JP2016060606A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性を低下させることなく、シートがカールすることによるシートの巻きつきジャムの発生等の不具合を低減させる。【解決手段】片面画像形成時にシートが定着手段を通過することにより、シートにカールが付けられる。定着手段のシート搬送方向下流側、例えば両面搬送路に、カール補正手段9が配置される。該カール補正手段9は、中央側の第1ローラ91が両端側の第2ローラ92より速い周速で回転し、シートに幅方向に引っ張るような力を作用して、先端部及び後端部のカールを補正する。【選択図】図5

Description

本発明は、シートに転写されたトナー像を加熱定着する定着装置を備えた画像形成装置に係り、詳しくは定着装置によりカールされたシートのカールを補正(矯正)する装置に関する。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置において、感光ドラム等の像担持体上に形成した静電潜像をトナーで現像して可視画像化(トナー像化)し、これをシートに転写した後、熱および圧力によりトナー画像をシートに定着させるという方式が採用されている。トナー画像をシート(被記録材)に定着させる定着装置は、一般に、加熱部としての定着ローラまたは定着フィルムと、加熱部に圧接する加圧ローラとを備えている。そして、加熱部と加圧ローラとの相互圧接部である定着ニップ部でシートを挟持して搬送することで、定着ニップ部の加圧力および加熱力で未定着トナー画像をシートに熱圧定着させる。
シートが加熱部と加圧ローラとの定着ニップ部を通過すると、該シートの加熱される側の表面の紙繊維が熱膨張し、加熱面と加熱されない面との熱膨張量の差によって加圧ローラ側にシート搬送方向のシート先端部および後端部(以下、先端部および後端部と称す)が湾曲(カール)する場合がある。シートにカールが生じると、シートを排紙トレイ上に堆積する際、穿孔、ステープル等の後処理を行う際、及びシートの搬送不良等の不具合を生じることがある。
特に、シートの先端部および後端部が湾曲すると、両面印刷時に反転パス及び両面搬送路を通り表裏反転されることで、定着ニップ部で形成されたカールの向きも逆向きとなり、感光ドラムに沿ってシートがカールする状態になる。そして、両面搬送路を通った後、再度感光ドラムに入り、そこから出るときにシートが感光ドラムに沿ってカールしているため、感光ドラムに対してシートの分離がしにくくなり、巻きつきジャムが発生するおそれがある。
特許文献1では、カールの方向に応じてシートに対して冷却風を当てて、熱膨張した紙繊維を元に戻すことで、シートのカール矯正を行なう画像形成装置が提案されている。
特開2007−163642号公報
上記特許文献1のものは、シートの第1面又は第2面に選択的に冷却風をあて、またシートに吹き付けられる風量を変化することにより、多様なカールに対して適正にカール矯正を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、シートに冷却風を当てて膨張した紙繊維を元に戻すことである程度のカールは抑えられるものの、熱膨張した紙繊維を元に戻すには時間がかかるため、搬送時間内にカールを除去するのが困難であった。また、カールを除去するために搬送速度を下げて冷却時間を長くし、熱膨張した紙繊維を元に戻すということも考えられるが、搬送速度を下げると生産性が低下してしまうという課題が生じてしまう。
そこで、本発明は、生産性を低下させることなく、シートのカールを適正に補正(矯正)することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、前記像担持体のトナー像を搬送されるシートに転写する転写手段と、該シートに転写されたトナー像を加熱、加圧して定着する定着手段と、該定着手段のシート搬送方向下流側に配置され、シートを該シートの搬送方向と交差する幅方向の中央側と端側とを異なる速度で搬送して、該シートの搬送方向の先端部及び後端部等のカールを補正するカール補正手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、生産性を低下させることなく、定着手段にて付けられたシートのカールによる弊害を抑えることができる。
画像形成装置の全体構造を模式的に示す断面図。 定着装置の斜視図。 定着装置の断面図。 反転パスの断面図。 本実施の形態によるカール補正手段を示す斜視図。 他の実施の形態による制御構成を示すブロック図。 そのカール補正の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図を参照しながら説明する。本発明の実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれら複合機器等、トナー像を形成する電子写真方式の画像形成装置である。以下においては、電子写真方式の画像形成装置を用いて説明する。
画像形成装置である複写機Pは、図1に示すように、画像読取り部1の読み取りスキャナ11を用いて原稿載置部12に置かれた原稿の画像情報を読み取る。そして、レーザ照射装置2を用いて、読取った画像情報に基づいたレーザ光を現像剤像形成手段としての画像形成部3の電子写真感光体(感光ドラム)(以下、像担持体と称する)31の表面に照射する。像担持体31は帯電ローラ32によって一様に帯電されているため、レーザ照射装置2からレーザ光を照射されることで像担持体31に静電潜像を形成し、現像装置33を用いてこの潜像から現像剤像(トナー像)を形成する。そして、給送部4の積載トレイ41に積載されているシートをピックアップローラ42および分離ローラ43を用いて搬送する。
次に、像担持体31に形成したトナー像を、転写ローラ34によってシートに転写する。そして、定着手段としての定着装置5により熱及び圧力を印加してトナー像をシートに定着する。定着装置5の定着方法については後述する。シートの搬送経路において、トナー像が定着されたシートを冷却手段としての送風装置によって冷却しながら搬送する。排紙部6の排出ローラ61を用いて冷却後のシートを排出トレイ62へ排出する。給送部4以外から被記録媒体を給送する手段として、シートを手差し給送することが可能な手差し給送部7を備えている。手差し給送部7は、シートを積載する手差しトレイ71と、手差しトレイ71に積載されたシートを分離給送する給送ローラ72と、を備えている。ここで、被記録材であるシートとは、電子写真画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、紙、OHPシート、布等が含まれる。また、画像読取り部1と画像形成装置(複写機)本体Aとの間の中胴部(排紙部)Bには、上記(第1)排出トレイ62の上方に、ファクシミリ等からの画像情報をプリントしたシートを排出する第2排出トレイ63を有する。
画像形成装置Pの定着装置5について、図2及び図3を用いて説明する。まず、未定着のトナー像を転写されたシートは、発熱体511と定着フィルム512からなる加熱部510と、加圧ローラ520とで挟持搬送される。このとき、加熱部510と加圧ローラ520とで狭持搬送されることで、シートにトナー像が定着される。定着フィルム512は、無端状のフィルムとなっている。加圧ローラ520は、不図示の駆動モータにより回転駆動するように構成されている。また、加圧ローラ520は、シートを狭持搬送するために、定着フィルム512に対して圧接する位置に設けられている。
加熱部510および加圧ローラ520によってトナー像を定着されたシートは、第1搬送アルミローラ531と第1搬送ゴムローラ532からなる第1搬送ローラ対530によって、第2搬送ローラ対550に搬送される。第1搬送アルミローラ531は、アルミ棒材の外周にフッ素樹脂のフィルムを巻いて形成されている。第1搬送ゴムローラ532は、シリコンゴムによって形成されており、不図示の駆動モータによって回転駆動するように構成されている。なお、第1搬送ゴムローラ532の周速は、加熱部510および加圧ローラ520との間でシートが弛まないように設定されている。そのため、第1搬送ゴムローラ532の周速は、加圧ローラ520よりも速くなるように設定されている。
シートは、第2搬送ローラ対550にて、定着装置5の外に搬送され、前述した経路で排出される。第2搬送ローラ対550は、第2搬送アルミローラ551と第2搬送ゴムローラ552とで構成されている。第2搬送アルミローラ551は、アルミ中空管材の外周にフッ素樹脂のフィルムを巻いて形成されている。第2搬送ゴムローラ552は、シリコンゴムにより形成されており、不図示の駆動モータによって回転駆動するように構成されている。なお、第2搬送ゴムローラ552の周速は、第1搬送ローラ対530との間でシートが弛まないように設定されている。そのため、第2搬送ゴムローラ552の周速は、第1搬送ゴムローラ532の周速よりも速くなるように設定されている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置Pにおけるシートの反転手段Eおよびカール補正手段9について図4及び図5を用いて説明する。上記定着手段5によりトナー像を定着されたシートは、第2搬送ゴムローラ552により挟持搬送され、排紙部Bへと搬送される。図4に示す排紙部には第1排紙フラッパ81が配置されており、該第1排紙フラッパ81は、選択されたジョブにより、搬送されたシートを第1排紙部Cおよび第2排紙部Dに搬送するかパスの切り替えを行う。第1排紙フラッパ81により第2排紙部Dに搬送されたシートは第2排紙フラッパ82により第2排紙部D又は反転パス(手段)部Eへの切り替えが行われる。両面印刷が選択され、反転パス部Eへと搬送されたシートは、排紙フラッパ直後にある反転ローラ83および反転センサ84により反転動作に入る。
反転ローラ83は、シートを図中F方向に所定量挟持搬送する。この時、反転センサ84によりシートの先端を検知してからの搬送量をシートサイズにより変更する。反転ローラ83および反転センサ84により所定量挟持搬送されたシートは、その後反転ローラ83の逆回転によってG方向に搬送され、両面ユニット内の両面搬送路203へと搬送される。
次に両面搬送路203へと搬送されたシートは、図5に示すカール補正装置(手段)9によりカール補正が行われる。カール補正手段9は、シートの搬送方向に交差する幅方向の中央側を搬送する第1ローラ91と、該第1ローラ91に対してシートの幅方向外(端)側を搬送する第2ローラ92とから構成されている。上記中央側の第1ローラ91は、他の搬送ゴムローラ532,552と同様に、搬送系伝動装置又は駆動モータにより所定の一定回転数で回転する。上記端側の第2ローラ92は、専用の駆動モータ600により駆動され、第1ローラ91の周速より遅い速度で回転するように設定されている。上記第1ローラ91及び第2ローラ92は、それぞれシートを挟むようにそれぞれ従動ローラに接しており、上記中央側の第1ローラ91によるシートの搬送速度が、上記端側の第2ローラ92による搬送速度より速くなっている。なお、上記実施の形態では、第1ローラ91及び第2ローラ92は、それぞれ2個からなるが、これに限らず、第1ローラ91は1個又は3個以上でもよく、第2ローラ92は、2個以上の多数個でもよいが、偶数個が望ましい。
このシート中央側とシート端側の周速差によりシートにコシ付けが行われ、シートのカール補正が行われる。上記カール補正手段9の搬送下流側の搬送路には、シートの先端を検知するカール補正センサ93が配置されている。該カール補正センサ93により上記カール補正手段9からのシートの搬送量を検知して、カール補正手段9が補正したシート先端からの長さを検知する。所定の距離を搬送して、カール補正手段による補正長さが所定量に達すると、第2ローラ92の駆動は停止される。これにより、シートは、カール補正手段9によりシートの搬送先端側の所定長さがコシ付けされてカール補正され、シートの後端側には上記周速差によるシートにダメージが生じないようになっている。上記第2ローラ92の駆動が停止した状態にあっても、シートは、第1ローラ91により搬送される。この状態では、第2ローラ92は、空転することが好ましい。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、給送部4の積載トレイ41のシートは、ピックアップローラ42及び分離ローラ43により1枚ずつに分離されて搬送経路201に搬送される。画像読取り部1で読取られた画像情報又はパソコン若しくはファクシミリから通信された画像情報は、レーザ照射装置2からのレーザ光により像担持体31上に静電潜像として形成され、更に現像装置33からのトナーによりトナー像(現像剤像)となる。
上記搬送経路201を搬送されたシートは、レジストローラ対35によりシートの斜行が補正されると共に上記像担持体31上のトナー像にタイミングを合せて、転写ローラ34からなる転写部(転写手段)に向けて搬送される。該転写部にてシートの表面に上記トナー像が転写され、該シートのトナー像は、定着装置5により定着される。この際、シートは、加熱部510と加圧ローラ520により加熱、加圧されて加熱される側の表面が熱膨張して、搬送方向の先端部及び後端部が加圧ローラ520側に湾曲(カール)される。該片面(表面)にトナー像が定着されたシートは、第1搬送ローラ対530及び第2搬送ローラ対550を介して排紙部Bの搬送路202へ搬送される。
片面印刷モードを選択した場合、搬送路202のシートは、第1排紙フラッパ81により第1排紙部Cへ導かれ更に排出ローラ61を通って第1排出トレイ62に排出される。両面印刷モードを選択した場合、片面にトナー像が定着されたシートは、上記搬送路202から第1排紙フラッパ81及び第2排紙フラッパ82の切換えにより反転パス部Eへ搬送され、反転センサ84を経由して反転ローラ83に導かれる。反転センサ84によりシートの先端を検出することにより、予め知られているシートのサイズに基づき反転ローラ83の正転回転及び反転タイミングが設定される。
反転ローラ83がシートを挟持した状態で所定回転数正回転して、シートを矢印F方向に給送し、シート後端がフラッパ85を通過した時点で、上記反転ローラ83が反転すると共にフラッパ85が両面搬送路203に切換えられる。これにより、シートは矢印F方向に排出した後、矢印G方向に引込まれ、フラッパ85を介して両面搬送路203に導かれる。そして該シートは両面搬送路203に配置されたカール補正手段9へ案内される。
カール補正手段9において、中央側の第1ローラ91が端側の第2ローラ92に比して速い周速でシートを搬送することにより、該シートは、幅方向外側に引っ張られる(拡がる)ような力が作用し、これにより該シートにコシが付けられて上記定着装置5で付けられたカールが補正(矯正)される。端側の第2ローラ92は、センサ93がシート先端を検知すると、駆動が停止されて上記カール補正が停止されるが、上記シート先端側の幅方向拡がりによるコシ付けにより、シート先端側のカールが矯正されると共に、シート後端側のカールも矯正され、シートは、略々平面状態となる。なお、シートの種類、例えばシートサイズ、坪量、紙種により、駆動モータ600の回転速度、停止タイミングが予め設定されており、上記カール補正手段9は、上記シートに応じて適正にカール補正が行われる。従って、場合によっては、シートの全長に亘って、第2ローラ92を駆動し続けてカール補正を行ってもよい。また、第1ローラ92、第2ローラ91を同じ駆動源(モータ)から駆動して、ギヤ比により予め設定された一定の速度比に設定してもよい。
上記カール補正手段9にてカール補正されたシートは、両面搬送路203に案内されて搬送ローラ対37,38により搬送されてレジストローラ対35に導かれる。そして、前述した給送部4からのシートと同様に、上記レジストローラ対35によりシートの斜行が補正されると共に像担持体31上のトナー像にタイミングを合せて、転写ローラ34に向けて搬送され、像担持体31のトナー像がシートの裏面に転写される。この際、シートは、カール補正手段9によりカール補正されているので、感光ドラム等の像担持体31に巻付くことが防止される。
該シートは、定着装置5を通過することにより、裏面側のトナー像も定着され、第1搬送ローラ対530及び第2搬送ローラ対550を介して排紙部Bの搬送路202に搬送され、排出ローラ61から第1排出トレイ62に排出される。
以上説明したように、本実施の形態では、両面搬送路202内でシート中央部とシート端部で速度差を設けることでシートのカールを補正することできる。その結果、感光ドラムに沿うカール状態になった場合に発生し得るジャムを低減させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について、図6に沿って説明する。本実施の形態は、絶対湿度を検出して搬送モータ600を制御する検出手段としての環境センサ104を画像形成装置Pに設けた点が上記第1実施形態と相違する。そのため、本実施の形態においては、搬送駆動モータ(搬送モータ、駆動モータ)600及び環境センサ104の制御を中心に説明する。ここで、上述した画像形成装置(複写機)Pと同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略する。
図6に、本実施の形態における制御ブロック図を示す。メインCPU100は、システムバス101を介して装置全体を制御している。RAM102は、CPU100の作業領域及びデータの一時記憶領域である。ROM103は、CPU100によって使用される装置全体を動作させるためのプログラムなどが書き込まれている。画像読取り部1は、原稿載置部12に置かれた原稿などの画像データを読み取る。画像形成部3は、画像読取り部1で読み取った画像データに基づいて、搬送されたシートに画像を形成する。環境センサ104は、湿度等の環境状況を検出する。搬送駆動モータ600は、環境センサ104の検出結果に伴って、カール補正ローラの速度を可変する。
図7は、湿度によって搬送モータ600を制御する流れを示したフローチャートである。S700でユーザが印刷設定をし、コピーがスタートされると、S701で両面印刷が設定されているか否かを判断する。S701で片面印刷が設定されている場合(No)は速度の可変を行なわずに、第1搬送ローラ対530および第2搬送ローラ対550によって搬送して、シートを排出する。
S701で両面印刷が設定されている場合(Yes)はS702へ進み、普通紙が選択されているか否かを判断する。S702で普通紙ではない厚紙などが選択されている場合(No)は速度の可変を行なわずに、第1搬送ローラ対530および第2搬送ローラ対550によって搬送する。
S702で普通紙が選択されている場合(Yes)はS703へ進み、環境センサ104から検出結果を取り込む。S704で、環境センサ104の検出結果が湿度80%以上であるか否かを判断する。S704で、湿度が80%以下である場合(No)は速度の可変を行なわずに、第1搬送ローラ対530および第2搬送ローラ対550によって搬送する。S703で湿度が80%以上である場合(Yes)は、カール補正が必要と判断され、S705へ進む。カール補正が必要と判断されると、S705で搬送モータ600の速度を変更する。S705で搬送モータの速度が変更されると前述したようにカール補正が行われる。
次に、S706でユーザが設定したジョブが終了したか否かを判断し、ジョブが終了していない場合は、S707へ戻る。ジョブが終了している場合は、S708へ進み、搬送モータ600をOFFして終了する。
本実施の形態では、カール補正が必要とされる環境設定を湿度80%以上としたが、カール補正が必要かどうかの判断基準として、湿度の割合を変更したり、温度やその他の環境状況を用いても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、環境センサ104によって絶対湿度を検知して、ある一定条件の場合は搬送駆動モータ600を制御して搬送ローラの速度を可変する。これにより、用紙端部にコシ付けすることができ、加熱によるシート搬送方向の湾曲を抑えることが出来る。その結果、シートの先端部が湾曲することにより生じ得る巻きつきジャムの発生を低減させることができる。
以上、上記実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。カール補正手段は、両面搬送路以外の搬送路、例えば定着装置5の下流側の搬送路202に配置してもよい。カール補正手段において、専用の搬送駆動モータ600で駆動するローラは、第2ローラ92,92としたが、第1ローラ91としてもよく、要は、第1ローラと第2ローラとの周速が、第1ローラが第2ローラに比して速い関係であれば、どのような駆動及び伝動関係でもよい。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
以下、上記開示した内容をまとめて示すと以下の通りである。なお、各構成要素の図面対照符号をカッコ内に付したが、これにより特許請求の範囲の記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
1.画像形成装置が、像担持体(31)にトナー像を形成する画像形成手段(3)と、
前記像担持体(31)のトナー像を搬送されるシートに転写する転写手段(34)と、
該シートに転写されたトナー像を加熱、加圧して定着する定着手段(5)と、
該定着手段のシート搬送方向下流側に配置され、シートのカールを補正するように、シートを、該シートの搬送方向と交差する幅方向の中央側と端側とを異なる速度で搬送するカール補正手段(9)と、を備えたことを特徴とする。
これにより、定着手段でシートに付けられたカールは、カール補正手段により、シートが幅方向に引っ張られて矯正(補正)され、上記カールによる不具合が低減される。
2.シートの片側面にトナー像が定着されたシートを反転する反転手段(E)と、
該反転手段にて反転されたシートを前記画像形成手段(3)に向けて搬送する両面搬送路(203)と、を備え、
該両面搬送路に前記カール補正手段(9)を配置した。
これにより、定着手段にてカールが付けられたシートは、反転手段及び両面搬送路を経由して前後及び表裏が反転されて再び画像形成手段に搬送される。この際、片面画像形成における定着手段でのシートのカールは、転写手段によるトナー像のシートへの転写に際して、像担持体に巻き付く方向となるが、上記カール補正手段によりシートの先端部及び後端部のカールが補正されているので、上記像担持体へのシートの巻き付きが阻止され、シートのジャムの発生を低減できる。
3.前記カール補正手段(9)は、シートの幅方向の中央側を搬送する第1ローラ(91)と、該第1ローラに対してシートの幅方向両端側を搬送する第2ローラ(92)とを有し、
前記第1ローラ(91)を前記第2ローラ(92)に対して速い周速で回転する。
これにより、シートが第1ローラ及び第2ローラを通過することにより、シートは、幅方向に拡げられてコシを付けられ、先端部及び後端部のカールが補正される。
4.前記第1ローラ(91)及び前記第2ローラ(92)の一方を一定速度で駆動すると共に、他方を、搬送速度を可変とする駆動モータ(600)で駆動する。
これにより、第1ローラと第2ローラとの周速に所定差を容易、確実につけることができ、シートのカールを適正に補正することができる。
5.前記カール補正手段(9)の搬送下流側にシートを検知するセンサ(93)を設け、
該センサにより、前記カール補正手段(9)が補正したシート先端からの長さを検知して、該長さが所定量に達すると、前記駆動モータ(600)による前記他方のローラの駆動を停止する。
これにより、シートが過度に幅方向に引っ張られて、シートにダメージを与えることを防止できる。
6.前記画像形成装置の環境を検出する環境センサ(104)を備え、
該環境センサにより前記駆動モータ(600)を制御する。
これにより、環境に応じて、シートのカールを適正に補正することができる。
7.前記環境センサ(104)が、湿度を検出する湿度センサである。
これにより、例えば湿度80%以上等の湿度の高い状況では、カール補正を行わない等のカール補正が必要な環境のみカール補正をすることができる。
8.前記一方のローラが前記第1ローラ(91)であり、前記他方のローラが前記第2ローラ(92)である。
一定速度で回転する一方のローラが中央側の第1ローラであり、駆動モータにより可変速度で回転する他方のローラが第2ローラであるので、シートを幅方向に引っ張る周速の遅い第2ローラを可変として、シートへのダメージを低減しつつ、適正にシートのカールを補正することができる。また、第2ローラの駆動を停止した状態でも、第1ローラにより適正な搬送速度でシートを搬送することができる。
P 画像形成装置
3 画像形成手段(部)
31 像担持体(感光ドラム)
34 転写手段(転写ローラ)
5 定着手段(定着装置)
510 加熱部
520 加圧ローラ
E 反転手段(反転パス)
83 反転ローラ
84 反転センサ
9 カール補正手段
91 第1ローラ
92 第2ローラ
93 (カール補正)センサ
203 両面搬送路

Claims (8)

  1. 像担持体にトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記像担持体のトナー像を搬送されるシートに転写する転写手段と、
    該シートに転写されたトナー像を加熱、加圧して定着する定着手段と、
    該定着手段のシート搬送方向下流側に配置され、シートのカールを補正するように、シートを該シートの搬送方向と交差する幅方向の中央側と端側とを異なる速度で搬送するカール補正手段と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. シートの片側面にトナー像が定着されたシートを反転する反転手段と、
    該反転手段にて反転されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送する両面搬送路と、を備え、
    該両面搬送路に前記カール補正手段を配置した、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記カール補正手段は、シートの幅方向の中央側を搬送する第1ローラと、該第1ローラに対してシートの幅方向両端側を搬送する第2ローラとを有し、
    前記第1ローラを前記第2ローラに対して速い周速で回転する、
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの一方を一定速度で駆動すると共に、他方を、搬送速度を可変とする駆動モータで駆動する、
    請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記カール補正手段の搬送下流側にシートを検知するセンサを設け、
    該センサにより、前記カール補正手段が補正したシート先端からの長さを検知して、該長さが所定量に達すると、前記駆動モータによる前記他方のローラの駆動を停止する、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置の環境を検出する環境センサを備え、
    該環境センサにより前記駆動モータを制御する、
    請求項4又は5記載の画像形成装置。
  7. 前記環境センサが、湿度を検出する湿度センサである、
    請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記一方のローラが前記第1ローラであり、前記他方のローラが前記第2ローラである、
    請求項4ないし7のいずれか1項記載の画像形成装置。
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