JP4779916B2 - 車両用の照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車室内や車外に設けられる車両用の照明装置に関するものである。
光の三原色である赤色光源、緑色光源、及び青色光源を備え、各光源の照度を調整することによりその照明色を任意に変更することのできる照明装置が提案されている(例えば特許文献1等)。
この文献に記載の照明装置では、車両のユーザ等がジョイスティック装置といった入力装置を手動で操作することにより、同ユーザの好みの照明色が得られるようになっている。
特開2002−319497号公報
ところで、上記文献に記載の装置では、車両のユーザ等が手動で照明色を選択するようになっているため、ユーザが照明色を変えない限り、同装置の照明色は一定となってしまう。そのため、様々な照明色が得られる装置であるにもかかわらず、その機能を十分に利用することができず、照明色を種々変化させることによる演出効果を十分に得ることができないものとなっている。
この発明はこうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、照明による演出効果を高めることのできる車両用の照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、赤色光源と、緑色光源と、青色光源とを有するとともに前記各光源が発光ダイオードである光源部を備え、各光源の照度を調整することにより前記光源部から照射される照明色を変更可能な照明装置であって、車両に接近する対象物と当該車両との距離を検出する検出装置と、同検出装置にて検出される前記距離に基づいて前記照明色を変更する変更手段とを備え、前記変更手段は、前記距離が近くなるにつれて、前記赤色光源の照度を他の光源の照度より高めるようにして、前記光源部から照射される照明色を橙色系の色から赤色系の色に変化させることをその要旨とする。
車両に接近する対象物と当該車両との距離が短くなるほど、同車両が対象物に接触する可能性は高くなる。そのため、運転者に対して対象物の接近を警告するとともに、上記距離が短くなるほど、その警告度合を強くすることが望ましい。この点、同構成によれば、車両に接近する対象物と当該車両との距離に応じて光源部の照明色を変化させることが可能になるため、様々な照明色が得られる上記光源部の機能を十分に利用して、照明による演出効果、より詳細には照明によって警告を演出する効果を上記距離に応じて高めることができるようになる。なお、同構成においては、上記距離が短くなるほど、照明色による警告度合を強くすることが望ましく、例えば上記距離が短くなるほど、警告色を示す赤色光源の照度を他の光源の照度よりも高めるようにするとよい。
なお、上記各光源としては、発光ダイオードを採用し、この場合には、電球や蛍光管等を使用する場合と比較して、光源部の小型化や省電力化等を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用の照明装置において、前記検出装置は、車両の衝突を予測するプリクラッシュ装置であることをその要旨とする。
近年の一部の車両には、自車の周囲に存在する他車、あるいは障害物等に対する自車の相対速度や距離等をミリ波レーダ等の検出信号に基づいて演算し、車両の衝突を予測するプリクラッシュ装置が設けられており、同構成によるように、上記検出装置としてプリクラッシュ装置を採用する場合には、車両の衝突が予測される警告度合に応じて上記照明色を変化させることができるようになる。
また、請求項に記載の発明によるように、上記検出装置として、車両の後方障害物を検出するバックソナーを採用する場合には、車両が後方障害物に接触する警告度合に応じて上記照明色を変化させることができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用の照明装置において、前記光源部は白色光源を更に備え、前記光源部の照明色を白色にするときには同白色光源が点灯されることをその要旨とする。
赤色光源、緑色光源、及び青色光源からそれぞれ発光される光を混色することにより、上記光源部から白色光を照射することは可能であるが、そうした混色で得られる白色光の色再現性などを白色光源で得られる白色光と同等にするためには、各光源の色バランスを制御する高度な制御装置が必要となる。そこで、同構成では、上記三色の光源に加えて白色光源も上記光源部に備え、同光源部の照明色を白色にするときにはその白色光源を点灯するようにしている。従って、色再現性等に優れる白色光を簡易な構成で得ることができるようになる。
また、請求項に記載の発明によるように、前記光源部にアンバー色光源を更に備え、同光源部の照明色をアンバー色にするときにはそのアンバー色光源が点灯されるといった構成を採用することもできる。
本発明の車両用の照明装置によれば、照明による演出効果を更に高めることができる。
(第1参考例
以下、この発明にかかる車両用の照明装置を具体化した第1参考例について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
図1に、この参考例における照明装置の構成を示す。
この図1に示すように、当該照明装置は、複数の光源を有する光源部10を備えている。この光源部10は、適宜のケースやレンズなどで構成されている。そして光源部10の内部には、赤色光源としての赤色発光ダイオード(以下、発光ダイオードをLEDと記載する)11、緑色光源としての緑色LED12、青色光源としての青色LED13、白色光源としての白色LED14、及びアンバー色光源としてのアンバー色LED15が、各色毎に複数設けられている。なお、各光源として、電球や蛍光管を使用することも可能であるが、本参考例では、上述したように発光ダイオードを使用するようにしており、電球や蛍光管等を使用する場合と比較して、光源部10の小型化や省電力化等を図るようにしている。
図2に、上記光源部10の配設位置を示す。この図2に示すように、光源部10は、車両の車室内にあって、例えば車両の天井に設けられるルームランプ101、車両搭乗者の足元を照らすフットランプ102、ドアに設けられるカーテシランプ103、ピラーに設けられるピラーランプ104等といった照明部位に設けられている。
先の図1に示すように、各LED11〜15は、制御装置20に接続されている。この制御装置20は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、読出し専用メモリに記憶された制御プログラムや各種信号に基づいて各LED11〜15の照度を調整する。特に、本参考例では、赤色LED11、緑色LED12、及び青色LED13の各照度を調整して、各色の混合割合を変化させることにより、前記光源部10から照射される照明色を種々変化させるようにしている。なお、本参考例では、各LED11〜15にパルス状の電圧を印可するようにしており、そのパルス状の電圧のデューティ比を変更することにより、各LED11〜15の照度を調整するようにしているが、各LED11〜15を流れる電流値を変更することにより、各LED11〜15の照度を調整するようにしてもよい。
そして、制御装置20には、月日を計測するカレンダユニット30、時刻を計測する時計ユニット31、外気温を検出する温度センサ32、車両のドアの開閉を検出するドアスイッチ33、及び切替スイッチ34が接続されている。なお、切替スイッチ34には、後述する照明色変更処理を実行するときに選択される自動位置、同照明色変更処理の実行を禁止するときに選択されるオフ位置、そして同照明色変更処理を強制的に実行するオン位置が設けられている。
そして、上記制御装置20は、光源部10の照明色Cを種々変化させる上記照明色変更処理を実行する。
制御装置20内の読出し専用メモリには、上記カレンダユニット30にて計測される月日、上記時計ユニット31にて計測される時刻、及び上記温度センサ32によって検出される外気温に応じた照明色Cが種々記憶されている。そして、制御装置20によって照明色変更処理が実行されると、読出し専用メモリに記憶された各照明色Cの中から、現在の月日、時刻、及び外気温といった各パラメータに応じた照明色Cが選択され、その選択された照明色Cとなるように、赤色LED11、緑色LED12、及び青色LED13の各照度が調整される。
なお、光源部10の照明色Cをアンバー色にするときには、上記アンバー色LED15が点灯される。また、赤色LED11、緑色LED12、及び青色LED13からそれぞれ発光される光を混色することにより、光源部10から白色光を照射することは可能であるが、そうした混色で得られる白色光の色再現性などを白色LEDで得られる白色光と同等にするためには、各光源の色バランスを制御する高度な制御装置が必要となる。そこで、本参考例では、光源部10の照明色Cを白色にするときには、上記白色LED14を点灯させるようにしており、これにより色再現性等に優れる白色光が簡易な構成で得られる。ちなみに、上記ルームランプ101には、地図などを見るためのマップランプの機能も設けられており、同ルームランプ101に備えられたマップランプ用のスイッチがオン状態にされると、光源部10の白色LED14のみが点灯される。
参考例では、照明色Cの変更態様が次のように設定されている。まず、月日に基づいて現在の季節が認識され、その季節に応じて照明色Cは変更される。例えば、現在の季節が春の場合には緑色系や桃色系などの色となるように照明色Cは変更され、夏の場合には青色系等の色となるように照明色Cは変更され、秋の場合には橙色系等の色となるように照明色Cは変更され、冬の場合には白色系や暖色系の色となるように照明色Cは変更される。このように、光源部10の照明色Cを月日に応じて変化させることにより、様々な照明色が得られる上記光源部10の機能を十分に利用することができ、照明による演出効果が月日に合わせて高められる。特に、本参考例では、季節に応じて照明色Cが変更されるため、車両の搭乗者に季節感を与えることも可能である。
また、時刻に基づいて朝や夕方あるいは夜間といった時間帯が認識され、例えば、朝の時間帯には、清涼感を与える青色系や緑色系の色に照明色Cは変更され、夕方や夜間の時間帯には、落ち着き感を与える橙色系の色に照明色Cは変更される。
さらに、外気温が予め設定された第1規定値よりも低いときには暖色系の色に照明色Cは変更され、上記第1規定値よりも高い温度に設定された第2規定値よりも外気温が高いときには寒色系の色に照明色Cは変更される。
なお、本参考例では、光源部10の照明色Cを時間帯や外気温に応じた色に変更するときには、季節に応じて設定された照明色Cを、時間帯に応じた照明色Cや外気温に応じた照明色Cに切り替えるようにしているが、この他の態様で照明色Cを変更するようにしてもよい。例えば、季節に応じて設定された照明色Cに対して、朝の時間帯には、清涼感を与える青色系や緑色系の色合いが強くなるように照明色Cを補正し、夕方や夜間の時間帯には、落ち着き感を与える橙色系の色合いが強くなるように照明色Cを補正するようにしてもよい。同様に、季節に応じて設定された照明色Cに対して、外気温が低いときには暖色系の色合いが強くなるように照明色Cを補正し、外気温が高いときには寒色系の色合いが強くなるように照明色Cを補正するようにしてもよい。
そして、上記切替スイッチ34が自動位置にされているときにあって、ドアスイッチ33により車両のドアが開状態にされたことを上記制御装置20が検出したときには、上記照明色変更処理で選択された照明色Cで光源部10は点灯される。また、ドアスイッチ33によって車両のドアが閉状態にされたことを上記制御装置20が検出したときには、光源部10は消灯される。
また、上記切替スイッチ34がオフ位置にされているときにあって、ドアスイッチ33により車両のドアが開状態にされたことを上記制御装置20が検出したときには、上記照明色変更処理の実行が禁止され、光源部10はデフォルトの照明色、例えば白色やアンバー色で点灯される。なお、白色で点灯させるときには上記白色LED14のみが点灯され、アンバー色で点灯させるときには上記アンバー色LED15のみが点灯される。そして、ドアスイッチ33によって車両のドアが閉状態にされたことを上記制御装置20が検出したときには、光源部10は消灯される。
また、上記切替スイッチ34がオン位置にされているときには、ドアの開閉に関わらず、上記照明色変更処理で選択された照明色Cで光源部10は強制点灯される。そして、ドアスイッチ33によって車両のドアが閉状態になっていることを上記制御装置20が検出しており、かつ切替スイッチ34が自動位置、あるいはオフ位置に切替られると、協定点灯された光源部10は消灯される。
なお、光源部10を点灯するときにはその照度を徐々に増大させて、同光源部10を消灯するときにはその照度を徐々に減少させることにより、点灯開始時や消灯開始時における照明の演出効果を高めることができる。
以上説明したように、本参考例によれば、次の効果を得ることができる。
(1)光源部10から照射される照明色Cを変更可能な照明装置において、月日に基づいて照明色Cを変更するようにしている。そのため、様々な照明色Cが得られる光源部10の機能を十分に利用して、照明による演出効果を月日に合わせて高めることができるようになる。
(2)月日に基づいて照明色Cを変更する場合に、その月日に基づいて認識される季節に応じて照明色Cを変更するようにしており、車両の搭乗者に季節感を与えることも可能になる。
(3)時計ユニット31にて計測される時刻及び上記月日に基づいて照明色Cを変更するようにしている。そのため、月日のみならず時刻の変化でも照明色Cは変化するようになり、朝には清涼感を与える色、夕方や夜間には落ち着きのある色等を演出することも可能になる。
(4)外気温、上記時刻、及び上記月日に基づいて照明色Cを変更するようにもしている。そのため、月日や時刻に加え、さらに外気温の変化でも照明色Cが変化するようになり、外気温が低いときには暖色系の色、外気温が高いときには寒色系の色等を演出することも可能になる。
(5)光源部10に白色LED14を備え、光源部10の照明色Cを白色にするときにはその白色LED14を点灯させるようにしている。そのため、色再現性等に優れる白色光を簡易な構成で得ることができるようになる。
(6)光源部10の各光源として、発光ダイオードを採用するようにしており、光源部10の小型化や省電力化等を図ることができる。
(第2参考例
次に、この発明にかかる車両用の照明装置を具体化した第2参考例について、図3を参照しつつ説明する。
第1参考例では、季節、時刻、及び外気温といったパラメータに応じて光源部10の照明色Cを変化させるようにしたが、本参考例では別のパラメータで照明色Cを変更するようにしている。
車両に搭載される音響機器の中には、音楽の種類(例えば、クラシック、ジャズ、ポップス等)を車両の搭乗者等が選択することで、当該音響機器の音響特性(周波数特性や音場特性等)をその種類に応じた特性に変更するイコライジング機能などを備えるものがある。そこで、本参考例では、図3に示すように、そうしたイコライジング機能を備える音響機器35において設定された音楽の種類を制御装置20に読み込み、その読み込まれた音楽の種類をパラメータとして上記光源部10の照明色Cを変更するようにしている。
この参考例では、制御装置20内の読出し専用メモリに、音楽の種類に応じた照明色Cが種々記憶されている。そして、制御装置20によって、光源部10の照明色Cを種々変化させる照明色変更処理が実行されると、読出し専用メモリに記憶された各照明色Cの中から、現在選択されている音楽の種類に応じた照明色Cが選択され、その選択された照明色Cとなるように、赤色LED11、緑色LED12、及び青色LED13の各照度が調整される。例えば、本参考例では、音楽の種類としてクラシックが選択されているときには橙色系や緑色系の色となるように照明色Cが変更され、ジャズが選択されているときには青色系の色となるように照明色Cが変更され、ポップスが選択されているときには赤色系の色となるように照明色Cが変更される。
また、制御装置20には、オン位置及びオフ位置が設けられた切替スイッチ36が接続されており、同切替スイッチ36がオン位置にされているときには、音響機器35が作動している間、上記照明色変更処理で選択された照明色Cにて光源部10は点灯される。また、同切替スイッチ36がオフ位置にされているときには、音楽の種類に応じた光源部10の点灯が禁止されて同光源部10は消灯状態にされる。
このように本参考例では、音楽の種類に応じて光源部10の照明色Cが変化するようになる。従って、様々な照明色が得られる上記光源部10の機能を十分に利用して、照明による演出効果を音楽の種類に合わせて高めることができるようになる。
なお、音響機器35の作動中に光源部10を点灯させるときには、音楽の音の大きさや曲調の速さに応じて同光源部10の照度や点灯間隔を変化させることにより、照明による演出効果をさらに高めることができるようになる。
第1実施形態)
次に、この発明にかかる車両用の照明装置を具体化した第1実施形態について、図4を参照しつつ説明する。
第1参考例では、季節、時刻、及び外気温といったパラメータに応じて光源部10の照明色Cを変化させるようにしたが、本実施形態では別のパラメータで照明色Cを変更するようにしている。
車両に接近する対象物と当該車両との距離が短くなるほど、同車両が対象物に接触する可能性は高くなる。そのため、運転者に対して対象物の接近を警告するとともに、上記距離が短くなるほど、その警告度合を強くすることが望ましい。この点、近年では、自車の周囲に存在する他車、あるいは障害物等に対する自車の相対速度や距離等をミリ波レーダ等の検出信号に基づいて演算し、車両の衝突を予測するプリクラッシュ装置が実用化されている。
そこで本実施形態では、図4に示すように、車両に接近する対象物と当該車両との距離Lを検出する検出装置としての上記プリクラッシュ装置37が搭載された車両にあって、同プリクラッシュ装置37にて検出された上記距離Lを制御装置20に読み込み、その読み込まれた距離Lをパラメータとして上記光源部10の照明色Cを変更するようにしている。
この実施形態では、制御装置20内の読出し専用メモリに、距離Lに応じた照明色Cが種々記憶されている。そして、制御装置20によって、光源部10の照明色Cを種々変化させる照明色変更処理が実行されると、読出し専用メモリに記憶された各照明色Cの中から、現在検出されている距離Lに応じた照明色Cが選択され、その選択された照明色Cとなるように、赤色LED11、緑色LED12、及び青色LED13の各照度が調整される。
より詳細には、上記検出された距離Lが規定値を超えている場合には、各LED11〜13の照度が「0」に設定され、上記光源部10は消灯状態にされる。一方、距離Lが規定値以下となった場合には、その距離Lが短くなるほど、照明色Cによる警告度合が強くなるように、警告色を示す赤色LED11の照度が他のLEDの照度よりも高くされる。例えば、本実施形態では、距離Lが短くなるほど、照明色Cは橙色系の色から赤色系の色に変更される。
また、制御装置20には、オン位置及びオフ位置が設けられた切替スイッチ38が接続されており、同切替スイッチ38がオン位置にされているときには、上記照明色変更処理で選択された照明色Cにて光源部10は点滅される。なお、切替スイッチ38がオン位置であっても、距離Lが上記規定値を超えている場合には、光源部10は消灯状態にされる。また、同切替スイッチ38がオフ位置にされているときには、上記照明色変更処理の実行が禁止されるとともに光源部10は消灯状態にされる。なお、本実施形態では、光源部10を点滅させるようにしているが、点灯させるようにしてもよい。
このように本実施形態では、車両に接近する対象物と当該車両との距離Lに応じて光源部10の照明色Cが変化するようになり、車両の衝突が予測される警告度合に応じて照明色Cは変化するようになる。従って、様々な照明色が得られる上記光源部10の機能を十分に利用して、照明による演出効果、より詳細には照明によって警告を演出する効果を上記距離Lに応じて高めることができるようになる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態又は参考例に具体化することができる。
・第1参考例では、照明色Cを季節毎に変更するようにしたが、月毎に、あるいは日毎に変更するようにしてもよい。また、時間帯毎ではなく、時刻毎(例えば1時間毎など)に変更するようにしてもよい。さらには、クリスマスや元旦などのイベント日に対応した照明色Cを設定しておき、そのイベント日当日には、その設定された照明色Cで光源部10を点灯させるようにしてもよい。
・第1参考例では、春、夏、秋、冬といった4つの季節毎に照明色Cを変更するようにしたが、各季節のうちの少なくとも2つの季節に応じて照明色Cを変更するようにしてもよい。
・第1参考例において、時刻に基づく照明色Cの変更や、外気温に基づく照明色Cの変更、或いは時刻及び外気温に基づく照明色Cの変更を省略するようにしてもよい。
・車両にカーナビゲージョンシステムが搭載されている場合には、そのカーナビゲージョンシステムから月日や時刻の情報を取得するようにしてもよい。
・第1参考例において、切替スイッチ34を省略し、光源部10の点灯態様が切替スイッチ34の自動位置に相当する態様で常時制御されるようにしてもよい。
・第1参考例で説明した照明装置は、車両の搭乗者が当該車両に近づいたときに点灯あるいは点滅する照明装置や、同搭乗者が車両の鍵を解錠したときに点灯あるいは点滅する照明装置にも適用することができる。
・第2参考例において、切替スイッチ36を省略し、光源部10の点灯態様が切替スイッチ36のオン位置に相当する態様で常時制御されるようにしてもよい。
第1実施形態において、車両の衝突のみならず衝突方向(例えば車両の前面、右側面、左側面、後部など)をも予測するプリクラッシュ装置を備える場合には、その予測される衝突方向に最も近い部分に配設された光源部10のみを点滅されるようにしてもよい。この場合には、衝突する可能性のある方向を車両の運転者が速やかに認識できるため、例えば衝突回避のための車両操作をより適切に行うことができるようになる。
第1実施形態では、車両に接近する対象物と当該車両との距離を検出する検出装置がプリクラッシュ装置37であったが、この他の検出装置を採用することもできる。例えば車両の後方障害物を検出するバックソナーを採用することも可能であり、この場合には車両が後方障害物に接触する警告度合に応じて上記照明色Cを変化させることができるようになる。なお、第1実施形態と同様に、この変形例においても、バックソナーにて検出される車両と後方障害物との距離L‘が短くなるほど、照明色Cによる警告度合の報知を強くすることが望ましく、その距離L’が短くなるほど、警告色を示す赤色LED11の照度を他のLEDの照度よりも高めるようにするとよい。また、距離L‘が短くなるにつれて、「緑色系の色→黄色系或いは橙色系の色→赤色系の色」といった順に照明色Cを変更するようにしてもよい。
第1実施形態において、切替スイッチ38を省略し、光源部10の点灯態様が切替スイッチ38のオン位置に相当する態様で常時制御されるようにしてもよい。
・上記各実施形態及び参考例において、白色LED14やアンバー色LED15を省略してもよい。
・先の図2で説明した光源部10の配設位置は一例であり、その他の照明部位に光源部10を設けるようにしてもよい。例えば、ドアの開閉に応じて点灯及び消灯する照明部位のみならず、常時点灯する照明部位(例えば飲料物を置く部位であって、発光部が設けられたカップホルダ等)に光源部10を設けるようにしてもよい。また、車両の車幅灯や前照灯の点灯に合わせて点灯する照明部位(例えばエアコンディショナや音響機器等の操作部、あるいはメータパネルに設けられた照明部位等)に光源部10を設けるようにしてもよい。さらには、車室内に限らず、車外の照明部位に同光源部10を設けるようにしてもよく、例えばドアミラーに設けられて同ドアミラーの下方を照らすドアミラーランプや、車体底部に設けられて地面を照らすランプなどに同光源部10を配設するようにしてもよい。
・上記各実施形態及び参考例に種々変更される照明色Cの色は一例であり、各実施形態で説明した色とは異なる色を設定するようにしてもよい。
・第1参考例と第2参考例とを組み合わせてもよく、第2参考例第1実施形態とを組み合わせてもよく、第1参考例第1実施形態とを組み合わせてもよく、第1参考例と第2参考例第1実施形態とを組み合わせてもよい。
本発明を具体化した第1参考例における照明装置の構成図。 参考例において光源部の配設位置を示す車室内の斜視図。 本発明を具体化した第2参考例における照明装置の構成図。 本発明を具体化した第1実施形態における照明装置の構成図。
符号の説明
10…光源部、11…赤色LED(赤色発光ダイオード)、12…緑色LED、13…青色LED、14…白色LED、15…アンバー色LED、20…制御装置、30…カレンダユニット、31…時計ユニット、32…温度センサ、33…ドアスイッチ、34…切替スイッチ、35…音響機器、36…切替スイッチ、37…プリクラッシュ装置、38…切替スイッチ、101…ルームランプ、102…フットランプ、103…カーテシランプ、104…ピラーランプ。

Claims (5)

  1. 赤色光源と、緑色光源と、青色光源とを有するとともに前記各光源が発光ダイオードである光源部を備え、各光源の照度を調整することにより前記光源部から照射される照明色を変更可能な照明装置であって、
    車両に接近する対象物と当該車両との距離を検出する検出装置と、同検出装置にて検出される前記距離に基づいて前記照明色を変更する変更手段とを備え、
    前記変更手段は、前記距離が近くなるにつれて、前記赤色光源の照度を他の光源の照度より高めるようにして、前記光源部から照射される照明色を橙色系の色から赤色系の色に変化させる
    ことを特徴とする車両用の照明装置。
  2. 前記検出装置は、車両の衝突を予測するプリクラッシュ装置である
    請求項に記載の車両用の照明装置。
  3. 前記検出装置は、車両のバックソナーである
    請求項に記載の車両用の照明装置。
  4. 前記光源部は白色光源を更に備え、前記光源部の照明色を白色にするときには同白色光源が点灯される
    請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用の照明装置。
  5. 前記光源部はアンバー色光源を更に備え、前記光源部の照明色をアンバー色にするときには同アンバー色光源が点灯される
    請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用の照明装置
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