JP2018097211A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018097211A
JP2018097211A JP2016242685A JP2016242685A JP2018097211A JP 2018097211 A JP2018097211 A JP 2018097211A JP 2016242685 A JP2016242685 A JP 2016242685A JP 2016242685 A JP2016242685 A JP 2016242685A JP 2018097211 A JP2018097211 A JP 2018097211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer belt
image forming
roller
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016242685A
Other languages
English (en)
Inventor
水野 享一
Kyoichi Mizuno
享一 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016242685A priority Critical patent/JP2018097211A/ja
Publication of JP2018097211A publication Critical patent/JP2018097211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】中間転写ベルトを押圧するローラーによる中間転写ベルトの熱劣化や擦れ等を防止することで、中間転写ベルトの長寿命化を図る。【解決手段】画像形成装置は、中間転写ベルト26を張架する折り返しローラー40Aを備える。折り返しローラー40Aを構成するローラー42,44は、中間転写ベルト26の外面側であってかつ中間転写ベルト26の幅方向D3の両端部に設けられた非画像形成領域に当接して配置され、中間転写ベルト26を内側に押圧する。中間転写ベルト26の折り返しローラー40Aとは反対側の面には、ガイド部材70が設けられる。ガイド部材70は、折り返しローラー40Aの外径形状に沿うように同曲率で湾曲し、中間転写ベルト26を支持する。これにより、中間転写ベルト26の熱劣化等を防止できると共に、中間転写ベルト26の中央部等でのたるみを防止できる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来から、電子写真方式を採用したプリンタや複写機等の画像形成装置が広く利用されている。画像形成装置では、一般に、印刷ジョブに基づいて感光体ドラムに担持させた潜像を現像装置によりトナー像に現像し、現像したトナー像を中間転写ベルトを介して用紙に転写し、その後、トナー像を定着装置により用紙に定着させる、という一連のプロセスを通じて画像形成処理を行っている。
ここで、中間転写ベルトは、複数のローラーに架け渡されて支持され、これらのローラーの回転により所定方向に走行するように構成されている。複数のローラーの一つには、装置内部のレイアウトの自由度の向上を目的として折り返しローラーが用いられている。折り返しローラーは、中間転写ベルトを外側から押圧し、中間転写ベルトの走行経路を折り曲げるものである。
例えば、特許文献1には、テンションローラー(折り返しローラーに相当)によって中間転写ベルトをその像形成面側から屈曲させ、搬送経路を変える画像形成装置が記載されている。また、特許文献2には、複数の支持部材によって張架され、周方向に走行する無端状のベルトと、ベルトの外周面に対して接離可能に設けられた外側押圧部材(折り返しローラーに相当)を含むカール癖矯正手段とを備えた画像形成装置が記載されている。
特開2006−343773号公報 特開2011−123167号公報
しかしながら、上記特許文献1等に記載される従来の画像形成装置では、以下のような問題がある。折り返しローラーは、アルミニウム等の金属材料から構成される一方で、熱源である定着装置の近傍に配置される場合が多い。そのため、折り返しローラーには、定着装置から排出される熱が蓄積され易く、その熱が接触している中間転写ベルトに伝わり易い。その結果、中間転写ベルトが熱劣化したり、中間転写ベルト上の残トナーが固着してしまうという問題があった。
また、折り返しローラーは、中間転写ベルトの外面側の画像形成領域に接触するので、折り返しローラーと中間転写ベルトとの間で擦れが生じたり、固着したトナー等の異物が挟み込まれたりすることで、中間転写ベルトが損傷してしまうという問題もあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、中間転写ベルトを押圧するローラーによる中間転写ベルトの熱劣化や擦れ等を防止することで、中間転写ベルトの長寿命化を図ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部により画像形成領域に形成されたトナー像を担持する無端状の中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを外面側から押圧するローラーと、を備え、前記ローラーは、前記中間転写ベルトの走行方向に直交する幅方向の両端部に設けられる非画像形成領域にて前記中間転写ベルトを押圧するものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記中間転写ベルトの内面であってかつ前記ローラーとは反対側の位置に設けられ、前記中間転写ベルトを支持するガイド部材を備えることができる。
前記ガイド部材における前記中間転写ベルトとの接触面には、摺動部材を設けることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記中間転写ベルトの内側に設けられ、当該中間転写ベルトをエアにより吸引する吸引機構を備え、前記ガイド部材に前記吸引機構のエアが通る吸引用の孔を設けることができる。
前記吸引機構は、前記中間転写ベルトの幅方向の端部を外側に向けて吸引することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記中間転写ベルトの外側に設けられ、前記ローラーにエアを吹き付けることで前記中間転写ベルトを前記ガイド部材に押圧する送風機構を備えることができる。
前記送風機構は、前記中間転写ベルトの幅方向の端部に、当該端部よりも幅方向の内側からエアを吹き付けることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記ローラーの周辺部に設けられ、前記トナー像を用紙に定着させる定着装置を備え、前記送風機構は、前記中間転写ベルトと前記定着装置との間に形成される空間部に沿うようにエアを流すことができる。
前記ローラーは、回転軸の軸方向の外側にいくほど径が小さくなるように構成することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記中間転写ベルトの内側に設けられ、当該中間転写ベルトを前記ローラー側に押圧する押圧ローラーを備えることができる。
本発明によれば、ローラーを中間転写ベルトの非画像形成領域に設けているので、ローラーが熱源からの熱の影響を受けたとしても、中間転写ベルトの画像形成領域での熱劣化やトナー固着を防止することができる。また、中間転写ベルトの画像形成領域での摺れや異物による中間転写ベルトの損傷を防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 中間転写ベルトおよびこれを張架する各ローラーの構成例を示す図である。 ベルトのたるみ防止機構の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るベルトのたるみ防止機構の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るベルトのたるみ防止機構の構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置100の構成例]
図1は、本発明に係る電子写真方式を用いた画像形成装置100の構成の一例を示している。図2は、中間転写ベルト26およびこれを張架する折り返しローラー40A等の構成の一例を示している。
図1および図2に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、画像形成部10Y,10M,10C,10K、中間転写ベルト26、ステアリングローラー32、二次転写ローラー36、折り返しローラー40A、定着装置60および給紙トレイ50を備えている。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、電子写真方式を採用するものであり、中間転写ベルト26の延在方向に沿って配置されている。なお、画像形成部10Y,10M,10C,10Kについては、使用するトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックで異なる以外は実質的に同一の構成である。そのため、以下では、代表して画像形成部10Yの構成についてのみ説明し、その他の画像形成部10M,10C,10Kについては簡略化して説明する。
画像形成部10Yは、感光体ドラム12Yと、帯電部14Yと、露光部(光書込み部)16Yと、現像部18Yと、クリーニング部20Yと、一次転写ローラー22Yとを有している。帯電部14Yは、感光体ドラム12Yの表面をほぼ一様に帯電する。露光部16Yは、例えばLEDアレイおよび結像レンズを有するLPH(LED Print Head)や、ポリゴンミラー方式のレーザー露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム12Y上をレーザー光により走査して静電潜像を形成する。現像部18Yは、感光体ドラム12Y上に形成された静電潜像をトナーにより現像して可視画像であるトナー像を形成する。クリーニング部20Yは、感光体ドラム12Yの表面にブレードを摺動させることで、感光体ドラム12Y上に残留したトナーを回収する。一次転写ローラー22Yは、感光体ドラム12Yの表面に担持されたY色のトナー像を中間転写ベルト26上の画像形成領域に一次転写する。
画像形成部10Mは、感光体ドラム12Mと、帯電部14Mと、露光部16Mと、現像部18Mと、クリーニング部20Mと、一次転写ローラー22Mとを有している。画像形成部10Mでは、露光部16Mや現像部18M等により感光体ドラム12Mの表面にM色のトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写ベルト26上の画像形成領域に一次転写する。
画像形成部10Cは、感光体ドラム12Cと、帯電部14Cと、露光部16Cと、現像部18Cと、クリーニング部20Cと、一次転写ローラー22Cとを有している。画像形成部10Cでは、露光部16Cや現像部18C等により感光体ドラム12Cの表面にC色のトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写ベルト26上の画像形成領域に一次転写する。
画像形成部10Kは、感光体ドラム12Kと、帯電部14Kと、露光部16Kと、現像部18Kと、クリーニング部20Kと、一次転写ローラー22Kとを有している。画像形成部10Kでは、露光部16Kや現像部18K等により感光体ドラム12Kの表面にK色のトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写ベルト26上の画像形成領域に一次転写する。
中間転写ベルト26は、例えばポリイミド系樹脂からなり、無端状のベルトにより構成されている。中間転写ベルト26は、一次転写ローラー22Y,22M,22C,22K、テンションローラー30、ステアリングローラー32、駆動ローラー34、二次転写対向ローラー38および折り返しローラー40A等によって張架され、矢印で示す走行方向D2に沿って回転する。中間転写ベルト26上の画像形成領域には、画像形成部10Y,10M,10C,10Kで形成された各色のトナー像が重ね合わされて転写される。
ステアリングローラー32は、例えば金属材料からなる細長の円柱体により構成されている。ステアリングローラー32の一端部は第1の軸受け部に回転可能に取り付けられ、他端部は移動可能に設けられた第2の軸受け部に回転可能に取り付けられている。ステアリングローラー32では、第2の軸受け部が移動し、第1の軸受部側を支点として傾動することで、中間転写ベルト26の蛇行を補正する。
駆動ローラー34は、図示しない駆動モータに接続され、この駆動モータの駆動に基づいて回転駆動し、中間転写ベルト26を矢印で示す走行方向D2に走行(回転)させる。なお、駆動モータの動作は、図示しない制御部によって制御される。なお、折り返しローラー40Aについては後述する。
給紙トレイ50は、A3サイズやA4サイズ等の複数枚の用紙Pを収容する。ジョブの開始に伴い、ピックアップローラー52により給紙トレイ50から1枚ずつ用紙Pが取り出され、取り出された用紙Pが搬送ローラー54,56等によりレジストローラー58に搬送される。レジストローラー58は、搬送される用紙Pの先端部の突き当てによりループを形成して用紙Pの用紙搬送方向D1に対する曲りを補正し、所定のタイミングで二次転写ローラー36に搬送する。
二次転写ローラー36は、二次転写対向ローラー38によって内面を支持された中間転写ベルト26に当接することで二次転写部を形成し、レジストローラー58により搬送される用紙Pの表面側に中間転写ベルト26上に重ねて合わせて形成されたトナー像を転写する。
定着装置60は、加圧ローラーと加熱ローラーとを有している。定着装置60は、二次転写ローラー36でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を施すことでトナー像を用紙Pに定着させる。定着装置60で定着処理が行われた用紙Pは、排紙ローラー64により図示しない排紙トレイ上に排出される。
なお、図1では、用紙Pの裏面に画像を形成する場合に用いる表裏反転経路については、公知の技術を採用することができるため、便宜上省略している。また、給紙トレイ50の数は1つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させても良い。
[折り返しローラー40A等の構成例]
図3は、折り返しローラー40Aおよびその周辺部に配置されるガイド部材70、吸引機構200および送風機構300の構成の一例を示している。
図2および図3に示すように、折り返しローラー40Aは、2個のローラー42,44により構成されている。2個のローラー42,44は、回転軸46に所定の間隔をあけて取り付けられ、中間転写ベルト26の走行に伴って従動回転する(駆動回転させても良い)。回転軸46は、図示しない支持部材に回転可能によって支持されている。ローラー42,44のそれぞれは、中間転写ベルト26の外面側であってかつ中間転写ベルト26の幅方向D3の両端部に設けられた非画像形成領域に当接して配置され、中間転写ベルト26を内側に押圧している。
また、折り返しローラー40Aは、図1および図2に示したように、ステアリングローラー32と二次転写対向ローラー38との間であって、ステアリングローラー32および二次転写対向ローラー38を結ぶ仮想線よりも内側の位置に配置されている。つまり、折り返しローラー40Aは、中間転写ベルト26を外側から内側に押圧することで中間転写ベルト26の走行経路を装置中央側に向けて折り曲げる。これにより、画像形成装置100内の空間を有効に活用することができ、定着装置60をより内側に配置することができるので、画像形成装置100全体の小型化を図ることができる。
[ガイド部材70の構成例]
ガイド部材70は、折り返しローラー40Aにより端部のみが支持される中間転写ベルト26の中央部等でのたるみを防止するための部材である。このガイド部材70は、図1に示すように、折り返しローラー40Aの外径形状に沿うように同曲率で湾曲しており、中間転写ベルト26の折り返しローラー40Aとは反対側の面(内面)に当接して設けられている。ガイド部材70の幅方向D5の長さは、中間転写ベルト26の幅方向D3の画像形成領域(非画像形成領域を除いた領域)の幅と略同一に構成される。なお、ガイド部材70の幅方向の長さは、上記長さに限定されることはなく、中間転写ベルト26を支持できるような長さであれば良い。ガイド部材70の中間転写ベルト26に接触する面(外面)には、中間転写ベルト26との摩擦抵抗を小さくするために、摺動部材の一例として、PTFEシートを張り付けたり、摩擦係数の低い材料をコーティングしたりすることができる。
ガイド部材70の幅方向D5の中央部および両端部のそれぞれに対応した位置には、図3に示すように、ガイド部材70を厚み方向に貫通する吸引用孔70a,70b,70cがそれぞれ形成されている。吸引用孔70a,70b,70cは、後述する吸引ファンのエアが通過するための孔である。なお、吸引用孔70a,70b,70cは、3個に限定されることはない。
吸引機構200は、吸引ファン210,212,214と、ダクト220,222,224とを備えている。吸引ファン210は、ガイド部材70の吸引用孔70a等を介して中間転写ベルト26を吸引するためのものであり、中間転写ベルト26の内側に設置されている。吸引ファン210は、図示しない駆動モータに接続され、駆動モータの駆動により回転することで吸引用のエアを生成する。
ダクト220は、吸引ファン210とガイド部材70の吸引用孔70aとの間に配設されている。ダクト220の一端部は吸引用孔70aに連通し、ダクト220の他端部は吸引ファン210に接続されている。また、ダクト220は、中間転写ベルト26をたるみなく吸引するために、吸引用孔70aから吸引ファン210に向かって中央部のダクト222から離れる方向(外側)に傾斜して設置される。これにより、中間転写ベルト26の幅方向D3の端部を外側に向けて吸引することで、中間転写ベルト26を外側に引っ張ることができる。その結果、中間転写ベルト26のたるみを効果的に防止できる。
吸引ファン212は、中間転写ベルト26を吸引するためのものであり、中間転写ベルト26の内側に設置されている。吸引ファン212は、図示しない駆動モータに接続され、駆動モータの駆動により回転することで吸引用のエアを生成する。
ダクト222は、吸引ファン212とガイド部材70の吸引孔70bとの間に配設されている。ダクト222の一端部は吸引孔70bに連通し、ダクト222の他端部は吸引ファン212に接続されている。ダクト222は、吸引孔70bから吸引ファン212に向かって、中間転写ベルト26の内面から垂直方向(法線方向)に延在している。
吸引ファン214は、中間転写ベルト26を吸引するためのものであり、中間転写ベルト26の内側に設置されている。吸引ファン214は、図示しない駆動モータに接続され、駆動モータの駆動により回転することで吸引用のエアを生成する。
ダクト224は、吸引ファン214とガイド部材70の吸引孔70cとの間に配設されている。ダクト224の一端部は吸引孔70cに連通し、ダクト224の他端部は吸引ファン214に接続されている。ダクト224は、中間転写ベルト26をたるみなく吸引するために、吸引孔70cから吸引ファン214に向かって、中央部のダクト222から離れる方向(外側)に傾斜して設置される。これにより、中間転写ベルト26の幅方向D3の端部を外側に向けて吸引することで、中間転写ベルト26を外側に引っ張ることができる。その結果、中間転写ベルト26のたるみを効果的に防止できる。
送風機構300は、送風ファン310と、ダクト320,322,324とを備えている。送風ファン310は、中間転写ベルト26にエアを吹き付けることで中間転写ベルト26のたるみを防止するためのものであり、中間転写ベルト26の外側であって折り返しローラー40Aの下方側に設置されている。送風ファン310は、図示しない駆動モータに接続され、駆動モータの駆動により回転してエアを矢印方向(図参照)の中間転写ベルト26に吹き付ける。
3本のダクト320,322,324の一端部のそれぞれは、送風ファン310に接続されている。ダクト320,322,324の他端部の各開口は、中間転写ベルト26側に向いている。中央部のダクト322は、送風ファン310から中間転写ベルト26の外面に対して垂直方向に延在している。両端部のダクト320,324のそれぞれは、中間転写ベルト26のたるみを防止するために、送風ファン310から中間転写ベルト26に向かって中央部のダクト322から離れる方向(外側)に傾斜して設置される。なお、ダクト320,322,324毎に送風ファンを設けるようにしても良い。これにより、中間転写ベルト26の幅方向D3の端部よりも内側からエアを吹き付けることができる。その結果、中間転写ベルト26を外側に伸ばすことができ、中間転写ベルト26のたるみを効果的に防止できる。
[エアーカーテンについて]
定着装置60と中間転写ベルト26との間には、図1に示すように、仕切り部材62が設けられている。仕切り部材62は、定着装置60を構成する加熱ローラーおよび定着ベルトを囲むように略逆L字形状に配置されている。このように仕切り部材62を設置した場合でも、定着装置60からの排熱は、仕切り部材62を介して折り返しローラー40Aや中間転写ベルト26に影響を与える。
本実施の形態では、送風ファン310から吹き出されたエアは、ダクト320,322,324や、中間転写ベルト26と鉛直方向に延びる仕切り部材62との間に形成される空間部S1に沿って流れ、折り返しローラー40Aに当たる。折り返しローラー40Aに当たったエアの一部は、そのローラー表面で跳ね返り、中間転写ベルト26と水平方向に延びる仕切り部材62との間に形成される空間部S2に沿って流れる。なお、空間部S2のエアの下流側に吸引ファンを設け、エアが空間部S1、S2内で効率的に流れるようにしても良い。
このように、第1の実施の形態によれば、折り返しローラー40Aを中間転写ベルト26の非画像形成領域に設けているので、折り返しローラー40Aが中間転写ベルト26の画像形成領域に直接的に接触することはない。これにより、折り返しローラー40Aが定着装置60等の熱源からの熱の影響を受けたとしても、中間転写ベルト26の画像形成領域での熱劣化やトナー固着を防止することができる。また、第1の実施の形態によれば、折り返しローラー40Aによる中間転写ベルト26の画像形成領域での摺れや異物による中間転写ベルト26の損傷を防止できる。これらにより、中間転写ベルト26の長寿命化を図ることができる。
また、第1の実施の形態によれば、吸引ファン210等により中間転写ベルト26の内面をエアで吸引したり、送風ファン310により中間転写ベルト26にエアを吹き付けてガイド部材70側に押圧するので、中間転写ベルト26の幅方向D3の中央部でのたるみを防止することができる。これにより、中間転写ベルト26のしわの発生を抑制することができ、画像不良等の発生を防止することができる。
また、第1の実施の形態によれば、空間部S1,S2には、エアによるカーテン(遮断部)が形成されるので、定着装置60から排出される熱をカーテンにより遮断することができる。その結果、定着装置60から排出される熱が折り返しローラー40や中間転写ベルト26に伝わることを防止でき、中間転写ベルト26の熱劣化等を防止することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、中間転写ベルト26の保持力を向上させるために押圧ローラー92を設けている点において上記第1の実施の形態と相違している。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態に係る折り返しローラー40Aおよび押圧ローラー92の構成の一例を示している。図4に示すように、画像形成装置100は、上述した折り返しローラー40A等の構成に加えて、押圧ローラー92を備えている。
押圧ローラー92は、2個のローラー94,96により構成されている。2個のローラー94,96は、回転軸98に所定の間隔をあけて取り付けられ、中間転写ベルト26の走行に伴って従動回転する。回転軸98は、図示しない支持部材によって回転可能に支持されている。ローラー94,96のそれぞれは、中間転写ベルト26の内面側であって、中間転写ベルト26の幅方向D3の両端部に設けられた非画像形成領域に対応した位置に配置され、中間転写ベルト26を折り返しローラー40A側に押圧している。なお、押圧ローラー92については、中間転写ベルト26の幅方向D3と略同一の長さを有するローラーで構成しても良い。
このように、第2の実施の形態によれば、折り返しローラー40Aと押圧ローラー92とによって中間転写ベルト26をニップするので、中間転写ベルト26の保持力を向上させることができる。これにより、中間転写ベルト26の幅方向D3の中央部や全体でのたるみを抑制することができ、中間転写ベルト26でのしわの発生を防止できる。つまり、折り返しローラー40Aのみの場合よりも、中間転写ベルト26のしわの発生を効果的に防止できる。その結果、画像不良の発生を確実に回避することができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、中間転写ベルト26のたるみ防止機能を折り返しローラー40Bに付加している点において上記第1の実施の形態と相違している。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図5は、第3の実施の形態に係る折り返しローラー40Bの構成の一例を示している。図2および図5等に示すように、折り返しローラー40Bは、2個のローラー42,44により構成されている。ローラー42,44のそれぞれは、中間転写ベルト26の外面側であってかつ中間転写ベルト26の幅方向D3の両端部に設けられた非画像形成領域に配置され、中間転写ベルト26を内面側に押圧している。2個のローラー42,44のそれぞれは、軸方向D4の外側に向かうほどローラー径が徐々に小さくなる、例えば円錐台形状で構成されている。これにより、ローラー42,44の周面は、軸方向D4の中央側から外側に向かって傾斜する傾斜面42a,44aで構成される。
このように、第3の実施の形態によれば、折り返しローラー40Bの各ローラー42,44に傾斜面42a,44aを設けることにより、中間転写ベルト26に対して幅方向D3の外側に向く力を作用させることができる。つまり、中間転写ベルト26に対して幅方向D3の外側に引っ張る力を付与することができる。その結果、中間転写ベルト26の幅方向D3の中央部でのたるみを抑制することができ、中間転写ベルト26でのしわの発生を防止することができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
26 中間転写ベルト
40A,40B 折り返しローラー
42,44 ローラー
60 定着装置
70 ガイド部材
70a,70b,70c 吸引用孔
92 押圧ローラー
94,96 ローラー
100 画像形成装置
200 吸引機構
300 送風機構
S1,S2 空間部

Claims (10)

  1. トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像形成領域に形成されたトナー像を担持する無端状の中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを外面側から押圧するローラーと、を備え、
    前記ローラーは、前記中間転写ベルトの走行方向に直交する幅方向の両端部に設けられる非画像形成領域にて前記中間転写ベルトを押圧する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中間転写ベルトの内面であってかつ前記ローラーとは反対側の位置に設けられ、前記中間転写ベルトを支持するガイド部材を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材における前記中間転写ベルトとの接触面には、摺動部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写ベルトの内側に設けられ、当該中間転写ベルトをエアにより吸引する吸引機構を備え、
    前記ガイド部材には、前記吸引機構のエアが通る吸引用の孔が設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記吸引機構は、前記中間転写ベルトの幅方向の端部を外側に向けて吸引する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写ベルトの外側に設けられ、前記ローラーにエアを吹き付けることで前記中間転写ベルトを前記ガイド部材に押圧する送風機構を備える
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記送風機構は、前記中間転写ベルトの幅方向の端部に、当該端部よりも幅方向の内側からエアを吹き付ける
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ローラーの周辺部に設けられ、前記トナー像を用紙に定着させる定着装置を備え、
    前記送風機構は、前記中間転写ベルトと前記定着装置との間に形成される空間部に沿うようにエアを流す
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記ローラーは、回転軸の軸方向の外側にいくほど径が小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写ベルトの内側に設けられ、当該中間転写ベルトを前記ローラー側に押圧する押圧ローラーを備える
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の画像形成装置。
JP2016242685A 2016-12-14 2016-12-14 画像形成装置 Pending JP2018097211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242685A JP2018097211A (ja) 2016-12-14 2016-12-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242685A JP2018097211A (ja) 2016-12-14 2016-12-14 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018097211A true JP2018097211A (ja) 2018-06-21

Family

ID=62633461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242685A Pending JP2018097211A (ja) 2016-12-14 2016-12-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018097211A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200201208A1 (en) * 2018-12-19 2020-06-25 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method of replacing image process units in an image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200201208A1 (en) * 2018-12-19 2020-06-25 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and method of replacing image process units in an image forming apparatus
US10775717B2 (en) * 2018-12-19 2020-09-15 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a support below a transfer belt and a lever for raising the support, and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7433625B2 (en) Image heating apparatus
JP2012063401A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2009198562A (ja) 画像形成装置
JP2009196803A (ja) 用紙搬送装置
JP4946392B2 (ja) 画像形成装置
US8600286B2 (en) Curling mechanism and image forming apparatus
CN107797414B (zh) 图像形成设备
JP5674177B2 (ja) 定着装置
JP2018097211A (ja) 画像形成装置
JP6493129B2 (ja) 画像形成装置
JP4479667B2 (ja) シート搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2017111162A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2021021884A (ja) 画像形成装置
JP2010156771A (ja) 画像形成装置
JP2012131610A (ja) 用紙先端検知方法
JP2007086591A (ja) 画像形成装置
US20110280634A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP6256233B2 (ja) 用紙搬送装置、画像形成装置及び画像形成システム
JP5838670B2 (ja) 画像形成装置
JP2012155186A (ja) 画像形成装置
JP5349558B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2009166944A (ja) カール抑制装置・画像形成装置
JP7243277B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2016024307A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2016128886A (ja) 画像形成装置