JP4779783B2 - 画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置 - Google Patents

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本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に係り、特に、熱を利用してシート上の画像を定着する態様の画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の改良に関する。
一般に、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置にあっては、図13に示すように、図示外の作像エンジンにトナー像(画像)を形成した後に用紙等のシート201上にトナー像(画像)を転写し、これを定着装置210にて定着する方式が採用されている。
この種の定着装置210としては、例えば熱を利用してシート上に画像を定着する方式が多く用いられており、例えば加熱定着部材211とこれに対向する対向定着部材212とを具備する構造が代表的である。ここで、加熱定着部材211としては例えば加熱源211aを有する加熱定着ロールが用いられ、また、対向定着部材212としては例えば加熱定着ロール211に圧接されて追従回転し且つシート201をニップ搬送する加圧定着ロールや加圧定着ベルトなどが用いられる。
この種の定着装置210にあっては、シート201は定着時の熱により湿分を奪われて収縮する。
このとき、定着装置210としては、シート201上の画像の定着性を良好に保つために、通常シート201の画像保持面側に位置する加熱定着部材211の表面温度が対向定着部材212の表面温度よりも高温に設定されることが多い。このような状況下において、定着装置210の定着ニップ域では必然的に定着部材211,212間に温度差が生じてしまうため、シート201の両面(表裏面)における脱湿経過に差が生じてしまう。すると、例えば定着前にシート201の両面における脱湿経過が略均等であったとしても、シート201の一方の面における脱湿経過と他方の面における脱湿経過との間に差が生じてしまうことから、シート201の両面での収縮量に差異が発生し、この収縮量差に依存してシート201にカールが発生するという技術的課題がある。
この場合、図13に示すように、定着装置210を経たシート201が排出ロール215にて排出トレイ220に排出されると、シート201が所定方向にカールCLしたまま積載されることにより、排出トレイ220でのシート201の収容性が損なわれる懸念がある。
このようなカールに伴う不具合を解決する手段としては例えば特許文献1記載の技術が既に提案されている。
この特許文献1記載の先行技術は、図14に示すように、定着装置210の下流側にシート201のカールが矯正可能なカール矯正装置230を配設したものである。このカール矯正装置230は、シャフト232とソフトニップロール(軸部材に軟質部材からなるロール部材を配設した態様)233とで構成されたカール矯正ロール対231を有し、このカール矯正ロール対231にカールが生成されたシート201を通過させることでシート201のカールを機械的に矯正するものである。
特開2005−35731号公報(発明を実施するための最良の形態,図2)
しかしながら、この種のシート矯正装置にあっては、カール矯正ロール対231にシート201を挿通させる構造であるため、例えばシート201が厚紙であるような場合にはカール矯正ロール対231でのシート201に対する負荷が大きくなり、カール矯正ロール対231にシート201がスムースに導かれずにジャムしてしまう懸念もある。更に、定着直後のシート201表面にカール矯正ロール対231が接触することから、カール矯正ロール対231がシート201を擦りつけて搬送することになり、その分、シート201上の画像に擦り傷が残り、シート201に皺が発生するという技術的課題が見られる。
つまり、従来の機械的なシート矯正方式にあっては、厚紙等のシートに対する走行性が不安定になり易く、シートや画像に対してダメージを与え易いという懸念があった。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、機械的なカール矯正に伴う不具合である厚紙等のシートに対する走行性不良及びシートや画像に対するダメージを確実に回避しながら、カールを有効に矯正することができる画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置を提供するものである。
すなわち、本発明に関連する関連発明は、図1(a)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像Gを定着する定着装置1と、この定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置3とを備えた画像形成装置において、シート矯正装置3には、定着装置1にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する吸気手段4を具備させたものである。
また、本発明の基本的構成は、図1(b)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像Gを定着する定着装置1と、この定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置3とを備えた画像形成装置において、シート矯正装置3には、定着装置1にて定着されたシート2の一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段5と、定着装置1にて定着されたシート2の他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段6とを具備させたものである。
尚、図1(a)(b)は本発明を説明するための画像形成装置の模式図であり、本発明は図1(a)(b)に示す態様に限定されるものでないことは勿論である。
このような技術的手段において、定着装置1は少なくとも熱を利用した定着方式を前提とするものであれば適宜選定して差し支えないが、加熱源を有する加熱定着部材1aと、これに対向する対向定着部材1bとを備えた態様が多く採用されている。
ここで、加熱定着部材1aとしては例えば加熱源にて表面が加熱可能な加熱定着ロールなどが挙げられ、加熱源が内部に設けられている態様、あるいは、外部から加熱される態様、あるいは、両者を組み合わせた態様など適宜選定して差し支えない。また、対向定着部材1bとしては加熱定着部材1aに対向配置されるものであればよく、加熱定着部材1aに圧接されて追従回転し且つシート2をニップ搬送する加圧定着ロールや定着ベルトなどが挙げられる。更に、対向定着部材1bとして定着ベルトを用いる態様にあっては、加熱定着部材1aと定着ベルトとの間に定着ニップ域を確保するという観点から、定着ベルトの背面に加圧パッドを配設し、この加圧パッドにて定着ベルトを加熱定着部材1a側に加圧する態様が好ましい。
更にまた、対向定着部材1bには加熱源を備える必要はないが、例えばシート2を保持加熱するために補助加熱源を設けてもよいことは勿論である。
また、定着装置1は加熱定着部材1aと対向定着部材1bとの間の定着ニップ域で両定着部材1a,1bの表面温度について特に制限するものではないが、一般的には、画像定着性を良好に保つという観点から、シート2の画像保持面側に位置する加熱定着部材1a側の表面温度が対向定着部材1bのそれよりも高く設定されることが多く、本発明は、加熱定着部材1aと対向定着部材1bとの表面温度に差がある態様において特に有効である。
更に、シート矯正装置3はシート2のカールを矯正するものであるが、ここでいうカールを矯正するとは、シート2のカールをなくす態様(シートの表裏面での湿気度合が略同じ態様)に限らず、例えばカールの発生そのものを抑制したり、あるいはシート2の収容性を良好に保つ上で良好な所定のカールを確保したりする態様(シート2の表裏面での湿気度合が異なる態様)も含む。
ここで、図1(a)に示す画像形成装置では、シート矯正装置3はシート2の片面近傍に吸気手段4を備えた態様(片面吸気方式)を前提とする。
一方、図1(b)に示す画像形成装置では、シート矯正装置3はシート2の両面近傍に第1,第2の吸気手段5,6を備えた態様(両面吸気方式)を前提とする。
そして、関連発明又は本発明で用いられる吸気手段4(5又は6)は吸気する(エアーを吸引する)ことによって、シート2表面の脱湿を促進することに加えて、シート2からの蒸発する水蒸気をエアーと共に回収する機能を備えるため、周辺部材が結露するという不具合は有効に回避することが可能である。
また、図1(a)に示す片面吸気方式における吸気手段4の好ましい態様としては以下のものが挙げられる。
一つの態様としては、例えば定着装置1によって生成されるシート2のカール方向の内面側から吸気するように構成されているものがある。これは、シート2のカール方向内面側からの吸気動作により、カール方向内面側の脱湿を促進させ、カール矯正の効率化を図るものである。
また、別の態様としては、定着装置1から排出されたシート2の低温度面側から少なくとも吸気するように構成されているものがある。これは、シート2の低温度面側からの吸気動作により、シート2の低温度面側の脱湿を促進させ、カール矯正の効率化を図るものである。
更に、別の態様としては、定着装置1から排出されたシート2の画像非保持面側から少なくとも吸気するように構成されているものがある。これは、シート2の画像非保持面側からの吸気動作により、シート2の画像非保持面側脱湿を促進させ、カール矯正の効率化を図るものである。
また、図1(b)に示す両面吸気方式における吸気手段5,6の代表的態様としては、定着装置1により生成されるシート2のカールを矯正するように第1、第2の吸気手段5,6による吸気能力M,Mを異ならせるようにすればよい。
つまり、シート2にカールが生成されるということは、シート2の一方の面、他方の面における湿気度合が相違することが要因であることから、カールを矯正するにはシートの夫々の面に対する吸気能力M,Mを異ならせ、例えばシート2両面の湿気経過を略等しくするようにすればよい。
そして、両面吸気方式の場合、第1の吸気手段5,第2の吸気手段6はシート2の両面に対応して夫々設けられて両者が作動可能であればよく、通常は両者が共に作動する態様であるが、必要に応じて一方のみが作動し、他方が非作動の状態である態様をも含む。
また、本発明において、各吸気手段5,6による吸気能力設定方法としては、定着装置1によって生成されるシート2のカール方向の内面側からの吸気能力Mを、その外面側からの吸気能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2のカール方向の内面、外面から見た設定方法である。
更に、各吸気手段5,6による吸気能力設定方法としては、定着装置1から排出されたシート2の低温度面側からの吸気能力Mを、その高温度面側からの吸気能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2の表面温度の高低から見た設定方法である。
更にまた、各吸気手段5,6による吸気能力設定方法としては、定着装置1から排出されたシート2の画像非保持面側からの吸気能力Mを、その画像保持面側からの吸気能力Mよりも高くなるように設定されるものが挙げられる。これはシート2の画像保持の有無から見た設定方法である。
また、図1(a)に示す片面吸気方式や図1(b)に示す両面吸気方式において、吸気手段4,5,6の吸気能力M,M,Mは予め設定されていてもよいが、これに限られるものではなく、シート種に応じて制御可能な吸気制御手段7を備えるようにしてもよい。本態様によれば、シート種によって湿気に伴うカール変形が相違したとしても、シート種に応じて吸気能力を制御することが可能になる点で好ましい。
また、本発明は、画像形成装置のみならず、これに用いられるシート矯正装置3そのものをも対象とする。
この場合、本発明は、図1(b)に示すように、少なくとも熱を利用してシート2に画像Gを定着する定着装置1のシート搬送方向下流側に設けられてシート2のカールを矯正するシート矯正装置であって、定着装置1にて定着されたシート2の一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段5と、定着装置1にて定着されたシート2の他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段6とを有し、シート2のカール方向の内面、外面や、シート2の表面温度の高低や、シート2の画像保持の有無を考慮し、定着装置1により生成されるシート2のカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせるようにしたものである。
次に、本発明に係る画像形成装置によるシートの挙動について図1乃至図3を用いて説明する。
−片面吸気方式−
先ず、図1(a)に示す片面吸気方式について説明する。
定着装置1による定着前においては、図2(a)に示すように、シート2の表裏面の湿気度合が略均衡していると仮定する。尚、図中hはシート2中に含浸している水蒸気単位成分を模式的に示すものである。
このようなシート2が定着装置1の定着ニップ域を通過する際には、図1及び図2(b)に示すように、加熱定着部材1aから所定の熱量Qがシート2の表面部(通常は画像保持面側)に供給され、対向定着部材1bから所定の熱量Qがシート2の裏面部(通常は画像非保持面側)に供給される。このとき、加熱定着部材1aからの熱量Qが対向定着部材1bからの熱量Qよりも大きいとすれば、シート2の表面部から蒸発する水蒸気成分は裏面部からのそれよりも多くなる。このため、もしシート矯正装置がない場合には、図2(c’)に示すように、シート2の表面部の脱湿状態が裏面部のそれよりも少なくなる。結果としてシート2の表裏面での脱湿経過に差が生じ、図2(d')に示すように、シート2には裏面側が内面になるようなカール2cが生ずる。
しかし、本発明に関連する関連発明のように、シート2がシート矯正装置3を通過する際には、図1(a)及び図2(c)に示すように、吸気手段4がシート2の裏面部(非画像保持面部、低温度面部に相当)近傍から吸気能力Mにて吸気するため、シート2の裏面部の脱湿を促進するほか、シート2の裏面部から蒸発した水蒸気成分をエアーと共に回収する。このとき、吸気手段4による吸気能力Mはシート2のカール2cを矯正するように設定されるものであり、吸気能力Mによる脱湿促進度合を適宜設定するようにすれば、図2(d)に示すように、例えばシート2の表裏面の脱湿経過を略均衡にすることが可能になり、シート2のカール2cを無くすように矯正することが可能になる。
−両面吸気方式−
次に、図1(b)に示す両面吸気方式について説明する。
シート矯正装置3が無い態様にあっては、定着装置1による定着前、定着時及び定着直後におけるシート2の脱湿経過及びカール2cの生成状態は、片面定着方式の図2(a)(b)(c’)(d’)と同様である(図3(a)(b)(c’)(d’)参照)。
しかし、本発明のように、シート2がシート矯正装置3を通過する際には、図1及び図3(c)に示すように、第1の吸気手段5がシート2の表面部近傍から吸気能力Mにて吸気すると共に、第2の吸気手段6がシート2の裏面部近傍から吸気能力Mにて吸気し、シート2の表裏面部の脱湿を促進するほか、シート2の表面部及び裏面部から蒸発した水蒸気成分をエアーと共に回収する。このとき、これらの吸気能力M,Mはシート2のカール2cを矯正するように異なるものであり、吸気能力Mを吸気能力Mより適宜高く設定するようにすれば、図3(d)に示すように、例えばシート2の表裏面の脱湿経過を略均衡にすることが可能になり、シート2のカール2cを無くすように矯正することが可能になる。
本発明に係る画像形成装置によれば、加熱方式の定着装置の下流側のシート矯正装置を工夫し、シートのカールを矯正するためにシートの両面近傍から吸気する第1,第2の吸気手段を設け、シートのカール方向の内面、外面や、シートの表面温度の高低や、シートの画像保持の有無を考慮し、定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせるようにしたので、以下のような基本的効果を奏することができる。
(1) シート定着時におけるシート両面の脱湿経過の差を無くす方向にシートの脱湿経過を改善することが可能になるため、シートのカールの発生を有効に防止することができる。
(2) 吸気手段によってシートから蒸発した水蒸気成分をエアーと共に回収することができるので、シートから蒸発した水蒸気成分による結露がシート矯正装置の周辺部材に付着するという懸念はなく、結露に伴うシートの搬送不良や画像不良などの不具合を有効に防止することができる。
(3) 機械式シート矯正方式のようにシートを強制的に屈曲させることなく、シートのカールを矯正することが可能になるため、厚紙等のシートに対する走行性不良や、シートに皺を発生させたり、シート上の画像にダメージを与えたりするという機械式シート矯正方式の不具合を有効に回避することができる。
更に、本発明に係るシート矯正装置によれば、機械式シート矯正方式の不具合(厚紙等のシートに対する走行性不良やシートに対する皺や画像乱れ)を回避しながら、シートのカール矯正を簡単に実現することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図4は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態1の全体構成概略を示す説明図である。
同図において、画像形成装置は、装置筐体20内にシートに画像が形成可能な作像エンジン21を有し、この作像エンジン21の下部にシート供給トレイ22を配設すると共に、装置筐体20の側部にシート排出トレイ23を配設し、前記シート供給トレイ22から供給されるシートをシート搬送経路24を介して作像エンジン21に送り、作像エンジン21にてシート上に画像を形成した後シート排出トレイ23に排出するようにしたものである。
本実施の形態において、作像エンジン21は例えば電子写真方式を採用したものであり、静電潜像が形成可能な感光体ドラム30を有し、この感光体ドラム30の周囲には、当該感光体ドラム30を帯電する帯電装置(例えば帯電ロール)31、帯電された感光体ドラム30に静電潜像を書き込む画像書き込み装置(例えばレーザ走査装置)32、感光体ドラム30上の静電潜像をトナーにて可視像化する現像装置33、感光体ドラム30上に形成されたトナー像をシートに転写する転写装置(例えば転写ロール)34及び感光体ドラム30上の残留トナーを清掃するクリーナー35を順次配設したものである。
更に、本実施の形態では、作像エンジン21は、シート搬送経路24のうち転写装置34の下流側に定着装置40を配設し、この定着装置40にてシートに転写されたトナー像を定着するようになっている。
一方、本実施の形態において、画像形成装置は、画像読取装置51及びパーソナルコンピューター等の外部機器52と通信回線53にて接続された受信部54を有し、この受信部54を画像記録制御部55を介して画像書き込み装置32に接続し、受信部54にて受信された画像データに基づいて画像書き込み装置32を制御するようにしたものである。
ここで、画像読取装置51は画像形成装置の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
尚、シート供給トレイ22には収容シートが1枚ずつ供給可能なフィーダー25が設けられている。
また、シート搬送経路24のうち定着装置40の下流側にはシート矯正装置60が配設されており、シート搬送経路24のシート排出トレイ23の直前には排出ロール26が配設されている。
本実施の形態において、定着装置40は、図5(a)及び図6に示すように、表面が加熱される回転可能な加熱定着ロール41と、この加熱定着ロール41に圧接配置されて加熱定着ロール41と共に転動する加圧定着ロール42とを備えている。
ここで、加熱定着ロール41は、例えば機械的強度に優れ且つ熱伝導性が良好なアルミニウム等の金属製の円筒状コアと、このコアの表面に形成されたシリコーンゴム等の弾性層と、この弾性層の表面に被覆され且つシートS上の未定着トナー像Gのオフセットを防止するために設けられた離型層とを有している。そして、加熱定着ロール41は例えば円筒状コア内にハロゲンランプ等の加熱源43を備えている。尚、加熱源43としては加熱定着ロール41表面に接触する外部加熱源を別途あるいは加えて設けるようにしてもよい。
また、加圧定着ロール42としては加熱定着ロール41に圧接配置されて転写ニップ域を形成するものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば加熱定着ロール41と同様な構成(円筒状コア、弾性層、離型層)を備えたものが用いられるが、これに限らず、弾性層や離型層のないものなど広く含む。また、本実施の形態では、加圧定着ロール42には補助加熱源を設けない態様が用いられるが、必要に応じて補助加熱源を用いる態様であっても差し支えない。
尚、定着装置40としては、上述したロール対構成に限られず、定着部材の少なくとも一方に定着ベルトを用いる態様など少なくとも熱を利用した方式であれば適宜選定して差し支えない。
更に、本実施の形態において、シート矯正装置60は、図5(a)、図6及び図7に示すように、シートSの表面側近傍に第1のエアー吸引装置61が設けられ、シートSの裏面側近傍に第2のエアー吸引装置62が設けられている。尚、図5(a)、図6及び図7中、符号64〜66はシート搬送経路24を区画する搬送ガイドである。但し、図6中搬送ガイド65は省略されている。
ここで、第1のエアー吸引装置61はエアーが吸引されるエアーダクト70を有し、このエアーダクト70には、シートSに対向配置され且つシートSの搬送方向に直交する方向(シート幅方向)に延びる断面矩形状の吸引ダクト71と、この吸引ダクト71の長手方向一端に連結され且つ例えば装置筐体20の外部に開口する例えばL字状の接続ダクト74とを具備させ、前記吸引ダクト71のシート搬送経路24に面した部位をシートSの搬送ガイド壁72として兼用すると共に、この搬送ガイド壁72には長手方向に沿って吸引口73を所定間隔毎に開設する一方、前記接続ダクト74の開口付近には吸引ファン75(例えばプロペラファン等)を配設し、接続ダクト74の開口を排気口76として前記吸引口73からシートSに対しエアーを吸引するようにしたものである。尚、設定すべき吸引量によっては、吸引ファン75に代えてブロワを用いる等適宜設計変更できることは勿論である。
また、第2のエアー吸引装置62も第1のエアー吸引装置61と略同様の構成要素70〜76を有しているが、第1のエアー吸引装置61の吸引ファン75によるエアーAir1の吸引量Uは第2のエアー吸引装置62の吸引ファン75によるエアーAir2の吸引量Uより少なく設定されている。
本実施の形態では、第1、第2のエアー吸引装置61,62の各吸引ファン75によるAir1,Air2の吸引量は制御装置80にて制御される。
つまり、各エアーAir1,Air2の吸引量は、図5(b)に示すように、シートSの表面部に対する吸気能力M、シートSの裏面部に対する吸気能力Mを決定するものであり、定着装置40通過直後のシートSの表面部、裏面部の脱湿状態W,Wを考慮し、例えばこれらの脱湿状態W,Wが略均衡するように前記吸気能力M,Mを決定するものである。
更に、制御装置80は各エアーAir1,Air2の吸引量を一律に決定しても差し支えないが、シート種に応じてエアーAir1,Air2の吸引量を変化させ、前記吸引能力M,Mを可変設定するようにしても差し支えない。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動について説明する。
図4、図5(a)、図6及び図7に示すように、作像エンジン21にて感光体ドラム30上のトナー像(画像)Gが転写装置34にてシートS上に転写され、しかる後、定着装置40を通過する。
このとき、定着装置40の加熱定着ロール41の表面温度は加圧定着ロール42のそれよりも通常高く設定されているため、定着装置40の定着ニップ域では、シートSの表面部から蒸発する水蒸気成分の方がシートSの裏面部からの蒸発量よりも多くなり、もしシート矯正装置60がない場合には、シートS表裏面での脱湿経過に差が生じ、シートSには裏面側(画像非保持面側)を内面とするカールが発生することが多い。
ところが、カールが発生したシートSがシート矯正装置60を通過すると、第1のエアー吸引装置61がシートSの表面部に対し吸引ファン75によるエアーAir1を吸引する一方、第2のエアー吸引装置62がシートSの裏面部に対し吸引ファン75によるエアーAir2を吸引する。
この状態において、各エアー吸引装置61,62の吸引ファン75として容量の異なるものを使用し、第1のエアー吸引装置61の吸引ファン75による吸引量を第2のエアー吸引装置62のそれよりも小さくすることにより、第1のエアー吸引装置61によるエアーAir1の吸引量Uは第2のエアー吸引装置62によるエアーAir2の吸引量Uより少なくなり、第2のエアー吸引装置62によるシートSの裏面部からの吸気能力Mが第1のエアー吸引装置61による吸気能力Mよりも大きく設定され、シート矯正装置60によるシート矯正時には、吸気能力M,M差に応じてシートSの裏面部からの脱湿(水蒸気蒸発)がシートSの表面部からの脱湿よりも速く進行するよう促進される。尚、両エアー吸引装置61,62の吸引ファン75の容量を同じとし、各エアー吸引装置61,62の吸引口73の開口面積を異ならせることにより、両者の吸気能力M,Mを設定するようにしても差し支えない。
ここで、図5(b)に示すように、第1、第2の吸気能力M,Mを適宜選定することにより、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
更に、本実施の形態では、シートSの表面部及び裏面部から蒸発した水蒸気成分はエアーと共にエアーダクト70内に回収され、排気口76を経て外部に放出されることから、シートSから蒸発した水蒸気成分がシート矯正装置60の周辺部材(搬送ガイド64〜66、排出ロール26など)に付着して結露になり、シートSの搬送性やシートS上の画像Gに悪影響を及ぼす懸念はない。
また、本実施の形態では、図6及び図7に示すように、第2のエアー吸引装置62の吸気能力Mが第1のエアー吸引装置61の吸気能力Mより大きく設定されているため、シート矯正装置60を通過するシートSは第2のエアー吸引装置62側に吸引されることになり、シートSの裏面側(画像非保持面側)が第2のエアー吸引装置62の吸引ダクト71の搬送ガイド壁72に沿って摺動移動する。このため、シートSの表面側(画像保持面側)は第1のエアー吸引装置61の吸引ダクト71の搬送ガイド壁72からは確実に離間配置されることになり、シートSの表面部に保持された画像Gが搬送ガイド壁72に擦られることはなくなり、シートS上の画像Gが損傷することは有効に抑えられる。
尚、シート排出トレイ23でのシートSの収容性を良好に保つ上で、シートSに僅かなカールを残したいという要請下にあっては、第1、第2の吸気能力M,Mを適宜選定し、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wに僅かな差を付与するようにすればよい。
次に、図8に示す比較の形態に係る画像形成装置を示し、本実施の形態に係る画像形成装置の性能を評価する。
図8に示す比較の形態に係るシート矯正装置60’は、第1,第2のエアー吸引装置61,62に代えて第1,第2のエアー吹き付け装置101,102を備えたものである。尚、図6と同様な構成要素については図6と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
各エアー吹き付け装置101,102は、エアーが吹き出されるエアーダクト110を有し、このエアーダクト110には、シートSに対向配置され且つシートSの搬送方向に直交する方向(シート幅方向)に延びる断面矩形状の吹出ダクト111と、この吹出ダクト111の長手方向一端に連結され且つ例えば装置筐体20の外部に開口する例えばL字状の接続ダクト114とを具備させ、前記吹出ダクト111のシート搬送経路24に面した部位をシートSの搬送ガイド壁112として兼用すると共に、この搬送ガイド壁112には長手方向に沿って吹出口113を所定間隔毎に開設する一方、前記この接続ダクト74の開口付近には送風ファン115(例えばプロペラファン等)を配設し、接続ダク114の開口を吸気口116として前記吹出口113からシートSに対しエアーを吹き付けるようにしたものである。
そして、本比較の形態では、第1のエアー吹き付け装置101の送風ファン115による送風能力Jが第2のエアー吹き付け装置102の送風ファン115による送風能力Jよりも小さくなるように設定され、これらの送風能力J,JはシートSのカールを矯正するように適宜選定されている。
この比較の形態に係る画像形成装置によれば、カールが発生したシートSがシート矯正装置60’を通過すると、第1のエアー吹き付け装置101がシートSの表面部に所定の送風量のエアーAir1を吹き付ける一方、第2のエアー吹き付け装置102がシートSの裏面部に所定の送風量のエアーAir2を吹き付ける。
このとき、各エアー吹き付け装置101,102の送風能力J,J差に伴って、第2のエアー吹き付け装置102によるエアーAir2の送風量Uが第1のエアー吹き付け装置101によるエアーAir1の送風量Uより大きく設定されているとすれば、シート矯正装置60’によるシート矯正時には、シートSの裏面部からの脱湿(水蒸気蒸発)がシートの表面部からの脱湿よりも速く進行するよう脱湿が促進される。
ここで、第1、第2の送風能力J,Jを適宜選定することにより、シートSの表面部、裏面部での脱湿状態W,Wを略均衡させるようにすれば、シートSの表裏面での脱湿経過が略等しくなり、シートSのカールが有効に矯正される。
しかしながら、この比較の形態にあっては、シートSに対してエアーを吹き付ける態様であるため、シートSの表面部及び裏面部から蒸発した水蒸気成分がシート矯正装置60の周辺部材(搬送ガイド64〜66、排出ロール26など)に付着して結露120になり易く、シートSの搬送性やシートS上の画像Gに悪影響を及ぼす懸念が起こり得る。
また、本比較の形態にあっては、第2のエアー吹き付け装置102の送風能力Jが第1のエアー吹き付け装置101の送風能力Jより大きく設定されているため、シート矯正装置60’を通過するシートSは第1のエアー吹き付け装置101側に押し付けられることになり、シートSの表面側(画像保持面側)が第1のエアー吹き付け装置102の吹出ダクト111の搬送ガイド壁112に沿って摺動移動する。このため、シートSの表面部に保持された画像Gが搬送ガイド壁112に擦られる懸念があり、その分、シートS上の画像Gが損傷する虞がある。
このように、比較の形態にあっては、結露や画像の損傷という懸念があるが、本実施の形態にあっては比較の形態のような不具合を有効に解消することができ、その分、実施の形態に係る画像形成装置の性能が良好であることが理解される。
◎実施の形態2
図10は本発明に係る画像形成装置の実施の形態2の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なるシート矯正装置60を備えている。
本実施の形態に係るシート矯正装置60は、実施の形態1と異なるエアー吸引装置61,62を備えている。
つまり、本実施の形態では、エアー吸引装置61,62は、エアーダクト70として吸引ダクト71のみを有し、この吸引ダクト71の一端にシロッコファンやクロスフローファン等の吸引ファン77を配設するようにしたものである。
◎実施の形態3
図11は本発明に係る画像形成装置の実施の形態3の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1と略同様なシート矯正装置60を備えているが、実施の形態1と異なり、第1、第2のエアー吸引装置61,62による吸気能力M,Mの設定パラメータとして、各エアーAir1,Air2の吸引量U,Uに代えて風速v,vを用いるようにしたものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。また、実施の形態2以降の実施の形態については制御装置の図示を省略している。
本実施の形態では、第1、第2のエアー吸引装置61,62の各吸引ファン75の駆動電圧を調整することにより、第1のエアー吸引装置61の吸引ファン75によるエアーAir1の風速vは第2のエアー吸引装置62の吸引ファン75によるエアーAir2の風速vより小さく設定され、これによって、第1、第2のエアー吸引装置61,62による吸気能力M,Mが決定されている。
つまり、本実施の形態では、第2のエアー吸引装置62の吸気ファン75によるエアーAir2の風速vが第1のエアー吸引装置61のそれよりも速く設定され、これに伴って、吸気能力Mが吸気能力Mよりも大きく設定されている。
◎実施の形態4
図12(a)は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置の実施の形態4の要部を示す。
同図において、画像形成装置は、実施の形態1〜3と異なるシート矯正装置60を備えている。
本実施の形態において、シート矯正装置60は、シートSの裏面部近傍から吸気するエアー吸引装置63のみを備えている。
このエアー吸引装置63の基本構成は実施の形態1の各エアー吸引装置61,62と略同様に構成されており、エアーダクト70のシートSに対向した吸引ダクト71に吸引口(図示せず)を開設し、このエアーダクト70の他端開口を排気口76としてこの排気口76の近傍に吸引ファン75を設けるようにしたものである。
本実施の形態では、エアー吸引装置63の吸引ファン75によるAirの吸引量(吸気能力M)は制御装置80にて制御される。
この吸引ファン75による吸気能力Mは、図12(b)に示すように、シート矯正装置60をシートSが通過した際に、定着装置40通過直後のシートSの表面部、裏面部の脱湿状態W,Wを考慮し、例えばこれらの脱湿状態W,Wが略均衡するように前記吸気能力Mを決定するものである。
尚、本実施の形態において、シート矯正装置60としては実施の形態2,3で用いたモデルを用いるようにしてもよいことは勿論である。
(a)は本発明に関連する関連発明に係る画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の概要を示す説明図、(b)は本発明係る画像形成装置及びこれに用いられるシート矯正装置の概要を示す説明図である。 (a)〜(d)並びに(c’)(d’)は図1(a)に示す片面吸気方式に係る画像形成装置の各部におけるシートの状態並びにシート矯正装置が無い場合のシートの状態を模式的に示す説明図である。 (a)〜(d)並びに(c’)(d’)は図1(b)に示す両面吸気方式に係る画像形成装置の各部におけるシートの状態並びにシート矯正装置が無い場合のシートの状態を模式的に示す説明図である。 本発明が適用される画像形成装置の実施の形態1の全体構成概略を示す説明図である。 (a)は本実施の形態に係る画像形成装置で用いられる定着装置周辺部を示す説明図、(b)は(a)中B部詳細図である。 本実施の形態における定着装置周辺部の詳細を示す説明図である。 図6中VII−VII線に相当する断面説明図である。 比較の形態に係るシート矯正装置の要部を示す説明図である。 図8中IX−IX線に相当する断面説明図である。 実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態3に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 実施の形態4に係る画像形成装置の要部を示す説明図である。 従来における画像形成装置の一例を示す説明図である。 従来における画像形成装置の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1…定着装置,1a…加熱定着部材,1b…対向定着部材,2…シート,2c…カール,3…シート矯正装置,4…吸気手段,5…第1の吸気手段,6…第2の吸気手段,7…吸気制御手段,G…画像,M,M…吸気能力

Claims (7)

  1. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置によって生成されるシートのカール方向の内面側からの吸気能力を、その外面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置から排出されたシートの低温度面側からの吸気能力を、その高温度面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置と、この定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置とを備えた画像形成装置であって、
    前記シート矯正装置は、定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置から排出されたシートの反画像保持面側からの吸気能力を、その画像保持面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記吸気手段の吸気能力はシート種に応じて制御可能な吸気制御手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置によって生成されるシートのカール方向の内面側からの吸気能力を、その外面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
  6. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置から排出されたシートの低温度面側からの吸気能力を、その高温度面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
  7. 少なくとも熱を利用してシートに画像を定着する定着装置のシート搬送方向下流側に設けられてシートのカールを矯正するシート矯正装置であって、
    定着装置にて定着されたシートの一方の面近傍から吸気する第1の吸気手段と、
    定着装置にて定着されたシートの他方の面近傍から吸気する第2の吸気手段とを有し、
    定着装置により生成されるシートのカールを矯正するように第1、第2の吸気手段による吸気能力を異ならせると共に、各吸気手段は、定着装置から排出されたシートの反画像保持面側からの吸気能力を、その画像保持面側からの吸気能力よりも高くなるように設定されることを特徴とするシート矯正装置。
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