JP4775105B2 - 画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置 - Google Patents

画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に係り、特に、熱を利用してシート上の画像を定着する態様の画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の改良に関する。
一般に、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置にあっては、図20に示すように、図示外の作像エンジンにトナー像(画像)を形成した後に用紙等のシート201上にトナー像(画像)Gを転写し、これを定着装置210にて定着する方式が採用されている。
この種の定着装置210としては、例えば熱を利用してシート上に画像を定着する方式が多く用いられており、例えば加熱定着部材211とこれに対向する対向定着部材212とを具備する構造が代表的である。ここで、加熱定着部材211としては例えば加熱源211aを有する加熱定着ロールが用いられ、また、対向定着部材212としては例えば加熱定着ロール211に圧接されて追従回転し且つシート201をニップ搬送する加圧定着ロールや加圧定着ベルトなどが用いられる。
この種の定着装置210にあっては、シート201は定着時の熱により湿分を奪われて収縮する。
このとき、定着装置210としては、シート201上の画像の定着性を良好に保つために、通常シート201の画像保持面側に位置する加熱定着部材211の表面温度が対向定着部材212の表面温度よりも高温に設定されることが多い。このような状況下において、定着装置210の定着ニップ域では必然的に定着部材211,212間に温度差が生じてしまうため、シート201の両面(表裏面)における脱湿経過に差が生じてしまう。すると、例えば定着前にシート201の両面における脱湿経過が略均等であったとしても、シート201の一方の面における脱湿経過と他方の面における脱湿経過との間に差が生じてしまうことから、シート201の両面での収縮量に差異が発生し、この収縮量差に依存してシート201にカールが発生するという技術的課題がある。
この場合、図20に示すように、定着装置210を経たシート201が排出ロール215にて排出トレイ220に排出されると、シート201が所定方向にカールCLしたまま積載されることにより、排出トレイ220でのシート201の収容性が損なわれる懸念がある。
このようなカールに伴う不具合を解決する手段としては例えば特許文献1記載の技術が既に提案されている。
この特許文献1記載の先行技術は、図21に示すように、定着装置210の下流側にシート201のカールが矯正可能なカール矯正装置230を配設したものである。このカール矯正装置230は、シャフト232とソフトニップロール(軸部材に軟質部材からなるロール部材を配設した態様)233とで構成されたカール矯正ロール対231を有し、このカール矯正ロール対231にカールが生成されたシート201を通過させることでシート201のカールを機械的に矯正するものである。
特開2005−35731号公報(発明を実施するための最良の形態,図2)
しかしながら、この種のシート矯正装置にあっては、カール矯正ロール対231にシート201を挿通させる構造であるため、例えばシート201が厚紙であるような場合にはカール矯正ロール対231でのシート201に対する負荷が大きくなり、カール矯正ロール対231にシート201がスムースに導かれずにジャムしてしまう懸念もある。更に、定着直後のシート201表面にカール矯正ロール対231が接触することから、カール矯正ロール対231がシート201を擦りつけて搬送することになり、その分、シート201上の画像に擦り傷が残り、シート201に皺が発生するという技術的課題が見られる。
つまり、従来の機械的なシート矯正方式にあっては、厚紙等のシートに対する走行性が不安定になり易く、シートや画像に対してダメージを与え易いという懸念があった。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、機械的なカール矯正に伴う不具合である厚紙等のシートに対する走行性不良及びシートや画像に対するダメージを確実に回避しながら、カールを有効に矯正することができる画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置を提供するものである。
すなわち、本発明に関連する関連発明は、図1(a)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像Gを定着する定着装置1と、この定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置3とを備えた画像形成装置であって、シート矯正装置3が、定着装置1にて定着されたシート2が搬送可能で且つシート2の画像非保持面に接触する搬送部材8を兼用し、この搬送部材8の表面が乾燥させられる乾燥手段4を有することを特徴とするものである。
また、本発明の基本的構成は、図1(b)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像Gを定着する定着装置1と、この定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置3とを備えた画像形成装置において、シート矯正装置3が、定着装置1にて定着されたシート2が挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材8(8a,8b)を兼用し、一方の搬送部材8aの表面が乾燥させられる第1の乾燥手段5と、他方の搬送部材8bが乾燥させられる第2の乾燥手段6とを有することを特徴とするものである。
尚、図1(a)(b)は本発明を説明するための画像形成装置の模式図であり、本発明は図1(a)(b)に示す態様に限定されるものでないことは勿論である。
このような技術的手段において、定着装置1は少なくとも熱を利用した定着方式を前提とするものであれば適宜選定して差し支えないが、加熱源を有する加熱定着部材1aと、これに対向する対向定着部材1bとを備えた態様が多く採用されている。
ここで、加熱定着部材1aとしては例えば加熱源にて表面が加熱可能な加熱定着ロールなどが挙げられ、加熱源が内部に設けられている態様、あるいは、外部から加熱される態様、あるいは、両者を組み合わせた態様など適宜選定して差し支えない。また、対向定着部材1bとしては加熱定着部材1aに対向配置されるものであればよく、加熱定着部材1aに圧接されて追従回転し且つシート2をニップ搬送する加圧定着ロールや定着ベルトなどが挙げられる。更に、対向定着部材1bとして定着ベルトを用いる態様にあっては、加熱定着部材1aと定着ベルトとの間に定着ニップ域を確保するという観点から、定着ベルトの背面に加圧パッドを配設し、この加圧パッドにて定着ベルトを加熱定着部材1a側に加圧する態様が好ましい。
更にまた、対向定着部材1bには加熱源を備える必要はないが、例えばシート2を保持加熱するために補助加熱源を設けてもよいことは勿論である。
また、定着装置1は加熱定着部材1aと対向定着部材1bとの間の定着ニップ域で両定着部材1a,1bの表面温度について特に制限するものではないが、一般的には、画像定着性を良好に保つという観点から、シート2の画像保持面側に位置する加熱定着部材1a側の表面温度が対向定着部材1bのそれよりも高く設定されることが多く、本発明は、加熱定着部材1aと対向定着部材1bとの表面温度に差がある態様において特に有効である。
更に、シート矯正装置3はシート2のカール2cを矯正するものであるが、ここでいうカールを矯正するとは、シート2のカール2cをなくす態様(シートの表裏面での湿気度合が略同じ態様)に限らず、例えばカールの発生そのものを抑制したり、あるいはシート2の収容性を良好に保つ上で良好な所定のカールを確保したりする態様(シート2の表裏面での湿気度合が異なる態様)も含む。
ここで、図1(a)に示す画像形成装置では、シート矯正装置3はシート2の画像非保持面に接触する搬送部材8を利用し、この搬送部材8を乾燥手段4にて乾燥させる態様(片面搬送部材乾燥方式)を前提とする。
一方、図1(b)に示す画像形成装置では、シート矯正装置3はシート2が挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材8(8a,8b)を利用し、夫々の搬送部材8を第1、第2の乾燥手段5,6にて乾燥させる態様(両面搬送部材乾燥方式)を前提とする。
そして、関連発明又は本発明で用いられる乾燥手段4(5又は6)としては搬送部材8を乾燥させるものであれば適宜選定して差し支えなく、その代表的態様としてはエアー吹き付け手段や温度設定可能なヒーターなどが挙げられる。
また、図1(b)に示す両面搬送部材乾燥方式における乾燥手段5,6の代表的態様としては、定着装置1により生成されるシート2のカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段5,6による乾燥能力M,Mを異ならせるようにすればよい。
つまり、シート2にカールが生成されるということは、シート2の一方の面、他方の面における湿気度合が相違することが要因であることから、カールを矯正するには第1、第2の乾燥手段5,6の乾燥能力M,Mを異ならせ、搬送部材8(8a,8b)による脱湿度合を異ならせ、通過するシート両面の湿気度合を略等しくするようにすればよい。
そして、第1の乾燥手段5,第2の乾燥手段6は一対の搬送部材8(8a,8b)に対応して夫々設けられて両者が作動可能であればよく、通常は両者が共に作動する態様であるが、必要に応じて一方のみが作動し、他方が非作動の状態である態様をも含む。
また、本発明において、各乾燥進手段5,6の乾燥能力設定方法としては、定着装置1によって生成されるシート2のカール方向の内面側に接する搬送部材8bに対する乾燥能力Mを、その外面側に接する搬送部材8aに対する乾燥能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2のカール方向の内面、外面から見た設定方法である。
更に、各乾燥手段5,6の乾燥能力設定方法としては、定着装置1から排出されたシート2の低温度面側に接する搬送部材8bに対する乾燥能力Mを、その高温度面側に接する搬送部材8aに対する乾燥能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2の表面温度の高低から見た設定方法である。
更にまた、各乾燥手段5,6の乾燥能力設定方法としては、定着装置1から排出されたシート2の画像非保持面側に接する搬送部材8bに対する乾燥能力Mを、その画像保持面側に接する搬送部材8aに対する乾燥能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2の画像保持の有無から見た設定方法である。
また、各乾燥手段5,6の乾燥能力は予め設定されていてもよいが、これに限られるものではなく、シート種に応じて制御可能な乾燥制御手段7を備えるようにしてもよい。本態様によれば、シート種によって湿気に伴うカール変形が相違したとしても、シート種に応じて乾燥能力を制御することが可能になる点で好ましい。
更に、各乾燥手段5,6としてエアー吹き付け手段を用いた態様にあっては、エアーの吹き付け能力を変化させることで、搬送部材8(8a,8b)に対する乾燥能力を異ならせることが可能である。具体的には、エアーの温度、風量及び風速のいずれか又は複数をパラメータとして搬送部材8(8a,8b)に対する乾燥能力を異ならせることが可能である。
また、少なくともエアーの湿度をパラメータとして乾燥能力を異ならせることも可能である。具体的には湿度の低いエアーを吹き付けることにより搬送部材8(8b)に対する乾燥能力を高めることが可能である。
更に、各乾燥手段5,6として温度設定可能なヒーターを用いた態様にあっては、ヒーターによる加温度合を強くすることにより搬送部材8(8b)に対する乾燥能力を高めることが可能である。
また、本発明は、画像形成装置のみならず、これに用いられるシート矯正装置3そのものをも対象とする。
この場合、本発明は、図1(b)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像を定着する定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置3であって、定着装置1にて定着されたシート2が挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材8(8a,8b)を兼用し、一方の搬送部材8aの表面が乾燥させられる第1の乾燥手段5と、他方の搬送部材8bが乾燥させられる第2の乾燥手段8bとを有し、シート2のカール方向の内面、外面や、シート2の表面温度の高低や、シート2の画像保持の有無を考慮し、定着装置により生成されるシート2のカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせるようにしたものである。
次に、本発明に係る画像形成装置によるシートの挙動について図1及び図2を用いて説明する。
−片面搬送部材乾燥方式−
先ず、図1(a)に示す片面搬送部材乾燥方式について説明する。
定着装置1による定着前においては、図2(a)に示すように、シート2の表裏面の湿気度合が略均衡していると仮定する。尚、図中hはシート2中に含浸している水蒸気単位成分を模式的に示すものである。
このようなシート2が定着装置1の定着ニップ域を通過する際には、図1及び図2(b)に示すように、加熱定着部材1aから所定の熱量Qがシート2の表面部(通常は画像保持面側)に供給され、対向定着部材1bから所定の熱量Qがシート2の裏面部(通常は画像非保持面側)に供給される。このとき、加熱定着部材1aからの熱量Qが対向定着部材1bからの熱量Qよりも大きいとすれば、シート2の表面部から蒸発する水蒸気成分は裏面部からのそれよりも多くなる。このため、もしシート矯正装置がない場合には、図2(c')に示すように、シート2の表面部の脱湿経過が裏面部のそれよりも少なくなる。結果としてシート2の表裏面での脱湿経過に差が生じ、図2(d')に示すように、シート2には裏面側が内面になるようなカール2cが生ずる。
しかし、本発明に関連する関連発明のように、シート2がシート矯正装置3を通過する際には、図1(a)及び図2(c)に示すように、シート2がその裏面部(非画像保持面に相当)を搬送部材8に接触させながら当該搬送部材を通過することになるが、乾燥手段4はシート2の裏面部(非画像保持面部に相当)に接触する搬送部材8を乾燥能力Mにて乾燥するため、乾燥した搬送部材8がシート2の裏面部の脱湿を促進する。このとき、乾燥手段4の乾燥能力Mはシート2のカール2cを矯正するように設定されるものであり、乾燥能力Mによる搬送部材8の乾燥度合に基づくシート2の脱湿促進度合を適宜設定するようにすれば、図2(d)に示すように、例えばシート2の表裏面の脱湿経過を略均衡にすることが可能になり、シート2のカール2cを無くすように矯正することが可能になる。
−両面搬送部材乾燥方式−
次に、図1(b)に示す両面搬送部材乾燥方式について説明する。
シート矯正装置3が無い態様にあっては、定着装置1による定着前、定着時及び定着直後におけるシート2の脱湿経過及びカール2cの生成状態は、片面定着方式の図2(a)(b)(c’)(d’)と同様である(図3(a)(b)(c’)(d’)参照)。
しかし、本発明のように、シート2がシート矯正装置3を通過する際には、図1及び図3(c)に示すように、第1の乾燥手段5がシート2の表面部側に位置する一方の搬送部材8aを乾燥能力Mにて乾燥すると共に、第2の乾燥手段6がシート2の裏面部側に位置する他方の搬送部材8bを乾燥能力Mにて乾燥する。このため、乾燥した一対の搬送部材8(8a,8b)がシート2をニップ搬送する過程でシート2の表裏面部の脱湿を促進する。このとき、これらの乾燥能力M,Mはシート2のカール2cを矯正するように異なるものであり、乾燥能力Mを乾燥能力Mより適宜高く設定し、乾燥能力M,Mによる各搬送部材8(8a,8b)の乾燥度合に基づくシート2の脱湿促進度合を適宜調整するようにすれば、図3(d)に示すように、例えばシート2の表裏面の脱湿経過を略均衡にすることが可能になり、シート2のカール2cを無くすように矯正することが可能になる。
本発明に係る画像形成装置によれば、加熱方式の定着装置の下流側のシート矯正装置を工夫し、シートのカールを矯正するためにシートが挟持搬送可能な一対の搬送部材を利用し、これらの各搬送部材が乾燥させられる第1、第2の乾燥手段を設け、シートのカール方向の内面、外面や、シートの表面温度の高低や、シートの画像保持の有無を考慮し、定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせるようにしたので、以下のような基本的効果を奏することができる。
(1) シートに接触する搬送部材を利用し、シート定着時におけるシート両面の脱湿経過の差を無くす方向にシートの脱湿経過を改善することが可能になるため、シートのカールの発生を有効に防止することができる。
(2) 機械式シート矯正方式のようにシートを強制的に屈曲させることなく、シートのカールを矯正することが可能になるため、厚紙等のシートに対する走行性不良や、シートに皺を発生させたり、シート上の画像にダメージを与えたりするという機械式シート矯正方式の不具合を有効に回避することができる。
更に、本発明に係るシート矯正装置によれば、機械式シート矯正方式の不具合(厚紙等のシートに対する走行性不良やシートに対する皺や画像乱れ)を回避しながら、シートのカール矯正を簡単に実現することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図4は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態1の全体構成概略を示す説明図である。
同図において、画像形成装置は、装置筐体20内にシートに画像が形成可能な作像エンジン21を有し、この作像エンジン21の下部にシート供給トレイ22を配設すると共に、装置筐体20の側部にシート排出トレイ23を配設し、前記シート供給トレイ22から供給されるシートをシート搬送経路24を介して作像エンジン21に送り、作像エンジン21にてシート上に画像を形成した後シート排出トレイ23に排出するようにしたものである。
本実施の形態において、作像エンジン21は例えば電子写真方式を採用したものであり、静電潜像が形成可能な感光体ドラム30を有し、この感光体ドラム30の周囲には、当該感光体ドラム30を帯電する帯電装置(例えば帯電ロール)31、帯電された感光体ドラム30に静電潜像を書き込む画像書き込み装置(例えばレーザ走査装置)32、感光体ドラム30上の静電潜像をトナーにて可視像化する現像装置33、感光体ドラム30上に形成されたトナー像をシートに転写する転写装置(例えば転写ロール)34及び感光体ドラム30上の残留トナーを清掃するクリーナー35を順次配設したものである。
更に、本実施の形態では、作像エンジン21は、シート搬送経路24のうち転写装置34の下流側に定着装置40を配設し、この定着装置40にてシートに転写されたトナー像を定着するようになっている。
一方、本実施の形態において、画像形成装置は、画像読取装置51及びパーソナルコンピューター等の外部機器52と通信回線53にて接続された受信部54を有し、この受信部54を画像記録制御部55を介して画像書き込み装置32に接続し、受信部54にて受信された画像データに基づいて画像書き込み装置32を制御するようにしたものである。
ここで、画像読取装置51は画像形成装置の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
尚、シート供給トレイ22には収容シートが1枚ずつ供給可能なフィーダー25が設けられている。
また、シート搬送経路24のうち定着装置40の下流側にはシート矯正装置60が配設されており、シート搬送経路24のシート排出トレイ23の直前には排出ロール26が配設されている。
本実施の形態において、定着装置40は、図5(a)及び図6に示すように、表面が加熱される回転可能な加熱定着ロール41と、この加熱定着ロール41に圧接配置されて加熱定着ロール41と共に転動する加圧定着ロール42とを備えている。
ここで、加熱定着ロール41は、例えば機械的強度に優れ且つ熱伝導性が良好なアルミニウム等の金属製の円筒状コアと、このコアの表面に形成されたシリコーンゴム等の弾性層と、この弾性層の表面に被覆され且つシートS上の未定着トナー像Gのオフセットを防止するために設けられた離型層とを有している。そして、加熱定着ロール41は例えば円筒状コア内にハロゲンランプ等の加熱源43を備えている。尚、加熱源43としては加熱定着ロール41表面に接触する外部加熱源を別途あるいは加えて設けるようにしてもよい。
また、加圧定着ロール42としては加熱定着ロール41に圧接配置されて転写ニップ域を形成するものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば加熱定着ロール41と同様な構成(円筒状コア、弾性層、離型層)を備えたものが用いられるが、これに限らず、弾性層や離型層のないものなど広く含む。また、本実施の形態では、加圧定着ロール42には補助加熱源を設けない態様が用いられるが、必要に応じて補助加熱源を用いる態様であっても差し支えない。
尚、定着装置40としては、上述したロール対構成に限られず、定着部材の少なくとも一方に定着ベルトを用いる態様など少なくとも熱を利用した方式であれば適宜選定して差し支えない。
更に、本実施の形態において、シート矯正装置60は、図5(a)及び図6に示すように、シート搬送経路24を挟んで対向配置されてシートSが挟持搬送可能な一対の搬送ロール91,92を兼用したもので、シートSの表面側(画像保持面側)が接触する一方の搬送ロール91に対応した部位に第1のエアー吹き付け装置61を設けると共に、シートSの裏面側(画像非保持面側)が接触する他方の搬送ロール92に対応した部位に第2のエアー吹き付け装置62を設けたものである。
尚、搬送ロール91,92としては例えば排出ロール26を利用することができるが、これに限られずに適宜選定してよいことは勿論である。また、図5(a)及び図6中、符号64〜66はシート搬送経路24を区画する搬送ガイドである。但し、図6中搬送ガイド65は省略されている。
ここで、第1のエアー吹き付け装置61は、エアーが吹き出されるエアーダクト70を有し、このエアーダクト70には、シートSの搬送方向に直交する方向(シート幅方向)に延びる断面矩形状の吹出ダクト71と、この吹出ダクト71の長手方向一端に連結され且つ例えば装置筐体20の外部に開口する例えばL字状の接続ダクト74とを具備させ、この吹出ダクト71の搬送ロール91に面した部位には長手方向に沿って吹出口73を所定間隔毎に開設する一方、前記接続ダクト74の開口付近には送風ファン75(例えばプロペラファン等)を配設し、接続ダクト74の開口を吸気口76として前記吹出口73からシートSにエアーを吹き付けるようにしたものである。
また、第2のエアー吹き付け装置62も第1のエアー吹き付け装置61と略同様の構成要素71〜76を有しているが、第1のエアー吹き付け装置61の送風ファン75によるエアーAir1の送風量Uは第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の送風量Uより少なく設定されている。
本実施の形態では、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62の各送風ファン75によるAir1,Air2の送風量は制御装置80にて制御される。
つまり、各エアーAir1,Air2の送風量は、図5(a)(b)に示すように、シートSの表面部からの脱湿促進度合、シートSの裏面部からの脱湿促進度合を調整するために、各搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mを決定するものであり、定着装置40通過直後のシートSの表面部、裏面部の脱湿状態W,Wを考慮し、例えばこれらの脱湿状態W,Wが略均衡するように前記乾燥能力M,Mを決定するものである。
更に、制御装置80は各エアーAir1,Air2の送風量を一律に決定しても差し支えないが、シート種に応じてエアーAir1,Air2の送風量を変化させ、前記乾燥能力M,Mを可変設定するようにしても差し支えない。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動について説明する。
図4、図5(a)及び図6に示すように、作像エンジン21にて感光体ドラム30上のトナー像(画像)Gが転写装置34にてシートS上に転写され、しかる後、定着装置40を通過する。
このとき、定着装置40の加熱定着ロール41の表面温度は加圧定着ロール42のそれよりも通常高く設定されているため、定着装置40の定着ニップ域では、シートSの表面部から蒸発する水蒸気成分の方がシートS裏面部からの蒸発量よりも多くなり、もしシート矯正装置60がない場合には、シートS表裏面での脱湿経過に差が生じ、シートSには裏面側(画像非保持面側)を内面とするカールが発生することが多い。
ところが、カールが発生したシートSがシート矯正装置60を通過すると、シートSが一対の搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)を通過する過程で、第1のエアー吹き付け装置61がシートSの表面部に接触する一方の搬送ロール91に所定の送風量のエアーAir1を吹き付ける一方、第2のエアー吹き付け装置62がシートSの裏面部に接触する他方の搬送ロール92に所定の送風量のエアーAir2を吹き付ける。
この状態において、第1のエアー吹き付け装置61の吹出口73の開口面積を第2のエアー吹き付け装置62のそれよりも小さくすることにより、第1のエアー吹き付け装置61によるエアーAir1の送風量Uは第2のエアー吹き付け装置62によるエアーAir2の送風量Uより少なくなり、第2のエアー吹き付け装置62による搬送ロール92に対する乾燥能力Mが第1のエアー吹き付け装置61による搬送ロール91に対する乾燥能力Mよりも大きく設定される。このため、シート矯正装置60によるシート矯正時には、シートSの裏面部が乾燥度合の高い搬送ロール92に接触し、かつ、シートSの表面部が乾燥度合の低い搬送ロール91に接触し、シートSの裏面部からの脱湿(水蒸気蒸発)がシートSの表面部からの脱湿よりも速く進行するよう促進される。
ここで、図5(b)に示すように、第1、第2の乾燥能力M,Mを適宜選定することにより、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
また、シート排出トレイ23でのシートSの収容性を良好に保つ上で、シートSに僅かなカールを残したいという要請下にあっては、第1、第2の乾燥能力M,Mを適宜選定し、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wに僅かな差を付与するようにすればよい。
尚、本実施の形態では、図6に示すように、エアーダクト70として吹出ダクト71の一端に接続ダクト74を連結し、この接続ダクト74内に送風ファン75を配設する態様であるが、これに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、エアーダクト70として吹出ダクト71のみを用い、この吹出ダクト71の一端にシロッコファンやクロスフローファン等の送風ファン77を配設するようにしてもよい。また、設定すべき送風量によっては、送風ファン75,77に代えてブロワを用いる等適宜設計変更できることは勿論である。
◎実施の形態2
図8は本発明に係る画像形成装置の実施の形態2の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態1と異なり、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)に対する乾燥能力M,Mの設定パラメータとして、各エアーAir1,Air2の送風量U,Uに代えて風速v,vを用いるようにしたものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。また、実施の形態2以降の実施の形態(実施の形態7を除く)については制御装置の図示を省略している。
本実施の形態では、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62の各送風ファン75の駆動電圧を調整することにより、第1のエアー吹き付け装置61の送風ファン75によるエアーAir1の風速vは第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の風速vより小さく設定され、これによって、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mが決定されている。
つまり、本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の風速vが第1のエアー吹き付け装置61のそれよりも速く設定され、これに伴って、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが搬送ロール91に対する乾燥能力Mよりも大きく設定されている。
この乾燥能力M,Mを適宜調整することにより、搬送ロール91,92の乾燥度合が決定されることになり、これに伴って、シートSの表面部、裏面部からの脱湿促進度合が適宜調整され、シートSのカールが有効に矯正される。
◎実施の形態3
図9は本発明に係る画像形成装置の実施の形態3の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1,2と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態1,2と異なり、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)に対する乾燥能力M,Mの設定パラメータとして、各エアーAir1,Air2の送風量U,U、風速v,vに代えて温度T,Tを用いるようにしたものである。
本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62は接続ダクト74内にヒーター78を配設し、このヒーター78にて送風ファン75からのエアーAir2を加熱するものであり、第1のエアー吹き付け装置61の送風ファン75によるエアーAir1の温度Tは第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の温度Tより低く設定され、これによって、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mが決定されている。
つまり、本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の温度Tが第1のエアー吹き付け装置61のそれよりも高く設定され、これに伴って、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが搬送ロール91に対する乾燥能力Mよりも大きく設定されている。
この乾燥能力M,Mを適宜調整することにより、シートSのカールが有効に矯正される。
◎実施の形態4
図10は本発明に係る画像形成装置の実施の形態4の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態3と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態3と異なり、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)に対する乾燥能力M,Mの設定パラメータとして、各エアーAir1,Air2の温度T,Tに代えて湿度H,Hを用いるようにしたものである。
本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62は、図10及び図11に示すように、接続ダクト74内に除湿デバイス79を配設し、この除湿デバイス79にて送風ファン75からのエアーAir2を除湿するものであり、第1のエアー吹き付け装置61の送風ファン75によるエアーAir1の湿度Hは第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2の湿度Hより高く設定され、これによって、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mが決定されている。
ここで、除湿デバイス79としては、例えば接続ダクト74内に低温側ペルチェ素子791を配設すると共に、接続ダクト74外に高温側ペルチェ素子792を配設し、これらのペルチェ素子791,792をハーネス793にて接続したものが用いられる。また、接続ダクト74のうち除湿デバイス79の低温側ペルチェ素子791の下方には結露水を外部に回収案内可能な結露回収ガイド81が設けられ、この結露回収ガイド81の下方には結露回収タンク82が配設されている。
つまり、本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62の送風ファン75によるエアーAir2は除湿デバイス79にて除湿されるから、第2のエアー吹き付け装置62によるエアーAir2の湿度Hが第1のエアー吹き付け装置61のそれよりも低く設定され、これに伴って、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが搬送ロール91に対する乾燥能力Mよりも大きく設定されている。この乾燥能力M,Mを適宜調整することにより、シートSのカールが有効に矯正される。また、除湿デバイス79にて除湿された結露83は下方に落下した後、結露回収ガイド81を経て結露回収タンク82に回収される。
尚、本実施の形態にあっては、第2のエアー吹き付け装置62にのみ除湿デバイス79を設けているが、これに限定されるものではなく、第1のエアー吹き付け装置61に除湿デバイス79を配設し、搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mを異ならせるようにしてもよいことは勿論である。
◎実施の形態5
図12は本発明に係る画像形成装置の実施の形態5の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態4と略同様な構成のシート矯正装置60(第1のエアー吹き付け装置61、第2のエアー吹き付け装置62)を備えているが、第1のエアー吹き付け装置61及び第2のエアー吹き付け装置62には、実施の形態4と異なるエアーの除湿デバイス85を夫々備えている。
このシート矯正装置60は、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62のエアーダクト70内にエアーの除湿デバイス85として中空糸膜88を利用したものである。この中空糸膜88は高分子材でできた中空糸状の分離膜であり、水蒸気を非常に透過し易く、かつ、空気を透過し難いという性質を利用したものである。このため、この中空糸膜88の除湿原理は、膜内側を通過する乾燥空気の一部を膜の外側となる低圧側にパージすることにより外側に透過してきた水蒸気を大気中に排出するものである。
本実施の形態では、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62は、図12及び図13に示すように、エアーダクト70の一端側にエアーコンプレッサ(空気圧縮機)89を配設し、このエアーダクト70の圧縮空気導入部近傍に除湿デバイス85を設けたものである。この除湿デバイス85は、外管701及び内管702からなる二重管構造で、かつ、この二重管構造の内側にエアーコンプレッサ89に連通する内側エアー通路86を形成すると共に、外管701及び内管702の間に大気に連通し且つエアーダクト70の本体部70aに対して分岐して連通する外側エアー通路87を形成し、前記内管702を中空糸膜88にて構成したものである。
特に、本実施の形態では、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62のエアーコンプレッサ89の圧縮空気圧を適宜設定することにより、例えば第2のエアー吹き付け装置62のエアーコンプレッサ89の圧縮空気圧が第1のエアー吹き付け装置61のそれよりも高く設定されているため、第2のエアー吹き付け装置62の除湿デバイス85が第1のエアー吹き付け装置61の除湿デバイス85よりも除湿性能が高く設定される。尚、本実施の形態の除湿デバイス85による除湿性能を異ならせるために、圧縮空気圧以外のパラメータを用いてもよいことは勿論である。
従って、本実施の形態によれば、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62において、エアーコンプレッサ89からの圧縮エアーAir(1)は除湿デバイス85の内側エアー通路86を通じて流れ、エアーAir(1)の大部分Air(2)がエアーダクト70の本体部70a側に流れると共に、その一部Air(3)が分岐して外側エアー通路87に流れて排気口703を通じて大気中に排出される。
このとき、中空糸膜88の内側に位置する内側エアー通路86を流れるエアーAir(1)は高圧で、中空糸膜88の外側に位置する外側エアー通路87を流れるエアーAir(3)は大気に開放されていることから、Air(1)よりも低圧である。
このため、中空糸膜88内外の圧力差により、Air(1)内の水蒸気90が中空糸膜88を透過し、Air(3)と共に大気中に排出される。
よって、内側エアー通路86を流れるAir(1)は中空糸膜88に面した領域で連続的に除湿された後、乾燥された状態でエアーダクト70の本体部70aへと送られる。
特に、本実施の形態では、第2のエアー吹き付け装置62の除湿デバイス85の除湿性能が第1のエアー吹き付け装置61のそれよりも高くなるように適宜選定されているから、図11に示すように、第2のエアー吹き付け装置62によるエアーAir2の湿度Hが第1のエアー吹き付け装置61によるエアーAir1の湿度Hよりも低く設定され、これに伴って、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが搬送ロール91に対する乾燥能力Mよりも大きく設定されている。
それゆえ、本実施の形態にあっては、第2のエアー吹き付け装置62から吹き出されるエアーAir2が第1のエアー吹き付け装置61から吹き出されるエアーAir1よりも乾燥した低湿度のエアーであることから、エアーAir1,Air2が各搬送ロール91,92に吹き付けられると、搬送ロール92の乾燥度合が搬送ロール91のそれよりも高いものになる。このため、シートSの裏面部が乾燥度合の高い搬送ロール92に接触し、シートSの表面部が乾燥度合の低い搬送ロール91に接触することになり、シートSの裏面部からの脱湿が表面部からの脱湿に比べてより促進される。つまり、エアー吹き付け装置61,62による搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mを適宜調整することにより、シートSのカールが有効に矯正されるのである。
尚、本実施の形態では、第1、第2のエアー吹き付け装置61,62に夫々除湿デバイス85を設けるようにしているが、これに限られるものではなく、例えば実施の形態4のように、第2のエアー吹き付け装置62にのみ除湿デバイス85を設けるようにしてもよい。
◎実施の形態6
図14は本発明に係る画像形成装置の実施の形態6の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1〜5と異なるシート矯正装置60を備えている。
本実施の形態において、シート矯正装置60はシート搬送経路24を挟んで対向配置される一対の搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)を兼用し、各搬送ロール91,92から離間した部位に夫々低温ヒーター93,高温ヒーター94を付加し、各ヒーター93,94の温度T,T(T<T)を適宜選定することにより、各搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mを異ならせるようにしたものである。
つまり、本実施の形態では、低温ヒーター93が一方の搬送ロール91の乾燥装置、高温ヒーター94が他方の搬送ロール92の乾燥装置を構成することになり、定着装置40を通過したシートSが一対の搬送ロール91,92を通過搬送する際にシートSの表裏面での接触ニップ域にて夫々脱湿される。
このとき、本実施の形態では、高温ヒーター94(温度T)による搬送ロール92に対する乾燥能力Mが低温ヒーター93(温度T)による搬送ロール91対する乾燥能力Mより高く設定されるから、搬送ロール92の乾燥度合が搬送ロール91の乾燥度合よりも高くなる。このため、シートSの裏面部が乾燥度合の高い搬送ロール92に接触し、シートSの表面部が乾燥度合の低い搬送ロール91に接触することになり、シートSの裏面部からの脱湿が表面部からの脱湿に比べてより促進される。つまり、低温、高温ヒーター93,94による搬送ロール91,92に対する乾燥能力M,Mを適宜調整することにより、シートSのカールが有効に矯正されるのである。
図15(a)は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態7の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1〜6と異なるシート矯正装置60を備えている。
本実施の形態において、シート矯正装置60は、シート搬送経路24を挟んで対向配置される一対の搬送ロール91,92のうち、シートSの裏面部が接触する搬送ロール92に対応してエアー吹き付け装置63を配設したものである。
このエアー吹き付け装置63は実施の形態1のエアー吹き付け装置61,62と略同様に構成されており、本実施の形態では、送風ファン75によるエアーAirの送風量Uは制御装置80にて制御される。
つまり、エアーAirの送風量Uは、図15(a)(b)に示すように、シートSの裏面部からの脱湿促進度合を調整するために、搬送ロール92に対する乾燥能力Mを決定するものであり、定着装置40通過直後のシートSの表面部、裏面部の脱湿状態W,Wを考慮し、例えばこれらの脱湿状態W,Wが略均衡するように前記乾燥能力Mを決定するものである。
更に、制御装置80は送風ファン75によるエアーAirの送風量Uを一律に決定しても差し支えないが、シート種に応じて適宜選定するようにしても差し支えない。
このように、本実施の形態では、定着装置40を通過したシートSがシート矯正装置60を通過すると、シートSが一対の搬送ロール91,92を通過搬送する過程では、エアー吹き付け装置63が搬送ロール92を乾燥能力Mにて乾燥することから、シートSの裏面部が乾燥度合の高い搬送ロール92に接触し、これに伴って、シートSの裏面部からの脱湿(水蒸気蒸発)がシートSの表面部からの自然脱湿よりも速く進行するように促進される。
ここで、図15(a)(b)に示すように、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを適宜選定することにより、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
尚、本実施の形態においては、シート矯正装置60として実施の形態2で使用したモデルを用いてもよいことは勿論である。
◎実施の形態8
図16は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態8の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態7と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態7と異なり、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mの設定パラメータとして、エアーAirの送風量U(又は風速v)に代えて温度Tを用いるようにしたものである。
本実施の形態では、エアー吹き付け装置63はエアーダクト70の接続ダクト74内にヒーター78を配設し、このヒーター78(温度T)にて送風ファン75からのエアーAirを加熱し、この加熱エアーAirにて搬送ロール92を乾燥させるものである。
つまり、本実施の形態では、エアー吹き付け装置63の送風ファン75によるエアーAirの温度Tが高く設定される程、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが大きく設定されることになる。このため、エアーAirの温度Tを適宜調整することにより、搬送ロール92に対する乾燥能力Mが決定されることになり、この乾燥能力Mに基づいてシートSの裏面部が接触する搬送ロール92の乾燥度合が調整される。
よって、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを適宜選定することにより、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
◎実施の形態9
図17は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態9の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態8と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態8と異なり、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mの設定パラメータとして、エアーAirの温度Tに代えて湿度Hを用いるようにしたものである。
本実施の形態では、エアー吹き付け装置63は、エアーダクト70(例えば接続ダクト74:図6参照)内に除湿デバイス79を配設し、この除湿デバイス79にて送風ファン75からのエアーAirを除湿するものであり、これによって、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mが決定されている。
ここで、除湿デバイス79としては実施の形態4と同様にペルチェ素子を利用したものが用いられる。
つまり、本実施の形態では、エアー吹き付け装置63の送風ファン75によるエアーAirは除湿デバイス79にて除湿されるから、これに伴って、シートSの裏面部が接触する搬送ロール92には除湿された乾燥エアーAirが吹き付けられる。尚、除湿デバイス79にて除湿された結露水は下方に落下した後、図示外の結露回収ガイドを経て結露回収タンク82に回収される。
このように、除湿デバイス79の除湿作用を調整することにより、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを適宜選定することが可能になり、この乾燥能力Mに基づいてシートSの裏面部が接触する搬送ロール92の乾燥度合が調整される。このとき、搬送ロール92に対する乾燥能力Mを設定するに当たり、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
◎実施の形態10
図18は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態10の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態9と略同様な構成のシート矯正装置60を備えているが、実施の形態9と異なる除湿デバイス85を備えている。
このシート矯正装置60は、エアー吹き付け装置63のエアーダクト70の一端側にエアーコンプレッサ(空気圧縮機)89を配設し、このエアーダクト70の圧縮空気導入部近傍に除湿デバイス85を設けたものであり、除湿デバイス85として中空糸膜88を利用したものである。尚、この除湿デバイス85は実施の形態5で用いたものと同様であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
従って、本実施の形態にあっては、エアー吹き付け装置63は、実施の形態5と略同様な作用にてシートSの裏面部が接触する搬送ロール92に対して乾燥した低湿度のエアーAir(図13のAir(2)に相当)を吹き付け、乾燥度合の高い搬送ロール92によってシートSの裏面部からの脱湿を促進する。
このように、除湿デバイス85の除湿作用を調整することにより、エアー吹き付け装置63による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを適宜選定することが可能になり、この乾燥能力Mに基づいてシートSの裏面部が接触する搬送ロール92の乾燥度合が調整される。このとき、搬送ロール92に対する乾燥能力Mを設定するに当たり、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
◎実施の形態11
図19は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態11の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態7〜10と異なるシート矯正装置60を備えている。
本実施の形態において、シート矯正装置60は、シート搬送経路24を挟んで対向配置される一対の搬送ロール91,92(例えば排出ロール26)のうち、シートSの裏面側に位置する搬送ロール92から離間した部位にヒーター95を配設し、ヒーター95の温度Tを適宜選定することにより、ヒーター95による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを調整するようにしたものである。
つまり、本実施の形態では、ヒーター95が搬送ロール92の乾燥装置を構成することになり、ヒーター95は定着装置40を通過したシートSの裏面部が接触する搬送ロール92を間接的に加熱し、この搬送ロール92を乾燥させる。このため、シートSの裏面部が乾燥度合の高い搬送ロール92に接触することになり、シートSの裏面部からの脱湿が表面部からの自然脱湿に比べてより促進される。つまり、ヒーター25による搬送ロール92に対する乾燥能力Mを適宜調整することにより、シートSのカールが有効に矯正されるのである。
(a)は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の概要を示す説明図、(b)は本発明に係る画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の概要を示す説明図である。 (a)〜(d)並びに(c’)(d’)は図1(a)に示す画像形成装置の各部におけるシートの状態並びにシート矯正装置が無い場合のシートの状態を模式的に示す説明図である。 (a)〜(d)並びに(c’)(d’)は図1(b)に示す画像形成装置の各部におけるシートの状態並びにシート矯正装置が無い場合のシートの状態を模式的に示す説明図である。 本発明が適用される画像形成装置の実施の形態1の全体構成概略を示す説明図である。 (a)は本実施の形態に係る画像形成装置で用いられる定着装置周辺部を示す説明図、(b)はシート矯正装置によるシートの矯正作用を示す詳細図である。 本実施の形態における定着装置周辺部の詳細を示す説明図である。 実施の形態1に係るシート矯正装置の変形形態を示す説明図である。 実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態3に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態4に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 図10中XI部詳細図である。 実施の形態5に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 図12中XIII部詳細図である。 実施の形態6に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 (a)は実施の形態7に係る画像形成装置の要部を示す説明図、(b)はシート矯正装置によるシートの矯正作用を示す詳細図である。 実施の形態8に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態9に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態10に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態11に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 従来における画像形成装置の一例を示す説明図である。 従来における画像形成装置の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1…定着装置,1a…加熱定着部材,1b…対向定着部材,2…シート,2c…カール,3…シート矯正装置,4…乾燥手段,5…第1の乾燥手段,6…第2の乾燥手段,7…乾燥制御手段,8(8a,8b)…搬送部材,G…画像,M,M,M…乾燥能力

Claims (12)

  1. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置によって生成されるシートのカール方向の内面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その外面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置から排出されたシートの低温度面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その高温度面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置から排出されたシートの画像非保持面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その画像保持面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段はエアー吹き付け手段であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段は温度設定可能なヒーターであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段の乾燥能力はシート種に応じて制御可能な乾燥制御手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段はエアー吹き付け手段であり、エアーの温度、風量及び風速の少なくともいずれかをパラメータとして乾燥能力を異ならせることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段はエアー吹き付け手段であり、少なくともエアーの湿度をパラメータとして乾燥能力を異ならせることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記各乾燥手段は温度設定可能なヒーターであり、ヒーターの温度をパラメータとして乾燥能力を異ならせることを特徴とする画像形成装置。
  10. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置によって生成されるシートのカール方向の内面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その外面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
    ことを特徴とするシート矯正装置。
  11. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置から排出されたシートの低温度面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その高温度面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
  12. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートが挟持された状態で搬送可能な一対の搬送部材を兼用し、
    一方の搬送部材の表面が乾燥させられる第1の乾燥手段と、
    他方の搬送部材が乾燥させられる第2の乾燥手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の乾燥手段による乾燥能力を異ならせると共に、各乾燥手段は、定着装置から排出されたシートの画像非保持面側に接する搬送部材に対する乾燥能力を、その画像保持面側に接する搬送部材に対する乾燥能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
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