点、及び過酸化水素の安定性に優れる観点から、本発明では0.05質量%以上0.3質量%未満、より好ましくは0.1〜0.25質量%、更に好ましくは0.15〜0.2質量%の範囲が好適である。
一般にホスホン酸系金属封鎖剤以外にカルボン酸基を有する脂肪酸又はその塩、ポリカルボン酸又はその塩、アミノポリカルボン酸又はその塩、及び高分子系キレート剤〔以下(g’)成分という〕を併用する場合が多いが、これら化合物を多量に用いると、pHジャンプ効果を抑制し水で希釈した場合の溶液のpHが8未満となるため、好ましい漂白/洗浄効果を得ることができないおそれがある。ここで、本発明でいう脂肪酸又はその塩とは、炭素数1〜18の飽和又は不飽和脂肪酸又はその塩であり、ポリカルボン酸とはクエン酸、コハク酸等の分子中に2つ以上カルボン酸基を有する分子量1000未満の化合物である。アミノポリカルボン酸又はその塩とはエチレンジアミン四酢酸又はその塩、ニトリロトリ酢酸又はその塩、ジエチレントリアミン五酢酸又はその塩等のアミノ基に酢酸基やコハク酸基が結合した化合物である。また、高分子キレート剤としてはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、クロトン酸等の重合性不飽和結合を有するカルボン酸化合物を重合させた分子量が1000以上100000以下の化合物である。
本発明では上記カルボン酸化合物類を使用しないことが好適であるが、用いる場合には組成物中に0.2質量%未満が好ましく、0.1質量%未満がより好ましい。
また、本発明では、過酸化水素の安定性の点から(h)成分としてラジカルトラップ剤を含有することが好ましい。ラジカルトラップ剤は、一般的にフェノール誘導体が知られており、特開平11-181492号公報等に開示されている。本発明では、フェノール誘導体としてフェノール性水酸基を有する化合物又はフェノール性水酸基のエステル誘導体、エーテル誘導体が好ましい。このような化合物としては、具体的にクレゾール、チモール、クロロフェノール、ブロモフェノール、メトキシフェノール、ニトロフェノール、ヒドロキシ安息香酸、サリチル酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸、2,6-ジ第3ブチル-p-クレゾール、ナフトール、ヒドロキノン、カテコール、ピロガロール、フェノキシエタノール等が挙げられる。この中で好ましい化合物は、G.E.Penketh,J.Appl.Chem.,Vol7,512〜521頁(1957)に記載されている酸化還元電位(O.P.)0(25℃)が0.3〜1.25V以下の化合物であり、より好ましくは0.6〜0.75V以下の化合物である。更に、配合のしやすさの点から、溶解度の高いラジカルトラップ剤がより効果的であり、前述した溶解性を示す疎水性パラメーターlogP値で3以下のものが好ましい。上述した酸化還元電位及び溶解性の点から、4-メトキシフェノール、4-ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキノン、カテコールが好ましい。これらフェノール系ラジカルトラップ剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用して用いてもよい。本発明における(h)成分の配合量は0.01〜2.0質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜1.0質量%である。
本発明では(i)成分として、(c)成分及び(f)成分以外の界面活性剤を含有することが好ましい。用いることができる界面活性剤としては陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤を挙げることができる。
陰イオン界面活性剤(以下(i1)成分という)としては、炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、α-オレフィンスルホン酸塩、α-スルホ脂肪酸塩又はα-スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩等である。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、洗剤用界面活性剤市場に一般に流通しているものの中で、アルキル鎖の平均炭素数が8〜16のものであればいずれも用いることができ、例えば花王(株)製のネオペレックスF25、Shell社製のDobs102等を用いることができる。また、工業的には、洗剤用原料として広く流通しているアルキルベンゼンをクロルスルホン酸、亜硫酸ガス等の酸化剤を用いてスルホン化して得ることもできる。アルキル基の平均炭素数は10〜14が好ましい。また、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩としては、平均炭素数10〜18の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールに、EOを1分子当たり平均0.5〜5モル付加させ、これを例えば特開平9-137188号記載の方法を用いて硫酸化して得ることができる。アルキル基の平均炭素数は10〜16が好ましい。アルキル硫酸エステル塩としては炭素数10〜16、好ましくは10〜14の直鎖もしくは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールをSO又はクロルスルホン酸でスルホン化し、中和して得ることができる。α-オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数8〜18の-アルケンをSOでスルホン化し、水和/中和を経て成することができ、炭化水素基中にヒドロキシ基が存在する化合物と不飽和結合が存在する化合物の混合物である。また、α-スルホ脂肪酸低級アルキルエステル塩としてはアルキル基の炭素数は10〜16が好ましく、メチルエステル又はエチルエステルが洗浄効果の点から好ましい。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、アルカノールアミン塩、アンモニウム塩が好適であり、洗浄効果の点からナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましい。
本発明では、洗浄効果の点から炭素数10〜14、エチレンオキシド平均付加モル数1〜3のポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、及び炭素数11〜15のアルキルベンゼンスルホン酸塩が特に良好である。
陰イオン界面活性剤の量としては、液体洗浄剤組成物中に0.1〜5質量%が好ましく、0.5〜2質量%がより好ましい。
陽イオン界面活性剤(以下(i2)成分という)としてはエステル基、アミド基で分断されていてもよい炭素数10〜18の炭化水素基を1つ又は2つと残りが炭素数1〜3のアルキル基あるいはヒドロキシアルキル基である4級アンモニウム塩、好ましくは炭素数1〜3のアルキル硫酸エステル塩を、液体洗浄剤組成物中に0.01〜3質量%、好ましくは0.1〜2質量%、特に好ましくは0.2〜1質量%の範囲で含有することが好ましい。
両性界面活性剤(以下(i3)成分という)としては下記一般式(2)又は一般式(3)から選ばれる化合物を含有することが洗浄効果の点から好ましい。
Figure 0004785123
[式中、R2aは炭素数8〜16、好ましくは10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキル基又はアルケニル基であり、R2c、R2dは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。R2bは炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Aは-COO-、-CONH-、-OCO-、-NHCO-、-O-から選ばれる基であり、cは0又は1の数である。]
Figure 0004785123
[式中;R3aは炭素数9〜23、好ましくは9〜17、特に好ましくは9〜15のアルキル基又はアルケニル基であり、R3bは炭素数1〜6、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Bは-COO-、-CONH-、-OCO-、-NHCO-、-O-から選ばれる基であり、dは0又は1の数である。R3c、R3dは、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、R3eはヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。Dは-COO-、-SO -、-OSO -、から選ばれる基である。]
また、(i3)の両性界面活性剤は緩衝能を有するため多量に使用するとpHジャンプ効果を損なうおそれがあり、使用には注意を要する。用いる場合には(i3)成分の含有量は2質量%以下、好ましくは1質量%以下、特に0.5質量%以下が好ましい。
本発明では前記(a)〜(e)成分、必要であれば(f)〜(i)成分を水に溶解させた水溶液の形態であり、用いる水は微量に水に溶解している金属を除去したイオン交換水又は蒸留水が貯蔵安定性の点から好適である。水の含有量は、組成物中において好ましくは30〜70質量%、より好ましくは35〜50質量%である。
本発明の液体洗浄剤組成物の20℃におけるpHは4.6〜7.0、より好ましくは5〜6.5、特に好ましくは5〜6である。このようなpHに調整するためのpH調整剤としては塩酸や硫酸から選ばれる無機酸及び水酸化ナトリウムや水酸化カリウムから選ばれる無機塩基を用いる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、水に希釈して漂白/洗浄を行う方法に供され、希釈する水は液体洗浄剤に対して600〜2000質量倍、好ましくは700〜1500質量倍である。また、このような倍率で希釈された溶液の20℃におけるpHが8.5以上9.5未満であり、このような洗浄液を用いることにより優れた漂白/洗浄効果を得ることができる。
本発明の漂白対象物としては、衣料のような繊維製品が好適であり、洗濯機をもちいて洗浄する衣料用液体洗浄剤組成物に適用することが最も好ましい。
表1及び表2に示す各成分を混合して、液体洗浄剤組成物(本発明品1-1〜1-11及び比較品2-1〜2-4)を得た。得られた液体洗浄剤組成物を用いて、その漂白活性化剤安定性、過酸化水素安定性、貯蔵後の漂白率を以下の方法により評価した。その結果を表1及び表2に示す。なお、20℃の水で1000倍希釈した後の液体洗浄剤組成物のpHも表1及び表2に示す。
<貯蔵安定性>
・ 漂白活性化剤安定性
表1及び表2に示す液体洗浄剤組成物を100mLガラス製サンプルビンに80g入れ、30℃で1週間貯蔵した。貯蔵前後の液体洗浄剤組成物中の漂白活性化剤含有量を高速液体クロマトグラフィーで測定し、下式により漂白活性化剤残存率を求めた。
漂白活性化剤残存率(%)=(貯蔵後の漂白活性化剤含有量)/(貯蔵前の漂白活性化剤含有量)×100
・ 過酸化水素安定性
表1及び表2に示す液体洗浄剤組成物を100mLガラス製サンプルビンに80g入れ、30℃で1週間貯蔵した。貯蔵前後の液体洗浄剤組成物を1/10N過マンガン酸標準液で滴定し、有効酸素を求め下式により過酸化水素の安定性を測定した。
過酸化水素残存率(%)=
(貯蔵後の有効酸素量)/(貯蔵前の有効酸素量)×100
・ 漂白率
表1及び表2に示す液体洗浄剤組成物を100mLガラス製サンプルビンに80g入れ、30℃で1週間貯蔵した。ミートソース汚染布(4枚)を用い、貯蔵前後の液体洗浄剤組成物1mLと4°DHを混合した後、ターゴトメータを用いて20℃、80rpmで洗浄を行った。乾燥前後の布表面の反射率を測定し、下式により漂白率を求めた。
漂白率(%)=
(漂白処理後汚染布の反射率-漂白処理前汚染布の反射率)/
(未処理汚染布の反射率-漂白処理前汚染布の反射率)×100
Figure 0004785123
Figure 0004785123
<配合成分>
なお、表中の各成分としては、以下のものを用いた。
a-1;過酸化水素
Figure 0004785123
b-4; iso-ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム
c-1; CH(CH11-O-(CO)-(CO)-(CO)
c-2; CH(CH11-O-(CO)-(CO)-(CO)
c-3; CH(CH11-O-(C)-H
c-4; CH(CH11-O-(C)-H
d-1; ホウ酸
d-2; 4-ホウ酸ナトリウム
e-1; ソルビトール
e-2; マンニトール
f-1; CH(CH11-O-(CO)
f-2; CH(CH11-O-(CO)10
g-1; 1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸
h-1; 4-メトキシフェノール
h-2; 4-ヒドロキシ安息香酸
i1-1; ラウリルベンゼンスルホン酸塩(LAS)
i1-2; ポリオキシエチレンラウリル硫酸塩(オキシエチレン平均付加モル数3)
表1及び表2の結果より、本発明品1-1〜1-11は、いずれも比較品2-1〜2-4に比べて、希釈後のpHが8を超え、極めて優れた漂白活性化剤安定性を有し、且つ顕著に高い貯蔵後の漂白率を有するものであることがわかる。また、本発明品は、比較品と同等の過酸化水素安定性を有することもわかる。
本発明の洗浄剤組成物は、衣料等の繊維製品の洗濯、中でも洗濯機用の洗浄剤組成物として好適に使用することができる。

Claims (5)

  1. (a)過酸化水素又は水中で過酸化水素を生成する化合物を0.1〜30質量%、
    (b)漂白活性化剤を0.1〜10質量%、
    (c)オキシエチレン基及びオキシプロピレン基を有するポリオキシアルキレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤、及び/又はグリセリル基を有するグリセリルエーテル型非イオン界面活性剤を10〜50質量%、
    (d)ホウ酸、ホウ砂、及びホウ酸塩から選ばれる化合物をホウ素原子として0.05〜2質量%、並びに
    (e)隣合う炭素原子の両方にそれぞれ1つヒドロキシ基を有する部位が1つ以上存在する化合物を5〜15質量%、
    含有する液体洗浄剤組成物であって、
    (c)成分が、下記一般式(1−1)で表される化合物、及び/又は一般式(1−2)で表される化合物であり、(e)成分/(d)成分のモル比が1.5〜2.72であり、且つ20℃におけるpHが4.6〜7.0である、液体洗浄剤組成物。
    [一般式(1−1)]
    1−O−(C24O)l−(C36O)m−(C24O)nH (1−1)
    〔式中、R1は炭素数8〜18の炭化水素基であり、l、m及びnはそれぞれ独立に1〜10である。〕
    [一般式(1−2)]
    2−O−(C362p−H (1−2)
    〔式中、R2は、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18の炭化水素基であり、pは1〜10である。〕
  2. 更に(f)成分としてHLB(グリフィン法)が13〜17であるポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤及び/又はポリオキシプロピレンアルキルエーテル型非イオン界面活性剤を10〜50質量%含有する請求項1記載の液体洗浄剤組成物。
  3. (b)成分が炭素数8〜14である直鎖又は分岐鎖を有するアルカノイル基を含み、分子中に−COOM、−SO3M、及び−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基を有する請求項1又は2記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 更に(g)成分としてホスホン酸基又はその塩基を有する金属イオン封鎖剤を0.05質量%以上0.3質量%未満含む請求項1〜3何れか記載の液体洗浄剤組成物。
  5. 更に(h)成分としてフェノール性水酸基を有する化合物、フェノール性水酸基のエステル誘導体及びフェノール性水酸基のエーテル誘導体からなる群より選択される一種以上のフェノール誘導体を含有する、請求項1〜4何れか記載の液体洗浄剤組成物。
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